JP2516586B2 - 電子写真フイルムの液体現像方法 - Google Patents

電子写真フイルムの液体現像方法

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JP2516586B2
JP2516586B2 JP61005723A JP572386A JP2516586B2 JP 2516586 B2 JP2516586 B2 JP 2516586B2 JP 61005723 A JP61005723 A JP 61005723A JP 572386 A JP572386 A JP 572386A JP 2516586 B2 JP2516586 B2 JP 2516586B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子写真フイルムを液体現像剤を用いて現像
する方法に関する。
〔従来の技術〕
電子写真フイルムの定められた駒に画像を記録し、記
録された画像を投影又は複写することができる電子写真
装置が知られている。
また、電子写真装置に配設されて、電子写真フイルム
に帯電・露光や現像処理等を施すプロセスヘツドが、特
開昭59-100479号、同59-162580号等で知られている。
電子写真フイルムは支持体上に導電層及び感光層が順
次積層されて構成されている。このような電子写真フイ
ルムは、帯電されて後露光された感光層に静電潜像が形
成され、さらに現像されてこの静電潜像が顕像化される
ようになっている。電子写真フイルムの現像には、一般
に電子写真フイルムの帯電極性と逆極性に帯電されたト
ナー粒子を溶剤に分散させた液体現像剤が用いられる。
電子写真フイルムの現像は、この液体現像剤が静電潜像
上に供給されて、該潜像が可視可されるようになってい
る。
前述したようなプロセスヘツドには、一般に電子写真
フイルムの感光体感光面に対向するように配置された電
極を備える現像部が構成されている。電子写真フイルム
は静電潜像が形成された部分が現像部に位置させられ、
感光体感光面と電極との間隙に前記液体現像剤が供給さ
れることで、現像がなされるようになっている。電極は
それが存在することでエツジ効果のない画像を得ること
ができ、さらに感光体の帯電極性と同極性のバイアス電
圧が印加されることで画像の背景部のかぶりが防止され
るようになっている。
ところで、静電潜像が形成されている感光体は中間階
調濃度の画像に仕上がるソリツド部、即ちハーフベタの
部分が比較的低電位となっている。このため、この部分
はトナーの付着速度が比較的遅いので、液体現像剤が現
像部に位置する電子写真フイルムの上部から下部へ向っ
て流下されるような現像剤流動方式の現像方法では、静
電界によるトナー粒子の移動速度に比べ液体現像剤の流
動速度が速くなりハーフベタの部分の中、現像剤の流れ
の上流側に位置する部分は、トナーの付着量が少なくな
ってしまう。その結果、ハーフベタの部分の濃度が不均
一な画像が形成されると云う問題があった。
また、低コントラストの細線部分でも潜像電位が比較
的低く、トナー粒子を引きつける静電力が弱くなるた
め、トナー粒子の付着速度が、液体現像剤の流速に比べ
て遅くなり、トナー粒子が静電潜像上に付着しない現象
が発生することがある。この傾向は、特に液体現像剤の
流れに対し直角方向の細線像について顕著である。この
結果、文字の如き細線を有する箇所の濃度が低下すると
いう問題があった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は上記事実を考慮し、ハーフベタの部分の画像
濃度を均一化するとともに、低コントラストの細線像を
良好に再現することができる電子写真フイルムの液体現
像方法を得ることが目的である。
〔問題点を解決するための手段〕
現像方法では、電子写真フイルムと電極との相対移動
が停止した状態で、静電潜像が形成された電子写真フイ
ルムの感光面と該感光面に対向して配置された電極との
間隙へ液体現像剤を供給すると共に、前記電極に前記電
子写真フイルムの帯電極性と同極性のバイアス電圧を印
加して電子写真フイルムを液体現像する方法において、
前記バイアス電圧を、現像終了直前からスクイズ時にか
けての比較的短時間だけ前記帯電極性と逆極性の電圧に
切替えるか又は前記帯電極性と同極性のより低い電圧に
切替える、ことを特徴としている。
〔作用〕
第23図及び第24図により本発明の作用を説明する。第
23図には、ハーフベタ潜像の現像の様子が模式的に示さ
れている。同図において、現像剤の流れの方向がY方
向、電子写真フイルム(24)及び現像電極(96)に垂直
な方向がZ方向とされている。本発明に係る液体現像方
法は、電子写真フイルムと電極との相対移動が停止した
状態で、電子写真フイルムの感光面と電極との間隙に液
体現像剤を供給し、現像剤中のトナー粒子TがY方向に
流れる過程で、電子写真フイルム(24)の静電潜像と現
像電極(96)とで形成される電界のZ方向成分によっ
て、電子写真フイルム(24)の潜像に引き付けられてこ
れに付着されるようになっている。
この電界はトナー粒子の濃度分布に影響を与え、潜像
の背景部(a部)では現像電極(96)側に偏り、背景部
と比較して高電位なハーフベタ潜像部分(b〜d部)で
は電子写真フイルム(24)側に偏った分布となる。な
お、実際のトナー粒子の偏り分布は電子写真フイルム
(24)面からZ方向に約10μmの範囲で起こっており、
図示のように電子写真フイルム(24)と現像電極(96)
との間隙(約300μ〜400μ)全域にわたって起こってい
るのではない。図では便宜上このように示している。
第24図(A)〜(C)には、Z方向の電界強度Ez(左
側の図)とZ方向のトナー濃度分布(右側の図)との関
係が、潜像の背景部a、ハーフベタ潜像上流部b、同中
間部c、同下流部dの各位置について示されている。
第24図(A)に示されるように、現像初期には、電界
強度Ezはベタ像に応じた分布となっているが、トナー濃
度は前述したように潜像の背景部aで現像電極(96)側
に偏る傾向を示すので、この影響を大きく受けてハーフ
ベタ潜像上流部bでは現像電極(24)側に偏った分布と
なっている。
ハーフベタ潜像では、潜像電位が比較的低いので、電
界強度Ezも比較的弱く、このため現像剤が潜像電界内を
流れて通過する時間内に電子写真フイルム(24)に引き
つけられるのは、比較的電子写真フイルム(24)に近い
領域にあるトナー粒子のみである。この領域、即ち電界
の及ぶ範囲をトナー濃度分布の図に破線で示す。
従って、ハーフベタ潜像上流部bでは、同図から明ら
かなように、現像に寄与するトナー粒子の量が少なく、
このままではこの部分の濃度が他のハーフベタ潜像の部
分よりも低くなってハーフベタ濃度に不均一を生じさせ
てしまう。
第24図(B)には、前述から現像が進行した状態が示
されている。現像が進行すると、電子写真フイルム(2
4)に多量のトナー粒子が付着した部分では電界強度Ez
が弱くなって、電界が及ぶ範囲も変化してくる。
このため、本発明では電極に印加するバイアス電圧
を、現像終了直前(例えば第24図(B)に示す状態とな
