JP2661926B2 - 長尺物の巻取り装置 - Google Patents
長尺物の巻取り装置Info
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- JP2661926B2 JP2661926B2 JP62320054A JP32005487A JP2661926B2 JP 2661926 B2 JP2661926 B2 JP 2661926B2 JP 62320054 A JP62320054 A JP 62320054A JP 32005487 A JP32005487 A JP 32005487A JP 2661926 B2 JP2661926 B2 JP 2661926B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H59/00—Adjusting or controlling tension in filamentary material, e.g. for preventing snarling; Applications of tension indicators
- B65H59/38—Adjusting or controlling tension in filamentary material, e.g. for preventing snarling; Applications of tension indicators by regulating speed of driving mechanism of unwinding, paying-out, forwarding, winding, or depositing devices, e.g. automatically in response to variations in tension
- B65H59/384—Adjusting or controlling tension in filamentary material, e.g. for preventing snarling; Applications of tension indicators by regulating speed of driving mechanism of unwinding, paying-out, forwarding, winding, or depositing devices, e.g. automatically in response to variations in tension using electronic means
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、少なくとも1条の長尺物を、一定の線速度
で、リール又はビボンに巻取る装置に関する。ここで言
う長尺物とはその長さが断面が少なくとも10倍のもの
で、又例えば、シート、プラスチックホイル、ウエブ、
ケーブル、ストランド、ワイヤ、スレッド等を含んでい
る。 この記述に於いて、“巻取り装置”(Winding up app
aratus)という言葉が用いられるが、この言葉は長尺物
をリール又はボビンから巻戻す作業をする装置も又包含
している。 [従来の技術及びその問題点] 長尺物を極力一定の適当な張力を掛けながら巻取るこ
とが必要又は好ましい場合がしばしばある。例えば、ワ
イヤをビボン又はリールにある張力を掛けながら巻取る
場合、この張力が高過ぎると損傷され、一方この巻取り
張力が低過ぎると、次に巻戻すときに問題が発生する。 英国特許GB第1,205,162号は既に次のことを示してい
る、即ち、リール又はボビンに一定速度で繰出される長
尺物が一定の場合、リール又はボビンによって掛けられ
る有効巻取りトルクMEはその回転速度に関する双曲関数
として変化する。リール又はボビンの駆動モーターの所
要トルクMMは有効巻取りトルクMEと摩擦トルクMFとの合
計である。即ち、 MM=ME+MF 摩擦トルクMFの値は有効トルクMEの値より小さい、即
ち、MFはMEの10から50%である。これが意味すること
は、長尺物に一定張力を与える為には、リールを駆動す
るモーターのトルク/回転速度特性がMMに近似しなけれ
ばならないと言うことである。 巻取り装置は一般的に繰出し機構と巻取ボビン又はリ
ールとを含んでいる。この繰出し機構は又長尺物を一定
速度に繰り出す為のモーターとキャプスタンとを含んで
