JPH0658706U - バックル - Google Patents

バックル

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JPH0658706U
JPH0658706U JP566593U JP566593U JPH0658706U JP H0658706 U JPH0658706 U JP H0658706U JP 566593 U JP566593 U JP 566593U JP 566593 U JP566593 U JP 566593U JP H0658706 U JPH0658706 U JP H0658706U
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mounting body
buckle piece
buckle
belt
sub
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JP566593U
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洋介 柳田
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Nifco Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バックル面をシンプルとする。バックルを構
成する各パーツの強度を失わせることなく、バックルを
全体的に薄く構成する。 【構成】 取付体10と、ベルトB等の保持凹部35を
有する従バックル片30と、前記取付体10に向けて倒
し込まれた前記従バックル片30の保持凹部35が設け
られている側の面上より、前記取付体10に向けて倒し
込み可能な主バックル片20とから構成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ズボン等のベルトB等を、該ベルト等に固定用の穴等の格別の加 工を施すことなく、ベルトB等の被装着者または被装着物を適宜締め付けた状態 に固定、維持させることができるバックルに関する。
【0002】
【従来の技術】
ズボン等のベルトB等を、該ベルトB等に固定用の穴等の格別の加工を施すこ となく、ベルトB等の装着者または装着物を該ベルトBにより適宜締め付けた状 態に固定、維持させることができるバックルが従来より利用されている。 図6および図7に示されるバックルはその一例である。
【0003】 このバックルは、板状の基板100と、主バックル片200と、従バックル片 300とから構成されている。 該基板100の一方の側縁の両側には、側板101が設けられており、この側 板101には軸穴が透設されている。また該基板100の他方の側縁の両側には 、前記側板101の突き出し方向と逆の方向に向けて突き出す、側板102が設 けられており、この側板102にも軸穴が透設されている。 前記主バックル片200は、一方端の両側より幅方向に向けて枢支突起201 を突設させており、また該一方端縁に亙ってベルトB等の挟持突部202を突設 させている。 また前記従バックル片300は、一方端の両側より幅方向に向けて枢支突起3 01を突設させており、また該一方端縁に亙ってベルトB等の挟持突部302を 突設させている。 そして、前記主バックル片200は前記基板100の両側板101間に、前記 枢支突起201を該側板101に設けられている軸穴に嵌込むことにより、前記 基板100面上に向けて倒し込み自在、かつ、該倒し込み時に前記挟持突部20 2先端が該基板100面に向けられるように、前記基板100に枢支、組み付け られる。また、前記従バックル片300は前記基板100の両側板102間に、 前記枢支突起301を該側板102に設けられている軸穴に嵌込むことにより、 前記基板100面上に向けて倒し込み自在、かつ、該倒し込み時に前記挟持突部 302先端が該基板100面に向けられるように、前記基板100に枢支、組み 付けられる。
【0004】 したがって、このバックルによるベルトB等の固定は、前記従バックル片30 0を前記基板100に対して起立させた状態で、前記従バックル片300と前記 基板100との間にベルトB等をその一方端より挿通し、その後に前記従バック ル片300を前記基板100面に向けて倒し込み、該従バックル片300の挟持 突部302先端と前記基板100面との間でベルトB等の該一方端を挟持、固定 しておき、次いで、前記主バックル片200を前記基板100に対して起立させ た状態で、前記主バックル片200と前記基板100との間にベルトB等をその 他方端より挿通し、該ベルトB等を該バックル片200と前記基板100との間 より適宜引き出して調整した後に、前記主バックル片200を前記基板100面 に向けて倒し込み、該主バックル片200の挟持突部202先端と前記基板10 0面との間で該ベルトB等を挟持、固定することにより行われることになる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ここでこの種のバックルでは、その使い勝手を向上させるため、使用の度に前 記基板100に対して適宜倒伏、起立させる主バックル片200枢支側は兎も角 として、この主バックル片200枢支側に対向する側はできる限りシンプルな構 造に構成することが要請される。