JPH0659182A - 双眼鏡 - Google Patents

双眼鏡

Info

Publication number
JPH0659182A
JPH0659182A JP21147392A JP21147392A JPH0659182A JP H0659182 A JPH0659182 A JP H0659182A JP 21147392 A JP21147392 A JP 21147392A JP 21147392 A JP21147392 A JP 21147392A JP H0659182 A JPH0659182 A JP H0659182A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
driving
drive
lens
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21147392A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Kamiya
誠 神谷
Masatoshi Yoneyama
正利 米山
Iwao Ishida
岩央 石田
Haruyuki Nagano
晴行 長野
Katsuto Akagi
克人 赤木
Koichi Okumura
浩一 奥村
Yasushi Tanijiri
靖 谷尻
Hisanori Ishihara
尚紀 石原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP21147392A priority Critical patent/JPH0659182A/ja
Publication of JPH0659182A publication Critical patent/JPH0659182A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Telescopes (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータ駆動による自動合焦機能を備えた双眼
鏡において、モータを効率的に駆動させて最適の合焦ス
ピードを得ることのできる双眼鏡を提供する。 【構成】 モータ23を駆動源として対物レンズ13
a、13b(フォーカシングレンズ)を駆動する双眼鏡
であって、メインCPU50がモータ23の駆動スピー
ドをモータ23の出力トルク特性とモータ23の負荷に
応じて変化させるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は双眼鏡に関するものであ
り、特にモータ駆動による自動合焦機能を備えた双眼鏡
に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、製品のコンパクト化が要望されて
おり、そのためには電池やモータには小型のものを使用
することが要求されているが、この場合、負荷に対する
モータのトルク余裕度は少なくなるのでモータを効率的
に駆動させる必要がある。ところで、モータ駆動による
自動合焦機能を備えた双眼鏡の従来例としては、例えば
特公昭62−6205号公報あるいは特開平2−139
507号公報等に示されているものの、これらの従来例
において、上述の必要性は考慮されていなかったようで
ある。実際、特公昭62−6205号において、ステッ
ピングモータを使用することは述べられているが、その
具体的な制御方式は明示されていない。また、特開平2
−139507号において、モータの駆動前に電源電圧
を検出し、その結果に応じて駆動パルスのデューティー
比を制御することは述べられているが、その目的は電源
電圧が変動しても合焦スピードを一定にすることにあっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように電池やモータの小型化の要望を実現させるに
は、モータを効率的に駆動させて、最適の合焦スピード
を得る必要がある。合焦スピードはモータの負荷や出力
トルクの値によって決まるが、これらの値は個々の製品
によって、また同じ製品であってもその使用時における
諸々の条件によって異なる。例えば、モータの負荷はグ
リス粘度の温度特性により変動する。またモータの出力
トルクはその印加電圧に大きく依存している。
【0004】従って、モータの駆動方式を最大負荷時や
電源電圧の低い条件で設定すれば、合焦スピードが遅く
なる。負荷が軽い場合、あるいは電源電圧が高い場合等
は、トルクに十分余裕があるにもかかわらず、合焦スピ
ードは変わらないため効率の悪いものになる。また、合
焦スピードを重視すれば使用中の温度範囲や電源電圧範
囲等を厳しく限定しなければならない。本発明は、モー
タ駆動による自動合焦機能を備えた双眼鏡において、モ
ータを効率的に駆動させて最適の合焦スピードを得るこ
とのできる双眼鏡を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の双眼鏡は、モータを駆動源としてフォーカ
シングレンズを駆動する双眼鏡において、前記モータの
駆動スピードを前記モータの出力トルク特性と前記モー
タの負荷に応じて変化させる制御手段を有する。
【0006】
【作用】このようにすると、負荷に対してトルクに余裕
がない場合にはモータの駆動スピードを遅く、またトル
クに余裕がある場合には駆動スピードを速くという具合
に調整することによりモータを効率的に駆動することが
でき、従って、最適の合焦スピードを得ることができ
る。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。まず本発明を実施した双眼鏡1の外観を図1〜図
4に示す。図1は平面図、図2は裏面図、図3は後面
図、図4は正面図である。図1、2において、2、3は
それぞれ双眼鏡1の胴体をなす上カバー、下カバーであ
り、ともに合成樹脂の成形物で形成されている。上カバ
ー2に設けられている4は電源をON、OFFするメイ
ンスイッチのスライド式操作部材、下カバー3に設けら
れている5は電池蓋である。6は前カバー、7は後カバ
ー、8a、8bはそれぞれの内部に双眼鏡1の光学系を
収納する鏡胴、9a、9bはゴム材よりなるアイピース
フードである。また図3において10はユーザーの使用
状態を検知するための接眼検知センサー用窓、11はユ
ーザーに電池の消耗を知らせるための警告表示用LED
である。更に図4において12は自動合焦(以下「A
F」と云う)のための透明ガラスを取り付けた受光窓、
13a、13bは対物レンズである。
【0008】以上の外観構造をもつ双眼鏡1の光学系の
概略構成を図5に示す。同図に示されているように中心
軸A−Bを対称軸として左右に鏡胴8a、8bが配置さ
れており、それぞれの鏡胴8a、8bには前から順に対
物レンズ13a、13b、対物内筒14a、14b、ガ
タ寄せバネ15a、15b、プリズムユニット16a、
16b、接眼レンズ17a、17bが配置されている。
対物内筒14a、14bは対物レンズ13a、13bを
保持するためのものであり、AFのために鏡胴8a、8
b内を同時に動き得るようになっている。一方、接眼レ
ンズ17a、17bは視度調整のために互いに独立にそ
れぞれの鏡胴8a、8b内を動き得るようになってい
る。鏡胴8a、8bは後述するように眼幅調整のために
互いに接近したり離間したりする方向に動き得るように
なっている。尚、ガタ寄せバネ15a、15bは対物内
筒14a、14bを対物方向へ付勢するために設けられ
たものである。中心軸A−Bに沿ってAFセンサーホル
