JPH0649868Y2 - エンジンの絞り弁装置 - Google Patents
エンジンの絞り弁装置Info
- Publication number
- JPH0649868Y2 JPH0649868Y2 JP3464589U JP3464589U JPH0649868Y2 JP H0649868 Y2 JPH0649868 Y2 JP H0649868Y2 JP 3464589 U JP3464589 U JP 3464589U JP 3464589 U JP3464589 U JP 3464589U JP H0649868 Y2 JPH0649868 Y2 JP H0649868Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- throttle valve
- intake passage
- intake
- shaft
- valve device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、エンジンの吸入空気量を調整する絞り弁装置
に関するものである。
に関するものである。
（従来技術） 従来、吸気管の内径は、通常エンジンの最大負荷及び回
転数における最大吸気量を考慮して設計されており、吸
気量の少ない低負荷または低回転時における混合気の流
速を低下させないようにするため、吸気通路の断面積を
吸入空気量に応じて変化させるバタフライ型絞り弁を設
け、混合気の霧化、気化を促進する技術思想が、例えば
特開昭63−154827号公報のように種々知られている。
転数における最大吸気量を考慮して設計されており、吸
気量の少ない低負荷または低回転時における混合気の流
速を低下させないようにするため、吸気通路の断面積を
吸入空気量に応じて変化させるバタフライ型絞り弁を設
け、混合気の霧化、気化を促進する技術思想が、例えば
特開昭63−154827号公報のように種々知られている。
一般に絞り弁は、シャフトの軸心に装着され、該シャフ
トは吸気通路の軸心に配置されている。したがって、上
流側が湾曲する吸気通路に、絞り弁を配設した場合、吸
気通路内部は吸気流の慣性により湾曲の中心から離れる
につれて空気流量が多くなってるので吸入効率の悪化等
の問題があった。
トは吸気通路の軸心に配置されている。したがって、上
流側が湾曲する吸気通路に、絞り弁を配設した場合、吸
気通路内部は吸気流の慣性により湾曲の中心から離れる
につれて空気流量が多くなってるので吸入効率の悪化等
の問題があった。
（目的） 本考案は、上記問題点に鑑みてなされたもので、上流側
が湾曲する吸気通路に絞り弁を配設したエンジンに於
て、シャフトの剛性向上を図りつつ吸気充填効率を向上
できる絞り弁装置を提供することを目的とする。
が湾曲する吸気通路に絞り弁を配設したエンジンに於
て、シャフトの剛性向上を図りつつ吸気充填効率を向上
できる絞り弁装置を提供することを目的とする。
（構成） 本考案は、上流側が湾曲する吸気通路に、バタフライ型
絞り弁を配設したエンジンの絞り弁装置に於て、上記絞
り弁をシャフトの軸心にオフセットして装着すると共
に、該絞り弁が全開の時に吸気通路の軸心、及び上記シ
ャフト軸心に対して上記吸気通路の湾曲の中心方向にオ
フセットするように絞り弁を配置したことを特徴とす
る。
絞り弁を配設したエンジンの絞り弁装置に於て、上記絞
り弁をシャフトの軸心にオフセットして装着すると共
に、該絞り弁が全開の時に吸気通路の軸心、及び上記シ
ャフト軸心に対して上記吸気通路の湾曲の中心方向にオ
フセットするように絞り弁を配置したことを特徴とす
る。
（作用） 絞り弁に対して、上流側が湾曲している吸気通路では、
吸入空気が湾曲側から斜めに進入し、湾曲の中心から離
れる側で通過する吸入空気量が多くなっている。したが
って、絞り弁全開時、絞り弁は吸気通路軸心にほぼ平行
になっているので、湾曲の中心側にオフセットするほど
湾曲側から斜めに進入してくる吸入空気を遮る割合を減
少できる。
吸入空気が湾曲側から斜めに進入し、湾曲の中心から離
れる側で通過する吸入空気量が多くなっている。したが
って、絞り弁全開時、絞り弁は吸気通路軸心にほぼ平行
になっているので、湾曲の中心側にオフセットするほど
湾曲側から斜めに進入してくる吸入空気を遮る割合を減
少できる。
（効果） 吸入空気量が大量に要求される時、絞り弁をシャフト軸
心に対してオフセットして装置することでシャフトの剛
性を強化し、更に絞り弁をシャフトに偏心させて装着し
たことを積極的に利用し、吸気通路軸心に対してオフセ
ットしたことで、吸気充填効率を向上することができ
る。
