JPH0656834A - 2−アミノ−7−〔(1,3−ジヒドロキシ−2−プロポキシ)メチル〕プリンのカルボン酸エステル、その製法およびその使用 - Google Patents

2−アミノ−7−〔(1,3−ジヒドロキシ−2−プロポキシ)メチル〕プリンのカルボン酸エステル、その製法およびその使用

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JPH0656834A
JPH0656834A JP5067729A JP6772993A JPH0656834A JP H0656834 A JPH0656834 A JP H0656834A JP 5067729 A JP5067729 A JP 5067729A JP 6772993 A JP6772993 A JP 6772993A JP H0656834 A JPH0656834 A JP H0656834A
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Gerhard Dr Jaehne
ゲールハルト・イエーネ
Matthias Helsberg
マテイーアス・ヘルスベルク
Irvin Winkler
イルヴイン・ヴインクラー
Gerhard Gross
ゲールハルト・グロース
Thomas Scholl
トーマス・シヨル
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Hoechst AG
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    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 次の式で示される2−アミノ−7−〔1,3
−ジヒドロキシ−2−プロポキシ)メチル〕プリンのカ
ルボン酸エステル化合物およびその生理学的に許容し得
る塩、それらの製造方法ならびに当該化合物またはその
塩を含有する医薬組成物。 〔式中、基R1および(または)R2は相互に独立して次
式 −C(=O)−R3 (式中、R3は(C1〜C3)−アルキルである)のアシ
ル基であり、そして基R1およびR2の一方は水素である
こともできる〕 【効果】 この化合物は抗ウイルス作用を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】式
【化3】 の置換されたプリンが、抗ウイルス活性を有すること
は、既に知られている(EP 452 680参照)。
【0002】置換されたプリンのあるカルボン酸エステ
ルがすぐれた抗ウイルス活性を有しそしてさらに経口投
与後特に顕著な生物学的利用能を示すということが見出
された。
【0003】したがって、本発明は、式1
【化4】 〔式中、基R1および(または)R2は相互に独立して式
2 −C(=O)−R3 (2) (式中、R3は(C1〜C3)−アルキルである)のアシ
ル基であり、そして基R1およびR2の一方は、水素であ
ることもできる〕の化合物およびその生理学的に許容し
得る塩に関するものである。
【0004】上述した式1の特に重要な化合物は、R3
がメチルでありそして基R1およびR 2の一方が水素であ
ることもできる化合物である。R3がメチルである式1
の上記化合物は、特に非常に重要である。
【0005】本発明による式1の化合物は、非環式側鎖
中に1個または2個以上のキラル中心を有することがで
きる。これらの化合物は、一般にラセミ体として存在す
る。そしてエナンチオマーの製造または単離が可能であ
る。それ故に、本発明は、純粋なエナンチオマーおよび
例えば相当するラセミ体のようなそれらの混合物に関す
るものである。
【0006】治療目的に特に適している本発明の化合物
の塩は、生理学的に許容し得る酸、例えば酢酸、乳酸、
リンゴ酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン
