JPH0656447U - パワーウインドの制御装置 - Google Patents
パワーウインドの制御装置Info
- Publication number
- JPH0656447U JPH0656447U JP343693U JP343693U JPH0656447U JP H0656447 U JPH0656447 U JP H0656447U JP 343693 U JP343693 U JP 343693U JP 343693 U JP343693 U JP 343693U JP H0656447 U JPH0656447 U JP H0656447U
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- window
- switch
- operated
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- battery
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- Pending
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- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
- Window Of Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ウインドスイッチの誤操作により窓を閉動作
することを確実に防止して、乗員の安全性等を向上す
る。 【構成】 バッテリ1の正極からイグニッションスイッ
チ2、リレー3、窓の開方向と閉方向に操作されるウイ
ンドスイッチ10の2組の切換スイッチ11,12を介
してパワーウインドモータ5に回路接続して、更にウイ
ンドスイッチ10の窓閉方向の操作の際にバッテリ側と
なる切換スイッチ11の回路13に常開の補助スイッチ
14を直列に接続する。この補助スイッチ14はアーム
レスト20においてウインドスイッチ10の近傍の異な
る面20bに取付け、ウインドスイッチ10のみを閉方
向に誤操作しても窓の閉動作を確実に防止し、補助スイ
ッチ14とウインドスイッチ10を容易に同時操作して
窓を閉動作することを可能にする。
することを確実に防止して、乗員の安全性等を向上す
る。 【構成】 バッテリ1の正極からイグニッションスイッ
チ2、リレー3、窓の開方向と閉方向に操作されるウイ
ンドスイッチ10の2組の切換スイッチ11,12を介
してパワーウインドモータ5に回路接続して、更にウイ
ンドスイッチ10の窓閉方向の操作の際にバッテリ側と
なる切換スイッチ11の回路13に常開の補助スイッチ
14を直列に接続する。この補助スイッチ14はアーム
レスト20においてウインドスイッチ10の近傍の異な
る面20bに取付け、ウインドスイッチ10のみを閉方
向に誤操作しても窓の閉動作を確実に防止し、補助スイ
ッチ14とウインドスイッチ10を容易に同時操作して
窓を閉動作することを可能にする。
Description
【0001】
本考案は、自動車等に装備されて窓の開閉をスイッチ操作により行うパワーウ インドの制御装置に関し、詳しくは、誤操作による窓の閉動作を防止するものに 関する。
【0002】
一般に、この種のパワーウインドの制御装置は、バッテリからイグニッション スイッチ、リレー、運転席や補助席のウインドスイッチ等を介してパワーウイン ドモータに直列接続して構成される。ここでウインドスイッチは、取付けスペー ス、操作性等を考慮して、主としてドアの内側に水平に突設されるアームレスト の上に装着される。そしてイグニッションスイッチをONすると、リレーにより ウインドスイッチがバッテリに給電可能に接続され、この状態でウインドスイッ チを一方に操作してパワーウインドモータを逆転することで窓を開動作し、ウイ ンドスイッチを他方に操作してパワーウインドモータを正転することで窓を閉動 作することが可能になっている。
【0003】 従って、乗員がウインドスイッチを適確に操作する限りにおいては、スイッチ 操作により窓を迅速且つ容易に開閉できる。しかし単一のウインドスイッチによ り窓を開閉する構成であるから、乗員の操作により誤って窓を閉動作して種々の ものを挟むこともあるが、このとき直ちに窓を開動作することで挟むことを回避 することができる。
【0004】 ところでこのパワーウインドにおいては、車内の子供がいたずらし、アームレ ストに足をかけて誤ってウインドスイッチを操作し、窓を不用意に閉動作して体 の一部等を挟む可能性が指摘されている。そこでこのような子供のいたずら等に より誤操作した際、種々の安全対策が提案されている。
【0005】 従来、上記パワーウインドの制御装置の安全対策に関しては、例えば実開昭6 3−165213号公報、特開平3−54021号公報の先行技術がある。ここ でバッテリからイグニッションスイッチ等を介してウインドスイッチに接続され る回路において、イグニッションスイッチに対し並列して他のスイッチ等を有す る回路を接続し、この場合の他のスイッチはウインドスイッチから離間して配置 する。そしてイグニッションスイッチがOFF状態でも、上述の子供のいたずら による事故等が生じた場合は、他のスイッチとウインドスイッチの同時操作によ り窓の開閉を可能にして、安全性を向上することが示されている。