ったとき)から、電子写真フイルムの帯電極性と逆極性
の電圧、又は前記帯電極性と同極性のより低い電圧に切
替えるようにしている。このバイアス電圧の切替えは、
電子写真フイルムの帯電電位に対してバイアス電圧を降
下させたことに相当し、電子写真フイルムと電極との電
位差は大きくなる。一例として、第24図(B)の状態の
時にバイアス電圧の降下を行った場合を第24図(C)に
示す。
第24図(C)より明らかなように、バイアス電圧が降
下されると、電界強度Ezはa〜dの各部で一様に増加し
て電界の及ぶ範囲が増大され、特にハーフベタ潜像上流
部bの位置では現像に寄与するトナー粒子の量が大幅に
増加する。これにより、今まで他のハーフベタ部分と比
較して少量のトナー粒子しか付着していなかったハーフ
ベタ潜像上流部bに、他のハーフベタ部分と略同量のト
ナーが付着する。このようにハーフベタ潜像上流部bで
トナー粒子の付着量が少なくなることが防止されるの
で、ハーフベタの部分の画像濃度が均一となる。
一方、潜像の背景部aでは、もともとの電界強度Ez
弱いことと、トナー濃度分布が現像電極(96)側に偏っ
ていることから、現像に寄与するトナー粒子の増加は僅
かで、かぶりは生じにくい。しかし、現像時にバイアス
電圧を降下させた状態を継続すると、トナー濃度分布が
電子写真フイルム(24)側が濃くなる方向へ次第に変化
してゆき、潜像の背景部aにかぶりが生じてくる。本発
明では前述のように現像終了直前からバイアス電圧を切
替えるので、現像時にバイアス電圧を降下させている時
間はトナー濃度分布が変化する時間と比較して短く、か
ぶりを増加させることは少ない。
なお、現像時にバイアス電圧を降下させる時間は充分
な画像濃度の均一効果を得るために10msec以上、かぶり
を増加させないために200msec以下とすることが好まし
い。また、上記ではハーフベタの画像濃度について説明
したが、低コントラストの細線潜像についても、上記と
同様な作用により、細線濃度を著しく増大させるように
作用する。
ところで、静電潜像の現像に際してかぶりを防止する
には、現像電極に加えるバイアス電圧を高くし、トナー
粒子が現像電極に引きつけられる傾向が強まるように電
子写真フイルムと現像電極との間に電界を生じさせるこ
とで実現できる。しかしながら、これにより現像電極に
通常よりトナー粒子が付着し易くなり、かつ現像電極に
付着したトナー粒子の電荷はすぐには減衰しないため、
100〜300secもの長時間、現像電極上に留まる。この電
荷の存在が現像電極による電界を弱め、多数の画像を連
続的に現像する際にかぶり防止効果を次第に弱くすると
いう問題を生じる。
このため、本発明では前記バイアス電圧の切替えを、
現像終了直前からスクイズ時にかけて行っている。上記
バイアス電圧の切替えを行っている間はバイアス電圧が
降下しているので、トナー粒子が現像電極に引きつけら
れる傾向が弱まる。特に、電子写真フイルムの帯電極性
と逆極性のバイアス電圧、すなわちトナー粒子と同極性
のバイアス電圧を現像電極に印加した際には、トナー粒
子には現像電極から遠ざかろうとする方向に静電力が加
わるので、現像電極に付着しているトナー粒子のうち、
付着力の弱いものが現像電極から離れる。或いは現像剤
中のトナー粒子と逆極性の成分が現像電極に付着し、現
像電極上に付着しているトナー粒子の電荷を中和するこ
とで、このトナーの電荷を弱める。
従って、このような状態の時に、現像電極と電子写真
フイルムとの間から、現像剤を排出するためのスクイズ
を行うと、トナー粒子は一部が既に現像電極から離され
ており、現像電極に付着されているトナー粒子も剥離さ
れ易い状態となっているので、トナー粒子が容易に現像
電極から剥離され、トナー粒子が現像電極に付着された
まま蓄積されることを防止できる。従って、多数の画像
を連続的に現像する場合であっても、現像電極にトナー
粒子が付着蓄積することによって電子写真フイルムの現
像の際のかぶり防止効果が弱まることを防止できる。
〔実施例〕
(電子写真装置) 第1図には本実施例に係るプロセスヘツドが配設され
た電子写真装置の実施例が示されている。
本実施例に係る電子写真装置では、原稿を撮影してそ
の画像を電子写真フイルムに記録するカメラ機能と、電
子写真フイルムに記録された画像をスクリーンに拡大し
て投影するリーダ機能と、電子写真フイルムに記録され
た画像をコピー用紙に拡大して複写するコピー機能とを
備えている。
電子写真装置は、電子写真装置本体10と、ハウジング
11が電子写真装置本体10の置台をも兼ねている複写装置
12とが一体とされて構成されている。なお、コピー機能
が必要とされない場合には、電子写真装置本体10のみを
単体で使用することも可能とされている。電子写真装置
本体10のハウジング14は、左側に位置し略直方体形状と
された部分14Aと、右側に位置し上面が階段状とされた
部分14Bとから構成されており、両部分14A、14Bの内部
空間は後方部で連通されている。
ハウジング14Aの外側部には、ハウジング前部開口部
を塞いで、僅かに後傾されて透過型のスクリーン16が配
設され、上部に原稿台18が配設されている。原稿台18に
は、開閉可能とされた原稿押え板20の下部に、ハウジン
グ上部開口部を塞いで透明なガラス板22(後述の第2図
参照)が配置されている。ハウジング14Bの外側部に
は、電子写真フイルム24(後述の第2図参照)が収納さ
れたカセツトの装填がなされるカセツト装填部26が上部
中央部付近に形成され、上部前部に電子写真装置の各種
操作がなされるコントロールキーボード28が配設されて
いる。
また、複写装置12のハウジング11には、複写済のコピ
ー用紙30(後述第4図参照)が排紙される開口32が形成
されている。
(電子写真装置の光学系) 第2図乃至第4図には電子写真装置の光学系が示され
ている。
第2図に示されるように、撮影光学系は、前記原稿台
18のガラス板22上に原稿面を下向きとしてセツトされた
被写体である原稿34を照射する原稿照明ランプ36と、原
稿34からの反射光が入射される第3ミラー38と、第3ミ
ラー38からの反射光が入射される第2ミラー40と、第2
ミラー40からの反射光が入射される第1ミラー42と、第
1ミラー42からの反射光を電子写真フイルム24の面上に
結ぶ主レンズ44とを備えている。
第3図に示されるように、投影光学系は、電子写真フ
イルム24を照射する投影光源部46と、電子写真フイルム
24を透過した光を第1ミラー42に結ぶ主レンズ44と、第
1ミラー42からの反射光が入射される第2ミラー40と、
第2ミラー40からの反射光が投影される前記スクリーン
16とを備えている。
第4図に示されるように、複写光学系は、前記同様の
投影光源部46、主レンズ44、第1ミラー42、第2ミラー
40に加えて、主レンズ44と第1ミラー42との間に配設さ
れて第1ミラー42に結ばれる光像を僅かに縮少するコン
バージヨンレンズ48と、第2ミラー40からの反射光を前
記複写装置12に配設されている露光台50にセツトされた
コピー用紙30に向って反射させるコピーミラー52とを備
えている。
主レンズ44、第1ミラー42及び第2ミラー40は上記3
光学系に共通して用いられる。主レンズ44及び第1ミラ
