JPH0656969U - ターミナルと電線の接続構造 - Google Patents

ターミナルと電線の接続構造

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JPH0656969U
JPH0656969U JP28593U JP28593U JPH0656969U JP H0656969 U JPH0656969 U JP H0656969U JP 28593 U JP28593 U JP 28593U JP 28593 U JP28593 U JP 28593U JP H0656969 U JPH0656969 U JP H0656969U
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JP
Japan
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electric wire
terminal
connecting portion
side wall
temporarily fixed
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JP28593U
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English (en)
Inventor
紅三 河野
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電線を所定位置に位置決めして確実にターミ
ナルに接続することができ、併せて接続作業の自動化も
図るターミナルと電線の接続構造を得る。 【構成】 側壁14、15の対向間隙は、電線20の接
続部22Aの幅寸法に対応しており、接続部22Aが容
易に入り込むことができる。また、側壁14の高さ寸法
は、接続部22Aの厚さ寸法とほぼ同一か若干大きい寸
法とされ、側壁15の高さ寸法は、接続部22Aの厚さ
寸法と幅寸法との和にほぼ等しい寸法とされている。こ
の側壁15は、その先端部分が、前記接続部22Aが側
壁14、15の対向間隙に挿入された状態で接続部22
A上へと略直角に折り曲げられることにより、接続部2
2Aをこの先端部分と基部12との間で挟持し、保持す
る役目を有している(仮止め状態)。この仮止め状態と
された接続部22Aが、レーザビーム等によって側壁1
5の折り曲げ部又は基部12へ溶接される構成である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ターミナルに電線を溶接によって接続するターミナルと電線の接続 構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
ターミナルに電線を接続する場合には、軟ろう付け(所謂、はんだ付け)が一 般的に用いられて両者が接続されている。
【0003】 この場合、例えば図16及び図17に示す如く、ターミナル60に電線挿入用 の孔62を形成し、この孔62に電線64の芯線66を挿入した後に、はんだ6 8が盛り付けられて、電線64がターミナル60に接続される。
【0004】 ここで、このような従来のターミナルと電線の接続構造では、単にターミナル 60に形成された孔62に電線64の芯線66を挿入し、この部分において、は んだ付けを実施して接続する構成であるが、このような、はんだ付けは作業者の 手作業によって行われるため、熟練を要し、換言すれば、はんだの加熱時間や付 着量あるいは電線64の接続箇所(位置決め)にばらつきが生じ易く、はんだ付 け、すなわち電線64の接続の品質や強度にもばらつきが生じ易い欠点があった 。また、はんだ付け自体の特性として、高温環境下における接合強度が低く、ま た、はんだ付け用の溶剤等も特別必要になる欠点もあった。
【0005】 そこで、このような、はんだ付けに代えて、レーザ溶接を用いてターミナルと 電線とを接続することが考えられる。この場合には、接続部分の強度が高くなり 、また溶剤等の不要になる等、極めて好ましい。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、レーザ溶接を行う場合に、はんだ付けによって接続された従来 のターミナルと電線の接続構造を単にそのまま用いたのでは、電線をターミナル の所定位置に位置決めし、かつこれを自動化して実施することが困難であり、依 然として前述の欠点を全て解消するこはできず、このための対策が切望されてい た。
【0007】 本考案は上記事実を考慮し、電線を所定位置に位置決めして確実にターミナル に接続することができ、併せて接続作業の自動化も図ることができるターミナル と電線の接続構造を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の考案は、ターミナルに電線を溶接によって接続するターミナ ルと電線の接続構造において、前記電線の先端接続部分を偏平に潰し、前記偏平 に潰された電線の幅寸法に対応した間隔で互いに対向し合う側壁対を前記ターミ ナルに設け、前記偏平に潰された電線を、前記側壁対の対向間隙に配置すると共 にこの側壁対の一方を前記偏平に潰された電線上に折り曲げて仮止めし、この仮 止め状態でターミナルに電線をビーム溶接にて接続したことを特徴としている。
【0009】
【作用】
請求項1に記載の考案によれば、先端接続部分が偏平に潰された電線は、ター ミナルに設けられた側壁津の対向間隙に挿入される。この挿入によって、電線は 幅方向両端部がガイドされ、適正位置に配置される。