心に対してオフセットして装置することでシャフトの剛
性を強化し、更に絞り弁をシャフトに偏心させて装着し
たことを積極的に利用し、吸気通路軸心に対してオフセ
ットしたことで、吸気充填効率を向上することができ
る。
（実施例） 本考案の一実施例について、第１図、第２図により説明
する。
する。
１は燃焼室２を４個有する４気筒エンジンのシリンダヘ
ッドで、燃焼室２には吸気弁３、３を備えた２個の吸気
ポート41、42及び排気弁５を備えた排気ポート６が設け
られている。これら吸気ポート41、42には排気通路８が
接続されている。９は吸気通路７を有する吸気マニホー
ルドで、上記シリンダヘッド１に固定されている。10は
エンジンの負荷に応じて開閉動作し吸入空気の供給量を
制御するスロットル弁、11は湾曲する吸気通路７の下流
に位置し、後記主吸気通路72の通路を、低負荷時に閉路
するごとく介設させた絞り弁で、ダイヤフラム装置12に
より、スロットル弁10下流の吸気通路７の負圧を負圧導
入路13にて検知して、リンク機構14を介して開閉動作さ
せられるようになっている。上記絞り弁11は全開時に、
吸気通路７の軸心7d及び上記シャフト15の軸心15aに対
して吸気通路７の湾曲の中心方向にオフセットするよう
に設けられることから上記絞り弁11を固定するシャフト
15の軸部を大きくとることができる。尚本実施例の場
合、１本のシャフト15で各４気筒に対応する絞り弁11を
それぞれ時計回転方向に回転するように操作している。
ッドで、燃焼室２には吸気弁３、３を備えた２個の吸気
ポート41、42及び排気弁５を備えた排気ポート６が設け
られている。これら吸気ポート41、42には排気通路８が
接続されている。９は吸気通路７を有する吸気マニホー
ルドで、上記シリンダヘッド１に固定されている。10は
エンジンの負荷に応じて開閉動作し吸入空気の供給量を
制御するスロットル弁、11は湾曲する吸気通路７の下流
に位置し、後記主吸気通路72の通路を、低負荷時に閉路
するごとく介設させた絞り弁で、ダイヤフラム装置12に
より、スロットル弁10下流の吸気通路７の負圧を負圧導
入路13にて検知して、リンク機構14を介して開閉動作さ
せられるようになっている。上記絞り弁11は全開時に、
吸気通路７の軸心7d及び上記シャフト15の軸心15aに対
して吸気通路７の湾曲の中心方向にオフセットするよう
に設けられることから上記絞り弁11を固定するシャフト
15の軸部を大きくとることができる。尚本実施例の場
合、１本のシャフト15で各４気筒に対応する絞り弁11を
それぞれ時計回転方向に回転するように操作している。
また、上記シリンダヘッド１及び吸気マニホールド９に
おける吸気通路７は補助吸気通路71と主吸気通路72とを
有し、主吸気通路72は、その下流が分岐して上記吸気ポ
ート41、42にそれぞれ接続され、補助吸気通路71と主吸
気通路72の集合部7aは一方の吸気ポート42側に偏倚して
いる。この偏倚量（オフセット量）を第１図にＳで示
す。補助吸気通路71は、その上流端がスロットル弁10よ
りも下流で、且つ絞り弁11よりも上流の主吸気通路72の
底面に開口部7bにて開口し、下流端が上記絞り弁11より
も下流で、他方の吸気ポート41を開閉する吸気弁３直上
流の主吸気通路72にスワールポート7cにて開口すると共
に、断面形状を燃焼室２の径方向すなわち、シリンダ
（図示せず）軸線と垂直な長軸を有する偏平形状として
いる。また、上記補助吸気通路71、分岐した主吸気通路
72の下流端及び吸気ポート41は、補助吸気通路71を通っ
たスワールポート7cからの吸気が吸気ポート41を通って
燃焼室２の接線方向を指向して供給されるように構成さ
れている。尚、16は燃焼室２に臨ませた点火プラグであ
る。
おける吸気通路７は補助吸気通路71と主吸気通路72とを
有し、主吸気通路72は、その下流が分岐して上記吸気ポ
ート41、42にそれぞれ接続され、補助吸気通路71と主吸
気通路72の集合部7aは一方の吸気ポート42側に偏倚して
いる。この偏倚量（オフセット量）を第１図にＳで示
す。補助吸気通路71は、その上流端がスロットル弁10よ
りも下流で、且つ絞り弁11よりも上流の主吸気通路72の
底面に開口部7bにて開口し、下流端が上記絞り弁11より
も下流で、他方の吸気ポート41を開閉する吸気弁３直上
流の主吸気通路72にスワールポート7cにて開口すると共
に、断面形状を燃焼室２の径方向すなわち、シリンダ
（図示せず）軸線と垂直な長軸を有する偏平形状として
いる。また、上記補助吸気通路71、分岐した主吸気通路
72の下流端及び吸気ポート41は、補助吸気通路71を通っ
たスワールポート7cからの吸気が吸気ポート41を通って