いる。 従来技術に於いても、長尺物の張力を極力一定に保つ
為の提案が色々となされている。 ある公知の巻取り装置い於いては、長尺物の張力が
“ダンサー”即ち繰出しレバーによってモニターされて
いる。若しも張力が変化すると、このダンサーが回動
し、機械的又は電気的速度制御装置の適切な修正を行
う。これは、一般的に、ボビン又はリールを駆動するDC
モーターの速度を変更するのに用いられるポテンシオメ
ーター・システムである。この“ダンサー・システム”
が、希望するトルク/回転速度の特性曲線に極めて近い
実際のトルク/回転速度曲線を与える。このダンサーシ
ステムは、しかし、設備費が高く、又DCモーターなるが
故に保守費用もかかる。 上述した英国特許GB第1,205,162号はこの次点を回避
した1つのシステムを開示している。即ち、その巻取り
装置が、リャパシター・モーターの形をしたリール又は
ボビンの電気駆動装置を有し、このキャパシター・モー
ターが、そのトルク/回転速度性が希望するトルク/回
転速度特性に略等しい能力のキャパシターを持ってい
る。このことにより、費用の掛かるクローズドループの
制御システムの必要も無くなり、又DCモーターと言う保
守の困難なものも無くなる。しかし、ボビン又はリール
が、一定のギヤを有するトランスミッションを介して、
モーターによって駆動されるので、1つの長尺物を前の
長尺物より高い張力で巻き取らねばならない場合、例え
ば前のワイヤより径の大きいワイヤの場合、トランスミ
ッションを変更即ちギヤー・ダウンし、リール又はボビ
ンの回転を遅くし、トルクが余計に掛かるようにする。
このギヤダウン(又はアップ)即ち、固定ギヤ比の順
応、が、ほかの巻取り張力を必要とする場合のみなら
ず、長尺物の他の送出し線速度が必要なとき又はボビン
又はリール寸法が変わるときでも必要となる。この固定
ギヤ比の変更は機械的に、又巻取り装置が動いていない
ときにのみ、例えばギヤシステム又はベルト・システム
のギヤ比によって行われる。この作業は時間が掛り、又
その結果としてのギヤ比が必ずしも、希望するトルク及
び線速度に関して、正確に制御されるとは限らない。 [問題を解決する為の手段及び作用] 本発明はリールにワイヤー等の長尺物を巻取る装置を
提供するもので、その1つの態様に於いて、この装置
は、上記長尺物を実質的に一定な希望線速度で上記リー
ルに繰出す手段と、上記リールを回転させる駆動手段
で、上記長尺物が張力を掛けられながらそれに巻かれる
如くにするものとを含み、この場合上記駆動手段が、ロ
ーター抵抗を有する誘導モーターで、モーターの傾斜す
るトルク/回転速度特性を有するものと、上記モーター
への駆動信号の周波数を制御し、又駆動信号の電圧強さ
か又はローター抵抗のいずれかを制御する為の制御手段
と、を含み、このことにより、長尺物が所定の線速度で
リールに巻き取られるとき、モーターのトルク/回転速
度特性が、長尺物に実質的に一定な希望張力を与えるの
に必要とする特性に略近似する如くにするものである。 上記の制御手段は誘導モーターの電圧又はその代わり
に誘導モータのローター抵抗を制御することが出来る。
後者は、誘導モーターがスリップリング・電子モーター
の場合である。 上記繰出し機構は、好ましくは、モーターと、ベルト
又はギヤ・システムの如き電動装置と、及び長尺物を一
定の線速度で動かすキャプスタンとを含んでいる。繰出
し機構のモーターはDC又はACモーターのいずれでもよ
い。 リールの誘導モーターはスリップリング・電機子を有
するが、好ましくは、短絡ローターを含んでいる。スリ
ップリング・電機子モーターの場合、スリップリングに
適切な抵抗器を置くことにより、適切なトルク/回転速
度特性が得られる。短絡ローターを持った誘導モーター
の場合は、このローターを適切な材料で作ることにより
上記傾斜したトルク/回転速度特性が得られる。鋳鉄よ
り鋼の方が好ましく、これはその方が安価であること
と、鋼ローターのローター抵抗が鋳鉄で作られたロータ
ー抵抗より予知し易いからである。 誘導モーターの駆動信号の周波数及び電圧を制御する
制御手段は、静止周波数変換器を含むことが出来るが、
好ましくは、AC発電機を含む。本発明によって可能とな
る電気的制御は、上述した英国特許GB第1,205,162号の
如く、固定ギヤ比を用いる機構より正確で迅速である。 誘導モーターの駆動信号の電圧を制御する制御手段
は、長尺物の巻取り張力を測定する手段を含むことが出
来、上記制御手段がAC発電機を含む場合は、このAC発電
