JPH05149428A - 作業車の走行変速構造 - Google Patents

作業車の走行変速構造

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JPH05149428A
JPH05149428A JP31582391A JP31582391A JPH05149428A JP H05149428 A JPH05149428 A JP H05149428A JP 31582391 A JP31582391 A JP 31582391A JP 31582391 A JP31582391 A JP 31582391A JP H05149428 A JPH05149428 A JP H05149428A
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JP
Japan
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speed change
hydraulic
speed
low
traveling
Prior art date
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Pending
Application number
JP31582391A
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English (en)
Inventor
Sakae Sugawara
栄 菅原
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油圧式の走行変速装置を高低2段に変速操作
する型式の作業車の走行変速構造において、高速走行中
での走行負荷の増大に伴うエンジン停止を回避して、同
時に安全性も確保する。 【構成】 油圧式の走行変速装置2における油圧モータ
2aの出力を高低2段に変速操作する変速手段6と、走
行変速装置2内の作動油の圧力を検出する圧力センサー
10と、人為的に操作される変速操作具9とを備える。
そして、変速操作具9を高速側に操作すると変速手段6
が高速側に作動するように、逆に圧力センサー10の検
出値が設定値を越えると変速手段6が低速側に作動する
ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油圧式の走行変速装置を
装備した作業車の走行変速構造に関する。
【0002】
【従来の技術】前述のような油圧式の走行変速装置にお
いては、走行変速装置内の油圧モータの出力を高低2段
に切換操作して変速操作を行ったり、油圧モータに1組
の油圧ポンプの作動油を供給する状態と2組の油圧ポン
プの作動油を供給する状態とに切換操作することによ
り、高低2段に変速操作するような型式のものがある。
そして、以上の変速操作は変速レバーや変速ペダル等の
ような変速操作具により、作業者が人為的に行うものが
多くある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の構造であると、
例えば作業地内を高速で走行している状態において、作
業地の地面の状態により走行負荷が大きくなったとす
る。この場合、作業者は変速操作具を低速側に操作する
必要があるが、この時に作業者が作業装置の操作に気を
取られていると、変速操作具の低速側への操作が遅れる
場合がある。走行負荷の変化が急激な場合に、低速側へ
の操作が遅れるとエンジン停止を招いて作業を一時中断
しなければならないことになる。本発明は高低2段に変
速操作可能な油圧式の走行変速装置を装備した作業車の
走行変速構造において、変速操作具の低速側への操作の
遅れによるエンジン停止を回避することを目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな作業車の走行変速構造において、次のように構成す
ることにある。つまり、油圧式の走行変速装置における
油圧モータの出力を高低2段に変速操作する変速手段
と、走行変速装置内の作動油の圧力を検出する圧力セン
サーと、人為的に操作される変速操作具とを備えると共
に、変速操作具を高速側に操作すると変速手段を高速側
に作動させる第1操作手段と、圧力センサーの検出値が
設定値を越えると変速手段を低速側に作動させる第2操
作手段とを備えている。
【0005】
【作用】前述のように構成すると、例えば変速操作具を
高速側に操作して走行している状態において走行負荷が
大きくなると、これに伴って走行変速装置内の作動油の
圧力も高くなる。従って、この圧力の上昇が圧力センサ
ーにより検出されて、自動的に走行変速装置が低速側に
操作される。これにより、作業者が変速操作具を低速側
に操作するのが遅れても、エンジンの停止が回避でき
る。この場合、走行変速装置内の作動油の圧力は走行負
荷の変化に敏感に反応して変化するので、走行負荷の変
化が急激であってもこれに遅れることなく低速側への操
作が行われて、エンジンの停止が回避される。
【0006】以上のように低速側への操作は自動的に行
われる場合があるが、高速側への操作は自動的には行わ
れず、変速操作具の高速側への操作のみにより高速側へ
の操作が行われる。これは、高速側への操作も自動的に
行った場合、例えば坂道を低速状態で登っていった際に
おいて、坂道を登りきった時に走行負荷が急激に小さく
なるので、この時に走行変速装置が高速側に操作されて
しまう。しかし、坂道の頂上は一般に見通しが悪いの
で、坂道を登りきった時に自動的に高速側への変速操作
が行われると安全性の面で問題がある。しかしながら、
本発明においては高速側への変速操作は作業者が変速操
作具を操作しない限り行われないので、以上のように坂
道を登る際には作業者が十分に安全を確認してから変速
操作具を操作して高速状態に移行できるのである。
【0007】
【発明の効果】以上のように高低2段に変速操作可能な
油圧式の走行変速装置において、低速側への変速操作の
みを作動油の圧力変化により素早く自動的に行うように
構成することによって、走行負荷の急激な変化によるエ
ンジン停止を未然に回避できるようになり、作業車の走
行性能を向上させることができた。又、高速側への自動
変速は行わないので、自動的に高速側に変速操作される
