JP2013165236A - 端子ボックス、太陽電池モジュール、出力リード線と端子ボックスとの接続方法および太陽電池モジュールの製造方法 - Google Patents

端子ボックス、太陽電池モジュール、出力リード線と端子ボックスとの接続方法および太陽電池モジュールの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】出力リード線を端子台に対して所定位置で位置決めすることができ、信頼性の高い電気接続を得ることができるようにする。
【解決手段】端子ボックス10は、出力リード線5が内部に導入されるボックス本体11と、ボックス本体11に固定されて出力リード線5が接続される板面20eを有する端子台20とを備え、端子台20は、出力リード線5を端子台20の板面20e側に押圧する押圧片30を備え、押圧片30は、出力リード線5の幅方向の押圧片長さ寸法が、出力リード線5の幅寸法よりも長く設定されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、太陽電池モジュールの出力リード線と出力ケーブルとを電気的に接続する太陽電池モジュール用の端子ボックス、太陽電池モジュール、出力リード線と端子ボックスとの接続方法および太陽電池モジュールの製造方法に関する。
近年、太陽光を利用して発電を行う太陽電池システムの利用が盛んであり、一般家庭にも広く普及している。太陽電池システムは、建物の屋根上に設置された太陽電池モジュールからの直流電流を、インバーター等を介して変換し、各電気製品に供給するシステムである。
太陽電池モジュールは、通常、所定の架台上に面一となるように敷設され、各モジュール同士は端子ボックスを介して直列又は並列に接続される。太陽電池モジュールから出された出力リード線を、端子ボックス内に導入し、端子ボックスの内部に設けられた端子台と前記出力リード線とを半田を用いて接続する端子ボックスが公知である(例えば、特許文献1参照)。
かかる端子ボックスは、太陽電池モジュールの出力リード線が内部に導入される出力リード線導入孔が形成されたボックス本体と、この出力リード線導入孔を通して導入した出力リード線と出力ケーブルの入力端子とが電気的に接続される端子台とを備えたものである。
前記端子台には、前記出力リード線導入孔を通して導入した出力リード線を前記端子台に押圧可能な押圧片が延設されている。そして、前記出力リード線導入孔を通して導入した出力リード線と端子台とは、半田付けにより電気的に接続されている。
特開2011−119462号公報
特許文献1に記載の端子ボックスに設けられた押圧片は、平板状を呈しており、この押圧片は、出力リード線の幅方向の押圧片長さ寸法が出力リード線の幅寸法よりも短く設定されている。なお、ここで、出力リード線の幅方向とは、出力リード線の長手方向に対して直交する方向をいう。
このように押圧片長さ寸法が出力リード線の幅寸法よりも短いため、押圧片長さ寸法方向の接触面積が小さくなり、押圧片が出力リード線を端子台に押圧する押圧力が低下する傾向にある。この結果、出力リード線が所定位置からずれ易く、また、出力リード線が端子台から離れ易くなり、出力リード線を所定位置で位置決めするのが困難となるおそれがある。
また、出力リード線と端子台とは、半田付けされるのが一般的である。仮に、出力リード線の位置がずれた状態で半田付けを行った場合、出力リード線と端子台との接続不良を招来するおそれがあるため、出力リード線を端子台の適切な位置で位置決めして仮止めするのが望ましい。
本発明は、かかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、出力リード線を端子台に対して所定位置で位置決めすることができ、信頼性の高い電気接続を得ることができる端子ボックスおよびその端子ボックスを備えた太陽電池モジュール並びに出力リード線と端子ボックスとの接続方法およびその接続方法を備えた太陽電池モジュールの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の端子ボックスは、出力リード線が内部に導入されるボックス本体と、前記ボックス本体に固定されて前記出力リード線が接続される板面を有する端子台とを備えた端子ボックスであって、前記端子台は、出力リード線を前記端子台の板面側に押圧する押圧片を備え、前記押圧片は、前記出力リード線の幅方向の押圧片長さ寸法が、前記出力リード線の幅寸法よりも長く設定されていることを特徴としている。
