JP2001177925A - 配電盤 - Google Patents

配電盤

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JP2001177925A
JP2001177925A JP35533399A JP35533399A JP2001177925A JP 2001177925 A JP2001177925 A JP 2001177925A JP 35533399 A JP35533399 A JP 35533399A JP 35533399 A JP35533399 A JP 35533399A JP 2001177925 A JP2001177925 A JP 2001177925A
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JP
Japan
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switchboard
duct
wiring
frame unit
frame
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JP35533399A
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English (en)
Inventor
Fumio Sumiyoshi
文夫 住吉
Takashi Nakamichi
隆史 中道
Minoru Yoshinaga
實 吉永
Teruhiko Saito
輝彦 斎藤
Motofusa Urano
基興 浦野
Shinji Hosoi
信治 細井
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Chiyuuritsu Denki Kk
CHURITSU DENKI
Taisei Corp
Original Assignee
Chiyuuritsu Denki Kk
CHURITSU DENKI
Taisei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置スペースの大きさに合わせたサイズ変更
に容易に対応できる配電盤を得る。 【解決手段】 配電盤10は、背面フレームユニット1
8の両側部に配線ダクト22、24を上下方向に渡って
取付け、配線ダクト22、24の上部には上面フレーム
ユニット30を、また下部には下面フレームユニット3
6を取付けることによってフレーム部分を形成する。こ
のように、フレーム各部を別体として組立式にすること
により、設置スペースに合わせたサイズ変更に容易に対
応できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部設備と電気的
に接続される電気設備を内部に収納する配電盤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、配線用遮断器や変圧器等の電気設
備を収納する配電盤は、全体が箱型の一体構造とされた
ものが一般的であり、配電盤前面に設けられた開口部か
ら、配電盤内部への電気設備の取付けや交換、あるい
は、配電盤内部での配線作業等が行えるようになってい
る。また、使用状態においては、開口部を扉等でカバー
することにより配電盤内部が保護できる構成となってい
る。
【0003】この配電盤の例としては、図7及び図8に
示す構造が挙げられる。図に示した配電盤100は、フ
レーム本体102が、所定形状の鋼板を曲げ加工し、各
部を溶接することによって図示のような箱体に形成され
たものであり、フレーム本体102の上面部分102
A、下面部分102B、及び、両側面部分102C、1
02Dは、内部が空洞のダクト形状とされている。
【0004】さらにフレーム本体102の前面には、広
く開放された開口部104が形成されて、その開口部1
04を開放及び閉塞可能とする扉108、110も設け
られている。
【0005】この扉108、110は、開口部104の
一側端寄りに位置してフレーム本体102の内部に配設
されている複数のヒンジユニット106に回動可能に支
持されており、閉塞時には、開口部104の他側端寄り
に位置してフレーム本体102の内部に各ヒンジユニッ
ト106と対となって配設されている支柱112の先端
面に当接することにより、閉塞位置が定まるようになっ
ている。
【0006】またこのときは、扉108、110の前面
に設けられているツマミ111先端のねじ部を支柱11
2先端面に形成されているねじ孔(図示省略)に螺合さ
せることで、扉108、110を閉塞位置に保持できる
ようになっており、そのねじ部の螺合を解除してツマミ
111を引張れば、ヒンジユニット106を回動支点と
して扉108、110が開放できる構成である。
【0007】また、配電盤100の内部に収納されてい
る配線用遮断器114、116や変圧器(図示省略)等
