JPH0656423B2 - 二重タンク型高速増殖炉 - Google Patents

二重タンク型高速増殖炉

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JPH0656423B2
JPH0656423B2 JP61060581A JP6058186A JPH0656423B2 JP H0656423 B2 JPH0656423 B2 JP H0656423B2 JP 61060581 A JP61060581 A JP 61060581A JP 6058186 A JP6058186 A JP 6058186A JP H0656423 B2 JPH0656423 B2 JP H0656423B2
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JP
Japan
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cooling system
reactor vessel
steam generator
reactor
fast breeder
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JP61060581A
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禎男 服部
洋二 柴田
武志 仁田脇
雅夫 峯
昇 中尾
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Central Research Institute of Electric Power Industry
Hitachi Ltd
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Central Research Institute of Electric Power Industry
Hitachi Ltd
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    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明、二重タンク型高速増殖炉に係り、特に、その原
子炉容器の熱保護対策に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の二重タンク型高速増殖炉の一例として、特願昭5
8−167126号に記載されている高速増殖炉の概略
構成を第3図に示す。
この例では、原子炉容器7の外側に2次冷却系タンク8
を設置し、原子炉容器1と同様にルーフデツキ9から吊
り下げてある。原子炉容器7と2次冷却系タンク8との
間のアニユラス部には、2次冷却系循環ポンプ14と蒸
気発生器1とを配設し、その間に2次冷却材16を満た
してある。2次冷却材循環ポンプ14と蒸気発生器1と
は、1次系機器と同様にルーフデツキ9から吊り下げて
あり、2次冷却材の流路を構成する関係上、中間熱交換
器3と同じ基数設けてある。
一方、原子炉容器7の内側には、炉心19,中間熱交換
器12,および1次主冷却系循環ポンプ13を配設して
ある。中間熱交換器12と1次主冷却系循環ポンプ13
とはルーフデツキ9から吊り下げられ、炉心19は原子
炉容器7により支持されている。
1次冷却材15は、1次主冷却系循環ポンプ13により
炉心19に送られ、ここで加熱されて、中間熱交換器1
2に入る。中間熱交換器12の中では、2次冷却材16
と熱交換して冷却され、再び1次主冷却系循環ポンプ1
3に入る。
2次冷却材16は、2次冷却系循環ポンプ14により2
次冷却系タンク8から汲み上げられ、コールドレグ配管
18を通り、ルーフデツキ9上部まで立上り、中間熱交
換器12の2次側に導入される。中間熱交換器12に入
つた2次冷却材16は、1次冷却材15との熱交換で加
熱され、2次側出口ノズルからホツトレグ配管17によ
り蒸気発生器1に導入される。2次冷却材16は、蒸気
発生器1内で水蒸気側に熱を伝えて流下し、2次冷却系
タンク8内に戻る。
第4図に上記従来例の蒸気発生器の概略構成を示す。給
水管2と伝熱管3は胴体22の中に収納れている。給水
管2は、胴体22とシユラウド5との間を下降し、シユ
ラウド5の下端で反転して、伝熱管3に接続されてい
る。この例では、給水管は片側に寄せられていると考え
られるが、その外側は胴体22で覆われており、原子炉
容器75とは直接対面できないようになつている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術では、原子炉容器の冷却についての配慮が
なく、次のような問題があつた。
第5図に前記原子炉容器7の液面近傍の冷却材液位の関
係の一例を示す。原子炉容器7内では、中間熱交換器1
2の1次側圧力損失により、高温1次冷却材23と低温
1次冷却材24の間にΔH1の液位差が生ずる。また、
