JPH0658575B2 - 電子写真装置用プロセスヘツド - Google Patents

電子写真装置用プロセスヘツド

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JPH0658575B2
JPH0658575B2 JP61239801A JP23980186A JPH0658575B2 JP H0658575 B2 JPH0658575 B2 JP H0658575B2 JP 61239801 A JP61239801 A JP 61239801A JP 23980186 A JP23980186 A JP 23980186A JP H0658575 B2 JPH0658575 B2 JP H0658575B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子写真装置に用いられて、電子写真フイルム
に各種処理を行うプロセスヘツドに関する。
〔従来の技術〕
電子写真フイルムの定められた駒に画像を記録し、記録
された画像を投影又は複写することができる電子写真装
置が知られている。
また、電子写真装置に配設されて、電子写真フイルムに
帯電・露光や現像処理等を施すプロセスヘツドが、特開
昭59−100479号、同59−162580号等で
知られている。
上記公報に開示されたプロセスヘツドでは、帯電・露光
部、現像部、乾燥部及び定着部が備えられている。これ
ら各部は、電子写真フイルムの送り方向に沿って前記順
序で隣接配設されており、各部の配置ピツチは電子写真
フイルムの駒ピツチと等しい一定ピツチとされている。
帯電・露光部では、この部分に位置した電子写真フイル
ム(一駒に相当する)が、帯電された後原稿の画像光を
射光されて露光される。これにより、電子写真フイルム
には原稿の画像パターンに対応した静電荷潜像が形成さ
れる。現像部では、帯電・露光部で露光された電子写真
フイルムに液体現像剤が塗布されて静電荷潜像が顕像化
される。乾燥部では、液体現像剤で湿潤された電子写真
フイルムに乾燥空気が吹き付けられて湿分が除去され
る。定着部では、定着ランプ等によって電子写真フイル
ムに画像が定着される。
この現像部では、電子写真フイルムの露光部全域に亘っ
て現像剤を十分に塗布するために現像剤にある程度の圧
力を加える方式が用いられる。また、現像剤供給後、現
像剤を取り除くために圧力空気を送り込むことが行われ
る。またこの圧力空気は電子写真フイルムに付着した現
像剤が剥離しないように、供給初期に低圧とし、供給後
期に高圧とすることも行われている。
しかし、これによっても現像部へ圧着された電子写真フ
イルムと現像部マスク隅部との間に付着した現像剤は充
分に取去ることができず、現像後にこの現像剤が汚れと
なって電子写真フイルム上に残存することになる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は上記事実を考慮し、不要な現像剤の除去が確実
な電子写真装置用プロセスヘツドを得ることが目的であ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、電子写真フイルムに現像部で現像剤を供給し
て現像する電子写真装置用プロセスヘツドであって、前
記現像部の周囲に枠部を介してシール部を設け、現像部
の圧力よりも若干圧力が高く現像剤の洩れを防ぐ低圧シ
ール気体及びこれよりも高圧で枠部を越えて現像部へと
入り込む高圧シール気体を供給するシール圧供給手段を
前記シール部へ接続することを特徴としている。
〔作用〕
従って本発明では、シール圧供給手段が低圧シール気体
及び高圧シール気体をシール部へ供給し、低圧シール気
体供給時には、この低圧シール気体が現像部の圧力より
も若干高くなっているため、現像部の現像剤は枠部で確
実に阻止されてシール部へ至ることはなく、高圧シール
気体の供給時には、この高圧シール気体が枠部を越えて
現像部へと入り込み、現像中の現像剤の除去を確実にす
ると共に、画像駒に付着した現像剤を迅速に乾燥させる
ことができる。
〔実施例〕
(電子写真装置) 第1図には本実施例に係るプロセスヘツドが配設された
マイクロフイルム用電子写真装置の実施例が示されてい
る。本実施例に係る電子写真装置では、原稿を撮影して
その画像を電子写真フイルムに記録するカメラ機能と、
電子写真フイルムに記録された画像をスクリーンに拡大
して投影するリーダ機能と、電子写真フイルムに記録さ
れた画像をコピー用紙に拡大して複写するコピー機能と
を備えている。
電子写真装置は、電子写真装置本体10と、ハウジング
11が電子写真装置本体10の置台をも兼ねている複写
装置12とが一体とされて構成されている。なお、コピ
ー機能が必要とされない場合には、電子写真装置本体1
0のみを単体で使用することも可能とされている。電子
写真装置本体10のハウジング14は、左側と位置し略
直方体形状とされた部分14Aと、右側に位置し上面が
階段状とされた部分14Bとから構成されており、両部
分14A、14Bの内部空間は後方部で連通されてい
る。
ハウジング14Aの外側部には、ハウジング前部開口部
を塞いで、僅かに後傾されて透過型のスクリーン16が
配設され、上部に原稿台18が配設されている。原稿台
18には、開閉可能とされた原稿押え板20の下部に、
ハウジング上部開口部を塞いで透明なガラス板22(後
述の第2図参照)が配置されている。ハウジング14B
の外側部には、電子写真フイルム24(後述の第2図参
照)が収納されたカセツトの装填がなされるカセツト装
填部26が上部中央部付近に形成され、上部前部に電子
写真装置の各種操作がなされるコントロールキーボード
28が配設されている。
また、複写装置12のハウジング11には、複写済のコ
ピー用紙30(後述第4図参照)が排紙される開口32
が形成されている。
(電子写真装置の光学系) 第2図乃至第4図には電子写真装置の光学系が示されて