は、フレーム本体102の背面板部102Eに取付けら
れている一対の支持金具118、及び、支持金具118
に取付けられている内器ユニットレール120や固定金
具122、さらには内器ユニットレール120に取付け
られている固定金具124とその固定金具124に取付
けられている分岐ユニットレール126を介して、配電
盤100の開口部104側(前面寄り)に設置されてい
る。
【0008】そして扉108が閉められたときには、配
線用遮断器114、116の操作ノブが扉108の開口
部128、130から露出するようになっており、これ
によって、配線用遮断器114、116の操作が可能と
なっている。
【0009】また、配電盤100の施工においては、フ
レーム本体102の背面板部102Eに形成されている
貫通孔(図示省略)を設置場所の壁132に埋設されて
いるアンカーボルト134に挿通し、アンカーボルト1
34にナット136を締結して、壁132に固定するよ
うになっている。
【0010】さらに上述した支持金具118も、この背
面板部116とともにアンカーボルト134及びナット
136によって共締めされる構成である。
【0011】なお、支持金具118に取付けられている
内器ユニットレール120や固定金具122、また固定
金具124や分岐ユニットレール126、さらにヒンジ
106や支柱112の取付けには全てボルト138が用
いられているが、図8には代表的な箇所(固定金具11
8と内器ユニットレール120の取付部)のみを示し、
同様の取付構造とされている他の部位についてはボルト
の図示を省略してある。
【0012】そして、このような配電盤100内に、電
灯設備や動力設備等の外部設備との接続用ケーブルを引
き込むには、設置場所におけるケーブルの配線経路等に
合わせて、フレーム本体102の上面部分102Aや下
面部分102B、あるいは背面板部102Eの所定位置
に予め開口部を形成し、その開口部にケーブルを通すこ
とで行っている。
【0013】さらに、配電盤100内に引き込まれたケ
ーブルと配線用遮断器114、116等の配線は、配線
用遮断器114、116の周辺に位置するダクト部分、
すなわち、上面部分102A、下面部分102B、及び
両側面部分102C、102Dの内部空間を利用して行
っており、ダクト部分でのケーブルの引き回しや分岐、
あるいは結束処理等が複雑になる場合は、ダクト部分に
仕切板(図示省略)等の補助部材を設けることで対応し
ている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この配
電盤100では、上記した様に扉108、110を除い
たフレーム本体102が箱型の一体構造であるため、設
置スペース(大きさ)に対応したサイズ変更が困難であ
る。このため、設置スペースに合ったサイズの配電盤を
随時作製しており、これによって、生産性は低下し、コ
ストが割高となる問題がある。特に大型サイズの作製と
なると、精度のバラツキ等を押さえるために高度の加工
技術も要求されてくることから、生産性の改善等が益々
困難な状況にある。
【0015】また、この配電盤100を在庫する場合、
箱型であるために在庫スペースをかなり広く確保する必
要があり、よって在庫管理コスト等が増加してしまう問
題も抱えている。
【0016】一方、配電盤内部への電気設備の取付け作
業やケーブル配線等の作業では、開口部104から手を
入れて行うことになるが、開口部104周辺が構造的に
塞がれているため、開口縁近傍においては作業しにくい
面がある。特に、ケーブルをダクト部分(フレーム本体
102の上面部分102A、下面部分102B、及び両
側面部分102C、102Dの内部空間)に引き回す際
は、手をダクト部分の奥に入れて作業しなければならな
いために、作業性が極端に悪くなっている。
【0017】本発明は上記事実を考慮して、第1には、
設置スペースの大きさに合わせたサイズ変更に容易に対
応でき、第2には、内部に設置する電気設備の取付作業
やケーブル配線等の作業性を改善した配電盤を提供する
ことを課題とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、前面が開放可能とされ、外部設備と電気的に接続さ
れる電気設備を内部に収納する配電盤であって、前記電
気設備が取付けられる背面部材と、前記背面部材の両側
部に上下方向に渡って取付けられる側面部材と、前記側
面部材の上部に取付けられる上面部材と、前記側面部材
の下部に取付けられる下面部材と、を有することを特徴
としている。
【0019】すなわち、本発明では、背面部材の両側部
に側面部材を上下方向に渡って取付け、その側面部材の
上部に上面部材を、さらに、側面部材の下部に下面部材
を取付けることにより配電盤が形成される。また、外部
設備と電気的に接続される電気設備は、配電盤の開放可
能な前面から背面部材に取付けることで配電盤内部に設
置し、収納できる。
【0020】このように、配電盤の各部を別体として組
立式にすることにより、配電盤の設計自由度が増し、各