機の送出電流はこの測定された張力により変化する(即
ち、AC発電機の送出電流の変化により、その出力電力が
変化し、従って誘導モーターの駆動電圧が変化する)。
別の実施例に於いては、この制御手段がPLC(Programma
ble Logic Controller)を含んでいる。長尺物の特性が
PLCに与えられ、これが適切な張力を計算し、これによ
りAC発電機の送出電流が制御される。 以上により明らかな如く、本発明の基礎となる認識の
一つは、先ず、実際のモーターのトルク/回転速度の特
性曲線と、ある特定の送出し線速度の長尺物に特定の一
定の張力を与えるのに必要とある特性と、の間の近似的
整合即ち“ベスト・フィット”が得られたならば、次
に、異なった所要張力に対しては、モーターに送られる
駆動信号の電圧強さを適宜変更することにより、又はそ
のモーターの抵抗を変更することにより、このベストフ
ィットしたトルク/回転速度特性が得られ、及び又は長
尺物の異なった送出し線速度に対しては、駆動信号の周
波数を適宜変更することにより、これが得られると言う
ことである。 実施例の1つに於いて見出だされたことは、誘導モー
ターの駆動信号の周波数がAC発電機によって制御されて
いる場合、及び、長尺物の繰出し手段を駆動する電動モ
ーターの速度に比例する速度でAC発電機を回転させる手
段が設けられている場合、異なった線速度の為の誘導モ
ーターの他のベストフィットのトルク/回転速度特性が
自動的に得られということである。これが意味すること
は、即ち、径Dのワイヤを巻く為、ベストフィットのト
ルク/回転速度の特性曲線が一度得られたならば、異な
る線速度でこのワイヤを巻く為に、最速、トルク/回転
速度の特性曲線を手動で変更する必要が無いと言うこと
である。繰出し機構の為の電動モーターとAC発電機との
間の固定された回転速度比はギヤ又はベルト・システム
で容易に得ることが出来る。 本発明は安価で保守の容易な巻き取り装置を提供す
る。これはいかなる複雑なクローズドループの制御機構
も、張力を一定に保つ為に必要とせず、DCモーターの代
わりに誘導モーターがボビン又はリールを駆動し、又よ
く知られている如く、誘導モーターはDCモーターより保
守費用が安い、からである。 以上のことから、本発明が複数の長尺物を巻取る為の
装置にも用いられることが容易に理解される。この場
合、繰出し機構は、好ましくは、1個の電動モーター
で、各長尺物の為の複数のキャプスタンを例えばウオー
ムギアによる駆動するものを含んでいる。各長尺物は各
々自分の誘導モーターによって駆動されるボビン又はリ
ールに巻かれる。従って、この実施例においては、長尺
物の数だけ、ボビン又はリール及び誘導モーターが設け
られる。 [実施例] 第1図は従来技術のダンサー・システムを示す。長尺
物1が、キャプスタン3を介して案内プーリー2の上を
走り、案内プーリー4に至る。長尺物の線速度は一定で
ある。この線速度は、例えば線引き機、科学的又は電気
的酸洗装置、パテント装置、電気めっき装置、又は各種
装置の組合わさったもの等、上流の設備によって決ま
る。 長尺物1は案内5を通過し、一定速度でボビン又はリ
ール6に巻き取られる。適当な張力は長尺物の性質によ
って決まる。例えば、径が0.80から2.50mmの丸鋼線の場
合、巻き取り張力は80Nから220Nの間にある。上記の小
さい径が小さな張力に対し、大きな径が大きな張力に対
応している。ダンサー・システムは回動ダンサー10と、
ポテンシオメーター11と、及び手段12とを含み、この手
段がベルト40によりボビン又はリール6を駆動するDCモ
ーターに回転速度を与える。 第2図に於いて、曲線7はモーターの希望するトルク
/回転速度の特性曲線で、キャプスタン3により一定線
速度で繰出される長尺物に一定の張力を与えるのに必要
なものである。巻取り作業の開始当初は、ボビンの有効
巻取り径は小さく(例えば440mm)、従ってボビン又は
リールの所要回転速度は比較的速い(例えば21.9rp
m)。一方巻取り作業の終末では、巻取り径が大きく
(例えば750mm)、従ってボビン又はリールの回転速度
は下げられる。(例えば12.7rpm)。同様に、巻取り径
が増加すると、モーターによって掛けられるトルクが、
図に示す如く、長尺物の張力を一定に保つ為に増加す
る。 第2図の曲線8も又長尺物の張力を一定にする為に必
要なモーターのトルク/回転速度の特性曲線であり、こ
