JPH0660212U - 分電盤 - Google Patents

分電盤

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JPH0660212U
JPH0660212U JP202993U JP202993U JPH0660212U JP H0660212 U JPH0660212 U JP H0660212U JP 202993 U JP202993 U JP 202993U JP 202993 U JP202993 U JP 202993U JP H0660212 U JPH0660212 U JP H0660212U
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治 露峰
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 分電盤を複数個並設させた状態での配線作業
が容易となる分電盤の提供。 【構成】 内器13を配設した背板部10と、側板21,31 及
びこの側板同士を連結した前板22,32 を有し背板部の前
面上下位置に配置される上下枠部20,30 と、背板部の前
面両側で上下枠部間に夫々配設されるダクト40と、両側
ダクト及び上下枠部で包囲された部位に配設される保護
板50と、を備えた分電盤において、前記上下枠部の少な
くとも一つの側片に、内器の主幹ブレーカに接続される
接続導体13a(送り線) が挿通する開口21d を形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、受電室や配電室等に配設する分電盤に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、受電室や配電室に配設する分電盤は、予め工場で制作された函状の盤本 体内にブレーカ等の内器を収納配設し、その状態で設置現場へ搬入して現地施工 を行っていた。
【0003】 しかし、この分電盤では搬入に際して重量が重いため多くの人手を必要とし、 また盤本体が函状の固定された形状であるため、配線作業に手間がかかるという 問題があった。そこで、本発明人は図8に示すような分電盤を提案している(特 願平3ー279892)。このものは、内器(図示せず)を配設する背板部10と 、側板21及びこの側板21同士を連結した前板22を有し背板部10の前面上下位置に 配置される上下枠部20,30と、背板部10の前面両側で上下枠部20,30間に夫々配 設されるダクト40と、両側ダクト40,40及び上下枠部20,30で包囲された部位に 配設される保護板50と、を備えている。
【0004】 背板部10は、ブレーカ等の内器を固定した断面略コ字状の金属性フレーム11を 2本並列に配置し、固定プレート13を利用して受電室や配電室等の取付け壁面に 固定される。上枠部20は、背板部10の両端のフレーム11,11の前面上端に外側面 がフレーム11の外側面と略同一となるように夫々載置固定される側板21と、側板 21,21同士を螺子にて連結して前面開口を閉塞する前板22と、側板21,21に螺子 で固定され上面開口を閉塞する上板24と、からなる。下枠部30は、背板部10の両 端のフレーム11,11の前面下端に外側面がフレーム11の外側面と略同一となるよ うに夫々載置固定される側板31と、側板31,31同士を螺子にて連結して前面開口 を閉塞する前板32と、からなる。この上下枠部20,30には、内方に突出する保護 板固定板25,35を設けている。
【0005】 ダクト40は、断面略コ字状で、前面と上下端面が開口した樹脂成形品からなり 、背板部10のフレーム11の前面部にフレーム11の外側面と外側側片の外面が略同 一となるように螺子固定される。このダクト40内には、分岐ブレーカ(図示せず )から外部の負荷に接続するための電線導体(図示せず)が収容されている。ダ クト40の前面には、蓋42が着脱自在に被着されて、前面開口を閉塞できるように なっている。
【0006】 保護板50は、鉄板からなり両側のダクト40,40間に配設されるもので、ブレー カのハンドル等を外部に突出させる孔51,52を設けて、この孔51,52よりハンド ル等を外部に露出させ、同時に上下枠部20,30とダクト40,40とで包囲される空 間の前面開口を閉塞するためのものであり、この例では上下2つに分割されてい る。上側の保護板50は、その上端部を上枠部20の保護板固定片25に、下端部を背 板部10の前面中央部に配設された固定台(図示せず)の上半分にそれぞれ載置し 、螺子を螺合させて固定している。下側の保護板50は、その上端部を固定台に、 下端部を下枠部30の保護板固定片35にそれぞれ載置し、螺子を螺合させて固定し ている。
