JPH06586Y2 - エンジンのスワ−ル制御装置 - Google Patents
エンジンのスワ−ル制御装置Info
- Publication number
- JPH06586Y2 JPH06586Y2 JP1983098795U JP9879583U JPH06586Y2 JP H06586 Y2 JPH06586 Y2 JP H06586Y2 JP 1983098795 U JP1983098795 U JP 1983098795U JP 9879583 U JP9879583 U JP 9879583U JP H06586 Y2 JPH06586 Y2 JP H06586Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- load
- swirl
- guide vane
- intake port
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はエンジンのスワール制御装置に関する。
従来のエンジンにおいては、ピストンシリンダー内に生
起される混合気の旋回流であるスワールを、エンジンの
全回転数に対して燃焼を安定させる最適の に制御することができなかった。
起される混合気の旋回流であるスワールを、エンジンの
全回転数に対して燃焼を安定させる最適の に制御することができなかった。
本考案は上記の欠陥を克服して、エンジンの吸気ポート
内にスワール制御装置を装着し、任意のスワールを得る
ことにより燃焼効率を高め、燃費および排気ガスの低減
を図ることを目的とする。
内にスワール制御装置を装着し、任意のスワールを得る
ことにより燃焼効率を高め、燃費および排気ガスの低減
を図ることを目的とする。
すなわち、エンジンの吸気ポート内に配設され該吸気ポ
ート内で配置角度の調節自在なガイドベーンと、該ガイ
ドベーンの一部を各々の一端部の間で固定して前記ガイ
ドベーンと結合し、各々の他端部は前記吸気ポート内に
固定された、逆圧電効果により前記ガイドベーンの配置
角度を変化させる２個の圧電素子と、前記エンジンの負
荷および回転数を検知する負荷・回転数検知装置と、該
負荷・回転数検知装置が検知した負荷および回転数に応
じて前記圧電素子に所要の電圧を与えるように作動する
コンピューターとを有し、前記エンジンの負荷および回
転数に応じて前記圧電素子を介して前記ガイドベーンの
配置角度を調節して所要のスワールを吸気に与えるよう
にして、本考案は構成されている。
ート内で配置角度の調節自在なガイドベーンと、該ガイ
ドベーンの一部を各々の一端部の間で固定して前記ガイ
ドベーンと結合し、各々の他端部は前記吸気ポート内に
固定された、逆圧電効果により前記ガイドベーンの配置
角度を変化させる２個の圧電素子と、前記エンジンの負
荷および回転数を検知する負荷・回転数検知装置と、該
負荷・回転数検知装置が検知した負荷および回転数に応
じて前記圧電素子に所要の電圧を与えるように作動する
コンピューターとを有し、前記エンジンの負荷および回
転数に応じて前記圧電素子を介して前記ガイドベーンの
配置角度を調節して所要のスワールを吸気に与えるよう
にして、本考案は構成されている。
以下、本考案を実施例により図面を参照して説明する。
本考案の実施例の一部断面を含む正面略図を示す第１図
において、図示しないエンジンの吸気ポート１内右斜め
下方の壁部穴２を介して、壁外面でナット３により固定
されたスワール制御装置４が、吸気ポート１内の右上下
方向に内壁面に沿って装着されている。さらに第１図の
部分拡大略図である第２図において、スワール制御装置
４は、ガイドベーン５と２個の圧電率の異なるチタン酸
ジルコニアン鉛（ＰＺＴ）圧電素子６・７および支持部
８とより成っている。ガイドベーン５は一端部が２個の
圧電素子６・７の一端部の間で、ボルト９およびナット
１０により固定され、２個の圧電素子６・７の他端部は
支持部８左端部のスリ割り１１内でボルト１２により固
定されている。また圧電素子６・７の他端部からはそれ
ぞれリード線１３・１４が、支持部８内のパイプ穴１５
を介して第１図に示す吸気ポート１外部のコンピュータ
ー１６、エンジンの負荷・回転数検知装置１７、電源１
８に接続して、本実施例は構成されている。
において、図示しないエンジンの吸気ポート１内右斜め
下方の壁部穴２を介して、壁外面でナット３により固定
されたスワール制御装置４が、吸気ポート１内の右上下
方向に内壁面に沿って装着されている。さらに第１図の