ダー18が設けられているが、このホルダーはその前方
に固定された受光レンズ20を備えている。また、AF
センサーホルダー18の後方にはステッピングモータ2
3、減速ギア列24、電池ボックス25、接眼検知セン
サーユニット26が設けられている。尚、減速ギア列2
4はステッピングモータ23の出力を減速して対物内筒
14a、14bに伝える働きをするものである。
【0009】双眼鏡1を図5の中心軸A−Bに沿って断
面すると図6に示すようになる。19はAFセンサーモ
ジュールで受光レンズ20で受光した光を反射ミラーM
1、M2、M3にて折曲し、CCDラインセンサ22へ
導く。また27は双眼鏡1のベース基板で、AFセンサ
ーホルダー18、減速ギア列24、電池ボックス25及
び回路基板28が取り付けられている。
【0010】上述のAFセンサーモジュール19は、本
実施例では図7に示す如き位相差検出方式を採ってい
る。図7において、視野マスクSM及びコンデンサレン
ズLCは受光レンズ20による結像位置の近い位置に配
置されている。コンデンサレンズLCの後方には光軸Z
を対称軸として再結像レンズL1、L2が配置されてお
り、これら再結像レンズL1、L2の前面には、開口A
1及びA2を有するマスク板21が設けられている。各
再結像レンズL1、L2の結像面にはCCDラインセン
サ22が配置されている。コンデンサレンズLCはマス
ク板21の開口A1及びA2の像を受光レンズ20の所
定の位置に結像するパワーを有し、且つ開口A1及びA
2の大きさは受光レンズ20を通過する観察体光のうち
特定絞り値、例えばF5.6相当の開口を通過する光の
みを通過させるように設定されている。
【0011】光軸上の像If、Io、Ibはそれぞれ受
光レンズ20の前方の観察体Of、Oo、Obに対する
像を示している。これらの像If、Io、Ibの再結像
レンズL1、L2による再結像像は、それぞれI1f、
I1o、I1b及びI2f、I2o、I2bで示され
る。即ち、中間距離にある観察体Ooの基準像Ioの再
結像像I1o、I2oはCCDラインセンサ22の少し
手前の位置に結ばれ、遠距離にある観察体Ofの像If
の再結像像I1f、I2fは再結像像I1o、I2o前
方で且つ光軸Zに近づいた位置に結ばれ、近距離にある
観察体Obの像Ibの再結像像I1b、I2bは再結像
像I1o、I2oより後方で且つ光軸Zから離れた位置
に結ばれる。ここで、受光レンズ20による像の位置
は、2つの再結像像の距離に対応しており、CCDライ
ンセンサ22により2つの再結像像の像間隔が基準像I
oの2つの再結像像の像間隔より長いか短いかによって
近距離、遠距離が判別され、この像間隔の差がいくらか
によって像のずれ量が検出される。即ち、CCDライン
センサ22は再結像像の移動方向に沿って配列された多
数の画素から成り、これらの画素は基準部と参照部の2
つのエリアに分けられている。この基準部と参照部の信
号をもとに2つの再結像像の像間隔を検出する。
【0012】図5に戻って、中央部から鏡胴8a、8b
の下部に向けてAFのためのレンズ(対物レンズ13
a、13b)駆動機構が設けられており、このAFレン
ズ駆動機構を図8、9、10に示す。図8は平面図、図
9は正面図、図10は分解図であるが、説明は主に図1
0を参照して行うことにする。AFレンズ駆動機構は、
図10に示されているようにステッピングモータ23
と、このモータ23の回転を減速する4個のギアG1〜
G4から成る減速ギア列24と、その減速ギア列24の
出力ギアG4に直結されたカム軸30と、このカム軸3
0によって駆動されるレンズ駆動レバー31等からなっ
ている。上述のカム軸30はその長手方向に沿ってカム
溝32が形成されており、このカム溝32にレンズ駆動
レバー31のピン33が係合している。従って、カム軸
30が回転すると、レンズ駆動レバー31がC又はD方
向に移動することになる。
【0013】レンズ駆動レバー31はモータ台板34に
設けられた一対のガイト軸35、36(36のみ同図で
は不図示であるが、図8に図示している)に遊合された
筒部37、38を有しており、この筒部37、38を介
してガイド軸35、36に支持且つガイドされ、安定に
移動を行う。レンズ駆動レバー31の左右端部には長孔
39a、39bが設けられており、この長孔39a、3
9bに対物レンズ13a、13bのピン40a、40b
が係合している(図8参照)。長孔39a、39bはレ
ンズ駆動レバー31の移動方向とは直角の方向に長くな
っているが、これは眼幅調整により鏡胴8a及び8bが
E方向に変位するのを許容できるようにするためであ
る。
【0014】モータ台板34は前方に上述のガイド軸3
5、36の前端及びカム軸30の前端を支持するため上
方に延びた3つの支持部41、42、43を有してお
り、後方にはステッピングモータ23と減速ギア列24
及びカム軸30の後端を支持するための支持部44を有
している。上述のモータ台板34には上述の支持部44
に近接してバネ性の一対の接片45a、45bが設けら
れているが、これらの接片45a、45bはC方向の終
端(無限遠端)を検出するための終端検知スイッチ46
であり、その一方の接片45aにレンズ駆動レバー31
の凸部47が当接したとき接片45a、45bが互いに
接触するようになっている。
【0015】次に、本発明を実施した双眼鏡1の回路構
成を図11〜図16を参照しつつ説明する。図11は全
体の回路構成を示すブロック図である。メインCPU5
0を中心にAFセンサーモジュール19のCCDライン
センサ22、ステッピングモータ駆動回路51、電源電
圧検出回路52、温度検出回路53、ユーザーの使用状
態を検出する接眼検知回路54、各種基準値、補正値を
記憶するE2PROM55、警告表示用LED11及び
メインスイッチ4、終端検知スイッチ46等の各種スイ
ッチが接続されている。特に、電源電圧検出回路52、
温度検出回路53、CCDラインセンサ22はメインC
PU50内部のA/D変換回路56に接続されている。
またメインCPU50の内部にはRAM60がある。そ
の他に電源用電池57の出力電圧VDD0を各種定電圧に
昇圧、変換するDC/DCコンバータ回路58があり、
デジタル回路系(VDD1)、アナログ回路系(VCC1)、
CCD(VCC2)への各電源を安定供給する。またDC
/DCコンバータ回路58のON/OFFはメインCP
U50により制御される。尚同図においてフォーカシン
グレンズとは対物レンズ13a、13b(図4、5、
9、10参照)のことであり、以下「レンズ」と略記す
る。以下、特に電源電圧検出回路52、温度検出回路5
3、接眼検知回路54及びステッピングモータ駆動回路
51について、各々の詳細図にて説明をする。
【0016】図12は電源電圧検出回路52の詳細回路
図である。後で説明するバッテリーチェックに使用する
回路で、メインCPU50の出力ポート(−BCG)か
らの制御信号により制御されるスイッチング用トランジ
スタQ1、Q2、ダミー負荷用抵抗R5、分割用抵抗R6
7、ノイズ吸収用コンデンサC1等により構成される。
メインCPU50の出力ポート(−BCG)がローレベ
ルになるとトランジスタQ1、Q2がONする。トランジ
スタQ1のエミッタ側は電池57の陽極、コレクタ側は
抵抗R5に接続されているので、トランジスタQ1のON
により電池57よりトランジスタQ1、抵抗R5を通して
電流が流れる。抵抗R5はステッピングモータ23の駆
動時と同程度の電流が流れるように比較的小さな抵抗値
となっており、ダミー負荷の働きをする。この電流によ
り電池57の内部抵抗rにて電圧降下が発生し、電池5
