JPH066076U - 車両用パワーシート - Google Patents

車両用パワーシート

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JPH066076U
JPH066076U JP5180892U JP5180892U JPH066076U JP H066076 U JPH066076 U JP H066076U JP 5180892 U JP5180892 U JP 5180892U JP 5180892 U JP5180892 U JP 5180892U JP H066076 U JPH066076 U JP H066076U
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JP
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seat cushion
clutch
seat
drive unit
power seat
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正三 村石
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Tachi S Co Ltd
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Tachi S Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、車両用パワーシートに関し、特
に、シートクッションの座り心地を良好にすることを特
徴とする。 【構成】 本考案による車両用パワーシートは、シート
クッションの前後を上下させ及び/又はシートクッショ
ンを前後にスライドさせるパワーシート駆動装置と、こ
のパワーシート駆動装置を駆動させる出力モータとを備
えた車両用パワーシートにおいて、前記シートクッショ
ンの底部に枠体を配置し、この枠体の周縁部に、前記パ
ワーシート駆動装置及び前記出力モータを設けた構成で
ある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両用パワーシートに関し、特に、シートクッションの座り心地を 良好にするための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用パワーシートとしては、実公平3−45860号に開示されたも のがあり(図3参照)、符合1,1Aで示すものは、シートクッション(図示せ ず)を前後させるためのスライドレールである。このスライドレール1,1Aの アッパーレール4,4Aにはブラケット70a,70b,71a,71bが突設 され、各ブラケット70a,70b,71a,71bには、前方の左右一対の揺 動アーム72a,72b及び後方の左右一対の揺動アーム73a,73bを介し て、シートクッションが支持されている。また、揺動アーム72a,72bは、 連結ロッド74の回動により上下方向に揺動して、シートクッションの前端を上 下動させ、揺動アーム73a,73bは、連結ロッド75の回動により上下方向 に揺動して、シートクッションの後端を上下動させることができる。
【0003】 前記連結ロッド74は、第1リンク部76を介して、前端リフター駆動部8に より回動自在をなし、前記連結ロッド75は、第2リンク部77を介して後端リ フター駆動部9により回動自在をなしている。この前端リフター駆動部8は、出 力モータ80に接続されたワンウェイクラッチ78と、このワンウェイクラッチ 78からの出力を第1リンク部76に伝達するためのギアボックス79とからな り、前記後端リフター駆動部9は、出力モータ80に接続されたワンウェイクラ ッチ81と、このワンウェイクラッチ81からの出力を第2リンク部77に伝達 するためのギアボックス82とからなっている。
【0004】 また、出力モータ80は、同軸的な一対の出力軸80a,80bを備え、前記 ワンウェイクラッチ78,81にそれぞれ接続されている。更に、前端リフター 駆動部8と後端リフター駆動部9とは、出力モータ80に近接して配置されると 共に、シートクッションの底部のほぼ中央に配置した出力モータ80を挟んで一 直線上に配置されている。従って、1個の出力モータ80の正逆転により、前端 リフター駆動部8及び後端リフター駆動部9を交互に駆動させることができ、パ ワーシート駆動装置の軽量化及び構造の単純化を図っている。
【0005】 また、特開昭64−30850にも、シートクッションの底部のほぼ中央に位 置した出力モータ及びクラッチボックスによって、シートクッションを前後を上 下させる構造の車両用パワーシートが開示されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
