JPH0659180B2 - 寿司自動切断装置 - Google Patents
寿司自動切断装置Info
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- JPH0659180B2 JPH0659180B2 JP2296799A JP29679990A JPH0659180B2 JP H0659180 B2 JPH0659180 B2 JP H0659180B2 JP 2296799 A JP2296799 A JP 2296799A JP 29679990 A JP29679990 A JP 29679990A JP H0659180 B2 JPH0659180 B2 JP H0659180B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は寿司自動切断装置に関し、その目的は押し寿
司等、切断を要する寿司を型崩れさせることなく連続的
に切断できる寿司自動切断装置の提供にある。
司等、切断を要する寿司を型崩れさせることなく連続的
に切断できる寿司自動切断装置の提供にある。
(従来の技術およびその課題) 寿司、特にバッテラ等の押し寿司はまず寿司飯の上に具
が載せられ一塊とされたものが箱内で押されて成形され
る。
が載せられ一塊とされたものが箱内で押されて成形され
る。
成形された一塊の寿司は箱から取り出され、寿司職人に
よって包丁で所定の大きさに切断され、商品として提供
される。
よって包丁で所定の大きさに切断され、商品として提供
される。
しかし、塊状の押し寿司を1個1個の商品としての押し
寿司に切断する際の包丁さばきには独特の熟練を要し、
未熟練者が切断すると寿司飯上の具(サバ、アナゴ、マ
ス、タイ)がずれて型崩れしてしまい、商品価値のない
押し寿司になってしまうことが往々にしてあった。
寿司に切断する際の包丁さばきには独特の熟練を要し、
未熟練者が切断すると寿司飯上の具(サバ、アナゴ、マ
ス、タイ)がずれて型崩れしてしまい、商品価値のない
押し寿司になってしまうことが往々にしてあった。
また熟練者であっても押し寿司を型崩れしないように切
断するには相当の集中力とリズムを必要とするため、疲
労等の問題があり、切断作業を連続してできる時間は限
られている。
断するには相当の集中力とリズムを必要とするため、疲
労等の問題があり、切断作業を連続してできる時間は限
られている。
従って限られた職人によって大量の押し寿司を切断する
にはこの時間的な制約があるため、自ずと限界があっ
た。
にはこの時間的な制約があるため、自ずと限界があっ
た。
近年はスーパーマーケット等の店舗にも寿司が陳列され
るようになっており、大量の寿司を短時間内に供給する
必要性が高まっている。
るようになっており、大量の寿司を短時間内に供給する
必要性が高まっている。
この発明はこのような事情に鑑み、帯状の押し寿司を型
崩れなく所定の大きさに連続して切断することにより、
限られた時間内に大量の押し寿司を市場に供給できる寿
司自動切断装置を提供することを課題とする。
崩れなく所定の大きさに連続して切断することにより、
限られた時間内に大量の押し寿司を市場に供給できる寿
司自動切断装置を提供することを課題とする。
(課題を解決するための手段) この発明は、切断前の寿司が搬送され間欠駆動される第
1コンベアと、この第1コンベアに所定間隔を開け且つ
同方向に隣接され切断後の寿司が搬送される第2コンベ
アと、これら両コンベア間の間隙のなす直線に沿って往
復可能に設けられた丸刃と、この丸刃の周囲に取付けら
れた湿潤部材入りの収容枠と、この収容枠に可撓性パイ
プを介して連結された水容器と、前記間隙付近に設けら
れたセンサーとを有してなり、前記丸刃は軸およびベル
トを介して丸刃駆動源に連結され、前記軸の途中には超
音波振動子を有する振動装置が設けられ、この振動装置
と前記丸刃駆動源とは往復動機構に連結され、この往復
