JPH0234769Y2 - - Google Patents

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JPH0234769Y2
JPH0234769Y2 JP1981013671U JP1367181U JPH0234769Y2 JP H0234769 Y2 JPH0234769 Y2 JP H0234769Y2 JP 1981013671 U JP1981013671 U JP 1981013671U JP 1367181 U JP1367181 U JP 1367181U JP H0234769 Y2 JPH0234769 Y2 JP H0234769Y2
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conductive
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conductive sheet
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、電気回路相互の電気的接続が確実に
行なわれ、電気的作動性にすぐれた異方導電性シ
ートを用いた複合シート、特に電子材料の電気的
接続部品としてはもちろん、電気回路板としての
利用が可能な異方導電性を用いた複合シート(以
下異方導電性複合シートという)に関する。
[従来の技術] 従来公知の異方導電性シート、特にゴム弾性を
有する異方導電性エラストマシートは、ハンダづ
けやコードエツジコネクタによる電気的接続が困
難な回路密度の大きい小型エレクトロニクス部品
のコネクタなどに広く利用されている。たとえば
ゴム成分と導電性微粒子を均一に混合してシート
とし、これを加圧圧縮すると通電するので、この
現象を利用して、プリント配線などの回路にする
ことが提案されている(特開昭54−72488号公
報)。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、この異方導電性エラストマシー
トを相対する電気回路板の電極端子群の間に挿
入、挟持させて両回路板を電気的に接続させた
り、あるいは電気スイツチなどとして使用する場
合に、該異方導電性エラストマシートの接触面に
加わる圧力が不均一になると、該シート面全体に
分布する導電部のうち、一部の導電部に過大の電
流が流れて該導電部が発熱融解もしくは焼損し、
長時間の繰返し接触により異方導電性を失なつた
り、電気回路そのものが作動性を失うことがあ
る。特に該異方導電性エラストマシートの導電部
が該シート面に垂直に配列した微小な導電性線条
又は細線からなる場合、シート面に加わる僅かな
圧力の不均一化もしくは変動により、少数の導電
性線条又は細線に過大な電流が流れて焼損しシー
トは部分的に導電性を失う危険性がある。
また、前記異方導電性エラストマシートはハン
ダづけを行なわないで電気的接続を行なうことが
できる特長があるが、用途によつては電極端子を
取付ける必要性がある場合がある。しかし、この
ような場合、該エラストマシートは実質的にポリ
マから作製されているからハンダづけを行なつた
り、リード線などを取付けることは不可能であ
る。
他方、従来のスルーホールメツキされた複数の
回路板を互いのパターン方向を合わせて重ね合わ
せ、これらを相互に接続する必要のあるスルーホ
ールに選択的にハンダを載置し、さらに該スルー
ホールにリード線を貫挿させて加熱し、両回路板
のパターン相互を電気的に結合した多重プリント
回路基板、あるいは所定の位置にスルーホールを
設けて片面に形成した電気回路と他面に設けた露
出電極部との相互接続を行なつた回路基板などの
ように、両面の電気的接続を図かるためにスルー
ホール加工を必須とする電気回路基板又はプリン
ト配線基板などにおいては、スルーホールの形
成、該ホールのハンダづけ加工もしくはメツキ処
理等は該回路基板や配線板の製作上極めて繁雑な
工程であつて、電気回路基板並びに配線板として
の信頼性、コストに大きな関係を有するといわれ
ている。
本考案の目的は、異方導電性シート(コネクタ
ー)と導電性シートとを接着または一体成形によ
り積層一体化し、かつ異方導電性シート(コネク
ター)の表面から導電性成分を突出させ、該導電
性成分は圧縮なしで導電性を有するように構成す
ることにより、全体をコンパクト化し、上記従来