従来の車両用パワーシートは、以上のように構成されていたため、次のような 課題が存在していた。 すなわち、従来の車両用パワーシートの駆動源をなす出力モータや、この出力 モータに連結されて、シートクッションの前後を上下させるパワーシート駆動装 置(この装置は前端リフター駆動部と後端リフター駆動部とからなる)は、いず れもシートクッションの底部のほぼ中央に配置されている。従って、シートクッ ションに着座した場合に最も荷重がかかる部分の下方に、出力モータやパワーシ ート駆動装置が配置されることになり、その結果、例えば、走行中において車両 が急激にバウンドし、シートクッションの中央に多大な荷重がかかった際、シー トクッションの底部が出力モータやパワーシート駆動装置に当たることがあり、 シートクッションの座り心地が悪くなるばかりか、このことが出力モータやパワ ーシート駆動装置の故障の原因になっていた。
【0007】 本考案は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、シート クッションの座り心地を良好にした車両用パワーシートを提供することを目的と する。
【0008】
【課題を解決するための手段】 本考案による車両用パワーシートは、シートクッションの前後を上下させ及び /又はシートクッションを前後にスライドさせるパワーシート駆動装置と、この パワーシート駆動装置を駆動させる出力モータとを備えた車両用パワーシートに おいて、 前記シートクッションの底部に枠体を配置し、この枠体の周縁部に、前記パワ ーシート駆動装置及び前記出力モータを設けた構成である。
【0009】 さらに詳細には、前記パワーシート駆動装置を、前記出力モータの回転出力に より、第1クラッチを介して前記シートクッションの前端を上下させる前端リフ ター駆動部と、前記出力モータの回転出力により、第2クラッチを介して前記シ ートクッションの後端を上下させる後端リフター駆動部と、前記出力モータの回 転出力により、第3クラッチを介して前記シートクッションを前後させるスライ ド駆動部とから構成し、前記前端リフター駆動部を前記枠体の第1側板に固定し 、前記後端リフター駆動部を前記枠体の第2側板に固定し、前記スライド駆動部 を、前記枠体の第3側板に固定した構成である。
【0010】 さらに詳細には、前記第1クラッチと前記出力モータとを、第1フレキシブル ワイヤを介して連結し、前記第2クラッチと前記出力モータとを、第2フレキシ ブルワイヤを介して連結し、前記第3クラッチと前記出力モータとを、第3フレ キシブルワイヤを介して連結した構成である。
【0011】
【作用】
本考案による車両用パワーシートにおいては、シートクッションの底部に配置 した枠体の周縁部に、パワーシート駆動装置及び出力モータを配置することで、 枠体の中央部を開放することができ、その結果、走行中において車両が急激にバ ウンドした場合でも、シートクッションの底部が出力モータやパワーシート駆動 装置に当たることがなく、シートクッションの座り心地を良好にすることができ る。
【0012】
【実施例】
以下、図面と共に本考案による車両用パワーシートの好適な実施例について詳 細に説明する。 なお、従来例と同一又は同等部分については、同一符号を用いて説明する。
【0013】 図1において、符号20で示すものはシートクッションSCの底部に配置され るパワー駆動ユニットであり、このパワー駆動ユニット20は、枠体の一部をな す一対の平行な第1,第2側板21,22と、第1側板と第2側板22との間で 懸架され且つ枠体の一部をなす第3側板25としての連結部材とを有すると共に 、前記枠体の内側の周縁部に、シートクッションSCの前後を上下させ及びシー トクッションSCを前後にスライドさせるパワーシート駆動装置23を備えてい る。このパワーシート駆動装置23は、シートクッションSCの前端Aを上下さ せる前端リフター駆動部8と、シートクッションSCの後端Bを上下させる後端 リフター駆動部9と、シートクッションSCを前後させるスライド駆動部3とか らなっている。更に、前記パワー駆動ユニット20のほぼ中央には、パワーシー ト駆動装置23を駆動させるための出力モータ24が設けられている。
【0014】 この出力モータ24は、第3側板としての連結部材25の略中央に配置されて いると共に、出力モータ24からの出力の方向をぼぼ垂直方向に変換するギアボ ックス26に連結されている。このギアボックス26は、前記連結部材25の底 面に固定されていると共に、内部に複数の傘歯車27〜32が配置されている( 図2参照)。