【0010】 この状態で側壁対の一方を電線上に折り曲げ、電線を基部との間で挟持する。 これにより、電線は所定位置に位置決めされた状態で仮止めされる。このため、 仮止めされた電線をレーザ溶接により容易に溶接することが可能となる。
【0011】 このように、電線を所定位置に位置決めし、かつ仮止めすることができるため 、電線のターミナルへのセット、セット後の溶接等の作業を自動化することがで きる。
【0012】
【実施例】
図1には、本考案の実施例に係る接続構造が適用されたターミナル10及び電 線20が示されている。また、図2にはこのターミナル10及び電線20の平面 図が示されており、図3にはターミナル10及び電線20の正面図が示されてお り、図4には、図2のIV−IV線に沿った断面図が示されている。さらに、図 5にはこのターミナル10自体の平面図が示されており、図6にはターミナル1 0自体の側面図が示されており、図7には、図5のIIV−IIV線に沿った断 面図が示されている。さらに、図8には電線20自体の平面図が示されており、 図9には電線20自体の正面図が示されている。
【0013】 電線20は、芯部(芯線)22がビニール製の被覆部材23によって被覆され ており、絶縁性が保持されており、その先端部から芯部22が露出されている。 芯部22は、一般的に銅製とされ螺旋状に縒られている。この芯部22の先端部 は、偏平に潰されて接続部22Aが形成されている。
【0014】 一方、ターミナル10は薄肉の細長い金属製板材によって構成されており、基 部12の先端部近傍には、幅方向両端が略直角に部分的に切り起こされて、一対 の側壁14、15が形成されている。側壁14は所定の間隔で設けられた2個の 細幅側壁14A、14Bで構成され、側壁15は前記細幅側壁14A、14Bの 間隙部に対応し、かつこの間隙寸法と略同一幅とされている。
【0015】 側壁14、15の対向間隙は、電線20の接続部22Aの幅寸法に対応してお り(接続部22Aの幅方向寸法よりも若干大きい間隔に設定されており)、接続 部22Aが容易に入り込むことができる。また、側壁14の高さ寸法(基部12 からの突出高さ寸法)は、接続部22Aの厚さ寸法とほぼ同一か若干大きい寸法 とされ、側壁15の高さ寸法は、接続部22Aの厚さ寸法と幅寸法との和にほぼ 等しい寸法とされている。この側壁15は、その先端部分が、前記接続部22A が側壁14、15の対向間隙に挿入された状態で接続部22A上へと略直角に折 り曲げられることにより、接続部22Aをこの先端部分と基部12との間で挟持 し、保持する役目を有している(仮止め状態)。この仮止め状態とされた接続部 22Aが、レーザビーム等によって側壁15又は基部12へ溶接される構成であ る。
【0016】 次に本実施例の作用をターミナル10に電線20を接続する手順に従って説明 する。
【0017】 上記構成のターミナル10と電線20の接続構造では、まず、図10(A)に 示す如く電線20の芯部22をダイDにセットし、さらに図10(B)に示す如 くこの芯部22をパンチPによって加圧して潰し、薄肉偏平の接続部22Aを形 成する。
【0018】 次いで、図1乃至図4に示す如く、電線20の接続部22Aがターミナル10 の長手方向に沿って側壁14、15の対向間隙へ挿入する。この場合、接続部2 2Aは側壁14、15によって両側からガイドされて挟み込まれながら挿入され るため、適正な位置に挿入することができる。その後、側壁15をこの挿入され た接続部22A上へ折り曲げる。この側壁15は、予め、接続部22Aの厚さ寸 法と幅寸法との和に相当する長さとされているため、接続部22Aの側面と上部 を囲い込むことができ、他の側面は側壁14があることによって接続部22Aの 三方を囲い込むことができる。この状態では、接続部22Aは、仮止め状態とな り、作業者の手が離れても、電線20をターミナル10上で保持することができ る。
【0019】 次に、図11に示す如く、側壁15の折り曲げた部分の上にレーザ発振器(図 示省略)から放出されたレーザビームRを照射することによって、接続部22A と側壁15とを溶接する。なお、図11のAはレーザビームRを集光するための 集光レンズである。また、図2のA1 はレーザ照射箇所(溶接箇所)を示す。
【0020】 このレーザビームRの照射によって、基部12上に載置(仮止め)された電線 20の接続部22Aをターミナル10に接続することができる。
【0021】 このように、本実施例においては、ターミナル10に形成された側壁14、1 5によって電線20の芯部22(接続部22A)を案内すると共に、側壁15を 折り曲げることによって仮止め状態とし、この接続部22AをレーザビームRに よって溶接して接続するため、レーザビームRによる溶接中に位置ずれを起こす ことがなく、確実に適正位置で溶接することができる。また、電線20の接続2 2Aを単に側壁14、15の対向間隙へ挿入し、その後側壁15を折り曲げるの みであるため、この一連の作業(溶接を含んでもよい)を自動化することが容易 となる。
【0022】 なお、本実施例では、側壁15の高さ寸法を高くして電線20の接続部22A 挿入後に折り曲げるようにしたが、図12に示す如く、側壁14(細幅側壁14 A、14B)の高さ寸法を高くして、この細幅側壁14A、14Bを接続部22 A上に折り曲げるようにしてもよい。
