JPH0658209U - 建設機械の油圧回路 - Google Patents

建設機械の油圧回路

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JPH0658209U
JPH0658209U JP138893U JP138893U JPH0658209U JP H0658209 U JPH0658209 U JP H0658209U JP 138893 U JP138893 U JP 138893U JP 138893 U JP138893 U JP 138893U JP H0658209 U JPH0658209 U JP H0658209U
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JP
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variable displacement
circuit
hydraulic circuit
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actuators
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JP138893U
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Inventor
三雄 永田
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Nippon Sharyo Ltd
Original Assignee
Nippon Sharyo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 微速運転状態で誤って走行操作をしても、建
設機械の危険な挙動を防止する。 【構成】 左右の走行用モータ5,12のコントロール
バルブ7,14をそれぞれ操作する走行用リモコンバル
ブ19,20の操作回路19a,19b,20a,20
bに、走行用リモコンバルブ19,20の中立状態にて
作動する圧力スイッチ23,24,25,26を設け、
該圧力スイッチ23,24,25,26がON状態のと
きに切換回路22を作動可能とする電気回路31を配設
した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建設機械の油圧回路に関し、詳しくは可変容量ポンプを微速運転し て作業を行う建設機械の油圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
クレーンや杭打機等の建設機械では、複数台の可変容量ポンプを備え、各可変 容量ポンプの吐出ラインにそれぞれ走行用モータ、ウインチモータ、オーガ駆動 用モータ等の複数のアクチュエータを配設したものがあり、左右の走行用モータ は、それぞれ別々の可変容量ポンプにより駆動されている。
【0003】 また、各可変容量ポンプに、通常、ウインチのインチング操作をするために、 吐出量を少なくする微速運転用の切換回路をそれぞれ設けている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このため、左右の走行用モータを駆動する両可変容量ポンプを同一微速運転し た場合に、誤って走行操作をしても両走行用モータも同一微速運転されるから、 機械の走行直進性が保たれるので問題はないが、工法によっては、オーガ駆動用 モータを通常回転にしてオーガを早く回転し、このオーガを上下するウインチを インチング操作する場合がある。
【0005】 このような場合には、一方の可変容量ポンプの吐出量と他方のそれとが大きく 異なるので、この片微速状態で誤って走行操作をすると、左右の走行用モータの 回転差によって機械が急激なスピン走行を起こす。
【0006】 そこで本考案は、微速運転状態で誤って走行操作をしても危険な挙動を起こさ ない建設機械の油圧回路を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため本考案は、第1の手段では、微速運転用の切換回 路を有する複数台の可変容量ポンプを備え、各可変容量ポンプの吐出ラインにそ れぞれ複数のアクチュエータを配設し、左右の走行用アクチュエータのコントロ ールバルブをそれぞれパイロット油圧回路にて操作する建設機械の油圧回路にお いて、前記両パイロット油圧回路に、両パイロット油圧回路の中立状態にて作動 する圧力スイッチをそれぞれ設け、該圧力スイッチがON状態のときに前記切換 回路を作動可能とする電気回路を配設したことを特徴としている。
【0008】 また、第2の手段では、微速運転用の切換回路を有する複数台の可変容量ポン プを備え、各可変容量ポンプの吐出ラインにそれぞれ複数のアクチュエータを配 設し、左右の走行用アクチュエータのコントロールバルブをそれぞれリンク機構 を介して操作レバーで操作する建設機械の油圧回路において、前記操作レバーの 中立位置にて作動するリミットスイッチを設け、該リミットスイッチがON状態 のときに前記切換回路を作動可能とする電気回路を配設したことを特徴としてい る。
