JPH0659960A - ファイル保護方式 - Google Patents
ファイル保護方式Info
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- JPH0659960A JPH0659960A JP4227992A JP22799292A JPH0659960A JP H0659960 A JPH0659960 A JP H0659960A JP 4227992 A JP4227992 A JP 4227992A JP 22799292 A JP22799292 A JP 22799292A JP H0659960 A JPH0659960 A JP H0659960A
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- Japan
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- file
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- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 マルチユーザ環境において、個々のファイル
に対していかなる操作もすることなしに、ファイルへ書
込まれた情報を確実に保護する。 【構成】 各ワークステーション1,2,3からファィ
ルサーバ4を介してファイルデータベース5にファイル
を保管する際に、そのファイルの読出時刻がファイルサ
ーバ4に記憶されているそのファイルの最終更新時刻よ
りも時間的に後であるならば、ファイルの更新を許可
し、読出時刻が最終更新時刻よりも時間的に前であるな
らば、ファイルの更新に対して注意を促す警告メッセー
ジを表示する。
に対していかなる操作もすることなしに、ファイルへ書
込まれた情報を確実に保護する。 【構成】 各ワークステーション1,2,3からファィ
ルサーバ4を介してファイルデータベース5にファイル
を保管する際に、そのファイルの読出時刻がファイルサ
ーバ4に記憶されているそのファイルの最終更新時刻よ
りも時間的に後であるならば、ファイルの更新を許可
し、読出時刻が最終更新時刻よりも時間的に前であるな
らば、ファイルの更新に対して注意を促す警告メッセー
ジを表示する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のユーザが同一の
ファイルを重複してアクセスしてその内容を個々に変更
することが可能なマルチユーザ環境のコンピュータ・ネ
ットワーク・システム等におけるファイル保護方式に関
する。
ファイルを重複してアクセスしてその内容を個々に変更
することが可能なマルチユーザ環境のコンピュータ・ネ
ットワーク・システム等におけるファイル保護方式に関
する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ・ネットワーク・システム
を使用して複数のユーザが同一のファイルをアクセスす
るマルチユーザ環境では、ファイル管理を正しく行う必
要がある。例えば、CADシステムでは、設計変更や仕
様変更に伴って、同一の図面ファイルに対して複数のユ
ーザがファイル内容を個々に変更することがある。ま
た、データベースシステムにおいても、常に最新のデー
タがファイルに保管されていなくてはならない。この種
のシステムで考えられる不具合としては、同一のファイ
ルを複数のユーザが同時にアクセスし、一方のユーザが
ファイル内容を変更して再保管した後に、他方のユーザ
がこれとは異なるファイル内容の変更を行って上記ファ
イルを再保管するような場合があげられる。この場合、
後でファイルを再保管した時点で、前に保管された変更
部分の内容がファイルから消失してしまう。
を使用して複数のユーザが同一のファイルをアクセスす
るマルチユーザ環境では、ファイル管理を正しく行う必
要がある。例えば、CADシステムでは、設計変更や仕
様変更に伴って、同一の図面ファイルに対して複数のユ
ーザがファイル内容を個々に変更することがある。ま
た、データベースシステムにおいても、常に最新のデー
タがファイルに保管されていなくてはならない。この種
のシステムで考えられる不具合としては、同一のファイ
ルを複数のユーザが同時にアクセスし、一方のユーザが
ファイル内容を変更して再保管した後に、他方のユーザ
がこれとは異なるファイル内容の変更を行って上記ファ
イルを再保管するような場合があげられる。この場合、
後でファイルを再保管した時点で、前に保管された変更
部分の内容がファイルから消失してしまう。
