JP2690728B2 - 自動焦点調節カメラ - Google Patents

自動焦点調節カメラ

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JP2690728B2
JP2690728B2 JP61154622A JP15462286A JP2690728B2 JP 2690728 B2 JP2690728 B2 JP 2690728B2 JP 61154622 A JP61154622 A JP 61154622A JP 15462286 A JP15462286 A JP 15462286A JP 2690728 B2 JP2690728 B2 JP 2690728B2
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洋二 渡辺
稔 松崎
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Olympus Optic Co Ltd
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  • Focusing (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動焦点調節カメラの距離情報出力装置、
更に詳しくは、オートフォーカス(以下、AFという)駆
動等のために絶対距離情報を得る距離情報出力装置にお
ける低コントラスト時等の焦点状態の検出が不可能な場
合の測距手段に関するものである。 [従来の技術] 交換レンズの距離情報の出力には、絶対距離情報と相
対距離情報とがある。オートフォーカスにおける絶対距
離情報とは距離そのものに対応した信号を出力するもの
であり、相対距離情報とは現在ある距離を基準としてそ
の点からどの位ずれているかの情報である。相対距離情
報は、例えば櫛歯電極のみで距離情報を出力できるの
で、交換レンズの距離情報出力装置として構成が簡単に
なる利点があるが、システムカメラとしての一眼レフレ
ックスカメラにあっては絶対距離情報を使用する方が便
利となる。 そこで、本出願人は先に、交換レンズ鏡筒からの相対
的距離に応じた計数出力を簡単な演算を行なうことによ
りシステムカメラに適した構成で、精度良く絶対距離が
得られるようにしたレンズ交換式カメラの距離情報出力
装置を提供した(特願昭60−275251号)。 ところで、被写体からの反射光による被写体光情報を
用いて被写体までの距離を検出する受動型の測距装置を
有する自動焦点カメラにおいては、被写体が低コントラ
ストの場合には、距離検出が不可能になる。 そこで、従来、被写体が低コントラスト等の焦点状態
の検出が不可能な場合に、撮影レンズを常焦点位置と呼
ばれる特定の焦点位置へ強制的に移動させるようにした
技術手段が数多く提供されている。ここで、常焦点位置
とは、撮影レンズがある焦点距離のときに、撮影する被
写体距離の大部分を満足し得るレンズのピント調節位置
のことである。 [発明が解決しようとする問題点] ところが、この従来の技術手段を自動焦点調節カメラ
に適用しようとした場合には、それぞれ焦点距離の異な
る撮影レンズにおいては常焦点位置も異なるので、一概
に常焦点位置を決定することはできず、このため従来の
技術手段が使えないという不具合がある。 従って、本発明の目的は、焦点状態の検出が不可能な
場合に最適な位置に撮影レンズを移動させることができ
る自動焦点調節カメラを提供するにある。 [問題点を解決するための手段および作用] 本発明による自動焦点調節カメラは、焦点状態の検出
が不可能と判定された際に、撮影レンズを該撮影レンズ
の常焦点位置に移動させる自動焦点調節カメラであっ
て、 上記撮影レンズの焦点距離を読取る手段と、上記撮影
レンズの焦点距離情報から上記常焦点位置を求める手段
と、上記撮影レンズの移動に伴ってパルス信号を出力す
る手段と、基準位置からのパルス信号をカウントするこ
とによって上記撮影レンズの現在位置を検出する手段
と、上記検出された撮影レンズの現在位置と上記常焦点
位置情報に基づいて、該撮影レンズの移動パルス数及び
その方向をデジタル演算する手段と、上記演算された撮
影レンズの移動パルス数及びその方向に基づいて上記撮
影レンズを駆動する手段とを具備したことを特徴とす
る。 [実 施 例] 以下、本発明をレンズ交換式のAFカメラに適用した実
施例について説明する。 第1図は本発明が適用されるカメラシステムの電源供