部を構成する背面、側面、上面、及び下面部材を選択的
に組み合わせることが可能となって、設置スペースに合
わせたサイズ変更に容易に対応できる。
【0021】また、配電盤が各部材単位で作製できるこ
とにより、箱型に加工していた従来の配電盤に比べて加
工もしやすく、生産性や製造コストが改善できる。もち
ろん大型サイズの作製においても、箱体にするための高
い加工技術を必要としないことから、やはり生産性等が
改善できる。
【0022】さらに、配電盤を各部材に分割(解体)し
た状態で取り扱えることによって、在庫スペースが縮小
されて在庫管理コストを低減でき、また運搬等もしやす
くなる。
【0023】また、配電盤内部に電気設備を設置する際
は、例えば、側面部材等を取外した状態で作業すること
も可能であり、このように配電盤の側面部分を広く開放
することによって、電気設備の取付作業性を改善させる
こともできる。
【0024】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の配電盤において、少なくとも前記側面部材と前記上面
部材と前記下面部材との何れかが、外面が開放されて前
記外部設備と前記電気設備とを接続するための接続部材
が収容されるダクト本体と、前記ダクト本体の前記外面
に着脱可能とされたカバー部材と、を有することを特徴
としている。
【0025】すなわち、請求項2に記載の発明では、側
面部材、上面部材、下面部材のうちの少なくとも何れか
が、外面が開放されているダクト本体と、ダクト本体の
外面に着脱可能とされたカバー部材とで構成されている
ことにより、接続部材を配電盤に配線する際は、ダクト
本体に接続部材を通した後、ダクト本体外面の開放部分
にカバー部材を装着するだけで接続部材がダクト内に収
容できる。よって、接続部材の配線作業が容易になる。
【0026】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の配電盤において、前記ダクト本体の内側面に、前記接
続部材を前記電気設備側へ挿通可能とする貫通孔が設け
られていることを特徴としている。
【0027】すなわち、請求項3に記載の発明では、ダ
クト本体の内側面に、接続部材を電気設備側へ挿通可能
とする貫通孔を設けたことにより、接続部材を電気設備
へ配線する際は、接続部材をダクト内から貫通孔に通し
て電気設備側へ引き出せるため、ダクト本体と電気設備
間での配線が簡単になる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0029】図1〜図5には、本発明の一実施の形態に
係る配電盤が示されている。
【0030】配電盤10は、背面側の左右両側端に配置
されている一対の背面フレーム12、14に背面パネル
16が取付けられて背面フレームユニット18が形成さ
れており、背面フレーム12、14には、配線ダクト2
2、24がそれぞれ上下方向に渡って取付けられてい
る。
【0031】また、配線ダクト22、24の上部と下部
には、上面フレーム26とパネル28とからなる上面フ
レームユニット30と、下面フレーム32とパネル34
とからなる下面フレームユニット36とがそれぞれ取付
けられている。
【0032】これら、背面フレームユニット18及び配
線ダクト22、24、さらに上面フレームユニット30
と下面フレームユニット36とによって、配電盤10の
フレーム部分が構成されており(ボックスレス構造)、
配電盤10の前面には、従来の配電盤100と同様の広
く開放された開口部104が設けられている。
【0033】また、背面フレームユニット18、及び、
上面フレームユニット30と下面フレームユニット36
とは全て鋼板製であり、配線ダクト22、24は合成樹
脂(塩化ビニール)で形成されている。なお、この配線
ダクトは鋼板製等とすることも可能である。
【0034】以下、この配電盤10の各部を詳細に説明
していくが、それぞれが対となって配設されている、背
面フレーム12、14や配線ダクト22、24、さらに
上面フレームユニット30と下面フレームユニット36
とは、本実施の形態では対となる部品同士を同一品で構
成して向きを変えて配置しているだけである。したがっ
て、部品自体を説明する際は、ここでは何れか一方を用
いて行うものとし、他方は符号のみを括弧内に表してそ
の説明を省略する。
【0035】また、開口部104に設けられている扉1
08、110や配電盤10内部に収納されている配線用
遮断器114、116、そしてそれらの取付け構造につ
いては、従来の配電盤100と同じ構成あるため、同一
構成部品については同一符合を付し、その説明を省略す
る。
【0036】図4に示されるように、背面フレーム12
(14)は、壁132への取付け部となる取付面12A
(14A)の両側端部がそれぞれ略コ字状に屈曲してお
り、その屈曲部分の一端側の先端部分が背面パネル16
の取付け部となる背面パネル取付面12B(14B)と
なっており、他端側の先端部分が配線ダクト22(2