ー42は前記電子写真装置本体10のハウジング14B内に固
定的に配置され、第2ミラー40はハウジング14A内に固
定的に配置されている。
第3ミラー38、コピーミラー52、コンバージヨンレン
ズ48及びスクリーン16は、選択的に用いられる。第3ミ
ラー38及びコピーミラー52は、電子写真装置本体10のハ
ウジング14A内に可動的に配置され、コンバージヨンレ
ンズ48はハウジング14B内に可動的に配置されて、他の
光学系と干渉しないようにされている。スクリーン16は
他の光学系と干渉しないので、前記のように固定配置さ
れている。
また、電子写真装置の光学系には、主レンズ44と第1
ミラー42との間に、自動露光制御装置によって制御され
るシヤツタが配設される。
(プロセスヘツド) 第5図乃至第13図には前記電子写真装置に配設されて
本発明に係る電子写真フイルムの液体現像方法を実施す
るためのプロセスヘツドの実施例が示されている。
第5図及び第6図に示されるように、プロセスヘツド
54は、比較的偏平とされた略直方体形状の本体部56と、
本体部56の下部に位置する一対の脚部58とが一体とされ
て構成され、取付物を除いて合成樹脂で一体成形されて
いる。プロセスヘツド54は、前記第2図乃至第4図に示
された主レンズ44と電子写真フイルム24との間に配設さ
れており、第6図に示されるように、脚部58が電子写真
装置本体10のハウジング14B内に配置されているフレー
ム60に取り付けられている。
主レンズ44は、第5図及び第7図に示されるように、
鏡筒62に組み付けられてプロセスヘツド54の背面に取り
付けられている。電子写真フイルム24は、ポリエチレン
などの支持体上に透明導電層、中間層及び感光層を順次
積層して構成されており、感光層は光導電層とこの光導
電層を保護する保護層とから構成されている。また、こ
の電子写真フイルム24は、長尺テープ状とされてカセツ
トケース内に収容されている。
電子写真フイルム24には、第6図に示されるように、
上端部に長手方向に沿って一定間隔でブリツプマーク24
Aが印刷されている。ブリツプマーク24Aは電子写真フイ
ルム24に記録される画像の一駒に対応して設けられてい
る。この電子写真フイルム24は、感光層の面がプロセス
ヘツド54の前面に対面され、フイルム移動モータ(図示
せず)が駆動されることで、プロセスヘツド54の幅方向
(第6図の図面左右方向)へ移動可能とされている。ま
た、電子写真フイルム24の透明導電層はカセツトが電子
写真装置本体10へ装填されると、電子写真装置本体10と
電気的接続が取れるようになっている。電子写真フイル
ムとしては上述の実施例に限らず公知のものが使用でき
ることはいうまでもない。
プロセスヘツド54の本体部56には、第5図乃至第7図
に示されるように、幅方向ヘッド順次、帯電・露光部6
4、現像部66、乾燥部68及び定着部70が電子写真フイル
ム24の一駒間隔に相当する一定のピツチで形成されてい
る。
(帯電・露光部) 帯電・露光部64には、第7図及び第8図に示されるよ
うに、プロセスヘツド54の前面壁74の裏面側の内部空間
に帯電・露光室72が形成されている。帯電・露光室72は
プロセスヘツド54の前面壁74に開口されており、この開
口の周囲には、第5図及び第6図にも示されるように、
前面壁74から僅かに突出したマスク76が形成されてい
る。このマスク76の開口形状は電子写真フイルム24の一
駒に相当する大きさの矩形状とされている。帯電・露光
室72には、コロナユニツト78、近接電極80及びマスク電
極82が配設されている。
コロナユニツト78は、第5図に示されるように、コロ
ナワイヤ84と、コロナワイヤ84を保持する合成樹脂製の
ホルダ86とから構成され、プロセスヘツド54の上部から
挿入配置されている。近接電極80は細幅の金属板から構
成され、コロナワイヤ84の両側部に配置されている。マ
スク電極82は金属板を4角形に屈曲して構成され、前面
壁74の開口の近傍に配設されている。コロナワイヤ84は
約+5kVの高圧電源に接続され、近接電極80及びマスク
電極82は電気的な接続がとられている。通常、近接電極
80は直接アースに接続され、マスク電極82は電気抵抗を
介してアースに接続されているが、各々異なったバイア
ス電圧を外部電源より印加しても良い。
帯電・露光室72には、第7図に示されるように、フイ
ルム冷却用送風口88が開口され、管路87を介してエアポ
ンプ89で冷気が供給されるようになっている。前記のよ
うに鏡筒62に組み付けられてプロセスヘツド54の背面に
取り付けられた主レンズ44は、その光軸が前記マスク76
の開口中心と一致している。
(現像部) 現像部66には、第5図及び第6図に示されるように、
マスク90が形成されており、マスク90は、上部枠90A及
び左右枠90B、90Cが前面壁74に形成された凹部92の面か
ら立ち上がっている。マスク90の下部枠90Dは、下面側
が前面壁74から立ち上がっている。また、下部枠90Dは
両端部が左右枠90B、90Cとの連結部から、さらに左右方
向に延出されている。マスク90の突出高さは前記マスク
76と同一レベルとなる高さとされている。
マスク90の開口幅は前記マスク76の開口幅より極く僅
かに短くされている。また、マスク90の開口高さ、即ち
上部枠90A及び下部枠90Dの内壁間の距離は、下部枠90D
の内壁が前記マスク76のそれよりも下部に位置してお
り、その分だけ長くされている。
マスク90開口内には、第9図に示されるように、背面
壁94に支持されて現像電極96が配設されている。現像電
極96はバイアス電源97に接続されている。バイアス電源
97は、例えば、第17図(A)に示されるような回路構成
とされており、スイツチングトランジスタ250がOFFの場
合には、一定の直流バイアス電圧Vb1を発生し、スイツ
チングトランジスタ250がONの場合に、瞬間的に前記電
圧Vb1とは逆極性のパルス電圧Vb2を発生するようにされ
ている。
また、バイアス電源97は、例えば第17図(B)に示さ
れるような回路構成とし、スイツチングトランジスタ25
0がOFFの場合には、一定の直流バイアス電圧Vb1を発生
し、スイツチングトランジスタ250がONの場合に、瞬間
的に前記電圧Vb1と同極性で、該電圧Vb1よりも低いパル
ス電圧Vb2を発生させるようにしてもよい。
この直流バイアス電圧Vb1の範囲はDC80Vから200V、上
記パルス電圧Vb2の範囲はDC20Vから−200Vとすることが
好ましい。
このバイアス電源97からの出力波形とタイミングは、
スイツチングトランジスタ250のベースに加えるスイツ
チパルス252のタイミングを制御することで、第18図に
示される通りにされている。即ち、現像開始から現像終
了直前までは、一定の直流電圧Vb1とされ、現像終了直
前から後述する加圧スクイズの開始直後の間に、パルス
幅Twの時間、電圧Vb2に降下される。なお、同図に破線
で示されるように、現像中にも電圧Vb2のパルスを加え
ることができる。
本実施例では、バイアス電圧Vb1は+120V、パルス電
圧Vb2は−120V、パルス電圧Vb2のパルス幅Twは30msecと
されている。