前記押圧片は、前記出力リード線の幅方向の押圧片長さ寸法が、前記出力リード線の幅寸法よりも長く設定されているので、押圧片で出力リード線の幅方向全長にわたって端子台側に確実に押圧することができる。従って、出力リード線を端子台の適切な位置で位置決めすることが可能となる。
本発明の端子ボックスの前記端子台は、前記出力リード線の幅方向の一側縁が当接されて位置決めされる位置決め部を備えることを特徴とする。かかる場合には、前記出力リード線と前記端子台とを接続する際に、出力リード線の幅方向の一側縁を、前記端子台に設けられた位置決め部に当接させることにより、出力リード線を幅方向に位置決めすることができる。さらに、このように位置決めされた出力リード線を押圧片が端子台の板面側に押圧させるため、出力リード線を所定の位置で仮止めすることができる。
本発明の端子ボックスは、前記リード線と前記端子台とは、半田により電気的に接続されることを特徴とする。かかる場合には、出力リード線の押圧片から突出した先端部を半田付けする際に、押圧片は、半田が不用意に先端部から外れて出力リード線の長手方向に流れるのを防止する。また、出力リード線を所定位置に位置決めした状態において、所定の部分に半田付けを行うことができるため、半田付けをより確実に行うことができる。
本発明の端子ボックスは、前記押圧片が、前記端子台に固定され立設された固定部と、前記固定部から前記出力リード線の幅方向に延設されて前記出力リード線を前記端子台の前記板面とで押さえる押圧部とを備え、前記固定部は、前記出力リード線の幅方向の一側縁が当接されることを特徴とする。
かかる場合には、押圧片が位置決め部となるため、部品点数を減少することができる。しかも、前記押圧片は、前記固定部から前記出力リード線の幅方向に延設されて前記出力リード線を前記端子台の前記板面とで平行に押さえる押圧部を備えるので、前記出力リード線が前記端子台から離れて浮き上がるのを効果的に防止でき、半田付けを容易且つ確実に行うことができる。
本発明の端子ボックスの前記端子台は、前記出力リード線が挿通される出力リード線挿通孔を備えていることを特徴とする。かかる場合は、押圧片は半田が出力リード線に沿って流れるのを防止するため、半田が端子台の出力リード線挿通孔に流れ込み端子ボックス外部に流出するのを防止できる。
本発明の太陽電池モジュールは、前記の端子ボックスを備えていることを特徴とする。
本発明の端子ボックスにおける端子ボックスにおける出力リード線と端子台との接続方法は、前記出力リード線を前記押圧片と前記端子台との間に挿通し、前記出力リード線の幅方向の一側縁を前記押圧片の前記固定部に押し当てて出力リード線を幅方向に位置決めと仮止めする工程と、前記位置決めと仮止めされた出力リード線と端子台の半田付けを行う工程とを有することを特徴とする。
本発明は、出力リード線の幅方向の一側縁を前記押圧片の固定部に押し当てる工程を備えるため、前記端子ボックスの端子台の所定位置に出力リード線を容易且つ確実に接続することができる。
本発明の出力リード線と端子ボックスに設けられた端子台との接続方法は、前記端子台に対して立設された押圧片に、前記出力リード線の幅方向の一側縁を押し当てて前記出力リード線を幅方向に位置決めする工程と、前記出力リード線を前記押圧片に押し当てた状態において、前記押圧片を前記出力リード線側に折り曲げて前記出力リード線を仮止めする工程と、仮止めされた前記出力リード線と前記端子台との半田付けを行う工程とを有することを特徴とする。
本発明は、前記端子台に対して立設された押圧片に、前記出力リード線の幅方向の一側縁を押し当てて前記出力リード線を幅方向に位置決めする工程と、前記出力リード線を前記押圧片に押し当てた状態において、前記押圧片を前記出力リード線側に折り曲げて前記出力リード線を仮止めする工程とを備えるため、前記端子ボックスの端子台の所定位置に出力リード線を容易且つ確実に接続することができる。