7の端子電圧が低下するため電池57の消耗度に応じた
電圧となる。この時トランジスタQ2もONするため、
抵抗R6、R7間の電圧はそれぞれの抵抗の分割比に対応
し、且つ電池57の端子電圧に比例した電圧となる。こ
の電圧をメインCPU50のアナログ入力端子AN1へ
入力し、メインCPU50内部のA/D変換回路56に
てデジタル値に変換し処理する。尚、抵抗R6、R7は分
割抵抗としたが、A/D変換回路56の比較電圧が電池
電圧より常に高ければ抵抗R6は削除してもよい。
【0017】次に、図13にて温度検出回路53の説明
を行う。この回路は後述するステッピングモータ23の
駆動制御の各種条件設定のための温度変化検出用回路で
ある。この温度検出回路53は(a)の詳細回路図に示
されているように、メインCPU50の出力ポート(−
TMG)からの制御信号により制御されるスイッチング
トランジスタQ3、サーミスタTH1、抵抗R10、ノイズ
吸収用コンデンサC2等により構成される。一般的に良
く用いられる方式であるため、詳しい説明は省略するが
H1は温度によって抵抗値がリニアに変化するサーミス
タで、温度によりサーミスタTH1と抵抗R10の抵抗分割
比が所定の割合で変化するため、その接続点Pの電圧も
同様に変化する((b)参照)。その電圧をメインCP
U50のアナログ入力端子AN2へ入力し、電源電圧検
出回路52と同様にメインCPU50内のA/D変換回
路56にデジタル値に変換し処理する。また常温下の測
定値TM0を組立工程等で事前にE2PROM55に記憶
し、以後測定毎にこのTM0と測定値とを比較することに
より温度変化量が算出できる。尚この回路の電源は前述
したDC/DCコンバータ回路58の出力(VCC1)を
利用しており、温度依存性がほとんどない安定した電圧
である。またトランジスタQ3は温度検出時以外はOF
Fにし、サーミスタTH1、抵抗R10へのむだな電流をカ
ットする役目をする。また温度検出には特にサーミスタ
には限らず、他にダイオード(バリスタ)やCCDの暗
電流等の温度依存性のある素子か特性を用いてもよい。
【0018】次に、図14にて接眼検知回路54の説明
を行う。これはフォトリフレクタ方式を用いて、ユーザ
ーの使用状態を検知する回路である。LED1は投光用
の発光ダイオード、SPD1は受光用のフォトダイオー
ドである。R11はフォトダイオードSPD1の発生する
電流を電圧に変換する抵抗、C3は抵抗R11の電圧の交
流成分のみを接眼検知回路54の入力端子ΔVINへ入力
するためのコンデンサである。接眼検知回路54では、
入力端子ΔVINからの入力電圧を、増幅、波形整形等を
し入力端子ΔVINの電圧に所定の変化があれば、出力端
子ESPLSよりHパルスを出力する。メインCPU5
0の出力端子(−ESLED)からは周期的にLパルス
が出力され、そのタイミングに応じて発光ダイオードL
ED1が発光する。このときある距離内に反射物があれ
ば、発光ダイオードLED1より発光された光が反射
し、フォトダイオードSPD1が受光する。これにより
前述したように、接眼検知回路54の出力端子ESPL
SよりHパルスが出力され、メインCPU50の入力端
子ESINに入力される。メインCPU50は出力端子
(−ESLED)がローレベルのタイミングで入力端子
ESINにH信号が入力された時に反射物があることを
認知する。発光ダイオードLED1及びフォトダイオー
ドSPD1は接眼検知センサーユニット26として接眼
レンズ17a、17b間に図5に示すように配置されて
いるので、ユーザーの眉間が反射物となり使用状態か否
かを検出できる。
【0019】図15はステッピングモータのためのユニ
ポーラ型の駆動回路を示している。尚、駆動回路として
はユニポーラ型に対し、バイポーラ型があるが、そのバ
イポーラ型はユポーラ型とコイルの巻き方が異なってお
り、ユニポーラ型に比し、同じ大きさであればトルクは
大きいが、駆動回路の構成は複雑になる。ただし最近は
回路のIC化によりバイポーラ型も回路上の複雑さが問
題視されなくなったため、特に小型のモータには使用さ
れている。本実施例においても勿論バイポーラ型駆動回
路を用いてもよい。
【0020】さて図15において、ステッピングモータ
23はロータ59と4個の励磁コイルL1〜L4からなっ
ており、その駆動回路51は図示のようにエミッタがそ
れぞれ電源電圧VDD0に接続され、ベースがメインCP
U50の出力ポートφ1〜φ4に接続されたPNP型のト
ランジスタQ4〜Q7と、それぞれのコレクタに接続され
た逆起吸収用ダイオードD1〜D4からなっており、トラ
ンジスタQ4〜Q7のコレクタはコイルL1〜L4の一端に
接続されている。尚コイルL1〜L4の他端は接地されて
いる。
【0021】上述の駆動回路51に使用する励磁方式の
一例を図16に示す。同図は2相励磁のシーケンスを示
しており、出力ポートφ1〜φ4からの駆動信号がローレ
ベルのとき、対応するトランジスタをONにしてコイル
に通電され、励磁状態となる。駆動信号がハイレベルの
ときはトランジスタはOFFし、コイルは非通電されて
消磁状態となる。2相励磁の場合は常に2相が励磁状態
となっておりその励磁された相が順次切換ることにより
ロータ59がステップ的に回転する。t1、t2、・・
・、t7は励磁状態の切換りタイミングでt1、t2
3、・・・と切換る場合は時計方向(cw:cloc
k−wise)、逆の場合は反時計方向(ccw:co
unter clock−wise)とその励磁順序を
逆にすることによりステッピングモータ23の回転方向
を反転できる。またステッピングモータ23の回転速度
は励磁状態の切換り間隔Tで決まりこの間隔が短くなる
と速度は速くなり、逆に間隔が長くなると速度は遅くな
る。一般にステッピングモータの回転速度はパルスレー
トPPS(1秒間あたりのパルス数)で表わし、パルス
レートが大きいほど速度も速いということになる。尚以
上2相励磁の場合を例に挙げて説明したが、本実施例で
使用する励磁方式は2相励磁に拘泥する必要はなく、1
相励磁でもあるいは1相と2相の混合方式(1−2相励
磁方式)でもよい。
【0022】本実施例において、ステッピングモータ2
3の駆動スピードをモータの出力トルク特性及び負荷に
応じて変化させるわけであるがどのように変化させると
ステッピングモータ23を効率よく駆動させることがで
きるか以下に求めることにする。図17に一般的なステ
ッピングモータのパルスレート−トルク特性を示す。図
中のpullinトルクカーブはステップ数が入力パル
ス信号と完全に1対1に対応して起動し得るモータの最
大発生トルクと入力パルスレートとの関係を表わす。p
ulloutトルクカーブは、pullin特性範囲内
で起動し、同期回転しているモータを入力パルスレート
を徐々に増加した場合にpullin特性以上の入力周
波数に1対1に対応して同期回転し得る最大発生トルク
と入力パルスレートの関係を表わす。例えばT1という
トルクが必要な場合、起動時はP1以下のパルスレート
で起動し、同期回転すればP2のパルスレートまでスピ
ードアップすることができるのである。これらの特性よ
り、ステッピングモータの速度制御は図18のような台
形状駆動が一般的である。
【0023】ところでモータの出力トルクの変動はパル
スレート以外に例えば温度(図19参照)、電圧(図2
0参照)等による影響がある。温度による変動は、主に
巻線抵抗の温度特性によるもので、高温になるほど抵抗
値が大きくなり巻線への電流が少なくなるため、トルク
が下がる傾向にある。また電圧による変動はそのまま電