【0003】そこで、ファイルの重要度に応じて個々の
ファイルにアクセス禁止、読出のみ可、読出及び書込可
のランク付けを行うOS(オペレーション・システム)
のパーミッション機能をCADのネットワークシステム
のファイル保護方式として応用した例がある。
ファイルにアクセス禁止、読出のみ可、読出及び書込可
のランク付けを行うOS(オペレーション・システム)
のパーミッション機能をCADのネットワークシステム
のファイル保護方式として応用した例がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のファイル保護方式では、予め個々のファイルに
ランク付けを行う必要があり、その操作が煩雑であると
共に、ファイルによっては書き替えが全く自由に行われ
てしまうため、ファイルの確実な保護を図ることができ
ないという問題点がある。
た従来のファイル保護方式では、予め個々のファイルに
ランク付けを行う必要があり、その操作が煩雑であると
共に、ファイルによっては書き替えが全く自由に行われ
てしまうため、ファイルの確実な保護を図ることができ
ないという問題点がある。
【0005】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたもので、複数のユーザが同一のファイルを重
複してアクセスしてその内容を個々に変更することが可
能なマルチユーザ環境において、個々のファイルに対す
る煩雑な操作を必要とせずに、ファイルへ書込まれた情
報を確実に保護することができるファイル保護方式を提
供することを目的とする。
になされたもので、複数のユーザが同一のファイルを重
複してアクセスしてその内容を個々に変更することが可
能なマルチユーザ環境において、個々のファイルに対す
る煩雑な操作を必要とせずに、ファイルへ書込まれた情
報を確実に保護することができるファイル保護方式を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1のファ
イル保護装置は、複数のユーザが同一のファイルを重複
してアクセスしてその内容を個々に変更することが可能
なシステムにおけるファイル保護方式において、前記フ
ァイルの最終更新時刻を記憶する手段と、前記ファイル
の読出時の読出時刻を各ユーザ毎に記憶する手段と、各
ユーザが前記ファイルを保管する際に前記読出時刻と前
記最終更新時刻とを比較して前記読出時刻が前記最終更
新時刻よりも時間的に前であった場合に前記ファイルに
対する保護処理を実行する手段とを具備してなることを
特徴とする。
イル保護装置は、複数のユーザが同一のファイルを重複
してアクセスしてその内容を個々に変更することが可能
なシステムにおけるファイル保護方式において、前記フ
ァイルの最終更新時刻を記憶する手段と、前記ファイル
の読出時の読出時刻を各ユーザ毎に記憶する手段と、各
ユーザが前記ファイルを保管する際に前記読出時刻と前
記最終更新時刻とを比較して前記読出時刻が前記最終更
新時刻よりも時間的に前であった場合に前記ファイルに
対する保護処理を実行する手段とを具備してなることを
特徴とする。
【0007】本発明に係る第2のファイル保護装置は、
複数のユーザが同一のファイルを重複してアクセスして
その内容を個々に変更することが可能なシステムにおけ
るファイル保護方式において、前記ファイルの最終更新
時刻を記憶する手段と、前記ファイルの読出時の前記最
終更新時刻を各ユーザ毎に記憶する手段と、各ユーザが
前記ファイルを保管する際に保管時の前記最終更新時刻
と前記読出時の最終更新時刻とを比較して両者が一致し
ない場合に前記ファイルに対する保護処理を実行する手
段とを具備してなることを特徴とする。なお、ここで
「各ユーザ」とは、同一のユーザが同一のファイルを複
数読出している場合には、それぞれのファイルが別々の
ユーザとなる。
複数のユーザが同一のファイルを重複してアクセスして
その内容を個々に変更することが可能なシステムにおけ
るファイル保護方式において、前記ファイルの最終更新
時刻を記憶する手段と、前記ファイルの読出時の前記最
終更新時刻を各ユーザ毎に記憶する手段と、各ユーザが
前記ファイルを保管する際に保管時の前記最終更新時刻
と前記読出時の最終更新時刻とを比較して両者が一致し
ない場合に前記ファイルに対する保護処理を実行する手
段とを具備してなることを特徴とする。なお、ここで
「各ユーザ」とは、同一のユーザが同一のファイルを複
数読出している場合には、それぞれのファイルが別々の
ユーザとなる。
【0008】
【作用】本発明の第1のファイル保護方式によれば、個
々のユーザがファイルを保管する際に、そのユーザがそ