給を主体として見た全体のブロック図である。電源電池
11の電圧VCCは電源スイッチ12の閉成時にDC/DCコンバー
タ13により昇圧され、ラインl0,l1間が電圧VDDに定電圧
化されている。ラインl0,l1間にメインCPU14,バイポー
ラII回路15,バイポーラI回路16,ストロボ制御回路17,
レンズデータ回路18,データバック回路19が接続されて
おり、バイポーラII回路15の電源供給制御はメインCPU
のパワーコントロール回路からの信号により行なわれ、
バイポーラI回路16〜データバック回路19の電源供給制
御はバイポーラII回路15からのパワーコントロール信号
により行なわれる。 合焦センサ20,A/Dコンバータ21,AF用CPU22からなるAF
ブロックは電源制御用トランジスタ23を介してライン
l0,l1間に接続されており、このAFブロックに対する電
源供給制御はメインCPU14のAF用パワーコントロール回
路からの信号による上記トランジスタ23のオン,オフ制
御により行なわれる。AF用CPU22はAF用アルゴリズム演
算を行なうための回路で、合焦・非合焦の表示を行なう
AF表示回路24が接続されている。メインCPU14は巻上、
巻戻、露出シーケンス等カメラ全体のシーケンスをコン
トロールするための回路で、上記合焦表示以外の表示を
行なう表示回路25を接続されている。バイポーラII回路
15は巻上、巻戻用モータ制御、レンズ駆動およびシャッ
タ制御等、カメラのシーケンスに必要な各種ドライバを
含む回路で、AFモータ駆動回路26およびAF補助光回路27
等が接続されている。バイポーラI回路16は主として測
光をつかさどる回路であり、測光素子28を有している。
ストロボ制御回路17は内蔵、或いは外付けされたストロ
ボ29に対する発光制御を行なうためのものである。レン
ズデータ回路18は、交換レンズ毎に異なる、AF、測光、
その他のカメラ制御に必要な、固有のレンズデータを記
憶した回路である。このレンズデータ回路18に入ってい
るレンズデータのうちAFに必要なデータとしては、レン
ズ変倍係数(ズーム係数)、マクロ識別信号、絶対距離
係数a,b,AF精度スレショールドETh,レンズ移動方向,開
放F値等である。 上記バイポーラII回路15では電源電圧VDDの状態を監
視しており、電源電圧が規定電圧より低下したときメイ
ンCPU14にシステムリセット信号を送り、バイポーラII
回路15〜データバック回路19の電源供給、並びに、合焦
センサ20,A/Dコンバータ21およびAF用CPU22からなるAF
ブロックの電源供給を断つようにしている。メインCPU1
4への電源供給は規定電圧以下でも行なわれる。 第2図はAFブロックを中心とした信号の授受を示す系
統図であり、AF用CPU22とメインCPU14はシリアルコミュ
ニケーションラインでデータの授受を行ない、その通信
方向はシリアルコントロールラインにより制御される。
このコミュニケーションの内容としては、レンズデータ
回路18内の固有のレンズデータや、絶対距離情報であ
る。また、メインCPU14からAF用CPU22にカメラのモード
(AFシングルモード/AFシーケンスモード/その他のモ
ード)の各情報がモードラインを通じてデコードされ
る。さらに、メインCPU14からAF用CPU22へのAFENA(AF
イネーブル)信号はAFのスタートおよびストップをコン
トロールする信号であり、AF用CPU22からメインCPU14へ
のEOFAF(エンドオブAF)信号はAFの動作終了時に発せ
られ露出シーケンスへの移行を許可する信号である。 また、バイポーラII回路15はAF用CPU22からのAFモー
タコントロールラインの信号をデコードし、AFモータ駆
動回路26をドライブする。AFモータ駆動回路26の出力に
よりAFモータ(レンズ駆動データ)31が回転すると、レ
ンズ鏡筒の回転部材に等間隔に設けられたスリット32が
回転し、同スリット32の通路を挟んで発光部33aと受光
部33bとを対向配置させてなるフォトインタラプタ33が
スリット32をカウントする。即ち、スリット32とフォト
インタラプタ33はアドレス発生部34を構成しており、同
アドレス発生部34から発せられたアドレス信号(スリッ
ト32のカウント信号)は波形整形されてAF用CPU22に取
り込まれる。 AFCPU22からバイポーラII回路15に送られるサブラン
プ(以下、Sランプと略記する)信号はAF補助光回路27