殊にこの種のバックルをズボンのベルトBの固 定に用いた場合には、主バックル片200枢支側に対向する側の前記基板100 の面より突き出している従バックル片300が、ベルトBの被装着者の腹部等に 当たり装着感を悪いものとする不都合があった。 また前記従来のバックルでは、前記基板100の一方側面と前記主バックル片 200の前記挟持突部202との間で、ベルトB等を挟持、固定する一方で、前 記基板100の他方側面と前記従バックル片300の前記挟持突部302との間 で、ベルトB等を挟持、固定することになるので、該バックルを薄く構成するこ とは困難であった。すなわち前記従来のバックルの構造では、図7に示されるよ うに主バックル片200の厚さ、該主バックル片200と基板100間にベルト Bを挿通するための間隔、該基板100の厚さ、該基板100と前記従バックル 片300間にベルトBを挿通するための間隔、および従バックル片300の厚さ をそれぞれ確保するためのバックルの厚さ寸法を必然的に要するものであった。 勿論該バックルを構成する主バックル片200、基板100および従バックル片 300を薄くすれば、バックル全体も薄く構成できるが、強度上の要請よりこれ らの各パーツを薄くすることにも限界がある。
【0006】 そこでこの考案では、バックル内に挿通されるベルトB等の固定位置の調整、 およびベルトB等の締め付けを解除するために頻繁に倒伏、起立されるバックル 片が枢支されている側と反対の側のバックル面をシンプルとすると共に、バック ルを構成する各パーツの強度を失わせることなく、バックルを全体的に薄く構成 することのできる構造をもったバックルを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案では、前記従来のバックルが有していた不都合を解消すべく、バック ルを、底板11とこの底板11の両側縁に向き合って設けられている側板12と からなる取付体10と、該取付体10の一方の側縁側の前記側板11間で該取付 体10に向けて倒し込み自在に枢支される主バックル片20と、該取付体10の 前記主バックル片20が枢支されている側縁に対向する側縁側の前記側板12間 で前記主バックル片20の倒し込み方向と同方向に該取付体10に向けて倒し込 み自在に枢支される板状の従バックル片30とからなり、 前記従バックル片30は、該従バックル片30の前記取付体10に向けた倒し 込みにより前記取付体10の底板11側に先端を向ける挟持突部32を有し、か つ、該挟持突部32の突き出し側と反対の側の面にベルトB等の保持凹部35を 有しており、 前記主バックル片20は、該主バックル片20の前記取付体10に向けた倒し 込みにより前記取付体10の底板11側に先端を向ける挟持突部22を有してい ると共に、前記倒し込まれた従バックル片30の保持凹部35が設けられている 側の面上より前記取付体10に向けて倒し込み可能とされている構造のものとし た。
【0008】
【作用】
この考案ではバックルを、底板11とこの底板11の両側縁に向き合って設け られている側板12とからなる取付体10と、該取付体10の一方の側縁側の前 記側板12間で該取付体10に向けて倒し込み自在に枢支される主バックル片2 0と、該取付体10の前記主バックル片20が枢支されている側縁に対向する側 縁側の前記側板12間で前記主バックル片20の倒し込み方向と同方向に該取付 体10に向けて倒し込み自在に枢支される板状の従バックル片30とからなり、 前記従バックル片30は、該従バックル片30の前記取付体10に向けた倒し込 みにより前記取付体10の底板11側に先端を向ける挟持突部32を有し、かつ 、該挟持突部32の突き出し側と反対の側の面にベルトB等の保持凹部35を有 しており、前記主バックル片20は、該主バックル片20の前記取付体10に向 けた倒し込みにより前記取付体10の底板11側に先端を向ける挟持突部22を 有していると共に、前記倒し込まれた従バックル片30の保持凹部35が設けら れている側の面上より前記取付体10に向けて倒し込み可能とされている構造の ものとしたので、前記従バックル片30と前記取付体10との間に挿通されたベ ルトB等の他方端を該主バックル片20を該取付体10に向けて倒し込むことに より、該従バックル片30の前記挟持突部32と前記取付体10との間で挟持、 固定できる。 また前記主バックル片20と前記取付体10との間に挿入されたベルトB等の 他方端を該主バックル片20を該取付体10に向けて倒し込むことにより、該ベ ルトB等を前記従バックル片30の保持凹部35内に収めながら該主バックル片 20の前記挟持突部22と前記取付体10との間で挟持、固定できる。
