JPH0656607A - 殺生物性デシルノニル及びデシルイソノニルジメチルアンモニウム化合物 - Google Patents

殺生物性デシルノニル及びデシルイソノニルジメチルアンモニウム化合物

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JPH0656607A
JPH0656607A JP4301380A JP30138092A JPH0656607A JP H0656607 A JPH0656607 A JP H0656607A JP 4301380 A JP4301380 A JP 4301380A JP 30138092 A JP30138092 A JP 30138092A JP H0656607 A JPH0656607 A JP H0656607A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無毒で、低発泡性で、水中の細菌、藻、軟体
動物を抑制するのに有効な殺生物剤の提供。 【構成】 一般式 【化1】 (式中、Xは塩素、臭素、ヨウ素、又はC1 からC18
アルキル基を有するアルキルカルボン酸エステルであ
り、及びRはノルマルノニル又はイソノニルである)を
有する第4級アンモニウム化合物が上記目的を達成され
ることを見出した。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
【0001】
【従来の技術】第4級アンモニウム化合物は、循環又は
静止水域を処理する殺細菌剤、殺藻剤、殺軟体動物剤と
して広く使用されている。第4級アンモニウム化合物の
クーリングタワー、プール、温泉産業の水処理における
現在の推定市場は、およそ年間1500から1600万
ポンドである。これらの市場においては、伝統的に有効
な殺生物性を有する化合物として知られている高級アル
キル又はジアルキル第4級アンモニウム化合物が用いら
れてきた。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本技術
分野で知られる高級アルキル又はジアルキル第4級アン
モニウム化合物は、殺生物活性の限定されたスペクトラ
ム、高発泡性、本来的な毒性、堪え難い臭気の生成等の
欠陥の1又はそれ以上の問題点を抱えている。さらに、
これらの化合物の有益な殺生物効果は、硬水中で用いた
ときかなり阻害されることが知られている。それ故、上
記欠陥は、実際の水処理への第4級アンモニウムの殺生
物剤としての大規模な使用を制限する重要な要因になっ
ている。
【0003】例えば、塩化ジオクチルジメチルアンモニ
ウムは発泡性は低いが、毒性が高く、殺細菌・殺藻性に
劣る。逆に塩化ジデシルジメチルアンモニウムは低毒性
で高い殺細菌・殺藻活性を有するが、発泡性が高い。米
国特許第4,444,790号及び第4,450,17
4号に開示の塩化ジイソデシルジメチルアンモニウムも
同様に、眼の刺激と臭いの問題を生ずる。従来のジアル
キル第4級アンモニウム塩の高発泡性は、再循環冷却水
システムでの殺藻剤としての使用には望ましくない性格
である。
【0004】塩化ジオクチルジメチルアンモニウムを含
めた多数の第4級アンモニウム化合物は、例えばゼブラ
ムラサキイガイ、アジアハマグリのような軟体動物の淡
水源での繁殖を防止するための殺軟体動物剤として使用
されてきた(例えば米国特許第5,015,395号及
びその引用文献を参照)。しかしながら、多くの第4級
アンモニウム塩は前記欠陥のいずれかを有するために、
軟体動物を防除する有効な手段となりえない。
【0005】ゼブラムラサキイガイ(Dreissen
a polymorpha)は、最近合衆国の西中部と
北東部の多数の湖、川で発見されている。例えばゼブラ
ムラサキイガイ汚染は、都市用水、ユーティリティー
用、及びこの地域の工業用の主要な淡水源としての役割
を果たす北米五大湖で発見されている。生じた工業・漁
業への経済的コストは、この地域だけでも1990年で
約5億ドルと推定されている。
