JPH0656939B2 - アナログ音声信号の周波数特性補正回路 - Google Patents

アナログ音声信号の周波数特性補正回路

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JPH0656939B2
JPH0656939B2 JP21521181A JP21521181A JPH0656939B2 JP H0656939 B2 JPH0656939 B2 JP H0656939B2 JP 21521181 A JP21521181 A JP 21521181A JP 21521181 A JP21521181 A JP 21521181A JP H0656939 B2 JPH0656939 B2 JP H0656939B2
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G5/00Tone control or bandwidth control in amplifiers
    • H03G5/005Tone control or bandwidth control in amplifiers of digital signals

Landscapes

  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
  • Filters And Equalizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 トーンコントロール回路は一般にコンデンサ及び抵抗器
の組み合わせにより構成されている。従つて、そのよう
なトーンコントロール回路に、例えば第5図Aに示すよ
うに高域成分STと低域成分SBとを有するオーデイオ信号
が供給されているとき、例えば低域を増強するようにト
ーンコントロールを行うと、第5図Bに示すように低域
成分SBのレベルが大きくなると同時に、位相のずれθ、
すなわち、位相歪みを生じてしまう。
この発明は、この各信号成分の位相を考慮したトーンコ
ントロール回路を提供すると共に、特にその構成を簡略
化できるようにしようとするものである。
以下その一例について説明しよう。なお、以下の例にお
いては、第6図に示すように、低域は0Hzにおいて±10
dBの範囲にわたつて調整でき、高域は25kHzにおいて±1
0dBの範囲にわたつて調整できるようにした場合であ
る。
第1図において、アナログのオーデイオ信号S1が、入
力端子(1)を通じてA/Dコンバータ(2)に供給され、周波
数が例えば50kHzでサンプリングされて例えば16ビツト
のデジタル信号S2に変換され、この信号S2がビツトス
ライス形のマイクロプロセツサ(3)に供給されると共
に、制御回路(8),(9)からオーデイオ信号S1の低域の
レスポンスを制御する制御信号S8及び高域のレスポン
スを制御する制御信号S9がプロセツサ(3)に供給され
る。そして、マイクロプロセツサ(3)において信号S2
対して信号S8,S9に対応したトーンコントロールの処理
が行われて信号S3が取り出され、この信号S3がD/Aコ
ンバータ(5)に供給されてトーンコントロールされたオ
ーデイオ信号S5に変換され、この信号S5が端子(6)に
取り出される。
そして、この場合、プロセツサ(3)は、トーンコントロ
ールの処理を行うため、次のように構成される。
すなわち、このプロセツサ(3)は、第4図に示すよう
に、ローパスフイルタ(400)と、遅延回路(500)と、ハイ
パスフイルタ(600)と、それらの出力を処理する回路(70
0)とを実現するように構成されているもので、全体とし
て16ビツトの処理とされている。そして、プロセツサ
(3)において、(31)はALU、(32)は16×16ビツトの乗算回
路、(33)はROMを示し、このROM(33)には例えば第3図に
示すようなデータB1〜B25,T1,T1〜T3が書き込まれ
ている。これらデータB1〜B25,A1,T1〜T3が書き
込まれているROM(33)のアドレスも、簡単のためB1〜B
25,A1,T1〜T3番地とする。
また、(34)はRAMを示し、このRAM(34)は遅延回路として
働くもので、そのアドレスの1つが1つの遅延回路に対
応する。つまり、RAM(34)のあるアドレスのデータを、
所定の期間τ後に別のアドレスに転送すれば、そのデー
タは期間τだけ遅延したことになる。なお、この遅延期
間τは、A/Dコンバータ(2)におけるサンプリング周波数
の逆数、すなわち、20μ秒である。また、RAM(34)のア
ドレスは、b1〜b12,a1〜an,t1〜t4とし、このアド
レスのデータもb1〜b12,a1〜an,t1〜t4とす
る。
そして、これら回路(31)〜(34)は、データバス(35)に接
続され、さらに、バツフアレジスタ(36),(37)がデータ
バス(35)に接続されると共に、A/Dコンバータ(2)からの
デジタル信号S2がレジスタ(36)に供給され、レジスタ
(37)からデジタル信号S3が取り出されてD/Aコンバータ
(5)に供給される。また、データバス(35)には、入力ポ
ート(38),(39)が接続され、このポート(38),(39)に制
御回路(8),(9)から制御信号S8,S9が供給される。
