JPH0660159B2 - 新規なδ―ブチロラクタム、その製法及びその製薬学的組成物 - Google Patents

新規なδ―ブチロラクタム、その製法及びその製薬学的組成物

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JPH0660159B2
JPH0660159B2 JP60183161A JP18316185A JPH0660159B2 JP H0660159 B2 JPH0660159 B2 JP H0660159B2 JP 60183161 A JP60183161 A JP 60183161A JP 18316185 A JP18316185 A JP 18316185A JP H0660159 B2 JPH0660159 B2 JP H0660159B2
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チヤイニ−ズ・アカデミ−・オブ・メデイカル・サイエンシ−ズ
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    • C07D209/80[b, c]- or [b, d]-condensed
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    • C07D491/02Heterocyclic compounds containing in the condensed ring system both one or more rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms and one or more rings having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by groups C07D451/00 - C07D459/00, C07D463/00, C07D477/00 or C07D489/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D491/08Bridged systems

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な薬理学的に活性なフェニル−およびベン
ジル−置換されたδ−ブチロラクタム(これは以下では
「クラウセンアミド」と称する)、ルタセア・クラウセ
ナ(Rutaceae Clausena)種の植物類
からのそれの単離、ある種のクラウセンアミドの誘導体
類、並びに低酸素症予防剤および抗健忘症剤としてのそ
れらの用途に関するものである。本発明はまた、クラウ
センアミドまたはそれの誘導体類を含有している製薬学
的組成物類およびそれらの製造にも関するものである。
ルタセア・クラウセナ・アニカタ(Rutaceae
Clausena anicata)はアフリカのある
地域において民族病の薬として使用されていることが報
告されている(I.メスター(Mester)他のプラ
ンタ・メディカ(Planta Medica)、32
(1)81、1977)。クラウセナ・インディカ・オ
リブ(Clausena indica Oliv.)
の粗製抽出物が心臓血管活性を有していることおよびク
ラウセナ・ペンタファラ(Clausena pent
afalla)(Roxb.)DCから単離された2種
のクマリン誘導体類であるクラウスマリン類AおよびB
が鎮痙活性を有していることも報告されている(ダーン
・プラカッシュ(Dhan Prakash)他のフィ
トケミストリイ(Phytochem.)、17、11
94、1978;アブー・シューブ(Aboo Sho
eb)他のJ.C.S.ケミカル・コミュニケーション
(Chem.Commun.)、281、1978)。
約50種の成分類がすでに種々のクラウセナの根、幹な
どから単離されている。これらの成分類の多くはクマリ
ン、カルバゾールおよびテルぺンの誘導体類であり、2
種の線状カルボン酸アミド類だけがクラウセナの葉の中
に存在していることが報告されている(S.R.ジョー
ンズ(Johns)他のオーストリアン・ジャーナル・
