JPH0657904U - 人工芝生舗装タイル - Google Patents

人工芝生舗装タイル

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JPH0657904U
JPH0657904U JP70093U JP70093U JPH0657904U JP H0657904 U JPH0657904 U JP H0657904U JP 70093 U JP70093 U JP 70093U JP 70093 U JP70093 U JP 70093U JP H0657904 U JPH0657904 U JP H0657904U
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浩 藤田
潔 大野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビルの屋上や屋外展示場などに敷く。 【構成】 透水係数が、少なくとも0.1cm/sec
である無機多孔質焼成タイルと透水性の人工芝生布とを
積層してなり、かつ、表面積が0.01〜1m2であ
る。素材にポリオレフィン系重合体を使用し、ダブルラ
ッシェル編機を用いて編成した編物を、センターでスラ
イスカットした人工芝生布が好ましい。乾燥性、排水性
に優れ、外観、歩行感触がよい。断熱性があってハイヒ
ールの音などは階下に響かない。ピースになっているの
で殆ど現場施工を必要とせず、保全が容易で経済的であ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ビルの屋上や屋外展示場などに敷く舗装タイルに関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
最近、従来はコンクリートの地肌をむき出しにしたまま殺風景に放置されて いたビルの屋上などを人工芝生で舗装して、軽い運動や憩いの場所を提供しよう という試みがなされている。このほかにも、植物を生育することができないコン クリートやアスファルト面に人工芝生を舗装して景観の改善を試みる例も増えて いる。従来このようなケースでは、合成繊維のスリットヤーンとかモノフィラメ ントなどをタフティングまたはニッティングして加工した人工芝生布や、主にプ ールサイドなどの水に濡れやすい場所でで利用されている芝の部分と孔面積の大 きい基板とをプラスチックで一体に成形した透水性人工芝生タイルなどが使用さ れていた。しかし、前者の合成繊維の人工芝生布は、透水性が悪いので水溜まり ができやすく、後者のプラスチックス製の透水性人工芝生タイルは、外観と感触 に問題があった。
【0003】 そこで、この問題を解決するために、人工芝生布の基布に貫通孔を設けて透水 性をもたせるだけではなく、さらにその裏面に特殊な加工を施した透水性人工芝 生が数多く提供されるようになった。たとえば、特公昭51−45894号公報 に記載されている、人工芝生布のパイル糸の突起部分にクッション層を接着させ て透水性を維持した人工芝生、実公昭51−18558号公報にに記載されてい る、人工芝生布に排水孔を設けた硬質基板を接合し、その間にけん縮フィラメン トを充填した人工芝生、実公昭54−34077号公報に記載されている、人工 芝生布を樹脂でバッキングして貫通孔を設け、さらに立体網状体を貼付した人工 芝生、実公昭59−17924号公報に記載されている、人工芝生布の裏面に互 いに平行に並べた多数の条板を結着した透水性敷物、さらに、実公昭63−40 494号公報に記載されている、人工芝生布の裏面に、通水のための空隙部と非 空隙部とを有するクッション層を熱融着した人工芝生などがあげられる。
【0004】 一方、既存のビルなどでは、大規模な工事を必要としないで省エネルギーのた めにビルの屋上の断熱性を強化することが望まれている。しかし、このような工 事は、往々にして施工後の外観を損なうものであり、また、簡易な施工方法では 、ハイヒールなどを履いて歩きまわると、断熱材が損傷する恐れがあった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
