JPH0658522U - 異方性導電膜 - Google Patents

異方性導電膜

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Publication number
JPH0658522U
JPH0658522U JP97293U JP97293U JPH0658522U JP H0658522 U JPH0658522 U JP H0658522U JP 97293 U JP97293 U JP 97293U JP 97293 U JP97293 U JP 97293U JP H0658522 U JPH0658522 U JP H0658522U
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JP
Japan
Prior art keywords
anisotropic conductive
conductive film
electrodes
fibers
film
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Withdrawn
Application number
JP97293U
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Inventor
一臣 佐藤
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Publication date
Application filed by Japan Aviation Electronics Industry Ltd filed Critical Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異方性導電膜を介しての圧接後における対向
電極間の接続抵抗を低く抑える。 【構成】 異方性導電膜10は、弾性を有する絶縁性繊
維3を縦糸とし、また導電性繊維1と弾性を有する絶縁
性繊維2を横糸して製織した異方性導電布に樹脂接着剤
4とともにフィルム状に成形して作られる。異方性導電
膜10はFPC30とプリント基板20との間に挟持
し、加熱・加圧する。異方性導電膜10を構成する絶縁
性繊維2、3の弾性、並びに樹脂接着剤の収縮応力によ
って、導電性繊維1の電極31、21との接触部がこれ
ら電極31、21に加圧される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は異方性導電膜に関し、特に電気部品や基板同士の接続に際し特に狭ピ ッチで一列に並んだ対向電極間の接続に有用な異方性導電膜に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
異方性導電膜を用いてプリント基板とFPC(Flexible Printed Circuit)と を接続する例を図3、4に示した。図3において、異方性導電膜40は導電粒子 11を接着剤12内に分散させて作られる。尚、導電粒子11としては微小なニ ッケル粒子、半田粒子、あるいはニッケル上に金メッキを施した樹脂粒子等が使 用される。そして、導電粒子11が図示したように分散された状態では異方性導 電膜の上下面間は絶縁が保たれる。
【0003】 一方、プリント基板20とFPC30の対向面には平面状の電極21、31が それぞれ形成されている。そして異方性導電膜40を図示したようにプリント基 板20とFPC30との間に挟持した状態で加熱・加圧により、これらプリント 基板20とFPC30を圧接する。すると、図4に示したように、異方性導電膜 40内の導電粒子11の密度が高まった状態で、プリント基板20とFPC30 とは固定される。特に対向する電極21、31間にある導電粒子11の密度が高 まって接触状態になり、この結果、電極21と31との間の導通が得られる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の異方性導電膜の場合、導電粒子同士の圧接によ り対向電極間の接続を得る構造であるから、上記圧接後において対向電極に隣接 する他の電極間の絶縁を維持する必要上から導電粒子の密度を上げることができ ない。このため、導電粒子をあまり多くいれることができず、圧接後における接 続すべき対向電極間の接続抵抗が高いという欠点がある。
【0005】 本考案の目的は、圧接後における対向電極間の接続抵抗を低く抑えることが可 能で、特に狭ピッチで一列に並んだ対向電極間の接続に有用である、異方性導電 膜を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、対向電極間に挟持され、また前記対向電極間で加圧・加熱さ れて前記電極間を固定し且つ電気的導通をとる異方性導電膜において、絶縁性と 弾性を有する縦糸と、少なくとも一部が導電性の横糸とを製織してなる布を樹脂 接着剤とともにフィルム状に成形してなることを特徴とする異方性導電膜が得ら れる。
【0007】 横糸は、導電性繊維と、絶縁性と弾性をもった繊維とを交互に配して作った もの用いることが好ましいが、例えば隣接する横糸同士の接触が問題にならない 用途である場合には、導電性繊維だけから作ったものを用いることもできる。ま た、対向電極間の導通を確実なものとしあるいは隣接する横糸同士の接触による 導通を確実に防止する点から、横糸として絶縁性と弾性をもった繊維数本と、導 電性繊維数本とを交互に配置して構成しても良い。更に、上記のように横糸に絶 縁性と弾性をもった繊維を併用する場合には、横糸を構成する絶縁性と弾性をも った繊維に縦糸を融着する構成としても良い。尚、上記の樹脂接着剤としては、 例えば、熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂を適宜混合したものを使用すれば良い。
【0008】 また本考案によれば、特定または不特定のピッチで一列に並んだ第1の回路基 板または電子部品上の電極と、同様に並んだ第2の回路基板または電子部品上の 電極との間に挟み込み、加圧・加熱することで両電極間を固定すると同時に、電 気的導通をとることができる異方性導電膜において、絶縁性と弾性をもった繊維 を縦糸とし、絶縁性と弾性をもった繊維と導電性をもった繊維を交互に配置した 糸を横糸として編んだ布を基材とし、前記基材に熱硬化性または熱可塑性の接着 剤を付着させてフィルム状に形成してなることを特徴とする異方性導電膜が得ら れる。
【0009】
【作用】
上記構成である本考案の異方性導電膜によれば、縦糸が絶縁を保ち、また横糸 によって良好な導電性が得られる。そして対向電極間における圧接状態では、絶 縁性と弾性を有する繊維の弾性、並びに樹脂接着剤の収縮応力によって、導電性 繊維(横糸)の各対向電極との接触面が対向電極に常に加圧された状態に保たれ る。また接続する対向電極間の間隔にばら付きがある場合でも絶縁性と弾性を有 する繊維(縦糸)が圧縮されて潰されることで対応するため、対向電極との各接 点における良好な接触が得られる。このため、異方性導電膜を介して対向する電 極間の接続抵抗を低く抑えることができる。
【0010】
【実施例】
以下に本考案の実施例を説明する。図1に実施例の異方性導電膜に使用される 異方性導電布を示した。この異方性導電布は、導電性繊維1と絶縁性繊維2とを 横糸とし、また絶縁性繊維3を縦糸として、これら横糸を縦糸と交絡しつつ製織 して作られるものである。絶縁性繊維2と3は、弾性をもったものであることが 好ましい。そして、導電性繊維1としては、ニッケル上に金メッキを施した銅線 、銅線にスズメッキを施した銅線、あるいはニッケル線等を適宜用いれば良い。 また絶縁性繊維2、3としてはポリエステル繊維、アクリル繊維、ナイロン繊維 、あるいはPPS、LCP、PEEK等を適宜用いれば良い。そして、図示した 例では横糸は導電性繊維1と絶縁性繊維2とを1本づつ交互に配した構成である が、用途に応じて、例えば複数本の導電性繊維1と複数本の絶縁性繊維2を交互 に配しても良い。あるいは全ての横糸を導電性繊維1により作っても良い。
【0011】 図2は上記の異方性導電布を用いて作った異方性導電膜10をFPC30とプ リント基板20との間に挟持し且つ圧接し、これらFPC30とプリント基板2 0上に設けられた電極31と21とを異方性導電膜10を介して接続した状態を 示したものである。そして異方性導電膜10はそれを構成する導電繊維1の方向 が各電極31ないし21の方向に合わせるように配置されている。異方性導電膜 10は、上記の異方性導電布にエポキシ樹脂やアクリル樹脂等で作った樹脂接着 剤4を塗付ないし含浸等し、フィルムないしシート状に成形したものである。
【0012】 図2において、電極31ないし21は、FPC30ないしプリント基板20の 図において左右方向に適当なピッチで一列に並んでいる。そして、図示した例で は一対の対向電極(電極31と21)に対して複数本の導電性繊維1が対応して いるが、一対の対向電極に1本の導電性繊維に1を対応させても良い。
【0013】 以上の構成である実施例の異方性導電膜10では、これを図2のようにFPC 30とプリント基板20との間に挟持し、また適度な温度に加熱した状態で外部 より加圧してFPC30とプリント基板20とを圧接する。すると、異方性導電 膜10を構成する絶縁性繊維2、3の弾性、並びに樹脂接着剤の収縮応力によっ て、導電性繊維1の電極31、21との接触部がこれら電極31、21に加圧さ れた状態になり、このため電極31、21間における良好な接触を確保できる。
【0014】
【考案の効果】
以上の通り、本考案の異方性導電膜によれば、圧接後における対向電極間の接 続抵抗を低く抑え、対向電極間の良好な接触を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の異方性導電膜を構成する異方
性導電布の説明図である。
【図2】図1の異方性導電布からなる異方性導電膜をF
PCとプリント基板との間に挟持して対向電極を接続し
た状態を示した説明図である。
【図3】従来の異方性導電膜をFPCとプリント基板と
の間に挟持した状態を示した説明図である。
【図4】図3の状態から加熱・加圧によってプリント基
板とFPC圧接した状態を示した説明図である。
【符号の説明】
1 導電性繊維 2 絶縁性繊維 3 絶縁性繊維 4 樹脂接着剤 10 異方性導電膜 11 導電粒子 12 接着剤 20 プリント基板 21 電極 30 FPC 31 電極 40 異方性導電膜

