JPH065808B2 - 利得制御増幅回路 - Google Patents
利得制御増幅回路Info
- Publication number
- JPH065808B2 JPH065808B2 JP13850987A JP13850987A JPH065808B2 JP H065808 B2 JPH065808 B2 JP H065808B2 JP 13850987 A JP13850987 A JP 13850987A JP 13850987 A JP13850987 A JP 13850987A JP H065808 B2 JPH065808 B2 JP H065808B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- amplifier circuit
- resistance
- gain control
- fixed
- gain
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- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はトランジスタ増幅回路に関し、特に利得制御増
幅回路に関する。
幅回路に関する。
従来、この種の利得制御増幅回路としては、第3図に示
す電流源トランジスタ31とバラツキ吸収抵抗32から
成る等価電流源33に一方の定電圧VDDが印加され、こ
の等価電流源33に接続される1組のトランジスタ3
4,35の力端子36,37間に入力が印加され、他方
の定電圧端子VDDに接続された負荷抵抗38,39の両
端の出力端子41,42から増幅された電圧を取り出す
ことが出来る差動型増幅回路の出力端子間に挿入された
可変抵抗43の抵抗値を変化させることにより利得制御
が行なわれていた。
す電流源トランジスタ31とバラツキ吸収抵抗32から
成る等価電流源33に一方の定電圧VDDが印加され、こ
の等価電流源33に接続される1組のトランジスタ3
4,35の力端子36,37間に入力が印加され、他方
の定電圧端子VDDに接続された負荷抵抗38,39の両
端の出力端子41,42から増幅された電圧を取り出す
ことが出来る差動型増幅回路の出力端子間に挿入された
可変抵抗43の抵抗値を変化させることにより利得制御
が行なわれていた。
上述した従来の利得制御増幅回路は、可変抵抗43を変
えることにより総合の負荷抵抗値を変え利得を変化させ
ていた。即ち、負荷抵抗38,39の抵抗値RL,可変
抵抗43の抵抗値を2RVとすると、各トランジスタ3
4,35の総合の負荷抵抗値RTはRLとRVが並列に接
続された値RLRV/(RL+RV)となる。従って、RV
を零とするとRLも零となり、RLが無限大の時RTはRL
に等しくなる。また、この増幅回路の電圧利得はRTに
比例するため、可変抵抗43を変えRVを変化させるこ
とにより利得が制御出来る。しかし、この回路の最大出
力電圧は、等価電流源の電流値ISと負荷抵抗RTの積で
決まるため、利得制御を行なって利得を小さくした場合
(RTを小さくした場合)には、同時に最大出力電圧も
小さくなり、大きな入力電力に対し歪が増加する。
えることにより総合の負荷抵抗値を変え利得を変化させ
ていた。即ち、負荷抵抗38,39の抵抗値RL,可変
抵抗43の抵抗値を2RVとすると、各トランジスタ3
4,35の総合の負荷抵抗値RTはRLとRVが並列に接
続された値RLRV/(RL+RV)となる。従って、RV
を零とするとRLも零となり、RLが無限大の時RTはRL
に等しくなる。また、この増幅回路の電圧利得はRTに
比例するため、可変抵抗43を変えRVを変化させるこ
とにより利得が制御出来る。しかし、この回路の最大出
力電圧は、等価電流源の電流値ISと負荷抵抗RTの積で
決まるため、利得制御を行なって利得を小さくした場合
(RTを小さくした場合)には、同時に最大出力電圧も
小さくなり、大きな入力電力に対し歪が増加する。
本発明の利得制御増幅回路は、等価電流源を共有する1
組のトランジスタとそれぞれの負荷抵抗を有する差動型
増幅回路の、これ等負荷抵抗とトランジスタとの接続部
A,B間に、固定抵抗と可変抵抗素子が直列に接続され
た複合抵抗素子がそれぞれの固定抵抗の他端が異なる接
続部A,Bに接続される向きに接続され、これら複合抵
抗素子内の固定抵抗と可変抵抗素子の接続部を2つの出
力端子とを持つように構成されている。
組のトランジスタとそれぞれの負荷抵抗を有する差動型