さらに、(41)はマイクロプログラムコントローラ(シー
ケンサ)、(42)はマイクロプログラムメモリ、(43)はパ
イプラインレジスタを示し、メモリ(42)はROMにより構
成され、例えば第2図に示すフローチャートのプログラ
ムが書き込まれている。そして、このプログラムがコン
トローラ(41)によりレジスタ(43)にロードされて各命令
が実行されると共に、このとき、レジスタ(43)からコン
トローラ(41)にネクストアドレスコントロール信号NAC
が供給されてプログラムはパイプライン処理される。さ
らに、コントローラ(41)には、ステータス信号STSも供
給される。なお、(44)はクロツクジエネレータを示し、
このジエネレータ(44)において、例えば4MHz、すなわ
ち、A/Dコンバータ(2)におけるサンプリング周波数50kH
zの80倍の周波数のクロツクパルスが形成され、これが
各部に供給される。
また第2図に示すフローチヤートは、第4図に示す等価
回路をプロセツサ(3)において実現するためのものであ
り、メモリ(42)に書き込まれているプログラムがコント
ローラ(41)によりレジスタ(43)にセツトされ、これによ
り回路(31)〜(39)が制御されて実行される。
すなわち、第2図において、ステツプ〔102〕はプロセ
ツサ(3)をイニシヤライズするステツプ、ステツプ〔10
3〕は、コンバータ(2),(5)とプロセツサ(3)との間が非
同期結合となつているので、これを解決するためのもの
であり、レジスタ(36)に1サンプルの信号S2がセツト
されたかどうかを確認し、セツトされれば、この信号S
2をレジスタ(36)から読み出して次のステップ〔104〕に
移るが、セツトされていないときには、セツトされるま
で、この確認が続けられる。従つて、ステップ〔104〕
以降の処理は、信号S2の1サンプルごとに1回づつ行
われることになる。
また、ステップ〔104〕は、第4図におけるローパスフ
イルタ(400)を実現するステツプであり、例えばi=1
のときには U1=S21=U1*B1-b1*B2-b2*B……(i) U2=V1+b1*B4+b2 ……(ii) b2=b ……(iii) b1=V1 ……(iv) となるが、(i),(ii)式における加減算はALU(31)におい
て行われ、乗算は乗算回路(32)を使用して行われる。ま
た、(iii)式はRAM(34)のb1番地のデータb1をb2番地
に転送することを示し、(iv)式はRAM(34)のb1番地にデ
ータV1をロードすることを示す。
そして、このような処理がi=1〜6について行われ、
最後に、信号L0が取り出される。
さらに、ステップ〔105〕は第4図における遅延回路(50
0)を実現するためのステツプであり、RAM(34)のあるア
ドレスaiのデータaiを次のアドレスa(i+1)に転送す
る処理をi=1〜(n−1)について行うと共に、信号
0を得るものである。そして、上述のように、このス
テツプ〔105〕(及び他のステツプ〔104〕〜〔108〕)
は、信号S2の1サンプルにつき1回しか行われないの
で、このステツプ〔105〕により信号S2はサンプリング
周波数の逆数の期間20μ秒のn倍だけ遅延され、信号M
0として取り出されることになる。
また、ステツプ〔106〕は、第4図におけるハイパスフ
イルア(600)を実現するためのステツプであり、この処
理がi=1〜3について行われ、デジタル信号H0が取
り出される。
そして、ステツプ〔107〕は、第4図の合成回路(700)を
実現してステツプ〔104〕〜〔106〕において形成された
信号L0,M0,H0からデジタル信号S3を形成するステツプ
であり、ステツプ〔108〕において、その信号S3がレジ
スタ(37)を通じてD/Aコンバータ(5)に供給される。そし
て、処理は、ステツプ〔103〕にジヤンプして次の信号
2のサンプルの入力待ちとなる。
従つて、このプロセツサ(3)は等価的に第4図のように
示される。
すなわち、ローパスフイルタ(400)は、2次のIIR形フイ
ルタが6段縦続接続されて構成され、その周波数特性は
第7図に実線で示すような低域通過特性となり(阻害帯
域の損失は60dB以上)、また、その群遅延時間特性は第
7図に破線で示すように通過帯域において平坦となる。
従つてその出力信号L0は、信号S1の低域成分のデジタ
ル信号である。
そして、この信号L0に制御信号S8が乗算されるので、
その乗算信号L=L0*S8がアナログ化されたときのレ
ベルは信号S8に対応して第8図に示すように変化す
る。
さらに、ハイパスフイルタ(600)は、係数が対称な4次
のFIR形に構成され、その周波数特性は第9図に示す高
域通過特性となる(阻止帯域の損失は80dB以上)。従つ
て、その出力信号H0は、信号S1の高域成分のデジタル
信号である。
そして、この信号H0に制御信号S9が乗算されるので、
その乗算信号H=H0*S9がアナログ化されたときのレ
ベルは、信号S9に対応して第9図に示すように変化す
る。
なお、遅延回路(500)は、信号L,M0,Hがアナログ化
されたとき、そのアナログ信号に遅延時間(位相)の差
を生じないようにするためのものであり、また、第8図
及び第10図におけるレベルは、信号M0がアナログ化さ