現像電極96は表面がマスク90の端面から約300μ程プ
ロセスヘツドの内側寄に位置しており、現像電極96とマ
スク90の内壁とで囲まれる空間が現像室98とされてい
る。現像電極96の上部及び下部は開口されて、それぞれ
現像剤・スクイズ用空気流入口100及び現像剤・スクイ
ズ用空気流出口102とされている。
現像剤・スクイズ用空気流入口100はプロセスヘツド5
4の内部空間で構成される通路104と連通されている。通
路104はプロセスヘツド54の背面に開口された現像剤供
給口106及びスクイズ用空気供給口108と連通されてい
る。また、現像剤・スクイズ用空気流出口102はプロセ
スヘツド54の内部空間で構成される通路110と連通され
ている。通路110はプロセスヘツド54の背面に開口され
た現像剤・スクイズ用空気排出口112と連通されてい
る。
マスク90の左右枠90B、90Cの両側に位置する凹部92
は、第6図及び第10図に示されるように、下部が開口さ
れてスクイズ用吸引口14とされている。スクイズ用吸引
口114は、第10図に示されるように、プロセスヘツド54
の内部空間で構成される通路116と連通されている。通
路116はプロセスヘツド54の背面に開口された吸引スク
イズ用開口118と連通されている。
第11図(A)に示されるように、前記現像剤供給口10
6は途中に電磁弁120を介して管路122、124で現像剤タン
ク126と連結されている。現像剤タンク126は電磁弁120
よりも上部に位置されている。現像剤タンク126はモー
タ128で駆動される現像剤汲揚ポンプ130と管路132で連
結されている。現像剤汲揚ポンプ130は現像剤ボトル134
に配設されている。現像剤ボトル134にはトナー粒子が
溶剤に分散された現像剤136が収容されている。
電磁弁120と現像剤タンク126とを連結する前記管路12
4の途中は分岐されており、現像剤ボトル134に開口する
リターン管路138とされている。また、現像剤タンク126
には、現像剤ボトル134に開口するリターン管路140が連
結されている。
前記スクイズ用空気供給口108は管路142で加圧スクイ
ズ用のエアポンプ144と連結されている。前記現像液・
スクイズ用空気排出口112には現像剤ボトル134に開口す
るリターン管路146が連結されている。
第11図(B)に示されるように前記吸引スクイズ用開
口118は管路148で吸引トラツプ150と連結されている。
吸引トラツプ150は管路152で吸引スクイズ用のエアポン
プ154と連結されている。また吸引トラツプ150の底部に
は現像剤ボトル134に開口するリターン管路156が連結さ
れている。吸引トラツプ150にはリターン管路156との連
結部に、リターン管路156を閉塞可能な弁158が配設され
ており、弁158はシヤフト160を介してソレノイド162で
上下動されるようになっている。
なお、第11図においてプロセスヘツド54が傾斜状態で
示されているのは、光学系の光軸が傾斜配置されている
スクリーン16に垂直となるように、水平面に対し傾斜さ
れているためである。
(乾燥部) 乾燥部68には、第5図及び第6図に示されるように、
枠壁164が形成されている。枠壁164は、上部枠164Aと左
右枠164B、164Cとから構成され、下部枠は存在しない。
左枠164Bは前記マスク90の下部枠90Dの右側端部から連
続しており、上部枠164Aとともに前面壁74から立ち上が
っている。また右枠164Cは前面壁74から階段状に陥没し
た前面壁凹部168から立ち上がっている。
左右枠164B、164Cの間には、第7図及び第12図に示さ
れるように、表面が枠壁164の端面から僅かに内側に位
置した壁170が形成されており、さらにこの壁170の両側
には凹部172が形成されている。凹部172の底面は、前面
壁凹部168の壁面からは突出した位置にある。これら枠
壁164、壁170及び凹部172で囲まれる空間が乾燥室174と
されている。枠壁164の枠内側幅は前記マスク90の開口
幅よりも広幅とされている。また上部枠164Aの下面(枠
内面)は現像部66のマスク90のそれよりも上部に位置し
ている。
第6図及び第12図に示されるように、上部枠164Aの下
部は開口されて温風吹出口176とされている。温風吹出
口176は、第12図に示されるように、プロセスヘツド54
の内部空間で構成される通路178と連通されている。通
路178はプロセスヘツド54の背面に開口された温風供給
口180と連通されている。通路178には温度センサ182が
配設されている。温風供給口180は管路177でヒータ179
及びエアポンプ181と連結されている。
(定着部) 定着部70は、第5図乃至第7図に示されるように、前
記枠壁164の右枠164Cと、右側端部に位置する前面壁74
との間に形成されている。定着部70には、前面壁凹部16
8からさらに陥没した位置に、下部枠及び左右枠から構
成される枠部184が形成されている。枠部184には透明な
ガラス板186が嵌着されていて、ガラス板186の前面の空
間が定着室188とされている。
第13図に示されるように、ガラス板186の裏側に形成
されているプロセスヘツド54の空間部190には、キセノ
ンランプ192及び反射板194が配設されている。空間部19
0には、冷却送風口196が開口され、管路193を介してエ
アポンプ195から冷気が供給されるようになっている。
空間部190と定着室188とは、ガラス板186の上部で連通
されている。
(ブリツプセンサ) 第5図及び第6図に示されるように、プロセスヘツド
54には、前面壁74の左側端部にブリツプセンサ196が配
設されている。ブリツプセンサ196はプロセスヘツド54
の前面に沿って移動される電子写真フイルム24のブリツ
プマーク24Aが通過する高さに位置しており、ブリツプ
マーク24Aが通過する時に、電子写真フイルム24を間に
挟んで対向配置されたセンサ用光源からの光が遮断され
たことを感知するようになっている。
(フイルム押え機構) 第7図及び第14図に示されるように、プロセスヘツド
54の前面壁74の手前には押え板198が配設されている。
押え板198には、第15図に示されるように、前記帯電・
露光部64に形成されたマスク76の開口形状より一回り小
さい大きさの矩形状の透孔200が形成されている。押え
板198は、この透孔200がマスク76と対応するように配置
されている。
押え板198には、第15A図(押え板を第15図の反対側か
ら見た斜視図)に示されるように、透孔200が形成され
ている側の端部の上部及び下部にプロセスヘツド54側へ
向かって突出する爪202、204が形成されている。爪20
2、204は互いに対向する内側の面が傾斜面202A、204Aと
されていて、第14図に示されるように、付根部における
上下の爪202、204の間隔が、電子写真フイルム24の幅と
等しく(厳密には電子写真フイルム24の幅より僅かに広
く)されている。爪204の先端には円柱部206が突出形成
されている。爪202、204は、第5図、第6及び第14図に
示されるプロセスヘツド54の前面壁74に形成された孔部
208、210に嵌入可能となっている。
