JPH0656426B2 - 高速増殖炉 - Google Patents

高速増殖炉

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JPH0656426B2
JPH0656426B2 JP59212532A JP21253284A JPH0656426B2 JP H0656426 B2 JPH0656426 B2 JP H0656426B2 JP 59212532 A JP59212532 A JP 59212532A JP 21253284 A JP21253284 A JP 21253284A JP H0656426 B2 JPH0656426 B2 JP H0656426B2
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core region
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neutron
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克之 川島
亮司 桝見
和雄 畦倉
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    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C7/00Control of nuclear reaction
    • G21C7/26Control of nuclear reaction by displacement of the moderator or parts thereof by changing the moderator concentration
    • G21C7/27Spectral shift control
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C7/00Control of nuclear reaction
    • G21C7/06Control of nuclear reaction by application of neutron-absorbing material, i.e. material with absorption cross-section very much in excess of reflection cross-section
    • G21C7/08Control of nuclear reaction by application of neutron-absorbing material, i.e. material with absorption cross-section very much in excess of reflection cross-section by displacement of solid control elements, e.g. control rods
    • G21C7/10Construction of control elements
    • G21C7/103Control assemblies containing one or more absorbants as well as other elements, e.g. fuel or moderator elements
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、高速増殖炉に関するものである。
〔発明の背景〕
液体ナトリウムを冷却材とする高速増殖炉は、核分裂性
物質であるプルトニウムを富化した燃料物質を装荷した
炉心領域と、その炉心領域を取囲みしかも燃料親物質
(例えばウラン−238)を主成分とする燃料物質(例
えば、天然ウランまたは劣化ウラン)を装荷した外部ブ
ランケツト領域とからなる炉心を有している。高速増殖
炉の出力制御は、炉心内に制御棒を出入れすることによ
つて行われる。制御棒は、中性子吸収材であるB4Cを
内部に充填した複数の中性子吸収棒を有している。中性
子吸収棒内で中性子吸収材が充填されている領域の高さ
は、前述の炉心領域の高さに等しい。制御棒は、炉心内
に設置された制御棒案内管内を上下に移動する。制御棒
は、その機能上、大きくわけて2種類に分類される。1