いる。
第2図に示されるように、撮影光学系は、前記原稿台1
8のガラス板22上に原稿面を下向きとしてセツトされ
た被写体である原稿34を照射する原稿照明ランプ36
と、原稿34からの反射光が入射される第3ミラー38
と、第3ミラー38からの反射光が入射される第2ミラ
ー40と、第2ミラー40からの反射光が入射される第
1ミラー42と、第1ミラー42からの反射光を電子写
真フイルム24の面上に結ぶ主レンズ44とを備えてい
る。
第3図に示されるように、投影光学系は、電子写真フイ
ルム24を照射する投影光源部46と、電子写真フイル
ム24を透過した光を第1ミラー42に結ぶ主レンズ4
4と、第1ミラー42からの反射光が入射される第2ミ
ラー40と、第2ミラー40からの反射光が投影される
前記スクリーン16とを備えている。
第4図に示されるように、複写光学系は、前記同様の投
影光源部46、主レンズ44、第1ミラー42、第2ミ
ラー40に加えて、主レンズ44と第1ミラー42との
間に配設されて第1ミラー42に結ばれる光像を僅かに
縮少するコンバージヨンレンズ48と、第2ミラー40
からの反射光を前記複写装置12に配設されている露光
台50にセツトされたコピー用紙30に向って反射させ
るコピーミラー52とを備えている。
主レンズ44、第1ミラー42及び第2ミラー40は上
記3光学系に共通して用いられる。主レンズ44及び第
1ミラー42は前記電子写真装置本体10のハウジング
14B内に固定的に配置され、第2ミラー40はハウジ
ング14A内に固定的に配置されている。
第3ミラー38、コピーミラー52、コンバージョンレ
ンズ48及びスクリーン16は、選択的に用いられる。
第3ミラー38及びコピーミラー52は、電子写真装置
本体10のハウジング14A内に可動的に配置され、コ
バージョンレンズ48はハウジング14B内に可動的に
配置されて、他の光学系と干渉しないようにされてい
る。スクリーン16は他の光学系と干渉しないので、前
記のように固定配置されている。
また、電子写真装置の光学系には、主レンズ44と第1
ミラー42との間に、自動露光制御装置によって制御さ
れるシヤツタが配設される。
(プロセスヘツド) 第5図乃至第13図には前記電子写真装置に配設された
本発明に係るプロセスヘツドの実施例が示されている。
第5図及び第6図に示されるように、プロセスヘツド5
4は、比較的偏平とされた略直方体形状の本体部56
と、本体部56の下部に位置する一対の脚部58とが一
体とされて構成され、取付物を除いて合成樹脂で一体成
形されている。プロセスヘツド54は、前記第2図乃至
第4図に示された主レンズ44と電子写真フイルム24
との間に配設されており、第6図に示されるように、脚
部58が電子写真装置本体のハウジング14B内に配置
されているフレーム60に取り付けられている。
主レンズ44は、第5図及び第7図に示されるように、
鏡筒62に組み付けられてプロセスヘツド54の背面に
取り付けられている。電子写真フイルム24は、ポリエ
チレンなどの支持体上に透明導電層、中間層及び感光層
を順次積層して構成されており、感光層は光導電層とこ
の光導電層を保護する保護層とから構成されている。ま
た、この電子写真フイルム24は、長尺テープ状とされ
てカセツトケース内に収容されている。
電子写真フイルム24には、第6図に示されるように、
上端部に長手方向に沿って一定間隔でブリツプマーク2
4Aが印刷されている。ブリツプマーク24Aは電子写
真フイルム24に記録される画像の一駒に対応して設け
られている。この電子写真フイルム24は、感光層の面
がプロセスヘツド54の前面に対面され、フイルム移動
モータ(図示せず)が駆動されることで、プロセスヘツ
ド54の幅方向(第6図の図面左右方向)へ移動可能と
されている。また、電子写真フイルム24と透明導電層
はカセツトが電子写真装置本体10へ装填されると、電
子写真装置本体10と電気的接続が取れるようになって
いる。電子写真フイルムとしては上述の実施例に限らず
公知のものが使用できることはいうまでもない。
プロセスヘツド54の本体部56には、第5図乃至第7
図に示されるように、幅方向に順次、帯電・露光部6
4、現像部66、乾燥部68及び定着部70が電子写真
フイルム24の一駒間隔に相当する一定のピツチで形成
されている。
(帯電・露光部) 帯電・露光部64には、第7図及び第8図に示されるよ
うに、プロセスヘツド54の前面壁74の裏面側の内部
空間に帯電・露光室72が形成されている。帯電・露光
室72はプロセスヘツド54の前面壁74に開口されて
おり、この開口の周囲には、第5図及び第6図にも示さ
れるように、前面壁74から僅かに突出したマスク76
が形成されている。このマスク76の開口形状は電子写
真フイルム2の一駒に相当する大きさの矩形状とされて
いる。帯電・露光室72には、コロナユニツト78、近
接電極80及びマスク電極82が配設されている。
コロナユニツト78は、第5図に示されるように、コロ
ナワイヤ84と、コロナワイヤ84を保持する合成樹脂
製のホルダ86とから構成され、プロセスヘツド54の
上部から挿入配置されている。近接電極80は細幅の金
属板から構成され、コロナワイヤ84の両側部に配置さ
れている。マスク電極82は金属板を4角形に屈曲して
構成され、前面壁74の開口の近傍に配設されている。
コロナワイヤ84は高圧電源に接続され、近接電源80
及びマスク電極82は電気的な接続がとられている。通
常、近接電極80は直接アースに接続され、アスク電極
82は電気抵抗を介してアースに接続されているが、各
々異なったバイアス電圧を外部電源より印加しても良
い。
帯電・露光室72には、第7図に示されるように、フイ
ルム冷却用送風口88が開口され、管路87を介してエ
アポンプ89から冷気が供給されるようになっている。
前記のように鏡筒62に組み付けられてプロセスヘツド
54の背面に取り付けられた主レンズ44は、その光軸