動機構は前記センサーからの信号で作動する駆動源によ
って所定回数駆動されて振動装置と丸刃駆動源とをコン
ベンの幅方向と同方向に往復動させる寿司自動切断装置
によって上記課題を解決する。
1コンベアと、この第1コンベアに所定間隔を開け且つ
同方向に隣接され切断後の寿司が搬送される第2コンベ
アと、これら両コンベア間の間隙のなす直線に沿って往
復可能に設けられた丸刃と、この丸刃の周囲に取付けら
れた湿潤部材入りの収容枠と、この収容枠に可撓性パイ
プを介して連結された水容器と、前記間隙付近に設けら
れたセンサーとを有してなり、前記丸刃は軸およびベル
トを介して丸刃駆動源に連結され、前記軸の途中には超
音波振動子を有する振動装置が設けられ、この振動装置
と前記丸刃駆動源とは往復動機構に連結され、この往復
動機構は前記センサーからの信号で作動する駆動源によ
って所定回数駆動されて振動装置と丸刃駆動源とをコン
ベンの幅方向と同方向に往復動させる寿司自動切断装置
によって上記課題を解決する。
(作用) 第1コンベア上に塊状の寿司を載せるとこの第1コンベ
アの間欠駆動によって寿司が前方へ送られる。
アの間欠駆動によって寿司が前方へ送られる。
寿司が第1コンベアと第2コンベアとの間隙の手前まで
搬送されると、その近傍に設けられたセンサーによって
寿司がきたことが感知され、この信号が駆動源に伝えら
れる。
搬送されると、その近傍に設けられたセンサーによって
寿司がきたことが感知され、この信号が駆動源に伝えら
れる。
駆動源はこの信号を受けて駆動され、この駆動源に連結
されている往復動機構が所定回数、駆動される。
されている往復動機構が所定回数、駆動される。
往復動機構は丸刃駆動源および振動装置に連結されてい
るため、これらは往復動機構先端の駆動方向、すなわち
前記コンベアの幅方向と同方向を往復動される。
るため、これらは往復動機構先端の駆動方向、すなわち
前記コンベアの幅方向と同方向を往復動される。
これに伴って、振動装置に軸着されている丸刃も往復動
されて前記第1コンベアと第2コンベアの間隙のなす直
前に沿って往復される。
されて前記第1コンベアと第2コンベアの間隙のなす直
前に沿って往復される。
この往復動の時点で前記寿司は間欠駆動によって間隙上
に位置され、往動されてきた丸刃によって切断される。
に位置され、往動されてきた丸刃によって切断される。
丸刃は前記振動装置内の超音波振動子によって丸刃の厚
さ方向に微動されており、この状態で寿司を切断する
と、型崩れなく奇麗に切断される。
さ方向に微動されており、この状態で寿司を切断する
と、型崩れなく奇麗に切断される。
また、丸刃には湿潤部材が取付けられているため、寿司
が一つ切断される度に丸刃に付いた寿司飯の粕が拭き取
られると共に丸刃に水気が付与される。
が一つ切断される度に丸刃に付いた寿司飯の粕が拭き取
られると共に丸刃に水気が付与される。
一度の切断が終わると丸刃は復動するが、この時間内に
切断前の寿司が間欠駆動によって間隙上に位置され、丸
刃が再び間隙内を往動する際にこの丸刃によって切断さ
れる。
切断前の寿司が間欠駆動によって間隙上に位置され、丸
刃が再び間隙内を往動する際にこの丸刃によって切断さ
れる。
切断された寿司は第2コンベアに載ってさらに搬送さ
れ、取り出される。
れ、取り出される。
(実施例) 以下、この発明に係る寿司自動切断装置の実施例を図面
に基づき説明する。
に基づき説明する。
第1図には寿司自動切断装置(1)の全体が示され、この
寿司自動切断装置(1)コンベア(2)と、この第1コンベア
(2)に少し間隙(4)を開けて同方向に隣接された第2コン
ベア(3)と、間隙(4)内をこの間隙(4)のなす直線に沿っ
て往復動される丸刃(5)とこの丸刃(5)の周囲に取付けら
れた収納枠(6)とこの収納枠(6)にパイプ(7)を開して連
結された水容器(8)と、前記第1コンベア(2)付近の間隙
(4)寄りに設けられたセンサー(9)と、丸刃(5)の軸(10)