をコントロールする信号で、被写体がローライト(低輝
度)LLのときSランプ27aを点灯する。 AF用CPU22に接続されたAF表示回路24は合焦時に点灯
する合焦OK表示用LED(発光ダイオード)24aと、合焦不
能時に点灯する合焦不能表示用LED24bを有している。な
お、このAF用CPU22にはクロック用発振器35,リセット用
コンデンサ36が接続されている。 また、上記AF用CPU22とA/Dコンバータ21はバスライン
によりデータの授受を行ない、その伝送方向はバスライ
ンコントロール信号により制御される。そして、AF用CP
U22からA/Dコンバータ21にセンサ切換信号、システムク
ロック信号が送られるようになっている。そして、A/D
コンバータ21は例えば、CCDからなる合焦センサ20に対
しCCD駆動クロック信号、CCD制御信号を送り、合焦セン
サ20からCCD出力を読み出し、この読み出したアナログ
値のCCD出力をディジタル変換してAF用CPU22に送る。 次に、本発明の距離情報出力装置を有するカメラの上
記第2図に示したAFブロックを中心とするマイクロコン
ピュータのプログラム動作のフローチャートを説明す
る。AFブロックは、第1図に示したように、メインCPU1
4のAF用パワーコントロール回路を動作状態にすること
によってトランジスタ23がオンして電源電圧VDDが供給
され、これによって、第3図に示すパワーオン・リセッ
トのルーチンの実行を開始する。 このパワーオン・リセットルーチンが開始されると、
まず、<I/Oイニシャライズ>のサブルーチンでAFブロ
ックの駆動回路のイニシャライズが行なわれる。具体的
には、AF表示回路24,AFモータ駆動回路26およびAF補助
光回路27等のオフ並びにメインCPU14とのシリアルコミ
ュニケーションラインのイニシャライズ等が行なわれ
る。 次に、レンズリセット動作を行なう。レンズリセット
とは、レンズを強制的に無限遠(∞)の位置まで繰り込
み、これによって、相対的距離信号、即ち、合焦センサ
20から出力される測距出力信号を無限遠(∞)の位置か
らのパルス移動数に置き換えて絶対距離信号に変換しよ
うとするためのイニシャライズ動作、即ち、絶対距離カ
ウンタのクリア動作である。 レンズリセット動作に続いてローライトフラグ(以
下、LLフラグと略記する)を“L",LSTOPフラグおよびLD
IRフラグを“H"にする。LSTOPフラグとは、レンズの距
離環が無限遠にあてついたときに“H"、至近にあてつい
たとき“L"になる。またLDIRフラグはレンズの移動方向
をセットするフラグで、無限遠方向なら“H"、至近方向
なら“L"である。 次に、AF用CPU22は、メインCPU14からのAFENA信号が
“H"になるのを待つ。メインCPU14は、ユーザーが設定
した撮影モードをモードラインに出力したのち、ユーザ
ーがレリーズ釦の第1段目を動作させるのを待つ。AFEN
A信号が“L"から“H"になると、AF用CPU22は、AFENA信
号が“H"になったら直ちにモードラインの状態を読みに
行く。このモードの状態に応じて<AFシングル(以下、
AFSIN)>,<AFシーケンス(以下、AFSEQ)>のどちら
かのサブルーチンを選択し、実行する。 ここで<AFSIN>のモードの動作は、ワンショットAF
動作であり、被写体に対してAF動作後にフォーカスロッ
クするものである。さらに、<AFSEQ>モードは、連続A
Fであり、このモードでは、レリーズ釦の1段目を動作
しつづける限りAF動作を連続的に行なうことになる。 次に、各レンズ駆動モードの動作について第4図〜第
8図のフローチャートを用いて説明する。 まず、<AFSIN>のモードが選択された場合は、第4
図に示す<AFSIN>のルーチンが実行され、<AFSIN2>
のサブルーチンが呼び出される。但し、レリーズ釦の第
2段目の動作が受け付けられるのは、AF動作が終了して
合焦状態が得られ露出シーケンスが開始されるときであ
る。<AFSIN2>では、後述するように、合焦センサ20の
CCD積分,測距出力の演算およびレンズの駆動等が行な
われる。そして、この<AFSIN2>のAF動作の結果である
合焦,非合焦の表示は、<AFSIN2>の動作の後、AFステ
ータスフラグを監視して行なわれる。AFステータスフラ
グはローコンフラグ(被写体がローコントラストのとき
“1"にセットされるフラグ、以下、LCフラグと略記す
る)、移動フラグ(被写体が移動しているとき“1"にセ