が前記マスク76の開口中心と一致している。
なおこの帯電・露光部64にはマスク76の上方に横方
向に長手方向とされる案内突起77が突出されている。
この案内突起77はマスク76と同高さとされ、電子写
真フイルム24がカセツトと共にカセツト装填部26へ
装填される場合に、プロセスヘツド本体部56の前面壁
74でマスク76へ引掛からないようになっている。こ
のためこの案内突起77の上下は次第にその高さを減ず
る傾斜面となっている。
(現像部) 現像部66には、第5図及び第6図に示されるように、
マスク90が形成されており、マスク91は、上部枠9
0A、左右枠90B、90C、及び下部枠90Dが前面
壁74から立ち上がっている。マスク90の突出高さは
帯電・露光部64のマスク76と同一レベルとなる高さ
とされている。
マスク90の外側には外枠91が前面壁74から突出
し、マスク90との間に凹部92を形成している。この
外枠91の突出高さはマスク90と同一であり、凹部9
2はマスク90の外側を取囲んでいる。外枠91もマス
ク90と同様に上部枠91A、左右枠91B、91C、
下部枠91Dを備え、上部枠91Aの中部は帯電・露光
部64の上方から水平に延びる案内突起77との間が細
幅の案内突起93で連結されている。凹部92の幅寸法
は上部枠90Aと91Aとの間及び、下部枠90Dと9
1Dとの間が狭く、左枠90Bと91Bとの間及び右枠
90Cと91Cとの間が広くなっている。
この案内突起93も帯電・露光部64の案内突起77と
同様の役目となっている。なお外枠91の下部枠91D
はその幅寸法が上部枠91A及び左右枠91B、91C
よりも大きくなっている。またこの現像部66の上部に
ある案内突起77と外枠91の上部枠91Aとの間は上
部枠91Aにかけて次第に深くなる溝91Eとされてお
り、その最深部は前面壁74よりも深くなっている。
マスク90の開口幅は前記マスク76の開口幅より極く
僅かに短くされている。また、マスク90の開口高さ、
即ち上部枠90A及び下部枠90Dの内壁間の距離は、
下部枠90Dの内壁が前記マスク76のそれよりも下部
に位置しており、その分だけ長くされている。
マスク90開口内には、第9図に示されるように、背面
壁94に支持されて現像電極96が配設されている。現
像電極96はバイアス電源に接続されている。現像電極
96は表面がマスク90の端面から僅かに内側に位置し
ており、現像電極96とマスク90の内壁とで囲まれる
空間が現像室98とされている。現像電極86の上部及
び下部は開口されて、それぞれ現像剤・スクイズ用空気
流入口100及び現像剤・スクイズ用空気流出口102
とされている。
現像室マスク90の壁面表面は、平滑化処理が行われて
液切り効率が良くなるように保たれている。
現像剤・スクイズ用空気流入口100はプロセスヘツド
54の内部空間で構成される通路104と連通されてい
る。通路104はプロセスヘツド54の背面に開口され
た現像剤供給口106及びスクイズ用空気供給口108
と連通されている。また、現像剤・スクイズ用空気流出
口102はプロセスヘツド54の内部空間で構成される
通路110と連通されている。通路110はプロセスヘ
ツド54の背面に開口された現像剤・スクイズ用空気排
出口112と連通されている。
マスク90の周辺に位置する凹部92の一部であって左
右枠90B、90Cと下部枠90Dとの接続コーナー部
は第10図に示されるようにシール圧供給口114とさ
れている。
シール圧供給口114は、第10図に示されるように、
プロセスヘツド54の内部空間で構成される通路116
と連通されている。通路116はプロセスヘツド54の
背面に開口されたシール圧供給用開口118と連通され
ている。このシール圧供給用開口118は管路119を
介してポンプ119Aへ接続されている。このポンプ1
19Aは供給電源が100ボルト及び5キロオームを介
した100ボルトとされており、シール圧供給口114
へ強弱2段階のシール用空気を供給できるようになって
いる。このシール用空気は弱風時が200mmHO、強
風時は500mmHO以上となっている。
またこの強風シール圧供給時には第16図に示される如
く時間Tの範囲に亘って周期的にシール圧力を変更す
ることが好ましい。この圧力変更は一例として800〜
1500mmHOの範囲内で行い、弱風の供給時間を
0.05秒、強風の供給時間を0.25秒とすることが
できる。またこの周期的な変動は強風供給開始時から時
間T経た後に行うことができ、一例としてこの時間T
は0.5秒とすることができる。またこの加圧シール
用空気の供給時間(T+T)は1.5秒とすること
ができる。
管路119は中間部に分岐路119Bを介して電磁弁1
19Cと接続されている。この電磁弁119Cは前記加
圧シールの周期的変動を行うために周期的に開閉させる
ようになっており、電磁弁119Cを開放することによ
り管路119が大気開放とされ、加圧シール用の強風を
減圧して周期的な変動を行うことができるようになって
いる。
なお、加圧シールの圧力変動は必ずしも周期的に行う必
要はなく、最低1回以上の一時的な変動であってもよ
い。
第11図に示されるように、前記現像剤供給口106は
途中に電磁弁120を介して管路122、124で現像
剤タンク126と連結されている。現像剤タンク126
は電磁弁120よりも上部に位置されている。現像剤タ
ンク126はモータ128で駆動される現像剤汲揚ポン
プ130と管路132で連結されている。現像剤汲揚ポ
ンプ130は現像剤ルトル134に配設されている。現
像剤ボトル134にはトナー粒子が溶剤に分散された現
像剤136が収容されている。
電磁弁120と現像剤タンク126とを連結する前記管
路124の途中は分岐されており、現像剤ボトル134
に開口するリターン管路138とされている。また、現
像剤タンク126には、現像剤ボトル134に開口する
リターン管路140が連結されている。