【0009】
【作 用】
上記構成によれば、両パイロット油圧回路の中立状態または操作レバーの中立 位置でなければ微速運転用の切換回路が作動しないので、微速運転状態で誤って 走行操作をしても機械の危険な挙動は発生しない。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】 図1及び図2は本考案の第1実施例を示すもので、建設機械の油圧回路1は、 第1可変容量ポンプ2と、第2可変容量ポンプ3とを備え、第1可変容量ポンプ 2の吐出ライン4に、アクチュエータとして右側走行用モータ5とウインチモー タ6を接続し、右側走行用モータ5をコントロールバルブ7を介して、ウインチ モータ6をコントロールバルブ8を介してそれぞれ制御するようにしており、こ の他に、他のアクチュエータを制御するコントロールバルブ9,10を設けてい る。
【0012】 また、第2可変容量ポンプ3の吐出ライン11に、左側走行用モータ12とオ ーガ駆動用モータ13を接続し、左側走行用モータ12をコントロールバルブ1 4にて、オーガ駆動用モータ13をコントロールバルブ15にてそれぞれ制御す るようにしており、この他に、他のアクチュエータを制御するコントロールバル ブ16,17を設けている。
【0013】 右側走行用モータ5のコントロールバルブ7と左側走行用モータ12のコント ロールバルブ14は、パイロット油圧回路18により操作されるように構成され ている。
【0014】 パイロット油圧回路18は、左右の走行用リモコンバルブ19,20へのリモ コンバルブ回路21と、第1可変容量ポンプ2と第2可変容量ポンプ3の微速運 転用の切換回路22とを有している。
【0015】 右側の走行用リモコンバルブ19は、前記コントロールバルブ7を操作する2 つの操作回路19a,19bを有しており、両操作回路19a,19bには、圧 力スイッチ23,24が設けられている。
【0016】 圧力スイッチ23,24は、走行用リモコンバルブ19が中立状態のときに作 動してON状態となり、走行用リモコンバルブ19が前進または後進に操作され ると、操作回路19a,19bのいずれかに作用するパイロット圧によってOF F状態となる。
【0017】 また、左側の走行用リモコンバルブ20は、前記コントロールバルブ14を操 作する2つの操作回路20a,20bを有し、両操作回路20a,20bには、 圧力スイッチ25,26が設けられており、圧力スイッチ25,26は、走行用 リモコンバルブ20が中立状態のときに作動してON状態となり、走行用リモコ ンバルブ20が操作されるとOFF状態となる。
【0018】 微速運転用の切換回路22は、両微速用ソレノイドバルブ27を介して第1可 変容量ポンプ2と第2可変容量ポンプ3にパイロット圧を作用させる両微速用回 路28と、片微速用ソレノイドバルブ29を介して第2可変容量ポンプ3にパイ ロット圧を作用させる片微速用回路30とで構成されている。
【0019】 両微速用ソレノイドバルブ27は、第1可変容量ポンプ2には直接パイロット 圧を作用させて第1可変容量ポンプ2の吐出量を増大させ、第2可変容量ポンプ 3には片微速用ソレノイドバルブ29を介してパイロット圧を作用させて第2可 変容量ポンプ3の吐出量を増大させ、励磁により切換わって両可変容量ポンプ2 ,3へのパイロット圧をカットして第1可変容量ポンプ2と第2可変容量ポンプ 3を微速運転する。
【0020】 片微速用ソレノイドバルブ29は、両微速用ソレノイドバルブ27と第2可変 容量ポンプ3の間に設けられ、第1可変容量ポンプ2と第2可変容量ポンプ3の 微速運転状態のときに、励磁により切換わって第2可変容量ポンプ3に片微速用 回路30からのパイロット圧を作用させて、第2可変容量ポンプ3の吐出量を増 大させる。
【0021】 両微速用ソレノイドバルブ27と片微速用ソレノイドバルブ29を切換える電 気回路31は、図2に示すように、前記圧力スイッチ23,24,25,26を 直列に接続し、続いて両微速用ソレノイドバルブ27の作動スイッチ32を設け 、この先に、両微速用ソレノイドバルブ27と作動スイッチ33を備えた片微速 用ソレノイドバルブ29を並列に接続している。
【0022】 このように構成することにより、前記圧力スイッチ23,24,25,26が ON状態にあるときに、両微速用ソレノイドバルブ27の作動スイッチ32を投 入して、両微速用ソレノイドバルブ27を励磁でき、また、片微速用ソレノイド バルブ29も励磁できる。
【0023】 したがって、微速運転時に誤って走行用リモコンバルブ19,20を操作した 場合には、圧力スイッチ23,24,25,26のいずれかがOFF状態となる ので、両微速用ソレノイドバルブ27及び片微速用ソレノイドバルブ29の励磁 がなくなって微速運転状態が解除され、建設機械の危険な挙動を防止できる。
【0024】 図3は本考案の第2実施例の電気回路34を示し、作動スイッチ35の先に、 両微速用ソレノイドバルブ27と片微速用ソレノイドバルブ29を並列に接続し 、片微速用ソレノイドバルブ29側に前記圧力スイッチ23,24,25,26 と、片微速用ソレノイドバルブ29の作動スイッチ33を直列に接続している。