ットされるフラグ、以下、Mフラグと略記する)および
最至近フラグ(レンズを最至近距離以上に繰り出そうと
したときに“1"にセットされるフラグ、以下Nフラグと
略記する)、オーバーフラグ(例えば8回レンズを駆動
しても合焦にならないとき“1"にセットされるフラグ、
以下OVフラグと略記する)を有しており、これらのう
ち、いずれのフラグとも0のとき合焦が可能であり、上
記各フラグのうち何らかのフラグが立つと合焦不能であ
るので、AFステータスフラグの監視の結果、同AFステー
タスフラグが0であれば合焦OKの表示が前記AF表示回路
24のLED24aによって行なわれ、AFステータスフラグが0
でなければ合焦不能の表示が前記LED24bによって行なわ
れる。合焦であれば、EOFAF信号が発せられてAF動作が
終了し、メインCPU14にレリーズ釦の2段目の動作、即
ち、露出シーケンスの開始を待機する状態となる。つま
り、一度合焦が終了すると、AFENA信号がアクティブに
なっていても、その後のレンズ動作が禁止され合焦OK表
示のLED24aが点灯したままとなり、フォーカスロック状
態となる。メインCPU14からのAFENA信号が“L"レベル
(インアクティブ)になったときは第3図に示すパワー
オン・リセットのフローのAFENA信号のテストにリター
ンする。 上記<AFSIN>モードの動作中、<AFSIN2>のサブル
ーチンのプログラム動作は第5図に示すようにして行な
われる。 まず、AF動作の制御用フラグとして用いるLLフラグを
クリアし、次にAF動作の回数をカウントするカウンタAF
CNTをクリアする。 次に、、AFCNTに1を加算し、一回目のAF動作がスタ
ートする。まず、すべてのAFステータスフラグをクリア
し、測距のためのオートフォーカス<AF>のルーチンを
呼びだす。この<AF>のルーチン内では、被写体までの
距離を検出し、AF演算出力値(ERROR)を計算するとと
もに、レンズを移動すべき方向をDIRフラグにセットす
る(無限遠方向なら“H",至近方向なら“L")。ただ
し、測距時に被写体が低輝度であればLLフラグを“H"に
セットするとともに、Sランプ27aを点灯しながら測距
する。また、被写体が低コントラストであればLCフラグ
を“H"にする。 続いて、レンズリード<LENSRD>のルーチンを呼びだ
し、前記レンズデータ回路18に入っているレンズ毎のデ
ータを読み込む。読み込んだレンズデータの内、レンズ
の開放FNoに関する情報を用いて<ERRORTH>のサブルー
チンにおいてAF精度スレッショルド(ETh)を決定す
る。この後、LCフラグの判定を行なう。被写体が低コン
トラストでない場合には、LCフラグがクリアされたまま
であるから、LCフラグがL"ならば、パルス<PULSE>の
ルーチンを呼びだし、レンズの駆動量を計算する。即
ち、この<PULSE>のルーチンでは、上記<AF>の動作
で求められたAF(測距)演算出力値を各交換レンズ毎の
距離移動量に変換するためにレンズデータ回路18から変
倍係数等の情報を読み取り、この読み取った変倍係数と
AF演算出力値により合焦点までの移動量に相当するパル
ス(アドレス信号)数を計算される。 このあと、前記AF演算出力値(ERROR)と前記AF精度
スレッショルド(ETh)とを比較し、AF演算出力値(ERR
OR)が、AF精度スレッショルド(ETh)未満であれば合
焦と判断して<CALDIST>へ進む。そうでなければ、AFC
NTのチェックへ進む。AFCNTの値が8であれば、すでに
8回のAF動作が行なわれたことを示しており、これ以上
AF動作を続けても合焦不可能と考えて、OVフラグを“H
にして<CALDIST>へ進む。AFCNTの値が8でない場合、
次に1であるか否かをチェックする。1であれば、LSTO
Pフラグのチェックへ進む。LSTOPフラグが“H"であれ
ば、すでにレンズが終端にあてついているので、あてつ
いた方向を示すLDIRフラグと、これから移動しようとす
る方向を示すDIRフラグとを比較し、両者が一致してい
れば、DIRフラグのチェックへ進む。ここで、DIRフラグ
が“H"であれば、レンズの移動方向はレンズの無限側終
端よりさらに無限側を示していることになるので、この
場合は合焦と考えて<CALDIST>へ進む。一方、DIRフラ
グが“L"であれば、被写体はレンズの至近終端よりもさ
らに近い位置にあることになり、この場合は非合焦と考
えNフラグを“H"にして<CALDIST>へ進む。また両者