【0007】 この分電盤に印加した電路電源を並設された他の分電盤に印加するには、先ず 、ダクト40の側面両側に切欠部を形成する。次に、一方の分電盤の上枠部20ある いは下枠部30から引き込まれ主幹ブレーカに印加した電路電源を、接続導体 (送 り線) にて一方の分電盤内を引き回し切欠部から他方の分電盤に挿通させる。次 に、他方の分電盤内の主幹ブレーカに接続導体を接続することによって行う。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の分電盤によれば、背板部と、保護板と、ダクトと、上下枠部と の各部に分解できるため、搬入の際、個々の部材の重量が軽く、そのため少ない 人手で搬入ができ、またダクトの蓋を外せば前面開口となるため、配線施工や、 配線の保守点検が簡単に行える。
【0009】 しかし、分電盤に印加した電路電源を並設された他の分電盤に印加するには、 ダクトの側面両側に切欠部を形成し、一方の分電盤の上枠部あるいは下枠部から 引き込まれ主幹ブレーカに印加した電路電源を、接続導体にて一方の分電盤内を 引き回し切欠部から他方の分電盤に挿通させ、他方の分電盤内の主幹ブレーカに 接続導体を接続することによって行っているので、ダクト内の電線導体が邪魔で あり、分電盤を複数個並設させた状態での配線作業が煩わしいという問題があっ た。
【0010】 本発明は、かかる事由に鑑みて成したもので、その目的とするところは、分電 盤を複数個並設させた状態での配線作業が容易となる分電盤を提供することにあ る。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するために、請求項1記載の分電盤は、内器を配設した背板 部と、側板及びこの側板同士を連結した前板を有し背板部の前面上下位置に配置 される上下枠部と、背板部の前面両側で上下枠部間に夫々配設されるダクトと、 両側ダクト及び上下枠部で包囲された部位に配設される保護板と、を備えた分電 盤において、前記上下枠部の少なくとも一つの側板に、内器に接続される接続導 体が挿通する開口を形成してなる構成としてある。
【0012】 請求項2記載の分電盤は、請求項1のものの側板の開口端面に絶縁体を被着し てなる構成としてある。
【0013】
【作用】 請求項1記載の構成によれば、分電盤を複数個並設させた状態で の配線には、接続導体を一方の分電盤の開口から他方の分電盤の開口に向かって 挿通させることによって行える。
【0014】 請求項2記載の構成によれば、請求項1の作用に加え、接続導体の被服が破れ た場合でも開口端面に直接触れることなく配線できる。
【0015】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を、図1乃至図7に基づいて説明する。なお、従来例 と基本的機能が同様な部材には、同じ符号を付している。
【0016】 このものは、電路電源を同一場所で使用するために2つの分電盤A, Bを並設 したものである。
【0017】 すなわち、一方の分電盤Aは、内器を配設した背板部10と、背板部10の前面上 下位置に配置される上下枠部20,30 と、背板部10の前面両側で上下枠部20,30 間 に夫々配設されるダクト40と、両側ダクト40,40 及び上下枠部20,30 で包囲され た部位に配設される保護板50と、を備えている。
【0018】 背板部10は、断面略コ字状の金属製フレーム11を3本平行に配置し、このフレ ーム11の上下においてフレーム11間を金属製電線支持レール12,12で橋絡して固 定されている。このフレーム11の上面に主幹及び分岐ブレーカとこれらのブレー カを搭載した金属製取付け板(図示せず)等の内器13を配設している。この内器 13の主幹ブレーカに接続導体13a(送り線) を接続して他の分電盤の主幹ブレーカ に接続する。また、分岐ブレーカの電線導体13b は、ダクト40を挿通した後、負 荷 (図示せず) に接続される。
【0019】 上枠部20は、背板部10の両端のフレーム11,11 の前面開口部に外側面がフレー ム11の外側面と略同一となるように夫々載置固定される金属製側板21と、両側の 側板21,21の前面間に螺子で固定されて前面開口を閉塞する前板22とを有してい る。側板21は、背板部10に固定される固定片21a と固定片21a の両端から前面方 向に延びる2つの垂直片21b,21b と垂直片21b,21b を連結し前板22を支持する支 持片21c とを有し、内器13 (主幹ブレーカ) に接続される接続導体13a(電路電源 線) が挿通する開口21d を形成している。前板22には、図6に示すように、後述 する保護板50の被掛止部を掛止するためのL字状の掛止部23が設けられている。
