JPH0659861B2 - スク−タ型車両のシ−ト支持構造 - Google Patents

スク−タ型車両のシ−ト支持構造

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JPH0659861B2
JPH0659861B2 JP60030533A JP3053385A JPH0659861B2 JP H0659861 B2 JPH0659861 B2 JP H0659861B2 JP 60030533 A JP60030533 A JP 60030533A JP 3053385 A JP3053385 A JP 3053385A JP H0659861 B2 JPH0659861 B2 JP H0659861B2
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JP
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seat
helmet
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hook
scooter
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巌 中畑
貴彦 石橋
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Yamaha Motor Co Ltd
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Yamaha Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスクータ型車両のシート支持構造に関するもの
である。
〔従来の技術〕
スクータは、椅子に腰かけるような姿勢で乗れ、婦人や
年少者でも容易乗車できることなどから、近年、通勤や
買物など大衆の足として広く利用されている。
この種のスクータは、燃料タンクやオイルタンク、バッ
テリなどの補機類を、シートの着座位置下方に収容し、
これら補機類の上方を、前端を枢着したシートによって
開閉するようにしたものが一般的である。一方、使用上
の便利さから、乗員の頭部を保護するヘルメットを収納
することが要請され、従来、シートの側部によって覆わ
れるフックを設け、このフックにヘルメットを吊下げる
ように構成されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、このような構造では、ヘルメットが車体の側方
に突出するため、駐車時あるいはとりまわし時等におい
て、他の二輪車との接触によってヘルメットが損傷され
やすいという不具合があった。また、狭小な場所への駐
車が困難になるという不都合もあった。これを解決する
ために、フックを従来より前方に設け、ヘルメットをシ
ート前方下側のU字空間に収納することが考えられる
が、フックの位置が枢支点により後方に限定されるた
め、必ずしもヘルメットを前記空間に収納することがで
きない。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はこのような事情に鑑みなされたもので、ヘルメ
ットをシート前方下側のU字空間に収納できるスクータ
型車両のシート支持構造を提供するものである。本発明
に係るスクータ型車両のシート支持構造は、シートを後
端部が前端部より幅拡になるように形成し、フレームに
支持されたシート支承部材に、このシートの後端部を枢
着すると共に、前端部をロック機構によって着脱自在に
係着し、このシートの前端部によって覆われるヘルメッ
ト吊下用フックを前記シート支承部材に設けたものであ
る。
〔作用〕
本発明においては、ヘルメット吊下用フックでヘルメッ
トをシート前方下側に吊下げると共に、シートでヘルメ
ットがフックから外れるのを防止する。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図により詳細に説明する。第
1図は本発明に係るスクータ型車両のシート支持構造が
実施されたスクータの要部を示す側面図、第2図は同じ
く平面図、第3図はスクータを示す側面図で、これらの
図において符号1で示すものはスクータを示し、このス
クータ1は操向ハンドル2とシート3との間に低床な略
板状の足載せ台4を備えており、シート3の前方下側に
U字空間Sが形成されている。なお、前記シート3は、
第2図に示すように後端部が前端部より幅拡になるよう
に形成されている。5はスクータ1の前後方向に延在す
る一本の管体からなるフレームであり、前部は前記足載
せ台4の下側を前方向に延在し図示しない操向軸管が設
けられている。この操向軸管には、前輪6を懸架するフ
ロントフォーク7が転向自在に支持されている。一方、
フレーム5の後部は足載せ台4の下側から上方に向か
い、かつシート3の下方において再び後方に向かうよう
に屈曲されており、ユニットスイング式エンジン8で懸
架された後輪9の上方にまで延在され、後端に後輪9の
上方を被覆する円弧状の泥よけ10が取付けられてい
る。
11は前記シート3の前部に対応してフレーム5に突設
された支柱、12はシート3の後部に対応してフレーム
5に突設された支持部材である。
これら部材間、換言すればシート3の着座位置下方に
は、燃料タンク13やオイルタンク14、バッテリ15
などの補機類が介装されている。これら補機類は、前記
フレーム5やユニットスイング式エンジン8などと共に
サイドカバー16で被覆されている。このサイドカバー
16はシート3の下方に配され、樹脂材等から左右に分
割して成形されている。
前記支柱11の上端部には、両側にサイドカバー16が
固定され上面にシート3を支承する支承部17を有する
ブラケット18が設けられている。支持部材12は略L
字状に形成された一対の管体からなり、幅方向に間隔を
おいて対向し、かつ一端は上方向に延在し他端は後方向
に延在するように、ブラケット19を介してフレーム5
に固定されている。支持部材12の上端部は、シート3
の後端面に沿ってシート3後方にまで延在され、後端部
はサイドカバー16の後端にまで延在されている。前記
上端部の幅はシート3の後端幅よりも僅かに狭くなるよ
うに設定されている。
20はこの上端部に横架されたボルト等の軸部材21上
に回動自在に設けられた枢着部材である。この枢着部材
20はU字状を呈するアームを有し、そのアームの先端
にシート3の底部材3aの後端がねじ等により連結され
ている。すなわち、シート3の後端は枢着部材20を介
して支持部材12に枢着されており、軸部材21を支点
として回動自在に取付けられている。そして、本発明に
