JPH0739590Y2 - 食肉スライサーにおける肉送り駆動装置 - Google Patents

食肉スライサーにおける肉送り駆動装置

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JPH0739590Y2
JPH0739590Y2 JP10676290U JP10676290U JPH0739590Y2 JP H0739590 Y2 JPH0739590 Y2 JP H0739590Y2 JP 10676290 U JP10676290 U JP 10676290U JP 10676290 U JP10676290 U JP 10676290U JP H0739590 Y2 JPH0739590 Y2 JP H0739590Y2
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meat
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trochanter
cam
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JP10676290U
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JPH0463393U (ja
Inventor
宣義 鎌田
Original Assignee
株式会社日立工機原町
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ラチェットアームをカムに当接させて肉箱の
肉送り装置を駆動させる食肉スライサーにおける肉送り
駆動装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のカムとラチェットアームのピンとの関係を第4図
および第5図を用いて説明する。
ラチェットアーム11の先端にピン13で転子12を軸支して
いる。ラチェットアーム11には一方向回転のワンウェイ
クラッチ10が内蔵固定され、肉箱4内の肉送り装置を駆
動するシャフト9に軸支されている。ラチェットアーム
11が矢印A方向に回転すると、ワンウェイクラッチ10の
回転がシャフト9に伝わり、肉送り装置を所定量丸刃側
へ前送させ、矢印A方向と反対に回転すると、ワンウェ
イクラッチ10の回転がシャフト9に伝達されず、ワンウ
ェイクラッチ10のみが空転する。ラチェットアーム11は
肉箱4に一端を支持されたスプリング17により張設さ
れ、常に矢印A方向と反対向きに引張り力を受けてい
る。
また、肉箱4に固定されたストッパ18によりラチェット
アーム11の矢印A方向と反対方向の回転を制限してい
る。肉箱4を往復動させ、カム15に転子12を当接させる
と、ラチェットアーム11は矢印A方向に回転し肉送り装
置が駆動される。なお、転子12はカム15との当接音を小
さくするため、ゴム又はポリウレタンゴム等を使用して
いる。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来、ラチェットアーム11先端のピン13とカム15におけ
る高さ方向の位置はラップした関係にあった。よって、
長年使用している間に転子12が経年変化によりつぶれた
り、運転中に割れて突然外れたりすると、ラチェットア
ーム11はG方向に移動し、肉箱4がH方向に移動する
と、ピン13とカム15が接触し、互いに傷ついてしまう。
これにより、需要家においては、転子12以外にピン13と
カム15も交換することになるため、高額の修理費がかか
っていた。
また、ピン13とカム15が接触すると、ピン13がそのまま
カム15にひっかかり肉箱4がロックされてしまう。
本考案の目的は、上記した従来の欠点をなくし、この種
の食肉スライサーの肉送り駆動装置の修理費の負担を少
なくすることである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するために、機台の片隅に回転
駆動される丸刃を設け、該丸刃に向けてレールを案内に
往復動する肉箱を有し、該肉箱にはワンウェイクラッチ
を内蔵し、かつ先端にピンで緩衝材からなる転子を軸支
したラチェットアームを設け、前記機台に設けた厚み調
整部材に前記ラチェットアームの先端の転子を肉箱1往
復ごとに当接させラチェットアームを回転させることに
より前記肉箱内の肉送り装置を駆動させる食肉スライサ
ーにおいて、前記ピンと厚み調整部材との間の高さ方向
に隙間を設けるようにしたものである。
〔作用〕
上記したような構成により、スライス作業中、経年変化
で硬化、劣化および割れが発生した緩衝材からなる転子
が外れた場合、厚み調整部材とピンの間に隙間があるの
で、厚み調整部材とピンは当たることはない。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図〜第3図を用いて説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す食肉スライサーの全体
正面図、第2図は第1図のI方向から見た矢視図、第3
図は第2図のII方向から見た矢視図である。
図において、丸刃2は機台1に固定された丸刃ベース3
に軸支されている。機台1上には固定されたレール5を
案内に丸刃2に向けて往復動する肉箱4を支持し、肉箱
4は、機台1に装着したクランク装置6と連結してい
る。肉箱4には肉送り装置となる上部ローラ7と下部コ
ンベア8が内蔵され、肉箱4に横架軸支されたシャフト
9により駆動されるようになっている。肉箱4内の下部
コンベア8上には肉塊19が収納され、上部ローラ7で肉
塊19の上面が押さえつけられている。
第2図に示すように、シャフト9の端部にはワンウェイ
クラッチ10を固定したラチェットアーム11を装着してい
る。ワンウェイクラッチ10はチラェットアーム11が矢印
A方向に回転したときのみシャフト9とかみ合い、一体
となってシャフト9が回転し、矢印A方向と反対側に回
転したときはワンウェイクラッチ10の動力がシャフト9
に伝達されず、ワンウェイクラッチ10のみ空転するよう