のファイルを読み出した時刻と、そのファイルの最終更
新時刻とを比較する。そして、もし、読出時刻が最終更
新時刻よりも時間的に後であるならば、そのユーザがそ
のファイルを読み出して再保管する間に他のユーザがそ
のファイルの内容を書き替えた事実がないと判断して、
そのファイルの更新を許可する。しかし、もし、読出時
刻が最終更新時刻よりも時間的に前であるならば、その
ユーザがそのファイルを読み出してから再保管するまで
の間に、他のユーザがそのファイルの内容を書き替えた
と判断して、ファイルに対する保護処理を実行する。こ
れにより、他のユーザが書き替えた内容は消失されるこ
となく保存されることになる。
々のユーザがファイルを保管する際に、そのユーザがそ
のファイルを読み出した時刻と、そのファイルの最終更
新時刻とを比較する。そして、もし、読出時刻が最終更
新時刻よりも時間的に後であるならば、そのユーザがそ
のファイルを読み出して再保管する間に他のユーザがそ
のファイルの内容を書き替えた事実がないと判断して、
そのファイルの更新を許可する。しかし、もし、読出時
刻が最終更新時刻よりも時間的に前であるならば、その
ユーザがそのファイルを読み出してから再保管するまで
の間に、他のユーザがそのファイルの内容を書き替えた
と判断して、ファイルに対する保護処理を実行する。こ
れにより、他のユーザが書き替えた内容は消失されるこ
となく保存されることになる。
【0009】また、本発明の第2のファイル保護方式よ
れば、個々のユーザがファイルを保管する際に、そのユ
ーザがそのファイルを読み出したときの最終更新時刻
と、保管時の最終更新時刻を比較する。そして、もし両
者が一致していれば、上記と同様の理由からファイルの
更新を許可し、一致していなければ、ファイルに対する
保護処理を実行する。これにより、他のユーザが書き替
えた内容は消失されることなく保存されることになる。
れば、個々のユーザがファイルを保管する際に、そのユ
ーザがそのファイルを読み出したときの最終更新時刻
と、保管時の最終更新時刻を比較する。そして、もし両
者が一致していれば、上記と同様の理由からファイルの
更新を許可し、一致していなければ、ファイルに対する
保護処理を実行する。これにより、他のユーザが書き替
えた内容は消失されることなく保存されることになる。
【0010】
【実施例】以下、添付の図面を参照してこの発明の実施
例について説明する。図1はこの発明の実施例に係るマ
ルチユーザ環境のCADネットワークシステムを示すブ
ロック図である。このシステムは、複数のワークステー
ション1,2,3が通信回線6に接続されると共に、フ
ァイルサーバ4を介してファイルデータベース5が通信
回線6に接続されることにより、各ワークステーション
1,2,3が通信回線6及びファイルサーバ4を介して
ファイルデータベース5に個々にアクセスできるように
構成されている。
例について説明する。図1はこの発明の実施例に係るマ
ルチユーザ環境のCADネットワークシステムを示すブ
ロック図である。このシステムは、複数のワークステー
ション1,2,3が通信回線6に接続されると共に、フ
ァイルサーバ4を介してファイルデータベース5が通信
回線6に接続されることにより、各ワークステーション
1,2,3が通信回線6及びファイルサーバ4を介して
ファイルデータベース5に個々にアクセスできるように
構成されている。
【0011】ワークステーション1,2,3は、例えば
図2に示すように、ファイルへのアクセス管理及び読み
出されたファイルに対する編集処理を実行するCPU1
1と、ファイル読出時の読出時刻TR を記憶する読出時
刻メモリ12と、ファイルサーバ4との間でファイルデ
ータDATA及びファイル最終更新時刻TE のデータを
通信するための制御を行う通信制御部13と、読み出さ
れたファイルの作業領域を提供するワーキングメモリ1
4と、CPU11の制御のもとで各種メッセージを表示
する表示部15と、CPU11に対して必要な情報を入
力するための入力部16とを備えて構成されている。
図2に示すように、ファイルへのアクセス管理及び読み
出されたファイルに対する編集処理を実行するCPU1
1と、ファイル読出時の読出時刻TR を記憶する読出時
刻メモリ12と、ファイルサーバ4との間でファイルデ
ータDATA及びファイル最終更新時刻TE のデータを
通信するための制御を行う通信制御部13と、読み出さ
れたファイルの作業領域を提供するワーキングメモリ1
4と、CPU11の制御のもとで各種メッセージを表示
する表示部15と、CPU11に対して必要な情報を入
力するための入力部16とを備えて構成されている。
【0012】また、ファイルサーバ4は、ファイルデー