流値が変化するためで、モータへの印加電圧が高くなる
ほど巻線への電流が増えるためトルクも増加する傾向に
ある。尚図19、図20のトルクはpullout特性
である。図示しないがpullinトルクもほぼ同様に
変動する。
【0024】またモータの負荷の変動もある。図21は
その一例で、例えば駆動ギア系や、各摺動部に塗布され
たグリスの粘度の温度特性により、低温になるほど負荷
が重くなる場合がある。また本実施例では、対物レンズ
ユニットのガタ、バックラッシュ等をなくすためにガタ
寄せバネ15a、15bを使用してため、レンズのくり
出し方向により負荷が変化する。つまり、近側から無限
遠方向にフォーカシングする場合は負荷が重く、逆の場
合は負荷が軽くなる。
【0025】以上の特性を考慮して、モータの駆動条件
(パルスレート)を決める場合、一つは、使用する温度
範囲、電圧範囲の中で最悪の条件を想定して、全てをク
リアするようなトルクが出せるパルスレートに設定する
方法がある。しかしこの場合、負荷が軽い場合あるいは
電圧が高い場合など、トルクに十分余裕があるのに駆動
スピードが遅く、効率の悪いものになる。そこで温度、
電圧、駆動方向等をパラメータにして、それぞれの組合
せの条件下で最適なパルスレートとなるように制御すれ
ば効率の良い駆動が可能となる。例えば図22に示すよ
うにパルスレートを温度が高いほど速く、また一定温度
下では電圧が高いほど速く、駆動方向が∞→近で速く、
近→∞で遅くすればよい。
【0026】次に、本実施例の動作をメインCPU(以
下単に「CPU」と云う)50による動作制御のフロー
チャートに基づいて図11及び図23〜図30を参照し
つつ説明する。図24はメインルーチンの概略フローチ
ャートである。本体に電池57を装着するとCPU50
はリセットスタートとなり、まずステップ#1で各ポー
ト、レジスタ等の初期設定を行った後、ステップ#2で
メインスイッチ4がONか否かを判定し、ONであれば
ステップ#3へ進むが、OFFであればステップ#20
へ進みSTOP状態となる。STOP状態とはCPU5
0には電源が投入されているが、システムクロックを止
めCPU50の機能を停止させることにより消費電流を
最小限におさえる状態である。CPU50の起動はメイ
ンスイッチ4をONすることによって再開され、その時
は次に説明するステップ#3からスタートする。
【0027】ステップ#3ではDC/DCコンバータ回
路58を起動し、各回路への電源を供給スタートする。
次にステップ#4へ進み、前述した電源電圧検出回路5
2によりバッテリーチェックを行う。ここでA/D変換
された電圧値を次のステップ#5でE2PROM55内
に記憶されている所定の判定値と比較し、ステッピング
モータ23(以下、単に「モータ」と記述する)を駆動
できる電圧レベルかどうかを判断する。もしモータ駆動
できない電圧レベルであればステップ#6へ進み警告表
示用LED11を点滅させてユーザーに知らせる。その
後ステップ#19へ進みDC/DCコンバータ回路58
をOFFにし、ステップ#20でSTOP状態となる。
【0028】ステップ#5で電圧レベルがモータ駆動で
きるレベルであると判断した場合は、ステップ#7へ進
みレンズの無限リセットを図26に示すサブルーチン
(後述説明する)に基づいて行う。これはモータによる
オープンループ制御を行う場合の初期位置を設定するた
めで、本実施例では終端検知スイッチ46のON位置を
初期位置(無限合焦位置)としている。次にステップ#
8へ進み接眼検知回路54にてユーザーが使用状態か否
かを判定する。接眼状態を検知しなければ、ステップ#
18へ進み、メインスイッチ4がONか否かを判定し、
OFFの場合はステップ#19へ進んでDC/DCコン
バータ回路58を停止し、ステップ#20でSTOP状
態となる。またメインスイッチ4がONの場合は、ステ
ップ#8へ戻ってユーザーが使用状態か否かを判定す
る。
【0029】ステップ#8において接眼状態を検知すれ
ば、ユーザーが使用状態であると判断し、AF動作を行
うべく、ステップ#9のCCD駆動サブルーチン、ステ
ップ#10の測距演算サブルーチンを順次実行し、ステ
ップ#11でローコンの判定を行う。ここでCCD駆動
とは測距用のCCDラインセンサ22を作動させること
であり、光電荷を所定時間蓄積する積分動作と、積分終
了後のデータダンプ動作とからなっている。測距演算は
ダンプされたCCDデータより、CCDラインセンサ2
2上における基準部と参照部における像のずれ量(D
F)を算出する演算と、コントラストを検出するコント
ラスト演算とからなっている。また、ローコンの判定と
は観察体がローコントラストであるか否か判定すること
であり、具体的には焦点検出できない所定の値以下であ
るか否かを判定する。ステップ#11の判定でローコン
トラストであると判定すると、以後の合焦動作は行わず
ステップ#18へ進み、メインスイッチ4がONか否か
を判定し、OFFの場合はステップ#19へ進んでDC
/DCコンバータ回路58を停止し、ステップ#20で
STOP状態となる。またメインスイッチ4がONの場
合は、再びユーザーの使用状態を検知すべくステップ#
8へ戻る。
【0030】ステップ#11の判定でローコントラスト
でない場合は、ステップ#12へ進みモータの駆動パル
ス数MP及び駆動方向を算出する。この点について図2
5を参照しつつ具体的に説明する。AFセンサーモジュ
ール19は所定距離の物体に対して前述のずれ量DF値
が0、それより遠側で負の値、近側で正の値となるよう
に設定されている。所定の距離は、通常、無限遠と最近
合焦距離の各DF値の絶対値が等しくなるような距離、
例えば最近合焦距離を2mとすれば4m付近が望まし
い。今、無限遠合焦位置を基準位置(0)とし、基準位
置から4m合焦位置までの駆動パルス数をSP、DF値
を駆動パルス数に変換する係数をDFKとすると、基準
位置から観察体の合焦位置までの駆動パルス数TPはT
P=DF×DFK+SPとなる。尚計算の結果TPがT
PMAX(基準位置から最近合焦位置までの駆動パルス
数)より大きくなる場合はTP=TPMAXとする。ま
たTPが負の場合はTP=0とする。現在のレンズ位置
(基準位置からの駆動パルス数)をNPとすると、求め
る駆動パルス数MPはMP=|TP−NP|となる。レ
ンズ駆動方向はTP−NPの計算結果の符号により求
め、正であれば駆動方向フラグMHFをセット(1)
し、負であれば駆動方向フラグMHFをリセット(0)
する。この駆動方向フラグMHFは後で説明するステッ
プ#17のモータ駆動サブルーチンにてモータの回転方
向を決定するのに使用する。
【0031】図24に戻って、ステップ#12に続いて
次のステップ#13では、駆動パルス数MPが予め定め
た合焦幅内に入っているか否かを判定する。もし合焦幅
内にあればレンズを駆動する必要がないのでステップ#
18へ進む。
【0032】ステップ#13で駆動パルス数MPが合焦
幅内に入っていない場合は、ステップ#14へ進む。こ
こでは温度検出回路53を用いて現在の周辺温度TM
求め、E2PROM55内の常温時温度データTM0をも
とに温度変化量ΔTM(=TM0−TM)を算出する。次に
ステップ#15にて電源電圧検出回路52を用いて電圧
検出値VBATTを測定する。以上の温度変化量ΔTM、電
圧検出値VBATT等に基づき、ステップ#16においてモ
ータの駆動条件、即ちVPNCNT、MINPR、MA
XPR、FLPN、VPR、起動時のMMDを設定す
る。ここでVPNCNTは加速あるいは減速区間のパル
ス数VPNをカウントするカウンタ、MINPRは起動