【0006】そのすばやく繁殖する性質、及びかれらが
いる水系に接するどんな堅い表面にも付着する能力ゆえ
に、ゼブラムラサキイガイは特に都市用水処理プラント
及び工業用水システムにおいて、入水パイプやプロセス
装置を詰まらせるので問題となっている。そこで、実用
上の水処理において、ゼブラムラサキイガイの成長を抑
制する安全で有効な殺軟体動物が必要とされている。
【0007】驚くべき事に、デシルノニル及びデシルイ
ソノニルジメチルアンモニウム化合物、特に塩化デシル
ノニルジメチルアンモニウムと塩化デシルイソノニルジ
メチルアンモニウムは優れた範囲の殺細菌性、殺藻性、
殺軟体動物性を示し、しかも実質的に現在使用の第4級
アンモニウム化合物に一般的に見られる発泡性や毒性を
もたないことが見出だされた。特に、本発明の第4級ア
ンモニウム化合物は、クロレラ(Chlorella
pyrenoidosa)、マスタードアルゲ(mus
tard algae)、及びホルミジウム(Phor
midiumluridum)等の藻類の成長阻害に特
に有効である。
【0008】塩化デシルノニルジメチルアンモニウム及
び塩化デシルイソノニルジメチルアンモニウムは、それ
ゆえに単独であるいはその混合物として、家庭用の消毒
製品又は他の工業的殺生物剤市場分野のみならず、プー
ル、温泉、循環式及び静止式クーリングタワーの処理に
おいて莫大な潜在的有用性を有している。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、水処理方法、
及び、一般式、
【化2】 を有する殺生物性第4級アンモニウム化合物に関する。
(式中、Xは塩素、臭素、ヨウ素、又はC1 〜C18アル
キル基を有するアルキルカルボキシレートアニオンであ
り、Rはn−ノニル又はイソノニルである)本発明の第
4級塩は殺細菌剤、殺藻剤、殺軟体動物剤として極めて
有効であり、かつ、水中で有効濃度で使用しても、従来
の第4級塩と比較して低発泡性、低毒性のものである。
【0010】本発明の第4級塩は、CaCO3 で表され
るカルシウム硬度で、有機質土壌の存在下であっても少
なくとも400ppm まで、水中において極めて有効な殺
生物剤である。
【0011】従って、本発明の目的は、デシルノニル及
びデシルイソノニルジメチルアンモニウム化合物、特に
塩化デシルノニルジメチルアンモニウム(デシルノニル
DMAC)及び塩化デシルイソノニルジメチルアンモ
ニウム(デシルイソノニルDMAC)を、水処理に使用
する殺細菌剤、殺藻剤、殺軟体動物剤として提供するこ
とにある。本発明の第4級アンモニウム化合物は、クロ
レラ(Chlorellapyre noidos
a)、マスタードアルゲ、ホルミジウム(Phormi
dium luridum)のような藻類の成長の抑制
に特に有効である。本化合物は、眼の刺激性がない等、
使用上安全であり、水中で有効濃度が使用されても不快
臭を生じない。
【0012】本発明の他の目的は、循環水域へ添加した
ときに、実質的に泡を生じない安全で有効な第4級アン
モニウム化合物を提供することである。かかる化合物は
特に泡の生成を欲しないプール、温泉、循環給水塔にお
いて有用である。
【0013】また本発明の他の目的は、水中の微生物、
藻類の成長を抑制する方法を提供することである。
【0014】さらに本発明の他の目的は、水中の軟体動
物、特にゼブラムラサキイガイ、アジアハマグリの成長
を抑制する方法を提供することである。
【0015】本発明のこれら及び他の目的は、以下の詳
細な説明により明らかになるであろう。
【0016】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明のジアル
キルジメチル第4級アンモニウム化合物は、デシルノニ
ル及びデシルイソノニルジメチルアンモニウム化合物、
特にデシルノニルDMAC及びデシルイソノニルDMA
Cである。これらの第4級塩は既知の方法により製造さ
れる。米国特許第3,754,033号及び第4,45
0,174号、あるいはA.W.ラルストン氏ら、J.