係るシート支承部材は、前記支柱11,ブラケット18
および支持部材12,ブラケット19等によって構成さ
れることになる。
22はシート3の前端部に対応して前記ブラケット18
に設けられたシートロックで、シート3の前端部を着脱
自在にフレーム5側に係着している。このシートロック
22はキー溝を有し、このキー溝から挿入されるキーに
よってシート3の係着を解除するように構成されてい
る。23はシートロック22に近接してブラケット18
上に配置され、支柱11を介してフレーム5に設けられ
たヘルメット吊下用フックで、このフック23は内側に
開口された鉤状に形成されている。前記シート3の前端
部は、シート3の係着時にフック23の外周側を覆うよ
うに形成されている。
24はシート3の後方に設けられ、支持部材12の上端
部を嵌脱自在に被覆するシートカバー、25はサイドカ
バー16の後端に取付けられたテールライトである。2
6はシート3の後方のシート3より低い位置に後下がり
に設けられたキャリヤで、このキャリヤ26は支持部材
12およびサイドカバー16を固定するブラケット27
に連結されている。
このように構成されたスクータ型車両のシート支持構造
においては、フレーム5に突設した支持部材12にシー
ト3の後端部を枢着し、シート3の前端部で外周側が覆
われるヘルメット吊下用フック23を設けているから、
軸部材21を支点としてシート3を開き、フック23に
ヘルメット27を吊下げることができる。また、シート
3の前端部をシートロック22で着脱自在に係着してい
るから、シート3を閉じ、フック23が覆われた状態に
保持することができる。
したがって、シート3を開き、ヘルメット27のひもを
フック23に掛けることにより、ヘルメット27をシー
ト3の前方下側のU字空間Sに吊下げることができる。
しかも、ヘルメット27を吊下げた後にシート3をシー
トロック22で係着すると、シート3の前端部でフック
23を覆い、ヘルメット27が外れるのを防止すること
ができる。すなわち、ヘルメット27は何等特別な鍵部
材を必要とすることなく、シートロック22で盗難から
保護されている。
実施例においては、支持部材12はシート3の後端幅よ
りも僅かに狭い幅を有しているので、支持幅を広くする
ことによってシート3の支持を確実にし、横方向の揺動
を防止することができる。そのため、安定した姿勢を維
持することができる。また、枢着部材20はU字状のア
ームを有しているので、外部に露呈することなく、かつ
シート3後方に設けたシートカバー24に何等干渉され
ることもなくシート3の開閉が行える。
なお、上記実施例においては、支持部材12を一対の管
体から上端部の幅をシート3の後端幅よりも僅かに狭く
なるように形成した例について説明したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、プレート状の部材から形
成することもでき、上端部の幅は要するにシート3を枢
着できる幅であればよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、シートを後端部が
前端部より幅拡になるように形成し、フレームに支持さ
れたシート支承部材に、このシートの後端部を枢着する
と共に、前端部をロック機構によって着脱自在に係着
し、このシートの前端部によって覆われるヘルメット吊
下用フックを前記シート支承部材に設けたから、ヘルメ
ット吊下用フックでヘルメットをシート前方下側に吊下
げ、しかもこのヘルメットがフックから外れるのをシー
トで防止することができる。
したがって、ヘルメットを着脱自在にシート前方下側に
吊下げることができるから、ヘルメットをシート前方下
側のU字空間に収納することができる。そのため、ヘル
メットは車体側方に突出するようなことがない。また、
シートを開いたときにシートがヘルメット吊下用フック
から大きく離れるので、シートが邪魔になることなくヘ
ルメットの着脱作業を容易に行うことができる。しか
も、シートが邪魔にならない分フックをより前方に配置
することができる。
さらに、シートは幅拡な後端部が車体側に枢着され、比
較的幅狭な前端部がロック機構によって開閉自在に取付
けられているため、枢着部の幅を自由に大きくでき、か
つ一般に略点支持となるロック機構側のシートが幅狭で
あるから、シート自体およびその取付剛性を十分確保す
ることができる。このため、シートを変形させてヘルメ
ットをフックら外す等のいたずらを防止することができ
る。しかも、フック近傍のロック機構として大型で剛性
の高いものを使用する必要がなく、ロック機構が小型化
する分だけフックをより前方に配置することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るスクータ型車両のシート支持構造
が実施されたスクータの要部を示す側面図、第2図は同
じく平面図、第3図はスクータを示す側面図である。 3……シート、5……フレーム、12……支持部材、2
0……枢着部材、21……軸部材、22……シートロッ
ク、23……ヘルメット吊下用フック、27……ヘルメ
ット。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操向ハンドルとシートとの間に低床な足載
    せ台を備えたスクータ型車両において、前記シートを後
    端部が前端部より幅拡になるように形成し、フレームに
    支持されたシート支承部材に、このシートの後端部を枢
    着すると共に、前端部をロック機構によって着脱自在に
    係着し、このシートの前端部によって覆われるヘルメッ
    ト吊下用フックを前記シート支承部材に設けたことを特
    徴とするスクータ型車両のシート支持構造。
JP60030533A 1985-02-20 1985-02-20 スク−タ型車両のシ−ト支持構造 Expired - Fee Related JPH0659861B2 (ja)

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JPS61191484A JPS61191484A (ja) 1986-08-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53110653U (ja) * 1977-02-10 1978-09-04
JPS6138873Y2 (ja) * 1981-01-08 1986-11-08

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JPS61191484A (ja) 1986-08-26

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