本発明の太陽電池モジュールの製造方法は、前記出力リード線と端子ボックスとの接続工程を有することを特徴とする。このような特徴を有する本発明によれば、太陽電池モジュールの製造方法を容易に実施することが可能となる。
本発明によれば、出力リード線を端子台の適切な位置で位置決めすることが可能となる。この結果、正確な位置での半田付けが可能となり、信頼性の高い電気的接続を得ることができる。
本発明の一実施形態を示す端子ボックスを太陽電池本体に固定する前の分解斜視図である。 同端子ボックスを示し、(a)は端子ボックス内部の平面図、(b)は同端子ボックスの蓋体の平面図である。 同端子ボックスのボックス本体の内部を示す平面図である。 同端子ボックスの端子台に出力リード線を接続した状態を示す平面図である。 図4のA―A線断面図である。 本発明の一実施形態を示す端子ボックスを太陽電池本体に固定した状態を示す要部断面図である。 同端子ボックスを太陽電池本体に固定した状態を示す斜視図である。 同端子ボックスを太陽電池モジュールに対向させた状態を示す要部断面図である。 本発明の他の実施形態を示し、(a)は端子台に押圧片を立設した状態の側面図、(b)は端子台に載置した出力リード線を押圧片で位置決めした状態の側面図、(c)は押圧片を屈曲させることにより、端子台に出力リード線を固定した状態の側面図である。 本発明の他の実施形態を示す端子ボックスの全体斜視図である。 同端子ボックスの蓋体を取外した状態のボックス本体の内部を示す平面図である。 本発明の他の実施形態を示し、(a)は端子台に出力リード線を接続した状態を示す平面図、(b)は(a)のB―B線断面図、(c)は端子台の斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1〜図8は、本発明の一実施形態を示す。図1は、本実施形態に係る端子ボックスを太陽電池本体に固定する前の分解斜視図である。
同図において、太陽電池モジュール1は、多数の太陽電池セル(図示せず)を並設してある矩形の太陽電池本体2を備えている。
太陽電池モジュール1の裏面からは、帯板状の出力リード線5が略直角に延出させており、それぞれの出力リード線5は、出力ケーブル17、18が延設された端子ボックス10に接続できるように、帯板面に沿う方向に並べて配置されている。なお、本実施形態においては、4本の出力リード線5が延出された場合を例示する。
図2は、本発明の一実施形態の端子ボックスを示し、同図(a)は端子ボックス内部の平面図、同図(b)は端子ボックスの蓋体の平面図、図3は端子ボックスのボックス本体内部を示す平面図、図4は端子ボックスの端子台に出力リード線を接続した状態を示す平面図、図5は、図4のA―A線断面図、図6は端子ボックスを太陽電池本体に固定した状態を示す要部断面図、図7は端子ボックスを太陽電池本体に固定した状態を示す斜視図である。
図2に示すように、端子ボックス10は、出力リード線5が内部に導入されるボックス本体11と、前記ボックス本体11に固定されて前記出力リード線5が接続される板面20eを有する端子台20とを備えている。また、前記端子台20は、出力リード線5を前記端子台20の板面20e側に押圧する押圧片30を備えている。具体的には、端子ボックス10は、太陽電池モジュール1の太陽電池本体2に固定される樹脂製のボックス本体11と、蓋体12とから構成されている。ボックス本体11は、底板部13と、この底板部13の外周に沿って形成した周壁部15とを一体に備えており、上面が開口している。そして、この開口が蓋体12により閉塞される。
図3に示すように、ボックス本体11の底板部13には、複数の出力リード線5の夫々を各別にボックス本体11内部に導入可能な複数の出力リード線導入孔16が形成されている。各出力リード線導入孔16は、帯板状の出力リード線5の幅方向に沿った長孔に形成されており、各出力リード線導入孔16の長さ寸法16Lは、図4に示す出力リード線5の幅寸法5Lよりも長く設定されている。