Org.Chem.13巻、186ページ(1948
年)を参照。
【0017】例えば本発明の化合物は、第1級アルキル
ハロゲン化物と第3級アミンの古典的なアルキル化反応
によって製造される。この第3級アミンは、第1級アル
キルハロゲン化物と第2級アミンのアルキル化による
か、あるいはアルキル化剤が同一の又は異なる第1級ア
ルキルハロゲン化物である第1級アミンの二つの連続的
アルキル化によって製造される。一般的に、塩化メチル
を用いたジアルキルメチルアミンの第4級化は、アルキ
ルハロゲン化物を用いたアルキルジメチルアミンの第4
級化よりも高い収量が得られる。
【0018】本発明のジアルキルジメチル第4級アンモ
ニウム化合物中のアニオンは、塩素、臭素、ヨウ素、及
びC1 〜C18アルキル基を有するアルキルカルボキシレ
ートである。例えばデシルイソノニルDMABは臭化メ
チルとデシルイソノニルメチルアミンの反応によって製
造される。デシルイソノニルジメチルアンモニウムは、
臭化メチルとデシルイソノニルメチルアミンの反応によ
って製造される。デシルイソノニルDMAAは、ローム
・アンド・ハース社製造のIR401イオン交換樹脂等
のアニオンとして酢酸で表面処理されているイオン交換
樹脂にデシルイソノニルDMACを透過させることによ
って製造される。
【0019】ノルマルノニル、イソノニル、デシルアル
コール、アミノ化反応に使用するため、塩化アルキル等
の夫々の第1級アルキルハロゲン化物に変換される。例
えば塩化アルキルは、塩化チオニル、燐酸三塩化物等の
従来の塩素化剤と第1級アルコールを反応させることに
よって通常製造される。塩化ノニル、塩化イソノニル、
塩化デシルの異性体分布は、出発アルコール分布に依存
する。
【0020】分岐のないノルマルノニルアルコールは、
ギバウダン(クリフトン、ニュージャージー、USA)
から得られる。またノルマルノニルアルコールは、C9
分画の分離するためのエクサール(Exxal)L91
1(エクソン・ケミカル、USA;ベイトン ルージ
ュ、LA,USA)の分画蒸留によって得られる。エク
サール(Exxal)L911は、ノニルアルコールと
ウンデシル(C11)アルコールの比が1:1である界面
活性剤用のアルコールである。C9 分画はベータ炭素に
約25%の分岐を有する。
【0021】ノルマルノニルアルコールはまた、ネオド
ール91(シェル・ケミカル社、ガイスマー、LA、U
SA)の分画蒸留によって得られる。ネオドール911
は、1:2:2の比でノニルアルコール、デシルアルコ
ール、ウンデシルアルコールを含む。C9 分画はベータ
炭素に約18%の分岐を有する。
【0022】イソノニルアルコールは、高級オレフィン
フィードストックの触媒性ハイドロホーミングによって
製造される。その異性体分布と炭素数は蒸留により調整
される。エクサール(Exxal)9(エクソン・ケミ
カル、USA;ベイトン・ルージュ、LA、USA)中
の主要な分岐第1級アルコール異性体は、例えば約20
%の第1級C10アルコールを含むジメチル−1−ヘプタ
ノール及びメチル−1−オクタノールである。
【0023】本発明の第4級塩は、単独又は混合物で高
度に有効な殺細菌剤、殺藻剤、殺軟体動物剤である。
【0024】水中で使用される第4級化合物の量は、個
々の施用に依存する。プール、温泉、他の静止水域で
は、水中に溶解する第4級塩の量は、広くは約0.5か
ら約10ppm の範囲、望ましくは約1から約5ppm の範
囲である。
【0025】リサイクルクーリングタワー、空気洗浄
器、ワンススルー冷却システムのような循環水域用に
は、水中に溶かす第4級塩の濃度は、広くは約0.5か
ら約100ppm の範囲、望ましくは約1から約50ppm
の範囲である。
【0026】本発明の第4級塩の最大の殺生物・殺藻効
果は、使用中のpH、温度、水硬度、有機物の混入、及び
アニオン活性に依存して発揮される。例えば、水のpH
は、広くは約4から約10の範囲、望ましくは約7から
約9の範囲にあるべきである。
【0027】本発明の第4級塩は、従来の方法で処理さ
れた水系へ加えることができ、かつ、処理される水系に
おいて、化合物の迅速な溶解と急速な分散を得るのに最
も適する時点で添加することができる。本第4級塩の水
中での溶解を容易にするための種々の製剤は、既知の方
法に従って調製できる。本第4級塩のいかなる形態も使
用できる。これらの形態には、エマルジョンに限らず乾
燥型や0−100%アルコール、例えばエタノール、と
残余は水よりなる溶液も含まれる。また、本第4級塩と