前記スクイズ用空気供給口108は管路142を介して
加圧スクイズ用エアポンプ144と連結されてスクイズ
用エアーが供給されるようになっている。管路142の
中間部は分岐路142A及び電磁弁142Bを介して大
気開放可能となっており、電磁弁142Bの開放によっ
て通路104が大気圧となり、現像室98の現像剤は自
然流下しプリスクイズ状態となる。
加圧スクイズ用電磁弁142Bの開放時間及び加圧スク
イグ用エアポンプ144の作動時間は加圧シール用エア
ポンプ119Aの弱風、強風の加圧時間と同一となって
いる。
ここに本実施例では、この加圧スクイズ空気供給時に時
間Hだけ周期的に供給圧力を変更できるようになって
いる。
この供給圧力の周期的変動は強風供給開始時から時間H
だけ経過した後に行うことが好ましい。具体的にはこ
の時間Hは0.5秒以上であればよく、圧力変動は
(0.05〜0.5)秒周期で行う。またこの圧力変動
は最低100mmHO以上の値が効果的である。また弱
風供給時間は0.5秒程度であり、弱風と強風の圧力差
は(200〜400)mmHO、強風供給時間は1.5
秒程度とする。
なお、圧力変動は必ずしも周期的に行う必要はなく、最
低1回以上の一時的な圧力変動であってもよい。
好ましくはこの加圧スクイズ空気の周期的変動は加圧シ
ール空気の周期的変動と逆の周期で行う。すなわち加圧
スクイズ空気の低圧時に加圧シール空気の高圧時を、加
圧スクイズ空気の高圧時に加圧シール空気の低圧時を同
期させる。
前記現像剤・スクイズ用空気排出口112には現像剤ボ
トル134の気液分離箱135に開口するリターン管路
146が連結されている。現像液ボトル134の上部に
は円すい形の皿板150が搭載され、この皿板150の
下端が現像液ボトル134内へ若干量入り込み、またそ
の下面が現像液ボトル134の上端へ密着して現像液ボ
トル134を塞いでいる。
皿板150の中心開口部を貫通する現像剤汲揚ポンプ1
30がモータ128の持上げによって上昇すると皿板1
50は現像剤汲揚ポンプ130の下端部に係止されて上
昇し、皿板150の下端が現像液ボトル134から抜け
出し、現像液ボトル134の交換が可能となる構成であ
る。
皿板150はこの上昇時に支持板152から垂下した筒
部154内をスライドして上昇するようになつており、
皿板150が降下した第11図の図示位置では、筒部1
54へ取り付けられたテーパー状弾性膜156と下端突
起部158とが当たって、現像液ボトル134内を外気
とシールするようになっている。
支持板152には、リターン管路140が連通される筒
体160が固着されており、その筒体160に隣接する
気液分離箱135は上端側壁に外気との連通孔135A
が形成され、下端から突出した排出管135Bが支持板
152を貫通し、現像液のみを現像液ボトル134へ戻
すようになっている。
なお、第11図においてプロセスヘツド54が傾斜状態
で示されているのは、光学系の光軸が傾斜配置されてい
るスクリーン16に垂直となるように、水平面に対し傾
斜されているためである。
(乾燥部) 乾燥部68には、第5図及び第6図に示されるように、
枠壁164が形成されている。枠壁164は、現像部6
6の上部枠91Aの水平方向延長である上部枠164A
とこの上部枠164Aの端部から垂下し現像部66の右
枠90Dと対向した右枠164Cとから構成され、これ
らの上部枠164Aと右枠164Cとは現像部66の外
枠91及びマスク90と同高さとなっている。現像部6
6の右枠90Cの下部と右枠164Cの下部との間に
は、これらよりも低い下部枠164Dが突出しており、
この下部枠164Dへヒータ取付用円穴165が穿設さ
れている。
乾燥部68の上部枠164A、右枠164C、下部枠1
64D及び現像部66の右枠91Cで囲まれる部分は乾
燥部174とされ、その底壁170は乾燥部68と定着
部70の下方にある前面壁74から陥没した前面壁16
8と同高さとなっている。
枠壁164内の寸法は、現像マスク90より大きく形成
されている。
上部枠164Aの上方には現像部66の上方を通って延
長された案内突起77が配置されている。この案内突起
77は前記帯電・露光部64の案内突起77、現像部6
6の案内突起93と同様の役目を有している。
枠壁164の枠内側幅、すなわち右枠164Cと現像部
66の右枠体部91Cとの間は前記マスク90の開口幅
よりも広幅とされえいる。また上記枠164Aの下面
(枠内面)は現像部66のマスク90のそれよりも上部
に位置している。
第6図及び第12図に示されるように、上部枠164A
の下部は開口されて温度吹出口176とされている。温
風吹出口176は、第12図に示されるように、プロセ
スヘツド54の内部空間で構成される通路178と連通
されている。通路178はプロセスヘツド754の背面
に開口された温風供給口180と連通されている。通路
178には度センサ182が配設されている。温風供給
口180は管路177でヒート179を介してエアポン
プ181と連結されて温風が供給されるようになってい
る。
なお乾燥部低壁170には2個の円孔183が穿設さ
れ、必要に応じてヒータ(図示省略)を底壁170へ取
付ける場合の配線用となっている。
(定着部) 定着部70は、第5図乃至第7図に示されるように、前
記枠壁164の右枠164Cと、右側端部に位置する前
面壁74との間に形成されている。定着部70には、前
面壁凹部168からさらに陥没した位置に、下部枠及び
左右枠から構成される枠部184が形成されている。枠
部184には透明なガラス板186が嵌着されていて、
ガラス板186の前面の空間が定着室188とされてい
る。
第13図に示されるように、ガラス板186の裏側に形
成されているプロセスヘツド54の空間部190には、
キセノンランプ192及び反射板194が配設されてい
る。空間部190には、冷却送風口196が開口され、
管路193を介してエアポンプ195から冷気が供給さ