パルスレート、MAXPRは最高速パルスレート、FL
PNは最高速区間の駆動パルス数、VPRは加速あるい
は減速区間のパルスレートを1パルス出力ごとに変更さ
せるための数値である。また、MMDは駆動モードで、
図29に示すように0〜4の5種類があり、起動時には
駆動パルス数MPの大小に応じて0または3が設定され
る。駆動パルス数MPが大きい場合は加速区間(MMD
=0)→最高速での定速区間(MMD=1)→減速区間
(MMD=2)と移行し、駆動パルス数MPが小さい
(レンズ駆動が小さい)場合は加速区間(MMD=3)
→減速区間(MMD=4)へと移行する。以上設定され
るこれらの数値を変化させることにより、種々の速度制
御を行うことができる。例えば図22のカーブに見合う
ようにMINPR、MAXPRを双眼鏡使用時の周辺温
度、電源電圧値、モータの駆動方向に応じて変化させれ
ば効率の良い制御が可能となる。具体的には図27に示
すフローチャートを参照して後述説明する。
【0033】そして、ステップ#17において図28に
示すサブルーチン(後述説明する)に基づいてモータを
駆動し自動合焦調整を行う。その後、ステップ#18へ
進み、メインスイッチ4がONか否かを判定し、ONの
場合は再びステップ#8へ戻る。メインスイッチ4がO
FFの場合は、ステップ#19へ進み、DC/DCコン
バータ回路58を停止し、ステップ#20でSTOP状
態となる。
【0034】以上のメインルーチンの概略フローチャー
トにおいて、特に、ステップ#7の無限リセットサブル
ーチン、ステップ#16の駆動条件サブルーチン及びス
テップ#17のMOTOR駆動サブルーチンについて以
下、順に説明する。まず、メインルーチンのステップ#
7の無限リセットサブルーチンについて、図26を参照
し説明する。ステップ#100にて終端検知スイッチ4
6がONか否かを判定し、OFFであればレンズは無限
位置にないので、ステップ#101へ進みモータを1パ
ルス逆転させ、無限合焦方向へレンズを駆動する。そし
てステップ#102で再び終端検知スイッチ46の状態
を判定する。ここで終端検知スイッチ46がOFFであ
れば、ステップ#101、#102をくり返し、終端検
知スイッチ46がONになれば、ステップ#103へ進
みモータの励磁を解除し、レンズを停止させる。この停
止位置が初期位置(無限合焦位置)となり、次のステッ
プ#104でレンズの現在位置を表わすレジスタNPを
0にし、ステップ#105よりメインルーチンに復帰す
る。
【0035】ステップ#100にて終端検知スイッチ4
6がONの場合は、ステップ#106、#107へ進
み、終端検知スイッチ46がOFFするまでモータを正
転させ、レンズを近側合焦方向へ駆動する。そして終端
検知スイッチ46がOFFになれば、ステップ#108
で一度レンズを停止させた後、前述のステップ#101
へ進み以降の動作を行う。上述のようにステップ#10
0で終端検知スイッチ46がONの場合、ステップ#1
06〜#108を行うのは終端検知スイッチ46の構成
上、ON位置のレンジが広いためである。またスイッチ
のチャタリング等を考慮するならば、ステップ#101
及びステップ#107にてスイッチの状態が変化しても
すぐにレンズを停止せず、所定のパルス数だけさらに駆
動してから停止するようにしても良い。当然スイッチの
位相が逆(無限位置でOFF)となるような構成でも良
い。
【0036】次に、メインルーチン(図24参照)にお
けるステップ#16のモータ駆動条件設定サブルーチン
について図27を参照し説明する。ここではメインルー
チンのステップ#16の説明でも触れたように、温度変
化量ΔTM、電圧検出値VBAT T等に基づいてモータの駆
動条件−VPNCNT、MINPR、MAXPR、FL
PN、VPR、起動時のMMD−を設定する。まずステ
ップ#200、#201、#202にてVPN、MIN
PR、MAXPRにそれぞれE2PROM55よりVP
N0、MINPR0、MAXPR0をストアする。これ
らは全て基準値で、MINPR0は常温下、電池電圧最
大時且つレンズを遠側方向から近側方向へ駆動する場合
に最適な起動パルスレートに対応した値、MAXPR0
も同条件の最高速パルスレートに対応した値である。V
PN0も加速あるいは減速空間に最適なパルス数であ
る。これらの値は事前にE2PROM55に設定される
もので、製品に使用されるモータの特性及び負荷の特性
等により決まるものである。製品ごとにバラツキがなけ
れば定数としても良く、製品単品ごとやロットごとに大
きくバラツキがある場合は組立工程等で個別に数値を決
定しても良い。
【0037】次に起動パルスレートMINPR及び最高
速パルスレートMAXPRが現在の周辺温度TMに適す
るように温度補正を行うべく、まずステップ#203で
温度変化量ΔTM(=TM0−TM)に対する温度補正係数
TをCPU50のAレジスタにストアし、続いてステ
ップ#204、#205でMINPR及びMAXPRに
温度補正係数KTを乗ずる。温度補正係数KTは図23
(b)に示すようにE2PROM55内にテーブルデー
タとして数種類格納されており、温度変化量ΔTMに応
じて対応のアドレスデータを呼び出す。ΔTM=TM0
Mより周辺温度TMと温度変化量ΔTMの関係は図23
(a)のグラフで表わすことができるが、温度変化量Δ
Mが正の値となった場合、周辺温度TMは常温より低温
側となり、温度補正係数KTはパルスレートを小さく
(パルス間隔を長く)すべく1より大きな値とする。逆
に温度変化量ΔTMが負の場合はKTは1より小さな値と
する。尚、温度変化量ΔTMの範囲は本実施例では9分
割としたが、特性に応じて(KTの最大値と最小値の
差)分割数を決めれば良い。また温度補正係数KTが温
度変化量ΔTMに比例するように変化するのであれば、
テーブルデータではなく温度変化量ΔTMに比例係数を
乗ずるような方式により、温度補正係数KTを算出して
も良い。
【0038】次にMINPR及びMAXPRが現在の電
池電圧VDD0に適するように電圧補正を行う。まずステ
ップ#206で電圧検出値VBATTに対する電圧補正係数
VをCPU50のAレジスタにストアする。電圧補正
係数KVも温度補正係数KTと同様、図23(d)に示す
ようにテーブルデータとしてE2PROM55内に数種
類格納されており、メインルーチン(図24参照)のス
テップ#15にて測定された電圧検出値VBATTに応じて
対応のアドレスよりデータを呼び出す。電池電圧VDD0
と電圧検出値VBATTが図23(c)のような関係にある
場合、電圧検出値VBATTが250以上の時、電池電圧V
DD0を最大とみなし、電圧補正係数KVの値を1とし、電
圧検出値VBATTが250より小さくなるに従い、パルス
レートを小さくすべく電圧補正係数KVを大きくする。
ただし電圧検出値VBAT Tが所定値以上小さくなれば、モ
ータ駆動不可能とみなし、電圧補正係数KVは0として
おく。そこでステップ#206の次のステップ#207
では、Aレジスタが0か否かを判定し、0の場合はステ
ップ#6へ進み、警告表示用LED11を点滅させ、ス
テップ#19にてDC/DCコンバータ回路58を停止
し、ステップ#20でSTOP状態となる。ステップ#
207においてAレジスタが0でない場合は、ステップ
#208、#209へ進みMINPR及びMAXPRに
電圧補正係数KVを乗ずる。尚、電圧補正係数KVも温度
補正係数KTと同様、特性に応じて分割数(本実施例で
は図23(d)に示されているように7分割)を変更す
るかあるいは係数を乗じて算出してもよい。
【0039】次に、ステップ#210にて駆動方向フラ