の場合は、曲線8による長尺物の一定線速度(例えば60
m/min)が曲線7の場合の一定線速度(例えば30m/min)
より高い。曲線14及び15はダンサー・システムにより得
られた実際のトルク/回転速度の特性曲線で、曲線14及
び15が曲線7及び8にそれぞれ非常に接近していること
がわかる。 本発明による装置の実施例の1つが第3図に示されて
いる。多数の長尺物がキャプスタン3により案内プーリ
ー2の上を通り、もう1つの案内プーリー4に至る。長
尺物1が案内5を通過し、ボビン又はリール6に至る。
電動モーター30、これはDC又はACモーターのいずれでも
よい、が、ベルト31、ウオームシャフト32、エンドレス
・スクリュー・ウオーム33、ウオーム・ホイール34及び
ベルト35を介してキャプスタン3を動かす。若しもキャ
プスタン3がウオームホイール34と同一軸に装着されて
いるならば、ベルト35は除くことが出来る。電動モータ
ー30は又ベルト36を介してAC発電機37を駆動する。この
AC発電機37は破線の手段38により誘導モーター39に給電
し、これが、ベルト40を介して、ボビン又はリール6を
駆動する。誘導モーター39は鋼で作られた短絡ローター
を持っている。測定器41が長尺物1の巻取り張力を測定
し、接続線42は長尺物1の張力に基づきAC発電機37の駆
動電流を決める手段を含んでいる。 第4図の曲線7は、特定の一定の線速度、この列の場
合は30m/min、に対し長尺物が特定の一定の張力を得る
のに必要とするモーターの希望するトルク/回転速度の
特性曲線である。又第4図の曲線8は誘導モーター39の
トルク/回転速度の特性曲線である。図示したトルク/
回転速度の特性曲線はボビン又はリール上で測定された
もので、誘導モーター39そのものの実際のトルク/回転
速度の特性曲線が、ボビンの回転速度nに、ボビン又は
リール6と誘導モーター39との間の固定されたギヤ比を
掛合わせた値と、一方ボビンのトルクMを同じく固定さ
れたギヤ比で割った値とによって、曲線43〜48から引出
すことが出来る。 曲線43〜45は全て、誘導モーター39に対する駆動信号
の周波数30Hzに対応し、一方曲線43は駆動信号電圧125V
に、曲線44は電圧135Vに、又曲線45は電圧150Vに対応し
ている。 曲線46〜48全て、誘導モーター39に対する駆動信号の
周波数60Hzに対応し、一方曲線46は駆動信号電圧210V
に、曲線47は電圧230Vに対応している。曲線43〜45に対
する回転数範囲は21.9から12.7rpmで、曲線46から48に
対する回転数範囲は43.7から25.6rpmである。 図からわかる如く、トルク/回転速度特性の実際値と
希望値とを旨く一致させるには、リールの誘導モーター
への駆動信号の周波数と電圧とを変更すればよい。曲線
43〜45の中で曲線44が“ベスト・フィット”のトルク/
回転速度の特性曲線である。曲線46〜48の中では曲線47
が“ベスト・フィット”のトルク/回転速度の特性曲線
である。注意すべきことは、この2つのケース(第1の
ケース:曲線7−43−44−45;第2のケース:曲線8−4
6−47−48)に対する線速度の比 30m/min/60m/min=1/2 が第2のケースの駆動電圧周波数の比 30Hz/60Hz=1/2 と同じと言うことである。 これは、繰出し機構の電動モーター30とAC発電機37と
の間のギヤ比36が固定されているからである。 長尺物として異なった径のワイヤが使用されている場
合、巻取りの間にかけられる張力は一般的に変更の必要
がある。これが、図示した装置に於いては誘導モーター
に掛けられる駆動信号の電圧強さを増加又は減少させる
ことによって行われ、この結果として、手段41,42を介
してAC発電機に掛けられる励起信号が変化する。この場
合、第4図に曲線7及び8によって例として示したトル
ク/回転速度の特性曲線の希望する曲線が上又は下にず
らされ、駆動電圧量を調整することによって実際の曲線
は適切に変更され、この2つの間の近似的調和が達成さ
れる。 第3及び4図に例示した装置の1キャプスタン当たり
の設備費はダンサー・ポテンシオメーター・システムの
約半分で、一方この装置の保全費は従来のダンサー・ポ
テンシオメーター・システムの約3分の1である。 以上記述し且つ図示した装置に対し、その利点を利用
し変形を行うことは当該技術者にとっては容易なことで
あろう。冒頭に記載した特許請求の範囲は、このような