れたときのレベルを基準としている。
そして、これら信号L,M,Hが加算されて信号S3
とされ、アナログ信号S5に変換されるのでこの信号S5
は、第6図に示すような周波数特性になる。すなわち、
制御信号S8により信号Lがアナログ化されたときのレ
ベルは、第8図に示すように変化し、この信号Lが平坦
な特性の信号M0に加算されるので、信号S5に含まれる
低域成分は第6図に示すように変化する。また、制御信
号S9により信号Hがアナログ化されたときのレベル
は、第10図に示すように変化し、この信号Hが平坦な特
性の信号M0に加算されるので、信号S5に含まれる高域
成分は第6図に示すように変化する。従つて、信号S5
は、制御信号S8,S9により第6図に示すように変化する
周波数特性になる。
こうして、この発明によれば、オーデイオ信号のトーン
コントロールができるが、この場合、特にこの発明によ
れば、平坦な特性の信号M0に低域成分の信号L及び高
域成分の信号Hを加算して所望の周波数特性を得ると共
に、このとき、低域成分の信号Lを取り出すフイルタ(4
00)の群遅延時間特性は、第7図に破線で示すように通
過帯域において平坦であり、高域成分の信号Hを取り出
すフイルタ(600)は、係数が対称なFIR形に構成している
ので、その通過帯域において群遅延時間特性が一定であ
る。従つて、信号L,Hのアナログ化された信号に位相
のずれを生じることがないので、端子(6)の出力信号に
含まれる低域成分と中域成分と高域成分との間にも位相
ずれ、すなわち、位相歪みを生じることがない。
また、特に、この発明によれば、オーデイオ信号S1
デジタル処理によりトーンコントロールするとき、ビツ
トスライス形のマイクロプロセツサ(3)により行つてい
るので、コスト,設計,保守などの点において優れてい
る。すなわち、単なるデジタル処理ならば、ワイアード
ロジツクを第4図の等価回路のように構成することによ
り実現することもできるが、その場合にはIC化したとし
ても、ICの数がきわめて多くなり、大型化すると共に、
非常に高価になつてしまう。また、市場やユーザーの要
求に応じて異なるトーンコントロール特性などにする場
合、設計や開発の柔軟性,容易性がほとんど得られな
い。さらに、装置の保守,点検や修理などについても問
題を生じてしまう。
しかし、この発明によれば、マイクロプロセツサ(3)に
よりデジタルトーンコントロール回路を構成しているの
で、第1図にも示すように、構成が簡単であり、コスト
を抑えることができると共に小型にできる。また、市場
やユーザーの要求に応じて異なるトーンコントロール特
性などにする場合、ROM(33)のデータ及びメモリ(42)の
プログラムを変更するだけでよく、設計や開発の柔軟性
及び容易性に優れている。さらに、装置の保守・点検や
修理なども容易になる。
なお、上述においては、オーデイオ信号のトーンコント
ロールを行う場合であるが、遅延時間(位相)を制御す
ることもできる。また、ビデオ信号のように周波数の高
い信号の場合には、そのデジタル信号をマルチチヤンネ
ルに分割し、各チヤンネルごとにプロセツサ処理を行つ
てから合成すればよい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一例の系統図、第2図〜第10図はそ
の説明のための図である。 (2)はA/Dコンバータ、(3)はビツトスライス形マイクロ
プロセツサ、(5)はD/Aコンバータである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力音声信号をディジタル音声信号に変換
    するA/D変換器と、 該A/D変換器の出力信号が供給され、所定の周波数よ
    りも低い周波数の信号成分を出力する低域通過フィルタ
    と、 上記A/D変換器の出力信号が供給され、上記所定の周
    波数よりも高い周波数の信号成分を出力する高域通過フ
    ィルタと、 上記A/D変換器の出力信号が供給され、供給された信
    号を遅延して出力する遅延回路と、 上記低域通過フィルタの出力信号と上記高域通過フィル
    タの出力信号と上記遅延回路の出力信号とを加算する加
    算回路と、 該加算回路の出力信号をアナログ信号に変換するD/A
    変換器とを備え、 上記低域通過フィルタ及び上記高域通過フィルタは夫々
    信号通過帯域における群遅延時間が一定であり、且つ夫
    々出力信号のレベルを制御する第1のレベル調整回路及
    び第2のレベル調整回路を有し、 上記遅延回路は、上記低域通過フィルタ及び上記高域通
    過フィルタ並びに上記遅延回路の出力端子における上記
    A/D変換器の出力信号に対する遅延量が互いに等しく
    なるように上記A/D変換器の出力信号を遅延するよう
    になされていることを特徴とするアナログ音声信号の周
    波数特性補正回路。
JP21521181A 1981-12-25 1981-12-25 アナログ音声信号の周波数特性補正回路 Expired - Lifetime JPH0656939B2 (ja)

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