押え板198にはプロセスヘツド54と対向する面の裏面
に円柱部212が突出形成されており、この円柱部212には
アーム214の一端部に形成された切欠部214Aが係合され
ている。円柱部212の先端部には止め輪212Aが固着され
ていて、切欠部214Aの抜け出しが阻止されている。アー
ム214の他端部にはボス部214Bが形成されている。ボス
部214Bには軸216が固着されている。
軸216はプロセスヘツド54が取り付けられているフレ
ーム60に立設されたスタンド218に回転自在に挿通され
て支持され、下端部がフレーム60の裏面から突出されて
いる。軸216の下端部には第1レバー220が固着されてい
る。第1レバー220の先端部にはピン222が固着されてい
る。
一方、フレーム60の裏面には軸224が垂設されてい
る。軸224には第2レバー226の中間部が回動自在に支持
されている。第2レバー226の一端部に形成された切欠
部226Aには、前記ピン222が係合されている。第2レバ
ー226の他端部に形成された長孔226Bには第2レバー226
を互いに反対方向に付勢して第2レバー226を弾性的に
支持する引張コイルばね228、230のそれぞれの一端部が
係止されている。
引張コイルばね228の他端部はフレーム60の裏面に垂
設されたピン232に係止されており、引張コイルばね230
の他端部はフレーム60の裏面に取付けられたプル型のソ
レノイド234のプランジヤ234Aに係止されている。
押え板198は、ソレノイド234が励磁されていない時に
は、プロセスヘツド54から離間されている。この状態で
は、第14図に示されるように、押え板198は円柱部206が
プロセスヘツド54に形成されている孔部210に嵌合され
て支持されている。
ソレノイド234が励磁されると、プランジヤ234Aが矢
印A方向へ作動され、引張コイルばね228、230が付勢力
に抗して伸長される。これにより、第2レバー226が軸2
24を中心として矢印B方向へ回動されるので、第1レバ
ー220はピン222を介して矢印C方向へ回動され、軸216
を同方向へ回動させる。軸216の回動により、アーム214
は矢印D方向へ回動されて押え板198を矢印E方向へ押
圧する。
押え板198は円柱部206が孔部210に案内されて矢印E
方向へ移動され、電子写真フイルム24をマスク76、90及
び枠壁164の端面へ押圧当接させる。押え板198が移動さ
れる際、電子写真フイルム24の位置が高さ方向で狂いを
生じている場合には、爪202、204の傾斜面202A、204Aが
電子写真フイルム24の上縁を押し下げ、または下縁を押
し上げるように作用する。
押え板198は電子写真フイルム24をプロセスヘツド54
に押圧当接させている状態では、爪202、204が孔部20
8、210に嵌入されていて、プロセスヘツド54に正確に位
置決めされている。また押え板198は、この状態では引
張コイルばね228、230の作用で、電子写真フイルム24を
弾性的に押圧している。
ソレノイド234が消磁すると、引張コイルばね228に付
勢されて第2レバー226が反矢印B方向へ回動されて、
アーム214は反矢印D方向へ回動され、切欠部214Aが止
め輪212Aを押圧して、押え板198を反矢印E方向へ移動
させる。
(実施例の作用) 次に本実施例の作用を説明する。
電子写真装置は、電源スイツチがONされると、第1図
に示されるカセツト装填部26が上昇され、電子写真フイ
ルム24の収容されたカセツトの装填が可能となる。カセ
ツト装填部26にカセツトが装填された後、カセツト装填
部26を手動操作で元の位置まで押し下げると、カセット
装填部26はその位置で拘束される。この状態では、電子
写真フイルム24は第14図に示されるように位置してお
り、図示しないフイルム移動モータが駆動されること
で、プロセスヘツド54の前面に沿って移動可能となって
いる。
電子写真フイルム24に第2図に示される原稿34の画像
を記録する場合には、図示しないフイルム移動モータが
駆動されて、未だ記録のなされていない駒の中から自由
に選択された所定の1駒が、帯電・露光部64のマスク76
の前面に位置させられる。この操作は、第1図に示され
るコントロールキーボード28で、所定の1駒を指定する
ことでなされ、電子写真フイルム24の停止位置はブリツ
プセンサ196が基点からのブリツプマーク24Aの通過数を
計数することで制御されている。
第16図には、前記のようにして所定の一駒を位置合わ
せして撮影を行った後、引続きこの駒に連続する各駒に
対応して連続撮影がなされた場合のタイムチヤートが示
されている。プロセスヘツド54では、帯電・露光部64に
位置する駒が帯電・露光されている時に、現像部66、乾
燥部68、定着部70にそれぞれ位置する駒には、それぞれ
異なる処理が同時進行的になされているが、以下では、
第16図の(I)位置で撮影ボタンが押されて撮影が開始
されたその中の一駒に着目して説明されている。
原稿34の撮影は、コントロールキーボード28のボタン
操作で、カメラモードが選択されて可能となるが、この
操作と同時に、現像部66の現像電極96が通電されてバイ
アス電圧を印加され(第18図参照)、乾燥室174に送風
される空気を加熱するヒータ179が通電されて発熱さ
れ、定着部70のキセノンランプ192のコンデンサが通電
されて充電される。これらはカメラモードが選択されて
いる間は継続されている。
コントロールキーボード28の撮影ボタンが押される
と、帯電・露光部64のコロナワイヤ84が通電されて高圧
電圧を印加され、近接電極80及びマスク電極82との間で
コロナ放電を発生する。これにより、マスク76の開口枠
内に位置する電子写真フイルム24の感光層の表面がに
帯電される。
なお、撮影ボタンが押された時点では、前工程から継
続してフイルム押え機構のソレノイド234が励磁され
て、電子写真フイルム24は押え板198に押圧されてプロ
セスヘツド54のマスク76、90及び枠壁164の各端面に押
圧当接されている。押え板198はマスク76に対応する部
分に透孔200が形成されているが、この透孔200はマスク
76の開口より小さい開口とされているので、マスク76の
端面に位置する電子写真フイルム24は、透孔200の周囲
の押え板面で押圧される。従って、電子写真フイルム24
はマスク76の端面に確実に密接されるので、帯電範囲は
正確にマスク76の開口範囲内に規制されている。
また、帯電・露光室72内に設けられたマスク電極82
が、電子写真フイルム24の帯電電位とほぼ等電位に保持
されることにより、マスク76の開口に位置する電子写真
フイルム24の一駒の周縁端部も前記駒の中央部の電位に
近い値に帯電され、電子写真フイルム24の一駒全体が均
一に帯電される。アースとマスク電極82との間に介在
し、電気的に接続された抵抗(図示せず)の値を適当に
選定することにより、あるいは、マスク電極82に外部電
源(図示せず)からバイアス電圧を印加することによ
り、マスク電極82を、電子写真フイルム24の帯電電位と
ほぼ等しい電位に保つことができる。
(I)位置で撮影ボタンが押された後、所定時間経過
後に原稿照明ランプ36が点灯され、原稿台18のガラス板