変形を全て包含するものである。
で、リール又はビボンに巻取る装置に関する。ここで言
う長尺物とはその長さが断面が少なくとも10倍のもの
で、又例えば、シート、プラスチックホイル、ウエブ、
ケーブル、ストランド、ワイヤ、スレッド等を含んでい
る。 この記述に於いて、“巻取り装置”(Winding up app
aratus)という言葉が用いられるが、この言葉は長尺物
をリール又はボビンから巻戻す作業をする装置も又包含
している。 [従来の技術及びその問題点] 長尺物を極力一定の適当な張力を掛けながら巻取るこ
とが必要又は好ましい場合がしばしばある。例えば、ワ
イヤをビボン又はリールにある張力を掛けながら巻取る
場合、この張力が高過ぎると損傷され、一方この巻取り
張力が低過ぎると、次に巻戻すときに問題が発生する。 英国特許GB第1,205,162号は既に次のことを示してい
る、即ち、リール又はボビンに一定速度で繰出される長
尺物が一定の場合、リール又はボビンによって掛けられ
る有効巻取りトルクMEはその回転速度に関する双曲関数
として変化する。リール又はボビンの駆動モーターの所
要トルクMMは有効巻取りトルクMEと摩擦トルクMFとの合
計である。即ち、 MM=ME+MF 摩擦トルクMFの値は有効トルクMEの値より小さい、即
ち、MFはMEの10から50%である。これが意味すること
は、長尺物に一定張力を与える為には、リールを駆動す
るモーターのトルク/回転速度特性がMMに近似しなけれ
ばならないと言うことである。 巻取り装置は一般的に繰出し機構と巻取ボビン又はリ
ールとを含んでいる。この繰出し機構は又長尺物を一定
速度に繰り出す為のモーターとキャプスタンとを含んで
いる。 従来技術に於いても、長尺物の張力を極力一定に保つ
為の提案が色々となされている。 ある公知の巻取り装置い於いては、長尺物の張力が
“ダンサー”即ち繰出しレバーによってモニターされて
いる。若しも張力が変化すると、このダンサーが回動
し、機械的又は電気的速度制御装置の適切な修正を行
う。これは、一般的に、ボビン又はリールを駆動するDC
モーターの速度を変更するのに用いられるポテンシオメ
ーター・システムである。この“ダンサー・システム”
が、希望するトルク/回転速度の特性曲線に極めて近い
実際のトルク/回転速度曲線を与える。このダンサーシ
ステムは、しかし、設備費が高く、又DCモーターなるが
故に保守費用もかかる。 上述した英国特許GB第1,205,162号はこの次点を回避
した1つのシステムを開示している。即ち、その巻取り
装置が、リャパシター・モーターの形をしたリール又は
ボビンの電気駆動装置を有し、このキャパシター・モー
ターが、そのトルク/回転速度性が希望するトルク/回
転速度特性に略等しい能力のキャパシターを持ってい
る。このことにより、費用の掛かるクローズドループの
制御システムの必要も無くなり、又DCモーターと言う保
守の困難なものも無くなる。しかし、ボビン又はリール
が、一定のギヤを有するトランスミッションを介して、
モーターによって駆動されるので、1つの長尺物を前の
長尺物より高い張力で巻き取らねばならない場合、例え
ば前のワイヤより径の大きいワイヤの場合、トランスミ
ッションを変更即ちギヤー・ダウンし、リール又はボビ
ンの回転を遅くし、トルクが余計に掛かるようにする。
このギヤダウン(又はアップ)即ち、固定ギヤ比の順
応、が、ほかの巻取り張力を必要とする場合のみなら
ず、長尺物の他の送出し線速度が必要なとき又はボビン
又はリール寸法が変わるときでも必要となる。この固定
ギヤ比の変更は機械的に、又巻取り装置が動いていない
ときにのみ、例えばギヤシステム又はベルト・システム
のギヤ比によって行われる。この作業は時間が掛り、又
その結果としてのギヤ比が必ずしも、希望するトルク及
び線速度に関して、正確に制御されるとは限らない。 [問題を解決する為の手段及び作用] 本発明はリールにワイヤー等の長尺物を巻取る装置を
提供するもので、その1つの態様に於いて、この装置
は、上記長尺物を実質的に一定な希望線速度で上記リー
ルに繰出す手段と、上記リールを回転させる駆動手段
で、上記長尺物が張力を掛けられながらそれに巻かれる
如くにするものとを含み、この場合上記駆動手段が、ロ
ーター抵抗を有する誘導モーターで、モーターの傾斜す
るトルク/回転速度特性を有するものと、上記モーター
への駆動信号の周波数を制御し、又駆動信号の電圧強さ
か又はローター抵抗のいずれかを制御する為の制御手段