の途中に設けられた振動装置(11)とこの丸刃(5)を回転
させる丸刃駆動源(12)と、これら振動装置(11)および丸
刃駆動源(12)を前記コンベア(2)(3)の幅方向と同方向に
往復同させる往復動機構(13)(第5図示)とこれを駆動
させる駆動源(14)とを有してなる。
寿司自動切断装置(1)コンベア(2)と、この第1コンベア
(2)に少し間隙(4)を開けて同方向に隣接された第2コン
ベア(3)と、間隙(4)内をこの間隙(4)のなす直線に沿っ
て往復動される丸刃(5)とこの丸刃(5)の周囲に取付けら
れた収納枠(6)とこの収納枠(6)にパイプ(7)を開して連
結された水容器(8)と、前記第1コンベア(2)付近の間隙
(4)寄りに設けられたセンサー(9)と、丸刃(5)の軸(10)
の途中に設けられた振動装置(11)とこの丸刃(5)を回転
させる丸刃駆動源(12)と、これら振動装置(11)および丸
刃駆動源(12)を前記コンベア(2)(3)の幅方向と同方向に
往復同させる往復動機構(13)(第5図示)とこれを駆動
させる駆動源(14)とを有してなる。
(21)はこれら諸部品が据え付けられる基枠であり、
(22)の各部は動作を制御する機構が内蔵されたコント
ロールボックスである。
(22)の各部は動作を制御する機構が内蔵されたコント
ロールボックスである。
コンベア(2)(3)としてはベルトコンベアが使用されコン
ベアの駆動源(図示せず)によって、各ローラ(15)周囲
に張設されたベルト(16)が第1図矢符方向に駆動され
る。
ベアの駆動源(図示せず)によって、各ローラ(15)周囲
に張設されたベルト(16)が第1図矢符方向に駆動され
る。
第2図に示すように、第1コンベア(2)と第2コンベア
(3)のベルト(16)(16)の間は少なくとも丸刃(5)の厚さよ
りやや広い間隙(4)が設けられている。
(3)のベルト(16)(16)の間は少なくとも丸刃(5)の厚さよ
りやや広い間隙(4)が設けられている。
この間隙(4)付近でベルト(16)(16)は板(17)周囲に懸架
されてる。
されてる。
第1コンベア(2)は間欠駆動すなわち、所定距離の駆動
の後の所定時間の停止を繰り返す駆動をすものとされ、
第2コンベア(3)もこの実施例では間欠駆動される。
の後の所定時間の停止を繰り返す駆動をすものとされ、
第2コンベア(3)もこの実施例では間欠駆動される。
第1、第2コンベア(2)(3)の駆動源はそれぞれ別個に具
備されており、この実施例では第2コンベア(3)の方が
少し速く駆動されるように設定されている。
備されており、この実施例では第2コンベア(3)の方が
少し速く駆動されるように設定されている。
丸刃(5)は第1、第2図示のように前記間隙(4)のなす直
線上に配され、非作動時にはコンベア(2)(3)の側方に後
退された状態で位置している。
線上に配され、非作動時にはコンベア(2)(3)の側方に後
退された状態で位置している。
この丸刃(5)は金属製で表裏両面周囲に刃が形成されて
いる。
いる。
この丸刃(5)の周囲には前記した収納枠(6)が取付けられ
ている。
ている。
この収納枠(6)は漏斗形の部材で、少なくとも底面と側
面が枠部材で囲まれ、丸刃(5)に差し込まれる部分が縦
方向に切り込まれた溝(18)とされている。
面が枠部材で囲まれ、丸刃(5)に差し込まれる部分が縦
方向に切り込まれた溝(18)とされている。
この収納枠(6)は取付杆(図示せず)によって後述する
振動装置(11)の外枠あるいは往復動枠(29)の適所に取
付けられる。
振動装置(11)の外枠あるいは往復動枠(29)の適所に取
付けられる。
収納枠(6)内には第4図示のように湿潤部材(19)が収納
されている。
されている。
湿潤部材(19)としてはスポンジが採用されている。
収納枠(6)の上部開口には前記した可撓性のパイプ(7)の
下部開口が臨み、このパイプ(7)の上部は内部に水が入
れられた水容器(8)に連通連結されている。