前記の発明や考案によって人工芝生の透水性はかなり改善された。しかし、 屋上を舗装する場合などを考慮すると、透水性や排水性に加えて外観と歩行感触 に優れていること、容易な施工方法で床面に固定することが可能なこと、断熱性 があって、ハイヒールの音などが階下に響かないものであることが好ましい。本 考案は、このような課題を解決するべく研究、試作の結果、完成されたものであ る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、透水係数が、少なくとも0.1cm/secである無機多孔質焼 成タイルと透水性の人工芝生布とを積層してなり、かつ、表面積が0.01〜1 m2 の人工芝生舗装タイルを提供する。なかでも、前記の人工芝生布がポリオレ フィン系重合体からなることを特徴とする透水性人工芝生、さらには、前記の人 工芝生布が、ダブルラッシェル編機を用いて編成した編物を、センターでスライ スカットした人工芝生布が好ましい。なお、本考案にいう透水係数は、JIS A1218に記載の定水位透水試験法にもとづいて測定した値である。
【0007】
【実施態様例】
本考案の人工芝生舗装タイルについて、実施態様例を示す図面を参照しつつ 具体的に説明する。図1は、本考案の人工芝生舗装タイルの一実施態様例を示す 分解斜視図である。図2は、床面に敷いた本考案に係る人工芝生舗装タイルの他 の一実施態様例の断面図である。本考案の人工芝生舗装タイルは、表層部を形成 する透水性の人工芝生布1とその裏面に積層して接合された無機多孔質焼成タイ ル2とから構成されている。
【0008】 まず、透水性の人工芝生布1について説明する。本考案において人工芝生布1 は、芝に相当する部分3とこれを固定する基布4とからなり、人工的に芝本体を 形成し、芝としての感触と外観を付与する作用を有する。人工芝生布1は、通常 、タフティングまたはニッティングで製造される。タフティングで製造された場 合、基布4と芝3は別異の構成になり、ニッティングで製造される場合には両者 は通常一体に編成される。たとえば、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのスプ リットヤーン、ポリエステルフィラメントなどを用いた平織物、編物などの基布 4に、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデンなどのスプリットヤー ンやモノフィラメントのカットパイルを植込んで所定の長さにカットし、ゴムま たは合成樹脂などのバッキング材で裏打ちし、透水孔を開けた透水性の人工芝生 布や、裏面のパイル糸の突起部分のみにバッキング材を塗布しその他の部分の透 水性を確保した透水性の人工芝生布などがあげられる。本考案に使用される人工 芝生布1は、雨量や散水量に適応した素早い透水機能を有するものが好ましい。
【0009】 このような好ましい人工芝生布1の具体例として、ダブルラッシェル編機を用 いて編成した編物を、センターでスライスカットして製造した人工芝生布があげ られる。相応の透水性を確保するためには、3〜6ゲージ/インチ、4〜7コー ス/インチの範囲のものが好適である。通常、この編物には使用する糸条は、総 繊度が2000〜7000デニールのものを使用するとよい。
【0010】 人工芝生布1に使用する素材は、乾燥を早めるために、吸水率および固体表面 張力がともに小さいことが好ましい。このような素材としてポリオレフィン系、 なかでもポリプロピレン、とくにプロピレンとエチレン共重合体が好ましく用い られる。ポリプロピレン単体では、風合が堅すぎることがあるが、エチレンを共 重合するれば、より好適な人工芝生布にすることができる。プロピレン−エチレ ン共重合体のプロピレン:エチレンの共重合比は、90:10〜50:50の範 囲が好ましい。
【0011】 つぎに、無機多孔質焼成タイル2について説明する。従来の透水性人工芝生で は、人工芝生布自体または人工芝生布の裏面に張付けたクッション材などのため 、水を人工芝生の表面から裏面に透過させても、その排水路が十分に確保されず 、水はけ不良の原因になっていた。また人工芝生が薄いので裏面側に僅かの水溜 まりができても、すぐに表面まで水浸しになっていた。本考案の透水性人工芝生 に使用する無機多孔質焼成タイル2は、人工芝生布2を透過した水の排水性を向 上し、人工芝生布2が容易に水溜まりに水没するのを防ぐ作用を有する。
【0012】 本考案に使用する無機多孔質焼成タイル2は、通常、数平均粒径が0.3〜1 0mm程度の、好ましくは1〜5mmの、たとえば磁器質タイル破砕物をバイン ダ質素材と混練し、成形後、高温度で焼成して製造される。使用するタイルは、 透水係数が、少なくとも0.1cm/secである必要がある。この量は、通常 の雨量や散水量に対応するべく検討の結果明らかになった。また、無機多孔質焼 成タイル2は、粒径が1〜2mmの層と2〜5mmの層との2層から構成されて いる無機多孔質焼成タイル2が好ましい。目の細かい層を人工芝生布を通過した 水の透水層として、目の粗い層においては透過した水の排水層としての作用をも たせることができるからである。このような無機多孔質焼成タイルは、市販の多 孔質タイルの中から選択することもできる。無機多孔質焼成タイルの厚さは、3 0〜150mm程度が強度および扱い易さの点で便利である。さらに排水性を高 めるために無機多孔質焼成タイル2の底面に図2に示されるような排水溝6を設 けるてもよい。8は床面である。