と、を含み、このことにより、長尺物が所定の線速度で
リールに巻き取られるとき、モーターのトルク/回転速
度特性が、長尺物に実質的に一定な希望張力を与えるの
に必要とする特性に略近似する如くにするものである。 上記の制御手段は誘導モーターの電圧又はその代わり
に誘導モータのローター抵抗を制御することが出来る。
後者は、誘導モーターがスリップリング・電子モーター
の場合である。 上記繰出し機構は、好ましくは、モーターと、ベルト
又はギヤ・システムの如き電動装置と、及び長尺物を一
定の線速度で動かすキャプスタンとを含んでいる。繰出
し機構のモーターはDC又はACモーターのいずれでもよ
い。 リールの誘導モーターはスリップリング・電機子を有
するが、好ましくは、短絡ローターを含んでいる。スリ
ップリング・電機子モーターの場合、スリップリングに
適切な抵抗器を置くことにより、適切なトルク/回転速
度特性が得られる。短絡ローターを持った誘導モーター
の場合は、このローターを適切な材料で作ることにより
上記傾斜したトルク/回転速度特性が得られる。鋳鉄よ
り鋼の方が好ましく、これはその方が安価であること
と、鋼ローターのローター抵抗が鋳鉄で作られたロータ
ー抵抗より予知し易いからである。 誘導モーターの駆動信号の周波数及び電圧を制御する
制御手段は、静止周波数変換器を含むことが出来るが、
好ましくは、AC発電機を含む。本発明によって可能とな
る電気的制御は、上述した英国特許GB第1,205,162号の
如く、固定ギヤ比を用いる機構より正確で迅速である。 誘導モーターの駆動信号の電圧を制御する制御手段
は、長尺物の巻取り張力を測定する手段を含むことが出
来、上記制御手段がAC発電機を含む場合は、このAC発電
機の送出電流はこの測定された張力により変化する(即
ち、AC発電機の送出電流の変化により、その出力電力が
変化し、従って誘導モーターの駆動電圧が変化する)。
別の実施例に於いては、この制御手段がPLC(Programma
ble Logic Controller)を含んでいる。長尺物の特性が
PLCに与えられ、これが適切な張力を計算し、これによ
りAC発電機の送出電流が制御される。 以上により明らかな如く、本発明の基礎となる認識の
一つは、先ず、実際のモーターのトルク/回転速度の特
性曲線と、ある特定の送出し線速度の長尺物に特定の一
定の張力を与えるのに必要とある特性と、の間の近似的
整合即ち“ベスト・フィット”が得られたならば、次
に、異なった所要張力に対しては、モーターに送られる
駆動信号の電圧強さを適宜変更することにより、又はそ
のモーターの抵抗を変更することにより、このベストフ
ィットしたトルク/回転速度特性が得られ、及び又は長
尺物の異なった送出し線速度に対しては、駆動信号の周
波数を適宜変更することにより、これが得られると言う
ことである。 実施例の1つに於いて見出だされたことは、誘導モー
ターの駆動信号の周波数がAC発電機によって制御されて
いる場合、及び、長尺物の繰出し手段を駆動する電動モ
ーターの速度に比例する速度でAC発電機を回転させる手
段が設けられている場合、異なった線速度の為の誘導モ
ーターの他のベストフィットのトルク/回転速度特性が
自動的に得られということである。これが意味すること
は、即ち、径Dのワイヤを巻く為、ベストフィットのト
ルク/回転速度の特性曲線が一度得られたならば、異な
る線速度でこのワイヤを巻く為に、最速、トルク/回転
速度の特性曲線を手動で変更する必要が無いと言うこと
である。繰出し機構の為の電動モーターとAC発電機との
間の固定された回転速度比はギヤ又はベルト・システム
で容易に得ることが出来る。 本発明は安価で保守の容易な巻き取り装置を提供す
る。これはいかなる複雑なクローズドループの制御機構
も、張力を一定に保つ為に必要とせず、DCモーターの代
わりに誘導モーターがボビン又はリールを駆動し、又よ
く知られている如く、誘導モーターはDCモーターより保
守費用が安い、からである。 以上のことから、本発明が複数の長尺物を巻取る為の
装置にも用いられることが容易に理解される。この場
合、繰出し機構は、好ましくは、1個の電動モーター
で、各長尺物の為の複数のキャプスタンを例えばウオー
ムギアによる駆動するものを含んでいる。各長尺物は各
々自分の誘導モーターによって駆動されるボビン又はリ
ールに巻かれる。従って、この実施例においては、長尺
物の数だけ、ボビン又はリール及び誘導モーターが設け