オブ・ケミストリイ(Aust.J.Chem.)、2
0、1795、1967;ダーン・プラカッシュ(Dh
an Prakash)他のインディアン・ジャーナル
・オブ・ケミストリイ(Indian J.Che
m.)、Sect.B 19B(12)、1975)。
クラウセナ・ランシウム(Clausena lans
ium)の葉が、2種の立体異性体形のフェニルおよび
ベンジル置換基を含有しているδ−ブチロラクタム
(「クラウセンアミド」および「化合物(9)」)並び
に構造的に非常に関連している二環式ブチロラクタムを
含んでいるということを今見出した。クラウセンアミド
およびそれの誘導体類は種々の価値ある薬理学的性質を
有していることが見出されていた。これらの化合物類の
構造は化学的誘導体化および光学的データにより確認さ
れた。
本発明は、一般式(I) [式中、 Rは炭素数が1〜10のアルキル基であり、 Rは水素または炭素数が1〜18のアシル基を表わす
か、或いはRと一緒になって化学結合を表わし、 Rは水素を表わすか、またはRと一緒になって酸素
を表わし、 Rは水素、ヒドロキシまたは炭素数が1〜18のアシ
ルオキシ基を表わすか、或いはRもしくはRと一緒
になって化学結合を表わすか、或いはRと一緒になっ
て酸素を表わし、 Rは水素であるか、またはRと一緒になって化学結
合を表わし、そして RおよびRは水素を表わす] の化合物類に直接関するものである。
上記の定義において、「アルキル」基の炭素数は好適に
は1〜6であり、そしてそれらは特にメチルまたはメト
キシを意味し;そしてアシル基の炭素数は好適には1〜
4であり、それは特にアセチル基を意味する。
一般式(I)に従う好適な化合物類は、 Rがメチルを表わし、 Rが水素、アルキルもしくはアシルであるか、または
と一緒になって化学結合を表わし、 Rが水素であり、 Rがヒドロキシもしくはアシルオキシを表わすか、ま
たはRもしくはRと一緒になって化学結合を表わ
し、そして RおよびRが水素である、 ものである。
クラウセナ・ランシウムの葉から単離できる上記の化合
物類は下記の構造式を有する: (立体化学性はX線結晶回析により確認された)。
本発明はまた、 a)クラウセナ・ランシウムの葉を沸騰水で処理し、 b)濃縮された水性抽出物を吸着剤(例えばシリカゲ
ル、酸化アルミニウム、砂、セライト、セルロースまた
はポリアミド)と混合し、 c)該吸着剤を有機溶媒、例えばクロロホルム、酢酸エ
チル、エーテル、塩化メチレンおよび塩化エチレン、好
適にはクロロホルム、で抽出し、 d)有機溶出液を濃縮し、そして e)該濃縮物を冷たいC−C−アルコールまたはC
−C−ケトン(例えばメタノール)で洗浄する 段階からなる方法による、クラウセンアミドの単離方法
にも関するものである。
さらに本発明は、 a)クラウセナ・ランシウムの葉を沸騰水で処理し、 b)濃縮された水性抽出物に希酸(例えばHC1)を加
え、 c)上澄み液を好適にはH形のカチオンイオン交換樹
脂中に通し、 d)該樹脂を塩基、好適には水性アンモニア、で処理
し、 e)該樹脂を有機溶媒、例えばエーテル類、クロロホル
ム、塩化メチレン、C−C−アルコール類またはC
−C−ケトン類のエステル類、好適にはジエチルエ
ーテル、で抽出し、 f)濃縮された抽出物をシリカまたは酸化アルミニウム
上でクロロホルム、塩化メチレン、エーテルまたはクロ
ロホルム/メタノール混合物を溶出剤として用いてクロ
マトグラフィにかけ、そして g)化合物(0)に相当するRf値(シリカゲルおよび
溶出剤としてのクロロホルムの場合0.80)を有する
溶出液を集めそして濃縮する 段階からなる方法による、化合物(0)の単離方法にも
関するものである。
本発明はまた、 a)クラウセナ・ランシウムの葉を沸騰水で処理し、 b)抽出物から水を蒸発させ、そして残渣を希酸(例え
ばHC1)中に溶解させ、 c)上澄み液を好適にはH形のカチオンイオン交換樹
脂中に通し、 d)該樹脂を塩基、好適には水性アンモニア、で処理
し、 e)該樹脂を有機溶媒、例えばエーテル類、クロロホル
ム、塩化メチレン、C−C−アルコール類またはC
−C−ケトン類の酢酸エステル類、で抽出し、 f)濃縮された抽出物をSiOまたはAl上で
クロロホルム、塩化メチレン、エーテルまたはクロロホ
ルム/メタノール混合物を用いて溶出してクロマトグラ
