JPH065980U - 印字面付磁気カ−ド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は印字面付磁気カ−ドに関し、磁気層
の出力電圧及び分解能を低下させることなく可逆性サ−
モフイルム厚の厚みを自由にでき印字の品質を良好に
し、使用済になっても可逆性サ−モフイルム層を所定の
温度で加熱して印字を消し、透明な元の状態に戻し再使
用できるようにすることを目的としている。 【構成】 プラスチックシ−トの一方の面に磁性層を形
成し、反対の面に印字を表示する可逆性サ−モフイルム
層を形成してある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、例えば高速道路で料金支払いに使用する磁気カ−ドに於て、可逆性 サ−モフイルムを用い、残金を表示するようにした印字面付磁気カ−ドに関する 。

【０００２】

【従来の技術】

図２は従来の印字面付磁気カ−ドである。１は厚さ１８８μのプラスチックシ −トで、一方の面に厚み１４〜１６μの磁気層２を形成し、その上に厚み１μの アルミ蒸着層３を、更にその上に厚み７〜１０μのサ−モフイルム層４を形成し ている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来技術に於ては、サ−モフイルム層を厚くする事に限界がある。即ち、 サ−モフイルム層４を７μ以上にすると、磁気層２からの磁気出力電圧及び分解 能の低下を生じ、磁気カ−ドとしての性能が損われ、又、サ−モフイルム層４を 厚くしないと印字品質が悪くなるという問題点があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記問題点を解決することを目的とし、プラスチックシ−トの一方の 面に磁性層を形成し、反対の面に印字を表示する可逆性サ−モフイルム層を形成 したことを特徴とする。

【０００５】

【実施例】

図１に示した本考案の一実施例について詳細に説明する。１０は厚さ１８８μ のプラスチックシ−トで、その一方の面に厚み１４〜１６μの磁気層１１を形成 し、その上に厚さ５〜６μの隠蔽層１２を形成し、その上に厚さ２μの印刷層１ ３を形成している。

【０００６】 本考案は上記プラスチックシ−ト１０の反対面に厚さ１μのアルミ蒸着層１４ を形成し、その上に厚さ７〜１０μの可逆性サ−モフイルム層１５を形成してい る。該可逆性サ−モフイルム層１５は１１０℃の温度で発色印字し、７５℃〜８ ０℃の温度で印字が消えて元の状態に戻るようになっている。

【０００７】 例えば、高速道路で使用する場合、通行券と上記本考案磁気カ−ドを料金ゲ− トで差し出すと通行券の料金を磁気層１１にインプットされている料金より差し 引いて残金を可逆性サ−モフイルム層１５に印字表示するようになっている。

【０００８】 磁気カ−ド残金が零になったら磁気層１１に所定の金額を入力し、可逆性サ− モフイルム層１５を７５℃〜８０℃で加温して透明にし再使用する。

【０００９】

【考案の効果】

本考案によると、プラスチックシ−トの一方の面に磁性層を形成し、反対の面 に印字を表示する可逆性サ−モフイルム層を形成してあるので、磁気層の出力電 圧及び分解能を低下させることなく、可逆性サ−モフイルム層の厚みを自由にで き、印字の品質を良好にでき、使用済になっても可逆性サ−モフイルム層を透明 な元の状態に戻すし、再使用できるので経済的である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例正断面図である。

【図２】従来の印字面付磁気カ−ド正断面図である。

【符号の説明】

１０ プラスチックシ−ト １１ 磁気層 １２ 隠蔽層 １３ 印刷層 １４ アルミ蒸着層 １５ 可逆性サ−モフイルム層

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁵ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ０６Ｋ 19/06 Ｇ１１Ｂ 5/80 7303−5Ｄ 23/00 Ｎ 7201−5Ｄ 23/44 Ａ 7201−5Ｄ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 プラスチックシ−トの一方の面に磁性層
   を形成し、反対の面に印字を表示する可逆性サ−モフイ
   ルム層を形成した印字面付磁気カ−ド。