増幅回路の、これ等負荷抵抗とトランジスタとの接続部
A,B間に、固定抵抗と可変抵抗素子が直列に接続され
た複合抵抗素子がそれぞれの固定抵抗の他端が異なる接
続部A,Bに接続される向きに接続され、これら複合抵
抗素子内の固定抵抗と可変抵抗素子の接続部を2つの出
力端子とを持つように構成されている。
次に、本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す等価回路である。等価
電流源33と1組のトランジスタ36,37と1組の負
荷抵抗38,39を持つ差動型増幅回路の負荷抵抗3
8,39の両端に、固定抵抗11と可変抵抗12が直列
に接続された1組の抵抗体13,14が、固定抵抗が各
々異なる負荷抵抗と接続されるよう逆向きに接続され、
これら1組の抵抗体13,14の固定抵抗11と可変抵
抗12の接続部を、それぞれ出力端子41,42とする
増幅回路である。
電流源33と1組のトランジスタ36,37と1組の負
荷抵抗38,39を持つ差動型増幅回路の負荷抵抗3
8,39の両端に、固定抵抗11と可変抵抗12が直列
に接続された1組の抵抗体13,14が、固定抵抗が各
々異なる負荷抵抗と接続されるよう逆向きに接続され、
これら1組の抵抗体13,14の固定抵抗11と可変抵
抗12の接続部を、それぞれ出力端子41,42とする
増幅回路である。
本実施例の利得制御動作は以下の様に得られる。可変抵
抗12の抵抗値4R12を零とした時、出力端子41,4
2の電圧は負荷抵抗38,39の両端の電圧となり最大
の出力電圧が得られる。この時、固定抵抗11の抵抗値
を4RF,負荷抵抗値を同じくRLとすると総合の負荷抵
抗値RTは、それぞれトランジスタに対し、RLRF/
(RL+RF)となっている。RFをRLに対しある程度大
きく設定した場合RTはRLにほぼ等しく出来る。
抗12の抵抗値4R12を零とした時、出力端子41,4
2の電圧は負荷抵抗38,39の両端の電圧となり最大
の出力電圧が得られる。この時、固定抵抗11の抵抗値
を4RF,負荷抵抗値を同じくRLとすると総合の負荷抵
抗値RTは、それぞれトランジスタに対し、RLRF/
(RL+RF)となっている。RFをRLに対しある程度大
きく設定した場合RTはRLにほぼ等しく出来る。
次に、可変抵抗12の抵抗値4R12を大きくして来る
と、出力端子41,42の間の電圧は次第に小さくな
り、R12がRFと等しくなった時には、出力端子41,
42の電位は、負荷抵抗38,39の両端の電位の中点
にあり、両方等しくなる。従って、出力端子間の電圧は
零となり、増幅回路の利得は零となる。この時の総合負
荷抵抗RTはRL(RF+R12)/(RL+RF+R12)で
あり、RFとR12の値が等しいので2RLRF/(RL+2
RF)となる。従って、利得最小の場合の方が前述の利
得最大の場合のRTよりやや大きくなり、最大出力電圧
を小さくすることなく利得を制御することが出来る。従
って、利得制御を行なって利得を下げた時に、大きな入
力電圧に対しても出力歪を最小限に抑えることが可能で
ある。
と、出力端子41,42の間の電圧は次第に小さくな
り、R12がRFと等しくなった時には、出力端子41,
42の電位は、負荷抵抗38,39の両端の電位の中点
にあり、両方等しくなる。従って、出力端子間の電圧は
零となり、増幅回路の利得は零となる。この時の総合負
荷抵抗RTはRL(RF+R12)/(RL+RF+R12)で
あり、RFとR12の値が等しいので2RLRF/(RL+2
RF)となる。従って、利得最小の場合の方が前述の利
得最大の場合のRTよりやや大きくなり、最大出力電圧
を小さくすることなく利得を制御することが出来る。従
って、利得制御を行なって利得を下げた時に、大きな入
力電圧に対しても出力歪を最小限に抑えることが可能で
ある。
第2図は、本発明の他の実施例を示す等価回路で、第1
図の実施例の可変抵抗12を、固定抵抗21と利得制御
トランジスタ22で置き換えた回路であり、トランジス
タ22のオフ抵抗値(最大抵抗値)と固定抵抗21の抵
抗値の並列接続抵抗値が、他の固定抵抗11の値と等し
くなる様に選択することにより、出力電力最低の条件が
得られる。トランジスタ22の抵抗値は、コントロール
端子23の電圧を変化させることにより、数Ωから数10
KΩ程度まで可変出来る。本実施例は固定抵抗とトラン
ジスタのみで構成されているため、IC化に適してお
り、また自動利得制御回路に適用することもできる。
図の実施例の可変抵抗12を、固定抵抗21と利得制御