フィにかけ、そして g)化合物(9)に相当するRf値(シリカゲルおよび
溶出剤としてのクロロホルムの場合0.20)を有する
溶出液を集めそして濃縮する 段階からなる方法による、化合物(9)の単離方法にも
関するものである。
上記の単離方法により得られる粗製生成物類をアルコー
ル類、例えばメタノールまたはエタノール、から再結晶
化することが好ましい。
クラウセンアミドの誘導体類である一般式(I)に従う
化合物(9)および化合物(0)は、それ自体は公知の
還元(例えば接触水素化)、酸化(例えば酸化クロムに
よる)、エステル化およびエーテル化方法により合成で
きる。
本発明はまた式(I)の化合物類を活性成分として含有
している製薬学的組成物類および医薬品類並びにこれら
の組成物類の製造にも関するものである。
本発明はまた、低酸素症および健忘症の治療用の式
(I)の化合物類の使用にも関するものである。
式(I)の化合物類は動物実験において、顕著な脳低酸
素症予防効果および抗健忘症効果を有しており、それは
脳の治療およびヌートロピックス(nootropic
s)の分野において構造的に最も近い関連化合物である
ピラセタム(piracetam)より相当強い。
高い投与量おいてさえ、動物はそれらの行動において何
らかの意味ある変化を示さなかった。低酸素症予防効果
は明らかに不特定の鎮静剤により生じるものではなく、
その結果酸素に対する要求の減少を生じるであろう。式
(I)の化合物類の急性毒性は非常に低いことが見出さ
れている。
本発明に従う製薬学的組成物類は、例えば軟膏、ゲル、
ペースト、クリーム、スプレー(エーロゾルも含む)、
ローション;活性成分の水性もしくは非−水性希釈剤中
の懸濁液、溶液および乳化液;シロップ、顆粒または粉
末の形状をとることができる。
組成物は好適には、殺菌性の等張性水溶液の形状または
本発明の化合物だけをもしくは希釈剤と混合して含有し
ている錠剤、カプセル、丸薬および坐薬の形状である。
錠剤、糖衣丸、カプセルおよび坐薬の形状で適用される
製薬学的組成物(例えば顆粒物)中で使用される希釈剤
には下記のものが包含される: (a)充填剤類、例えば澱粉、砂糖および珪酸; (b)結合剤類、例えばセルロース誘導体類、アルギン
酸塩類、ゼラチンおよびポリビニルピロリドン; (c)湿潤剤類、例えばグリセロール; (d)崩壊剤類、例えば寒天、炭酸カルシウムおよび炭
酸水素ナトリウム; (e)吸収促進剤類、例えば第四級アンモニウム化合物
類; (f)表面活性剤類、例えばセチルアルコール; (g)吸着担体類、例えばカオリンおよびベントナイ
ト; (h)潤滑剤類、例えば滑石、ステアリン酸カルシウム
およびマグネシウム並びに固体ポリエチレングリコール
類。
本発明の製薬学的組成物類から製造される錠剤類、坐薬
類、カプセル類および丸薬類は乳白剤を含有していても
よい一般的なコーティング、包装物および保護マトリッ
クスを有することができる。それらは、活性成分だけ
を、または好適には腸管の特定部分中に、できればある
時間にわたって、放出するように構成させることもでき
る。コーティング、包装物および保護マトリックスは例
えば重合体物質製またはワックス製であることができ
る。
成分類を上記の希釈剤の1種もしくは数種と一緒にして
微細カプセル形に製造することもできる。
上記の製薬学的組成物類および医薬品類の製造は当技術
で公知の方法により、例えば活性成分(類)を希釈剤
(類)と混合して製薬学的組成物(例えば顆粒物)を製
造しそして次に該組成物を医薬品(例えば錠剤)に成形
することにより、実施される。
本発明に従う製薬学的組成物類は好適には全組成物の重
量の約0.1〜99.5%の、より好適には約0.5〜
95%の、活性成分を含有している。
本発明の医薬品類を投与するための好適には1日の投与
量は0.001mg〜0.2mgの活性成分である。
下記の実施例は本発明を説明するものである。
実施例1 クラウセンアミドの単離 80kgのクラウセナ・ランシウム(ルワー)スキール
ス(Clausena lansium(lour)
Skeels)の乾燥葉を最初に水と共に沸騰させた。
水性抽出物を濃縮して18kgの粗製シロップを与え
た。該粗製シロップをシリカゲルと混合し、そしてクロ