られる。 [実施例] 第1図は従来技術のダンサー・システムを示す。長尺
物1が、キャプスタン3を介して案内プーリー2の上を
走り、案内プーリー4に至る。長尺物の線速度は一定で
ある。この線速度は、例えば線引き機、科学的又は電気
的酸洗装置、パテント装置、電気めっき装置、又は各種
装置の組合わさったもの等、上流の設備によって決ま
る。 長尺物1は案内5を通過し、一定速度でボビン又はリ
ール6に巻き取られる。適当な張力は長尺物の性質によ
って決まる。例えば、径が0.80から2.50mmの丸鋼線の場
合、巻き取り張力は80Nから220Nの間にある。上記の小
さい径が小さな張力に対し、大きな径が大きな張力に対
応している。ダンサー・システムは回動ダンサー10と、
ポテンシオメーター11と、及び手段12とを含み、この手
段がベルト40によりボビン又はリール6を駆動するDCモ
ーターに回転速度を与える。 第2図に於いて、曲線7はモーターの希望するトルク
/回転速度の特性曲線で、キャプスタン3により一定線
速度で繰出される長尺物に一定の張力を与えるのに必要
なものである。巻取り作業の開始当初は、ボビンの有効
巻取り径は小さく(例えば440mm)、従ってボビン又は
リールの所要回転速度は比較的速い(例えば21.9rp
m)。一方巻取り作業の終末では、巻取り径が大きく
(例えば750mm)、従ってボビン又はリールの回転速度
は下げられる。(例えば12.7rpm)。同様に、巻取り径
が増加すると、モーターによって掛けられるトルクが、
図に示す如く、長尺物の張力を一定に保つ為に増加す
る。 第2図の曲線8も又長尺物の張力を一定にする為に必
要なモーターのトルク/回転速度の特性曲線であり、こ
の場合は、曲線8による長尺物の一定線速度(例えば60
m/min)が曲線7の場合の一定線速度(例えば30m/min)
より高い。曲線14及び15はダンサー・システムにより得
られた実際のトルク/回転速度の特性曲線で、曲線14及
び15が曲線7及び8にそれぞれ非常に接近していること
がわかる。 本発明による装置の実施例の1つが第3図に示されて
いる。多数の長尺物がキャプスタン3により案内プーリ
ー2の上を通り、もう1つの案内プーリー4に至る。長
尺物1が案内5を通過し、ボビン又はリール6に至る。
電動モーター30、これはDC又はACモーターのいずれでも
よい、が、ベルト31、ウオームシャフト32、エンドレス
・スクリュー・ウオーム33、ウオーム・ホイール34及び
ベルト35を介してキャプスタン3を動かす。若しもキャ
プスタン3がウオームホイール34と同一軸に装着されて
いるならば、ベルト35は除くことが出来る。電動モータ
ー30は又ベルト36を介してAC発電機37を駆動する。この
AC発電機37は破線の手段38により誘導モーター39に給電
し、これが、ベルト40を介して、ボビン又はリール6を
駆動する。誘導モーター39は鋼で作られた短絡ローター
を持っている。測定器41が長尺物1の巻取り張力を測定
し、接続線42は長尺物1の張力に基づきAC発電機37の駆
動電流を決める手段を含んでいる。 第4図の曲線7は、特定の一定の線速度、この列の場
合は30m/min、に対し長尺物が特定の一定の張力を得る
のに必要とするモーターの希望するトルク/回転速度の
特性曲線である。又第4図の曲線8は誘導モーター39の
トルク/回転速度の特性曲線である。図示したトルク/
回転速度の特性曲線はボビン又はリール上で測定された
もので、誘導モーター39そのものの実際のトルク/回転
速度の特性曲線が、ボビンの回転速度nに、ボビン又は
リール6と誘導モーター39との間の固定されたギヤ比を
掛合わせた値と、一方ボビンのトルクMを同じく固定さ
れたギヤ比で割った値とによって、曲線43〜48から引出
すことが出来る。 曲線43〜45は全て、誘導モーター39に対する駆動信号
の周波数30Hzに対応し、一方曲線43は駆動信号電圧125V
に、曲線44は電圧135Vに、又曲線45は電圧150Vに対応し
ている。 曲線46〜48全て、誘導モーター39に対する駆動信号の
周波数60Hzに対応し、一方曲線46は駆動信号電圧210V
に、曲線47は電圧230Vに対応している。曲線43〜45に対
する回転数範囲は21.9から12.7rpmで、曲線46から48に
対する回転数範囲は43.7から25.6rpmである。 図からわかる如く、トルク/回転速度特性の実際値と
希望値とを旨く一致させるには、リールの誘導モーター