グMHFが1かどうか判定する。1であればステップ#
213へ進むが、0であれば近側方向から無限方向への
レンズ駆動であるため、ガタ寄せバネ15a、15b
(図5参照)の作用によりモータの負荷が重くなるため
モータのパルスレートを遅くすべく、ステップ#21
1、#212へ進み、MINPR及びMAXPRに負荷
補正係数KSを乗ずる。負荷補正係数KSは1より大きい
定数で、バネの特性に応じて予め決められた数値であ
る。
【0040】尚、いままでKT、KV、KSの各補正係数
はMINPR及びMAXPRに一様に乗じたが、モータ
のトルク特性及び負荷の特性に応じてMINPRとMA
XPRに別々の係数あるいはテーブルデータを持てばさ
らにきめのこまかい補正が可能となる。
【0041】次にステップ#213へ進み、補正設定し
た起動パルスレートMINPR、最高速パルスレートM
AXPR及び最初のステップ#200にて設定した加速
あるいは減速空間のパルス数VPNから(MINPR−
MAXPR)/VPNを求め、その計算結果をVPRに
ストアする。VPRはメインルーチンの説明で述べたよ
うに加速あるいは減速空間のパルスレートを1パルス出
力ごとに変更させるための数値である。
【0042】次にステップ#214に進み駆動パルス数
MPが加速あるいは減速空間のパルス数VPNの2倍よ
り大きいかどうか判定する。大きければ最高速まで加速
が可能となり、ステップ#215へ進み、カウンタVP
NCNTに加速あるいは減速空間のパルス数VPNをス
トアした後ステップ#216へ進み、駆動パルス数MP
よりVPNの2倍を減算し、最高速区間の駆動パルス数
FLPNを算出し設定する。そして次のステップ#21
7にてモータ駆動モードMMDに0をストアする。
【0043】ステップ#214にて駆動パルス数MPが
小さい場合は加速、減速区間にそれぞれVPNのパルス
数は確保できないため、ステップ#218へ進み、カウ
ンタVPNCNTに駆動パルス数MPを1/2倍したそ
の整数部をストアする。次にステップ#219へ進み、
モータ駆動モードMMDに3をストアする。それぞれ駆
動モードMMDを設定したら、ステップ#220へ進
み、メインルーチンに復帰する。尚、本実施例では加速
あるいは減速空間のパルス数VPNは一定にしている
が、特性に応じて、温度補正係数KT、電圧補正係数KV
と同様に温度、電圧、負荷に対応して補正すればさらに
最適な制御が可能となる。
【0044】次にメインルーチン(図24参照)におけ
るステップ#17のMOTOR駆動サブルーチンについ
て図28を参照し説明するが、この説明にて本実施例の
動作説明を終える。ここではメインルーチンのステップ
#12、#16で設定した駆動パルス数MP、駆動方向
フラグMHF、VPNCNT、MINPR、MAXP
R、FLPN、VPR、MMDに基づいてモータ駆動を
行う。まずステップ#300にてDPOINT(データ
ポインタ)の設定を行う。DPOINTはモータ駆動デ
ータを格納するRAM60のアドレスを指定するレジス
タである。モータ起動時は前回最後に励磁した状態と同
じ励磁状態からスタートさせるために、その励磁状態用
データのアドレスを最初に設定する。尚RAM60のア
ドレスと格納データ及び出力ポートの関係を図30に示
す。
【0045】次にステップ#301にて最初のパルス出
力を示すフラグFSTPLSをセットする。ステップ#
302ではパルスレートを設定するレジスタNPRに起
動時のパルスレートMINPRをストアする。次にステ
ッップ#303ではCPU50のAレジスタに前述した
DPOINTで指定されるRAM60内のデータをスト
アする。例えば、DPOINTが2であればAレジスタ
にストアされるデータは1100Bとなる。次にステッ
プ#304にてCPU50の出力ポートφ1〜φ4からA
レジスタのデータをパラレルに出力する。Aレジスタの
データが1100Bであれば図15において説明したよ
うにコイルL3、L4が励磁されることになる。尚この
時、最初のパルス出力の場合は前回最後に励磁した状態
と同じためモータは回転しないが、2回目以降このステ
ップ#304を通過するタイミングて励磁が切換りモー
タが回転することになる。次のステップ#305では現
在のDPOINTの値をRAM60内にメモリーする。
これは今回出力したデータが最後のパルスとなった場
合、次回駆動時の初回パルスのためにDPOINTの値
を記憶する必要があるからである。
【0046】次のステップ#306にてタイマー用カウ
ンタにレジスタNPRの値、即ちMINPRをストアす
る。このタイマーとはパルス間隔を決定するためのダウ
ンカウンタを持つタイマで、カウンタの値が0になった
らカウント終了信号を出力する。カウンタに設定される
値が大きくなるほどパルス間隔は長くなり、パルスレー
トは小さくなる、つまり、回転速度が遅くなる。逆にカ
ウンタへの設定値が小さければ回転速度は速くなる。ス
テップ#307ではこのタイマーのカウントをスタート
させる。
【0047】ステップ#308に進み、駆動方向フラグ
MHFをチェックする。駆動方向フラグMHFは前述し
たレンズの駆動方向つまりモータの回転方向を指定する
フラグで、MHFが1の場合はレンズを近側方向への駆
動、0の場合は遠側方向への駆動を示している。今、モ
ータの時計方向(cw)の回転により、レンズが遠側方
向から近側方向へ駆動されるようなギヤ構成とすれば図
16に示したように、左から右方向への励磁順序とな
る。これを図30のデータと比較すれば、RAMアドレ
スでは0→1→2→3→0の順でデータを出力すれば良
いことがわかる。逆に0→3→2→1→0の順でデータ
を出力すれば反時計方向(ccw)の回転、つまり近側
方向から遠側方向への駆動となる。
【0048】ステップ#308にて駆動方向フラグMH
Fが1か否かを判定する。この判定で駆動方向フラグが
1であればモータを時計方向に回転すべく、ステップ#
309へ進みDPOINTをインクリメントする。次に
ステップ#310へ進みインクリメントした結果が4か
どうかを判定し、4であればステップ#311へ進み、
DPOINTに0を設定する。4でなければそのままス
テップ#315へ進む。ステップ#308にて駆動方向
フラグMHFが0であればモータを反時計方向へ回転す
べく、ステップ#312へ進み、ステップ#309とは
逆にDPOINTをデクリメントする。次にステップ#
313にてデクリメントした結果がマイナスかどうか判
定し、マイナスであればステップ#314へ進みDPO
INTに3を設定し、マイナスでなければそのままステ
ップ#315へ進む。ステップ#315ではフラグFS
TPLSの判定を行う。フラグFSTPLSが1の場
合、起動時の第1回目のパルス出力であるためモータは
回転しない。よってステップ#316へ進みフラグFS
TPLSをリセット(0)した後、ステップ#317で
タイマーのカウント終了待ちをし、再びステップ#30
3へ戻り2回目以降のパルス出力を行う。
【0049】ステップ#315でフラグFSTPLSが
0の場合は、ステップ#318へ進み駆動モードMMD
の判定を行う。駆動モードMMDは、メインルーチンの
説明でも述べたように図29に示す0〜4の5種類のモ
ードがあった。駆動パルス数MPが大きい場合は、加速
区間(MMD=0)→最高速での定速区間(MMD=
1)→減速区間(MMD=2)と移行し、駆動パルス数
MPが小さい(レンズ駆動が小さい)場合は、加速区間
(MMD=3)→減速区間(MMD=4)へと移行す
る。ステップ#318にて駆動モードMMDが3か否か
を判定する。ここで駆動モードMMDが3であれば、ス