ロホルムで抽出した。クロロホルム抽出物を濃縮して褐
色のシロップを与え、それを冷たいメタノールで洗浄し
た。このようにして得られた黄色の粉末をメタノールか
ら再結晶化させて、クラウセンアミドの白色針状結晶を
与えた。
クラウセンアミド:白色針状結晶、融点239−40
℃、▲[α]21 ▼0.00(MeOH中0.5
3)、元素分析および高解析MSを基にした分子式C
1819NO(M:297.1364)、熱いメ
タノール、DMSOおよびDMF中に可溶性、例えばC
HCl、CHCl、エーテル、酢酸エチルなどの
如き一般的な有機溶媒類中に微可溶性。
高解析MSm/z:297.1364(M、C18
19NO)、298.1448(C1820
)、191.0946(C1113NO)、1
90.0881(C1112NO)、174.09
12(C1112NO)、162.0924(C10
12NO)、144.0815(C1010N)、
134.0687(C10)、133.064
6(CO)。元素分析、測定値:C=72.3
9、H=6.39、N=4.51。
13C−NMRデータは下表9に示す。クラウセンアミ
ドの化学構造もX線回析データにより確認された。
実施例2 化合物(0)および化合物(9)の単離 80kgのクラウセナ・ランシウム(ルワー)スキール
ス(Clausena lansium(lour)
Skeels)の乾燥葉を水と共に沸騰させた。水性抽
出物を濃縮して18kgの粗製シロップを与えた。16
kgの該粗製シロップを0.06NHCl(80リット
ル)で処理しそして上澄み液を湿ったH形カチオンイ
オン交換樹脂(48kgのNa形カチオンイオン交換
樹脂から)のカラム中に通した。次に樹脂を脱イオン化
水で洗浄し、2%水性NHOH(32.2リットル)
で処理し、そして最後にジエチルエーテル(60リット
ル)で抽出した。濃縮したジエチルエーテルのクロロホ
ルム溶液を繰り返しシリカゲルカラム上で(比は10
0:1〜20:1に変えた)クロロホルムを溶出剤とし
て使用して処理した。Rf=0.80(化合物(0))
およびRf=0.20(化合物(9))における溶出液
を集めそして濃縮した。このようにして得られた結晶を
メタノールから再結晶化させた。0.18gの白色プリ
ズム状結晶、融点164−6℃(化合物(0))および
3.31gの白色立方体、融点205−6℃(化合物
(9))が得られた。
(化合物(0)): ▲[α]24.5 ▼=−40°(MeOH中0.22
5)。
高解析MS:(M+1)=280.1371 13C−NMRデータは下表9に示す。
(化合物(9)): ▲[α]19 ▼=0.00(MeOH中0.29) 高解析MS:(M+1)=298.1453 (C1820NOに対する) 13C−NMRデータを下表9に示す。
実施例3 一般式 (立体化学性はクラウセンアミド自身に関して示されて
いるのと同じである) を有するクラウセンアミドの誘導体類の合成 a)化合物(I):R=CHCO−;R=CH
COO−;R=R=H 600mgのクラウセンアミドを10mlの無水ピリジ
ンおよび無水酢酸の混合物(1:1)中に溶解させた。
反応混合物を室温で24時間攪拌し、それを30mlの
氷水中に注ぎ、そしてジエチルエーテルで3回抽出し
た。エーテル抽出物を2%HCl(15ml)および水
(25ml、20ml、15ml)で連続的に洗浄し
た。それをNaSOを用いて乾燥し、そして溶媒を
除去して、750mgの透明なシロップを与えた。粗製
反応生成物をメタノールから再結晶化させて、570m
gの白色立方体を生成した。融点165−7℃。
MS:m/z(%):382(M+1;0.5)、2
61(0.3)、232(17)、172(100)、
14(9)、91(8)、43(40)。
b)化合物(IV):R=CHCO−;R=R
=H 500mgの化合物(I)を40mlのメタノール中で
200mgのPd/Cの存在下で20気圧において40
℃で7.5時間にわたり水素化した。触媒の除去後に、
溶媒を除いて、464mgの透明シロップを与えた。そ
れをSiO上でクロマトグラフィにかけて、化合物
(IV)をTLC上でのRf0.58(SiO板、展色
溶媒:ベンゼン/メタノール95:5)を有する無定形
で与えた。
MS:m/z(%):324(M+1;37)、26
