JPH0657581U - ロボットハンド - Google Patents

ロボットハンド

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Publication number
JPH0657581U
JPH0657581U JP116193U JP116193U JPH0657581U JP H0657581 U JPH0657581 U JP H0657581U JP 116193 U JP116193 U JP 116193U JP 116193 U JP116193 U JP 116193U JP H0657581 U JPH0657581 U JP H0657581U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
finger
hand
work
robot
fingers
Prior art date
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Pending
Application number
JP116193U
Other languages
English (en)
Inventor
好夫 宮園
雅行 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Original Assignee
Meidensha Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp filed Critical Meidensha Corp
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Publication of JPH0657581U publication Critical patent/JPH0657581U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークの把持だけでなく引っかけや突き崩し
もできるロボットハンドを提供する。 【構成】 ハンド本体12における突出部12aには指
13の中間部が回動自在に結合され、指13の基端部は
開閉用シリンダ15のロッド15aに回転自在に結合さ
れる。スライドユニット16を介して移動台17が指1
3の長さ方向へ移動自在に設けられ、ハンド本体12に
固定された押出用シリンダ18のロッド18aに移動台
17の左端が結合される。移動台17には指19の中間
部が回動自在に結合され指19の基端部は開閉用シリン
ダ21のロッド21aに回転自在に結合される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ロボットハンドに関し、ワークの把持だけでなくワークの引っかけ や突き崩しもできるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
人間が作業をすることが安全上あるいは健康上等の理由から困難な環境下では 、ロボットが用いられる。人に代わって作業を行う作業用のロボットとして、例 えば鋳造工場において、溶金を鋳型に注入して硬化した後に鋳型から鋳物を取り 出すためのロボットがある。
【0003】 かかるロボットに取り付けるロボットハンドとしては、図3に示すように物を 把持する機能を有するものが用いられる。図中、1はロボット、2はアーム、3 はハンドであり、ハンド3は図に矢印で示すように開閉可能な一対の指4a,4 bを有する。これらの指4a,4bは図示しない油圧シリンダにより駆動され、 油圧シリンダはパイプを介して油圧供給手段に接続される。
【0004】 鋳型内に溶金を注入して硬化した後に指4a,4bにより鋳型を挟んで壊し、 鋳型から鋳物を取り出している。そして、取り出した鋳物を把持して図3に示す ように一ケ所に積み上げている。その後にこれらの絡み合った鋳物はロボットで 個々に分けて養生へと回される。ここで、5は製品となる部分、6は湯道である 。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、大きなワークの把持については問題ないが、ロボットが小さなワー クの仕分け等の細かい作業をするには困難な面がある。小さなワークの仕分け作 業にはロボットの小型化,軽量化,高速化が要求され、ワークを把持するだけで なく、仕分けのために引っかけたりすることが必要である。一方、引っかけのた めの爪を別個にハンドに取り付けるとハンドが大型化する。