れるようになっている。空間部190と定着室188と
は、ガラス板186の上部で連通されている。
(ブリツプセンサ) 第5図及び第6図に示されるように、プロセスヘツド5
4には、前面壁74の左側端部にブリツプセンサ196
が配設されている。ブリツプセンサ196はプロセスヘ
ツド54の前面に沿って移動される電子写真フイルム2
4のブリツプマーク24Aが通過する高さに位置してお
り、ブリツプマーク24Aが通過する時に、電子写真フ
イルム24を間に挟んで対向配置されたセンサ用光源か
らの光が遮断されたことを感知するようになっている。
(フイルム押え機構) 第7図及び第14図に示されるように、プロセスヘツド
54の前面壁74の手前には押え板198が配設されて
いる。押え板198には、第15図に示されるように、
前記帯電・露光部64に形成されたマスク76の開口形
状より一回り小さい大きさの矩形状の透孔200が形成
されている。押え板198は、この透孔200がマスク
76と対応するように配置されている。
押え板198には、第15A図(押え板を第15図の反対側
から見た斜視図)に示されるように、透孔200が形成
されている側の端部の上部及び下部にプロセスヘツド5
4側へ向かって突出する爪202、204が形成されて
いる。爪202、204は互いに対向する内側の面が傾
斜面202A、204Aとされていて、第14図に示され
るように、付根部における上下の爪202、204の間
隔が、電子写真フイルム24の幅と等しく(厳密には電
子写真フイルム24の幅より僅かに広く)されている。
爪204の先端には円柱部206が突出形成されてい
る。爪202、204は、第5図、第6図及び第14図
に示されるプロセスヘツド54の前面壁74に形成され
た孔部208、210に嵌入可能となっている。
押え板198にはプロセスヘツド54と対向する面の裏
面に円柱部212が突出形成されており、この円柱部2
12にはアーム214の一端部に形成された切欠部21
4Aが係合されている。円柱部212の先端部には止め
輪212Aが固着されていて、切欠部214Aの抜け出
しが阻止されている。アーム214の他端部にはボス部
214Bが形成されている。ボス部214Bには軸21
6が固着されている。
軸216はプロセスヘツド54が取り付けられているフ
レーム60に立設されたスタンド218に回転自在に挿
通されて支持され、下端部がフレーム60の裏面から突
出されている。軸216の下端部には第1レバー220
が固着されている。第1レバー220の先端部にはピン
222が固着されている。
一方、フレーム60の裏面には軸224が垂設されてい
る。軸224には第2レバー226の中間部が回動自在
に支持されている。第2レバー226の一端部に形成さ
れた切欠部226Aには、前記ピン222が係合されて
いる。第2レバー226の他端部に形成された長孔22
6Bには第2レバー226を互いに反対方向に付勢して
第2レバー226を弾性的に支持する引張コイルばね2
28、230のそれぞれの一端部が係止されている。
引張コイルばね228の他端部はフレーム60の裏面に
垂設されたピン232に係止されており、引張コイルば
ね230の他端部はフレーム60の裏面に取付けられた
プル型のソレノイド234のプランジヤ234Aに係止
されている。
押え板198は、ソレノイド234が励磁されていない
時には、プロセスヘツド54から離間されている。この
状態では、第14図に示されるように、押え板198は
円柱部206がプロセスヘツド54に形成されている孔
部210に嵌合されて支持されている。
ソレノイド234が励磁されると、プランジヤ234A
が矢印A方向へ作動され、引張コイルばね228、23
0が付勢力に抗して伸長される。これにより、第2レバ
ー226が軸224を中心として矢印B方向へ回動され
るので、第1レバー220はピン222を介して矢印C
方向へ回動され、軸216を同方向へ回動させる。軸2
16の回動により、アーム214は矢印D方向へ回動さ
れて押え板198を矢印E方向へ押圧する。
押え板198は円柱部206が孔部210に案内されて
矢印E方向へ移動され、電子写真フイルム24をマスク
76、90及び枠壁164の端面へ押圧当接させる。押
え板198が移動される際、電子写真フイルム24の位
置が高さ方向で狂いを生じている場合には、爪202、
204の傾斜面202A、204Aが電子写真フイルム
24の上縁を押し下げ、または下縁を押し上げるように
作用する。
押え板198は電子写真フイルム24をプロセスヘツド
54に押圧当接させている状態では、爪202、204
が孔部208、210に嵌入されていて、プロセスヘツ
ド54に正確に位置決めされている。また押え板198
は、この状態では引張コイルばね228、230の作用
で、電子写真フイルム24を弾性的に押圧している。
ソレノイド234が消磁されると、引張コイルばね22
8に付勢されて第2レバー226が反矢印B方向へ回動
されて、アーム214は反矢印D方向へ回動され、切欠
部214Aが止め輪212Aを押圧して、押え板18を
反矢印E方向へ移動させる。
(実施例の作用) 次に本実施例の作用を説明する。
電子写真装置は、電源スイツチがONとされると、第1
図に示されるカツト装填部26が上昇され、電子写真フ
イルム24の収容されたカセツトの装填が可能となる。
カセツト装填部26にカセツトが装填された後、カセツ
ト装填部26を手動操作で元の位置まで押し下げると、
カセツト装填部26はその位置で拘束される。この状態
では、電子写真フイルム24は第14図に示されるよう
に位置しており、図示しないフイルム移動モータが駆動
されることで、プロセスヘツド54の前面に沿って移動
可能となっている。
電子写真フイルム24に第2図に示される原稿34の画
像を記録する場合には、図示しないフイルム移動モータ
が駆動されて、未だ記録のなされていない駒の中から自
由に選択された所定の1駒が、帯電・露光部64のマス
