JPH0418251Y2 - - Google Patents

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JPH0418251Y2
JPH0418251Y2 JP1986003382U JP338286U JPH0418251Y2 JP H0418251 Y2 JPH0418251 Y2 JP H0418251Y2 JP 1986003382 U JP1986003382 U JP 1986003382U JP 338286 U JP338286 U JP 338286U JP H0418251 Y2 JPH0418251 Y2 JP H0418251Y2
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amplifier circuit
differential amplifier
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、ラジオ受信機のIF(中間周波)増幅
回路の利得を制御するに好適な利得制御回路に関
するもので、特にIC(集積回路)に適した利得制
御回路を提供せんとするものである。 (ロ) 従来の技術 昭和53年6月1日付で発行された「アナログ集
積回路」第152頁第5,1図には、基本的な差動
増幅回路が記載されている。前記差動増幅回路を
ラジオ受信機の利得制御型IF増幅回路として使
用し、それをIC内に集積化する場合、第2図に
示す如き構成としなければならない。第2図にお
いて、入力端子1に印加されるIF信号は、エミ
ツタが共通接続された第1及び第2トランジスタ
2及び3から成る差動増幅回路で増幅され、出
力トランジスタ5を介して出力端子6に導出され
る。その時、前記第1及び第2トランジスタ2及
び3の共通エミツタに接続された電流源抵抗7の
値を変化させれば、前記第1及び第2トランジス
タ2及び3のエミツタ電流が変化し、差動増幅回
の利得が変化する。前記差動増幅回路の利
得Gは、前記電流源抵抗7に流れる電流I0に応じ
て G=q/4kTRLI0 ……(1) ただし、qは電子の電荷、kはボルツマン定
数Tは絶対温度、RLは負荷抵抗8の抵抗値 となる。従つて、前記電流源抵抗7の値を変更
し、前記電流源抵抗7に流れる電流I0を制御すれ
ば、差動増幅回路の利得制御を行うことが出来
る。 (ハ) 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、第2図の増幅回路は、集積化す
る際に外付ピンの数が多くなるという問題があ
る。すなわち、集積化に際し、入力ピン1、出力
ピン6、及び電源ピン9の他に、第1及び第2ト
ランジスタ2及び3のベースバイアス源10の一
端を交流的に接地するコンデンサ11が接続され
る第1外付ピン12及び電流源抵抗7が接続され
る第2外付ピン13を必要とするので、特に第2
図の如き増幅回路を複数個内蔵するIF増幅回路
ICにおいては、外付ピン数が多くなりIC化に不
適当であるという問題があつた。 (ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、上述の点に鑑み成されたもので、差
動増幅回路を構成する第1及び第2トランジスタ
にベースバイアスを供給する第1電流反転回路
と、該第1電流反転回路の出力電流を前記差動増
幅回路に供給する第2電流反転回路と、前記第1
電流反転回路に流れる電流を制御する為の信号を
発生する手段とを備える点を特徴とする。 (ホ) 作用 本考案に依れば、利得制御信号に応じて第1電
流反転回路の出力電流を制御することが出来、前
記出力電流に応じて第2電流反転回路から発生す
る電流を差動増幅回路に印加することにより、前
記差動増幅回路の動作電流を変化させ利得制御を
行うことが出来る。また、前記第1及び第2電流
反転回路を上述の如く接続することにより、IC
化に際して利得制御信号を発生する為の手段を、
差動増幅回路のベースバイアス接地用コンデンサ
を接続する為の外付ピンに共通接続することが可
能になる。 (ヘ) 実施例 第1図は、本考案の一実施例を示す回路図で、
14はIF信号が印加される入力端子、15はエ
ミツタが共通接続された第1及び第2トランジス
タ16及び17と該第1及び第2トランジスタ1
6及び17の共通エミツタに接続された電流源ト