【0015】 前記一対の傘歯車27,28は、出力モータ24の出力軸33に設けられ、傘 歯車29は、傘歯車27に噛合されると共に、前端リフター駆動部8の第1出力 軸29Aを有し、そして、傘歯車30は、傘歯車27に噛合されると共に、後端 リフター駆動部9の第2出力軸30Aを有している。更に、傘歯車31は、傘歯 車28に噛合されると共に、スライド駆動部3の第3出力軸31Aを有し、傘歯 車32は、傘歯車28に噛合されると共に、バックシートの背もたれ角度を調整 するためのバックシート駆動部(図示せず)の第4出力軸32Aを有している。
【0016】 前記第1側板21に固定された前端リフター駆動部8は、第1クラッチ(好適 には電磁クラッチ?)33と、内部に傘歯車(図示せず)の噛合により出力軸の 方向を90度変換する第1中継装置34とを備えている。前記第1クラッチ33 と第1出力軸29Aとは、第1フレキシブルワイヤ35を介して接続され、前記 第1中継装置34と第1クラッチ33とは、クラッチ出力軸36を介して連結さ れている。また、側板21に固定された第1中継装置34には、クラッチ出力軸 36と、側板21に近接して平行に延在する第1リードスクリュー37とが接続 されている。従って、第1中継装置34を介して、クラッチ出力軸36から第1 リードスクリュー37へ伝達される出力軸の方向変換を図っている。そして、前 記第1フレキシブルワイヤ35により、前端リフタ駆動部8の配置場所に対する 自由度を向上させている。
【0017】 前記第1リードスクリュー37には、内部に雌ネジを有する第1摺動部38が 螺合され、この第1摺動部38には、シートクッションSCの前端Aを上下させ るためにリンク機構をなす第1揺動部材39の後端が固着されている。この第1 揺動部材39は、第1側板21の前端と第2側板22の前端との間に懸架された 第1回動軸40を中心に回動自在をなすと共に、第1揺動部材39の先端は、シ ートクッションSCの前端Aの底部に固定されている。また、第2側面22側に は、第1揺動部材39と対をなす第2揺動部材39Aが設けられ、この第2揺動 部材39Aの後端は第1回動軸40に固着されていると共に、その先端はシート クッションSCの前端Aの底部に固定されている。従って、第1リードスクリュ ー37の所定量の回転によって、第1摺動部38が所定量だけ直線移動し、その 直線移動に追従して、第1及び第2揺動部材39,39Aの先端は、第1回動軸 40を中心に所定量だけ回動すると共に、シートクッションSCの前端Aの所定 量の上下移動を達成している。
【0018】 前記後端リフター駆動部9も前述の記前端リフター駆動部8に類似した構成を なしており、その構成について述べる。
【0019】 前記第2側板22に固定された後端リフター駆動部9は、第2クラッチ41( 好適には電磁クラッチ?)と、内部に傘歯車(図示せず)の噛合により出力軸の 方向を90度変換する第2中継装置42とを備えている。前記第2クラッチ41 と第2出力軸30Aとは、第2フレキシブルワイヤ43を介して接続され、前記 第2中継装置42と第2クラッチ41とは、クラッチ出力軸44を介して連結さ れている。また、第2側板22に固定された第2中継装置42には、クラッチ出 力軸44と、第2側板22に近接して平行に延在する第2リードスクリュー45 とが接続されている。従って、第2中継装置42を介して、クラッチ出力軸44 から第2リードスクリュー45へ伝達される出力軸の方向変換を図っている。そ して、前記第2フレキシブルワイヤ43により、後端リフタ駆動部9の配置場所 に対する自由度も向上させている。
【0020】 前記第2リードスクリュー45には、内部に雌ネジを有する第2摺動部46が 螺合され、この第2摺動部46には、シートクッションSCの後端Bを上下させ るためにリンク機構をなす第3揺動部材47の後端が固着されている。この第3 揺動部材47は、第1側板21の後端と第2側板22の後端との間に懸架された 第2回動軸48を中心に回動自在をなすと共に、第3揺動部材47の先端は、シ ートクッションSCの後端Bの底部に固定されている。また、第1側板21側に は、第3揺動部材47と対をなす第4揺動部材47Aが設けられ、この第4揺動 部材47Aの後端は第2回動軸48に固着されていると共に、その先端はシート クッションSCの後端Bの底部に固定されている。従って、第2リードスクリュ ー45の所定量の回転により、第2摺動部46が所定量だけ直線移動し、その直 線移動に追従して、第3及び第4揺動部材47,47Aの先端は、第2回動軸4 8を中心に所定量だけ回動すると共に、シートクッションSCの後端Bの所定量 の上下移動を達成している。なお、第4揺動部材47Aの後端と第1側板21と の間に、ばね部材70が設けられ、このばね部材70により、第3,第4揺動部 材47,47Aの回動規制を行っている。