トランジスタ22で置き換えた回路であり、トランジス
タ22のオフ抵抗値(最大抵抗値)と固定抵抗21の抵
抗値の並列接続抵抗値が、他の固定抵抗11の値と等し
くなる様に選択することにより、出力電力最低の条件が
得られる。トランジスタ22の抵抗値は、コントロール
端子23の電圧を変化させることにより、数Ωから数10
KΩ程度まで可変出来る。本実施例は固定抵抗とトラン
ジスタのみで構成されているため、IC化に適してお
り、また自動利得制御回路に適用することもできる。
以上説明したように、本発明は差動型増幅回路の負荷抵
抗部分を実施例に示す如き回路構成を取ることにより、
利得制御増幅回路の歪を小さく抑える効果がある。
抗部分を実施例に示す如き回路構成を取ることにより、
利得制御増幅回路の歪を小さく抑える効果がある。
第1図は本発明の一実施例を示す回路図、第2図は本発
明の他の実施例を示す回路図、第3図は従来の実施例を
示す回路図である。 11……固定抵抗、12……可変抵抗、21……固定抵
抗、22……利得制御トランジスタ、23……コントロ
ール端子、31……電流源トランジスタ、32……バラ
ツキ吸収抵抗、33……等価電流源、34,35……1
組のトランジスタ、36,37……入力端子、38,3
9……負荷抵抗、41,42……出力端子、43……可
変抵抗。
明の他の実施例を示す回路図、第3図は従来の実施例を
示す回路図である。 11……固定抵抗、12……可変抵抗、21……固定抵
抗、22……利得制御トランジスタ、23……コントロ
ール端子、31……電流源トランジスタ、32……バラ
ツキ吸収抵抗、33……等価電流源、34,35……1
組のトランジスタ、36,37……入力端子、38,3
9……負荷抵抗、41,42……出力端子、43……可
変抵抗。
Claims (1)
- 【請求項1】等価電流源を共有する1組のトランジスタ
とそれぞれの負荷抵抗を有する差動型増幅回路の、これ
等負荷抵抗とトランジスタとの接続部間に、固定抵抗と
可変抵抗素子が直列に接続された複合抵抗素子がそれぞ
れの固定抵抗の他端が前記接続部の異なるものに接続さ
れる向きに接続され、これら複合抵抗素子内の固定抵抗
と可変抵抗素子との接続点を出力端子としたことを特徴
とする利得制御増幅回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13850987A JPH065808B2 (ja) | 1987-06-01 | 1987-06-01 | 利得制御増幅回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13850987A JPH065808B2 (ja) | 1987-06-01 | 1987-06-01 | 利得制御増幅回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63301607A JPS63301607A (ja) | 1988-12-08 |
JPH065808B2 true JPH065808B2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=15223800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13850987A Expired - Lifetime JPH065808B2 (ja) | 1987-06-01 | 1987-06-01 | 利得制御増幅回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH065808B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002368558A (ja) * | 2001-06-04 | 2002-12-20 | Asahi Kasei Microsystems Kk | 掛け算器 |
-
1987
- 1987-06-01 JP JP13850987A patent/JPH065808B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63301607A (ja) | 1988-12-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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