酸、イセチオン酸、塩酸、硫酸または燐酸の塩である。
【0007】さらに、本発明は、有機溶剤中でそして脱
水剤の存在下においてそして塩基を添加して、式1′
【化5】 の化合物を式3 R4−COOH (3) (式中、R4は(C1〜C3)−アルキルである)のカルボ
ン酸と反応させ式1の化合物を得、そして次にモノエス
テルおよびジエステルを慣用の方法によりそれぞれに分
離することからなる本発明の化合物の製法に関するもの
である。
【0008】式1′の上述した化合物は、例えばEP
452 860に記載されているようにして製造するこ
とができる。例えば、ジシクロヘキシルカルボジイミド
は上述した反応を実施するための好ましい脱水剤であ
る。適当な塩基は、例えばN,N′−ジメチルアミノピ
リジンまたはその誘導体である。
【0009】反応を実施するための適当な有機溶剤の例
は、ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリド
ン、ピリジン、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタ
ンまたはテトラヒドロフランである。
【0010】反応の実施にあたっては、好ましくは式
1′の化合物を、好ましくは−10℃〜+40℃、特に
室温で有機溶剤中に溶解または懸濁させ、そして撹拌し
ながら、順次に、適当な場合には相当する溶剤に溶解し
た好ましくは少なくとも2当量、特に2.2〜3当量の
相当するカルボン酸、接触量、好ましくは0.2〜0.4
当量のN,N−ジメチルアミノピリジンおよび好ましく
は少なくとも2当量、特に3〜5当量のジシクロヘキシ
ルカルボジイミドと混合しそして次に混合物を−10℃
〜+50℃、好ましくは室温〜+40℃で1〜24時
間、好ましくは6〜10時間撹拌する。適当する場合に
は反応を完了させるために、この時間の後に、さらに1
当量の相当するカルボン酸、0.2当量のN,N−ジメチ
ルアミノピリジンおよび2当量のジシクロヘキシルカル
ボジイミドを加えそして混合物をさらに5〜24時間、
好ましくは5〜10時間撹拌する。その後、沈殿したジ
シクロヘキシル尿素を濾去しそして本発明の生成物を単
離する。この単離は、例えばクロマトグラフィーにより
または結晶化により、好ましくは濾液の蒸発後、例えば
ジクロロメタン/メタノール(9/1)を使用して、例
えばシリカゲル上でクロマトグラフィー処理することに
よって行われる。
【0011】モノエステルは、反応を薄層クロマトグラ
フィーによりモニターし、反応を早期に終了させそして
その後上述したように例えばクロマトグラフィーにより
精製することにより得ることができる。光学的に活性な
化合物の単離が必要とされる場合には、最新の方法によ
って行われる。
【0012】さらに、本発明は、ウイルス性疾患を治療
または予防するための抗ウイルス剤としての本発明の式
1の化合物の使用に関するものである。本発明の化合物
は、特に、単純疱疹1型ウイルス、単純疱疹2型ウイル
ス、ヒトサイトメガロウイルス、マウスサイトメガロウ
イルス、水痘・帯状疱疹ウイルス、エブスタイン−バー
ルウイルスおよびヒト疱疹ウイルス6(HHV−6)に
対して活性である。
【0013】さらに、本発明は、本発明の化合物の少な
くとも1種を含有する医薬に関するものである。本発明
による医薬は、好ましくは経腸的(経口的)に使用し得
るけれども、非経口的(静脈内的)、直腸的または局所
的(locally)(topically)に使用することもできる。この
医薬は、溶液、粉末、錠剤、カプセル(ミクロカプセル
を包含する)、軟膏(クリームまたはゲル)または坐剤
の形態で投与することができる。このような処方に適当
な補助物質は、製薬上慣用の液体または固体の充填剤、
増量剤、溶剤、乳化剤、滑沢剤、矯味剤、着色物質およ
び(または)緩衝物質である。体重1kg当り0.1〜1
0mg、好ましくは0.2〜8mgの投与量が有利に投与さ
