JPH0659445B2 - 塗装装置 - Google Patents

塗装装置

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JPH0659445B2
JPH0659445B2 JP1020785A JP2078589A JPH0659445B2 JP H0659445 B2 JPH0659445 B2 JP H0659445B2 JP 1020785 A JP1020785 A JP 1020785A JP 2078589 A JP2078589 A JP 2078589A JP H0659445 B2 JPH0659445 B2 JP H0659445B2
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JP
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coating
coating material
paint
coated
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JP1020785A
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高弘 湯浅
俊晴 大野
幸雄 芳賀
博身 前田
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Dai Nippon Toryo KK
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Dai Nippon Toryo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は塗装装置に関し、特に表面が多孔質である板状
被塗物に対して連続的に所望の厚さに且つ平滑に良好に
塗装できる塗装装置に関する。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題] 従来、量産工場において板状被塗物をコンベアーにて搬
送しながら連続的に塗装する塗装としては、種々のタイ
プのものが提案されている。
たとえば、従来、塗料を20〜80μm径の微小粒子に
霧化させて塗装するエアースプレー方式やエアレススプ
レー方式による装置、あるいはロールコーターやカーテ
ンフローコーターが用いられている。
しかして、上記エアースプレー塗装装置及びエアレスス
プレー塗装装置は、塗料を霧化させるために塗着効率が
悪く、且つ塗料ミストが大量に飛散するため機器類の汚
染が発生し安全衛生上の害及び郊外を引起すこともあ
る。
更に、上記スプレー塗装装置やフローコーターは、板状
被塗物の搬送速度に応じて塗膜厚さが変化するので該搬
送速度を正確に制御する必要がある。
また、上記従来の塗装装置は、板状被塗物の表面状態に
よらず、全面均一に塗料が供給されるので、該被塗物の
表面がたとえばスレート板等の様に多孔質である場合に
は、塗料吸収性が部分的に異なり塗膜厚さが不均一にな
るという問題点がある。それ故、板状被塗物の表面性状
の差に応じて、同一塗装条件であっても、塗膜厚さが変
化し、所望の膜厚精度を維持できなくなるおそれがあ
る。
そこで、本発明は、以上の如き従来技術の問題点がな
く、特に板状被塗物の表面が多孔質であっても容易に所
望厚さに良好に塗装することのできる、塗装装置を提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、以上の如き目的は、 被塗物搬送手段と、該被塗物搬送手段により搬送され表
面が多孔質である板状被塗物(以下、単に「被塗物」と
いう)に対し過剰量の塗料を供給するための塗料供給手
段と、該塗料供給手段による塗料供給を受けた後に上記
被塗物搬送手段により搬送される被塗物の塗料層の上層
部を吹き流し除去するための加圧気体吹付手段と、該加
圧気体吹付手段による塗料層上層部の吹き流し除去を受
けた後に上記被塗物搬送手段により搬送される上記被塗
物における過大膜厚の塗料層部分をならし且つ過小膜厚
の塗料層部分に塗料を供給して塗膜厚を均一化するため
のロールコーターとを有することを特徴とする、塗装装
置、 により達成される。
[実施例] 以下、図面を参照しながら本発明の具体的実施例を説明
する。
第1図は本発明による塗装装置の一実施例を示す概略側
面図であり、第2図はその概略平面図である。
図において、2は被塗物搬送手段たる平送りローラーコ
ンベアーであり、該コンベアーは3つの部分2a,2
b,2cからなる。Aは該コンベアーの搬送方向であ
る。4は該コンベアー2の部分2a,2b,2cを順次
経由してA方向に搬送される被塗物である。
コンベアー部分2aの上方は被塗物4に対する塗料供給
手段たるシャワーコーター10が配置されている。該シ
ャワーコーターは塗料タンク12と、該塗料タンクから
塗料の供給を受けるコーターヘッド14と、該コーター
ヘッドに流量調整バルブ16を介して付設されたノズル
18とを有している。該ノズルは被塗物搬送方向Aに対
し直交する水平方向に適宜の間隔で被塗物の幅をカバー
できる程度にわたって複数配置されている。尚、該ノズ
ル18としては被塗物搬送方向Aに対し直交する水平方
向に被塗物の幅をカバーできる程度の長さを有し且つ下
部には長手方向に延びているスリットが形成されている
ものであってもよい。上記シャワーコーター10では、