関連して処理されるシステムへ他の水処理剤を添加する
こともできる。例えば他の殺生物剤、界面活性剤、湯あ
か・腐食防止剤、分散剤、柔軟剤、浄化補助剤等を本発
明の第4級塩と一緒に使用することができる。
【0028】以下の例は、本発明を説明するものであ
り、その範囲を限定するものではない。
【0029】例1デシルイソノニルジメチルアンモニ
ウムの合成 a.第3級アミン生成のアミノ化反応 塩化イソノニル+デシルメチルアミン─→デシルイソノ
ニルメチルアミン
【0030】50ガロン反応器に充填した300モルの
デシルメチルアミン、300モルの塩化イソノニル、及
び350モルの50%苛性ソーダの混合物を6時間19
0℃で加温した。この有機混合物を冷却し、水洗し、さ
らに分画蒸留によって精製した。アミノ化工程により8
3%のデシルイソノニルメチルアミンを得た。塩化イソ
ノニルの代わりに塩化ノニルを用いた場合は、生成物は
デシルノニルメチルアミンである。
【0031】b.第3級アミンの塩化メチルによる第4
級化 デシルイソノニルメチルアミン+塩化メチル─→塩化デ
シルイソノニルジメチルアンモニウム
【0032】オートクレーブ中に充填した150モルの
デシルイソノニルジメチルアミンを溶媒エタノール及び
(あるいは)水と混合する。続いて165モルの塩化メ
チルガスをオートクレーブへポンプで充填し、その内容
物を約85−105℃で約4−5時間加熱する。第4級
アンモニウム塩である塩化デシルイソノニルジメチルア
ンモニウムは、反応に用いられた溶媒の質によって異な
るが、約50から90%の濃度で溶液中に残存する。第
4級アンモニウム塩生成物中のエタノールの濃度は0か
ら50%の範囲であり、望ましくは0から20%の範囲
である。
【0033】デシルイソノニルメチルアミンの代わりに
デシルノニルメチルアミンが用いられた場合は、生成物
は塩化デシルノニルジメチルアンモニウムである。同様
に、塩化メチルの代わりに臭化メチルあるいはヨウ化メ
チルが用いられた場合は、生成物は夫々臭化デシルイソ
ノニルジメチルアンモニウムか、ヨウ化デシルイソノニ
ルジメチルアンモニウムである。
【0034】例2 殺藻効果の評価 本実施例で用いた試験生物は、マスタードアルゲ及びホ
ルミジウム(Phormidium luridum)
である。用いた試験方法は、以下に説明する。
【0035】MIC(最小抑制濃度)の決定に微量希釈
法(マイクロダイリューション法)を用いた。殺菌した
ディフコアルガ煮汁の100マイクロリッターのアリコ
ートを平底96ウェル組織培養プレートのウェルへ加え
た。第一のウェルへは、蒸留水に有効濃度256ppm の
試験殺藻剤を溶かした溶液100マイクロリットルを加
え、煮汁と混合し、その100マイクロリットルを2倍
連続希釈を行う為隣接のウェルへ移した。
【0036】接種源として用いた試験生物は、藻の煮汁
で4−5週間培養した。培養液は、藻を分散させるため
激しく渦巻状に振り、OD600 を記録した(Phorm
idiumの0.178のOD600 は、直接顕微鏡計数
の1ミリリットル当たり1.63×108 細胞に相当
し、マスタードアルゲの0.073のOD600 は、直接
顕微鏡計数の2.1×106 細胞に相当する)。接種源
は藻煮汁中で最終的に1ミリリットル当たり3.0×1
5 細胞となるように希釈した。接種源の100ミリリ
ットルを最初のウェルへ殺藻剤の最終濃度が64ppm と
なるよう加えた。プレートを室温で湿度調節恒温器中、
16時間・8時間の明暗サイクルで培養した。結果は
7,14,21日後の種々の濃度に対する成長の有無で
記録した。微生物の成長を抑制する最小の濃度をMIC
で表した。
【0037】試験を行った種々の殺藻剤のMIC値を有
効ppm 濃度で図2及び表1に示した。
【表1】
【0038】市販殺藻剤バイオ・コート50−40及び
バイオ・コート50−28(バイオラブ、デカツール、
ジョージア)は、7,14,21日目には同じMICを
示した。デシルノニルDMAC、デシルイソノニルDM
AC、ジイソノニルDMACについて、7日目に比較し
て1あるいは2倍希釈濃度の高いMICが21日目に観
察された。バックマンWSCP(バックマン ラボラト
リーズ、メンフィス、テネシー)は試験濃度では抑制効
果を示さなかった(64から0.13ppm )。MICを
求める試験管希釈検定法は、21日目で微量滴定系と同
じ結果を示した。
【0039】例3EPA純粋培養による殺藻剤効力試
以下の第4級アンモニウム化合物、デシルノニルDMA