下部開口が臨み、このパイプ(7)の上部は内部に水が入
れられた水容器(8)に連通連結されている。
水容器(8)は基枠(21)に載置され、箱状でその側部か
らは弁(20)が設けられた管(23)が連設されている。
らは弁(20)が設けられた管(23)が連設されている。
パイプ(7)は基枠(21)に穿孔された孔に差し込まれて
前記収納枠(6)に連結している。
前記収納枠(6)に連結している。
センサー(9)は本実施例では赤外線等の電磁波を放射し
てその反射を検地するものが使用され、第1図示の如
く、取付杆(24)によって基枠(21)に取付けられてい
る。
てその反射を検地するものが使用され、第1図示の如
く、取付杆(24)によって基枠(21)に取付けられてい
る。
このセンサー(9)はコード(25)によって駆動源(14)に
電気的に連結されている。
電気的に連結されている。
センサー(8)は本実施例では第1コンベア(2)前端の直上
に設けられているが、これに限定されず、例えば前記間
隙(4)の外側に設けられて電磁波放射面を第1コンベア
(2)前端付近に指向させた取付態様であってもよい。
に設けられているが、これに限定されず、例えば前記間
隙(4)の外側に設けられて電磁波放射面を第1コンベア
(2)前端付近に指向させた取付態様であってもよい。
前記丸刃(5)は第2、第4図示のように軸(10)によって
振動装置(11)に取付けられている。
振動装置(11)に取付けられている。
振動装置(11)はケーシング(11a)内に超音波振動子
(図示せず)が内蔵されたもので、振動装置(11)に設け
られた電源スイッチ(図示せず)をONにすると、軸(10)
をその長手方向に高速で微動させ、これによって丸刃
(5)も微動される。
(図示せず)が内蔵されたもので、振動装置(11)に設け
られた電源スイッチ(図示せず)をONにすると、軸(10)
をその長手方向に高速で微動させ、これによって丸刃
(5)も微動される。
この例では超音波振動子を振動させる超音波は18.5KHz
乃至20.5KHとされ、また丸刃(5)の振動幅は7μmとさ
れている。
乃至20.5KHとされ、また丸刃(5)の振動幅は7μmとさ
れている。
この振動装置(11)の背面にプーリ(26)が前記軸(10)に
軸着されている。
軸着されている。
このプーリ(26)にはベルト(27)の一端が懸架され、
このベルト(27)の他端部は振動装置(11)に対し略水平
方向に平行に設置された前記丸刃駆動源(12)のプーリ
(28)に懸架されている。
このベルト(27)の他端部は振動装置(11)に対し略水平
方向に平行に設置された前記丸刃駆動源(12)のプーリ
(28)に懸架されている。
丸刃駆動源(12)としてはモータが使用されている。
これら振動装置(11)と丸刃駆動源(12)は前記ベルト(2
7)によって連結された状態で往復動枠(29)上に据え
付けられている。
7)によって連結された状態で往復動枠(29)上に据え
付けられている。
往復動枠(29)は第3図、第5図に示すように台板(3
0)と立ち上げ板(31)とからなり、台板(30)上に前
記振動装置(11)と丸刃駆動源(12)とが載せられ、立ち上
げ板(31)は台板(30)の側部から立ち上げられ、その
上部は内側へ屈曲された腕杆(31a)とされてなる。
0)と立ち上げ板(31)とからなり、台板(30)上に前
記振動装置(11)と丸刃駆動源(12)とが載せられ、立ち上
げ板(31)は台板(30)の側部から立ち上げられ、その
上部は内側へ屈曲された腕杆(31a)とされてなる。
この往復動枠(29)は基枠(21)に取付けられたレール
枠(32)に摺動自在に取付けられている。
枠(32)に摺動自在に取付けられている。
レール枠(32)は基枠(21)上に前記台板(30)の両側
に立設された側板(33)(33)と、この側板(33)(3
3)間に架設された横棒(34)(34)と、これら横棒(3
4)(34)間に前記間隙(4)と同方向に架設されたレール