図2に示すように、ボックス本体11の底板部13には、前記出力リード線導入孔16に対応するように、導電性金属製の複数の端子台20(20a、20b、20c、20d)が設けられている。なお、本実施形態においては、4個の端子台20a、20b、20c、20dを備えた場合を例示する。かかる端子台20a、20b、20c、20dは、太陽電池モジュール1の出力リード線5と、端子ボックス10に導入される出力ケーブル17、18とを電気的に接続するためのものである。
すなわち、図2(a)における左右方向の両外側の端子台20a、20dには、出力ケーブル17、18がそれぞれ接続されている。端子台20bと端子台20cには、バイパスダイオード19が電気的に接続されている。また、端子台20aと端子台20bとは、接続線19aを介して電気的に接続され、端子台20cと端子台20dとは、接続線19bを介して電気的に接続されている。
各端子台20は、出力リード線5が挿通される出力リード線挿通孔16を備えている。すなわち、各端子台20には、ボックス本体11の出力リード線導入孔16を通して導入された出力リード線5を挿通させる出力リード線導入孔21が形成されている。この出力リード線導入孔21は、前記ボックス本体11の出力リード線導入孔16の長さ寸法16Lと略同等の長さ寸法21Lに形成されている。そして、各端子台20は、出力リード線導入孔21が出力リード線導入孔16と同芯状に配置されるように、ボックス本体2に固定されている。
また、各端子台20の板面20e上には、出力リード線5を端子台20の板面20e側に屈曲させて押圧するための押圧片30が設けられている。この押圧片30は、金属製の帯び板から形成され、出力リード線5の幅方向(出力リード線5の長手方向に直交する方向)に設けられている。
図4から図7に示すように、押圧片30は、出力リード線導入孔21よりも太陽電池モジュール1(太陽電池本体2)から延出された出力リード線5の導入方向の下流側(出力リード線5の先端側)に設けられている。
押圧片30は、端子台20に固定され立設された固定部32と、固定部32から出力リード線5の幅方向に延設されて出力リード線5を端子台20の板面20eとで平行に押さえる押圧部31とを備え、固定部32は、出力リード線5の幅方向の一側縁が当接されている。従って、固定部32が位置決め部となり、端子台20は、出力リード線5の幅方向の一側縁が当接されて位置決めされる位置決め部を備えることとなる。
また、押圧片30の材質は、端子台20の材質と同じものが望ましい。例えば、端子台20および押圧片30の材質としては、真鍮や銅にスズメッキを施したものを例示することができる。なお、押圧部31と固定部32とは、単体の部材を屈曲形成しても、あるいは、それぞれ別体の部材から構成してもよい。
固定部32から押圧部31が出力リード線5の幅方向に延設されており、押圧部31の他方は、端子台20側に固定されることはなく自由端となっている。従って、押圧部31と端子台20の板面20eとの間に略出力リード線5の厚さに相当する間隙35が形成されるように、押圧部31は端子台20に対して平行に設けられている。また、押圧部31の他端と端子台20の板面20eとの間は、開口されている。
図4に示すように、押圧片30は、前記出力リード線5の幅方向の押圧片長さ寸法30Lが、前記出力リード線5の幅寸法5Lよりも長く設定されている。ここで、出力リード線5の幅方向の押圧片長さ寸法とは、出力リード線5の幅方向と同方向の寸法をいう。また、出力リード線5の幅寸法5Lとは、出力リード線5の幅方向の寸法をいう。さらに具体的には、押圧片30の押圧片長さ寸法30Lは、端子台20の出力リード線導入孔21の長さ寸法21Lよりも長く設定されている。
このように、押圧片30の押圧片長さ寸法30Lを設定することにより、押圧片30は、出力リード線5の表面に当接しており、出力リード線5の表面を先端側部5aと端子台20の出力リード線導入孔21側の基部側部分5bとに、出力リード線5の幅方向の全長にわたって連続して分離している。