つは出力調整棒であり、他の1つは安全棒である。出力
調整棒は、高速増殖炉の運転初期に炉心領域内に挿入さ
れて初期燃焼反応度を抑え、運転の経過に伴つて燃焼反
応度が低下するとそれに応じて炉心領域より引抜かれ、
そして運転末期で炉心領域外に完全に引抜かれる。しか
し、出力調整棒は、高速増殖炉の運転停止時に炉心領域
内に挿入される。安全棒は、高速増殖炉の起動時にすべ
て炉心領域外に引抜かれてその運転中には炉心領域には
挿入されず、高速増殖炉の運転停止時に炉心領域に挿入
される。すなわち、出力調整棒は高速増殖炉の出力調整
及び原子炉停止用としての機能を有し、安全棒は原子炉
停止用としての機能を有している。出力調整棒と安全棒
の本数の比率は、約1:1である。
制御棒の中性子吸収棒は、その内部で上方にBCが中
性子を吸収することにより発生するHeガスを溜めるガ
スプレナムを有している(特開昭50−65794 号公
報)。
本発明に近い公知例として、仏国特許2289030号
の公報に示された制御棒の構造が有る。この公知例によ
る制御棒は、炉心に対して制御棒が出入りしやすいよう
に、制御棒が複数個のエレメントに分割され、それら各
エレメントの分割端は蓋がされて上下に隣接する各エレ
メントの端部間は間接構造物で一連に連結されている構
成を有し、比較的上方の複数のエレメント内には中性子
吸収材が入れられ、比較的下方の複数のエレメント内は
中空とされている。
このような制御棒は、制御棒の途中に間接機能が有るか
ら、炉心中の制御棒の通路が曲がっていても比較的スム
ーズに炉心に制御棒が出入りできる。そして、制御棒が
上方へ引き抜かれていき、中性子吸収材が詰められたエ
レメントが炉心の上方に抜けると、下方の中空な複数の
エレメントが炉心の中に位置することと成り、中空な複
数のエレメントが炉心の中の冷却材を排斥した分炉心の
中性子経済性を良くすることが出来るものである。
しかし、間接構造物や各エレメントごとに蓋が存在して
上下に制御棒の中空部分を区画するものであるから、そ
れら間接構造物や蓋の構造物が炉心の中性子を吸収する
等の中性子経済性に悪影響が有る。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、炉心反応度を増大できる高速増殖炉を
提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明は、核分裂性物質が充填された炉心領域及び前記
炉心領域の外部を取囲みしかも大部分が熱料親物質であ
るブランケット領域からなる炉心と、前記炉心領域内に
前記炉心領域の上方から出入れされる複数の制御棒とを
有する高速増殖炉において、前記制御棒が、前記炉心領
域の上下方向寸法と同等又はそれ以上の上下寸法の制御
棒領域内に中性子吸収材を充填してなる複数のアブソー
バロッドと、前記複数のアブソーバロッドにより構成さ
れる中性子吸収材領域を囲うカバーと、前記カバーに設
けられた冷却材の出口と入り口を成す開口と、前記カバ
ーの下部に直列に接続されて不活性ガスが密閉されてい
る中空構造物とからなり、前記中空構造物の中空領域の
上下方向寸法は前記炉心領域の上下方向寸法の10%よ
り長く構成されたことを特徴とする高速増殖炉である。
従来の高速増殖炉の炉心反応度をいかにして高めること
が可能であるかを発明者等が種々検討し、その結果に基
づいて本発明はなされたのである。以下に、その検討内
容について説明する。
従来の高速増殖炉は、冷却材として液体金属であるナト
リウムを用いている。ナトリウムは、当然のことながら
炉心に装荷された多数の燃料集合体及び制御棒案内管を
流れている。制御棒内にも、中性子吸収棒の冷却のため
にナトリウムが流れている。制御棒が炉心領域より引抜
かれると、制御棒より下方の制御棒案内管内は、ナトリ
ウムのみが充満している。ナトリウムは、第11図に示
すように3KeV(A点)近傍に大きな共鳴散乱断面積
を持つている。このため、ナトリウムは、中性子エネル
ギのソフト化に大きく寄与している。
発明者等は、制御棒案内管内のナトリウムを排除してガ
ス(ボイド)を充填した場合の効果を検討した。制御棒
案内管内のナトリウムをボイドに置換することによつて
3KeV近傍の大きな共鳴散乱断面積がなくなり、中性
子エネルギのソフト化の効果がなくなる。このため、中
性子エネルギのスペクトルがハードになり、中性子の平