部分拡大略図である第２図において、スワール制御装置
４は、ガイドベーン５と２個の圧電率の異なるチタン酸
ジルコニアン鉛（ＰＺＴ）圧電素子６・７および支持部
８とより成っている。ガイドベーン５は一端部が２個の
圧電素子６・７の一端部の間で、ボルト９およびナット
１０により固定され、２個の圧電素子６・７の他端部は
支持部８左端部のスリ割り１１内でボルト１２により固
定されている。また圧電素子６・７の他端部からはそれ
ぞれリード線１３・１４が、支持部８内のパイプ穴１５
を介して第１図に示す吸気ポート１外部のコンピュータ
ー１６、エンジンの負荷・回転数検知装置１７、電源１
８に接続して、本実施例は構成されている。
次に作用に就いて説明すると、エンジンの回転数に対応
する適正なスワールを得るため、第１図および第２図に
おいて、電源１８からの電源電圧の供給により、コンピ
ューター１６およびエンジンの負荷・回転数検知装置１
７が起動される。負荷・回転数検知装置１７はエンジン
の負荷および回転数を検知し、その負荷および回転数に
応じてコンピューター１６がリード線１３，１４を介し
て圧電素子６・７間に適正な電圧を与える。この場合逆
圧電効果により圧電素子６は膨張し圧電素子７は収縮す
る性質を有するので、ガイドベーン５は先端がＡ方向へ
鎖線の位置まで角度θがけ変位する。さらにスワール回
転数はエンジンの回転数の上昇と共に増加するので、第
１図はエンジンの高速回転時におけるスワール制御装置
４のガイドベーン５の位置を示し、エアー吸入量が大で
スワール回転数も大である。そしてエンジンが低速回転
へ移行するにつれて図示しないシリンダー内のエアー吸
引力が弱くなるので、前記電圧を介してのガイドベーン
５の変位により吸気ポート１内のエアー流路を、より強
いスワールを形成するような渦巻形状にして、前記スワ
ール比を高速回転時に比し相対的に増加させる作用を行
う。すなわち、エンジン回転数の下降に対し逆にスワー
ル比を増加させる作用を行うものである。
する適正なスワールを得るため、第１図および第２図に
おいて、電源１８からの電源電圧の供給により、コンピ
ューター１６およびエンジンの負荷・回転数検知装置１
７が起動される。負荷・回転数検知装置１７はエンジン
の負荷および回転数を検知し、その負荷および回転数に
応じてコンピューター１６がリード線１３，１４を介し
て圧電素子６・７間に適正な電圧を与える。この場合逆
圧電効果により圧電素子６は膨張し圧電素子７は収縮す
る性質を有するので、ガイドベーン５は先端がＡ方向へ
鎖線の位置まで角度θがけ変位する。さらにスワール回
転数はエンジンの回転数の上昇と共に増加するので、第
１図はエンジンの高速回転時におけるスワール制御装置
４のガイドベーン５の位置を示し、エアー吸入量が大で
スワール回転数も大である。そしてエンジンが低速回転
へ移行するにつれて図示しないシリンダー内のエアー吸
引力が弱くなるので、前記電圧を介してのガイドベーン
５の変位により吸気ポート１内のエアー流路を、より強
いスワールを形成するような渦巻形状にして、前記スワ
ール比を高速回転時に比し相対的に増加させる作用を行
う。すなわち、エンジン回転数の下降に対し逆にスワー
ル比を増加させる作用を行うものである。
以上説明したように本考案は、コンピューターによっ
て、ガイドベーンに結合されている圧電素子に電圧を印
加して該ガイドベーンの配置角度を調節するので、検知
したエンジンの負荷および回転数に対して前記圧電素子
への印加電圧を任意に設定することが可能となり、それ
によって、エンジンの全回転数領域で適正なスワールを
得ることができるので、エンジンの燃焼効率を高め、燃
費および排気ガスの低下を図ることができるという効果
を奏する。加えてガイドベーンの一部を２個の圧電素子
の一端部の間で固定、結合する構成となっているので、
機構が簡単となる。そして機構が簡単なため、このスワ
ール制御装置を必要に応じて吸気ポート内の上流側、下
流側の任意の位置に幅広く取り付けることができ、広い
範囲で高精度なスワール制御が可能となる。さらに前記
チタン酸ジルコニアン鉛（ＰＺＴ）圧電素子の代わり
に、チタン酸鉛（ＰＴ）あるいは水晶の圧電素子を使用
しても同様の効果を奏する。
て、ガイドベーンに結合されている圧電素子に電圧を印
加して該ガイドベーンの配置角度を調節するので、検知
したエンジンの負荷および回転数に対して前記圧電素子
への印加電圧を任意に設定することが可能となり、それ