そして、出力リード線5の先端側部5aと端子台20とが半田付けされている。図4に仮想線で示す部分が、半田付け領域37である。
次に、端子ボックス10の端子台20を、出力リード線5に接続する工程を備えた太陽電池モジュールを製造する方法について説明する。
かかる出力リード線5と端子ボックス10との接続方法は、出力リード線5を押圧片30と端子台20との間に挿通し、出力リード線5の幅方向の一側縁を押圧片30の固定部32に押し当てて出力リード線5を幅方向に位置決めと仮止めする工程と、位置決めと仮止めされた出力リード線5と端子台20の半田付けを行う工程とを有する。
以下に、かかる接続方法を具体的に説明する。なお、図8は、端子ボックスを太陽電池本体に対向させた状態を示す要部断面図である。
図8に示すように、端子ボックス10の底面を太陽電池本体2の裏面に対して略平行に対面させる。さらに、出力リード線5を端子ボックス10の出力リード線導入孔16および端子台20の出力リード線導入孔21に挿入する。端子ボックス10の底板部13底面を太陽電池本体2の裏面に押し付けて接着固定すると共に、出力リード線5を、出力リード線導入孔16、21から引っ張り出す。
引っ張り出された出力リード線5を、端子台20と押圧片30との間に形成されている間隙35に通す。このとき、押圧片30の他端側と端子台20の表面との間は、開口されているため、この開口を通して出力リード線5を間隙35に挿入することができる。すなわち、出力リード線5を幅方向の一側から間隙35に押し込むようにして挿入することができるため、出力リード線5の間隙35への嵌め込みを容易に行うことが可能となる。
さらに、間隙35に入れられた出力リード線5の幅方向の一側縁を、押圧片30一端に設けられた固定部32に側方から押し当てる。これにより、出力リード線5は、端子台20に対して幅方向の位置決めがなされ、所定位置に仮止めすることが可能となる。
出力リード線導入孔16から突出して仮止めされた出力リード線5の部分(出力リード線導入孔16から先端までの部分)は、短いため、出力リード線5のこの部分と端子台20とが離れやすい。かかる場合であっても、押圧片30が出力リード線5を押圧し、出力リード線5が離れるの阻止するため、出力リード線5を屈曲した状態を維持させることができる。しかも、出力リード線5に端子台20の表面から離間しようとする力が作用した場合であっても、出力リード線5の幅方向の一端部は、押圧片30の一端の角部(押圧部31と固定部32とが一体となった部分)に係合しているため、押圧片30は、間隙35を大きくする方向に変更し難く、出力リード線の姿勢を強固に維持することができる。
出力リード線5を端子台20に対して所定位置で仮止めした状態において、出力リード線5の先端側部5aと端子台20との半田付けを行う。このように、出力リード線5の先端側部5aに半田付けを行うのであるが、押圧片30は、出力リード線5の幅方向の全長にわたって設けられているため、半田が押圧片30で遮られ、押圧片30を越えて出力リード線5の長手方向に沿って基部側5bに流れるのを防止できる。
しかも、本実施形態は、押圧片30の押圧片長さ寸法30Lを半田が端子台20およびボックス本体11の出力リード線導入孔16、21の長さ寸法16L、21Lよりも長く設定していることから、この押圧片30が邪魔板の機能を有し、この結果、半田が端子台20およびボックス本体11の出力リード線導入孔16、21を介して太陽電池モジュール1側に流れ出るのを防止できる。
出力リード線1を端子板5に半田付けして、端子台20を出力リード線5に電気的に接続した後に、適宜ボックス本体11内にシリコーン樹脂などを充填して蓋体12を取り付ける。
以上のように、端子ボックス10の端子台20を、太陽電池モジュール1の出力リード線5に接続する際に、出力リード線5の横(幅方向)の位置ずれが起こりやすいが、本実施形態は、この出力リード線の幅方向の位置ずれは、押圧片30の固定部32に出力リード線を押し付けることにより、防止することができる。