燃焼室２の接線方向を指向して供給されるように構成さ
れている。尚、16は燃焼室２に臨ませた点火プラグであ
る。
次に上記構成の作用を説明する。
絞り弁11の上流側の吸気通路７が湾曲しているので吸入
空気が湾曲側から斜めに進入し、主吸気通路72に於て湾
曲の中心から離れる側で通過する吸入空気は多くなり主
流空気を形成している。従って、絞り弁11の全開時、該
絞り弁11を吸入通路７の軸心7dに対して湾曲の中心方向
へオフセットしたことで燃焼室２内へ向かう主流空気を
妨げることなく吸入空気充填率を向上できる。更に、上
記オフセットを積極的に利用して、シャフト軸心15aに
対しても上流側吸気通路７の湾曲の中心方向へオフセッ
トすることで絞り弁11を固定するシャフト15の軸部分が
大きく取れ、シャフト15のほぼ中央へ絞り弁11を固定す
るものに比べシャフト15の剛性を著しく向上できると共
に、シャフト15の回転角度に対する絞り弁11の開度を大
きくすることができる応答性の向上も図れる。
空気が湾曲側から斜めに進入し、主吸気通路72に於て湾
曲の中心から離れる側で通過する吸入空気は多くなり主
流空気を形成している。従って、絞り弁11の全開時、該
絞り弁11を吸入通路７の軸心7dに対して湾曲の中心方向
へオフセットしたことで燃焼室２内へ向かう主流空気を
妨げることなく吸入空気充填率を向上できる。更に、上
記オフセットを積極的に利用して、シャフト軸心15aに
対しても上流側吸気通路７の湾曲の中心方向へオフセッ
トすることで絞り弁11を固定するシャフト15の軸部分が
大きく取れ、シャフト15のほぼ中央へ絞り弁11を固定す
るものに比べシャフト15の剛性を著しく向上できると共
に、シャフト15の回転角度に対する絞り弁11の開度を大
きくすることができる応答性の向上も図れる。
第１図は本考案の一実施例によるエンジンの吸気装置の
部分断面平面図、第２図は同装置の全体構成を示す側断
面図である。 ２……燃焼室、７……吸気通路、7d……吸気通路の軸
心、11……絞り弁、15……シャフト、15a……シャフト
軸心、72……主吸気通路。
部分断面平面図、第２図は同装置の全体構成を示す側断
面図である。 ２……燃焼室、７……吸気通路、7d……吸気通路の軸
心、11……絞り弁、15……シャフト、15a……シャフト
軸心、72……主吸気通路。
Claims (1)
- 【請求項１】上流側が湾曲する吸気通路に、バタフライ
型絞り弁を配設したエンジンの絞り弁装置に於て、上記
絞り弁をシャフトの軸心にオフセットして装着すると共
に、該絞り弁が全開の時に吸気通路の軸心、及び上記シ
ャフト軸心に対して上記吸気通路の湾曲の中心方向にオ
フセットするように絞り弁を配置したことを特徴とする
エンジンの絞り弁装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3464589U JPH0649868Y2 (ja) | 1989-03-27 | 1989-03-27 | エンジンの絞り弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3464589U JPH0649868Y2 (ja) | 1989-03-27 | 1989-03-27 | エンジンの絞り弁装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02126035U JPH02126035U (ja) | 1990-10-17 |
| JPH0649868Y2 true JPH0649868Y2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=31539303
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3464589U Expired - Lifetime JPH0649868Y2 (ja) | 1989-03-27 | 1989-03-27 | エンジンの絞り弁装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0649868Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-03-27 JP JP3464589U patent/JPH0649868Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02126035U (ja) | 1990-10-17 |
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