ク76の前面に位置させられる。この操作は、第1図に
示されるコントロールキーボード28で、所定の1駒を
指定することでなされ、電子写真フイルム24の停止位
置はブリツプセンサ196が基点からのブリツプマーク
24Aの通過数を計数することで制御されている。
第16図には、前記のようにして所定の一駒を位置合わ
せして撮影を行った後、引続きこの駒に連続する各駒に
対応して連続撮影がなされた場合のタイムチヤートが示
されている。プロセスヘツド54では、帯電・露光部6
4に位置する駒が帯電・露光されている時に、現像部6
6、乾燥部68、定着部70にそれぞれ位置する駒に
は、それぞれ異なる処理が同時進行的になされている
が、以下では、第16図の(I)位置で撮影ボタンが押
されて撮影が開始されたその中の一駒に着目して説明さ
れている。
原稿34の撮影は、コントロールキーボード28のボタ
ン操作で、カメラモードが選択されて可能となるが、こ
の操作と同時に、現像部66の現像電極96が通電され
てバイアス電圧を印加され、乾燥室174に送風される
空気を加熱するヒータ179が通電されて発熱され、定
着部70のキセノンランプ192のコンデンサが通電さ
れて充電される。これらはカメラモードが選択されてい
る間は継続されている。
コントロールキーボード28の撮影ボタンが押される
と、帯電・露光部64のコロナワイヤ84が通電されて
高圧電圧を印加され、近接電極80及びマスク電極82
との間でコロナ放電を発生する。これにより、マスク7
6の開口枠内に位置する電子写真フイルム24の感光層
の表面がに帯電される。
なお、撮影ボタンが押された時点では、前工程から継続
してフイルム押え機構のソレノイド234が励磁されて
いて、電子写真フイルム24は押え板198に押圧され
てプロセスヘツド54のマスク76、90及び枠壁16
4の各端面に押圧当接されている。押え板198はマス
ク76に対応する部分に透孔200が形成されている
が、この透孔200はマスク76の開口より小さい開口
とされているので、マスク76の端面に位置する電子写
真フイルム24は、透孔200の周囲の押え板面で押圧
される。従って、電子写真フイルム24はマスク76の
端面に確実に密接されるので、帯電範囲は正確にマスク
76の開口範囲内に規制されている。
また、帯電・露光室72内に設けられたマスク電極82
が、電子写真フイルム24の帯電電位とほぼ等電位に保
持されることにより、マスク76の開口に位置する電子
写真フイルム24の一駒の周縁端部も前記駒の中央部の
電位に近い値に帯電され、電子写真フイルム24の一駒
全体が均一に帯電される。アースとマスク電極82との
間に介在し、電気的に接続された抵抗(図示せず)の値
を適当に選定することにより、あるいは、マスク電極8
2に外部電源(図示せず)からバイアス電圧を印加する
ことにより、マスク電極82を、電子写真フイルム24
の帯電電位とほぼ等しい電位に保つことができる。
(I)位置で撮影ボタンが押された後、所定時間経過後
に原稿照明ランプ36が点灯され、原稿台18のガラス
板22上に置かれた原稿34が照射される。さらに、前
記ボタンが押された後、所定時間経過後にコロナワイヤ
84への通電が停止されて、コロナ放電が終わる。
コロナワイヤ84への通電が停止されると同時に、図示
しないシヤツタ(第16図では符号Aで表示)が開放さ
れて、第2図に示された光学系によって、原稿台18に
載置された原稿34の画像光が電子写真フイルム24へ
照射される。さらに同時に図示しない自動露光制御装置
(第16図では符号Bで表示)が光量の積算を開始す
る。
一方、前記ボタンが押された後、所定時間経過後に第1
1図(A)に示されるモータ128が駆動されて現像剤
汲揚ポンプ130の作動が開始され、現像剤ボトル13
4内の現像剤136が現像剤タンク126へ汲み揚げら
れる。現像剤136は現像剤タンク126から自重で降
下して管路124を通って、プロセスヘツド54へ向か
うが、この時にはまだ電磁弁120が閉じられたままな
ので、リターン管路138から現像剤ボトル134へ戻
される。また、現像剤タンク126内で現像剤136の
液面が上昇した時には、現像剤136はリターン管路1
40から現像剤ボトル134へ戻される。
このようにして、現像剤136は電磁弁120が開かれ
るまでは、現像剤ボトル134と現像剤タンク126と
の間を循環しつつ電磁弁120の弁直前の位置で待機状
態となっている。この循環により現像剤ボトル134内
の現像剤36が撹拌される。
自動露光制御装置(B)の光量の積算値が設定値となる
と、積算が停止され、、同時にシヤツタ(A)が閉じら
れ、さらに原稿照明ランプ36が消灯される。この時点
で露光工程が終了し、マスク76の開口に位置している
部分の電子写真フイルム24の一駒には、原稿34の画
像パターンに応じて感光層上の電荷が減少することで静
電潜像が形成されている。原稿34の下地濃度のばらつ
きや、原稿照明ランプ36に印加される電圧の変動等に
よる画像濃度の変動要因は、自動露光制御装置(B)で
補正されるので、常に適正な露光がおこなわれる。この
時、前記ボタンが押されてから所定時間が経過し、他の
駒の処理工程が全て完了している時には、直ちにフイル
ム押え機構のソレノイド234が消磁される。第16図の
(IA)位置でソレノイド234が消磁されると、押え
板198が電子写真フイルム24から離間される。
フイルム押え機構のソレノイド234が消磁された後、
所定時間経過後に、図示しないフイルム移動モータ(第
16図では符号Cで表示)が駆動されて、電子写真フイ
ルム24が第6図の右方向へ一駒移動される。これによ
り、帯電・露光部64に位置していた駒が現像部66へ
位置させられる。電子写真フイルム24の一駒移動は、
前記の場合と同様に、ブリツプマーク24Aをブリツプ
センサ196が検知することによって制御されている。
フイルム移動モータ(C)が停止された後、所定時間経