【0006】 また、作業の種類に応じて異なるハンドを用意することも考えられる。例えば 、図4(a)に示すような突き崩し用の棒状のハンド3や、図4(b)に示すよ うな引っかけ用のフックを有するハンド3や、図4(c)に示すような把持用の 爪を有するハンド3や、ゲートペッカー取付治具7を有するハンド3等を設けて ATC(オートツールチェンジャー)によりハンドを自動交換することが考えら れる。ここで、3aはフランジである。しかし、ハンドの交換に要する時間中は ロボットが作業をできないだけでなく、使用するロボットのハンド分だけツール ホルダーが必要であり、更にハンド駆動用のエアやケーブルあるいはセンサ用の 信号線をハンドの着脱部でコネクタ等により接続しなければならず、面倒である 。
【0007】 そこで本考案は、かかる課題を解決したロボットハンドを提供することを目的 とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本考案の構成は、一対の指を、一対の指のうちの 少なくとも一方の基端部が回転駆動可能な状態でハンド本体に設けたロボットハ ンドにおいて、一対の指の一方を、他方の指に対して接近・離反可能に構成した ことを特徴とし、あるいは特に一方の指が他方の指に対して略平行に移動するこ とにより、一方の指が他方の指よりも突出して引っかけ指等となるようにしたこ とを特徴とし、あるいはこれに代えて、一方の指が他方の指から離れる方向へ略 回転移動することにより、結果として他方の指のみがハンド本体から突出して引 っかけ指等となるようにしたことを特徴とする。
【0009】
【作用】
請求項1,2にかかる考案では、ワークを把持する場合に一対の指のうちの少 なくとも一方を閉じることにより把持する。次に、ワークを引っかけたり突き崩 したりするには一方の指を他方の指に沿って平行移動させる。このようにして一 方の指を他方の指よりも突出させた状態でハンドの全体を動かせば、一方の指で ワークを引っかけたりあるいは押し崩したりすることができる。
【0010】 請求項1,3にかかる考案では、ワークを引っかけたり突き崩したりするため に一方の指を回転移動させて逃し、これにより他方の指のみがハンド本体から突 出した状態にする。このように他方の指のみをハンド本体から突出させた状態で ハンド全体を動かせば、ワークを引っかけたりあるいはワークを押し崩したりす ることができる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。
【0012】 (a)実施例1 本考案によるロボットハンドの実施例1の構成を図1に示す。この実施例は一 方の指が他方の指に対して略平行に移動することにより、一方の指が引っかけ指 等となるようにしたものである。ロボットにおけるフランジ3aにベース11が 結合されており、ベース11にコの字形のハンド本体12が複数のボルト22と ナット23とを介して連結されている。ボルト22はベース11,ハンド本体1 2に対して相対的に移動自在であり、ベース11とハンド本体12との間には衝 撃吸収用のバネ24が介装されている。なお、バネに代えてダンパを用いてもよ い。ハンド本体12における図中の上部の右端には下方へ突出する突出部12a が形成され、突出部12aには指13の中間部がピン14を介して回動自在に結 合される。指13の基端部はハンド本体12の下部の上面に軸芯が上下方向とな るように結合された開閉用シリンダ15のロッド15aに回動自在に結合される 。もう一方の指を支持するためにスライドユニット16を介してL字形の移動台 17が指13の長さ方向へ移動自在に設けられ、ハンド本体12の左側の内面に 固定された押出用シリンダ18のロッド18aに移動台17の左端が結合される 。移動台17の下方へ突出する部分には指19の中間部がピン20を介して回動 自在に結合される。指19の基端部は移動台17の下面に軸芯が上下方向となる ように結合された開閉用シリンダ21のロッド21aに回動自在に結合される。 夫々の指13,19の先端には着脱自在に爪25,26が取り付けられている。 このほか、指13,19に外力が加わって過負荷になったことを検出するための 過負荷検出手段27が設けられる。ベース11とハンド本体12との対向面には ベース11に凹部11aが形成される一方、ハンド本体12には凸部12bが形 成される。凹部11aには凸部12bによって押圧されるリミットスイッチ28 が固定される一方、ロボットを操作するオペレータの近傍には過負荷表示ランプ 29が設けられると共にこれらのランプ29とリミットスイッチ28とが電池3 0を介して接続されている。
【0013】 次に、かかるロボットハンドの作用を説明する。ワークを把持する場合は開閉 用シリンダ15,21のうちの少なくとも一方のロッド15a,21aを引き出 し、指13,19のうちの少なくとも一方を閉じることにより爪25,26でワ ークを把持する。次に、ワークを引っかけたり突き崩したりするには押出用シリ ンダ18のロッド18aを引き出して移動台17を図1中の右方へ指13に沿っ て平行移動させ二点鎖線で示す状態にする。このように指19を指13よりも突 出させた状態でハンド3の全体を動かせば、指19でワークを引っかけたりある いは押し崩したりすることができる。作業中にハンド本体12に大きな衝撃力が 加わった場合は、バネ24が衝撃を吸収し、衝撃力はベース11までは伝わらな い。したがって、ロボットの耐久性が向上する。ワークを引っかけたり圧し崩し たりしたときに大きな力がハンド本体12に加わると、凸部12bがリミットス イッチ28を押し、これによってランプ29が点灯するため、オペレータは過負 荷の状態を知ることができ、無理な重作業を強引に行うことによる過負荷の発生 が防止される。なお、過負荷検出手段を複数設け、過負荷となる力の加わる方向 を検出するようにすることもできる。