均エネルギが高くなる。239Pu,241Pu及び238Uな
どの燃料物質の核分裂断面積は、中性子の高エネルギ領
域程大きな値を持つている。従つて、中性子のエネルギ
スペクトルがハードになる程、核分裂の割合が大きくな
り、炉心反応度が増大する。この現象をスペクトルシフ
トの効果と呼ぶ。したがつて、本発明は、スペクトルシ
フトの効果を有効に活用して炉心特性の向上を実現した
ものである。
本発明は、上記スペクトルシフトの効果を利用するため
に、中性子吸収材よりも制御棒の先端側にガス領域を設
けたものである。
以上本発明の原理に関する基本的な説明を行つた。しか
し、上記スペクトルシフトの効果により正の炉心反応度
を得るためには、本発明における中性子吸収材領域より
も制御棒の先端側にあるガス領域の軸方向の長さを所定
値以上にすることが不可欠である。その点について以下
で定量的に述べる。第12図に、炉心軸方向の各点にお
けるボイド反応度係数を炉心領域の軸方向中心より上半
分に対して示した。ここで、炉心軸方向の各点における
ボイド反応度係数とは、その点において単位置のナトリ
ウムをガス(ボイド)で置換したときの反応度の変化で
ある。ボイド反応度係数の定義については、例えば、
「原子力用語辞典」第3版(日刊工業新聞社、昭和58
年7月30日発行)の第373頁にボイド係数として記
述されている。対象とした炉心は、後述する第6図に示
す均質炉心であり、炉心領域の高さは100cmである。
外部ブランケツト領域と接する炉心領域上端から炉心領
域の軸方向中心に向つて炉心領域高さの約5%の位置ま
での領域では、ボイド反応度係数は負の値となる。しか
し、その領域よりも下方の炉心領域ではボイド反応度係
数が正の値となり、下方にいく程その絶対値は徐々に増
大してゆき、炉心領域の軸方向中心で最大となる。炉心
領域上端近傍でボイド反応度係数が負となる理由は、こ
の領域では炉心領域からの中性子もれに起因する反応度
を負にする影響が相対的に大きいため、ナトリウムがボ
イドに置換されたことによるスペクトルシフトの効果に
基づく正のボイド反応度係数の寄与を打消すためであ
る。炉心領域上端部から炉心領域の軸方向中心にゆくに
つれて中性子もれの影響が相対的に小さくなるので、ボ
イド反応度係数は第12図のように炉心領域の軸方向中
心に向うほど正で絶対値が増大してゆく。なお、第12
図は炉心領域の上半分に対して示したものであるが、炉
心領域の下半分のボイド反応度係数は同じ理由により炉
心領域の軸心に垂直な面に対して上半分と対称な特性と
なる。
制御棒の中性子吸収材領域の先端側端を外部ブランケツ
ト領域とが炉心領域との境界に位置させ(すなわち、中
性子吸収材領域を炉心領域から完全に引抜いた状態)、
制御棒のガス領域の長さを炉心領域下端に向つて徐々に
長くした場合を考える。その場合におけるガス領域によ
る反応度投入効果は、ボイド反応度係数の定義により、
炉心軸方向の各点におけるボイド反応度係数を、ガス領
域の長さにわたり、軸方向に積分した値で与えられる。
従って、ガス領域の長さが炉心領域高さの10%のとき
の反応度投入効果は、第12図における斜線部の面積で
表わされる。すなわち、ガス領域の長さが、炉心領域高
さの5%以下に対応する斜線部の面積とガス領域の長さ
が炉心領域高さの5%から10%までに対応する斜線部
の面積の合計となる。第12図で明らかのように、両者
の面積はほぼ等しい。しかるに、ガス領域の長さが炉心
領域高さの5%以下に対応する斜線部の面積は負(この
領域ではボイド反応度係数が負であるため)であるのに
対し、ガス領域の長さが炉心領域高さの5%から10%
までに対応する斜線部の面積は正(この領域ではボイド
反応度係数が正であるため)と考えるべきである。従っ
て、第12図における斜線部の面積の合計、すなわち、
ガス領域の長さが炉心領域高さの10%のときの反応度
投入効果はほぼ零となる。それ故、反応度投入効果は、
ガス領域の長さが炉心領域高さの10%より短いと負と
成り、その長さが炉心領域高さの10%より長くなると
正と成る。従つて、制御棒の中性子吸収材領域が炉心領
域から完全に引抜かれた状態(中性子吸収材領域の制御
棒先端側の端が外部ブランケツト領域と炉心領域との境
界に位置している)を考慮してガス領域の軸方向長さを
炉心領域高さの10%よりも長くする必要がある。この
ように制御棒のガス領域の軸方向長さを炉心領域高さの