4(M−60;4)、232(M−91;39)、17
2(M−60−91;100)、91(39)。
c)化合物(V):R=R=R=R=H 50mgの化合物(IV)を1mlの2%KOH−MeO
H中で水浴上で50分間加熱した。2mlの水、5ml
のクロロホルムおよび2mlのメタノールを加えた。ク
ロロホルム層を分離し、NaSOを用いて乾燥し、
そして濃縮して、透明なシロップを与え、それをエーテ
ルの添加により結晶化させた。融点が123−5℃の白
色の顆粒結晶が得られた。
1.5gのクラウセンアミドを20mlのピリジン中
で、3gのCrOの3mlのHO中溶液を27ml
の氷冷ピリジン中に加えることにより製造された30m
lのコンフォース試薬を用いて酸化した。混合物を一夜
放置し、次に100mlの水中に注ぎ、そしてジエチル
エーテルで抽出した。エーテル溶液を水で2回洗浄し、
そしてNaSOを用いて乾燥した。溶媒の除去後
に、残っている残渣をメタノールを用いて再結晶化させ
た。融点207−10℃の白色プリズムが得られた。
▲[α]25 ▼=0.00(CHCl中0.26) e)化合物(VII):R=R=H;R+R=化
学結合 密封管中で150mgのクラウセンアミドを30mlの
6NHCl中で105℃において24時間加水分解させ
た。終了後に白色片が溶液中に現われた。混合物を濾過
し、そして濾液をエーテルで3回(60ml、50ml
および40ml)抽出した。エーテル抽出物を一緒に
し、水で1回洗浄した。乾燥後に、エーテルを除去し
て、透明シロップを生成し、それをエーテルから再結晶
化させた。粗製反応生成物をエーテルから再結晶化させ
た。融点が188−90℃の白色針状物が得られた。
高解析MS:279.1176(C1817NO
279.1259に対して計算)。
MS:m/z(%):295(M;100)。
13C−NMRデータは下表9に示す。
f)化合物(VIII):R=CHCO−;R=H;
+R=化学結合 150mgの化合物(VII)を無水酢酸/ピリジン
(1:)中に溶解させた。混合物を室温で2日間放置し
た。次に揮発性成分類を減圧下で除去した。残渣を3m
lのクロロホルム中に溶解させた。クロロホルム溶液を
2mlの10%NHOHで洗浄し、次に2mlの水で
2回洗浄し、そして溶媒を除去した。融点が148−5
1℃の白色の無定形固体が得られた。
実施例4 化合物(9)の誘導体類の合成 a)150mgの化合物(9)の8mlの酢酸およびピ
リジン(1:1)中溶液を室温で2日間攪拌した。反応
混合物を水中に注ぎ、そしてクロロホルムで抽出した。
クロロホルムの除去後に残った残渣をメタノールを用い
て再結晶化させた。135gの融点が125−6℃の酢
酸塩が立方体結晶形で得られた。
b)150mgの化合物(9)を2mlのピリジン中
で、0.3gのCrOの0.3mlのHO中溶液を
2.7mlの氷冷ピリジンに加えることにより製造され
た3mlのコンフォース試薬を用いて酸化した。混合物
を一夜放置し、次に10mlの水中に注ぎ、そしてジエ
チルエーテルで抽出した。エーテル溶液を水で3回洗浄
し、そしてNaSOを用いて乾燥した。溶媒の除去
後に、残った残渣をメタノールから再結晶化させて、5
7mgの結晶性固体を与えた。融点202−5℃。
実施例5 本発明に従う化合物類の肝機能に対する影響 体重が18−22gの雄のクンミング(Kunmin
g)種のハツカネズミを実験で使用した。試験しようと
する化合物類を5%ツイーン(Tween)80中に懸
濁させそして飼料と共に経口的に与えた。ツイーン80
溶液を対照用のハツカネズミにも同じ方法により投与し
た。試験管内実験では、該化合物類をジメチルホルムア
ミド中に溶解させそして培養混合物中に直接加えた。
肝臓毒性用に採用される要素には、血漿トランスアミラ
ーゼ(SGPT)、肝臓トリグリセリド類、および肝臓
組織の病理学的試験が包含される。肝臓の病変は炎症の
程度および壊死により主として記録されそして0〜4に
等級づけられた。
a)肝臓−保護活性 ハツカネズミを3群にわけた。対照群には賦形薬を投与
した。他の群にはそれぞれ8時間間隔で2回の投与量
(250mg/kg)の各化合物を与えた。植物油中の
10ml/kgの0.1%CClを、2回目の化合物
投与後24時間に注射した。ハツカネズミを16時間絶