【0020】 下枠部30は、上枠部20と同様、背板部10の両端のフレーム11,11 の前面開口部 に外側面がフレーム11の外側面と略同一となるように夫々載置固定される金属製 側板31と、両側の側板31,31の前面間に螺子で固定されて前面開口を閉塞する前 板32とを備えている。側板31は、側板21と同じく背板部10に固定される固定片31 a と固定片31a の両端から前面方向に延びる2つの垂直片31b,31b と垂直片31b, 31b を連結し前板32を支持する支持片31c とを有し、内器13 (主幹ブレーカ) に 接続される接続導体13a(電路電源線) が挿通する開口31d を形成している。前板 32には、後述する保護板50の係合凸部が係合する係合孔34を有したL字状の係合 片33が突設されている。
【0021】 ダクト40は、前面と上下端面が開口した樹脂成形品から断面コ字状に形成され 、背板部10の前面両側で上下枠部20,30 間に螺子固定される。ダクト40の内側側 片は多数の切欠41が設けられ、ダクト40内外に電線導体の導入, 導出ができるよ うになっている。このダクト40の前面には蓋42が着脱自在に被着されて、前面開 口を閉塞することができるようになっている。
【0022】 保護板50は、金属板からなり両側のダクト40,40 間に配置されるもので、ブレ ーカ14のハンドル等を外部に突出させる孔51,52 を設けて、この孔51,52 よりハ ンドル等を外部に露出させ、同時に上下枠部20,30 とダクト40,40 とで包囲され る空間の前面開口を塞ぐものである。この保護板50には、図6に示すように、上 枠部20の掛止部23に掛止される被掛止部53を設けるとともに、図7に示すように 、下枠部30の係合孔34に係合する係合凸部54を設けている。
【0023】 他方の分電盤Bは、一方の分電盤Aのものの背板部10の上下枠部20,30 間に中 枠部60を設け、この中枠部60により2つの保護盤50,50 を分割して固定したもの であるので説明は省略することとする。
【0024】 この分電盤Aに印加した電路電源を並設された他の分電盤Bに印加するには、 先ず、分電盤Aの上枠部20あるいは下枠部30から引き込まれ主幹ブレーカに印加 した電路電源を、接続導体13a (送り線) にて一方の分電盤A内を引き回し側板 21の開口21d あるいは側板31の開口31d の何方か一方 (主幹ブレーカに近い方) から他方の分電盤Bに挿通する。次に、接続導体13a を他方の分電盤B内の主幹 ブレーカに接続することによって行う。
【0025】 なお、この側板の開口は、上下枠の側板全てに形成したものとは限らず、上下 枠の側板の少なくとも一つに形成したものであれば適用できる。また、この開口 に絶縁体を被着すれば、万が一接続導体の被覆が破れても分電盤には電流が流れ にくく、もって感電しにくいものとなる。
【0026】
【考案の効果】
請求項1記載の分電盤によれば、分電盤を複数個並設させた状態での配線には 、接続導体を一方の分電盤の開口から他方の分電盤の開口に向かって挿通させる ことによって行え、ダクト内の電線導体が邪魔にならず、分電盤を複数個並設さ せた状態での配線作業が容易なものとなる。
【0027】 請求項2記載の分電盤によれば、接続導体の被服が破れた場合でも開口端面に 直接触れることなく配線でき、請求項1記載の効果に加え、感電しにくいものと なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1のものの横断面図である。
【図3】図1のものの内器を外した状態を示す分解斜視
図である。
【図4】図2のもののABで切断した断面図である。
【図5】図4のものの内器を外した状態を示す断面図で
ある。
【図6】図2のものの掛止部を被掛止部に掛止した状態
を示す説明図である。
【図7】図2のものの係合凸部を係合孔に係合させた状
態を示す説明図である。
【図8】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 背板部 13 内器 20 上枠部 21 側板 21d 開口 30 下枠部 31 側板 31a 開口 40 ダクト 50 保護板

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内器を配設した背板部と、側板及びこの
    側板同士を連結した前板を有し背板部の前面上下位置に
    配置される上下枠部と、背板部の前面両側で上下枠部間
    に夫々配設されるダクトと、両側ダクト及び上下枠部で
    包囲された部位に配設される保護板と、を備えた分電盤
    において、 前記上下枠部の少なくとも一つの側片に、内器に接続さ
    れる接続導体が挿通する開口を形成してなる分電盤。
  2. 【請求項2】 前記側板の開口端面に絶縁体を被着して
    なる分電盤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020060148A (ja) * 2018-10-11 2020-04-16 河村電器産業株式会社 電力設備収納用箱体

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