10%よりも長くすると、スペクトルシフトの効果を有
効に利用できる。
このような検討に基づいてなされた本発明を実施例に基
づいてより詳細に説明する。
〔発明の実施例〕
本発明の好適な一実施例を第1図〜第10図に基づいて
説明する。
本実施例の高速増殖炉は、上端部を回転プラグ2にて封
鎖された原子炉容器1、原子炉容器1内に設けられた炉
心支持板4、多数の燃料集合体10から構成される炉心
5及び炉心5内に挿入される制御棒を有している。燃料
集合体10は、炉心支持板4に取付けられる流量調整管
40内に燃料集合体10の下端部にあるエントランスノ
ズル20を挿入することにより保持される。燃料集合体
10の構造を第5図に示す。燃料集合体10は、ラツパ
管18の両端を下部遮蔽体19と上部遮蔽体22に取付
け、ラツパ管18内に配置される多数の燃料ピン11を
下部遮蔽体19に取付けて構成される。冷却材であるナ
トリウムが流入する開口21を有するエントランスノズ
ル20が、下部遮蔽体19の下部に設けられる。
中間熱交換器(図示せず)にて冷却された冷却材である
ナトリウムは、入口ノズル3Aより原子炉容器21内の
下部のプレナム44内に流入する。その後、ナトリウム
は、開口43を通つて高圧プレナム42内に流入し、さ
らに、流量調整管40に設けらた開口および開口21を
通つて燃料集合体10内に導かれる。ナトリウムは、燃
料集合体10内で燃料ピン11によつて加熱され、昇温
する。高温のナトリウムは、出口ノズル3Bから原子炉
容器1外に流出し、前述の中間熱交換器に送られる。
多数の燃料集合体10によつて構成される炉心5の縦断
面の概略構造を第6図に示す。第6図では、制御棒の記
載が省略されている。炉心5は、炉心領域7及びそれを
取囲む外部ブランケツト領域を有している。炉心領域7
は、内側炉心領域6A及び内側炉心領域6Aの半径方向
でその領域6Aの周囲を取囲む外側炉心領域6Bからな
つている。内側炉心領域6A及び外側炉心領域6Bは、
核分裂性物質であるプルトニウム239が富化されてい
る。プルトニウム239の富化度は、炉心領域7の半径
方向の出力平坦化のために内側炉心領域6Aよりも外側
炉心領域6Bで高くなつている。外部ブランケツト領域
は、内側炉心領域6A及び外側炉心領域6Bの上下端に
それぞれ接して配置される軸方向ブランケツト領域9A
及び9B、及び外側炉心領域6B及び軸方向ブランケツ
ト領域9A及び9Bの周囲を取囲む(半径方向で)半径
方向ブランケツト領域8からなつている。半径方向ブラ
ンケツト領域8及び軸方向ブランケツト領域9A及び9
Bは、燃料親物質であるウラン238を主成分とする燃
料物質(例えば、天然ウランまたは劣化ウラン)が装荷
されている。
炉心5は、均質炉心である。第6図でH=170cm,
=100cm,D=405cm,D=325cm及び
=243cmである。
炉心5は、第7図に示すように内側炉心領域6A及び軸
方向ブランケツト領域9A及び9Bを含み中央部の第I
層を形成する燃料集合体10A、外側炉心領域6B及び
軸方向ブランケツト領域9A及び9Bを含み第I層の外
周を取囲む第II層を形成する燃料集合体10B、半径方
向ブランケツト領域8を含み第II層の外周を取囲む第II
I層を形成する燃料集合体10Cから構成される。
第I層,第II層及び第III層に装荷される燃料集合体の
構造を第8A図及び第8B図に基づいて説明する。第I
層に装荷される燃料集合体10Aは、第5図に示す燃料
集合体10内の燃料ピン11として、第8A図に示す燃
料ピン11Aを用いたものである。燃料ピン11Aは、
端栓45及び46にて両端を密封した被覆管47内に2
種類の燃料ペレツト、すなわち、炉心燃料ペレツトおよ
びブランケツト燃料ペレツトを充填したものである。被
覆管47内には、上方、すなわち、端栓45側より上部
ブランケツト領域15A、炉心領域14及び下部ブラン
ケツト領域15Bが順に配置される。下部ブランケツト
領域15Bの下方には、核分裂によつて生じる核分裂生
成ガスを蓄えるガスプレナム17が存在する。上部ブラ
ンケツト領域15A及び下部ブランケツト領域15B
は、ウラン−238を多量に含む天然ウランよりなるブ
ランケツト燃料ペレツトが充填されている。炉心領域1
4は、プルトニウム−239が富化されたPuO−U
からなる炉心燃料ペレツトが充填されている。上部
ブランケツト領域15A上端から下部ブランケツト領域