(35)とからなり、このレール(35)(35)の溝には前
記腕杆(31a)の端部が遊嵌されている。
に立設された側板(33)(33)と、この側板(33)(3
3)間に架設された横棒(34)(34)と、これら横棒(3
4)(34)間に前記間隙(4)と同方向に架設されたレール
(35)とからなり、このレール(35)(35)の溝には前
記腕杆(31a)の端部が遊嵌されている。
従って、往復動枠(29)はレール枠(29)に沿って前記
コンベア(2)(3)の幅方向と同方向に摺動自在とされ、こ
れによって前記丸刃(5)は間隙(4)内に進入後退自在とさ
れる。
コンベア(2)(3)の幅方向と同方向に摺動自在とされ、こ
れによって前記丸刃(5)は間隙(4)内に進入後退自在とさ
れる。
往復動枠(29)の台板(30)は前記往復動機構(13)に連
結されており、この往復動機構(13)は第5図示の如く、
前記台板(30)下部に一端が固着された駆動杆(36)と
この駆動杆(36)の基端が枢着された支持杆(38)とか
らなる。
結されており、この往復動機構(13)は第5図示の如く、
前記台板(30)下部に一端が固着された駆動杆(36)と
この駆動杆(36)の基端が枢着された支持杆(38)とか
らなる。
駆動杆(36)の中央部には長孔(37)が形成されてい
る。
る。
この往復動機構(13)は基枠(21)の底部に設置された前
記駆動源(14)によって駆動される。
記駆動源(14)によって駆動される。
駆動源(14)としてはモータが使用され、このモータのプ
ーリ(39)にはベルト(40)の一端が懸架されこのベル
ト(40)の他端は他のプーリ(41)に連結されている。
ーリ(39)にはベルト(40)の一端が懸架されこのベル
ト(40)の他端は他のプーリ(41)に連結されている。
この駆動源(14)は本実施例ではセンサー(9)からの信号
を受けると所定回数(例えば6回)だけ回転されるよう
に設定されており、所定回数の回転後は次にまたセンサ
ー(9)からの信号を受けるまで停止される。
を受けると所定回数(例えば6回)だけ回転されるよう
に設定されており、所定回数の回転後は次にまたセンサ
ー(9)からの信号を受けるまで停止される。
このプーリ(41)は軸(42)によって円板(43)連結さ
れている。
れている。
この円板(43)には前記往復動機構(13)の駆動杆(36)
の長孔(37)に遊嵌されるピン(44)が取付けられてい
る。
の長孔(37)に遊嵌されるピン(44)が取付けられてい
る。
この円板(43)が1回転する間に駆動杆(36)の前記一
端が前進後退することとなる。
端が前進後退することとなる。
次に以上のようになる寿司自動切断装置(1)の使用状態
につき説明する。
につき説明する。
まず第1コンベア(2)、第2コンベア(3)を駆動させ、丸
刃駆動源(12)および振動装置(10)のスイッチをONにして
丸刃(5)を回転させると共に超音波振動子を振動させ
る。
刃駆動源(12)および振動装置(10)のスイッチをONにして
丸刃(5)を回転させると共に超音波振動子を振動させ
る。
一方、予め水容器(8)内に適量の水を入れ、弁(20)を適
度に開放することにより、パイプ(7)を通じて湿潤部材
(19)に水分を含ませておく。
度に開放することにより、パイプ(7)を通じて湿潤部材
(19)に水分を含ませておく。
第6図のように切断前の押し寿司(s)(巻き寿司でも
可)を第1コンベア(2)上に載せる。
可)を第1コンベア(2)上に載せる。
押し寿司(s)は第1コンベンア(2)上を間欠的に搬送さ
れ、前記センサー(9)の下方に到達するとこのセンサー
(9)が押し寿司(s)の存在を感知し、これを駆動源(14)に
伝達する。
れ、前記センサー(9)の下方に到達するとこのセンサー
(9)が押し寿司(s)の存在を感知し、これを駆動源(14)に
伝達する。
駆動源(14)のプーリ(39)はこれに応じて所定回数、回
転する。