【0021】 前記第3側板をなす連結部材25に固定されたスライド駆動部3は、第3クラ ッチ50(好適には電磁クラッチ?)と、内部に傘歯車(図示せず)の噛合によ り出力軸の方向を90度変換する第3中継装置51とを備えている。前記第3ク ラッチ50は、第3出力軸31Aに接続され、前記第3中継装置42と第3クラ ッチ41とは、クラッチ出力軸52を介して連結されている。また、前記連結部 材25の底面に固定された第3中継装置51には、クラッチ出力軸52と、第1 側板21に近接して平行に延在する第3リードスクリュー53とが接続されてい る。従って、第3中継装置53を介して、クラッチ出力軸52から第3リードス クリュー53へ伝達される出力軸の方向変換を図っている。
【0022】 前記第3リードスクリュー53には、内部に雌ネジを有する第3摺動部54が 螺合され、この第3摺動部54は、シートクッションSCを前後に移動させるた めに、車床面に固着されている。従って、出力モータ24の所定量の回転に追従 して、第3リードスクリュー53が所定量回転して、第3摺動部54を介してパ ワー駆動ユニット20全体を前後に移動させることができ、その結果、シートク ッションSCを所定量だけ前後にスライドさせることができる。
【0023】 前述した構成をなすパワー駆動ユニット20の各第1,第2側板21,22に は、一対のスライドレール1,1Aのアッパーレール4,4Aがそれぞれ締結自 在に取付けられている。すなわち、第2側板22には、複数の第1ボルト貫通孔 22a(図1では4個)が形成されていると共に、その裏側にはボルト60と螺 合するナット部22bが固着されている。また、前記ボルト貫通孔22aに対応 するように、アッパーレール4側にも第2ボルト貫通孔1a(図1では4個)が 形成されている。従って、パワー駆動ユニット4にスライドレール4を固定する 場合、第2側板22の第1貫通孔22aと、アッパーレール4の第2貫通孔1a とを位置合わせした後、外方から、ボルト60を第1及び第2貫通孔22a及び 1a内に挿入すると同時に、ナット部22bにボルト60を螺合させることによ り、第2側板22とアッパーレール4とを一体に取付ける。
【0024】 前記第1側板21と前記スライドレール1Aも、前述の第2側板22とスライ ドレール1との取付けと同様の構成をもって取付けられている。従って、各第1 ,第2側板21,22と各スライドレール1,1Aとは、ボルト60を介して締 結自在をなし、所定の第1,第2側板21,22を有するパワー駆動ユニット2 0と、スライドレール1,1Aとをそれぞれ独立したユニットとしてモジュール 化することができる。従って、規格化された一つのパワー駆動ユニット20に対 して、複数種類のスライドレール1,1Aを適応させることにより、一つのパワ ー駆動ユニット20を共用部分として、スライドレール1,1Aの長さや形を変 えることにより、様々な車種に簡単に対応させることができる。
【0025】 ここで、車床にスライドレール1,1Aのロアレール2,2Aを車床に固定し 、各アッパーレール4,4Aをパワー駆動ユニット20の第1,第2側板21, 22にそれぞれ固定し、前端リフター駆動部8の第1,第2揺動部材39,39 Aの先端をシートクッションSCの前端Aの底部に固定し、後端リフター駆動部 9の第3,第4揺動部材47,47Aの先端をシートクッションSCの後端Bの 底部にそれぞれ固定し、そして、スライド駆動部3の第3摺動部54を車床に固 定した場合の車両用パワーシートの動作について以下述べる。
【0026】 例えば、シートクッションSCの前端Aを所望の量だけ上げる場合、先ず、手 元のスイッチ(図示せず)を所望の時間押し続ける。そのことで、出力モータ2 4を所望の時間だけ正転させると同時に、常開の第1クラッチ33が所望の時間 だけ閉じられる。その結果、第1リードスクリュー37を介して、第1摺動部3 8が所定量(所定ピッチ)だけ移動するので、第1,第2揺動部材39,39A の先端を第1回動軸40を中心に所定量だけ上昇回動させ、シートクッションS Cの前端Aを所望の量だけ上昇させることができる。なお、シートクッションS Cの前端Aを所望の量だけ下げる場合も、手元のスイッチ(図示せず)の操作に より、出力モータ24を逆転させると同時に第1クラッチ33を所望の時間だけ 閉じ、第1リードスクリュー37を逆回転させると共に、第1,第2揺動部材3 9,39Aの先端を下降回動させて、シートクッションSCの前端Aを所望の量 だけ下げる。
【0027】 また、例えば、シートクッションSCの後端Bを所望の量だけ上下動させる場 合、前述の同様に先ず、手元のスイッチ(図示せず)の操作により、出力モータ 24を所望の時間だけ正転又は逆転させると同時に、常開の第2クラッチ41を 所望の時間だけ閉じる。その結果、第2リードスクリュー45の正転又は逆転に より、第2摺動部46を所定量移動させ、第3,第4揺動部材47,47Aの先 端が第2回動軸48を中心に所定量だけ上昇又は下降回動させることにより、シ ートクッションSCの後端Bを所望の量だけ上下動させることができる。