15B下端までの長さは、175cm(H)である。ワ
イヤスペーサ1が、被覆管47の外周に取付けられる。
第II層の燃料集合体10Bは、構造上、燃料ピン11A
と同じ燃料ピンを有しているが、炉心領域14のプルト
ニウム239の富化度が高くなつている。
第III層に装荷される燃料集合体10Cは、第8B図の
燃料ピン11Bを用いたものである。燃料ピン11B
は、被覆管47内のガスプレナム17より上方にブラン
ケツト燃料ペレツトのみを充填したブランケツト領域1
6を有している。
制御棒は、第7図に示すように調整棒23A、安全棒2
3Bおよび後備安全棒23Cの3種類がある。安全棒2
3Bと後備安全棒23Cを合せた本数は、調整棒23A
の本数に等しい。いずれの制御棒も、中性子吸収材とし
てBCを用いている。調整棒23Aは、燃料消費に伴
う原子炉出力低下の補償等の高速増殖炉の運転中におけ
る原子炉出力を制御するものである。調整棒23Aは、
高速増殖炉の運転が経過するに従つて炉心領域7より徐
々に引抜かれる。安全棒23Bは、高速増殖炉の運転を
停止させるものである。安全棒23Bは、高速増殖炉の起
動とともに炉心領域7から完全に引抜かれ、高速増殖炉
の通常運転時には炉心領域7から引抜かれたままであ
る。高速増殖炉の保守点検時および燃料交換時または事
故発生によるスクラム時等のように高速増殖炉の運転を
停止する場合には、安全棒23Bは炉心領域7内へ完全
に挿入される。高速増殖炉を停止させる場合には、当然
のことながら調整棒23Aも炉心領域7内に完全に挿入
される。後備安全棒23Cは、機能的には安全棒23B
と同じである。後備安全棒23Cは安全棒23Bの駆動
機構と異なつた駆動機構を有し、安全棒23Bをバツク
アツプするものである。すなわち、後備安全棒23C
は、安全棒23Bの炉心領域7内への挿入が不可能にな
つた時、安全棒10Bに代つて炉心領域7内に挿入され
て高速増殖炉を停止させる。安全棒23Bおよび後備安
全棒23Cは、原子炉停止用制御棒である。これに対し
て調整棒23Aは、原子炉停止用としての機能も有して
はいるが主として原子炉出力調整用制御棒である。
調整棒23Aの構造を第1図〜第3図に基づいて説明す
る。安全棒23B及び後備安全棒23Cの構造も、調整
棒23Aと同じである。調整棒23Aは、複数のアブソ
ーバロツド24、上部タイプレート48、下部タイプレ
ート26、及びガス領域である中空部29を内部に構成
する上部中性子遮蔽体(例えばSUSにて構成)27、
下部中性子遮蔽体28及び円筒スリーブ49を有してい
る。アブソーバロツド24は、両端を密封された被覆管
内にBCペレツトを充填したものである。アブソーバ
ロツド24内の上端部(中性子吸収材領域の上方)に核
分裂生成ガスを溜るガスプレナムが形成されている。B
Cペレツトが充填されてなる中性子吸収領域の軸方向
の高さは、炉心領域7の高さHに等しい。中性子吸収
材領域のボロン10の濃度は、軸方向に一様であり、従
来の制御棒に等しい。アブソーバロツド24の両端部
は、上部タイプレート48および下部タイプレート26
にて保持される。上部タイプレート48および下部タイ
プレート26は、円筒カバー25にて連結される。各々
のアブソーバロツド24は、円筒カバー25内に配置さ
れる。上部タイプレート48は、その上端部に連結部
(図示せず)を有する。また、下部タイプレート26
に、上部中性子遮蔽体27が取付けられる。下部中性子
遮蔽体28は、円筒スリーブ49を介して上部中性子遮
蔽体27に取付けられる。中空部29は、上部中性子遮
蔽体27、下部中性子遮蔽体28及び円筒スリーブ49
に取囲まれて形成される。本実施例では、中性子吸収材
領域よりも、制御棒先端側に配置された中空部29の軸
方向の長さhは、炉心領域7の高さHに等しい。下部
中性子遮蔽体28は、緩衝装置を構成するダツシユラム
54を下端部に有する。
円筒状の複数の下部案内管32が、炉心5内の燃料集合
体10間に配置される。下部案内管32の下部構造を第
1図により説明する。下部案内管32の下端部に設けら
れたエントランスノズル33が、流量調整管40内に挿
入されることによつて炉心支持板4に支持される。ダツ
シユポツトを有する緩衝器35が、下部案内管32内の
下端部に配置され、支持部材52によつて下部案内管3
2に固定されている。上部案内管36は、第4図に示す
ように下部案内管32の延長線上でそれの上方に配置さ