転する。
駆動源(39)が一回転すると前記円板(43)も一回転す
る。
る。
これによって往復動機構(13)の前記ピン(44)が回転し
て第1軸棒(36)が1往復だけ前後動する。
て第1軸棒(36)が1往復だけ前後動する。
これに連動して往復動枠(29)がレール枠(32)を1往
復、摺動する。
復、摺動する。
従って、当初はコンベア(2)(3)の幅方向外側に後退して
いた丸刃(5)が一旦、間隙(4)上を一往復する。
いた丸刃(5)が一旦、間隙(4)上を一往復する。
一方、前記押し寿司(s) はセンサー(9)に検知された後
も間欠駆動によって少し搬送されて間隙(4)上に到達し
ているので、第7図示のように丸刃(5)がこの間隙(4)上
に進入する際にこの丸刃(5)によって押し寿司(5)の前部
が所定の大きさに切断されることになる。
も間欠駆動によって少し搬送されて間隙(4)上に到達し
ているので、第7図示のように丸刃(5)がこの間隙(4)上
に進入する際にこの丸刃(5)によって押し寿司(5)の前部
が所定の大きさに切断されることになる。
この切断は丸刃(5)の円周方向の回転によってなされる
のであるが、この際に同時に振動装置(10)によって丸刃
(5)の厚さ方向に微振動が付与されているから、丸刃(5)
が非常に切れ味の良いものとなり、押し寿司(s) は上に
載っている具が型崩れすることなく奇麗に切断される。
のであるが、この際に同時に振動装置(10)によって丸刃
(5)の厚さ方向に微振動が付与されているから、丸刃(5)
が非常に切れ味の良いものとなり、押し寿司(s) は上に
載っている具が型崩れすることなく奇麗に切断される。
切断時には丸刃(5)の刃に若干の寿司飯滓が付着する
が、この寿司飯滓は回転する丸刃(5)の縁が湿潤部材(1
9)に接していることから、この湿潤部材(19)によって拭
き取られ、且つ湿潤部材(19)から丸刃(5)に水が付着さ
れるので、寿司飯滓が乾いて刃に固着してしまうことが
防がれる。
が、この寿司飯滓は回転する丸刃(5)の縁が湿潤部材(1
9)に接していることから、この湿潤部材(19)によって拭
き取られ、且つ湿潤部材(19)から丸刃(5)に水が付着さ
れるので、寿司飯滓が乾いて刃に固着してしまうことが
防がれる。
丸刃(5)周囲に取付けられた水は丸刃(5)の微振動によっ
て徐々に発散されるが、湿潤部材(19)は水容器(8)から
の水によって常に含水されているので、その分の水は丸
刃(5)の回転中に常に補給される。
て徐々に発散されるが、湿潤部材(19)は水容器(8)から
の水によって常に含水されているので、その分の水は丸
刃(5)の回転中に常に補給される。
押し寿司(s) が切断される際に押し寿司(s) 前端が間隙
(4)から第2コンベア(3)寄りに突出する長さを商品とし
て提供される押し寿司1個分とする必要があるが、これ
はセンサー(9)の検知位置と間隙(4)との距離の設定や第
1コンベア(2)の速度、間欠駆動における停止時間、丸
刃(5)の初期位置と間隙(4)の外端との距離、丸刃(5)が
間隙(4)内を1往復する速度等を勘案して前記コントロ
ールボックス(22)内の制御機構を設定する等して調節
する。
(4)から第2コンベア(3)寄りに突出する長さを商品とし
て提供される押し寿司1個分とする必要があるが、これ
はセンサー(9)の検知位置と間隙(4)との距離の設定や第
1コンベア(2)の速度、間欠駆動における停止時間、丸
刃(5)の初期位置と間隙(4)の外端との距離、丸刃(5)が
間隙(4)内を1往復する速度等を勘案して前記コントロ
ールボックス(22)内の制御機構を設定する等して調節
する。
丸刃(5)によって押し寿司(s) が所定の大きさに切断さ
れると、丸刃(5)は一旦、後退するが前記往復動機構(1
3)による往復動枠(29)の往復動によって再び連続的に
間隙(4)に進入し、新たに間欠駆動されて間隙(4)前端よ
り第2コンベア(3)寄りへ突出され一時停止している押