C、ノニルイソノニルDMAC、ジノニルDMAC、デ
シル−2−エチルヘキシルDMAC、デシルオクチルD
MAC、デシルイソオクチルDMAC、デシルイソノニ
ルDMAC、及びジイソノニルDMAC、について殺藻
効果が試験され、その結果をバックマンWSCP及びB
TC−99と比較した。2種の培養した藻、即ち、クロ
レラ(Chlorella pyrenoidosa)
とホルミジウム(Phormidium luridu
m)がこの検討に用いられた。
【表2】 * 試験ppm 濃度−−4,2,1,0.5,0.25,
0.125,0.063,0.032,及び0.016** ホルミジウム(Phormidium)とクロレラが
成長できない最小濃度。
【0040】試験化合物の中で、デシルノニルDMAC
及びデシルイソノニルDMACは、最も高い殺藻効果を
示した。効力比較において、デシルイソノニルDMA
C、BTC−99、デシルノニルDMAC>バックマン
WSCP>>ジイソノニルDMACの順に効力が減少し
た。
【0041】例4殺細菌効果の評価 本検討に用いた試験生物は、Pseudomonas
aeruginosa,Serratia marce
scens,Escherichia coli,St
aphylococcus aureusである。試験
条件は以下に述べる。
【0042】濾過滅菌したプール水100ミリリットル
を96ウェル微量滴定プレート(ウェル数2−12)へ
分注した。プール水中の種々の殺藻剤が96−ウェル微
量滴定プレート内で64,32,16,8,4,2,
1,0.5,0.25,0.125,0.063,及び
0.0315ppm となるように2倍段階希釈を行った。
【0043】細菌は37℃で一昼夜培養し、遠心分離で
収集し、0.9%w/vNaClで2度洗浄し、濾過滅
菌したプール水中に懸濁した。接種源(3.0×105
細胞)の100ミリリットルを各ウェルへ加え、プレー
トを37℃で培養した。
【0044】培養24時間後、滅菌したトリプティック
・ソイ・ブロスの10倍溶液20ミリリットルを各ウェ
ルへ加えた。プレートを37℃でさらに24時間培養し
た。最小濃度を記録し、表3に要約し、図3に図示し
た。
【表3】
【0045】表3の結果から見ると、デシルノニルDM
AC及びデシルイソノニルDMACは市販剤と同様に、
ジイソノニルDMACに比較して強い殺細菌効果を有し
ている。デシルノニルDMACは、市販剤に比較して同
等か又は優れた殺細菌効果を示している。
【0046】例5循環系プールにおけるデシルイソノ
ニルDMACの半減期の検討 本実施例においては、デシルイソノニルDMACをプー
ル半減期循環試験によって評価した。結果は対照である
ジデシルDMACとH2 2 と比較した。試験条件を以
下に要約する。1700ガロンの水を石膏性プールに貯
え、pH7.4から7.6で温度80から85°Fに維
持した。全アルカリ度は90から130ppm で、カルシ
ュウム硬度は175から225ppm であった。過酸化水
素の開始濃度は40ppm であった。デシルイソノニルD
MACとジデシルDMACの開始濃度は共に有効成分で
34ppm であった。検討結果は、表4及び図1に要約し
た。
【表4】
【0047】本結果はデシルイソノニルDMACの半減
期が5.3日、ジデシルDMACの半減期は4.8日、
過酸化水素の半減期は3日未満であることを示してい
る。
【0048】例6循環発泡試験 本試験は、循環発泡試験装置を用いて、デシルノニルD
MAC、デシルイソノニルDMAC、デシルイソノニル
DMAA、及びデシルイソノニルDMABについて行
い、その結果をバルコートMB−50及びバックマンW
SCPと比較した。
【0049】本試験には殺生物剤の有効成分15ppm を
含有する各サンプル2リッターを試験装置中に供試し、
装置の底から4リッタービュレットの頂部へ戻るように
循環させた。
【0050】各サンプルについて、最初の10分後に生
じた泡の高さを記録した。測定は4回続けて記録が一致
するまで30分毎に行った。測定値は平衡泡高として記
録した。結果は表5及び図6に要約した。
【表5】
【0051】バーコートMB−50は有効成分15ppm
で、試験を行ったいずれの第4級塩よりもかなり高い泡
高を示した。その程度は他の試験化合物の3倍以上であ
った。デシルノニルDMACの泡高は5cmであった。そ
の他の試験化合物、即ちデシルイソノニルDMAC、デ
シルイソノニルDMAB、デシルイソノニルDMAA、
ジイソノニルDMAC及びバックマンWSCPは、第4