タベース6に対するアクセスを管理するもので、その内
部には、図3に示すように、刻々と変化する現在時刻デ
ータ21と、ファイルデータベース5に格納されたファ
イルに関するファイル管理情報22とが保持されてい
る。ファイル管理情報22には、各ファイルのファイル
名、最終更新時刻、データ量及びコメント等の情報が含
まれている。
タベース6に対するアクセスを管理するもので、その内
部には、図3に示すように、刻々と変化する現在時刻デ
ータ21と、ファイルデータベース5に格納されたファ
イルに関するファイル管理情報22とが保持されてい
る。ファイル管理情報22には、各ファイルのファイル
名、最終更新時刻、データ量及びコメント等の情報が含
まれている。
【0013】次に、このように構成されたシステムの動
作について説明する。図4〜図6は、ファイルアクセス
時の各ワークステーション1〜3の動作を示すフローチ
ャートである。ユーザがワークステーション1を使用し
て図面ファイルの修正作業を行うため、入力部16を操
作して読み出すファイルを指示すると(S1)、CPU
11は通信制御部13にリード指令を出力し、通信制御
部13の制御のもとでファイルの読出動作が開始される
(S2)。読み出されたファイルデータDATAはワー
キングメモリ14に格納される。このとき、読出時刻メ
モリ12には、読出時刻TR として現在時刻が記憶され
る(S3)。この現在時刻は、ファイルサーバ4内に存
在する現在時刻データ21を使用してもよいし、ワーク
ステーション1内に独自に持つ現在時刻データを使用し
てもよい。また、現在時刻は、この例のように各ワーク
ステーション1〜3側に記憶するのではなく、ファイル
サーバ4側に各ユーザ情報と対応付けて記憶するように
してもよい。
作について説明する。図4〜図6は、ファイルアクセス
時の各ワークステーション1〜3の動作を示すフローチ
ャートである。ユーザがワークステーション1を使用し
て図面ファイルの修正作業を行うため、入力部16を操
作して読み出すファイルを指示すると(S1)、CPU
11は通信制御部13にリード指令を出力し、通信制御
部13の制御のもとでファイルの読出動作が開始される
(S2)。読み出されたファイルデータDATAはワー
キングメモリ14に格納される。このとき、読出時刻メ
モリ12には、読出時刻TR として現在時刻が記憶され
る(S3)。この現在時刻は、ファイルサーバ4内に存
在する現在時刻データ21を使用してもよいし、ワーク
ステーション1内に独自に持つ現在時刻データを使用し
てもよい。また、現在時刻は、この例のように各ワーク
ステーション1〜3側に記憶するのではなく、ファイル
サーバ4側に各ユーザ情報と対応付けて記憶するように
してもよい。
【0014】読出ファイルに対する編集作業(S4)が
終了し、ユーザがファイルの保管を指示すると(S
5)、CPU11は通信制御部13を介してファイルサ
ーバ4からそのファイルの最終更新時刻TE を読み込む
(S6)。CPU11は、読み込んだ最終更新時刻TE
とメモリ12に記憶されている読出時刻TR とを比較す
る(S7)。もし、最終更新時刻TE が読出時刻TR よ
りも後であるならば、そのファイルを読込んだ後に他の
ユーザによってファイル内容が書き替えられたことを示
している(以下、これを「アップデートされている。」
という)ので、ファイル保護処理を伴う図5の処理に移
行し、そうでない場合には、ファイル保護処理を伴わな
い図6の処理に移行する。
終了し、ユーザがファイルの保管を指示すると(S
5)、CPU11は通信制御部13を介してファイルサ
ーバ4からそのファイルの最終更新時刻TE を読み込む
(S6)。CPU11は、読み込んだ最終更新時刻TE
とメモリ12に記憶されている読出時刻TR とを比較す
る(S7)。もし、最終更新時刻TE が読出時刻TR よ
りも後であるならば、そのファイルを読込んだ後に他の
ユーザによってファイル内容が書き替えられたことを示
している(以下、これを「アップデートされている。」
という)ので、ファイル保護処理を伴う図5の処理に移
行し、そうでない場合には、ファイル保護処理を伴わな
い図6の処理に移行する。
【0015】ファイル保護処理が実行される場合には、
図5に示すように、まず、表示部15に、「ファイルが
アップデートされています。」「更新しますか?(YES/
NO)」という警告メッセージを表示する(S11)。こ
こで、「YES 」が入力されると、ファイルの強制保管が
なされ、その直前にアップデートされたファイルの内容
は無効になる(S12)。また、「NO」が入力される
と、表示部15に、「新しいファイル名を入力して下さ