し寿司(s) を切断する。
れると、丸刃(5)は一旦、後退するが前記往復動機構(1
3)による往復動枠(29)の往復動によって再び連続的に
間隙(4)に進入し、新たに間欠駆動されて間隙(4)前端よ
り第2コンベア(3)寄りへ突出され一時停止している押
し寿司(s) を切断する。
この動作が所定回数、すなわち所定の大きさの一塊の押
し寿司(s) が全て切断される回数だけ行なわれる。
し寿司(s) が全て切断される回数だけ行なわれる。
この実施例では前述のように、センサー(9)からの信号
が駆動源(14)に伝達されると、この駆動源(14)が所定回
数(例えば6回)だけ回転されるため、これに連動して
丸刃(5)もこの所定回数だけ往復動し、所定の大きさの
押し寿司(s) を切断し終える。
が駆動源(14)に伝達されると、この駆動源(14)が所定回
数(例えば6回)だけ回転されるため、これに連動して
丸刃(5)もこの所定回数だけ往復動し、所定の大きさの
押し寿司(s) を切断し終える。
切断された押し寿司(s) は第2コンベア(3)上を搬送
(実施例では第1コンベア(2)より少し速い搬送速度
で)されコンベア終端において回収され、その後商品と
して提供される。
(実施例では第1コンベア(2)より少し速い搬送速度
で)されコンベア終端において回収され、その後商品と
して提供される。
(発明の効果) この発明は以上の構成とされているので次の効果を奏す
る。
る。
すなわち、塊状の寿司がコンベアの間欠搬送と、 センサーからの信号を受けて往復動する丸刃との協働に
よって短時間且つ連続的に所定の大きさずつ切断される
ので、寿司、特に押し寿司を市場へ一時に大量に供給す
ることを極めて効率的に行なうことができる。
よって短時間且つ連続的に所定の大きさずつ切断される
ので、寿司、特に押し寿司を市場へ一時に大量に供給す
ることを極めて効率的に行なうことができる。
丸刃は切断方向に回転されているだけでなく、振動装置
によって厚さ方向にも微動されるので切れ味がよく、従
って押し寿司を恰も熟練した職人が切断したかの如く、
型崩れなく切断しうる。
によって厚さ方向にも微動されるので切れ味がよく、従
って押し寿司を恰も熟練した職人が切断したかの如く、
型崩れなく切断しうる。
丸刃の周囲には湿潤部材入りの収納枠が取付けられてい
るので丸刃に常に水が付着されることになり、従って切
断時に丸刃に付着した寿司飯滓が丸刃と湿潤部材との摺
接によって拭き取られるため、丸刃の切れ味が落ちるこ
とがなく、また、この寿司飯滓が乾燥して丸刃にこびり
ついてしまうといったことも防がれる。
るので丸刃に常に水が付着されることになり、従って切
断時に丸刃に付着した寿司飯滓が丸刃と湿潤部材との摺
接によって拭き取られるため、丸刃の切れ味が落ちるこ
とがなく、また、この寿司飯滓が乾燥して丸刃にこびり
ついてしまうといったことも防がれる。
第1図はこの発明に係る寿司自動切断装置の斜視図、第
2図は同上寿司自動切断装置をコンベア側から視た部分
側面図、第3図は第1図におけるA−A線に沿う部分断
面図、第4図は丸刃と収納枠の一部拡大正面図、第5図
は寿司自動切断装置をコンベアと反対側から視た場合の
駆動源部分を中心に示す部分斜視図、第6図は寿司自動
切断装置のコンベア上を寿司が搬送されている状態を示
す部分側面図、第7図は寿司が丸刃で切断されて第2コ
ンベアへ搬送されていく状態を示す部分斜視図である。 (1)……寿司自動切断装置、(2)……第1コンベア (3)……第2コンベア、(4)……間隙 (5)……丸刃、(6)……収納枠 (7)……パイプ、(8)……水容器 (9)……センサー、(10)……軸 (11)……振動装置、(12)……丸刃駆動源 (13)……往復動機構、(14)……駆動源 (19)……湿潤部材、(27)……ベルト (s) ……寿司(押し寿司)
2図は同上寿司自動切断装置をコンベア側から視た部分
側面図、第3図は第1図におけるA−A線に沿う部分断