ランジスタ18とを備え、前記IF信号を増幅す
る差動増幅回路、19は該差動増幅回路15の出
力信号を取り出す出力トランジスタ20のエミツ
タに接続された出力端子、21は第3乃至第5ト
ランジスタ22乃至24から成り、前記第3トラ
ンジスタ22に流れる電流に応じたバイアス電圧
を差動増幅回路15に印加する第1電流反転回
路、25は前記第5トランジスタ24のコレクタ
電流を反転して電流源トランジスタ18のエミツ
タ抵抗26に流す第2電流反転回路、27は前記
第5トランジスタ24のエミツタを交流的に接地
するコンデンサ、及び28は利得制御信号を発生
する可変抵抗である。 次に動作を説明する。第1電流反転回路21
構成する第3トランジスタ22のコレクタ・ベー
ス間には、第4トランジスタ23のベース・エミ
ツタ路が接続されている為、前記第3トランジス
タ22のコレクタ電流は、第1及び第2バイアス
抵抗29及び30に応じたものとなる。しかし
て、第5トランジスタ24は第3トランジスタ2
2に電流ミラー関係に接続されているので、前記
第5トランジスタ24のコレクタ電流は前記第2
バイアス抵抗30と可変抵抗28との比に応じて
決まり、例えば両抵抗30及び28の値が等しい
場合第3及び第5トランジスタ22及び24のコ
レクタ電流は等しいものになる。しかして、前記
第5トランジスタ24のエミツタに得られる電圧
は、第3トランジスタ22のベースエミツタ間電
圧と第5トランジスタ24のベースエミツタ感電
圧が等しいので、第3トランジスタ22のエミツ
タ電圧と常に等しくなり、差動増幅回路15を構
成する第1及び第2トランジスタ16及び17の
ベースにバイアス電圧として供給することができ
る。その場合、可変抵抗28の値を変えても第5
トランジスタ24のコレクタ電流が変化するだけ
で、そのエミツタ電圧は変化しないので、安定な
バイアス電圧の供給を行うことが出来る。 前記第5トランジスタ24のコレクタ電流は、
第2電流反転回路25で反転された後差動増幅回
路15の電流源トランジスタ18のエミツタに接
続されたエミツタ抵抗26に供給される。前記エ
ミツタ抵抗26に流れる電流は一定である為、前
記第2電流反転回路25から電流が供給される
と、電流源トランジスタ18のコレクタ電流が減
少し、前記第(1)式と同様の計算により差動増幅回
15の利得が減少する。例えば初期状態におい
て、第2バイアス抵抗30の値と可変抵抗28の
値とを等しく設定すれば、第3及び第5トランジ
スタ22及び24のコレクタ電流が等しくI1にな
り、該電流I1が第2電流反転回路25で反転され
た後エミツタ抵抗26に供給されるので、電流源
トランジスタ18のコレクタ電流はI0−I1とな
る。その状態で可変抵抗28の値を小にすると、
第5トランジスタ24のコレクタ電流はI1+ΔI1
に増大し、第2電流反転回路25の出力電流も増
大するので、電流源トランジスタ18のコレクタ
電流がI0−(I1+ΔI1)に減少し、差動増幅回路
5の利得が減少する。逆に、可変抵抗28の値を
大にすれば、第5トランジスタ24のコレクタ電
流がI1−ΔI1に減少し、電流源トランジスタ18
のコレクタ電流がI0−(I1−ΔI1)に増大し、差動
増幅回路15の利得が上昇する。従つて、第1図
の増幅回路を用いれば、可変抵抗28の値を変化
させることにより差動増幅回路15の利得を制御
することが出来る。 第1図の増幅回路の場合、第1電流反転回路
1を構成する第5トランジスタ24のエミツタ電
圧が差動増幅回路15のバイアス電圧として用い
られ、前記第5トランジスタ24のエミツタに接
続された可変抵抗28の値を変化させることによ
り前記差動増幅回路15の利得制御を行うことが
出来る。その為、交流除去用のコンデンサ27及
び利得制御用の可変抵抗28は共に前記第5トラ
ンジスタ24のエミツタに接続されることにな
り、第1図の増幅回路を集積化した際の外付ピン
31を前記コンデンサ27と可変抵抗28とで共
用することが出来る。従つて、第1図の如き回路
構成とすれば、ICの外付ピン数の削減を計るこ
とが出来る。 第3図は、本考案を多段縦続接続型のIF増幅
器に利用した場合を示す回路図で、32は第1IF
増幅回路、33は段間結合コンデンサ、34は第
2IF増幅回路、35は終段IF増幅回路、及び36
は第2電流反転回路である。尚、前記第2電流反
転回路36は、ダイオード接続型の第6トランジ
スタ37と該第6トランジスタ37に電流ミラー