22上に置かれた原稿34が照射される。さらに、前記ボタ
ンが押された後、所定時間経過後にコロナワイヤ84への
通電が停止されて、コロナ放電が終わる。
コロナワイヤ84への通電が停止されると同時に、図示
しないシヤツタ(第16図では符号Aで表示)が開放され
て、第2図に示された光学系によって、原稿台18に載置
された原稿34の画像光が電子写真フイルム24へ照射され
る。さらに同時に図示しない自動露光制御装置(第16図
では符号Bで表示)が光量の積算を開始する。
一方、前記ボタンが押された後、所定時間経過後に第
11図(A)に示されるモータ128が駆動されて現像剤汲
揚ポンプ130の作動が開始され、現像剤ボトル134内の現
像剤136が現像剤タンク126へ汲み揚げられる。現像剤13
6は現像剤タンク126から自重で降下して管路124を通っ
て、プロセスヘツド54へ向かうが、この時にはまだ電磁
弁120が閉じられたままなので、リターン管路138から現
像剤ボトル134へ戻される。また、現像剤タンク126内で
現像剤136の液面が上昇した時には、現像剤136はリター
ン管路140から現像剤ボトル134へ戻される。
このようにして、現像剤136は電磁弁120が開かれるま
では、現像剤ボトル134と現像剤タンク126との間を循環
しつつ電磁弁120の弁直前の位置で待機状態となってい
る。この循環により現像剤ボトル134内の現像剤36が攪
拌される。
自動露光制御装置(B)の光量の積算値が設定値とな
ると、積算が停止され、同時にシヤツタ(A)が閉じら
れ、さらに原稿照明ランプ36が消灯される。この時点で
露光工程が終了し、マスク76の開口に位置している部分
の電子写真フイルム24の一駒には、原稿34の画像パター
ンに応じて感光層上の電荷が減少することで静電潜像が
形成されている。原稿34の下地濃度のばらつきや、原稿
照明ランプ36に印加される電圧の変動等による画像濃度
の変動要因は、自動露光制御装置(B)で補正されるの
で、常に適正な露光がおこなわれる。
露光工程が終了した時に、前記ボタンが押されてから
所定時間が経過し、他の駒の処理工程が全て完了してい
る時には、直ちにフイルム押え機構のソレノイド234が
消磁される。第16図の(IA)位置でソレノイド234が消
磁されると、押え板198が電子写真フイルム24から離間
される。
フイルム押え機構のソレノイド234が消磁されると同
時に、第11図(B)に示される吸引トラツプ150のソレ
ノイド162が励磁されて作動し、シヤフト160を介して弁
158が上昇され、リターン管路156が吸引トラツプ150と
連通される。これにより、前回現像・スクイズ工程(後
述)時に吸引トラツプ150に捕捉されていた現像剤136が
現像剤ボトル134へ戻される。
フイルム押え機構のソレノイド234が消磁された後、
所定時間経過後に、図示しないフイルム移動モータ(第
16図では符合Cで表示)が駆動されて、電子写真フイル
ム24が第6図の右方向に一駒移動される。これにより、
帯電・露光部64に位置していた駒が現像部66へ位置させ
られる。電子写真フイルム24の一駒移動は、前記の場合
と同様に、ブリツプマーク24Aをブリツプセンサ196が検
知することによって制御されている。
フイルム移動モータ(C)が停止された後、所定時間
経過後に、第16図の(IB)位置でフイルム押え機構のソ
レノイド234が励磁されて電子写真フイルム24が押え板1
98でプロセスヘツド54に押圧当接される。同時に吸引ト
ラツプ150のソレノイド162が消磁されてリターン管路15
6が閉塞され、吸引スクイズ用のエアポンプ154が作動さ
れ、さらに電磁弁120が開かれる。
電磁弁120が開かれると、現像剤136は管路122を通っ
てプロセスヘツド54に至り、現像部66の現像剤・スクイ
ズ用空気流入口100から現像室98へ流入する。現像剤136
に分散されているトナー粒子はに帯電されており、現
像室98を流下する過程で電子写真フイルム24のに帯電
している部分に付着して、静電潜像を顕像化する。現像
室98を流下した現像剤136は、現像剤・スクイズ用空気
流出口102から、リターン管路146を通って現像剤ボトル
134へ戻される。
なお、現像剤タンク126から管路124へ供給された現像
剤136は、一部がリターン管路138から現像剤ボトル134
へ戻され、他が電磁弁120へ向かうように、各管路の管
径等が設定されている。
前記現像室98を流下する現像剤136は、押え板198で電
子写真フイルム24がマスク90の端面に押圧当接されてい
るので、マスク90の端面と電子写真フイルム24との間隙
に浸入することはほとんどない。この部分から現像剤13
6が浸入した場合には、吸引スクイズ用のエアポンプ154
によってマスク90の左右枠部90B、90Cの両側に位置する
凹部92に発生している負圧により、現像剤136はスクイ
ズ用吸引口114から管路148を通って吸引トラツプ150に
吸送されて捕捉される。
現像剤汲揚ポンプ130はフイルム押え機構のソレノイ
ド234が励磁された後、所定時間経過後にモータ128の駆
動が停止されて作動が停止されるが、電磁弁120はその
後も開いたままとされている。現像剤136は現像剤タン
ク126から重力によってプロセスヘツド54へ供給されて
いるので、現像剤汲揚ポンプ130の作動が停止されて
も、現像室98への現像剤136の供給は継続されている。
このように、現像剤汲揚ポンプ130が停止された後も現
像剤136の供給が継続されるので、次駒の露光時に現像
剤汲揚ポンプ130の振動による露光ぶれを最小限にする
ことができる。
電磁弁120が開かれ所定の時間が経過すると、電磁弁1
20が閉じられて現像室98への現像剤136の供給が停止さ
れる。同時に第11図(A)に示される加圧スクイズ用の
エアポンプ144が作動されて、現像剤・スクイズ用空気
流入口100から現像室98へ加圧空気が供給され、電子写
真フイルム24に余剰に付着している現像剤136が吹き落
されて液切される。吹き落された現像剤136は現像剤・
スクイズ用空気流出口102からリターン管路146を通って
現像剤ボトル134へ戻される。
なお、現像室98への加圧空気の供給、即ち送風は、現
像室98に現像剤136が充分に残っている間は弱風とされ
ており、現像剤136の高速な吹落しによる画像の劣化が
防止される。送風が開始されて所定時間経過後に強風と
されるスクイズ効率があげられる。
送風は、第16図の(II)位置で撮影ボタンを押されて
開始された次駒の帯電・露光工程により制御されて、第
16図の(IIA)位置でフイルム押え機構のソレノイド234
が消磁された後、所定時間経過後にフイルム移動モータ
(C)の駆動が開始されると同時に停止されて、現像・
スクイズ工程が終了する。
電子写真フイルム24には現像電極96によりエツジ効果
のない画像が得られているとともに、現像電極96にバイ
アス電圧が印加されていることで画像のかぶりが防止さ
れている。さらに、現像電極96に印加されているバイア
ス電圧は、第18図に示されるように、現像終了直前から
加圧スクイズ時にかけて瞬間的に電圧が降下されるの
で、この時に電界が瞬間的に強くなる。このため、特に