が一致していなければLSTOPフラグをクリアし、次に前
記AF演算出力値(ERROR)を前回ERROR格納用レジスタ
(LERROR)に転送し、移動方向を示すためのDIRフラグ
もレンズの終端あてつき方向を示すLDIRフラグに転送す
る。 前に戻って、LSTOPフラグが“H"でない場合もLERROR,
LDIRフラグのセットへ進む。続いて、<MDRIVAF>ルー
チンを呼びだし、<PULSE>のルーチンで計算したパル
ス数分だけDIRフラグで示される方向にレンズを移動さ
せる。もしレンズ移動中にレンズ終端にあてつい場合、
レンズ駆動用モータ31への給電を中止し、LSTOPフラグ
を“H"にしてリターンする。また<MDRIVAF>のルーチ
ンを実行中は、AFENA信号を随時チェックする。従っ
て、もしレンズ駆動中にユーザーがレリーズ釦の第一段
目を動作させることを中止した場合には、メインCPU14
はAFENA信号を“H"から“L"に変化させるので、AFCPU22
はAFENA信号の“L"を検知したら直ちにレンズ駆動を中
止しリターンする。 <MDRIVAF>のルーチンからリターンしたら、まずAFE
NA信号のチェックをし、AFENA信号が“L"であれば<CAL
DIST>へ進む。“H"であればに進んで2回目のAF動作
を始める。 2回目以降のAF動作も1回目と同様であるが、AFCNT
が1であるか否かの判定においてはAFCNT≠1なので、A
F演算出力値(ERROR)が、AF精度スレッショルド(ET
h)の4倍以上か否かをチェックする。もし4倍未満で
あれば、1回目同様LSTOPフラグのチェックへ進む。4
倍以上であれば、次に今回のAF演算出力値(ERROR)
と、前回のAF演算出力値(LERROR)とを比較し、ERROR
≧LERRORでなければ1回目同様LSTOPのチェックへ進
む。もし、ERROR≧LERRORが成り立てば、Mフラグを
“H"にして<CALDIST>へ進む。これは、AF精度スレッ
ショルドの4倍以上というデフォーカス量の大きな範囲
でAF演算出力値が前回の値よりも大きくなるということ
は、被写体が高速で移動しているためであり、これ以上
AF動作を続けても無駄であると判断したからである。 次に、被写体が低コントラストのために<AF>のルー
チンの中でLCフラグが“H"にセットされた場合について
説明する。<LENSRD>,<ERRORTH>ルーチンは同様に
実行するが、LCフラグの判定においてLCフラグが“H"で
あれば<PANFOCUS>のルーチンを呼び出す。<PANFOCUS
>のルーチンは、撮影レンズを撮影レンズの焦点距離に
よって決定される常焦点位置へ移動させるサブルーチン
であり、第6図を用いて説明する。 まず、<LENSRD>のルーチンでレンズデータ回路18よ
り読み込んだ撮影レンズの焦点距離情報より、その焦点
距離における常焦点位置をAFCPU22の内部ROMの変換テー
ブルより求める。今、例えば常焦点位置がXmであったと
する。次に撮影レンズをXmの位置に移動させた場合に、
絶対距離カウンタがいくつになるかを逆算する。続い
て、現在撮影レンズが停止している位置における絶対距
離カウンタの値と、常焦点位置における絶対距離カウン
タの値とを比較して、目標移動パルス数を計算する。次
にレンズの移動方向をセットし<MDRIVAF>のルーチン
を呼びだして、撮影レンズを常焦点位置へ移動させ、リ
ターンする。 第5図に戻って、<PANFOCUS>のルーチンからリター
ンしたらAFステータスフラグをクリアし、<CALDIST>
へ進む。これはパンフォーカス位置で疑似的に合焦とす
るためである。したがって、<CALDIST>のルーチンを
終了し<AFSIN>のルーチンへ戻った場合、合焦表示が
なされる。 ここで、<CALDIST>のルーチンは被写体までの距離
を絶対距離カウンタの値と、レンズ回路18内の絶対距離
係数a,bより求め、メインCPU14へ送るサブルーチンであ
る。 <AFSIN2>のルーチンはここで終了し、<AFSIN>の
ルーチンへリターンする。 次に、前記第3図に示すフローにおいて、<AFSEQ>
のモードが選択された場合には、第7図に示す<AFSEQ
>のルーチンが呼び出される。この<AFSEQ>では、レ
リーズ釦の第1段目の動作が行なわれると、このあと、
EOFAF信号がアクティブになるまでの第1回目のAF動作
は、前記<AFSIN>の場合と全く同じ動作を実行する。
つまり、<ASFIN>も<AFSEQ>も<AFSIN2>の動作が行