【0009】
【実施例】 以下ではこの考案に係るバックルの典型的な実施例を、図1ないし図5に基づ いて説明する。 なお、図1は実施例に係るバックルの分解斜視図、図2は斜視図、図3は同平 面図、図4は同使用状態を示す斜視図、図5は同使用状態を示す側断面図である 。
【0010】 図1に示されるように、この実施例に係るバックルは、取付体10と、主バッ クル片20と、従バックル片30とから構成されている。
【0011】 取付体10は、底板11とこの底板11の両側縁に向き合って設けられている 側板12とを有している。 該取付体10の一方の側縁側の前記側板12は、弧状に隆起された軸受突部1 2aとされており、該軸受突部12aの先端部には、該軸受突部12aの内外面 に連通する軸受穴12a’が透設されている。 また前記側板12は、前記軸受突部12aの突き出し基部側から、前記取付体 10の他方の側縁側に向けて暫時、前記底板11面からの立ち上り幅を大きくし て、前記取付体10の他方の側縁まで延設されており、該他方の側縁において該 側板12の前記底板11からの立ち上がり幅はもっとも大きくなっており、突出 部12bが形成されている。該突出部12bには、該側板12の上端部に該側板 12の内外面に連通する軸受穴12b’が透設されている。 前記底板11の前記側板12が設けられている側の面のうち、前記軸受突部1 2aが設けられている側の面は、該対をなす軸受突部12a、12a間に亙る挟 持凹面11aとされている。また前記突出部12b側の面は、該対をなす突出部 12b、12b間に亙る挟持凹面11bとされている。 また前記対をなす側板12、12間の前記底板11面上からは、該側板12の 面に平行で、かつ、一端を前記挟持凹面11aに接すると共に他端を前記挟持凹 面11bに接しさせる対をなすリブ13、13が、該対をなすリブ13、13相 互に適宜の間隔を開けて、条設されている。該リブ13は、前記挟持凹面11a 側から前記挟持凹面11b側に向けて暫時、前記底板11面からの立ち上がり幅 を大きくすると共に、該立ち上がり幅を最大とする位置に続く前記挟持凹面11 b側の端部において前記底板11面からの立ち上がり幅を小さく構成されており 、該リブ13の前記挟持凹面11b側の端部に載置段面13aを形成している。
【0012】 主バックル片20は、ほぼ方形板状の基板21と、この板状の基板21の板面 に略直交状に該基板21の一方の側縁から突設される板状の挟持突部22とを有 する。 前記基板21の両側縁であって該基板21と挟持突部22との連設部分からは 、該基板21の外側に向けて枢支突起23が突設されている。また挟持突部22 の自由端縁面は歯状面24とされている。 前記基板21の前記挟持突部22が設けられている側縁に隣接する両側縁には 、該挟持突部21の突き出し方向と同方向に向けて突き出す側壁25、25が設 けれている。該側壁25は、前記基板21の前記挟持突部21が設けられている 側から、該挟持突部21が設けられていない側に向けて暫時、前記基板21面か らの立ち上がり寸法を小さくするように構成されている。
【0013】 従バックル片30は、ほぼ長方形板状の基板31と、この基板31の長手側の 一方側縁に亙り、かつ該基板31の板面に略直交状に該基板31の前記一方側縁 から突設される板状の挟持突部32とを有する。 前記基板31の両側縁であって該基板31と挟持突部32との連設部分からは 、該基板31の外側に向けて枢支突起33が突設されている。また挟持突部32 の自由端縁面は歯状面34とされている。 また前記基板31の前記挟持突部32が突設されていない側の面には、該基板 31の長手方向両端部を残して、該基板31の長手方向に亙る一方側縁から他方 側縁に続く、ベルトB等の保持凹部35が形成されている。
【0014】 このような構造を有する前記取付体10と主バックル片20とは、該取付体1 0の対をなす軸受突部12a、12a間で、前記主バックル片20を、該取付体 10の底面11側に向けて倒し込み自在、かつ、該倒し込み時に該主バックル片 20に設けられている挟持突部22の歯状面24が該取付体10の挟持凹面11 aに向き合うように枢支することにより組み付けられる。 この組み付けは、前記主バックル片20の枢支突起23を前記取付体10の軸 受突部12aに設けられた軸受穴12a’に回動自在に収め入れることにより行 われる。なお該軸受突部12a内側面には、該軸受突部12a先端から前記軸受 穴12a’近傍に至る枢支突起23のガイド溝12a”が設けられており、この ガイド溝12a”内に前記枢支突起23を収め入れた後、さらに該枢支突起23 が設けられている主バックル片20を前記取付体10の底面11側に向けて押圧 することにより、対をなす前記軸受突部12a、12a間を、やや押し広げなが ら、前記ガイド溝12a”の下方に位置する前記軸受穴12a’内に容易かつ確 実に、前記枢支突起23を収め入れることができる。