【0013】 無機多孔質焼成タイル2と人工芝生布1とは、接着剤や両面接着テープなど5 で接合する。この場合、接着剤や両面接着テープなど5が人工芝生舗装タイル全 面にわたって透水性を阻害することのないように考慮する必要がある。また、プ ラスチックネイル、またはプラスチック製ホックで固定してもよい。
【0014】 本考案の人工芝生舗装タイルの平面形状は、現場での施工を少なくするために 予めタイル状に形成しておく。一般的には正四角形であるが、これに限られず、 長方形、六角形などでもよい。大きさは表面積を0.01〜1m2 の範囲とし、 使用目的に応じて扱いやすく施工しやすい寸法にする。通常は、一辺が30〜7 0cm程度である。
【0015】 本考案の人工芝生舗装タイルは、平坦面であれば、通常、側面を平面にし隣り 合う人工芝生舗装タイル同志を密着して敷き詰めるだけで、とくに床面に固定し なくとも雨風によって問題を生じることがない。しかし、隣り合う人工芝生舗装 タイルの側面を相互に接着剤や両面接着テープなどで簡単に接合しておくと長期 の使用にも人工芝生舗装タイルがずれることがなく好ましい。また、隣り合う人 工芝生舗装タイルの側面と相互に嵌合するように適当な凹凸を設けて、ずれを防 止することもできる。図2には、側面にあり溝7を設けた例を示した。
【0016】
【考案の効果】
本考案に係る人工芝生舗装タイルにおいては、構成要素である人工芝生布が 主に人工芝生舗装タイルの表面にすぐれた感触、外観と透水性を、無機多孔質焼 成タイルが主に基材部分の透水性、排水性および断熱性を、かつ、その大きさと 形状とが主に施工を容易ならしめている。
【0017】 さらに、人工芝生布は、また無機多孔質焼成タイルを保護する効果をも有し、 無機多孔質焼成タイルとの併用によって、歩行感触を柔らかくし、ハイヒールの 音などが階下に響くことを防止している。人工芝生布の素材にポリオレフィン系 重合体を用いれば、芝生部分に水が吸収されることがなく、雨後の乾燥が早くな り、共重合比率を調整して、目的に応じた腰の強さとしなやかさを付与すること ができる。また、人工芝生布にラッシェル編物を採用すると、基布を必要とせず 、プレート部に接合する部分が空隙の多い編目構造になるので、さらに透水性が 向上し、乾きが早くなる。無機多孔質焼成タイルを二層構造にしたり底部の形状 を工夫することによって、排水性を高めることも可能になった。本考案の人工芝 生舗装タイルは、現場施工の手間が少なく、予め適当な大きさと形状のピースに 形成するので、施工が容易な上、長期間に亘って位置がずれないような形状を適 宜採用することができる。汚れたり損傷した部分だけを交換することが可能にな って保全に有利、かつ経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の人工芝生舗装タイルの一例を示す分
解斜視図。
【図2】 床面に敷いた本考案に係る人工芝生舗装タイ
ルの他の一実施態様例の断面図。
【符号の説明】
1:人工芝生布 2:無機多孔質焼成タイル 3:
芝に相当する部分 4:基布 5:接着剤または両
面接着テープ 6:排水溝 7:あり溝 8:床面

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】透水係数が、少なくとも0.1cm/se
    cである無機多孔質焼成タイルと透水性の人工芝生布と
    を積層してなり、かつ、表面積が0.01〜1m2 の人
    工芝生舗装タイル。
  2. 【請求項2】前記の人工芝生布がポリオレフィン系重合
    体からなる、ことを特徴とする請求項1に記載の人工芝
    生舗装タイル。
  3. 【請求項3】前記の人工芝生布が、ダブルラッシェル編
    機を用いて編成した編物をセンターでスライスカットし
    た人工芝生布である、ことを特徴とする請求項1または
    2に記載の人工芝生舗装タイル。
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