級塩15ppm 濃度で殆ど泡を生じなかった。
【0052】例7修正水泳プール消毒剤試験 デシルノニルDMAC、ジノニルDMAC、ノニルイソ
ノニルDMAC、デシル−2−エチルヘキシルDMA
C、デシルオクチルDMAC、デシルイソオクチルDM
AC、デシルイソノニルDMAC及びジイソノニルDM
ACを、“公的分析化学者協会の公的分析方法”第14
版、1984年、シドニー・ウィリアム著、公的分析化
学者協会出版、1111ノース・フォーティーンス・ス
トリート、スート210、アーリントン、VA 222
09、ページ75−77に記載の“水泳プール用(水)
消毒剤”のための修正AOAC試験法を用いて、E.c
oliによって検討した。供試殺生物剤の濃度は5,1
0,15ppm とした。
【表6】
【0053】表6に示した結果は、デシルノニルDMA
C、デシルイソノニルDMACのいずれもがバイオ・コ
ート50−40に匹敵する活性を有することを示してい
る。
【0054】例8Corbicula flumin
eaに対する殺軟体動物剤の効力検討 デシルイソノニルジメチルアンモニウム化合物をアジア
・ハマグリ、Corbicula fluminea成
体に対して検討した。結果はバックマンWSCPと比較
した。ニュージャージーのスプルース・ラン貯水池から
淡水を入手した。全部で20個の1リッター試験ビーカ
ーを用意し、それぞれに十分に通気した殺生物剤溶液4
00ミリリットルを入れた。用いた殺生物剤4種は、デ
シルイソノニルDMAC(塩化物)、デシルイソノニル
DMAA(酢酸塩)、デシルイソノニルDMAB(臭化
物)、及びバックマンWSCPであり、それぞれ有効成
分で100,50,10,5,1 ppm とした。殻長1
から1.5インチのアジアハマグリ10成体を試験ビー
カーに入れ、十分通気した淡水のみを入れた対照2区の
ビーカーへも同様に行った。ハマグリは明らかに生きて
いるもののみを供試した。アジアハマグリの生存状況は
毎日観察された。結果は試験溶液への処理から72時間
後に記録し、表7に要約した。
【表7】
【0055】結果はデシルイソノニルジメチルアンモニ
ウム化合物がバックマンWSCPよりもアジア・ハマグ
リに対する殺軟体動物剤として有効であることを示して
いる。殺生物剤5ppm の濃度で、デシルイソノニルジメ
チルアンモニウム化合物によりアジア・ハマグリは完全
に死亡した。
【0056】例9ゼブラムラサキイガイに対する殺軟
体動物効力の検討 例4で述べたデシルノニルDMAC及びデシルイソノニ
ルDMACの種々の製剤を十分に通気した水道水100
ミリリットルの入ったビーカー中で溶解した。ミシガン
湖から採取した殻長2から10ミリのゼブラムラサキイ
ガイ10成体を各試験ビーカーに入れ、十分に通気した
水道水のみを入れた対照2区のビーカーへも同様に行っ
た。試験期間中、水は毎日交換した。本試験では、明ら
かに生きている(摂食している)ムラサキイガイのみを
用いた。ゼブラムラサキイガイの生存状況を毎日観察し
た。3日後(96時間)、ムラサキイガイの大部分は弊
死した。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は循環水域におけるデシルイソノニルDM
AC及び市販剤バーダック2250の半減期を示してい
る。
【図2】図2はホルミジウム(Phormidium)
及びマスタード・アルガの成長を抑制するために必要な
最小抑制濃度(MIC)を示している。デシルノニルD
MACとデシルイソノニルDMACを、ジイソノニルD
MAC及び市販の第4級化合物であるバックマンWSC
P及びバイオ・コート50−40と比較している。
【図3】図3はPseudomonas aerugi
nosa,Escherichia coli,Ser
ratis marcescens,及びStaphy
lococcus aureus等の細菌の成長を抑制
するために要求されるMICを示す。デシルノニル及び
デシルイソノニルDMACを、ジイソノニルDMAC及
びバックマンWSCPやバイオ・コート50−40等の
市販第4級化合物と比較している。
【図4】図4は1ミリリットル当たり3.0×105
胞の濃度でのChlorella pyrenoido
sa(藻)に対するEPA純粋培養試験を示す。デシル
ノニルDMAC及びデシルイソノニルDMACを、ジイ
ソノニルDMACやバックマンWSCP等の市販第4級
化合物と比較している。
【図5】図5は1ミリリットル当たり3.0×105
胞の濃度でのPhomidium luridum