【0015】 また前記取付体10と従バックル片30とは、該取付体10の対をなす突出部 12b、12b間で、前記従バックル片30を、該取付体10の底面11側に向 けて倒し込み自在、かつ、該倒し込み時に該従バックル片30に設けられている 挟持突部32の歯状面34が該取付体10の挟持凹面11bに向き合うように枢 支することにより組み付けられる。 この組み付けは、前記従バックル片30の枢支突起33を前記取付体10の突 出部12bに設けられた軸受穴12b’に回動自在に収め入れることにより行わ れる。なお該突出部12b内側面には、該突出部12b先端から前記軸受穴12 b’近傍に至る枢支突起33のガイド溝12b”が設けられており、このガイド 溝12b”内に前記枢支突起33を収め入れた後、さらに該枢支突起33が設け られている従バックル片30を前記取付体10の底面11側に向けて押圧するこ とにより、対をなす前記突出部12b、12b間を、やや押し広げながら、前記 ガイド溝12b”の下方に位置する前記軸受穴12b’内に容易かつ確実に、前 記枢支突起33を収め入れることができる。
【0016】 図2に示されるように、前記従バックル片30の枢支突起33が設けられてい る両側縁間の寸法は、該従バックル片30を枢支する前記取付体10の対をなす 突出部12b、12b内面間に該従バックル片30が収まる寸法とされており、 また挟持突部32の歯状面34を前記取付体10の挟持凹面11bに向き合わせ た状態では、前記取付体10の対をなす突出部12b、12bの自由端縁より外 方に該従バックル片30の一部が突き出すことがない寸法とされている。 一方前記主バックル片20の枢支突起23が設けられている両側縁部間の寸法 は、該主バックル片20を枢支する前記取付体10の対をなす軸受突部12a内 面間の寸法とほぼ同寸法とされているのに対し、対をなす側壁25は前記枢支突 起23が設けられている側縁よりも該主バックル片20の外方に向けて張り出し 設けられている。この側壁25は、該主バックル片20を前記取付体10に向け て最大限倒し込んだ際に、前記取付体10の側板12の前記底板11からの立ち 上がり幅が小さい部分に、該側壁25の基板21面からの立ち上がり幅の大きい 部分を収め入れて、バックルの側面部を外観上、フラットに構成する。
【0017】 次いでこの実施例に係るバックルによるベルトB等の固定方法について説明す る。 まずベルトBの一端を、従バックル片30の挟持突部32と、取付体10の挟 持凹面11bとの間で、挟持固定する。すなわち該従バックル片30を、前記挟 持突部32の歯状面34が取付体10の底板11面に少なくともほぼ直交する位 置まで回動させることにより、前記挟持凹面11bと前記従バックル片30との 間に間隙を形成させ、この間隙内にベルトBの一端を挿入させた後、前記挟持突 部32の歯状面34が前記挟持凹面11bと向き合うように該従バックル片30 を倒し込んで、挿入されているベルトBを挟持凹面11bと該挟持凹面11bに 向けて突き出される挟持突部32の歯状面34との間で挟み込むことにより、ベ ルトBの一端を固定する。 ここで取付板10の底面11側に向けて倒し込まれた従バックル片30の前記 挟持突部32が設けられていない側は、前記取付板10の前記リブ13の端部に 設けられた載置段面13a上に載置、支持されるように、該従バックル片は前記 取付板10に対して組み付けられており、該従バックル片30の一部が前記リブ 13の縁部より上方に突き出さず倒し込める構造とされている。
【0018】 次いでベルトBの他端を、主バックル片20の挟持突部22と、取付体10の 挟持凹面11aとの間で、挟持固定する。すなわち該主バックル片20を、前記 挟持突部22の歯状面24が取付体10の底板11面に少なくともほぼ直交する 位置まで回動させることにより、前記挟持凹面11aと前記主バックル片20と の間に間隙を形成させ、この間隙内にベルトBの一端を挿入させ、適宜該ベルト Bの該挟持凹面11aと主バックル片20との間からの引き出し寸法を調整した 後、前記挟持突部22の歯状面24が前記挟持凹面11aと向き合うように該主 バックル片20を倒し込んで、挿入されているベルトBを挟持凹面11aと該挟 持凹面11aに向けて突き出される挟持突部22の歯状面24との間で挟み込む ことにより、ベルトBの一端を固定する。これにより図5に示されるようにベル トBを所要の巻回寸法に調整した後、固定、維持することができる。
【0019】 図5に示されるように、前記主バックル片20と前記挟持凹面11a間より挿 入され、該主バックル片20と前記挟持凹面11a間で挟持、固定されているベ ルトBは、必要とされる該ベルトBの巻回寸法の長短により、適宜の長さ分前記 主バックル片20と前記取付体10との間より該バックル外方に向けて引き出さ れることになるが、このように引き出されるベルトBはバックル内部では、前記 挟持位置より前記取付体10に設けられた対をなすリブ13縁上に載置されて従 バックル片30上に至ることになる。ここで前述のように該従バックル片20の 前記挟持突部32が突設されていない側の面には、保持凹部35が設けられてい るので、従バックル片30上に至るベルトBはこの保持凹部35内に収められる ことになる。この結果、バックル内部に引き込まれたベルトBの厚みは、該保持 凹部35に吸収されて、バックルの厚さ寸法を何ら変化させることはない。