テップ#319へ進みカウンタVPNCNTをデクリメ
ントする。VPNCNTは上述したように加速あるいは
減速区間のパルス数VPNをカウントするカウンタで、
1パルス出力ごとに減算する。
【0050】次にステップ#320にて、カウンタVP
NCNTが0か否かを判定する。カウンタVPNCNT
が0でない場合はステップ#321に進みMPRに(N
PR−VPR)をストアする。NPRは前述したように
パルス間隔を決定するための数値であり、駆動モードM
MDが3の場合は加速区間であるので1パルス出力ごと
にNPRより一定値(VPR)を減速しパルス間隔を短
くしていく。その後ステップ#338へ進む。ステップ
#320にてカウンタVPNCNTが0の場合はステッ
プ#322へ進み減速区間へ移行すべく、駆動モードM
MDに4をストアする。次にステップ#323へ進み、
次のパルスよりパルス間隔を長くするために、NPRに
VPRを加算する。その後ステップ#338へ進む。
【0051】ステップ#318にて駆動モードMMDが
3でない場合、ステップ#324へ進み、駆動モードM
MDが4かどうかを判定する。ここで駆動モードMMD
が4の場合、減速区間であるためステップ#325へ進
み1パルスごとにNPRにVPRを加算する。この後ス
テップ#338へ進む。
【0052】ステップ#324にて駆動モードMMDが
4でない場合、ステップ#326へ進み駆動モードMM
Dが0かどうかを判定する。駆動モードMMDが0の場
合はステップ#327へ進み、カウンタVPNCNTを
デクリメントする。次にステップ#328にてカウンタ
VPNCNTが0か否かを判定し、0でなければそのま
ま加速区間を続けるためステップ#329へ進みNPR
からVPRを減算する。その後ステップ#338へ進
む。ステップ#328にてカウンタVPNCNTが0で
あれば、加速区間より最高速区間に移行すべくステップ
#330へ進み、駆動モードMMDに1を設定し、ステ
ップ#331にてNPRに最高速パルスレートMAXP
Rを設定する。その後ステップ#338へ進む。
【0053】ステップ#332にて駆動モードMMDが
0でない場合、ステップ#332へ進み駆動モードMM
Dが1か否かを判定する。ここで駆動モードMMDが1
の場合は、ステップ#333へ進みFLPNをデクリメ
ントする。FLPNは上述したように最高速区間の駆動
パルス数であり、これを1パルス出力ごとに減算してい
く。尚駆動モードMMDが1のときは定速区間であるた
め、他の駆動モードの時のようにNPRの値は変化させ
ない。次にステップ#334へ進みFLPNが0か否か
を判定する。FLPNが0でなければそのままステップ
#338へ進むが、0であれば減速区間へ移行すべく、
ステップ#335へ進み駆動モードMMDに2を設定
し、続いてステップ#336に進みパルス間隔を広げる
ためにNPRにVPRを加算し、ステップ#338へ進
む。
【0054】ステップ#332で駆動モードMMDが1
でない場合、駆動モードMMDは2であり、この場合減
速区間であるため、ステップ#337ヘ進み、パルス間
隔を広げるためにNPRにVPRを加算しステップ#3
38へ進む。
【0055】ステップ#338では前述のステップ#3
07でスタートしたタイマーのカウント終了信号を待
つ。ここで毎回NPRの値に対応した時間待ちを行うこ
とによりパルス間隔を確保する。タイマーのカウントが
終了すればステップ#339へ進み、駆動パルス数MP
をデクリメントし、続いてステップ#339で駆動パル
ス数MPが0になったか否かを判定する。ここで駆動パ
ルス数MPが0でなければ次のパルスを出力するために
ステップ#303へ戻って前述した動作をくり返す。ス
テップ#340にて駆動パルス数MPが0となればレン
ズが目標の位置に移動完了したということで、ステップ
#340へ進み、現在のレンズ位置NPにTP(図26
参照)の値をストアする。次に#342へ進みモータの
通電をOFFする。つまり出力ポートφ1〜φ4を全てハ
イレベルにし、ステップ#343よりメインルーチンに
復帰する。
【0056】尚本実施例では電源電圧検出時にダミー負
荷として抵抗を用いた(図12参照)が、モータ起動時
の最初のパルス出力時(励磁時)に電圧を検出すれば、
実負荷によるチェックができ、精度の高い電圧検出が可
能になる。また温度検出用のサーミスタTH1(図13参
照)は減速ギア列24付近に設ければより正確な温度測
定が可能となる。また、駆動方向により駆動スピードが
変化することになるが、同一点より同一速度で遠ざかる
物体と近づく物体をそれぞれ観察する場合、前者に比べ
後者の方が像点の移動量が大きく、より速い合焦スピー
ドが要求される。つまり今回の実施例のように遠側から
近側への駆動スピードが速くなるのは理想的といえる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればモ
ータの負荷や出力トルクに応じてモータを効率よく駆動
させることができるので、条件に見合った最適の合焦ス
ピードが得られ、必要以上に使用条件(温度、電圧、駆
動方向等)を限定する必要がない。この結果、モータの
トルク余裕度も少なくてすむためモータの小型化、電池
の小型化(低電圧化)が可能となり、従ってモータ駆動
による自動合焦機能を備えた双眼鏡のコンパクト化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施した双眼鏡の外観を示す図。
【図2】 本発明を実施した双眼鏡の外観を示す図。
【図3】 本発明を実施した双眼鏡の外観を示す図。
【図4】 本発明を実施した双眼鏡の外観を示す図。
【図5】 本発明を実施した双眼鏡の光学系の概略構成
を示す図。
【図6】 本発明を実施した双眼鏡の断面を示す図。
【図7】 本発明を実施した双眼鏡のAFセンサーモジ
ュールの位相差検出方式を説明するための図。
【図8】 本発明を実施した双眼鏡のAFレンズ駆動機
構を示す図。
【図9】 本発明を実施した双眼鏡のAFレンズ駆動機
構を示す図。
【図10】 本発明を実施した双眼鏡のAFレンズ駆動
機構を示す図。
【図11】 本発明を実施した双眼鏡の回路構成を示す
ブロック図。
【図12】 図11の電源電圧検出回路の詳細図。
【図13】 図11の温度検出回路を説明するための
図。
【図14】 図11の接眼検知回路を説明するための
図。
【図15】 図11のステッピングモータ駆動回路を説
明するための図。
【図16】 図11のステッピングモータ駆動回路を説
明するための図。
【図17】 ステッピングモータを効率良く駆動させる
ための条件について説明するための図。
【図18】 ステッピングモータを効率良く駆動させる
ための条件について説明するための図。
【図19】 ステッピングモータを効率良く駆動させる
ための条件について説明するための図。
【図20】 ステッピングモータを効率良く駆動させる
ための条件について説明するための図。
【図21】 ステッピングモータを効率良く駆動させる
ための条件について説明するための図。
【図22】 ステッピングモータを効率良く駆動させる
ための条件について説明するための図。
【図23】 本発明を実施した双眼鏡の動作を説明する
ための図。
【図24】 本発明を実施した双眼鏡の動作を説明する
ための図。
【図25】 本発明を実施した双眼鏡の動作を説明する
ための図。
【図26】 本発明を実施した双眼鏡の動作を説明する
ための図。
【図27】 本発明を実施した双眼鏡の動作を説明する
ための図。
【図28】 本発明を実施した双眼鏡の動作を説明する
ための図。
【図29】 本発明を実施した双眼鏡の動作を説明する