4)の取付け部となる配線ダクト取付面12C(14
C)となっている。
【0037】これら背面パネル取付面12B(14B)
及び配線ダクト取付面12C(14C)には、上下方向
に沿って複数のねじ孔(図示省略)が所定の間隔で形成
されている。
【0038】そして、背面フレーム12及び背面フレー
ム14は、取付面12A、14Aがほぼ同一面内に揃え
られた状態で背面パネル取付面12B、14B側が対向
する向きに平行に配置され、さらに背面パネル取付面1
2B、14Bのねじ孔に、背面パネル16の両側端部分
に設けられている貫通孔(図示省略)が位置合わせされ
てボルト138が螺合されることにより、背面パネル1
6が取付けられており、これによって、上述した背面フ
レームユニット18が構成されている。
【0039】一方、背面フレーム12(14)の配線ダ
クト取付面12C(14C)に取付けられている配線ダ
クト22(24)は、ダクト本体42(46)とダクト
カバー44(48)とで構成されており、背面フレーム
12(14)の長さよりも短くされている。
【0040】ダクト本体42(46)は、断面が略コ字
状とされて内部が空洞となっており、開放部分を前面側
に向けて配設されている。このダクト本体(46)の両
側壁の先端側には、側壁断面が略V字状に屈曲した係止
部42A(46A)が設けられている。
【0041】また、ダクトカバー44(48)も断面が
略コ字状となっており、両側壁の先端側に、側壁断面が
略V字状に屈曲し、かつ、係止部42A(46A)に嵌
合して係止できる大きさとされた係止爪44A(48
A)が形成されている。
【0042】この係止爪44A(48A)部分の内幅寸
法は、係止部42A(46A)部分の外幅寸法よりも少
し狭くなっており、これにより、ダクトカバー44(4
8)がダクト本体42(46)に嵌め合わされた状態で
は、ダクト本体42(46)の弾性力によって係止爪4
4A(48A)が係止部42A(46A)から容易に外
れることはなく、ダクトカバー44(48)はダクト本
体42(46)に確実に装着されるようになる。
【0043】また、ダクトカバー44(48)をダクト
本体42(46)から取外す際は、ダクト本体42(4
6)の側壁部分を内方に押圧するなどによって、ダクト
カバー44(48)の係止爪44A(48A)を係止部
42A(46A)から外すことができる。
【0044】また図6に示されるように、ダクト本体4
2(46)の背面部42B(46B)には、上下方向に
沿って複数の孔50が所定の配列パターンで穿設されて
おり、さらにそのうちのいくつかは、配線ダクト取付面
12C(14C)に設けられているねじ孔と位置が揃う
ようにされている。
【0045】そしてこの背面部42B(46B)には、
平板状で外形が矩形とされ、長手方向の寸法がダクト本
体42(46)の内幅寸法よりも若干短くされているプ
レート52が、プレート52のほぼ中央に穿設されてい
る孔54をダクト本体42(46)の孔50に位置合わ
せした状態で配置され、さらに、その状態でダクト固定
ねじ56が挿通され、ダクト固定ねじ56が配線ダクト
取付面12C(14C)のねじ孔に螺合することによっ
て、ダクト本体42(46)は、配線ダクト取付面12
C(14C)に取付けられる構造である。
【0046】したがって、ダクト本体42(46)は、
ダクト固定ねじ56によって背面フレーム12、14に
容易に取付け及び取外しができる。またここでは、平板
状のプレート52を用いて背面部42B(46B)の取
付部位を押さえ付けることにより、ダクト固定ねじ56
を単独で閉め込んだ場合に生じるダクト本体42(4
6)の反りや歪みを緩和するようにしている。
【0047】さらにここでの背面フレーム12(14)
は、背面パネル取付面12B(14B)及び配線ダクト
取付面12C(14C)を設けるために取付面12A
(14A)の両側端部を上述したように屈曲させている
が、これによって、フレーム自体の強度を高くできる構
造としている。
【0048】ダクト本体42(46)の配電盤10内方
側(開口部38側)の側面には、矩形の貫通孔58が上
下方向にほぼ等間隔で複数形成されている。これによ
り、配線ダクト22(24)内に通されたケーブル等
は、貫通孔58を通って配電盤10内部の所定の電気設
備に配線できるようになる。
【0049】また、ダクト本体42(46)は合成樹脂
製であるためニッパー等によって加工することもでき、
貫通孔58の開口部よりも太いケーブル等を貫通孔58
に挿通する場合には、隣接する貫通孔58同士を繋げて
開口面積を広げるなどの対応もできる。
【0050】次に、この配線ダクト22、24の上部と
下部に配設されている上面フレームユニット30と下面
フレームユニット36とを説明するが、ここでも前述し
た通り、ともに同じ部品によって構成され、また背面フ
レーム12、14への取付構造も同じであることによ
り、上面フレームユニット30のみの説明とし、下面フ
レームユニット36側は、対応する符号のみを括弧内に
表してその説明を省略する。