なわれ、合焦不能時には、積極的にレンズを異常駆動さ
せユーザに知らせる。 ところで、<AFSIN2>では、前述したように、ローラ
イト(低輝度)のときはSランプ27aを用いてAF動作の
ための測距を補助するようにしているが、<AFSEQ>の
モードで、AF動作を連続させるときも、同様にSランプ
27aを使用するようにすると、Sランプ27aは<AF>にお
けるCCD積分動作の時間中に連続して点灯発光すること
となり、消費電流の増大およびSランプ27aの発熱によ
る効率低下が発生することになるとともに、合焦不能時
にレンズの異常駆動が連続して行なわれ、ユーザに対し
て不安感を与えるものとなる。 そこで、<AFSEQ>では、AF動作が1回実行されてEOF
AF信号がセットされたあと、AFENA信号を判別し、同信
号がアクティブであれば、レリーズ釦の第1段目の動作
が継続されていることであり、<AFSEQ2>のルーチンが
呼び出される。AFENA信号がノンアクティブであれば、
レリーズ釦の第1段目の動作がオフ、若くは第2段目の
動作がオンに至ったものとしてリターンすることにな
る。<AFSEQ2>では後述するように、合焦センサ20のCC
D積分、AFの演算およびレンズの駆動等が行なわれる
が、レンズの異常駆動による積極的合焦不能表示および
測距のためのSランプ27aの点灯も行なわれない。そし
て、この<AFSEQ2>の動作の結果、AFステータスフラグ
の判別がなされ、同フラグが0であれば合焦OKの表示が
行なわれ、0でなければ合焦不能の表示が行なわれる。
合焦OKの表示のあとは、EOFAF信号が発せられてレリー
ズ釦の第2段目の動作による露出シーケンスの開始が可
能となる。このEOFAF信号が発せられたあと、或いは合
焦不能の表示がなされたあとは、再度、AFENA信号のテ
ストに入るので、レリーズ釦の第1段目の動作をオンし
つづける限りは、<AFSEQ2>を中心としたAF動作が連続
して行なわれる。そして、AFENA信号がノンアクティブ
になったとき、第3図に示すパワーオン・リセットのフ
ローに戻る。 上記第7図の<AFSEQ>のモードのフローチャートに
おいて、<AFSEQ2>のサブルーチンのプログラム動作
は、第8図に示すように行なわれる。 まず、AFSEQモードでは1度EOFAF信号を“L"にしたら
それ以降の測距動作においてはSランプ27aを点灯しな
いようにするため<AFSEQ2>のルーチンの最初にSラン
プ27aの使用を禁止し、続いてAFステータスフラグをク
リアする。その後、<AF>のルーチンでAF演算出力値
(ERROR)を算出し、レンズ移動方向をDIRフラグにセッ
トする。ただし前述したように、たとえ被写体が低輝度
であってもSランプ27aは点灯しない。 次に、<LENSRD>のルーチンで、レンズデータ回路18
に入っているレンズ毎のデータを読み込み、続いて<ER
ROR>のルーチンにてAF精度スレッショルド(ETh)を決
定する。次に、AF精度スレッショルド(ETh)を2倍に
する。これは<AFSEQ>モードにおいては、すでに<AFS
IN2>のルーチンで合焦しているので、AF精度スレッシ
ョルド(ETh)の2倍程度の範囲で被写体が微動した場
合に撮影レンズが移動してレリーズ禁止の状態にならな
いようにしたためである。 次に、LCフラグの判定を行ない、LCフラグが“H"(低
コントラストによる測距不能状態)であればレンズを駆
動することなく<CALDIST>へ進む。LCフラグが“L"で
あれば、LSTOPフラグのチェックが進み、LSTOPフラグが
“H"、つまりリンズが無限側または至近側にあてついて
いる場合にはあてついた方向を示すLDIRフラグと、これ
から移動すべき方向を示すDIRフラグを比較し、一致し
ていなければ<PULSE>のルーチンへ進む。逆に、一致
していればDIRフラグのチェックに進む。ここでDIRフラ
グが“H"であれば、レンズの移動方向はレンズの無限側
終端よりさらに無限側を示していることになるので、こ
の場合は合焦と考えて<CALDIST>へ進む。一方、DIRフ
ラグが“L"であれば、被写体はレンズの至近終端よりも
さらに近い位置にあることになり、この場合は非合焦と
考えてNフラグを“H"にして<CALDIST>へ進む。 前に戻って、LSTOPフラグが“H"でない場合には、<P
ULSE>のルーチンにおいて、目標移動パルス数を算出し
た後、前記AF演算出力値(ERROR)と2倍された前記AF