い。」というメッセージが表示される(S13)。これ
に応答してユーザがファイル名を入力し(S14)、そ
のファイル名が既存ファイルに存在しなかった場合に
は、「新規ファイル」のメッセージを表示して保管作業
が実行される(S15)。入力したファイル名が既存フ
ァイルに存在している場合には、「既存ファイル 確認
(YES/NO)」のメッセージを表示する(S16)。そ
して、「YES 」が入力されると、既存ファイルの上書き
による保管作業が実行され(S17)、「NO」が入力さ
れると、コマンドを解除する(S18)。
図5に示すように、まず、表示部15に、「ファイルが
アップデートされています。」「更新しますか?(YES/
NO)」という警告メッセージを表示する(S11)。こ
こで、「YES 」が入力されると、ファイルの強制保管が
なされ、その直前にアップデートされたファイルの内容
は無効になる(S12)。また、「NO」が入力される
と、表示部15に、「新しいファイル名を入力して下さ
い。」というメッセージが表示される(S13)。これ
に応答してユーザがファイル名を入力し(S14)、そ
のファイル名が既存ファイルに存在しなかった場合に
は、「新規ファイル」のメッセージを表示して保管作業
が実行される(S15)。入力したファイル名が既存フ
ァイルに存在している場合には、「既存ファイル 確認
(YES/NO)」のメッセージを表示する(S16)。そ
して、「YES 」が入力されると、既存ファイルの上書き
による保管作業が実行され(S17)、「NO」が入力さ
れると、コマンドを解除する(S18)。
【0016】一方、ファイル保護処理を伴わない場合に
は、図6に示すように、まず、表示部15に、「既存フ
ァイル 確認 (YES/NO)」のメッセージを表示する
(S21)。そして、「YES 」が入力されると、既存フ
ァイルの上書きによる保管作業が実行され(S22)、
「NO」が入力されると、コマンドを解除する(S2
3)。
は、図6に示すように、まず、表示部15に、「既存フ
ァイル 確認 (YES/NO)」のメッセージを表示する
(S21)。そして、「YES 」が入力されると、既存フ
ァイルの上書きによる保管作業が実行され(S22)、
「NO」が入力されると、コマンドを解除する(S2
3)。
【0017】図7は、以上の動作を更に具体的に説明す
るためのタイムチャートである。同図(a)は、WS
(ワークステーション)1が時刻TE1でファイル更新を
実行したのち、WS2が時刻TR で同じファイルを読み
出し、更に時刻TE2で編集作業を終了してファイルの保
管を指示した場合を示している。この場合には、再更新
直前の最終更新時刻TE1が、WS2の読み出し時刻TR
よりも前であるため、ファイルはアップデートされてい
ない。このため、ファイル保護処理を伴わずにファイル
の更新が実行される。
るためのタイムチャートである。同図(a)は、WS
(ワークステーション)1が時刻TE1でファイル更新を
実行したのち、WS2が時刻TR で同じファイルを読み
出し、更に時刻TE2で編集作業を終了してファイルの保
管を指示した場合を示している。この場合には、再更新
直前の最終更新時刻TE1が、WS2の読み出し時刻TR
よりも前であるため、ファイルはアップデートされてい
ない。このため、ファイル保護処理を伴わずにファイル
の更新が実行される。
【0018】これに対し、同図(b)は、WS1が時刻
TE1でファイル更新を実行したのち、WS2が時刻TR1
で同じファイルを読み出すまでは、上記と同様である
が、WS2の作業中に、WS1が時刻TR2で同じファイ
ルを読み出して、WS2の作業終了よりも先に時刻TE2
でファイルを保管した場合を示している。この場合、W
S1によるファイルの再更新直前における最終更新時刻
TE1は、読み出し時刻TR2よりも先であるため、WS1
によるファイル保管はファイル保護を伴わない。しか
し、WS2が時刻TE3でファイルを更新しようとした場
合、直前の最終更新時刻TE2は、WS2のファイル読出
時刻TR1よりも後であるため、ファイルはアップデート
されている。したがって、そのまま保管を許可した場合
には、WS1の時刻TR2〜TE2までの作業によって加え
られたデータが消失してしまう。そこで、ファィル保護
処理として警告メッセージを出力する。
TE1でファイル更新を実行したのち、WS2が時刻TR1
で同じファイルを読み出すまでは、上記と同様である
が、WS2の作業中に、WS1が時刻TR2で同じファイ
ルを読み出して、WS2の作業終了よりも先に時刻TE2
でファイルを保管した場合を示している。この場合、W
S1によるファイルの再更新直前における最終更新時刻