(藻)に対するEPA純粋培養試験を示す。デシルノニ
ルDMAC及びデシルイソノニルDMACを、バックマ
ンWSCP等の市販第4級化合物と比較している。
【図6】図6は有効成分で15ppm の殺生物剤濃度での
循環発泡試験を示す。デシルイソノニルDMAC、デシ
ルイソノニルDMAB(臭化ジメチルアンモニウム)、
及びデシルイソノニルDMAA(酢酸ジメチルアンモニ
ウム)によって生じた泡高を、ジイソノニルDMAC及
びバックマンWSCPやバーコートMB−50等の市販
第4級化合物と比較している。
【符号の説明】
前記図中に引用した市販殺生物剤の化学組成及び供給元
を、本発明の化合物との比較のため以下に記載する。 殺生物剤 供給元 化学組成 バーダック ロンザ 塩化ジデシルメチルアンモニウム 2250 バーコート ロンザ N−アルキル(C14,50%;C12,20 MB−50 %;C16,10%)ジメチルべンジルアン モニウムクロライド バイオ・コート バイオラブ N−アルキル(C14,50%;C12,40 50−40 %;C16,10%)ジメチルべンジルアン モニウムクロライド BTC 99 ステファン 塩化ジイソデシルジメチルアンモニウム バックマン バックマン ポリ〔オキシエチレン(ジメチルイミノ) WSCP ラポラトリー エチレン(ジメチルイミノ)エチレンジク ロライド〕 バイオ・コート バイオラブ N−アルキル(C14,95%;C12,3% 50−28 ;C16,2%)ジメチルべンジルアンモニ ウムクロライド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チュエン − イング ジェアンニー ツ ェング アメリカ合衆国ニュージャージー州エジソ ン,トレイシー レーン 19

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 (式中、Xは塩素、臭素、ヨウ素、又はC1 からC18
    アルキル基を有するアルキルカルボン酸エステルであ
    り、Rはn−ノニル又はイソノニルである)を有する水
    処理用殺生物性第4級アンモニウム化合物。
  2. 【請求項2】 アンモニウム化合物が塩化デシルノニル
    ジメチルアンモニウムである請求項1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】 アンモニウム化合物が塩化デシルイソノ
    ニルジメチルアンモニウムである請求項1に記載の化合
    物。
  4. 【請求項4】 アンモニウム化合物が水溶液中に溶解さ
    せたものである請求項1に記載の化合物。
  5. 【請求項5】 有効量の請求項1記載のアンモニウム化
    合物にバクテリアを曝露することからなる水性液中の該
    バクテリアを防除する方法。
  6. 【請求項6】 アンモニウム化合物が塩化デシルノニル
    ジメチルアンモニウム、塩化デシルイソノニルジメチル
    アンモニウム又はそれらの混合物である請求項5に記載
    の方法。
  7. 【請求項7】 有効量の請求項1記載のアンモニウム化
    合物に藻類を曝露することからなる水溶液中の藻類を防
    除する方法。
  8. 【請求項8】 アンモニウム化合物が塩化デシルノニル
    ジメチルアンモニウム、塩化デシルイソノニルジメチル
    アンモニウム、又はそれらの混合物である請求項7に記
    載の方法。
  9. 【請求項9】 有効量の請求項1記載のアンモニウム化
    合物に軟体動物を曝露することからなる水性液中の軟体
    動物を防除する方法。
  10. 【請求項10】 アンモニウム化合物が塩化デシルノニ
    ルジメチルアンモニウム、塩化デシルイソノニルジメチ
    ルアンモニウム、又はそれらの混合物である請求項9に
    記載の方法。
  11. 【請求項11】 アンモニウム化合物が約5から90重
    量%の量で存在する請求項1のアンモニウム化合物を含
    有する水溶液。
  12. 【請求項12】 アンモニウム化合物が約10から80
    重量%の量で存在する請求項11のアンモニウム化合物
    を含有する水溶液。
  13. 【請求項13】 アンモニウム化合物が塩化デシルノニ
    ルジメチルアンモニウム又は塩化デシルイソノニルジメ
    チルアンモニウムである請求項11に記載した水溶液。
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