ことの弊害も防止して安全性を確保している。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は作業車の一例である土木建築用のバックホ
ウにおいて、走行変速系の構造を示しており、左右一対
のゴムクローラ型式の走行装置1及びこの走行装置1を
駆動する一対の走行変速装置2を備えている。走行変速
装置2は出力変更操作自在な油圧モータ2aとギヤ減速
機構2bとを備えて構成されており、エンジン3により
駆動される一対の油圧ポンプ4からの作動油が、一対の
方向切換弁5を介して左右の油圧モータ2aに供給され
ている。
【0009】以上の構造により、左右の方向切換弁5を
各々切換操作することによって、前進及び後進、一方の
走行装置1を停止又は逆転させての信地旋回及び超信地
旋回を行う。
【0010】次に、左右の走行変速装置2の変速操作に
ついて説明する。図1に示すように走行変速装置2にお
いて、左右の油圧モータ2aの出力を高速と低速の2段
に同時に切換操作する複動型の油圧シリンダ6(変速手
段に相当)と、この油圧シリンダ6に油圧ポンプ7から
の作動油を給排操作する電磁操作式の切換弁8とが備え
られている。切換弁8は低速位置8aに付勢されてお
り、通常は油圧シリンダ6が伸長して左右の油圧モータ
2aが低速側に操作されている。
【0011】そして、変速ペダル9(人為的に操作され
る変速操作具に相当)を踏み操作すると、通電されて切
換弁8が高速位置8bに操作され油圧シリンダ6が収縮
して左右の油圧モータ2aが高速側に操作される(第1
操作手段に相当)。変速ペダル9は復帰側に付勢されて
おり、変速ペダル9から足を離すと通電が遮断されて切
換弁8が低速位置8aに戻り、左右の油圧モータ2aが
低速側に操作されるのである。
【0012】図1に示すように左右の油圧ポンプ4と方
向切換弁5との間の各々に、油圧モータ2a内の作動油
の圧力を検出する圧力センサー10を設けており、変速
ペダル9から切換弁8の間を遮断可能なリレースイッチ
11、及びリレースイッチ11を操作する制御装置12
を備えている。
【0013】以上の構造により、変速ペダル9を踏み込
んでの高速状態において走行負荷が大きくなると、油圧
モータ2a内の作動油の圧力が上昇していく。そして、
この圧力が設定値に達したことが一方の圧力センサー1
0で検出されると、リレースイッチ11が遮断側に操作
される。これにより、変速ペダル9を踏み操作していて
も通電が遮断されて、切換弁8が低速位置8aに戻り左
右の油圧モータ2aが低速側に操作されるのである(第
2操作手段に相当)。
【0014】変速ペダル9を踏み操作していることを示
す電気信号が制御装置12に入力されている。これによ
り、前述のようにリレースイッチ11が遮断側に操作さ
れてから、変速ペダル9から足を離すと制御装置12が
リレースイッチ11を通電側に戻し操作するのである。
【0015】〔別実施例〕前述の実施例では走行変速装
置2における油圧モータ2aの出力を油圧シリンダ6に
より変更操作する型式であるが、本発明を次のような型
式のものに適用してもよい。つまり、1組の油圧ポンプ
からの作動油を1組の油圧モータに供給する状態(低速
状態に相当)と、2組の油圧ポンプの作動油を合流させ
て1組の油圧モータに供給する状態(高速状態に相当)
とに切換操作する型式である。
【0016】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】左右の油圧式の走行変速装置及び油圧モータ、
圧力センサー、変速用の油圧シリンダ及び変速ペダル等
の連係状態を示す回路図
【符号の説明】
2 走行変速装置 2a 走行変速装置の油圧モータ 6 変速手段 9 変速操作具 10 圧力センサー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧式の走行変速装置(2)における油
    圧モータ(2a)の出力を高低2段に変速操作する変速
    手段(6)と、前記走行変速装置(2)内の作動油の圧
    力を検出する圧力センサー(10)と、人為的に操作さ
    れる変速操作具(9)とを備えると共に、前記変速操作
    具(9)を高速側に操作すると前記変速手段(6)を高
    速側に作動させる第1操作手段と、前記圧力センサー
    (10)の検出値が設定値を越えると前記変速手段
    (6)を低速側に作動させる第2操作手段とを備えてい
    る作業車の走行変速構造。
JP31582391A 1991-11-29 1991-11-29 作業車の走行変速構造 Pending JPH05149428A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008045639A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Kubota Corp 作業車の自動変速構造
JP2010151319A (ja) * 2010-02-23 2010-07-08 Kubota Corp 作業車の負荷制御構造
JP2015522781A (ja) * 2012-07-26 2015-08-06 ツェットエフ、フリードリッヒスハーフェン、アクチエンゲゼルシャフトZf Friedrichshafen Ag 第1液圧機械及び第2液圧機械の容積を変更するための作動装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008045639A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Kubota Corp 作業車の自動変速構造
JP2010151319A (ja) * 2010-02-23 2010-07-08 Kubota Corp 作業車の負荷制御構造
JP2015522781A (ja) * 2012-07-26 2015-08-06 ツェットエフ、フリードリッヒスハーフェン、アクチエンゲゼルシャフトZf Friedrichshafen Ag 第1液圧機械及び第2液圧機械の容積を変更するための作動装置

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