ための図。
【図30】 本発明を実施した双眼鏡の動作を説明する
ための図。
【符号の説明】
4、46 スイッチ 11 警告表示用LED 13a、13b 対物レンズ 19 AFセンサーモジュール 22 CCDラインセンサ 23 ステッピングモータ 50 CPU 51 ステッピングモータ駆動回路 52 電源電圧検出回路 53 温度検出回路 54 接眼検知回路 55 E2PROM 56 A/D変換回路 57 電池 58 DC/DCコンバータ回路 60 RAM VDD0、VDD1、VCC1、VCC2 電圧 LED1、LED2、SPD1 ダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02B 23/18 (72)発明者 石田 岩央 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 長野 晴行 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 赤木 克人 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 奥村 浩一 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 谷尻 靖 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 石原 尚紀 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータを駆動源としてフォーカシングレ
    ンズを駆動する双眼鏡において、前記モータの駆動スピ
    ードを前記モータの出力トルク特性と前記モータの負荷
    に応じて変化させる制御手段を有することを特徴とする
    双眼鏡。
JP21147392A 1992-08-07 1992-08-07 双眼鏡 Pending JPH0659182A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21147392A JPH0659182A (ja) 1992-08-07 1992-08-07 双眼鏡

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21147392A JPH0659182A (ja) 1992-08-07 1992-08-07 双眼鏡

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0659182A true JPH0659182A (ja) 1994-03-04

Family

ID=16606531

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21147392A Pending JPH0659182A (ja) 1992-08-07 1992-08-07 双眼鏡

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0659182A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4308906A1 (de) * 1991-09-20 1994-09-22 Nihon Cement Hydraulische Mischung und deren Verwendung zum Herstellen von Betonpfeilern
US5584927A (en) * 1991-09-25 1996-12-17 Takenaka Corporation Hydraulic substance with water stable particle coating
JP2003021779A (ja) * 2001-07-10 2003-01-24 Nidec Copal Corp カメラ装置
JP2006138937A (ja) * 2004-11-10 2006-06-01 Seiko Instruments Inc 圧電アクチュエータ及びそれを用いた電子機器

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4308906A1 (de) * 1991-09-20 1994-09-22 Nihon Cement Hydraulische Mischung und deren Verwendung zum Herstellen von Betonpfeilern
DE4308906C2 (de) * 1991-09-20 1995-11-23 Nihon Cement Hydraulische Mischung und deren Verwendung zur Herstellung von Pfeilern
US5584927A (en) * 1991-09-25 1996-12-17 Takenaka Corporation Hydraulic substance with water stable particle coating
JP2003021779A (ja) * 2001-07-10 2003-01-24 Nidec Copal Corp カメラ装置
JP2006138937A (ja) * 2004-11-10 2006-06-01 Seiko Instruments Inc 圧電アクチュエータ及びそれを用いた電子機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5412448A (en) Temperature compensation apparatus for camera
US4841327A (en) Camera system
US6055378A (en) Motor-driven auto-focusing system
JP4833561B2 (ja) 撮影レンズ駆動制御装置
US5572361A (en) Binocular system with automatic diopter power adjustment
JPH10268382A (ja) フィルタ交換式カメラ
US4873543A (en) Automatic focusing camera
JPH0659182A (ja) 双眼鏡
JP2794631B2 (ja) パワーズーム機能付カメラ及びレンズ交換可能なカメラ及びパワーズーム機能付交換レンズ
JP2690728B2 (ja) 自動焦点調節カメラ
JPH065336B2 (ja) 自動焦点調節カメラ
US5594715A (en) Exposure control device of a camera and method
US5117251A (en) Reflex camera
JPH0538196A (ja) モータ制御装置
JPS62215248A (ja) 補助照明装置を備えた焦点検出装置
JP3328263B2 (ja) 自動焦点調節装置
JP2705234B2 (ja) 自動合焦カメラ
JPH0485507A (ja) 望遠鏡
JPH0485509A (ja) 望遠鏡
JPH0749455Y2 (ja) 自動焦点調節装置付カメラ
JP2646749B2 (ja) 自動合焦カメラ
JPS62136626A (ja) オ−トフオ−カスカメラのレンズ駆動装置
JP2697172B2 (ja) 自動合焦カメラ
JPH11223860A (ja) カメラの制御回路
JPH0882838A (ja) ズーミング可能なカメラ