JPH0657100U - 巻線機の速度制御装置 - Google Patents

巻線機の速度制御装置

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JPH0657100U
JPH0657100U JP093751U JP9375192U JPH0657100U JP H0657100 U JPH0657100 U JP H0657100U JP 093751 U JP093751 U JP 093751U JP 9375192 U JP9375192 U JP 9375192U JP H0657100 U JPH0657100 U JP H0657100U
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tension
speed
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計司 吉村
照義 中武
操 斉木
嵩 相磯
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 フライヤ3に供給される電線Wを巻回したリ
ール5と、リール5に結合したリール駆動モータ51
と、リール駆動モータ51の速度および回転量を検出す
る回転検出器52と、リール駆動モータ51のトルクを
制御するトルク制御回路74とを備え、フライヤ3の休
止時に必要な最低張力を発生する最低トルクT0 と、フ
ライヤ3の回転時に作用する電線に許容される最大張力
以内で回転数に比例する張力を発生するリール駆動モー
タ51に生じる最大トルクT1 とを発生させるようにし
たものである。 【効果】 巻線機に供給する電線の張力を最適にできる
ので、高速巻線の場合でもたるみや断線が発生しない安
定した巻線を行うことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電線を電機子コア等に巻装して回転電機の電機子コイルを形成する 巻線機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電線を電機子コア等に巻装する場合、フライヤを電機子コアの回りに回 転してフライヤの先端から電線を引き出し、電機子コアのスロットの中に装着す る巻線機を使用しているが、電線に加わる張力が大きく変動して、断線やたるみ が生じないように、ワイヤドラムとフライヤの先端との間の電線をバネで支えた ダンサアームの先端のロールに巻付けて、電線の張力を機械的に調整する張力調 整装置を設けている(例えば、特公昭57−10663号)。 また、ワイヤドラムにサーボモータと回転発電機を結合し、巻付ける対象物と ワイヤドラムの中間に電線に一定の張力を与え、かつ張力を検出する張力付加機 構を備え、検出した電線の張力に応じてワイヤドラムのサーボモータを制御する ものが開示されている(例えば、特開昭63−305738号)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記機械的に張力を調整する巻線機の構成では、張力調整に時間が かかると共に、巻線の速度を高めると、バネの作用により張力調整に遅れが出て 断線やゆるみが生じるという欠点があった。 また、張力検出器を備えた張力付加機構を有するものでは、構造が複雑となり 、設備費が高くなるという問題があった。 本考案は、構成が簡単で、高速巻線の場合でも電線の張力を最適にできる巻線 機を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、複数のスロットを備えた電機子コアを支持するヘッド部と、前記電 機子コアの回りに回転し、かつ先端から電線を供給するフライヤと、前記フライ ヤを回転するフライヤ駆動モータと、前記フライヤに供給される電線を巻回した リールと、前記リールに結合したリール駆動モータと、前記リール駆動モータの 速度および回転量を検出する回転検出器と、前記フライヤ駆動モータの速度を制 御する速度制御回路と、前記リール駆動モータの電流を制御することにより前記 リール駆動モータの発生トルクを制御するトルク制御回路とを備えた巻線機の速 度制御装置において、前記フライヤの休止時に必要な最低張力と、前記フライヤ の回転時に作用する前記電線に許容される最大張力以内で回転数に比例した張力 を発生するのに必要な前記リール駆動モータに生じる最大トルクと、回転数に比 例してトルクを変化させる比例定数とを予め設定する張力設定器と、前記リール 駆動モータの回転速度信号を受けてトルク指令を出力する速度制御器と、前記張 力設定器の設定トルク信号と前記速度制御器のトルク信号出力を受けて前記フラ イヤの休止時に最低トルク指令を出力し、前記フライヤの回転時に最大制限トル ク以内で回転数に比例したトルク指令を出力するトルク制御器と、前記トルク制 御器の出力により前記リール駆動モータの電流を制御する前記トルク制御回路と を備えたものである。