【0006】
ところで上記先行技術のものにあっては、子供がいたずらをした場合の緊急時 にイグニッションスイッチがOFFでも窓の開閉を可能にしたものであるから、 子供によるいたずら等の発生自体を防止することはできない。また通常使用する ウインドスイッチに対して緊急時のスイッチが離間して配置されているので、両 手で操作することが要求され、操作性も悪い等の問題がある。
【0007】 本考案は、この点に鑑みてなされたもので、ウインドスイッチの誤操作により 窓を閉動作することを確実に防止して、乗員の安全性等を向上することを目的と する。
【0008】
上記目的を達成するため、本考案は、バッテリから少なくともイグニッション スイッチ、リレー、窓の開方向と閉方向に操作されるウインドスイッチを介して パワーウインドモータに回路接続されるパワーウインドの制御装置において、ウ インドスイッチの窓閉方向の操作の際にバッテリ側となる回路に常開の補助スイ ッチを直列に接続して、この補助スイッチをウインドスイッチの近傍の異なる面 に取付けるものである。
【0009】
【作用】 上記構成に基づき、従来と同様にウインドスイッチのみを開方向に操作するこ とにより、この1つのスイッチ操作でパワーウインドモータに給電して、窓が迅 速且つ容易に開動作される。この窓が開いた状態では、誤ってウインドスイッチ を閉方向に操作しても、補助スイッチによりパワーウインドモータへの給電を遮 断して窓が開いた状態に保持され、こうして子供の首等が挟まれる事故が防止さ れる。一方、補助スイッチとウインドスイッチは近接配置されて乗員の片手によ り容易に同時操作することができ、この2つのスイッチの同時操作で、パワーウ インドモータに給電して窓が閉動作されるようになる。
【0010】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1において、パワーウインドの制御装置の概略について説明すると、バッテ リ1の正極がイグニッションスイッチ2、リレー3のコイル3aを介してアース 側に接続され、且つサーキットブレーカ4、リレー3の接点3bを介してウイン ドスイッチ10に接続される。ウインドスイッチ10は、2組の切換スイッチ1 1,12を有し、両切換スイッチ11,12の可動接点11a,12aがパワー ウインドモータ5に接続される。
【0011】 両切換スイッチ11,12は、いずれも一方の固定接点11b,12bをバッ テリ側に接続し、他方の固定接点11c,12cをアース側に接続して回路構成 され、可動接点11a,12aを実線のように左側の窓開方向に操作する場合は 左側の切換スイッチ12からモータ5に給電して逆転することにより、窓を開動 作する。また可動接点11a,12aを一点鎖線のように右側の窓閉方向に操作 すると、右側の切換スイッチ11からモータ5に給電して正転し、窓を閉動作す るようになっている。
【0012】 上記構成において、更に子供のいたずら等による事故を防止する安全対策とし て、窓閉方向に操作する際にバッテリ側となる切換スイッチ11の固定接点11 bの回路13に、常開の補助スイッチ14が直列に接続される。これにより窓の 開動作時は、ウインドスイッチ10のみの操作で操作性を良好に確保し、窓の閉 動作時はウインドスイッチ10と補助スイッチ14の同時操作を義務付けるよう に構成される。
【0013】 図2において、スイッチの配置状態について説明すると、符号20は例えば運 転席側のドア21の内側に突設されるアームレストであり、このアームレスト2 0の上面20aに、ウインドスイッチ10が水平に取付けられている。そこでこ のアームレスト20のウインドスイッチ10の近傍の側面20bに、補助スイッ チ14が垂直に取付けられ、通常はウインドスイッチ10と補助スイッチ14を 片手で容易に同時操作することができ、仮に子供がアームレスト20に足を乗せ ていたずらしても補助スイッチ14を同時に操作するおそれが無いようになって いる。
【0014】 次に、この実施例の作用について説明する。先ずイグニッションスイッチ2を ONすると、リレー3の接点3bもONし、ウインドスイッチ10の左側の切換 スイッチ12のみがバッテリ1に接続する。そこでアームレスト20のウインド スイッチ10のみを窓開方向に操作すると、左側の切換スイッチ12からモータ 5に給電して逆転し、これにより窓は開動作するのであり、こうして従来と同様 に1つのスイッチ操作により窓が迅速且つ容易に開く。
