JPH0659407B2 - ハニカム形状体 - Google Patents

ハニカム形状体

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JPH0659407B2
JPH0659407B2 JP60253147A JP25314785A JPH0659407B2 JP H0659407 B2 JPH0659407 B2 JP H0659407B2 JP 60253147 A JP60253147 A JP 60253147A JP 25314785 A JP25314785 A JP 25314785A JP H0659407 B2 JPH0659407 B2 JP H0659407B2
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JP
Japan
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honeycomb
shaped body
strength
lattice
cell
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JP60253147A
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彰 橋本
秀矩 洲崎
菊雄 妹尾
浩 竹林
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、液体,気体等の流体を通過させ、その表面に
接触することにより、化学反応や、物理反応を引き起こ
す現象を利用するハニカム形状体に関する。
従来の技術 この種の化学反応や、物理反応を利用した触媒体や、吸
着剤としては、以前は球状もしくは円筒形のペレット状
のものが用いられていた。しかし液体や気体等の流体と
の接触表面積が小さく、又流体抵抗が大きいために次第
に用いられなくなってきた。かわりに板又は塊状を有
し、貫通孔が規則正しく流体を通過させることができる
ハニカム形状体が広く用いられるようになった。このハ
ニカム形状体でも、当初は特公昭60−17576に見
られるように、丸筒状を有したピン金型により打ち抜か
れた形状のハニカムが主流であったが現在は、特公昭6
0−31800に見られるようなハニカムダイスを用い
て成形される正方形の格子穴を有したハニカム形状体
が、反応表面積が大きく流体抵抗も少ないので広く用い
られている。
発明が解決しようとする問題点 触媒体や吸着体として、ハニカム形状体が用いられるよ
うになると、用途も加速度的に広がってきた。そのた
め、反応性を良くするために、格子の寸法を小さくし、
かつ格子壁の厚みをうすくする方向での開発が進められ
てきたが、格子が小さくなれば、反応性は良くなるが、
流体抵抗が大きくなる。一方これを解決するために、格
子壁を薄くすればよいが、強度が弱くなるとともに成型
性が非常に悪くなり、いずれも限界があった。特に自然
対流による排ガスを導入することにより、CO,炭化水
素等を酸化浄化する目的で用いられる石油ストーブ用触
媒等では浄化率が60〜70%が限界であった。
問題点を解決するための手段 従来のハニカム形状体では、達成できなかった反応効率
が良くて、かつ流体抵抗が少なく、強度もあるハニカム
形状体として開孔形状が相対する二辺の長さは等しい
が、他の二辺とは長さの異なる四角形(長方形またはそ
れぞれの相対する二辺どうしが傾きを有した四角形)
で、第1図のように長辺の長さをb、短辺の長さをaと
し、短辺aを形成する格子壁をb′,長辺bを形成する
格子壁をa′とすると a′<b′、b′はa′の約1.2倍〜約2.7倍かつ a/b≦a′/b′≦(a/b)1/3 となるように設計する。通常の石油燃焼機器の触媒体と
して用いられるハニカム体では、a′は0.1〜2.0mmの範
囲で用いられる。
作用 触媒体や吸着剤としてのハニカム形状体において、流体
抵抗(圧力損失)を支配する重要な因子は、開孔部分の
大きさや開孔率にある。ハニカム形状体では、ハニカム
ダイスを使用して成型するため、開孔率は50〜80%
に限定される。その中で圧力損失を小さくするには、4
つの壁に囲まれた開孔部(セルと呼ぶ)の面積を大きく
すればよいことになる。一方、ハニカム形状体の触媒性
能や吸着剤としての性能は、流体がセル中を通過すると
き、セル壁との距離が問題になり、短いほど性能が良く
なる。このため、小さいセルのもの程流体の圧力損失が
大きく、性能は良くなる。ここで、同じ面積の開孔を有
した正方形のセルと長方形のセルを比較すると、面積が
同じであるので、流体の圧力損失は差がないが、正方形
のセルの方がセル内で流体がセル壁より離れる距離の長
い部分が存在し、そのため性能が悪い。一方、強度(圧
縮,引っ張り,折れ等)を左右するものはセル壁である
が第1図で示したように、aよりbの方が長いセルの場
合、x軸方向のセル壁の数と、y軸方向のセル壁の数で
は差が生じてくるため、もし、セル壁の厚みがa′,