塗料タンク12内の塗料は重力の作用によりコーターヘ
ッド14へと供給され、更にバルブ16の開度に応じて
ノズル18へと供給され被塗物4の上面に供給される。
19は被塗物に付着しなかった塗料を受けるための塗料
回収槽である。
上記コンベアー部分2a,2b間には加圧気体吹付手段
たる加圧エアー吹付手段20が配置されている。該吹付
手段は加圧エアー発生源たるブロワー22と、該ブロワ
ーから加圧エアーの供給を受けるエアーノズル24とを
有している。該エアーノズルはコンベアー2により搬送
される被塗物の移動経路の上方に位置し、下部には加圧
エアー吐出のためのスリットが形成されている。第2図
に示されている様に、該エアーノズル24はその長手方
向(スリット方向)と被塗物搬送方向に対し直交する水
平方向と角度αをなしており、該角度αを変化させるこ
とができる様に取付けられている。該角度αはたとえば
0〜60度である。また、第3図に示される様に、エア
ーノズル24はそのスリットから吐出される加圧エアー
の吐出方向と被塗物4の上面とが角度βをなしており、
該角度βを変化させることができる様に取付けられてい
る。該角度βはたとえば20〜90度である。エアーノ
ズル24のスリット幅はたとえば0.5〜10mm、好
ましくは0.5〜5mmである。該エアーノズルと被塗
物との距離はたとえば5〜100mm、好ましくは10
〜20mmとなる様に設定される。また、エアーノズル
24から吐出される加圧エアーの圧力はたとえば500
〜3000mmAq、好ましくは1000〜1300m
mAqである。
第1図及び第2図に示される様に、エアーノズル24の
下方且つ被塗物移動経路の下方には被塗物から吹き流し
除去された塗料を受けるための塗料回収槽26が配置さ
れており、また第2図に示される様に、吐出されたエア
ーを排気するための排気装置28が設けられている。
尚、上記エアーノズル24は1つのみに限られることは
なく、第4図(a)に示される様に2つあるいはそれ以
上を並列配置して多段階で加圧エアー吹付けを行なうも
のや、第4図(b)に示される様に2つを配置して被塗
物4を幅方向に関しほぼ半分づつ別々に外向きにエアー
吹付けを行なうもの等の変形が可能である。
上記コンベアー部分2b,2c間にはロールコーター3
0が配置されている。該ロールコーターはコンベアー2
により搬送される被塗物の移動経路の上方に配置されて
いるコーティングロール32及びドクターロール34と
被塗物の移動経路の下方に上記コーティングロール32
に対応して配置されているバックアップロール36とを
有する。これらのロールは塗料含浸の良好な単泡または
連泡のスポンジ層を有するものが好ましく、該スポンジ
の材質としてはたとえばエチレンプロピレンゴム、ニト
リルゴム及びウレタンゴムを例示することができる。該
スポンジ層の厚みはたとえば5〜25mmであるのが好
ましい。
第1図において、38は上記コーティングロールとドク
ターロールに塗料を供給するためのヘッドであり、40
は被塗物に付着しなかった塗料を受けるための塗料回収
槽であり、42は塗料タンクである。44は該塗料タン
クから上記ヘッド38に対し塗料を供給するためのポン
プである。
尚、46はバックアップロール36に対するコーティン
グロール32の上下方向位置を設定するための調整ハン
ドルであり、48はコーティングロール32に対するド
クターロール34の水平方向位置を設定するための調整
ハンドルである。
第5図(a)〜(d)は上記実施例における塗料工程を
示す図である。
第5図(a)は上記シャワーコーター10による塗料供
給状態を示す断面図であり、被塗物4に対しノズル18
から塗料が供給される。該ノズルの下方を通過した被塗
物4上には適宜の厚さの塗料層50が形成される。該塗
料層の厚さは次工程の加圧エアー吹付けにおいて目標と
して設定される厚さ(t)よりも十分に厚くなる様に
塗料供給量が設定される。
かくして、シャワーコーターにより全面に塗料層50が
形成された被塗物4は、該塗料層が未乾燥状態のまま、
上記加圧エアー吹付手段20に到達する。第5図(b)
はこの時の状態を示す断面図である。被塗物4の表面の
空孔の大きさが部分的に異なるため塗料吸収性が部分的
に大きく異なる。このため、第5図(b)に示される様
に塗料の吸収された被塗物層51の厚さは部分的に異な
る様になり、従って塗料層50の厚さが部分的に異なる
ことになる。塗料層50は塗料吸収性の大きい部分では
厚さ減少が大きく塗料吸収性の小さい部分では厚さ減少
が小さい。
第5図(c)は上記加圧エアー吹付手段20による塗料
層上層部吹き流し除去の状態を示す断面図であり、被塗
物4に対しエアーノズル24から加圧エアーが吐出せし
められる。該ノズルの下方において、吐出加圧エアーに
より被塗物4上の塗料層50はここで目標とする厚さt
を越える上層部が吹き流されて除去される。尚、同時
に、塗料吸収(充填)されなかった被塗物の空孔箇所
に、吐出加圧エアーにより塗料が強制的に吸収せしめら
れる。そしてエアーノズル24の下方を通過した被塗物
4上の塗料層50はほぼ全面均一の厚さtとなる。
但し、被塗物4の表面性状によっては、塗料層50の厚
さは部分的にt以上となることがある。たとえば、第
5図(c)に示される様に被塗物4が木材等の表面に多
少のけば立ち5を有する様な場合には、この部分では塗
料が該けば立ちに付着するのでエアー吹付けによっても
該塗料層50の厚さはtよりかなり大きくなる。