【0023】 なお、本実施例においては、電線20の芯部22を潰して形成される接続部2 2Aは、図9に示す如く芯部20に対して一方の側に段差がある構成としたが、 これに限らず、図13に示す如く、芯部20に対して両側に段差を有する接続部 22Bを形成するようにしてもよい。この場合であっても、偏平に形成された接 続部22Bは、ターミナル10に形成された側壁14、15によって案内され、 側壁14又は側壁15の折り曲げによって適正位置に仮止めすることができる。
【0024】 なお、図12(溶接箇所A2 )に示す如く、レーザビームRを接続部22Aに 照射し、接続部22Aをターミナル10の基部12に溶接してもよい。
【0025】 また、本実施例においては、基部12に載置された電線20の接続部22Aの 側からレーザビームRを照射する構成としたが、このレーザビームRの照射方向 はこれに限らず、電線20の接続部22Aと反対側すなわち基部12の外側から レーザビームRを照射する構成としてもよい。
【0026】 さらに、レーザビームRの照射箇所は、図14に示す如くスポット状(溶接箇 所A3 、A4 )に照射してもよく、或いは、図15に示す如くシーム状(溶接箇 所A5 )に照射して溶接してもよい。すなわち、このレーザビームRの照射箇所 (溶接箇所A1 〜A5 )は、電線20の接続部22Aの大きさ等に基づいて適宜 設定すればよい。
【0027】 さらにまた、本実施例においては、レーザビームRを照射して溶接する構成と したが、これに限らず、レーザビームRの代わりに電子ビーム又は光ビームを用 いて溶接してもよい。これらは、何れも非接触のビーム溶接法である。
【0028】
【考案の効果】
以上説明した如く本考案に係る電線を所定位置に位置決めして確実にターミナ ルに接続することができ、併せて接続作業の自動化も図ることができるという優 れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る接続構造が適用されたタ
ーミナル及び電線を示す斜視図である。
【図2】ターミナル及び電線の平面図である。
【図3】ターミナル及び電線の正面図である。
【図4】図2のIV−IV線に沿ったターミナル及び電
線の断面図である。
【図5】ターミナルの平面図である。
【図6】ターミナルの側面図である。
【図7】図5のIIV−IIV線に沿ったターミナルの
断面図である。
【図8】電線の平面図である。
【図9】電線の正面図である。
【図10】電線の加工状態を示し、(A)は接続部が形
成される以前の状態を示し、(B)は接続部が形成され
た状態を示す側面図である。
【図11】ターミナルに電線を接続する際の溶接状態を
示す正面図である。
【図12】2つの側壁を折り曲げて溶接した場合のター
ミナル及び電線の平面図である。
【図13】電線に形成する接続部の他の例を示す正面図
である。
【図14】ターミナルに電線を接続する際の溶接箇所の
例を示す平面図である。
【図15】ターミナルに電線を接続する際の溶接箇所の
例を示す平面図である。
【図16】従来のターミナル及び電線の接続構造を示す
斜視図である。
【図17】従来のターミナル及び電線の接続構造を示す
断面図である。
【符号の説明】
10 ターミナル 12 基部 14、15 側壁 20 電線 22 芯部 22A 接続部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ターミナルに電線を溶接によって接続す
    るターミナルと電線の接続構造において、 前記電線の先端接続部分を偏平に潰し、 前記偏平に潰された電線の幅寸法に対応した間隔で互い
    に対向し合う側壁対を前記ターミナルに設け、 前記偏平に潰された電線を、前記側壁対の対向間隙に配
    置すると共にこの側壁対の一方を前記偏平に潰された電
    線上に折り曲げて仮止めし、 この仮止め状態でターミナルに電線をビーム溶接にて接
    続したことを特徴とするターミナルと電線の接続構造。
JP28593U 1993-01-08 1993-01-08 ターミナルと電線の接続構造 Pending JPH0656969U (ja)

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JP28593U JPH0656969U (ja) 1993-01-08 1993-01-08 ターミナルと電線の接続構造

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013165236A (ja) * 2012-02-13 2013-08-22 Sharp Corp 端子ボックス、太陽電池モジュール、出力リード線と端子ボックスとの接続方法および太陽電池モジュールの製造方法
US11489306B2 (en) 2020-03-18 2022-11-01 Yazaki Corporation Terminal-equipped electric wire manufacturing method and terminal-equipped electric wire
US11611159B2 (en) 2020-03-18 2023-03-21 Yazaki Corporation Method of manufacturing terminal-equipped electrical wire and terminal-equipped electrical wire
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