【0020】 なお、主バックル片20は前記取付体10との間でバックル内に収められるベ ルトBを挟持、固定し、かつ、前記取付体10の該ベルトB収納、固定側を覆い 隠す機能を有することから、主バックル片20の前記枢支突起23が設けられて いる側の縁から該枢支突起23が設けられていない側の縁までの寸法は、取付体 10の軸受穴12a’により枢支される枢支突起23の位置を支点として前記挟 持突部22により容易かつ充分にベルトBを挟持、固定できるように、また、前 記取付体10面をバックルの外観上の要請から適切に覆い隠せるように、取付体 10の軸受突部12a側の縁から突出部12b側の縁に至る寸法とほぼ同寸法か 、あるいはこれよりも長い寸法とすることが好ましい。
【0021】
【考案の効果】
この考案に係るバックルによれば、従バックル片30と取付体10との間に挿 通されたベルトB等の他方端を主バックル片20を該取付体10に向けて倒し込 むことにより、該従バックル片30の前記挟持突部32と前記取付体10との間 で挟持、固定でき、また前記主バックル片20と前記取付体10との間に挿入さ れたベルトB等の他方端を該主バックル片20を該取付体10に向けて倒し込む ことにより、該主バックル片20の前記挟持突部22と前記取付体10との間で 挟持、固定できるので、バックル内に挿通されるベルトB等の固定位置の調整、 およびベルトB等の締め付けを解除するために頻繁に倒伏、起立されるバックル 片が枢支されている側と反対の側のバックル面を平坦とすることができ、殊にこ のバックルをズボンのベルトB等のバックルとして用いた場合、装着者の腹部等 に常時突き当たる部分等がないのでバックルの装着感を良好なものとできる。 またバックルを構成する各パーツを薄肉とするのではなく、前記従バックル片 30の挟持突部32が設けられていない側の面に設けられている保持凹部35に バックル内に挿入され挟持、固定されるベルトB等を収め、該保持凹部35上よ り前記主バックル片20を前記取付体10に向けて倒し込んで該ベルトBを挟持 、固定することができるので、該ベルトB等の厚みをバックルの厚みに影響させ ることなく、しかも前記バックルを構成する各パーツの強度を維持しながら、バ ックルを全体的に薄く構成できる特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックルの分解斜視図である。
【図2】バックルの斜視図である。
【図3】バックルの平面図である。
【図4】バックルの使用状態を示す斜視図である。
【図5】バックルの使用状態を示す側断面図である。
【図6】従来のバックルの分解斜視図である。
【図7】従来のバックルの使用状態を示す側断面図であ
る。
【符号の説明】
10 取付体 11 底板 12 側板 13 リブ 20 主バックル片 21 基板 22 挟持突部 23 枢支突起 24 歯状面 25 側壁 30 従バックル片 31 基板 32 挟持突部 33 枢支突起 34 歯状面 35 保持凹部 B ベルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板とこの底板の両側縁に向き合って設
    けられている側板とからなる枠状の取付体と、該取付体
    の一方の側縁側の前記側板間で該取付体に向けて倒し込
    み自在に枢支される主バックル片と、該取付体の前記主
    バックル片が枢支されている側縁に対向する側縁側の前
    記側板間で前記主バックル片の倒し込み方向と同方向に
    該取付体に向けて倒し込み自在に枢支される板状の従バ
    ックル片とからなり、 前記従バックル片は、該従バックル片の前記取付体に向
    けた倒し込みにより前記取付体の底板側に先端を向ける
    挟持突部を有し、かつ、該挟持突部の突き出し側と反対
    の側の面にベルト等の保持凹部を有しており、 前記主バックル片は、該主バックル片の前記取付体に向
    けた倒し込みにより前記取付体の底板側に先端を向ける
    挟持突部を有していると共に、前記倒し込まれた従バッ
    クル片の保持凹部が設けられている側の面上より前記取
    付体に向けて倒し込み可能とされていることを特徴とす
    るバックル。
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JP (1) JPH0658706U (ja)

Cited By (3)

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