になっている。ラチェットアーム11の先端には第3図に
示すように、ピン13で転子12を軸支し、転子12は、機台
1に固定されたカムホルダ14を案内に位置Cから位置D
まで移動可能な厚み調整部材となるカム15と係合する。
カム15の上端部とピン13の下端との位置関係は、隙間16
を有する寸法となっている。スプリング17は、肉箱4と
ラチェットアーム11間にひっかけられ、ラチェットアー
ム11を常に矢印A方向と反対方向に引っ張る役目をして
いる。ストッパ18は肉箱4に固定され、ラチェットアー
ム11が位置Bより矢印A方向と反対方向に回転しないよ
う設けられている。
丸刃2で薄切りする肉塊19のスライス厚さ(肉塊19の送
り量)の設定は、カム15を位置Cから位置Dの範囲内で
移動させて行う。カム15が位置Cのとき、つまりラチェ
ットアーム11が位置Bのときは、ラチェットアーム11の
回転は0となり、上部ローラ7と下部コンベア8は回転
駆動されない。また、カム15が位置Dのとき、つまりラ
チェットアーム11が位置Eのときは、ラチェットアーム
11の回転量が最大となり、上部ローラ7と下部コンベア
8の回転駆動量、即ち肉箱4一往復当たりの肉塊19の送
り量が最大となる。
上記構成において、図示しないモータで丸刃2を回転さ
せ、クランク装置6を介して肉箱4を往復動させる。肉
箱4の往路で例えばカム15が位置Dにあると、肉箱4の
往復動のたびにラチェットアーム11の転子12がカム15の
F面に当接し、さらに肉箱4が移動するとF面に案内さ
れながら、ラチェットアーム11が矢印A方向に回転す
る。これにより、ワンウェイクラッチ10を介しシャフト
9が矢印A方向に回転し、上部ローラ7と下部コンベア
8が丸刃2側へ肉塊19が送られる方向に回転駆動し、丸
刃2側に向かって送り出された肉塊19は、丸刃2により
順次薄切りされる。
肉箱4の復路でラチェットアーム11は、スプリング17に
引っ張られ、A方向の反対方向へ回転し、最後にストッ
パ18に当り位置が保持される。なお、ラチェットアーム
11が逆回転しているときは、ワンウェイクラッチ10は空
転しているので、上部ローラ7と下部コンベア8は回転
駆動されない。
ラチェットアーム11の転子12は、鋼製のピン13に遊嵌
し、カム15との当接音を小さくするために、ゴム又はポ
リウレタンゴム等の緩衝材で作られている。ゴム、ポリ
ウレタンゴムは長期間使用していると、経年変化で硬
化、劣化および割れが発生し、転子12がピン13によりス
ライス作業中、突然外れることがある。もし、転子12が
外れたとしても、カム15上面部とピン13の間には隙間16
を有しているので、カム15とピン13は当たることはな
く、当然、カム15とピン13に傷がつくことはない。
また、カム15とピン13は当たらないので、ピン13がカム
15にひっかかり、肉箱4をロックさせることもない。
〔考案の効果〕
本考案によれば、カムの上面部とラチェットアーム先端
のピンとの間に隙間を設けたことにより、厚み調整部材
に当接する緩衝材で作られた転子がスライス作業中突然
外れたとしても、厚み調整部材とピンは当たらないので
互いに傷つくことはなく、転子のみの交換ですみ、需要
家においては、安価な修理費ですむ。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す食肉スライサーの全体
正面図、第2図は第1図のI方向から見た矢視図、第3
図は第2図のII方向から見た矢視図、第4図、第5図は
従来技術を示す側面図である。 図において、4は肉箱、9はシャフト、10はワンウェイ
クラッチ、11はラチェットアーム、12は転子、13はピ
ン、15はカム、16は隙間である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機台の片隅に回転駆動される丸刃を設け、
    該丸刃に向けてレールを案内に往復動する肉箱を有し、
    該肉箱にはワンウェイクラッチを内蔵し、かつ先端にピ
    ンで緩衝材からなる転子を軸支したラチェットアームを
    設け、前記機台に設けた厚み調整部材に前記ラチェット
    アームの先端の転子を肉箱1往復ごとに当接させラチェ
    ットアームを回転させることにより前記肉箱内の肉送り
    装置を駆動させる食肉スライサーにおいて、前記ピンと
    厚み調整部材との間の高さ方向に隙間を設けたことを特
    徴とする食肉スライサーにおける肉送り駆動装置。
JP10676290U 1990-10-11 1990-10-11 食肉スライサーにおける肉送り駆動装置 Expired - Lifetime JPH0739590Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10676290U JPH0739590Y2 (ja) 1990-10-11 1990-10-11 食肉スライサーにおける肉送り駆動装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10676290U JPH0739590Y2 (ja) 1990-10-11 1990-10-11 食肉スライサーにおける肉送り駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0463393U JPH0463393U (ja) 1992-05-29
JPH0739590Y2 true JPH0739590Y2 (ja) 1995-09-13

Family

ID=31852987

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10676290U Expired - Lifetime JPH0739590Y2 (ja) 1990-10-11 1990-10-11 食肉スライサーにおける肉送り駆動装置

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JPH0463393U (ja) 1992-05-29

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