精度スレッショルド(ETh)とを比較し、ERROR≧EThが
成り立たなければピントが合焦域にあると判断して<CA
LDIST>のルーチンを実行してリターンする。ERROR≧ET
hが成り立てば、EOFAF信号を“H"にして、メインCPU14
に対してピントが合焦域からはずれていることを知らせ
る。次に、合焦OK表示LED24aと合焦不能表示LED24bをOF
Fし、レンズの移動方向を示すDIRフラグの内容を、前回
移動方向で示すLDIRフラグに転送する。続いて<MDRIVA
F>のルーチンを呼び出し、<PUSLE>のルーチンで計算
したパルス数分だけDIRフラグで示される方向にレンズ
を移動させる。<MDRIVAF>のルーチンからリターンし
たら、まずAFENA信号をチェックし、“H"であればに
戻って同じことを繰り返す。“H"でなければ<CALDIST
>を実行してリターンする。 次に、絶対距離の算出方法について説明する。絶対距
離カウンタには、レンズの無限遠(∞)位置からの移動
量に相当するパルス(アドレス信号)数がセットされる
ので、レンズ移動量を一次関数として近似できれば、計
算によって絶対距離を得られる。今、レンズ移動量(絶
対距離カウンタ)をY,絶対距離をXとすると、両者の関
係は(1)のように近似できる。 Y=b/(X−a) ………(1) ここでa,bはレンズ固有の絶対距離係数である。従っ
て、各レンズに対してa,bを決定し、前記レンズデータ
回路18の情報として記憶しておけば、レンズ移動量より
絶対距離を求めることができる。 これまで説明した実施例においては、レンズデータ回
路18より焦点距離情報を読み取り、AFCPU22の内部ROMに
記憶した変換テーブルより常焦点位置を求めているが、
その他には常焦点位置を焦点距離の関数として算出する
方法や、レンズデータ回路18内に予じめ常焦点位置情報
を記憶させておく方法などを用いても効果は同様であ
る。 また、常焦点位置において疑似合焦としてレリーズ可
能とする場合に、露出絞りをできるだけ絞った方がピン
トの合う範囲は広くなるので、常焦点位置での疑似合焦
時においてのみ、シャッタースピードを手ブレが発生し
ない程度に遅くし、絞りをできるだけ絞り込むように制
御する方法も可能である。 [発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、常焦点位置または
特定位置情報を最終的にデジタル値として出力し、この
値と、最初からデジタル値として出力された撮影レンズ
の現在位置情報とを演算するので、撮影レンズを制御す
るための回路を簡単な構成とすることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の適用されるレンズ交換式AFカメラの電
源供給を主体とする電気回路のブロック図、 第2図は、上記第1図中のAFブロックを中心とした信号
の授受を示すブロック系統図、 第3図〜第8図は、上記第2図に示したAF用CPUを中心
としたプログラム動作を表したフローチャートである。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−64818(JP,A) 実開 昭59−101231(JP,U)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.焦点状態の検出が不可能と判定された際に、撮影レ
    ンズを該撮影レンズの常焦点位置に移動させる自動焦点
    調節カメラであって、 上記撮影レンズの焦点距離を読取る手段と、 上記撮影レンズの焦点距離情報から上記常焦点位置を求
    める手段と、 上記撮影レンズの移動に伴ってパルス信号を出力する手
    段と、 基準位置からのパルス信号をカウントすることによっ
    て、上記撮影レンズの現在位置を検出する手段と、 上記検出された撮影レンズの現在位置と、上記常焦点位
    置情報に基づいて、該撮影レンズの移動パルス数及びそ
    の方向をデジタル演算する手段と、 上記演算された撮影レンズの移動パルス数及びその方向
    に基づいて上記撮影レンズを駆動する手段と、 を具備したことを特徴とする自動焦点調節カメラ。
JP61154622A 1985-12-05 1986-07-01 自動焦点調節カメラ Expired - Lifetime JP2690728B2 (ja)

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