TE1は、読み出し時刻TR2よりも先であるため、WS1
によるファイル保管はファイル保護を伴わない。しか
し、WS2が時刻TE3でファイルを更新しようとした場
合、直前の最終更新時刻TE2は、WS2のファイル読出
時刻TR1よりも後であるため、ファイルはアップデート
されている。したがって、そのまま保管を許可した場合
には、WS1の時刻TR2〜TE2までの作業によって加え
られたデータが消失してしまう。そこで、ファィル保護
処理として警告メッセージを出力する。
【0019】このように、本システムによれば、ファイ
ルの読出時刻と、OSで一般的に使用されているファイ
ル管理情報のうちの最終更新時刻とを利用してファイル
の上書きに対する警告メッセージを表示するようにして
いるので、ファイル自体には、ランク付け等の特別の操
作を施すことなく、全てのファイルに対して確実なファ
イル保護を図ることができる。
ルの読出時刻と、OSで一般的に使用されているファイ
ル管理情報のうちの最終更新時刻とを利用してファイル
の上書きに対する警告メッセージを表示するようにして
いるので、ファイル自体には、ランク付け等の特別の操
作を施すことなく、全てのファイルに対して確実なファ
イル保護を図ることができる。
【0020】なお、上記の実施例では、ファイルの読出
時刻とファイルの最終更新時刻とを比較して、ファイル
の保護処理を実行するかどうかを決定したが、その他の
例として、ファイルの読出時の最終更新時刻とファイル
の保管時の最終更新時刻とを比較するようにしても同様
の効果を得ることができる。また、これらの比較は、フ
ァイルサーバ側で行っても良い。この場合、図4に示し
たフローチャートは、図8のように変更されることにな
る。その後の処理は上記と同様である。また、この場
合、各ワークステーション1〜3又はファイルサーバ4
に記憶されるのは、ファイル読出時刻ではなく、読出時
のファイルの最終更新時刻になる。
時刻とファイルの最終更新時刻とを比較して、ファイル
の保護処理を実行するかどうかを決定したが、その他の
例として、ファイルの読出時の最終更新時刻とファイル
の保管時の最終更新時刻とを比較するようにしても同様
の効果を得ることができる。また、これらの比較は、フ
ァイルサーバ側で行っても良い。この場合、図4に示し
たフローチャートは、図8のように変更されることにな
る。その後の処理は上記と同様である。また、この場
合、各ワークステーション1〜3又はファイルサーバ4
に記憶されるのは、ファイル読出時刻ではなく、読出時
のファイルの最終更新時刻になる。
【0021】また、ファイル保護処理としては、上述し
たような警告メッセージの表示だけでなく、例えばファ
イルに対する書込を不可能にする、別ファイルを強制的
に作成する等、他の保護処理を採用することも考えられ
る。
たような警告メッセージの表示だけでなく、例えばファ
イルに対する書込を不可能にする、別ファイルを強制的
に作成する等、他の保護処理を採用することも考えられ
る。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、フ
ァイルを保管する際に、読出時刻が最終更新時刻よりも
時間的に後であるか、又は読出時と保管時の最終更新時
刻とが一致したならば、ファイルの更新を許可し、読出
時刻が最終更新時刻よりも時間的に前であるか、又は読
出時と保管時の最終更新時刻とが一致しなかったなら
ば、ファイル保護処理によりファイルの更新を制限する
ようにしているので、個々のファイルに対していかなる
操作もすることなしに、ファイルへ書込まれた情報を確
実に保護することができるという効果を奏する。
ァイルを保管する際に、読出時刻が最終更新時刻よりも
時間的に後であるか、又は読出時と保管時の最終更新時
刻とが一致したならば、ファイルの更新を許可し、読出
時刻が最終更新時刻よりも時間的に前であるか、又は読
出時と保管時の最終更新時刻とが一致しなかったなら
ば、ファイル保護処理によりファイルの更新を制限する
ようにしているので、個々のファイルに対していかなる
操作もすることなしに、ファイルへ書込まれた情報を確
実に保護することができるという効果を奏する。
【図1】 本発明の実施例に係るCADネットワークシ
ステムのブロック図である。
ステムのブロック図である。
【図2】 同システムにおけるワークステーションの機
能ブロック図である。
能ブロック図である。
【図3】 同システムにおけるファイルサーバに記憶さ
れている情報を示す図である。
れている情報を示す図である。