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向電極間に挟持され、また前記対向電
    極間で加圧・加熱されて前記電極間を固定し且つ電気的
    導通をとる異方性導電膜において、絶縁性と弾性を有す
    る縦糸と、少なくとも一部が導電性の横糸とを製織して
    なる布を樹脂接着剤とともにフィルム状に成形してなる
    ことを特徴とする異方性導電膜。
  2. 【請求項2】 特定または不特定のピッチで一列に並ん
    だ第1の回路基板または電子部品上の電極と、同様に並
    んだ第2の回路基板または電子部品上の電極との間に挟
    み込み、加圧・加熱することで両電極間を固定すると同
    時に、電気的導通をとることができる異方性導電膜にお
    いて、絶縁性と弾性をもった繊維を縦糸とし、絶縁性と
    弾性をもった繊維と導電性をもった繊維を交互に配置し
    た糸を横糸として編んだ異方性導電布を基材とし、前記
    基材に熱硬化性または熱可塑性の接着剤を付着させてフ
    ィルム状に形成してなることを特徴とする異方性導電
    膜。
JP97293U 1993-01-19 1993-01-19 異方性導電膜 Withdrawn JPH0658522U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11162543A (ja) * 1997-09-08 1999-06-18 Thomas & Betts Corp <T&B> メッシュ織物相互接続体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 19970508