接続された第7、第8及び第nトランジスタ3
8,39及び40とにより構成され、前記第6ト
ランジスタ37のコレクタには、第1図の第5ト
ランジスタ24のコレクタが接続される。第3図
の場合、第6トランジスタ37のコレクタ電流に
応じた電流が第7、第8及び第nトランジスタ3
8,39及び40から対応する第1、第2及び第
nIF増幅回路32,34及び35に供給されるの
で、前記第1、第2及び第nIF増幅回路32,3
4及び35の利得を同時に制御することが出来
る。従つて、n個の利得制御用外付ピンの削減を
計ることが出来る。また、外付ピン数の削減によ
り、外付アース線の引廻しが少くなり、高利得の
IF増幅器の場合でもアース線を介する帰還が低
減され、かつアース線のインピーダンスが低下す
るので、回路の安定度を向上させることが出来
る。 (ト) 考案の効果 以上述べた如く、本考案に依れば、差動増幅回
路の利得を簡単に可変することが出来るので、入
力端にフイルタが接続されるIF増幅回路に適用
した場合、フイルタとの整合を取り易いという利
点が得られるとともに、ダイバーシテイ受信を行
う際2系統のIF増幅回路の利得を簡単に整合さ
せることが出来る。また、利得制御用の手段、例
えば可変抵抗を交流除去用のコンデンサと同一の
外付ピンに接続することが出来るので、利得を可
変出来ない増幅回路と同等の外付ピン数を持つた
IC内に集積化することが出来る。更に、本考案
を複数の縦続接続された増幅回路に適用すれば、
大巾な外付ピン数の削減が計れるとともに、回路
の安定度を向上出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す回路図、第
2図は従来の差動増幅回路を示す回路図及び第3
図は本考案の応用例を示す回路図である。 15……差動増幅回路、21……第1電流反転
回路、24……第5トランジスタ、25……第2
電流反転回路、27……コンデンサ、28……可
変抵抗、31……外付ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エミツタが共通接続された第1及び第2トラン
    ジスタと該第1及び第2トランジスタの共通エミ
    ツタに接続された電流源トランジスタとから成る
    差動増幅回路の利得を制御する為の利得制御回路
    であつて、基準電流を流す第3トランジスタと該
    第3トランジスタに電流ミラー接続された第4ト
    ランジスタとを含み前記差動増幅回路のベースバ
    イアス電圧を供給する第1電流ミラー回路と、前
    記第4トランジスタのコレクタ電流を反転して前
    記差動増幅回路に供給し前記差動増幅回路の利得
    を制御する第2電流ミラー回路とからなり、利得
    制御信号を前記第1電流ミラー回路の第4トラン
    ジスタのエミツタに印加することによりそのコレ
    クタ電流を変化させ、それに応じて第2電流ミラ
    ー回路の出力電流及び電流源トランジスタのエミ
    ツタ電流を変化させ、利得制御を行うようにした
    ことを特徴とする利得制御回路。
JP1986003382U 1986-01-14 1986-01-14 Expired JPH0418251Y2 (ja)

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JPS62117825U JPS62117825U (ja) 1987-07-27
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5412245A (en) * 1977-06-28 1979-01-29 Nippon Gakki Seizo Kk Variable gain circuit

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5412245A (en) * 1977-06-28 1979-01-29 Nippon Gakki Seizo Kk Variable gain circuit

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JPS62117825U (ja) 1987-07-27

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