過後に、第16図の(IB)位置でフイルム押え機構の
ソレノイド234が励磁されて電子写真フイルム24が
押え板198でプロセスヘツド54に押圧当接される。
同時に吸引スクイズ開口118からの吸引が開始され、
電磁弁120が開かれる。
電磁弁120が開かれると、現像剤136は管路122
を通ってプロセスヘツド54に至り、現像部66の現像
剤・スクイズ用空気流入口100から現像室98へ流入
する。現像剤136に分散されているトナー粒子はに
帯電されており、現像室98を流下する過程で電子写真
フイルム24のに帯電している部分に付着して、静電
潜像を顕像化する。現像室98を流下した現像剤136
は、現像剤・スクイズ用空気流出口102から、リター
ン管路146を通って現像剤ボトル134へ戻される。
なお、現像剤タンク126から管路124へ供給された
現像剤136は、一部がリターン管路138から現像剤
ボトル134へ戻され、他が電磁弁120へ向かうよう
に、各管路の管径等が設定されている。
前記現像室98を流下する現像剤136は、押え板19
8で電子写真フイルム24がマスク90の端面に押圧当
接されているので、マスク90の端面と電子写真フイル
ム24との間隙に浸入することはほとんどない。
現像剤汲揚ポンプ130はフイルム押え機構のソレノイ
ド234が励磁された後、所定時間経過後にモータ12
8の駆動が停止されて作動が停止されるが、電磁弁12
0はその後も開いたままとされている。現像剤136は
現像剤タンク126から重力によってプロセスヘツド5
4へ供給されているので、現像剤汲揚ポンプ130の作
動が停止されても、現像室98への現像剤136の供給
は継続されている。このように、現像剤汲揚ポンプ13
0が停止された後も現像剤136の供給が継続されるの
で、次駒の露光時に現像剤汲揚ポンプ130の振動によ
る露光ぶれを最小限にすることができる。現像剤が現像
室内を移動していることによる画像のムラを防止するた
め、電磁弁を閉じて静止現像を行う時間を途中に設けて
も良い。
電磁弁120が開かれ所定の時間が経過すると、電磁弁
120が閉じられて現像室98への現像剤136の供給
が停止される。同時に加圧スクイズ用の電磁弁142B
が開放され、現像剤・スクイズ用空気流入口100から
現像室98へ大気が供給され、電子写真フイルム24に
余剰に付着している現像剤136が落されて液切され
る。
この状態で加圧シール用エアポンプ119Aが作動し、
現像部周囲の凹部92へ加圧シール(弱風)が供給され
るので、現像部66の現像剤がマスク90を越えてシー
ル用凹部92へ至ることはない。落された現像剤136
は現像剤・スクイズ用空気流出口102からリターン管
路146を通って現像剤ボトル134へ戻される。
このようにシール用加圧空気は大気圧とされるので、電
子写真フイルム24の画像露光部に付着した現像剤を不
用意に脱落させることはない。
その後電磁弁142Bが閉止されると共に加圧スクイズ
用エアポンプ144が作動して加圧空気を現像部66へ
供給し、加圧シール用エアポンプ119Aが作動して強
風をシール用凹部92へ供給する。ここに加圧スクイズ
用エアポンプ144の供給圧力は500mmHOよりも
少なく、加圧シール用エアポンプ119Aからの供給空
気は500mmHOよりも大きいため、加圧シール用凹
部92からマスク90を乗り越えて加圧シールが現像部
66へと入り込む。これによってマスク90に接近した
部分の電子写真フイルム24に付着した現像液は縁枠部
が急激に乾燥される。
特に加圧スクイズ用空気及び加圧シール用空気には周期
的な圧力変動が付加されることにより、マスク90の上
部枠90A、左右枠90B、90C、下部枠90Dと、
これへ密着されている電子写真フイルム24とによって
形成される隅部へ付着した現像剤を積極的に吹飛ばすこ
とができる。
スクイズ用及びシール用送風は、第16図の(II)位置
で撮影ボタンを押されて開始された次駒の帯電・露光工
程により制御されて、第16図の(IIA)位置でフイル
ム押え機構のソレノイド234が消磁された後、所定時
間経過後にフイルム移動モータ(C)の駆動が開始され
ると同時に停止されて、現像・スクイズ工程が終了す
る。
なお、現像時に、現像電極96が存在することで、エツ
ジ効果のない画像が得られる。また、現像電極96にバ
イアス電圧が印加されていることで、画像のかぶりが防
止される。現像の途中でトナー粒子の帯電極性と同一極
性のパルス状の高電圧を印加することで画像再現性を改
善することもできる。
フイルム移動モータ(C)の駆動が停止されると、電子
写真フイルム24は第6図の右方向へ一駒移動されてい
て、現像部66に位置していた駒が乾燥部68に位置し
ている。フイルム移動モータ(C)が停止された後、所
定時間経過後に第16図の(IIB)位置でフイルム押え
機構のソレノイド234が励磁されると同時に、第12
図のエアポンプ181が作動され、管路177を介して
圧力空気が加熱供給される。ヒータ179で加熱された
温空気は、乾燥部68の温風吹出口176から乾燥室1
74へ吹き出され、現像剤136が乾燥される。エアポ
ンプ181の作動は、第16図の(III)位置で撮影ボ
タンを押されて開始された駒の帯電・露光工程によって
制御されて、第16図の(IIIA)位置でフイルム押え
機構のソレノイド234が消磁されると同時に停止され
て、乾燥工程が終了する。
なお、乾燥室174へ供給される温風は温度センサ18
2によってその温度が検出されていて、温度が一定とな
るようコントロールされている。
乾燥室は現像室より大きく形成されているため現像剤で
濡れたフイルムは周辺まで完全に乾燥させることができ
る。
また、前述の例では、フイルム押え機構のソレノイド2
34に連動し、電子写真フイルム24をプロセスヘツド
54に押圧している時にのみ、乾燥用のエアポンプ18
1を作動させたが、エアポンプ181はスタート時より
常時作動させ続けてもよい。