への駆動信号の周波数と電圧とを変更すればよい。曲線
43〜45の中で曲線44が“ベスト・フィット”のトルク/
回転速度の特性曲線である。曲線46〜48の中では曲線47
が“ベスト・フィット”のトルク/回転速度の特性曲線
である。注意すべきことは、この2つのケース(第1の
ケース:曲線7−43−44−45;第2のケース:曲線8−4
6−47−48)に対する線速度の比 30m/min/60m/min=1/2 が第2のケースの駆動電圧周波数の比 30Hz/60Hz=1/2 と同じと言うことである。 これは、繰出し機構の電動モーター30とAC発電機37と
の間のギヤ比36が固定されているからである。 長尺物として異なった径のワイヤが使用されている場
合、巻取りの間にかけられる張力は一般的に変更の必要
がある。これが、図示した装置に於いては誘導モーター
に掛けられる駆動信号の電圧強さを増加又は減少させる
ことによって行われ、この結果として、手段41,42を介
してAC発電機に掛けられる励起信号が変化する。この場
合、第4図に曲線7及び8によって例として示したトル
ク/回転速度の特性曲線の希望する曲線が上又は下にず
らされ、駆動電圧量を調整することによって実際の曲線
は適切に変更され、この2つの間の近似的調和が達成さ
れる。 第3及び4図に例示した装置の1キャプスタン当たり
の設備費はダンサー・ポテンシオメーター・システムの
約半分で、一方この装置の保全費は従来のダンサー・ポ
テンシオメーター・システムの約3分の1である。 以上記述し且つ図示した装置に対し、その利点を利用
し変形を行うことは当該技術者にとっては容易なことで
あろう。冒頭に記載した特許請求の範囲は、このような
変形を全て包含するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術のダンサー・システムの概念図、
第2図は従来技術のダンサー・システムのモーターのト
ルク/回転速度の特性曲線を示す図、 第3図は本発明による装置の部分を示す側面図、 第4図は本発明による装置のトルク/回転速度の特性曲
線を示す図である。
ルク/回転速度の特性曲線を示す図、 第3図は本発明による装置の部分を示す側面図、 第4図は本発明による装置のトルク/回転速度の特性曲
線を示す図である。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.繰り出し手段(30,31,32,33,34,35)、駆動手段(3
9,40)および制御手段(37,38)を備え、下記の(a)
(b)(c)(d)からなる長尺物(1)をリール
(6)に巻取る装置。 (a)前記繰り出し手段は、電動モーター(30)を含
み、長尺物(1)を一定の線速度でリール(6)に繰り
出す、 (b)前記駆動手段は、前記長尺物(1)を所定の張力
でリール(6)に巻き取るために、前記リール(6)を
回転させるための誘導モーター(39)を含み、 前記誘導モーター(39)は、傾斜したトルク/回転速度
特性をもたらすローター抵抗を有する、 (c)前記制御手段は、 前記トルク/回転速度特性が、長尺物(1)がリール
(6)に巻き取られていく過程で前記長尺物(1)に対
し、所望のほぼ一定の張力を付与するのに必要な特性と
少なくともほぼ一致するように、前記誘導モーター(3
9)の駆動信号周波数を制御するためのAC発電機(37)
を含む、 (d)さらに、前記AC発電機を、前記電動モーター(3
0)の速度に比例する速度で回転する手段を含む、 2.上記誘導モーター(39)が短絡ローターを有する、
特許請求の範囲第1項に記載の装置。 3.上記繰出し手段の電動モーター及びAC発電機の間の
固定されたギヤ比を得る為の手段(36)が設けられてい
る特許請求の範囲第1項に記載の装置。 4.上記誘導モーターの為の駆動信号の電圧強さを制御
する為の制御手段が、長尺物の巻取り張力を測定する為
の測定器(41)と、この張力に基きAC発電機に発電を行
なわせる手段(42)と、を含む特許請求の範囲第1から
3項のいずれか1に記載の装置。 5.上記長尺物がワイヤである、特許請求の範囲第1か
ら4項のいずれか1に記載の装置。 6.上記ワイヤの径が2.80mmまでである、特許請求の範
囲第5項に記載の装置。 7.上記ワイヤの径が0.80から1.70mmの間である、特許
請求の範囲第5項に記載の装置。
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