食させ、そして首切りにより殺した。SGPTおよび肝
臓液を測定した。肝臓片を病理学的観察用に部分にわけ
る処理をした。
表9中に記されている如く、クラウセンアミドおよび化
合物(0)の両者はCCl−中毒ハツカネズミのSG
PT水準を相当減少させた。
b)CCl、チオアセトアミドおよびアセトアミノフ
ェンに対するクラウセンアミドの保護活性 抗−CCl肝臓毒性の実験の工程は上記のものと同じ
である。使用した活性化合物の投与量は125および2
50mg/kgであった。表10中に挙げられているデ
ータは、125および250mg/kgの投与量におけ
るクラウセンアミドはCClにより引き起こされるS
GPTの上昇を相当減少させるということを示してい
る。250mg/kgの化合物で処理されたハツカネズ
ミの炎症および壊死の如き肝臓障害は、対照用のものよ
りはるかに少なかった。肝臓液は減少しなかった。
他の実験では、ハツカネズミに最初に植物油中の10m
g/kgの0.15%CClを1日当たり3回の投与
量で注射した。CClの最初の注射から第2〜5日ま
でクラウセンアミド(1日当たり250mg/kg)を
用いる処理を開始した。SGPTの測定および肝臓組織
の病理学的試験を実験7日目に行った。結果は、該化合
物により相当なSGPT低下活性が示されたがそれは肝
臓病変には影響を与えなかったことを示している(表1
1)。
チオアセトアミド肝臓毒性実験では、CClの代わり
にチオアセトアミド(50mg/kg)を使用したこと
以外は最初の実験の工程に従いハツカネズミを処理し
た。クラウセンアミドがSGPT基準を顕著に低下させ
たことが見出された(表12)。
抗−アセトアミノフェン肝臓毒性の実験は下記の方法で
実施された。ハツカネズミに最初の日には2回投与量
(250mg/kg)のクラウセンアミドを投与しその
後第2日目にも同じ投与量を投与した。150mg/k
gのアセトアミノフェンを化合物の最終投与後6時間に
腹腔内注射した。アセトアミノフェン注射後20時間に
SGPTを測定しそして肝臓組織を試験した。クラウセ
ンアミドはSGPT基準および肝臓障害を顕著に減少さ
せた(表13)。
c)健常ハツカネズミの血漿および肝臓トランスアミナ
ーゼ(GPT)に対する影響 2群のハツカネズミにそれぞれ1日に1回賦形薬または
250mg/kgのクラウセンアミドを連続的に7日間
投与した。血漿および肝臓GPTを最後の投与量の投与
後24時間に測定した。表14中に示されている如く、
クラウセンアミドで処理されたハツカネズミのSGPT
基準は対照用のものよりわずかに高かったが、差異はそ
れほどではなかった。肝臓GPTに関しても同様な結果
が得られた。
d)肝臓顆粒チトクロームP−450の誘発 肝臓顆粒チトクロームP−450は異生体の脱毒素反応
において重要な役割を演じている。ハツカネズミに25
0mg/kgのクラウセンアミドを1日1回3日間にわ
たり投与した。対照用のハツカネズミには賦形薬を与え
た。ハツカネズミを一夜絶食させた後に殺した。肝臓顆
粒を準備しそして顆粒モノオキシゲナーゼを測定した。
データを表15に示す。肝臓チトクロームP−450、
チトクロームb、NADPH−チトクローム c 還
元酸素、アミノピリンデメチラーゼおよびベンゾ(a)
ピレンヒドロキシラーゼ活性は全てかなり増加した。
他の実験では、ハツカネズミに250mg/kgの投与
量のクラウセンアミドを与えた。該化合物類の投与後1
および24時間に、ナトリウムペントバルビタール(5
0mg/kg)を腹腔内に投与した。正向反射の消失お
よび回復の間隔を記録することにより睡眠時間を推定し
た。データを表16に示す。クラウセンアミドをペンタ
バルビタールの注射の24時間前に投与したときには、
ハツカネズミの睡眠時間は相当短縮されたが、該化合物
をペンタバルビタールの注射の1時間前に投与したとき
には、睡眠時間は短縮される代わりに顕著に延長され
た。しかしながら、該化合物を予め投与すると肝臓によ
り代謝されないバルビタールにより引き起こされるハツ
カネズミの睡眠時間には影響を与えなかった。このこと
はクラウセンアミドによるペンタバルビタール睡眠時間
の延長は肝臓医薬代謝酸素の抑制に依存していることを
意味する。従って、該化合物は肝臓顆粒チトクロームP