また、本実施形態は、端子台20に出力リード線孔21を設けている。この出力リード線孔21からボックス本体11内に引き出された出力リード線5は、前記のように出力リード線孔21から出力リード線5の先端までの距離が短いこともあり、出力リード線5と端子台20とが離れやすい。本実施形態は、押圧片30が出力リード線21を押圧することで、出力リード線21は端子台20に接触した状態を維持するため、この出力リード線21に半田付けをより確実に行うことが可能となり、出力リード線5の位置決めを確実に行えることと相まって、高い信頼性の電気的接続を得ることが可能となる。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではない。例えば、図9に本発明の他の実施形態を示す。
図9において、(a)は端子台に押圧片を立設した状態の側面図、(b)は端子台に載置した出力リード線を押圧片で位置決めした状態の側面図、(c)は押圧片を屈曲させることにより、端子台に出力リード線を固定した状態の側面図である。
本実施形態における押圧片30は、端子台20の表面に対し垂直な状態となるように形成されていている。本実施形態に係る出力リード線5と端子台20との接続方法を以下に説明する。
端子台20に対して押圧片30を立設する工程と、立設された押圧片30に、出力リード線5の幅方向の一側縁を押し当てて出力リード線5を幅方向に位置決めする工程と、出力リード線5を押圧片30に押し当てた状態において、押圧片30を出力リード線5側に折り曲げて出力リード線5を仮止めする工程と、仮止めされた出力リード線5と端子台20との半田付けを行う工程とを有する。
具体的には、押圧片30は、端子台20に対して垂直方向に立設された状態である(図9(a)参照)。
この立設された押圧片30に、出力リード線5の幅方向の一端を押し当てる(図9(b)参照)。このように、出力リード線5の幅方向の一端を押圧片30に押し当てることにより、出力リード線5の幅方向の位置決めを行うことができる。
出力リード線5を押圧片30の一端に押し当てた状態において、押圧片30を出力リード線5側に折り曲げる(図9(c)参照)。このように、押圧片30を出力リード線5側に折り曲げることにより、押圧片30が出力リード線5を幅方向に押圧することとなる。これにより、出力リード線5の幅方向の位置決めと仮止めを行うことができる。
出力リード線5の仮止め後に、前記同様に半田付けにより接続する。
図10および図11に本発明の更に他の実施形態を示す。
図10は端子ボックスの全体斜視図、図11は同端子ボックスの蓋体を取外した状態のボックス本体の内部を示す平面図である。
図10および図11に示すように、本発明は、端子台20に出力リード線導入孔21が設けられておらず、端子台20を避けた箇所から出力リード線5が出ている構造の端子ボックス10に採用したものである。なお、前記実施形態と同一部材は同一符号を付して具体的な説明は省略する。
本実施形態の端子ボックス10は、偏平な方形の箱形状に形成されたボックス本体11と、このボックス本体11の上面開口部を覆う蓋体12とから構成されている。ボックス本体11の底板部13には、太陽電池モジュール1から引き出された各出力リード線5を内部に導入するための2つの出力リード線導入孔16が設けられている。
また、一対の出力リード線導入孔16の横(出力リード線導入孔16の間隔内)には、一対の端子台20が設けられており、内部に導入された出力リード線5は、この端子台20にそれぞれ接続されている。
また、各端子台20には、押圧片30が出力リード線5の幅方向に設けられている。
図12に本発明の更に他の実施形態を示す。
図12(a)は端子台に出力リード線を接続した状態を示す平面図、(b)は(a)のB―B線断面図、(c)は端子台の斜視図である。なお、前記実施形態と同一部材は同一符号を付して具体的な説明は省略する。
本実施形態は、端子台20の出力リード線導入孔21の一辺から押圧片30が一体的に延設されたものである。出力リード線導入孔21および押圧片30は、プレス加工により形成することが可能である。
しかも、この押圧片30の幅方向の一方に位置するように、端子台20の表面には、位置決め部としての突起40が突設されている。かかる突起40は、端子台20と別部材を固定しても、また、端子台20をプレス加工することにより形成することができる。