第16図の(IIIA)位置でフイルム押え機構のソレノ
イド234が消磁された後、フイルム移動モータ(C)
が駆動されて、乾燥部68に位置していた駒は定着部7
0に移動される。フイルム移動モータ(C)の駆動が停
止された後、第16図の(IIIB)位置でフイルム押え
機構のソレノイド234が励磁されると同時に、第13
図に示されるエアポンプ195が作動されて、定着部7
0の空間部190に冷風が供給される。この冷風は空間
部190からガラス板186の上部を通って定着室18
8へ至る。
フイルム押え機構のソレノイド234が励磁されてから
所定時間経過後に、キセノンランプ192が発光され、
トナー粒子は電子写真フイルム24の表面に融合して定
着され、定着工程が終了する。
定着時に発生する気化物や飛散物質等はエアポンプ19
5の作動によって供給される冷風により吹き落されるの
でガラス板186の面に付着することはない。
以上の工程を終ることで、電子写真フイルムへの画像の
記録が完了する。
本実施例の装置では、撮影ボタンを押されて撮影が開始
された帯電・露光部64に位置する駒が、現像部66へ
一駒移動された後、フイルム押え機構のソレノイド23
4が励磁されてから所定時間経過後に次駒の撮影が可能
となる。この時から、現像部66への加圧スクイズ用の
エアポンプ144の作動による弱風の送風が終了して後
所定時間経過後までの間に、連続する次駒への撮影のた
め撮影ボタンが押されると、連続撮影として処理され、
これが連続されることで、第16図に示されるように処
理が進行する。
なお、前記の期間内に撮影ボタンが押されない場合に
は、あるいは、一連の撮影の終了をコントロールキーボ
ード28より入力した場合には、タイマにより加圧スク
イズ用及び加圧シール用のエアポンプ144、119A
の作動による強風の送風が停止され、以後の乾燥、定着
もタイマによって処理される。
前記のようにして原稿の画像が記録された電子写真フイ
ルム24は、リーダモードが選択されることで投影が可
能となる。本実施例の電子写真装置では、前記同様の操
作でカセツトが装填された状態では自動的にリーダモー
ドが選択されるようになっており(第3ミラー38は第
2図の位置から他の位置へ移動されている。)、前記同
様の操作で、所定の駒が帯電・露光部64に位置して停
止すると同時に、第3図に示される投影光源部46の光
源が点灯され、この光が押え板198の透孔200を通
って電子写真フイルム24を透過し、第3図に示される
光学系によってスクリーン16に電子写真フイルム24
の画像が拡大投影される。
なお、光源が点灯されると同時に、第7図に示されるエ
アポンプ89が作動されて帯電・露光室72に冷風が供
給され、投影光源部46からの熱で電子写真フイルム2
4が高温とならないように冷却され、熱変形によるピン
トずれが防止される。
また、リーダモードでは、コントロールキーボード28
のボタン操作で、電子写真フイルム24を連続駒送りし
てその投影画像を短時間で連続的に見ることができる。
この場合には、電子写真フイルム24の移動時にシヤツ
タ(A)は閉じとされて、残像現象によるちらつきが防
止されるようになっている。
上記のようにスクリーン16に投影がなされている状態
でコントロールキーボード28のコピーボタンが押され
ると、コピーモードが選択されてコピーミラー52が移
動され、第4図に示される光学系によってスクリーン1
6に投影されていた画像がコピー用紙30に記録され
る。
〔発明の効果〕
以上説明した如く本発明は電子写真フイルムに現像部で
現像剤を供給して現像する電子写真装置用プロセスヘツ
ドであって、前記現像部の周囲に枠部を介してシール部
を設け、現像部の圧力よりも若干圧力が高く現像剤の洩
れを防ぐ低圧シール気体及びこれよりも高圧で枠部を越
えて現像部へと入り込む高圧シール気体を供給するシー
ル圧供給手段を前記シール部へ接続することを特徴して
いるので、不要な現像剤の除去が確実になる優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は電子写真装置の実施例を示す外観斜視図、第2
図は電子写真装置の撮影光学系を示す斜視概念図、第3
図は同じく投影光学系を示す斜視概念図、第4図は同じ
く複写光学系を示す斜視概念図、第5図は第1図の電子
写真装置に配設された本発明実施例に係るプロセスヘツ
ドの分解斜視図、第6図は同じく正面図、第7図は第6
図のVII−VII線矢視図、第8図は第6図のVIII−VIII線
矢視図、第9図は第6図のIX−IX線矢視図、第10図は
第6図のX−X線矢視図、第11図はプロセスヘツド現
像部と他の機器との関係を示す説明図、第12図は第6
図のXII−XII線矢視図、第13図は第6図のXIII−
XIII線矢視図、第14図はプロセスヘツドと押え板と
の位置関係を示す概略側面図、第15図はプロセスヘツ
ドに配設されるフイルム押え機構を示す斜視図、第15
A図は第15図の一部部品を反対側から見た斜視図、第
16図は電子写真装置のカメラモードにおけるタイムチ
ヤートを示す図表である。 66……現像部、 90……マスク、 92……凹部、 119A……ポンプ、 119C……電磁弁、 142B……電磁弁、 144……ポンプ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子写真フイルムに現像部で現像剤を供給
    して現像する電子写真装置用プロセスヘツドであって、
    前記現像部の周囲に枠部を介してシール部を設け、現像
    部の圧力よりも若干圧力が高く現像剤の洩れを防ぐ低圧
    シール気体及びこれよりも高圧で枠部を越えて現像部へ
    と入り込む高圧シール気体を供給するシール圧供給手段
    を前記シール部へ接続することを特徴とした電子写真装
    置用プロセスヘツド。
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