れる。上部案内管36は、回転プラグ2に固定される。
調整棒23Aは、下部案内管32および上部案内管36
内を移動する。制御棒駆動装置39A及び39Bは、回
転プラグ2に設置される。制御棒駆動装置39Aよりそ
の下方に延びる駆動延長軸38は、上部案内管36内を
通つて調整棒23Aの連結部と着脱可能に結合される。
円筒ベローズ37の両端が、上部案内管36と駆動延長
軸38に取付けられる。円筒ベローズ37は、上部案内
管36内を上昇するナトリウムベーパの上方への移行を
阻止している。
安全棒23Bおよび後備安全棒24Cも、下部案内管3
2および上部案内管36内を移動する。安全棒23B
は、制御棒駆動装置39Bから下方に延びる駆動延長軸
38に着脱可能に結合される。制御棒駆動装置39A及
び39Bは、モータ(図示せず)の回転力を用いて駆動
延長軸38を上下に移動させるものである。制御棒駆動
装置39Aは、高速増殖炉の起動時及び停止時はもとよ
り運転中の出力調整時にも駆動される。制御棒駆動装置
39Bは、高速増殖炉の起動時および停止時に駆動され
るが、運転中の出力調整時には駆動されない。後備安全
棒23Cは、制御棒駆動装置39Bとは異なる機構、例
えば流体圧にて上下に駆動される。
高圧プレナム44内のナトリウムは、流量調整管40に
設けられた開口及び下部案内管32の開口34を通つて
エントランスノズル33内に流入する。このナトリウム
は、支持部材52間を通抜け、下部案内管32内を上昇
する。ナトリウムは、開口30を通つて下部タイプレー
ト26と上部中性子遮蔽体27との間の内部空間50及
びアブソーバロツド24の相互間の流路を経て上部タイ
プレート48の内部空間53に到達し、やがて開口51
を通つて調整棒23Aの外部に流出する。アブソーバロ
ツド24は、ナトリウムにより冷却される。
本実施例における制御棒操作による高速増殖炉の運転に
ついて説明する。第9図(A)は、調整棒23Aの中性子
吸収材領域55A及び安全棒23Bの中性子吸収材領域5
5Bが完全に炉心領域7内に挿入され、高速増殖炉の運
転が停止されている状態を示している。中性子吸収材領
域55A及び55Bは、調整棒23A及び安全棒23B
内でBCペレツトが充填されている領域である。調整
棒23Aの中空部29A及び安全棒23Bの中空部29
Bは、炉心領域7より下方の軸方向ブランケツト領域9
B及びガスプレナム17の間に挿入されている。図示さ
れていないが、後備安全棒23Cも、安全棒23Bと同
様に炉心5内に挿入されている。
第9図(B)は、高速増殖炉が起動された運転初期の状態
を示している。制御棒駆動装置39Bの駆動により、安
全棒23Bの中性子吸収材領域55Bは、炉心領域7より
上方に完全に引抜かれている。安全棒23Bの中空部2
9B全体は、炉心領域7内に位置している。後備安全棒
23Cも、図示されていないが、安全棒23Bと同じ状
態にある。調整棒23Aは、第9図(A)と同じ状態であ
る。高速増殖炉の運転初期においては、炉心領域7の部
分での下部案内管32内に安全棒23Bの中空部29B
及び後備安全棒23Cの中空部が存在する。中空部29
B等内には、中性子吸収材が存在しなく、空気またはヘ
リウム等のガスが存在する。このため、安全棒23B及
び後備安全棒23Cが移動する下部案内管32の炉心領
域7に位置する部分では、大部分のナトリウムが排除さ
れ、ガス領域が存在することになる。炉心領域7内にガ
ス領域に存在すると、前述したように中性子エネルギス
ペクトルがハード(平均中性子エネルギが高くなる)に
なり、炉心反応度を高める。また、中性子エネルギが高
いために、軸方向ブランケツト領域9A及び9Bに達す
る高速中性子量が増大するので、軸方向ブランケツト領
域9A及び9Bのウラン238がプルトニウム239に
転換する比率が増大する。すなわち、増殖率が高くな
る。
高速増殖炉の運転経過に伴つて原子炉出力が低下する。
この原子炉出力の低下を補償するために、調整棒23A
の中性子吸収材領域55Aが炉心領域7より徐々に上方
に引抜かれる。中性子吸収材領域55Aが炉心領域7か
ら引抜かれるとともに、中空部29Aが下方より炉心領
域7内に挿入される。第9図(C)は、調整棒23Aの中
性子吸収材領域55Aが炉心領域7から半分引抜かれた
運転中期の状態を示している。調整棒23Aを引抜くこ
とによつて、中性子吸収材領域55Aが炉心領域7から