ハーフベタとなる部分の上部(流下される現像剤136の
流れの上流側に位置する部分。)で現像に寄与するトナ
ー粒子が増大されるので、充分な量のトナー粒子がこの
部分に付着されて、ハーフベタの部分の画像濃度が均一
化される。
また、この作用に加え、細線やベタ周辺の文字等の再
現性も向上されている。なお、バイアス電圧が降下され
るのは短時間なので、画像にかぶりが生じることはな
い。
フイルム移動モータ(C)の駆動が停止されると、電
子写真フイルム24は第6図の右方向へ一駒移動されてい
て、現像剤66に位置していた駒が乾燥部68に位置してい
る。フイルム移動モータ(C)が停止された後、所定時
間経過後に第16図の(IIB)位置でフイルム押え機構の
ソレノイド234が励磁されると同時に、第12図に示され
るエアポンプ181が作動される。エアポンプ181の作動
で、ヒータ179で加熱された温空気が、乾燥部68の温風
吹出口176から乾燥室174へ吹き出され、現像剤136が乾
燥される。エアポンプ181の作動は、第16図の(III)位
置で撮影ボタンを押されて開始された駒の帯電・露光工
程によって制御されて、第16図の(IIIA)位置でフイル
ム押え機構のソレノイド234が消磁されると同時に停止
されて、乾燥工程が終了する。
なお、乾燥室174へ供給される温風は温度センサ182に
よってその温度が検出されていて、温度が所定の範囲か
ら外れた場合には、コントロールキーボード28にその旨
が表示され、高温側に外れた場合には、ヒータ179への
通電が直ちに停止されるようになっている。
また、前述の例では、フイルム押え機構のソレノイド
234に連動し、電子写真フイルム24をプロセスヘツド54
に押圧している時にのみ、乾燥用のエアポンプ181を作
動させたが、エアポンプ181はスタート時より常時作動
させ続けてもよい。
第16図の(IIIA)位置でフイルム押え機構のソレノイ
ド234が消磁された後、フイルム移動モータ(C)が駆
動されて、乾燥部68に位置していた駒は定着部70に移動
される。フイルム移動モータ(C)の駆動が停止された
後、第16図の(IIIB)位置でフイルム押え機構のソレノ
イド234が励磁されると同時に、第13図に示されるエア
ポンプ195が作動されて、定着部70の空間部190に冷風が
供給される。この冷風は空間部190からガラス板186の上
部を通って定着室188へ至る。
フイルム押え機構のソレノイド234が励磁されてから
所定時間経過後に、キセノンランプ192が発光され、ト
ナー粒子は電子写真フイルム24の表面に融合して定着さ
れ、定着工程が終了する。
定着時に発生する気化物や飛散物質等はエアポンプ19
5によって供給される冷風により吹き落されるのでガラ
ス板186の面に付着することはない。
以上の工程を終ることで、電子写真フイルムへの画像
の記録が完了する。
本実施例の装置では、撮影ボタンを押されて撮影が開
始された帯電・露光部64に位置する駒が、現像部66へ一
駒移動された後、フイルム押え機構のソレノイド234が
励磁されてから所定時間経過後に次駒の撮影が可能とな
る。この時から、現像部66への加圧スクイズ用のエアポ
ンプ144による弱風の送風が終了して後所定時間経過後
までの間に、連続する次駒への撮影のために撮影ボタン
が押されると、連続撮影として処理され、これが連続さ
れることで、第16図に示されるように処理が進行する。
なお、前記の期間内に撮影ボタンが押されない場合に
は、あるいは、一連の撮影の終了をコントロールキーボ
ード28より入力した場合には、タイマにより加圧スクイ
ズ用のエアポンプ144による強風の送風が停止され、以
後の乾燥、定着もタイマによって処理される。
前記のようにして原稿の画像が記録された電子写真フ
イルム24は、リーダモードが選択されることで投影が可
能となる。本実施例の電子写真装置では、前記同様の操
作でカセツトが装填された状態では自動的にリーダモー
ドが選択されるようになっており(第3ミラー38は第2
図の位置から他の位置へ移動されている。)、前記同様
の操作で、所定の駒が帯電・露光部64に位置して停止す
ると同時に、第3図に示される投影光源部46の光源が点
灯され、この光が押え板198の透孔200を通って電子写真
フイルム24を透過し、第3図に示される光学系によって
スクリーン16に電子写真フイルム24の画像が拡大投影さ
れる。
なお、光源が点灯されると同時に、第7図に示される
エアポンプ89が作動されて帯電・露光室72に冷風が供給
され、投影光源部46からの熱で電子写真フイルム24が高
温とならないように冷却され、熱変形によるピントずれ
が防止される。
また、リーダモードでは、コントロールキーボード28
のボタン操作で、電子写真フイルム24を連続駒送りして
その投影画像を短時間で連続的に見ることができる。こ
の場合には、電子写真フイルム24の移動時にシヤツタ
(A)は閉じとされて、残像現象によるちらつきが防止
されるようになっている。
上記のようにスクリーン16に投影がなされている状態
でコントロールキーボード28のコピーボタンが押される
と、コピーモードが選択されてコピーミラー52が移動さ
れ、第4図に示される光学系によってスクリーン16に投
影されていた画像がコピー用紙30に記録される。
(実施例の効果) ハーフベタの画像に対する本実施例の効果の一例が、
第20図に示されている。同図は1.5cm×1.5cmの正方形で
それぞれ原稿反射濃度の異なる均一のベタパターンの原
稿を本実施例のプロセスで撮影し作像したベタ像につい
て、各パターン毎の像濃度の均一性を測定したものであ
る。
同図に○印で示されるのが、バイアス電圧Vb1(120
V)の降下を行わずに現像処理を行った比較例で、原稿
反射濃度0.3〜0.5のハーフベタ領域でベタ画像濃度の均
一性が低下している。これは前述したように、ハーフベ
タ画像部分の潜像電位が低いために、トナー粒子の付着
速度が遅く、現像剤の流れの上流側部分にトナー粒子が
付着しにくいことに起因している。また、△印で示され
るのは、バイアス電圧Vb1(120V)を降下電圧Vb2(−12
0V)に一瞬降下させた本発明実施例で、ハーフベタ領域
でもベタ画像濃度の均一性が高く、殆どむらが見られな
い。
また、細線に対する本実施例の効果の一例が第21図に
示されている。同図は、線幅100μmの細線の原稿を本
実施例に示したプロセスにて撮影し作像した細線像につ
いてその細線濃度と線幅を測定し、両者の積を求めたも
ので、バイアス電圧Vb1は標準点(120V)の近傍で変化
させている。
同図に○印で示されるのが、バイアス電圧Vb1の降下
を行わずに現像処理を行った比較例である。また、△印
と□印で示されるのが、それぞれ降下電圧Vb2=−120
V、同Vb2=0Vでバイアス電圧Vb1を降下させて現像処理
を行った本発明実施例である。
第21図に示される結果から明らかなように、本発明実
施例に係る現像方法では、細線の再現性が著しく向上さ
れている。
このように本実施例では、現像電極96に印加されるバ
イアス電圧が、このバイアス電圧とは逆極性の電圧に一
瞬降下されるので、ハーフベタの部分の画像濃度が均一
化される。また、細線やベタ周辺の文字等の再現性も向