【0051】上面フレームユニット30(下面フレーム
ユニット36)を構成している上面フレーム26(下面
フレーム32)は、図3に示されるように、所定形状に
曲げ加工が施された1枚の鋼板からなっており、基板部
26A(32A)の両側端に、両側端から垂直方向に延
出する側板部26B(32B)が設けられた略コ字状と
され、前面及び背面側が大きく開かれた構造となってい
る。
【0052】また、基板部26A(32A)及び側板部
26B(32B)の前端部は、端面部分をそれぞれ内方
へほぼ直角に曲げ加工して形成されたパネル取付部26
C(32C)となっており、このパネル取付部26C
(32C)に、すなわち、上面フレーム26(下面フレ
ーム32)の前面側に、パネル28(パネル34)がね
じによって取付けられるようになっている。
【0053】このパネル28(パネル34)を取付ける
ことによって、上面フレーム26(下面フレーム32)
前面の開放部分がパネル28(パネル34)により隠蔽
され、よって配電盤10の上部側(及び下部側)は、従
来の配電盤と同様、内部が保護できる状態となる。
【0054】また、上面フレーム26(下面フレーム3
2)は、側板部26B(32B)の背面側の端部も、前
面側と同様に内方へと曲げ加工が施されており、この曲
げ加工された部位が、背面フレーム12(14)へのフ
レーム取付部26D(36D)となっている。
【0055】このフレーム取付部26D(36D)も、
図示は省略したがねじによって背面フレーム12(1
4)に取付けられるようになっており、これによって、
上面フレーム26(下面フレーム32)は、背面フレー
ム12(14)への取付け取外しが可能となっている。
【0056】ただし、フレーム取付部26D(36D)
の大きさ(曲げ寸法)は、パネル取付部26C(32
C)の大きさ(曲げ寸法)よりも大きくされており、さ
らに、フレーム取付部26D(36D)に穿設されてい
るねじ挿入孔、及び、そのねじ挿入孔に対応する背面フ
レーム12、14のねじ孔の位置は、前方の開放部から
入れられるドライバー等がパネル取付部26C(32
C)に掛からないよう、内方寄りにずれた配置とされて
いる。
【0057】さらに、上面フレーム26(下面フレーム
32)の基板部26A(32A)ほぼ中央には、外部設
備に繋がれたケーブル等を配電盤10内部に引き込むた
めの開口部60が形成されており、基板部26A(32
A)には、この開口部60の開口面積よりも一回り大き
くされた遮蔽カバー62が取付けられるようになってい
る。そして、この遮蔽カバー62の取付けは、配電盤1
0の設置場所やケーブルの引き込み方向等の条件に合わ
せて、適宜選択できる構成である。
【0058】また、この配電盤10の施工方法も、従来
と同様、背面フレーム12及び背面フレーム14の取付
面12A、14Aに形成されている貫通孔(図示省略)
を壁132のアンカーボルト134に挿通し、ナット1
36によって固定する構造となっている。
【0059】以下に、本実施の形態の作用、効果を説明
する。
【0060】配電盤10は、上述したように、電気設備
が取付けられる背面フレームユニット18と、背面フレ
ームユニット18の両側部(背面フレーム12、14)
に上下方向に渡って取付けられる配線ダクト22、24
と、配線ダクト22、24の上部及び下部に各々取付け
られる上面フレームユニット30、下面フレームユニッ
ト36とによって構成され、各部が取付け取外し可能な
組立式となっている。
【0061】これにより、配電盤10の各部を構成する
背面、側面、上面、及び下面の部品が選択的に組み合わ
せ可能となり、設置スペースに合わせたサイズ変更に柔
軟に対応できる。
【0062】すなわち、配電盤10の幅方向サイズを変
更するには、背面フレームユニット18の背面パネル1
6と、上面フレームユニット30及び下面フレームユニ
ット36を変えればよく、高さ方向サイズを変更する場
合でも、上面フレームユニット30及び下面フレームユ
ニット36はそのまま生かせることになり、従来のよう
に、フレーム全体をサイズ毎に作製する必要はなくな
る。
【0063】さらに、配電盤10を各部材単位で作製で
きることによって加工や塗装等もしやすくなり、よって
生産性や製造コスト等が改善できる。また大型サイズを
作製する場合でも、箱体形成のための高い加工技術を必
要としないことにより、生産性が大幅に改善される。
【0064】さらに、配電盤10を解体して取り扱える
ことにより、在庫スペースが縮小できて在庫管理コスト
が低減され、運搬等も容易になる。また、本実施の形態
では、配線ダクト22、24を合成樹脂製としたことに
よって、配電盤10全体が大幅に軽量化できたため、運
搬や施工作業等がさらに楽になっている。しかも配線ダ
クト22、24は塗装が要らないことにより、配電盤1
0全体の塗装費用も大幅に削減できる。
【0065】また、配電盤10内部に電気設備を設置す
る際は、配線ダクト22、24を取外した状態で作業で