の異方導電性シートの欠点である局部的過大電流
の発生を防止することにある。
他の目的はハンダづけやリード線の取り付けが
容易にできる異方導電性シートを用いた複合シー
トを提供するにあり、さらに他の目的は、該異方
導電性シートを用いた複合シートを電気回路基板
としてそのまま利用することができる複合シート
を提供せんとするにある。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するため本考案は下記の構成か
らなる。
「一定方向に対して選択的に導電性を示す異方
導電性シートの少なくとも一表面に、導電性の金
属箔および導電性フイルムから選ばれる導電性シ
ートを接着または一体成形により積層一体化して
なる複合シートであつて、前記導電性シートは導
電性線状又は導電性微粒子を配合した導電性重合
体からなる導電性成分と、電気絶縁性重合体成分
とからなり、前記異方導電性シート表面から導電
性成分が突出しており、しかも該導電性成分は圧
縮なしで導電性を有することを特徴とする異方導
電性シートを用いた複合シート。」 本考案の複合シートを構成する異方導電性シー
トとしては、エポキシ、塩化ビニル、ポリスルホ
ン、ナイロン、ポリエステル、ポリエチレン、ポ
リフエニレンサルフアイドなどの各種樹脂、シリ
コン系、塩化ブチル系ニトリル系の各種ゴムなど
の電気絶縁性重合体を素材とするシートとこれら
電気絶縁性重合体にカーボンブラツク、グラフア
イト、銅、銀、亜鉛、スズ、アルミニウムなどの
金属、合金、金属酸化物等の電気導電性微粉末を
配合した樹脂組成物又はゴム組成物から得られる
シートを複数枚多重積層し、スライスすることに
より得られる、いわゆるゼブラ型異方導電性シー
ト、実願昭54−35823号明細書に開示されている
ステンレス、ニツケル、鉄、銀、アルミニウム等
の金属製細線あるいは炭素又は黒鉛繊維、各種合
成繊維表面に上記金属をメツキした導電性繊維を
前記電気絶縁性シート中にシート面に対して実質
的に垂直に配列されることにより、異方導電性と
したシートなどがある。これらの中で本考案にお
いては、異方導電性シート面に前記導電性部分が
突出しているもの、特に導電性線条をシート表面
に突出させた異方導電性シートが好ましい。
また、上記異方導電性シートの少なくとも一表
面に積層する金属箔としては、銅箔、銀箔、アル
ミ箔などが好ましく用いられる。また、金属箔の
かわりに導電性フイルム、たとえばポリエステル
フイルムの上にパラジウム、アルミニウム、金、
銀、銅、あるいは酸化インジウム、酸化スズなど
の金属酸化物を蒸着等の方法を用いて薄膜状に付
着させたものを用いるのも良い。
これらの異方導電性シートと金属箔又は導電性
フイルムとの積層は両者に対して接着性を有する
各種接着剤で接着したり、異方導電性シートの成
形時に金属箔や導電性フイルムを一体成形するこ
とにより行なうことができる。接着剤を用いると
きは、接着剤が電気絶縁性のときは、厚さを該異
方導電性シート中の導電体の突出量以下にするの
がよく、厚さが該突出量を越えると異方導電性シ
ートと金属箔又は導電性フイルム層との導電性が
損なわれることがあるので好しくない。
なお本考案においては、複合シートを構成する
導電性シートは電気回路パターンを形成している
のが好ましい。そのまま回路板として用いること
ができるからである。
以下、図面により本考案の異方導電性複合シー
トを具体的に説明する。
第1図AおよびBは本考案の異方導電性シート
を用いた複合シートの1実施態様を示す斜視図お
よび断面図、第2図は同じく他の実施態様を示す
本考案の複合シートの断面図、第3図AおよびB
は他の実施態様を示す本考案の複合シートの斜視
図および断面図、第4図AおよびBは本考案の複
合シートを利用した両面回路基板の組立構造を示
す斜視図およびその断面図、第5図AおよびBは
従来の回路基板の斜視図および断面図、第6は、
本考案の複合シートを利用たゴムスイツチの1例
を示す断面図である。
これらの各実施態様において、第1図は所定の
場所においてのみ選択的に導電性シート2の反対
側に電気導通を取出すことの可能な複合シートで
あり、第2図は選択的に表裏の回路間が接続され
た両面回路板である。これらは前記た複合シート
をエツチングして製作することが出来る。第3図
は、本考案の複合シートを構成する異方導電性シ
ートが、選択的に導電部を配置されたシートであ
る場合の構成を示す。第4図は、本考案の複合シ