【0005】
【作用】
フライヤ駆動モータを駆動して回転軸を巻線速度指令に応じた回転速度で回転 させ、フライヤを舟型の回りに回転させて、電線をドラムから送り出してリール を介してスロットに装着する。この時、電線には張力が作用し、リールが張力に よって回転されるが、リール駆動モータのトルク制御回路にはトルク制御器から リール駆動モータの発生トルクを電線の許容張力を与える最大制限トルク以内で 回転数に比例したトルクに制限されたトルク指令信号が入力され、電線は一定の 張力を維持するのでゆるみは生じない
【0006】
【実施例】
本考案を図に示す実施例について説明する。 図1は本考案の実施例を示す側面図で、巻線機1には電機子コイルを装着する スロットを備えた電機子コアAを固定したシャフトSを水平に支持するヘッド部 11と、昇降し得る昇降台12とを設けてある。昇降台12には電機子コアAの 上方に密着し得る舟型2を回転自在に支持し、かつ舟型2の回りに回転し得るフ ライヤ3を固定した中空状の回転軸4を回転自在に支持し、回転軸4の側面には フライヤ3の先端に電線Wを供給し得る供給穴41を備えてある。回転軸4は昇 降台12上に設けたフライヤ駆動モータ31によって駆動されるようにしてあり 、フライヤ駆動モータ31には回転検出器32を直結してある。回転軸4の上方 には電線Wを3回巻付けるようにしたリール5を設け、昇降台12上に設けた回 転検出器52を直結したリール駆動モータ51の出力軸53に固定してある。ま た、昇降台12上には電線Wを巻付けたドラム6を回転自在に支持してあり、ド ラム6から巻き出された電線Wはガイドローラ54を介してリール5に巻付けら れ、中空の回転軸4の内側および供給穴41を通り、フライヤ3の先端に供給さ れるようにしてある。 図2はフライヤ駆動モータ31とリール駆動モータ51の速度制御装置7のブ ロック図で、交流電源71の出力を整流回路72に入力し、整流回路72の出力 を速度制御回路73、トルク制御回路74に入力する。速度制御回路73はシー ケンスコントローラ8から巻線速度指令vf と、フライヤ駆動モータ31に直結 した回転検出器32のフィードバック信号である回転速度信号nffとを受けてフ ライヤ駆動モータ31の速度制御をするようにしてある。 トルク制御回路74は張力制御回路75からのトルク指令τr と回転速度指令 nr を受けてリール駆動モータ51のトルク制御をするようにしてある。張力制 御回路75は、図3に示すように、電線Wの線径に応じてフライヤ3が休止して いる時に必要な最低張力を発生する最低トルクT0 と、フライヤ3が回転して電 線Wが送り出される時に作用する電線Wに許容される最大張力以内で回転数に比 例した張力を発生するリール駆動モータ51に生じるトルクT1 とを予め設定す る張力設定器76と、回転検出器52によって検出したリール駆動モータ51の 回転速度信号nr のF/V変換器77と、トルク制御器78と、回転速度指令n と回転検出器52よりの信号nrfよりトルク指令τ4 を出力する速度制御器79 を備えている。トルク制御器78からのトルク指令τr は、張力設定器76から フライヤ3の休止時に最低トルクT0 を発生させる最低トルク信号τ0 と、フラ イヤ3が回転した時、回転速度に比例した回転速度信号nrfとを受けて、回転ト ルクT2 を所定の最大制限トルクT1 に制限するようにリール駆動モータ51の 電流を制限するトルク信号τ1 を発生するようにしてある。 また、張力制御回路75はシーケンスコントローラ8から送り出したトルク指 令τ2 と、巻き戻しトルク指令τ3 を受けて、電線Wを電機子コアAに巻付ける 準備作業の時のリール駆動モータ51のトルクを設定するようにしてある。 なお、最低トルクT0 は電線Wの伸び率を3%以下、最大制限トルクT1 は5 %以下に制限するように設定される。
【0007】 電線Wを電機子コアAに巻回する場合、フライヤ3の先端から送り出された電 線Wの端部を電機子コアAの一部に固定し、フライヤ駆動モータ31を駆動して 回転軸4を巻線速度指令に応じた回転速度で回転させ、フライヤ3を舟型2の回 りに回転させて、電線Wをドラム6から送り出してリール5を介してスロットに 装着する。 この時、電線Wには張力が作用し、リール5が張力によって回転されるが、リ ール駆動モータ51のトルク制御回路74にはトルク制御器75からリール駆動 モータ51の発生トルクを最大制限トルクT1 に制限するトルク信号τ1 が入力 され、電線Wは一定の張力を維持し、ゆるみは生じない。 電線Wがフライヤ3が回転中に電機子コアA等に引っかかって断線した場合に は、電線Wがリール駆動モータ51によって巻き戻し方向に張力を受けて巻き戻 されるが、リール駆動モータ51の回転方向および回転数を検出し、リール5が 巻き戻し方向に一定量戻された時、速度制御器79よりの出力τ4 は0となり、 それ以上戻された時は、送り出す方向に速度制御器79よりの出力τ4 が発生す るようになり、速度制御器79が一定量送った時点でサーボロックされるよう動 作し、電線Wをリール5に巻付けた状態に維持する。