【図4】 同システムのファイルアクセス動作を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図5】 同システムのファイルアクセス動作を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図6】 同システムのファイルアクセス動作を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図7】 同システムの動作を説明するためのタイムチ
ャートである。
ャートである。
【図8】 本発明の他の実施例に係るCADネットワー
クシステムのファイルアクセス動作を示すフローチャー
トである。
クシステムのファイルアクセス動作を示すフローチャー
トである。
1,2,3…ワークステーション、4…ファイルサー
バ、5…ファイルデータベース、6…通信回線、11…
CPU、12…読出時刻メモリ、13…通信制御部、1
4…ワーキングメモリ、15…表示部、16…入力部、
21…現在時刻データ、22…ファイル管理情報。
バ、5…ファイルデータベース、6…通信回線、11…
CPU、12…読出時刻メモリ、13…通信制御部、1
4…ワーキングメモリ、15…表示部、16…入力部、
21…現在時刻データ、22…ファイル管理情報。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数のユーザが同一のファイルを重複し
てアクセスしてその内容を個々に変更することが可能な
システムにおけるファイル保護方式において、 前記ファイルの最終更新時刻を記憶する手段と、 前記ファイルの読出時の読出時刻を各ユーザ毎に記憶す
る手段と、 各ユーザが前記ファイルを保管する際に前記読出時刻と
前記最終更新時刻とを比較して前記読出時刻が前記最終
更新時刻よりも時間的に前であった場合に前記ファイル
に対する保護処理を実行する手段とを具備してなること
を特徴とするファイル保護方式。 - 【請求項2】 複数のユーザが同一のファイルを重複し
てアクセスしてその内容を個々に変更することが可能な
システムにおけるファイル保護方式において、 前記ファイルの最終更新時刻を記憶する手段と、 前記ファイルの読出時の前記最終更新時刻を各ユーザ毎
に記憶する手段と、 各ユーザが前記ファイルを保管する際に保管時の前記最
終更新時刻と前記読出時の最終更新時刻とを比較して両
者が一致しない場合に前記ファイルに対する保護処理を
実行する手段とを具備してなることを特徴とするファイ
ル保護方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4227992A JPH0659960A (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | ファイル保護方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4227992A JPH0659960A (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | ファイル保護方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0659960A true JPH0659960A (ja) | 1994-03-04 |
Family
ID=16869479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4227992A Pending JPH0659960A (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | ファイル保護方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0659960A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2387008A1 (en) | 2010-05-14 | 2011-11-16 | Asahi Seiko Co. Ltd. | Coin change machine |
-
1992
- 1992-08-04 JP JP4227992A patent/JPH0659960A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2387008A1 (en) | 2010-05-14 | 2011-11-16 | Asahi Seiko Co. Ltd. | Coin change machine |
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