第5図(d)は上記ロールコーター30による塗料塗布
及びならしの状態を示す断面図であり、上記の様に加圧
エアー吹付け処理された被塗物4のウェット塗料層50
上に塗料が塗布され新たに塗料層52が形成される。そ
して、該塗料層52と上記塗料層50とにより形成され
る塗膜の厚さは全面にわたって(t+t)となる。
ここで、被塗物4の表面がけば立ち5等のために上記加
圧エアー吹付け処理によって塗料層50がtより大き
くなった部分では、その分だけ塗料層52の厚さが薄く
なり、塗料層50が(t+t)を越える厚さの場合
にはコーティングロール32により該塗料層50がなら
し処理を受けて厚さ(t+t)とされる。
尚、塗料層52を形成する塗料は上記塗料層50を形成
する塗料とほぼ同一のものを用いる。
以上の様にして所望厚さの塗膜を形成することができ、
該塗膜は適宜の手段により乾燥硬化せしめられる。
上記実施例では被塗物が平板状であるとしたが、該被塗
物としては表面に溝があるものを用いることもできる。
但し、この場合はロールコーターでの塗料塗布によって
溝部内全体には塗料が充填されない様に該溝部の深さが
十分に深いことが必要である。そして、この場合には、
溝部はシャワーコーターによる塗料供給及び加圧気体吐
出による塗料層上層部吹き流し除去のみを受け、溝部以
外の部分は上記実施例と同様の作用を受けることにな
る。また、この場合には、溝部全体に対する加圧気体吐
出による塗料層上層部吹き流し除去の効率を高めるた
め、上記エアーノズル24の長手方向が溝方向に対し斜
めになる様に角度αを設定するのが好ましい。
[発明の効果] 以上詳細に説明した様に、本発明の塗装装置によれば、
被塗物の表面性状によらず所望部分を容易に安定して所
望厚さに塗装できる。
また、本発明塗装装置は、簡単な機器の組合せで構成す
ることができ、運転中のトラブルも少なく、高速塗装が
可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による塗装装置の一実施例を示す概略側
面図であり、第2図はその概略平面図である。 第3図はエアーノズルから吐出される加圧エアーの吐出
方向と被塗物との関係を示す図である。 第4図(a),(b)は複数のエアーノズルを用いた場
合の該エアーノズルの配列を示す図である。 第5図(a)〜(d)は本発明塗装装置における塗装工
程を示す図である。 2:コンベアー、4:被塗物、 10:シャワーコーター、18:ノズル、 20:加圧エアー吹付手段、 24:エアーノズル、 30:ロールコーター、 32:コーティングロール、 34:ドクターロール、 36:バックアップロール、 50,52:塗料層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−179176(JP,A) 実開 昭50−122791(JP,U) 特公 昭60−56549(JP,B2)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被塗物搬送手段と、該被塗物搬送手段によ
    り搬送され表面が多孔質である板状被塗物に対し過剰量
    の塗料を供給するための塗料供給手段と、該塗料供給手
    段による塗料供給を受けた後に上記塗物搬送手段により
    搬送される上記被塗物の塗料層の上層部を吹き流し除去
    するための加圧気体吹付手段と、該加圧気体吹付手段に
    よる塗料層上層部の吹き流し除去を受けた後に上記被塗
    物搬送手段により搬送される上記被塗物における過大膜
    厚の塗料層部分をならし且つ過小膜厚の塗料層部分に塗
    料を供給して塗膜厚を均一化するためのロールコーター
    とを有することを特徴とする、塗装装置。
  2. 【請求項2】上記塗料供給手段がシャワーコーターまた
    はフローコーターである、請求項1に記載の塗装装置。
  3. 【請求項3】上記加圧気体吹付手段が上記被塗物に対す
    る加圧気体吹付角度の調整が可能である、請求項1に記
    載の塗装装置。
JP1020785A 1989-02-01 1989-02-01 塗装装置 Expired - Lifetime JPH0659445B2 (ja)

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JP1020785A JPH0659445B2 (ja) 1989-02-01 1989-02-01 塗装装置

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JPH03158A JPH03158A (ja) 1991-01-07
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4585911B2 (ja) * 2005-05-16 2010-11-24 三菱レイヨン株式会社 エアナイフ、塗工方法および装置、ならびに硬化層付き板状重合物の製造方法
JP6007520B2 (ja) * 2012-03-05 2016-10-12 Jfeスチール株式会社 基材へのスラリー塗布方法及び塗布装置

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JPS5725282Y2 (ja) * 1974-03-08 1982-06-01
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