−450に対する二相活性、すなわち抑制およびその後
の誘発、を有する。
e)急性毒性試験: 10匹のハツカネズミに3g/kgのクラウセンアミド
を経口的に1回投与したが、7日間で死亡は生じなかっ
た。
実施例6 クラウセンアミドによる低酸素症耐性(ネズミ)の増加 雄のネズミ(20g体重)群を2室に分かれているプラ
スチック箱(箱の寸法:1個の箱当たり16.8リット
ルの容量に相当する15×28×40cm)にいれた。
箱に3.5%酸素および96.5%窒素を含有している
気体混合物を通気した。通気容量は4リットル/分であ
った。試験物質および賦形薬を試験前30分に経口的に
投与した。
低酸素症混合物の通気開始後約7分に動物は死亡した。
左側の室(対照群)の中で3匹の動物だけが呼吸の兆候
を示した時に実験を停止した。箱を開き、そして依然と
して生きている処理群の動物の数を計数した。
両群中の生存動物の間の差異を、フィッシャーおよびエ
ーツの(1963)(トーマン他1975)に従うX
試験を使用して評価した。
表9は、低酸素症耐性はクラウセンアミドにより相当増
加したことを示している。100mg/kgの経口的投
与量における生存率の59%増加は非常にわずかな物質
類(バルビツレート類)を用いてのみ得られる。
装置(長さ39cm、高さ21cm、および幅21c
m)は2室からなり、一方は半透明プラスチックス製
(長さ29cm)であり、そして他方は黒色塗装されて
いた(長さ10cm)。それは間隔をおいた金属グリッ
ドの底を有しており、それらは1.6mAに20秒間に
わたり配線される刺激装置と連結されていた。
両室は閉鎖できる扉により連結されていた。
雄のネズミ(100−120g体重)を個々に大きい方
の室中に入れそして両室を3分間歩かせた。
その後、動物の小さい方の(暗い)室の中に入れ、連結
扉を閉じ、そして足刺激配線をした。その後、動物を
3.8%酸素および96.2%窒素を含有している気体
混合物が通気されている空気−密閉かごに入れた。動物
をこの低酸素症雰囲気に、それらが呼吸不全の進行を示
すあえぎを示すまで(最高15分間)、呈した。
24時間後にネズミを再び明るい室中に入れた。観察時
間は3分間であった。
1回の実験はそれぞれ15匹の動物の3群で実施した: A群:対照群、低酸素症に呈しない。
B群:対照群、最初の運動後に低酸素症を受ける。
C群:処理された動物、最初の運動後に低酸素症を受け
る。
評価:動物が暗い室の中にはいるのに必要な時間を秒数
で測定した。
2種の対照群の間の時間の差異は100%であると考え
られた(A−B=100%)。
対照群Bおよび処理した群Cの間の時間の差異を百分率
で計算した(C−B=X%)。Xは試験した物質の抗健
忘症効果の能力の測定値であると考えられる。
フロントページの続き (72)発明者 イエン‐ルン・チエン 中華人民共和国ペイチン・シイエンヌウオ ンタンストリート1・チヤイニーズ・アカ デミー・オブ・メデイカル・サイエンシー ズ・インステイテユートオブマテリアメデ イカ内 (72)発明者 ミン‐ホヲ・ヤン 中華人民共和国ペイチン・シイエンヌウオ ンタンストリート1・チヤイニーズ・アカ デミー・オブ・メデイカル・サイエンシー ズ・インステイテユートオブマテリアメデ イカ内 (72)発明者 リアン・ホアン 中華人民共和国ペイチン・シイエンヌウオ ンタンストリート1・チヤイニーズ・アカ デミー・オブ・メデイカル・サイエンシー ズ・インステイテユートオブマテリアメデ イカ内 (72)発明者 コン−タオ・リオウ 中華人民共和国ペイチン・シイエンヌウオ ンタンストリート1・チヤイニーズ・アカ デミー・オブ・メデイカル・サイエンシー ズ・インステイテユートオブマテリアメデ イカ内 (72)発明者 ウルリツヒ・ベンツ ドイツ連邦共和国デー‐4000ジユツセルド ルフ1・グスタフ‐ペンスゲン‐シユトラ ーセ 29

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 [式中、 Rは炭素数が1〜10のアルキル基であり、 R1は水素または炭素数が1〜18のアシル基を表わす
    か、或いはR3と一緒になって化学結合を表わし、 R2は水素を表わすか、またはR3と一緒になって酸素を表
    わし、R3は水素、ヒドロキシまたは炭素数が1〜18の