引抜かれることによつて投入される正の反応度に加え、
新たに、下部案内管32内のナトリウムが排除されるこ
とによつて投入される正の反応度が加わる。後者の反応
度は、本実施例によつて新たに生じるものである。すな
わち、中性子吸収材領域55Aが引抜かれた部分に、従
来では中性子を吸収するナトリウムが入込むのに対し
て、本実施例では中性子をほとんど吸収しない中空部2
9Aが入込むために、後者の反応度投入が新たに生じ
る。調整棒23Aは、中空部29Aを設けることによつ
て従来の調整棒よりも少ない引抜き量で従来と同じ正の
反応度を投入することができる。本実施例では、調整棒
23Aの中性子吸収材領域55Aを炉心領域7から引抜
くことによつて炉心領域7の下部の中性子エネルギスペ
クトルが、安全棒23B及び後備安全棒23Cの中空部
が炉心領域7内に挿入された第9図(B)の状態よりも平
均的に硬くなるので、軸方向ブランケツト領域9Bにお
けるプルトニウム239への転換比が増大する。
第9図(C)の状態からさらに運転時間が経過して高速増
殖炉の運転末期になると、調整棒23Aの中性子吸収材
領域55Aは炉心領域7から完全に引抜かれてしまい、
第9図(D)のように中空部29A全体が炉心領域7内に挿
入される。このため、炉心領域7の上部における中性子
エネルギスペクトルも、第9図(B)及び(C)の状態より硬
くなる。従つて、軸方向ブランケツト領域9Aにおける
プルトニウム239への転換比がより増大する。
高速増殖炉の運転を停止する場合は、第9図(D)の状態
からすべての制御棒の中性子吸収材領域が、炉心領域7
内に挿入される。
本実施例では、調整棒23Aの中性子吸収材領域55A
が炉心領域7から引抜かれるとともに中空部29Aが炉
心領域7内に挿入されるので、第10図に示すように高
速増殖炉の運転期間を10%延長できる。これは、従
来、ナトリウムに吸収されていた中性子の有効な利用
(中性子経済の向上)及び前述のスペクトルシフトによ
る反応度利得により、燃焼反応度の低下が緩やかになる
ためである。全部の調整棒23Aの中空部29Aが炉心
領域7内に完全に挿入された運転末期(第9図(D))に
おける反応度利得は、0.2%Δkであり、運転期間は
前述のように10%延長される。通常の1年サイクル運
転(10ケ月運転、2ケ月定期検査)では、約1ケ月間
運転を延長できる。
安全棒23B及び後備安全棒23Cの中空部は、前述の
如く運転初期以降、炉心領域7内に完全に挿入されてい
る。従つて、これらの安全棒の中空部が挿入されたこと
に基づくスペクトルシフトの効果により、従来の高速増
殖炉に比べ約0.2%Δkの反応度利得が得られ、燃料
(プルトニウム)装荷量を低減できる。また、中性子経済
が向上すると共にプルトニウム転換比が増大し、出力ミ
スマツチが低減し、出力分布が平坦化される効果があ
る。
上記の中性子経済の向上、プルトニウム転換比の増大、
および出力分布平坦化の効果は、調整棒23Aによつて
も実現でき、運転と共に中空部29Aが炉心領域7に挿
入されるにつれて大きくなり、運転末期で最大の効果と
なる。
本実施例の大きな効果の1つは、安全性の向上である。
まず、炉心領域7内のナトリウムを中空部29で置換す
ることにより、正のボイド反応度係数が8〜15%程度
小さくなるため、例え何らかの原因で異常な過渡事象が
生じた場合でも、出力あるいは燃料温度の増大を小さく
抑えることができる。また、従来のように中性子吸収材
からなる制御棒が炉心領域に挿入された状態で地震等に
より振動が生ずると制御棒の上下動により反応度が変動
し、炉心出力や燃料温度が不安定になる。しかし、本実
施例の如く制御棒の中空部29が炉心領域7に挿入され
た状態では震動に伴なう反応度変化が殆んどないため、
炉心を安定に運転できる。さらに、緊急炉停止時には、
まず正の反応度をそれまで投入していた中空部29が炉
心領域から抜けて(負の反応度投入に相当)、その後に
中性子吸収材領域による負の反応度が投入されることに
なり、従来の炉心に比べ制御棒の利きが良くなる。すな
わち、制御棒の反応度価値が高くなる。
調整棒及び安全棒の一方を第1図に示す制御棒の構成に
した場合でも、両者をそれにした場合よりも劣るが前述
した各々の効果を得ることができる。
本実施例の中性子吸収材領域及び中空部29の軸方向の
長さは、炉心領域7の高さHに等しい。
なお、本実施例においては、中空部29の上下にSUS