【0025】 これにより、片微速運転中に誤って走行操作をした場合には、圧力スイッチ2 3,24,25,26のいずれかがOFF状態となって、片微速用ソレノイドバ ルブ29の励磁がなくなるので、両微速運転状態となり、前記第1実施例と同様 の効果を奏する。
【0026】 図4は、走行用コントロールバルブ36をリンク機構37を介して操作レバー 38で操作する建設機械に本考案を適用した第3実施例を示すもので、リンク機 構37の途中に操作レバー38の中立位置にて作動するリミットスイッチ39, 40を設け、該リミットスイッチ39,40を前記両実施例の圧力スイッチに変 えて電気回路に組み込ませる。
【0027】 したがって、リミットスイッチ39,40のON状態で両微速または片微速運 転が可能となり、誤って走行操作をした場合には、リミットスイッチ39,40 のいずれかがOFF状態となって、微速運転状態または片微速運転状態が解除さ れる。
【0028】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、微速運転用の切換回路を有する複数台の可変容 量ポンプを備え、各可変容量ポンプの吐出ラインにそれぞれ複数のアクチュエー タを配設した建設機械の油圧回路において、第1の手段では、左右の走行用アク チュエータのコントロールバルブをそれぞれ操作するパイロット油圧回路に、両 パイロット油圧回路の中立状態にて作動する圧力スイッチをそれぞれ設け、該圧 力スイッチがON状態のときに前記切換回路を作動可能とする電気回路を配設し 、また、第2の手段では、左右の走行用アクチュエータのコントロールバルブを それぞれ操作レバーで操作するリンク機構に、前記操作レバーの中立位置にて作 動するリミットスイッチを設け、該リミットスイッチがON状態のときに前記切 換回路を作動可能とする電気回路を配設したから、両パイロット油圧回路の中立 状態または操作レバーの中立位置でなければ微速運転用の切換回路が作動しない ので、微速運転状態で誤って走行操作をしても機械の危険な挙動は発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1実施例の油圧回路図である。
【図2】 同じく電気回路図である。
【図3】 第2実施例の電気回路図である。
【図4】 第3実施例のリミットスイッチの配置を示す
概略図である。
【符号の説明】
1…油圧回路、2…第1可変容量ポンプ、3…第2可変
容量ポンプ、4…第1可変容量ポンプの吐出ライン、5
…右側走行用モータ、6…ウインチモータ、7…右側走
行用モータのコントロールバルブ、11…第2可変容量
ポンプの吐出ライン、12…左側走行用モータ、13…
オーガ駆動用モータ、14…左側走行用モータのコント
ロールバルブ、18…パイロット油圧回路、19,20
…走行用リモコンバルブ、22…切換回路、23,2
4,25,26…圧力スイッチ、27…両微速用ソレノ
イドバルブ、29…片微速用ソレノイドバルブ、31…
電気回路、36…走行用コントロールバルブ、37…リ
ンク機構、38…操作レバー、39,40…リミットス
イッチ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微速運転用の切換回路を有する複数台の
    可変容量ポンプを備え、各可変容量ポンプの吐出ライン
    にそれぞれ複数のアクチュエータを配設し、左右の走行
    用アクチュエータのコントロールバルブをそれぞれパイ
    ロット油圧回路にて操作する建設機械の油圧回路におい
    て、前記両パイロット油圧回路に、両パイロット油圧回
    路の中立状態にて作動する圧力スイッチをそれぞれ設
    け、該圧力スイッチがON状態のときに前記切換回路を
    作動可能とする電気回路を配設したことを特徴とする建
    設機械の油圧回路。
  2. 【請求項2】 微速運転用の切換回路を有する複数台の
    可変容量ポンプを備え、各可変容量ポンプの吐出ライン
    にそれぞれ複数のアクチュエータを配設し、左右の走行
    用アクチュエータのコントロールバルブをそれぞれリン
    ク機構を介して操作レバーで操作する建設機械の油圧回
    路において、前記操作レバーの中立位置にて作動するリ
    ミットスイッチを設け、該リミットスイッチがON状態
    のときに前記切換回路を作動可能とする電気回路を配設
    したことを特徴とする建設機械の油圧回路。
JP138893U 1993-01-22 1993-01-22 建設機械の油圧回路 Pending JPH0658209U (ja)

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JP2007032842A (ja) * 2006-08-01 2007-02-08 Sumitomo (Shi) Construction Machinery Manufacturing Co Ltd 建設機械の制御装置

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