ートを構成する異方導電性シートがほぼ全面に導
電部を配置され、該異方導電性シートと、導電性
シートの間に、選択的に電気接続を行なわせしめ
るための絶縁性シート7を配した実施例である。
第6図は、スイツチゴムとしての実施例であり、
異方導電性シート中の導電部が導電性シート2に
より相互に電気接続をされているため、異方導電
性シート中の微小な電導部を同時に電気接続に用
いることができる。
[考案の効果] 上記の構成を有するので、本考案は下記の構成
を有する。
異方導電性シート表面から導電性成分が突出
しているので、従来技術のように加圧圧縮して
挟持しなくてもよい。
同様な理由により、従来技術の問題点であつ
た、加圧力が不均一になつたときの局部的過大
電流の発生を防止することができ、長期間安定
して使用することができる。
ハンダ付けやリード線の取り付けが容易にな
つた。
本考案の複合シートは、コネクターメーカー
で製造することが可能となり、従来電機メーカ
ーで異方導電体と回路を別々に購入して組み立
てていた工程を省略することができた。しかも
コンパクトな構成が達成でき、かつフレキシブ
ル電気回路基板としても有用である。
とくに前記した特開昭54−72488号公報の技術
と比較すると、この公知例は導電性成分がシート
表面から突出している構造でないため、加圧圧縮
が必須であり、このために特別の加圧圧縮機構を
設ける必要があつたのに対して、本考案では加圧
圧縮機構を必要としない。また前記公知例では、
導通不良や局部的過大電流の発生がおこるという
重要な問題があつたが本考案はこのような問題は
きわめて発生しにくい。さらに前記公知例は、
別々に製造された異方導電シート(コネクター)
と、電気回路を機械的手段によつて組み立てるも
ので、たとえば両面回路基板にした場合、9層必
要とするのに対して、本考案では第2図のとおり
わずか3層ですむ。したがつてコンパクト化、フ
レキシブル化に対しては本考案はきわめて優れた
技術である。
【図面の簡単な説明】
第1図AおよびBは本考案の異方導電性シート
を用いた複合シートの1実施態様を示す斜視図お
よび断面図、第2図は同じく他の実施態様を示す
本考案の複合シートの断面図、第3図AおよびB
は他の実施態様を示す本考案の複合シートの斜視
図および断面図、第4図AおよびBは本考案の複
合シートを利用した両面回路基板の組立構造を示
す斜視図および断面図、第5図AおよびBは従来
の回路基板の斜視図および断面図、第6図は本考
案の複合シートを利用したゴムスイツチの1例を
示す断面図である。 1,1′:異方導電性シート、2,2′:金属箔
又は導電性フイルム、3:電極部、4,5:それ
ぞれ異方導電性シートの導電部および絶縁部、
6:接着剤層、7:所定の位置に4が貫通するに
3孔を設けた絶縁性シート、8:スルーホール、
9:スイツチ動作用の絶縁ゴム、10,10′:
回路板11の電極部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一定方向に対して選択的に導電性を示す異方
    導電性シートの少なくとも一表面に、導電性の
    金属箔および導電性フイルムから選ばれる導電
    性シートを接着または一体成形により積層一体
    化してなる複合シートであつて、前記導電性シ
    ートは導電性線状又は導電性微粒子を配合した
    導電性重合体からなる導電性成分と、電気絶縁
    性重合体成分とからなり、前記異方導電性シー
    ト表面から導電性成分が突出しており、しかも
    該導電性成分は圧縮なしで導電性を有すること
    を特徴とする異方導電性シートを用いた複合シ
    ート。 (2) 複合シートを構成する導電性シートが電気回
    路パターンを形成していることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第(1)項記載の異方導電性
    シートを用いた複合シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5472488A (en) * 1977-11-21 1979-06-09 Oki Electric Cable Structure of connecting conductive rubber

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