【0015】 上記窓の開状態において、乗員が誤ってウインドスイッチ10を窓閉方向に操 作したり、子供が足をアームレスト20に乗せていたずらする際にウインドスイ ッチ10を同様に誤操作しても、右側の切換スイッチ11のバッテリ側は常開の 補助スイッチ14により遮断されている。このためモータ5は給電されなくて、 窓が開いた状態に保持される。そこで窓の閉動作により子供の首や手を挟むよう な事故を発生することが防止される。一方、乗員がアームレスト20に右手を触 れ、親指で補助スイッチ14を操作してONすると、このとき右側の切換スイッ チ11がバッテリ1に接続する。この場合に窓の安全を確認して、人差し指や中 指でウインドスイッチ10を窓閉方向に同時に操作すると、右側の切換スイッチ 11からモータ5に給電して正転し、これにより窓は閉動作して安全に閉じるよ うになる。
【0016】 以上、本考案の実施例について説明したが、これのみに限定されない。
【0017】
以上説明したように、本考案によれば、パワーウインドの制御装置において、 ウインドスイッチの窓閉方向の操作の際にバッテリ側となる回路に常開の補助ス イッチが直列に接続され、ウインドスイッチと補助スイッチの同時操作で窓を閉 動作するように構成されるので、子供がウインドスイッチを誤操作しても、不意 に窓が閉じて体の一部や物を挟むことが確実に防止され、乗員の安全性が大幅に 向上する。窓を開動作する場合は、ウインドスイッチのみの操作で済むので、従 来と同様の操作性が確保される。
【0018】 補助スイッチはウインドスイッチの近傍に配置され、両スイッチを片手操作す ることが可能に構成されるので、窓を閉動作する際の操作性も良い。また補助ス イッチはウインドスイッチと異なる面に取付けられるので、同時誤操作を防止で きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るパワーウインドの制御装置の実施
例を示す回路図である。
例を示す回路図である。
【図2】ウインドスイッチと補助スイッチの配置状態を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
1 バッテリ 2 イグニッションスイッチ 3 リレー 5 パワーウインドモータ 10 ウインドスイッチ 11,12 切換スイッチ 13 回路 14 補助スイッチ 20a アームレスト上面 20b アームレスト側面
Claims (2)
- 【請求項1】 バッテリから少なくともイグニッション
スイッチ、リレー、窓の開方向と閉方向に操作されるウ
インドスイッチを介してパワーウインドモータに回路接
続されるパワーウインドの制御装置において、ウインド
スイッチの窓閉方向の操作の際にバッテリ側となる回路
に常開の補助スイッチを直列に接続して、この補助スイ
ッチをウインドスイッチの近傍の異なる面に取付けるこ
とを特徴とするパワーウインドの制御装置。 - 【請求項2】 ウインドスイッチはアームレストの上面
に取付け、補助スイッチは同じアームレストにおけるウ
インドスイッチの近傍の側面に、片手操作可能に取付け
ることを特徴とする請求項1記載のパワーウインドの制
御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP343693U JPH0656447U (ja) | 1993-01-13 | 1993-01-13 | パワーウインドの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP343693U JPH0656447U (ja) | 1993-01-13 | 1993-01-13 | パワーウインドの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0656447U true JPH0656447U (ja) | 1994-08-05 |
Family
ID=11557313
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP343693U Pending JPH0656447U (ja) | 1993-01-13 | 1993-01-13 | パワーウインドの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0656447U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015019552A1 (ja) * | 2013-08-07 | 2015-02-12 | オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社 | パワーウインドウ装置 |
-
1993
- 1993-01-13 JP JP343693U patent/JPH0656447U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015019552A1 (ja) * | 2013-08-07 | 2015-02-12 | オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社 | パワーウインドウ装置 |
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