【0014】 (b)実施例2 本考案によるロボットハンドの実施例2の構成を図2に示す。この実施例は一 方の指が他方の指から離れる方向へ略回転移動することにより、他方の指が引っ かけ指等となるようにしたものである。図のようにフランジ3aにハンド本体3 5が結合されており、ハンド本体35の上部は右方へ伸びて指35aがハンド本 体35と一体的に形成されている。また、指35aから上方へ伸びる引っかけ用 のフック35bもハンド本体35と一体的に形成されている。指35aの下には 指35aと略平行に指36が配置されており、指36の基端部に一端がピン37 を介して回動自在に連結されたリンク38の他端と、一端がピン40を介して回 動自在に指36の中間部に連結されたリンク41の他端とが、駆動軸39,42 を介してハンド本体35の上部に回動自在に連結されている。指36の駆動手段 は2つあり、駆動軸39,42に夫々別個に連動連結されている。
【0015】 次に、かかるロボットハンドの作用を説明する。ワークを把持する場合は、リ ンク38を固定した状態で駆動軸42を中心としてリンク41を回動させること により、指36をピン37を中心に回動させて閉じ、指35aと指36とでワー クを把持する。次に、ワークを引っかけたり突き崩したりするには、リンク38 ,41を共に駆動軸39,42を中心として時計方向へ回動させることにより、 指36を回転移動させて指35aから離し、これにより図2(b)に示すように 指35aのみがハンド本体35から突出した状態にする。このように指35aを ハンド本体35から突出させた状態でハンド3の全体を動かせば、フック35b でワークを引っかけたりあるいは指35aでワークを押し崩したりすることがで きる。
【0016】
【考案の効果】
以上の説明からわかるように、本考案によるロボットハンドによれば、把持用 の指を引っかけ用あるいは突き崩し用の指として兼用するので、把持用の指を引 っかけ用の指等に交換する場合と異なって作業が中断せず、作業効率が良い。ま た、引っかけ用等として別個に指を設ける必要がなく、ロボットハンドが大型化 しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるロボットハンドの実施例1を示す
構成図。
【図2】本考案によるロボットハンドの実施例2を示す
構成図。
【図3】従来のロボットハンドの作用説明図。
【図4】ロボットハンドの種類を示す構成図。
【符号の説明】
3…ハンド 12,35…ハンド本体 13,19,35a,36…指 14,20…ピン 15,18,21…シリンダ 17…移動台 35b…フック 39,42…駆動軸

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の指を、一対の指のうちの少なくと
    も一方の基端部が回転駆動可能な状態でハンド本体に設
    けたロボットハンドにおいて、 一対の指の一方を、他方の指に対して接近・離反可能に
    構成したことを特徴とするロボットハンド。
  2. 【請求項2】 一方の指が他方の指に対して略平行に移
    動することにより、一方の指が他方の指よりも突出して
    引っかけ指等となるようにした請求項1に記載のロボッ
    トハンド。
  3. 【請求項3】 一方の指が他方の指から離れる方向へ略
    回転移動することにより、結果として他方の指のみがハ
    ンド本体から突出して引っかけ指等となるようにした請
    求項1に記載のロボットハンド。
JP116193U 1993-01-21 1993-01-21 ロボットハンド Pending JPH0657581U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018094704A (ja) * 2016-12-16 2018-06-21 ファナック株式会社 ロボットに取り付けられる把持装置
JP2020059111A (ja) * 2018-10-12 2020-04-16 トヨタ自動車株式会社 ロボットハンド
WO2023042338A1 (ja) * 2021-09-16 2023-03-23 ファナック株式会社 ロボットハンド

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