面図、第4図は丸刃と収納枠の一部拡大正面図、第5図
は寿司自動切断装置をコンベアと反対側から視た場合の
駆動源部分を中心に示す部分斜視図、第6図は寿司自動
切断装置のコンベア上を寿司が搬送されている状態を示
す部分側面図、第7図は寿司が丸刃で切断されて第2コ
ンベアへ搬送されていく状態を示す部分斜視図である。 (1)……寿司自動切断装置、(2)……第1コンベア (3)……第2コンベア、(4)……間隙 (5)……丸刃、(6)……収納枠 (7)……パイプ、(8)……水容器 (9)……センサー、(10)……軸 (11)……振動装置、(12)……丸刃駆動源 (13)……往復動機構、(14)……駆動源 (19)……湿潤部材、(27)……ベルト (s) ……寿司(押し寿司)
Claims (1)
- 【請求項1】切断前の寿司が搬送され間欠駆動される第
1コンベアと、この第1コンベアに所定間隔を開け且つ
同方向に隣接され切断後の寿司が搬送される第2コンベ
アと、これら両コンベア間の間隙のなす直線に沿って往
復可能に設けられた丸刃と、この丸刃の周囲に取付けら
れた湿潤部材入りの収容枠と、この収容枠に可撓性パイ
プを介して連結された水容器と、前記間隙付近に設けら
れたセンサーとを有してなり、前記丸刃は軸およびベル
トを介して丸刃駆動源に連結され、前記軸の途中には超
音波振動子を有する振動装置が設けられ、この振動装置
と前記丸刃駆動源とは往復動機構に連結され、この往復
動機構は前記センサーからの信号で作動する駆動源によ
って所定回数駆動されて振動装置と丸刃駆動源とをコン
ベアの幅方向と同方向に往復動させる寿司自動切断装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2296799A JPH0659180B2 (ja) | 1990-10-31 | 1990-10-31 | 寿司自動切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2296799A JPH0659180B2 (ja) | 1990-10-31 | 1990-10-31 | 寿司自動切断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04169159A JPH04169159A (ja) | 1992-06-17 |
JPH0659180B2 true JPH0659180B2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=17838292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2296799A Expired - Fee Related JPH0659180B2 (ja) | 1990-10-31 | 1990-10-31 | 寿司自動切断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0659180B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6908961B2 (ja) * | 2017-04-24 | 2021-07-28 | 鈴茂器工株式会社 | 長尺状食品切断装置、長尺状食品切断方法および巻寿司連続製造装置 |
CN107553580B (zh) * | 2017-09-27 | 2019-04-16 | 铜仁跑山牛食品有限公司 | 一种可调间距的肉类切割加工装置 |
-
1990
- 1990-10-31 JP JP2296799A patent/JPH0659180B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04169159A (ja) | 1992-06-17 |
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