によって、エンジンの全回転数領域で適正なスワールを
得ることができるので、エンジンの燃焼効率を高め、燃
費および排気ガスの低下を図ることができるという効果
を奏する。加えてガイドベーンの一部を２個の圧電素子
の一端部の間で固定、結合する構成となっているので、
機構が簡単となる。そして機構が簡単なため、このスワ
ール制御装置を必要に応じて吸気ポート内の上流側、下
流側の任意の位置に幅広く取り付けることができ、広い
範囲で高精度なスワール制御が可能となる。さらに前記
チタン酸ジルコニアン鉛（ＰＺＴ）圧電素子の代わり
に、チタン酸鉛（ＰＴ）あるいは水晶の圧電素子を使用
しても同様の効果を奏する。
第１図は、本考案の実施例の一部断面を含む正面略図、
第２図は、第１図の部分拡大略図、第３図は、第２図の
Ｂ視平面略図である。 １…吸気ポート ４…スワール制御装置 ５…ガイドベーン ６・７…圧電素子 １６…コンピューター １７…エンジン負荷・回転数検知装置
第２図は、第１図の部分拡大略図、第３図は、第２図の
Ｂ視平面略図である。 １…吸気ポート ４…スワール制御装置 ５…ガイドベーン ６・７…圧電素子 １６…コンピューター １７…エンジン負荷・回転数検知装置
Claims (1)
- 【請求項１】エンジンの吸気ポート内に配設され該吸気
ポート内で配置角度の調節自在なガイドベーンと、該ガ
イドベーンの一部を各々の一端部の間で固定して前記ガ
イドベーンと結合し、各々の他端部は前記吸気ポート内
に固定された、逆圧電効果により前記ガイドベーンの配
置角度を変化させる２個の圧電素子と、前記エンジンの
負荷および回転数を検知する負荷・回転数検知装置と、
該負荷・回転数検知装置が検知した負荷および回転数に
応じて前記圧電素子に所要の電圧を与えるように作動す
るコンピューターとを有し、前記エンジンの負荷および
回転数に応じて前記圧電素子を介して前記ガイドベーン
の配置角度を調節して所要のスワールを吸気に与えるよ
うにしたことを特徴とするエンジンのスワール制御装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1983098795U JPH06586Y2 (ja) | 1983-06-28 | 1983-06-28 | エンジンのスワ−ル制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1983098795U JPH06586Y2 (ja) | 1983-06-28 | 1983-06-28 | エンジンのスワ−ル制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS606830U JPS606830U (ja) | 1985-01-18 |
| JPH06586Y2 true JPH06586Y2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=30234406
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1983098795U Expired - Lifetime JPH06586Y2 (ja) | 1983-06-28 | 1983-06-28 | エンジンのスワ−ル制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06586Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE112015002038B4 (de) * | 2014-04-30 | 2021-03-18 | Ihi Corporation | Turbolader und Turboladerölzuführsystem |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS588904Y2 (ja) * | 1977-02-25 | 1983-02-17 | 日野自動車株式会社 | 内燃機関の吸気装置 |
-
1983
- 1983-06-28 JP JP1983098795U patent/JPH06586Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS606830U (ja) | 1985-01-18 |
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