【0028】 更に、シートクッションSCを前後にスライドさせる場合、手元のスイッチ( 図示せず)の操作により、出力モータ24を所望の時間だけ正転又は逆転させる と同時に、常開の第3クラッチ50を所望の時間だけ閉じる。その結果、第3リ ードスクリュー53の正転又は逆転により、第3摺動部54を介してパワー駆動 ユニット20全体を前後に移動させる。従って、アッパーレール4,4Aが所望 の量だけ前後にスライドし、結果的に、シートクッションSCを所定量だけ前後 にスライドさせることができる。
【0029】
【考案の効果】
本考案による車両用パワーシートは、以上のように構成されているため、次の ような効果を得ることができる。 すなわち、従って、シートクッションSCの底部に設けた枠体の周縁部に、パワ ーシート駆動装置23及び出力モータ24を配置することで、シートクッション に着座した場合に最も荷重がかかる部分の下方、すなわち枠体の中央部を、開放 することができ、従って、走行中において車両が急激にバウンドした場合でも、 人の重みにより、シートクッションの底部が出力モータやパワーシート駆動装置 に当たることがなく、シートクッションの座り心地が良くなるばかりか、出力モ ータやパワーシート駆動装置の故障の一因を回避することができるといった優れ た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の車両用パワーシートを示す斜視図であ
る。
【図2】本考案の車両用パワーシートの要部をなす出力
モータに連結したギアボックスを示す斜視図である。
【図3】従来の車両用パワーシートを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
SC シートクッション A 前端 B 後端 1,1A スライドレール 3 スライド駆動部 8 前端リフター駆動部 9 後端リフター駆動部 20 パワー駆動ユニット 21 第1側板(枠体) 22 第2側板(枠体) 23 パワーシート駆動装置 24 出力モータ 25 第3側板(枠体) 33 第1クラッチ 35 第1フレキシブルワイヤ 41 第2クラッチ 43 第2フレキシブルワイヤ 50 第3クラッチ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションの前後を上下させ及び
    /又はシートクッションを前後にスライドさせるパワー
    シート駆動装置と、このパワーシート駆動装置を駆動さ
    せる出力モータとを備えた車両用パワーシートにおい
    て、 前記シートクッションの底部に枠体を配置し、この枠体
    の周縁部に、前記パワーシート駆動装置及び前記出力モ
    ータを設けたことを特徴とする車両用パワーシート。
  2. 【請求項2】 前記パワーシート駆動装置を、前記出力
    モータの回転出力により、第1クラッチを介して前記シ
    ートクッションの前端を上下させる前端リフター駆動部
    と、前記出力モータの回転出力により、第2クラッチを
    介して前記シートクッションの後端を上下させる後端リ
    フター駆動部と、前記出力モータの回転出力により、第
    3クラッチを介して前記シートクッションを前後させる
    スライド駆動部とから構成し、前記前端リフター駆動部
    を前記枠体の第1側板に固定し、前記後端リフター駆動
    部を前記枠体の第2側板に固定し、前記スライド駆動部
    を、前記枠体の第3側板に固定したことを特徴とする請
    求項1記載の車両用パワーシート。
  3. 【請求項3】 前記第1クラッチと前記出力モータと
    を、第1フレキシブルワイヤを介して連結し、前記第2
    クラッチと前記出力モータとを、第2フレキシブルワイ
    ヤを介して連結し、前記第3クラッチと前記出力モータ
    とを、第3フレキシブルワイヤを介して連結したことを
    特徴とする請求項2記載の車両用パワーシート。
JP5180892U 1992-06-30 1992-06-30 車両用パワーシート Pending JPH066076U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015003581A (ja) * 2013-06-20 2015-01-08 トヨタ紡織株式会社 乗物用シート

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