上される。バイアス電圧の降下は、実施例のように逆極
性の電圧を印加する他に、同極性でより低電圧とするよ
うにしても良い。
第22図には本実施例のプロセスにて連続撮影処理を行
った際の画像のかぶり濃度の変化の様子が示されてい
る。□印で示されるのは、現像時間中にのみバイアス電
圧の瞬時降下を行った比較例である。バイアス電圧を瞬
時降下させるために若干ではあるがかぶりが増加するの
で、この例ではそれをキヤンセルするために、バイアス
電圧を瞬時降下させない場合に比較して若干高いものと
している。このため、前駒の現像の影響を受けない最初
の撮影駒では殆どかぶりのない美しい画像に仕上がって
いる。しかし、この駒に続く駒では、次第にかぶり濃度
が増加してゆく傾向を示している。これは比較的高いバ
イアス電圧が印加されたことにより、現像電極にトナー
粒子が付着し易い状況となり、これにより現像電極へ付
着したトナー粒子の電荷によって、現像電極が及ぼすか
ぶり防止の電界が弱められたことに起因している。従っ
て、本実施例のプロセスのように、連続撮影処理を施す
場合には、現像中にのみバイアス電圧を降下させるのは
適当でない。
これに対し○印で示されるのは、現像終了直前から、
加圧スクイズ時間中にかけて、バイアス電圧を瞬時降下
させた本発明実施例である。同図から明らかなように、
連続撮影の際にもかぶり濃度の増加は極めて少ない。こ
れはバイアス電圧の瞬時降下の際に、現像電極からトナ
ー粒子を引き離す方向に作用する電界が生じ、現像電極
に付着していたトナー粒子の一部が現像電極から離さ
れ、この時に加圧スクイズが行われて現像剤が排出され
るので、現像電極へのトナー粒子の付着蓄積が著しく減
少することに起因している。
このようなバイアス電圧の降下タイミングの場合で
も、ハーフベタ部分の画像濃度の均一性向上及び細線再
現性向上の効果が顕著である。
なお、このようなタイミングでバイアス電圧を降下さ
せる場合には、現在終了の100msec前から、加圧スクイ
ズ開始後80msec後までの範囲でバイアス電圧を降下させ
ることが好ましい。このタイミングより前に電圧降下を
開始すると連続撮影時のかぶり増加を招き易く、このタ
イミングより後まで電圧降下を続けているとスクイズむ
らを招き易くなる。
なお、上記実施例では、現像電極のバイアス電圧を一
定周期で一瞬降下させるようにしたが、不定期でも良
く、その回数が1回以上であれば、充分な効果を奏す
る。
また、上記実施例では第17図に示されるトランジスタ
を用いた回路によりバイアス電圧の降下を行ったが、そ
の他の電気回路を用いてバイアス電圧の降下を行って
も、本実施例と同等の効果が得られることは云うまでも
ない。
また、上記実施例では、バイアス電圧の降下波形を矩
形波としたが、のこぎり波形あるいは正弦波形等でバイ
アス電圧を降下しても本実施例と同等の効果が得られ
る。
また、上記実施例では、現像剤136を連続的に現像室9
8に供給したが、現像中に電磁弁120の開閉を行って、第
19図に示されるように、現像剤136を間欠的に供給する
ようにすれば、上記の効果がより一層向上される。この
場合、バイアス電圧が降下されるタイミングは、現像剤
136が流動されている時、現像剤136が停留されている時
のいずれであっても良い。
また、上記実施例では現像剤136を重力落下により現
像室98を流下させたが、加圧ポンプ等により圧送するよ
うにしても良い。この場合には、現像剤136の流動速度
を上昇させることができるので、現像剤136のリフレツ
シユ効果が増大する。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係る電子写真フイルムの
液体現像方法では、電子写真フイルムに対向して配置さ
れる電極に印加するバイアス電圧を、現像終了直前から
スクイズ時にかけての比較的短時間だけ電子写真フイル
ムの帯電極性と逆極性の電圧に切替えるか又は前記帯電
極性と同極性のより低い電圧に切替えるようにしたの
で、ハーフベタの部分の画像濃度を均一化させることが
できると共に、細線再現性を向上させることができ、更
に多数の画像を連続的に現像する際にもかぶりが生ずる
ことを防止できる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は電子写真装置の実施例を示す外観斜視図、第2
図は電子写真装置の撮影光学系を示す斜視概念図、第3
図は同じく投影光学系を示す斜視概念図、第4図は同じ
く複写光学系を示す斜視概念図、第5図は第1図の電子
写真装置に配設された本発明実施例に係るプロセスヘツ
ドの分解斜視図、第6図は同じく正面図、第7図は第6
図のVII-VII線矢視図、第8図は第6図のVIII-VIII線矢
視図、第9図は第6図のIX-IX線矢視図、第10図は第6
図のX−X線矢視図、第11図はプロセスヘツド現像部と
他の機器との関係を示す説明図、第12図は第6図のXII-
XII線矢視図、第13図は第6図のXIII-XIII線矢視図、第
14図はプロセスヘツドと押え板との位置関係を示す概略
側面図、第15図はプロセスヘツドに配設されるフイルム
押え機構を示す斜視図、第15A図は第15図の一部部品を
反対側から見た斜視図、第16図は電子写真装置のカメラ
モードにおけるタイムチヤートを示す図表、第17図
(A)、(B)はバイアス電源の回路図、第18図及び第
19図はバイアス電圧の切替タイミングを示す図表、第20
図乃至第22図は実施例の効果を説明するための図表、第
23図は本発明の作用を説明するための模式図、第24図
(A)〜(C)は同じく電界強度とトナー濃度分布とを
示す図表である。 10……電子写真装置本体、12……複写装置、24……電子
写真フイルム、54……プロセスヘツド、64……帯電・露
光部、66……現像部、68……乾燥部、70……定着部、90
……マスク、96……現像電極、97……バイアス電源、98
……現像室、136……現像剤。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子写真フイルムと電極との相対移動が停
    止した状態で、静電潜像が形成された電子写真フイルム
    の感光面と該感光面に対向して配置された電極との間隙
    へ液体現像剤を供給すると共に、前記電極に前記電子写
    真フイルムの帯電極性と同極性のバイアス電圧を印加し
    て電子写真フイルムを液体現像する方法において、 前記バイアス電圧を、現像終了直前からスクイズ時にか
    けての比較的短時間だけ前記帯電極性と逆極性の電圧に
    切替えるか又は前記帯電極性と同極性のより低い電圧に
    切替える、 ことを特徴とする電子写真フイルムの液体現像方法。
  2. 【請求項2】液体現像剤は重力落下又は圧送により供給
    されて流下する特許請求の範囲第(1)項記載の電子写
    真フイルムの液体現像方法。
  3. 【請求項3】液体現像剤は間欠的に供給される特許請求
    の範囲第(1)項記載の電子写真フイルムの液体現像方
    法。
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