    アシルオキシ基を表わすか、或いはR1もしくはR4と一緒
    になって化学結合を表わすか、或いはR2と一緒になって
    酸素を表わし、 R4は水素であるか、またはR3と一緒になって化学結合を
    表わし、そして R5およびR6は水素を表わす] の化合物。
  2. 【請求項2】アルキル基の炭素数が1〜6でありそして
    好適にはそれぞれメチルである特許請求の範囲第1項記
    載の化合物。
  3. 【請求項3】アシル基の炭素数が1〜4でありそして好
    適にはアセチル基である特許請求の範囲第1または2項
    に記載の化合物。
  4. 【請求項4】Rがメチルを表わし、 R1が水素もしくはアシルであるか、またはR3と一緒にな
    って化学結合を表わし、 R2が水素であり、 R3がヒドロキシもしくはアシルオキシを表わすか、また
    はR1もしくはR4と一緒になって化学結合を表わし、そし
    て R5およびR6が水素である、 特許請求の範囲第1〜3項のいずれかに記載の化合物。
  5. 【請求項5】式 の立体異性体である特許請求の範囲第1項記載の化合
    物。
  6. 【請求項6】式 のクラウセンアミドである特許請求の範囲第1項記載の
    化合物。
  7. 【請求項7】式 の化合物である特許請求の範囲第1項記載の化合物。
  8. 【請求項8】式 の化合物である特許請求の範囲第1項記載の化合物。
  9. 【請求項9】a)クラウセナ・ランシウムの葉を沸騰水
    で処理し、 b)濃縮された水性抽出物を吸着剤好適にはシリカゲル
    と混合し、 c)該吸着剤を有機溶媒好適にはクロロホルムで抽出
    し、 d)有機溶出液を濃縮し、そして e)該濃縮物を冷たいC1−C6−アルコールまたはC2−C6
    −ケトンで洗浄する、 工程を有する、式 のクラウセンアミドの単離方法。
  10. 【請求項10】a)クラウセナ・ランシウムの葉を沸騰
    水で処理し、 b)濃縮された水性抽出物に希酸を加え、 c)上澄み液をカチオンイオン交換樹脂中に通し、 d)該樹脂を塩基好適には水性アンモニアで処理し、 e)該樹脂を有機溶媒で抽出し、 f)濃縮された抽出物を、シリカまたは酸化アルミニウ
    ム上で、クロロホルム、塩化メチレン、エーテルまたは
    クロロホルム/メタノール混合物を溶出剤として用いて
    クロマトグラフイにかけ、そして g)それぞれ化合物(0)または化合物(9)に相当す
    るRf値を有する溶出液を集めそして濃縮する、 工程を有する、式 の化合物(0)または式 の化合物(9)の単離方法。
  11. 【請求項11】有効成分として一般式 [式中、 Rは炭素数が1〜10のアルキル基であり、 R1は水素または炭素数が1〜18のアシル基を表わす
    か、或いはR3と一緒になって化学結合を表わし、 R2は水素を表わすか、またはR3と一緒になって酸素を表
    わし、R3は水素、ヒドロキシまたは炭素数が1〜18の
    アシルオキシ基を表わすか、或いはR1もしくはR4と一緒
    になって化学結合を表わすか、或いはR2と一緒になって
    酸素を表わし、 R4は水素であるか、またはR3と一緒になって化学結合を
    表わし、そして R5およびR6は水素を表わす] の化合物を含有してなる、肝中毒を治療するための製薬
    学的組成物。
  12. 【請求項12】有効成分として一般式 [式中、 Rは炭素数が1〜10のアルキル基であり、 R1は水素または炭素数が1〜18のアシル基を表わす
    か、或いはR3と一緒になって化学結合を表わし、 R2は水素を表わすか、またはR3と一緒になって酸素を表
    わし、R3は水素、ヒドロキシまたは炭素数が1〜18の
    アシルオキシ基を表わすか、或いはR1もしくはR4と一緒
    になって化学結合を表わすか、或いはR2と一緒になって
    酸素を表わし、 R4は水素であるか、またはR3と一緒になって化学結合を
    表わし、そして R5およびR6は水素を表わす] の化合物を含有してなる、低酸素症または健忘症を治療
    するための製薬学的組成物。
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