れる。本発明の医薬は、本発明の化合物の少なくとも1
日当りの有効量、例えば30〜300mg、好ましくは5
0〜250mgを含有する投与単位で有利に投与される。
【0014】全身性単純疱疹1型ウイルス(HSV−
1)感染に対する効能:特定の病原体を有していない体
重15〜18gのNMRIマウスにHSV−1を腹腔内
的に感染させそして次に本発明の化合物の形態で経口的
に治療する。処置は、まず感染後3時間で行いそしてそ
れから1日2回4日間つづける。この処置の成功を、病
気の進行および未処置の感染対照と比較した生存割合を
基にして測定する。後者の比較対照マウスに対しては本
発明の化合物の代りに生理食塩溶液を与える。観察期間
は、2週間である。表1は、この研究調査の結果を示
す。
【0015】
【表1】
【0016】経口的生物学的利用能の測定 赤毛猿を、実験の開始24時間前に個々のおりに入れ
る。実験の開始12時間前に飼料を与えることを中止す
る。しかしながら、実験前および実験中、飲料水は無制
限に与える。それぞれの場合において、2匹の動物には
本発明の化合物をそして1匹の動物には式1′の化合物
をそれぞれ化合物105μモル/kgの投与量で水道水5
mlの容量を使用して胃管を用いて投与する。この投与量
をさらに水20mlで胃に流し込む。
【0017】1匹の動物には、生理塩化ナトリウム溶液
中の10mg/mlの濃度で式1′の化合物42μモル/kg
を上腕の静脈に注射する。血液試料を、物質の投与後2
4時間までの種々な時間間隔ですべての動物の大腿静脈
からとり出す。血液を、凝固するまで4℃に保持しそし
てそれから遠心分離する。このようにして得られた血清
を−20℃で、試料を分析するまで貯蔵する。血清20
0μlを反応容器に導入しそして水100mlでうすめ
る。50%濃度のトリクロロ酢酸30μlを添加した
後、混合物をRボルテックスミキサー(Vortex Mixer)中
で均質化し次いで3分間遠心分離する。上澄溶液50μ
lをHPLCにより検査する。
【0018】クロマトグラフィー分離:カラムRヌクレ
オシル(Nucleosil)C18、125×4.6mm;移動相:燐
酸、0.01モル;流速:1.0ml/分;検出:蛍光、e
x. :310nm、em. :360nm;保持時間:3.5分
(R1=R2=Hである式1の化合物、すなわち、式1′
の化合物)。
【0019】データ下の面積(AUD)を評価すること
によって計算を行う。実施例1の化合物の経口投与後の
式1′の化合物の代謝利用能(metabolic availability)
は平均37.80%(34.47%および41.16%)
であった。実施例2の化合物の投与後においては、平均
20.11%(23.73%および16.50%)の式
1′の化合物の生物学的利用能が達成された(実施例2
の化合物は体内において式1′の化合物に代謝され
る)。これに反して、経口投与後の式1′の化合物の生
物学的利用能は、平均15%であるにすぎない。
【0020】生物学的利用能の測定(マウス):マウス
における本発明の化合物の経口投与後、式1′の化合物
の生物学的利用能に対する次の値が得られた。
【0021】
【表2】
【0022】さらに、本発明を、以下の実施例によって
より詳細に説明する。 実施例1 R1=R2=アセチルである式1の化合物 2−アミノ−7−〔(1,3−ジヒドロキシ−2−プロ
ポキシ)メチル〕プリン(欧州特許出願EP 452 6
80Aに記載されているようにして製造されたR1=R2
=水素である式1の化合物)1.2g(5ミリモル)を
無水のジメチルホルムアミド50mlに溶解する。酢酸
0.63ml(11ミリモル)、N,N−ジメチルアミノピ
リジン0.2g(1.6ミリモル)およびN,N′−ジシ
クロヘキシルカルボジイミド3.96g(19ミリモ
ル)を順次加えそして混合物を、室温で6時間撹拌す
る。この時間の後に、さらに酢酸0.32ml(5.5ミリ
モル)、N,N−ジメチルアミノピリジン0.1g(0.