b′で同じとした場合、x軸方向の強度(例えば圧縮強
度)はy軸方向より弱くなる。そこで第1図でb′の寸
法をa′より大きくする。強度(例えば圧縮強度)は、
その強度を支配する物質の長さの2乗に比例することが
考えられるが、本発明者らの検討結果では、a′/b′
をa/bより大きくした場合、x軸方向の強度は強化さ
れるが、総開孔率が小さくなるため、性能が低下した。
又a′とb′のセル壁の差が大きくなりすぎると、ハニ
カム成形時のトラブルが発生した。一方、(a/b)
1/3より大きくした場合、顕著にx軸方向の強度向上が
認められた。
実施例1 アルミン酸石灰、50重量部、SiO250重量部からなる
ハニカム体で、第1図で見られる格子形状で、a=2m
m,b=4.5mm,a′=0.5mmとしb′の寸法を0.5mmから
1.2mmまで変えたハニカム形状体を作成した。第2図に
そのもののx軸方向及びy軸方向の圧縮強度比較を実施
した結果を示す。b′寸法が0.7mmを越えると、顕著に
強度向上の効果が見られ、0.9mmを越えると効果が少な
くなる結果が得られた。又、0.9mmを越えるとy軸方向
の強度を抜いており、性能を考え、開孔率を上げたい場
合は、0.7〜0.9mmで設計するのが望ましいと思われる。
実施例2 実施例1と同様の組成のハニカム体で第1図におけるa
=3mm,b=5mm,a′=0.7mmとし、b′の寸法を0.7
mmから1.3mmまで変化させたものの比較をした第2図に
その結果を示す。b′の寸法が0.8mmから0.9mmに変わる
と急激にx軸方向の圧縮強度が上昇し、1.1〜1.2mm以上
ではあまり強度向上が見られていない。
実施例3 上記と同じ組成のハニカム体で、a=1.5mm,b=4.5m
m,a′=0.45mmとし、b′の寸法を0.5から1.4mmまで
変化させたものの比較を第2図に示した。
以上のように上記3例はいずれも a/b≦a′/b′≦(a/b)1/3 を満足するb′を与えることにより、最良の強度が得ら
れた。
実施例4 次に正方形のセルを有したものとの比較を示す。
A)2mm角の開孔を有し、セル壁厚0.35mm(開孔率72.4
%)のもの B)3mm角の開孔を有し、セル壁厚0.5mm(開孔率73.4
%)のもの C)2×4.5mmの開孔を有し、セル壁厚0.5mmと0.8mmの
もの(開孔率67.9%) 第3図は上記A〜Bの構成で厚さ15mmの触媒体とした
ものを、5m/secの速度で空気を送った場合の圧力損
失を横軸、300℃で、SV値50000hr-1でCO濃度1
00ppmのものを処理した時のCO浄化率をたて軸で示
したものである。第3図から正方形の開孔を有した触媒
A,触媒Bを結んだ線より、開孔率が小さいにもかかわ
らず、本発明の触媒Cは、圧力損失が低く、CO浄化能
が高い側に位置している。
発明の効果 以上のように本発明によるハニカム形状体は、触媒体や
吸着剤として低い圧力損失で高い反応性を現わし、しか
も強度的に十分実用に耐えるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のハニカム形状体の開口部側の一部を示
す平面図、第2図はハニカム形状体のb′の寸法が変化
した時のハニカム形状体の強度変化を示す図、第3図は
本発明のハニカム形状体と正方形の格子形状を有した従
来のハニカム形状体との圧力損失とCO浄化率を比較し
た図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹林 浩 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭57−43832(JP,U) 実開 昭56−42326(JP,U) 実開 昭55−68540(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体を通過させ、格子壁面での反応を利用
    するハニカム形状体において、開孔部の相対する二辺が
    同じ長さであり、正方形でない四角形で、かつ開孔の短
    辺の長さをa,長辺の長さをbとし、短辺aを形成する
    格子壁厚をb′、長辺bを形成する格子壁厚をa′とす
    ると a′<b′、b′はa′の約1.2倍〜約2.7倍、 a/b≦a′/b′≦(a/b)1/3 となるように設計されたハニカム形状体。
JP60253147A 1985-11-12 1985-11-12 ハニカム形状体 Expired - Lifetime JPH0659407B2 (ja)

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JPS62114633A JPS62114633A (ja) 1987-05-26
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JPS62114633A (ja) 1987-05-26

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