からなる上部及び下部中性子遮蔽体を設けている。中空
部29が炉心領域7に完全に挿入された場合に、上部中
性子遮蔽体27の下面が軸方向ブランケツト領域9Aと
炉心領域7との境界に、下部中性子遮蔽体28の上面が
軸方向ブランケツト領域9Bと炉心領域7との境界にそ
れぞれ位置している。これらの中性子遮蔽体は、反射体
の機能を有するので、中空部29が完全に炉心領域7に
挿入された場合に炉心領域7より外部に向う中性子を炉
心領域7内に反射させるので、炉心領域7における正の
ボイド反応度効果がより高められる。
本実施例の一変形として、中空部29に通常は閉じられ
ているナトリウム流入口を設けておき、緊急時にはその
流入口を開いて中空部29内にナトリウムを入れて炉心
反応度を下げることにより炉心の安全性を一層高めるこ
とも可能である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、制御棒による広範囲な炉心制御や制御
棒の健全性を損なうこと無く核分裂により発生するエネ
ルギの高い高速中性子を有効に利用して炉心反応度を著
しく増大できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の好適な一実施例である高速増殖炉に用
いられる調整棒の縦断面図、第2図は第1図のII−II断
面図、第3図は第1図のIII−III断面図、第4図は本発
明の好適な一実施例である高速増殖炉の縦断面図、第5
図は第4図に示す高速増殖炉の炉心に装荷された燃料集
合体の構造図、第6図は第4図の高速増殖炉の炉心の概
略縦断面図、第7図は第4図及び第6図のVII−VII断面
図、第8図(A)及び第8図(B)は第5図の燃料集合体内に
装填される燃料ピンの縦断面図、第9図は本実施例にお
ける制御棒操作の状態を示すものであつて(A)は炉停止
時、(B)は運転初期、(C)は運転中期及び(D)は運転末期
におけるそれぞれの制御棒の状態を示す説明図、第10
図は第1図の制御棒を用いた第4図の実施例における運
転期間延長度合いを示す特性図、第11図は中性子エネ
ルギと中性子束との関係を示す特性図、第12図は炉心
領域の軸方向におけるボイド反応度係数分布を示す特性
図である。 1……原子炉容器、5……炉心、7……炉心領域、8…
…半径方向ブランケツト領域、9A,9B……軸方向ブ
ランケツト領域、10……燃料集合体、11,11A,
11B……燃料ピン、17……ガスプレナム、23A…
…調整棒、23B……安全棒、24,58,64……ア
ブソーバロツド、26……下部タイブレート、27……
上部中性子遮蔽体、28……下部中性子遮蔽体、29…
…中空部、32……下部案内管、39A,39B……制
御棒駆動装置、48……上部タイプレート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畦倉 和雄 茨城県日立市森山町1168番地 株式会社日 立製作所エネルギー研究所内 (56)参考文献 特開 昭58−66895(JP,A) 特開 昭55−71990(JP,A) 特開 昭58−39988(JP,A) 特開 昭57−173786(JP,A) 特開 昭56−81494(JP,A) 実開 昭51−17700(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】核分裂性物質が充填された炉心領域及び前
    記炉心領域の外部を取囲みしかも大部分が熱料親物質で
    あるブランケット領域からなる炉心と、前記炉心領域内
    に前記炉心領域の上方から出入れされる複数の制御棒と
    を有する高速増殖炉において、前記制御棒が、前記炉心
    領域の上下方向寸法と同等又はそれ以上の上下寸法の制
    御棒領域内に中性子吸収材を充填してなる複数のアブソ
    ーバロッドと、前記複数のアブソーバロッドにより構成
    される中性子吸収材領域を囲うカバーと、前記カバーに
    設けられた冷却材の出口と入り口を成す開口と、前記カ
    バーの下部に直列に接続されて不活性ガスが密閉されて
    いる中空構造物とからなり、前記中空構造物の中空領域
    の上下方向寸法は前記炉心領域の上下方向寸法の10%
    より長く構成されたことを特徴とする高速増殖炉。
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