【0008】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、電線に作用する張力を直接検出すること なく、リール駆動モータのトルクを制御することにより、巻線機に供給する電線 の張力を最適にできるので、高速巻線の場合でもたるみや断線が発生しない安定 した巻線を行うことができると共に、断線が発生した場合でも電線が巻き戻され ることがなく、断線処置を直ちに行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す構成図である。
【図2】本考案の制御装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 巻線機 3 フライヤ 31 フライヤ駆動モータ 32 回転検出器 4 回転軸 5 リール 51 リール駆動モータ 52 回転検出器 6 ドラム 7 速度制御装置 73、74 速度制御回路 75 張力制御回
路 76 張力設定器 77 F/V変換
器 78 トルク制御器 79 速度制御器 8 シーケンスコントローラ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す構成図である。
【図2】本考案の制御装置を示すブロック図である。
【図3】本考案のトルクと時間との関係を示す説明図で
ある
【符号の説明】 1 巻線機、3 フライヤ、31 フライヤ駆動モー
タ、32 回転検出器、4 回転軸、5 リール、51
リール駆動モータ、52 回転検出器、6ドラム、7
速度制御装置、73、74 速度制御回路、75 張
力制御回路、76 張力設定器、77 F/V変換器、
78 トルク制御器、79 速度制御器、8 シーケン
スコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 相磯 嵩 埼玉県入間市大字上藤沢字下原480番地 株式会社安川電機東京工場内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のスロットを備えた電機子コアを支
    持するヘッド部と、前記電機子コアの回りに回転し、か
    つ先端から電線を供給するフライヤと、前記フライヤを
    回転するフライヤ駆動モータと、前記フライヤに供給さ
    れる電線を巻回したリールと、前記リールに結合したリ
    ール駆動モータと、前記リール駆動モータの速度および
    回転量を検出する回転検出器と、前記フライヤ駆動モー
    タの速度を制御する速度制御回路と、前記リール駆動モ
    ータの電流を制御することにより前記リール駆動モータ
    の発生トルクを制御するトルク制御回路とを備えた巻線
    機の速度制御装置において、前記フライヤの休止時に必
    要な最低張力と、前記フライヤの回転時に作用する前記
    電線に許容される最大張力以内で回転数に比例した張力
    を発生するのに必要な前記リール駆動モータに生じる最
    大トルクと、回転数に比例してトルクを変化させる比例
    定数とを予め設定する張力設定器と、前記リール駆動モ
    ータの回転速度信号を受けてトルク指令を出力する速度
    制御器と、前記張力設定器の設定トルク信号と前記速度
    制御器のトルク信号出力を受けて前記フライヤの休止時
    に最低トルク指令を出力し、前記フライヤの回転時に最
    大制限トルク以内で回転数に比例したトルク指令を出力
    するトルク制御器と、前記トルク制御器の出力により前
    記リール駆動モータの電流を制御する前記トルク制御回
    路とを備えたことを特徴とする巻線機の速度制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103904843A (zh) * 2012-12-25 2014-07-02 松下电器产业株式会社 电动机的绕线方法
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JP2017212336A (ja) * 2016-05-25 2017-11-30 株式会社村田製作所 コイル部品製造方法及びコイル部品製造装置

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