8ミリモル)およびN,N′−ジシクロヘキシルカルボ
ジイミド1.98g(9.5ミリモル)を加えそして混合
物を室温でさらに17時間撹拌する。沈殿したN,N′
−ジシクロヘキシル尿素を濾去し、濾液を真空中で濃縮
しそして残留物を、溶離剤混合物としてジクロロメタン
/メタノール(9/1)を使用してシリカゲル上でクロ
マトグラフィー処理する。2−アミノ−7−〔(1,3
−ビス−アセトキシ−2−プロポキシ)メチル〕プリン
1.51g(理論値の93.5%)が、融点158℃の無
色の結晶として得られた。1 H-NMR(270 MHz, d6-DMSO)δ〔ppm〕:8.65(s, 1H)、
8.43(s, 1H)、 6.27(s, 2H)、 5.68(s, 2H)、 4.15〜3.86
(m, 5H)、 1.83(s, 6H)。
【0023】実施例2 R1=R2=ブタノイルである式1の化合物 2−アミノ−7−〔(1,3−ジヒドロキシ−2−プロ
ポキシ)メチル〕プリン〔欧州特許出願EP 452 6
80Aに記載されているようにして製造されたR1=R2
=水素である式1の化合物〕1.2g(5ミリモル)を
無水のジメチルホルムアミド50mlに溶解する。酪酸
1.0ml(11ミリモル)、N,N−ジメチルアミノピリ
ジン0.2g(1.6ミリモル)およびN,N′−ジシク
ロヘキシルカルボジイミド3.96g(19ミリモル)
を順次加えそして混合物を室温で6時間撹拌する。この
時間の後に、さらに酪酸0.5ml(5.5ミリモル)、
N,N−ジメチルアミノピリジン0.1g(0.8ミリモ
ル)およびN,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド
1.98g(9.5ミリモル)を加えそして混合物を室温
でさらに17時間撹拌する。沈殿したN,N′−ジシク
ロヘキシル尿素を濾去し、濾液を真空中で濃縮しそして
残留物を、溶離剤混合物としてジクロロメタン/メタノ
ール(9/1)を使用してシリカゲル上でクロマトグラ
フィー処理する。2−アミノ−7−〔(1,3−ビス−
ブチリルオキシ−2−プロポキシ)メチル〕プリン1.
84g(理論値の97.1%)が、123℃の融点を有
する無色の結晶として得られた。1 H-NMR(270 MHz, d6-DMSO)δ〔ppm〕:8.64(s, 1H)、
8.43(s, 1H)、 6.27(s, 2H)、 5.67(s, 2H)、 4.18〜3.79
(m, 5H)、 2.05(t, 4H)、 1.42(m, 4H)、 0.83(t, 6H)。
【0024】実施例3 R1=R2=プロパノイルである式1の化合物 2−アミノ−7−〔(1,3−ジヒドロキシ−2−プロ
ポキシ)メチル〕プリン〔欧州特許出願EP 452 6
80Aに記載されているようにして製造されたR1=R2
=水素である式1の化合物〕1.2g(5ミリモル)を
無水のジメチルホルムアミド50mlに溶解する。プロピ
オン酸0.82ml(11ミリモル)、N,N−ジメチルア
ミノピリジン0.2g(1.6ミリモル)およびN,N′
−ジシクロヘキシルカルボジイミド3.96g(19ミ
リモル)を順次加えそして混合物を室温で6時間撹拌す
る。この時間の後に、さらにプロピオン酸0.41ml
(5.5ミリモル)、N,N−ジメチルアミノピリジン
0.1g(0.8ミリモル)およびN,N′−ジシクロヘ
キシルカルボジイミド1.98g(9.5ミリモル)を加
えそして混合物を室温でさらに17時間撹拌する。沈殿
したN,N′−ジシクロヘキシル尿素を濾去し、濾液を
真空中で濃縮しそして残留物を、溶離剤混合物としてジ
クロロメタン/メタノール(9/1)を使用して、シリ
カゲル上でクロマトグラフィー処理する。2−アミノ−
7−〔(1,3−ビス−プロピオニルオキシ−2−プロ
ポキシ)メチル〕プリン1.53g(理論値の87.2
%)が、143℃の融点を有する無色の結晶として得ら
れた。1 H-NMR(270 MHz, d6-DMSO)δ〔ppm〕:8.64(s, 1H)、
8.42(s, 1H)、 6.28(s, 2H)、 5.67(s, 2H)、 4.13(m, 2
H)、 4.05〜3.89(m, 3H)、 2.10(q, 4H)、 0.92(t, 6H)。
【0025】実施例4 R1=水素でありそしてR2=アセチルである式1の化合
物 無色の結晶。融点153℃。1H-NMR(200 MHz, d6-DMS
O)δ〔ppm〕:8.62(s,1H)、 8.40(s, 1H)、 6.23(s, 2H)、
5.63(m, 2H)、 4.85(t, 1H)、 4.15〜4.00(m, 1H)、 3.95
〜3.83(m, 1H)、 3.72〜3.60(m, 1H)、 3.40(m, 2H)、 1.7
3(s, 3H)。
【0026】以上、本発明を詳細説明したが、本発明は
さらに次の実施態様によってこれを要約して示すことが
できる。 1.式1
【化6】 〔式中、基R1および(または)R2は相互に独立して式