きることにより、配電盤10の側面部分が広く開放され
て、取付作業性が改善される。
【0066】さらに本実施の形態では、上面フレームユ
ニット30のパネル28、及び、下面フレームユニット
36のパネル34が取外せるため、配電盤10の前面を
ほぼ全域に渡って開放でき(フルオープン構造)、作業
スペースをより広く確保することで作業性がさらによく
なる。
【0067】また、配線ダクト22、24を、外面が開
放されているダクト本体42、46と、ダクト本体4
2、46の外面に着脱可能に設けたダクトカバー44、
48とで構成したことにより、ケーブルは、ダクト本体
42、46に通した後に、ダクト本体42、46外面の
開放部分にダクトカバー44、48を装着するだけで配
線ダクト22、24内に収容できる。したがって、ケー
ブルを結束処理する等の手間が省け、配線作業も簡単に
なる。
【0068】また、ダクト本体42、46の内側面に、
ケーブルを配電盤10内部の電気設備側へ挿通可能とす
る貫通孔58を設けたことにより、配線ダクト22、2
4に収容されたケーブルを貫通孔58に通して電気設備
へ引き出せるため、ダクト本体と電気設備間での配線が
より簡単になる。
【0069】なお、本実施形態では、配電盤10の両側
面部を配線ダクト22、24として説明したが、配線ダ
クトの配設部位はこれに限らず、上面部(上面フレーム
ユニット30)や下面部(下面フレームユニット36)
にも適用可能である。
【0070】また、ダクト本体42、46の取付け向き
についても、開放側を前面のみに限定するものではな
く、配電盤10の設置形態等によっては開放側を側方に
向けるなどとできる。
【0071】さらに、貫通孔58の形状についても、本
形態のような矩形に限らず、ケーブル等が挿通可能であ
ればいかなる形状であっても構わない。
【0072】
【発明の効果】本発明の配電盤は上記構成としたので、
第1には、設置スペースの大きさに合わせたサイズ変更
が容易となり、第2には、内部に設置する電気設備の取
付作業やケーブル配線等の作業性が改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る配電盤を示す斜視
図である。
【図2】 図1の配電盤における扉を開いた状態を示す
斜視図である。
【図3】 図1の配電盤において扉が取り外され、さら
にダクトカバー、パネル、及び遮蔽カバーを取外した状
態を示す斜視図である。
【図4】 図1における4−4線での断面図である。
【図5】 図1の配電盤における一部破断側面図であ
る。
【図6】 図1の配電盤における配線ダクトの取付構造
を示す拡大斜視図である。
【図7】 従来の配電盤を示す斜視図である。
【図8】 図7における8−8線での断面図である。
【符号の説明】
10 配電盤 18 背面フレームユニット(背面部材) 22、24 配線ダクト(側面部材) 30 上面フレームユニット(上面部材) 36 下面フレームユニット(下面部材) 42、46 ダクト本体 44、48 ダクトカバー(カバー部材) 58 貫通孔
フロントページの続き (72)発明者 中道 隆史 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 吉永 實 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 斎藤 輝彦 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 浦野 基興 愛知県豊明市新田町南山92番地の1 中立 電機株式会社内 (72)発明者 細井 信治 愛知県豊明市新田町南山92番地の1 中立 電機株式会社内 Fターム(参考) 5G016 AA04 CA02 CA06 CA11 DA10 DA41

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面が開放可能とされ、外部設備と電気
    的に接続される電気設備を内部に収納する配電盤であっ
    て、 前記電気設備が取付けられる背面部材と、前記背面部材
    の両側部に上下方向に渡って取付けられる側面部材と、
    前記側面部材の上部に取付けられる上面部材と、前記側
    面部材の下部に取付けられる下面部材と、を有すること
    を特徴とする配電盤。
  2. 【請求項2】 少なくとも前記側面部材と前記上面部材
    と前記下面部材との何れかが、外面が開放されて前記外
    部設備と前記電気設備とを接続するための接続部材が収
    容されるダクト本体と、前記ダクト本体の前記外面に着
    脱可能とされたカバー部材と、を有することを特徴とす
    る請求項1に記載の配電盤。
  3. 【請求項3】 前記ダクト本体の内側面に、前記接続部
    材を前記電気設備側へ挿通可能とする貫通孔が設けられ
    ていることを特徴とする請求項2に記載の配電盤。
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