図12に示す実施形態は、押圧片30に位置決め機能は設けていないが、押圧片30とは別途設けた突起40により、出力リード線5の幅方向の位置決めを行うことが可能である。すなわち、出力リード線5を端子台20に形成された出力端子導入孔21から引き出し、その出力リード線5の一側縁を突起40に押し当てる。
幅方向に位置決めされた出力リード線5を、押圧片30で押さえ込んで仮止めする。さらに、出力リード線5と端子台20との半田付けを行う。
なお、本願で開示した実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 太陽電池モジュール
2 太陽電池本体
5 出力リード線
5L 幅寸法
10 端子ボックス
11 ボックス本体
12 蓋体
13 底板部
15 周壁部
16 出力リード線導入孔
16L 長さ寸法
17 出力ケーブル
18 出力ケーブル
20 端子台
20e 板面
21 出力端子導入孔
21L 長さ寸法
30 押圧片
30L 押圧片長さ寸法
31 押圧部
32 固定部(位置決め部)
35 間隙
37 半田付け領域
40 突起(位置決め部)

Claims (9)

  1. 出力リード線が内部に導入されるボックス本体と、前記ボックス本体に固定されて前記出力リード線が接続される板面を有する端子台とを備えた端子ボックスであって、
    前記端子台は、出力リード線を前記端子台の板面側に押圧する押圧片を備え、
    前記押圧片は、前記出力リード線の幅方向の押圧片長さ寸法が、前記出力リード線の幅寸法よりも長く設定されていることを特徴とする端子ボックス。
  2. 請求項1に記載の端子ボックスであって、
    前記端子台は、前記出力リード線の幅方向の一側縁が当接されて位置決めされる位置決め部を備えることを特徴とする端子ボックス。
  3. 請求項1または請求項2に記載の端子ボックスであって、
    前記リード線と前記端子台とは、半田により電気的に接続されることを特徴とする端子ボックス。
  4. 請求項1から請求項3までの何れか1項に記載の端子ボックスであって、
    前記押圧片は、前記端子台に固定され立設された固定部と、前記固定部から前記出力リード線の幅方向に延設されて前記出力リード線を前記端子台の前記板面とで押さえる押圧部とを備え、前記固定部は、前記出力リード線の幅方向の一側縁が当接されることを特徴とする端子ボックス。
  5. 請求項1から請求項4までの何れか1項に記載の端子ボックスであって、
    前記端子台は、前記出力リード線が挿通される出力リード線挿通孔を備えていることを特徴とする端子ボックス。
  6. 請求項1から請求項5までの何れか1項に記載の端子ボックスを備えていることを特徴とする太陽電池モジュール。
  7. 請求項4に記載の端子ボックスにおける出力リード線と端子台との接続方法であって、
    前記出力リード線を前記押圧片と前記端子台との間に挿通し、前記出力リード線の幅方向の一側縁を前記押圧片の固定部に押し当てて前記出力リード線を幅方向に位置決めと仮止めする工程と、
    位置決めと仮止めされた前記出力リード線と前記端子台の半田付けを行う工程とを有することを特徴とする出力リード線と端子ボックスとの接続方法。
  8. 出力リード線と端子ボックスに設けられた端子台との接続方法であって、
    前記端子台に対して立設された押圧片に、前記出力リード線の幅方向の一側縁を押し当てて前記出力リード線を幅方向に位置決めする工程と、
    前記出力リード線を前記押圧片に押し当てた状態において、前記押圧片を前記出力リード線側に折り曲げて前記出力リード線を仮止めする工程と、
    仮止めされた前記出力リード線と前記端子台との半田付けを行う工程とを有することを特徴とする出力リード線と端子ボックスとの接続方法。
  9. 請求項7または請求項8に記載の前記出力リード線と前記端子ボックスとの接続工程を有する太陽電池モジュールの製造方法。
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