2 −C(=O)−R3 (2) (式中、R3は(C1〜C3)−アルキルである)のアシ
ル基でありそして基R1およびR2の一方は、また水素で
あることもできる〕の化合物またはその生理学的に許容
し得る塩。
【0027】2.R3がメチルでありそして基R1および
2の一方が水素であることもできる、前項1記載の式
1の化合物。 3.ジメチルホルムアミドのような溶剤中でN,N′−
ジシクロヘキシルカルボジイミドのような脱水剤の存在
下にN,N−ジメチルアミノピリジンのような塩基を添
加して式1′
【化7】 の化合物を式3 R4−COOH (3) (式中、R4は(C1〜C3)−アルキルである)のカル
ボン酸と反応させて式1の化合物を得、そして次にモノ
エステルおよびジエステルを慣用の方法を使用してそれ
ぞれに分離することからなる、前項1または2記載の式
1の化合物の製法。 4.抗ウイルス剤として使用するための前項1または2
記載の式1の化合物。
【0028】5.抗疱疹剤として使用するための前項1
または2記載の式1の化合物。 6.前項1または2記載の式1の少なくとも1種の化合
物を含有する医薬組成物。 7.ウイルス性疾患治療用の医薬組成物を製造するため
の前項1または2記載の式1の化合物の使用。 8.前項1または2記載の式1の少なくとも1種の化合
物を、適当する場合には、適当な補助物質および(また
は)賦形剤と一緒に適当な投与形態に変換することから
なる、前項6記載の医薬組成物の製法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 イルヴイン・ヴインクラー ドイツ連邦共和国デー−6237リーダーバ ハ.インデンアイヒエン40 (72)発明者 ゲールハルト・グロース ドイツ連邦共和国デー−6093フレールスハ イム/マイン.カペレンシユトラーセ27 (72)発明者 トーマス・シヨル ドイツ連邦共和国デー−5300ボン.エール ステフエールガセ3

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式1 【化1】 〔式中、基R1および(または)R2は相互に独立して式
    2 −C(=O)−R3 (2) (式中、R3は(C1〜C3)−アルキルである)のアシ
    ル基でありそして基R1およびR2の一方は、また水素で
    あることもできる〕の化合物またはその生理学的に許容
    し得る塩。
  2. 【請求項2】 ジメチルホルムアミドのような溶剤中で
    N,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミドのような脱
    水剤の存在下にN,N−ジメチルアミノピリジンのよう
    な塩基を添加して式1′ 【化2】 の化合物を式3 R4−COOH (3) (式中、R4は(C1〜C3)−アルキルである)のカルボ
    ン酸と反応させて式1の化合物を得、そして次にモノエ
    ステルおよびジエステルを慣用の方法を使用してそれぞ
    れに分離することからなる、請求項1記載の式1の化合
    物の製法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の式1の少なくと
    も1種の化合物を含有する医薬組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1の式1の少なくとも1種の化合
    物を、適当する場合には適当な補助物質および(また
    は)賦形剤と一緒に適当な投与形態に変換することから
    なる、請求項3記載の医薬組成物の製法。
JP5067729A 1992-03-28 1993-03-26 2−アミノ−7−〔(1,3−ジヒドロキシ−2−プロポキシ)メチル〕プリンのカルボン酸エステル、その製法およびその使用 Pending JPH0656834A (ja)

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DE4210221A DE4210221A1 (de) 1992-03-28 1992-03-28 Carbonsäureester von 2-Amino-7-(1,3-dihydroxy-2-propoxymethyl)purin, deren Herstellung sowie deren Verwendung

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AU (1) AU3545093A (ja)
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CA (1) CA2092770A1 (ja)
CZ (1) CZ52093A3 (ja)
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