2次冷却系タンク7内においても、蒸気発生器1の2次
冷却材圧力損失により、高温の2次冷却材25と低温の
2次冷却材26との間にΔHの液位差が生ずる。
これらの液位差のために、原子炉容器7の上部領域は、
1次カバーガス空間27を介する高温1次冷却材23か
らの熱輻射および2次カバーガス空間28を介する高温
2次冷却材25から熱輻射により、両側から加熱され、
著しく高温になる惧れがある。従つて、原子炉容器7の
健全性確保には、何らかの冷却対策が必要である。
本発明の目的は、原子炉容器の健全性を確保するのに充
分な冷却構造を有する二重タンク型高速増殖炉を提供す
ることである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するために、蒸気発生器の給
水管の少なくとも一部を原子炉容器壁に対面させて配列
し、蒸気発生器の給水に原子炉容器壁を冷却させる手段
を提案するものである。
この給水管は、原子炉容器側に多く、2次冷却系タンク
側に少なく配列することが好ましい。
〔作用〕
このように、原子炉容器と対面する形で配列された給水
管には、次の2つの作用がある。
(1) 原子炉容器から熱輻射により熱吸収する。
(2) 蒸気発生器内の高温の2次冷却材から原子炉容器
への熱輻射を遮断する。
これらの作用により、原子炉容器の温度を下げることが
できる。
〔実施例〕
次に、第1図および第2図により、本発明の一実施例を
説明する。
第1図は本発明による二重タンク型高速増殖炉の一実施
例を示す縦断面図である。図において、蒸気発生器1
は、原子炉容器7と2次冷却系タンク8とにより形成さ
れるアニユラス部に、ルーフデツキ9から吊り下げられ
ている。蒸気発生器1に2次冷却材を導入する2次冷却
材入口管6は、蒸気発生器1の上方から挿入されてお
り、伝熱管3の上方で開口している。給水管2は、原子
炉容器7側と2次冷却系タンク8側に振り分けて配列さ
れ、シユラウド5の下端で反転し、伝熱管3に接続され
ている。給水管2,伝熱管3,およびシユラウド5は、
ともに、蒸気発生器据付フランジ21から吊り下げた伝
熱管サポート4によつて支持されている。この伝熱管サ
ポート4は、第2図に詳細を示す通り、リブ構造になつ
ているから、給水管2が、原子炉容器7または2次冷却
系タンク8と直接対面するようになつている。
中間熱交換器12で加熱された高温2次冷却材は、2次
冷却材入口管6から蒸気発生器1に入り、シユラウド5
の内側を流下し、伝熱管3において、その内部を流れる
水と蒸気により冷却された後、2次冷却系タンク8の中
に入つていく。他方、低温の給水は、給水管2の中を流
れ、伝熱管3で外部を流れる2次冷却材により加熱さ
れ、蒸気となつて蒸気発生器1から出ていく。
原子炉通常運転中、2次冷却材の液位についてみると、
伝熱管3の部分の流動抵抗分だけ、蒸気発生器内液面1
1が2次冷却系タンク液面10よりも相対的に盛り上が
り、第1図に示すバランスとなつている。このため、第
2図のように配列した給水管2は、2次冷却系タンク液
面10より上では、カバーガス中に露出し、原子炉容器
7とはカバーガス空間を介して対面する形となる。通
常、給水管2内には約200℃前後の給水が流れてお
り、他方、原子炉7側は、高温の1次冷却材により加熱
され、約500℃近い温度になつている。従つて、対面
している給水管2と原子炉容器7との間には、約300
℃の温度差があり、この大きな温度差による熱輻射効果
で、原子炉容器7を有効に冷却できる。また、給水管2
は、シユラウド5内部の高温2次冷却材と原子炉容器7
との間に配列されているので、高温2次冷却材から原子
炉容器7への熱の流れも遮断できることになる。
以上の効果も第1図に示す系統について評価した結果を
第6図に示す。図から明らかなように、原子炉容器7の
温度を約20℃下げることができた。
〔発明の効果〕
本発明によれば、原子炉容器を低温の給水管により冷却
できるので、原子炉容器の温度を下げ、その構造健全性
を向上させる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による二重タンク型高速増殖炉の一実施
例を示す縦断面図、第2図はその蒸気発生器の斜視図、
第3図は従来の二重タンク型高速増殖炉の概略構成を示
す図、第4図は従来の蒸気発生器の縦断面図、第5図は
二重タンク型高速増殖炉の液位バランス状態を示す図、
第6図は本発明と従来例の原子炉容器温度分布を比較し
て示す図である。 1……蒸気発生器、2……給水管、3……伝熱管、4…
…伝熱管サポート、5……シユラウド、6……2次冷却
材入口管、7……原子炉容器、8……2次冷却系タン
ク、10……2次冷却系タンク液面、11……蒸気発生
器内液面、12……中間熱交換器、13……1次主冷却
系循環ポンプ、14……2次主冷却系循環ポンプ、15
……1次冷却材、16……2次冷却材、17……2次主
冷却系ホツトレグ配管、18……2次主冷却コールドレ
グ配管、19……炉心、20……原子炉容器内液位、2
1……蒸気発生器据付フランジ、22……胴体、23…
…高温1次冷却材、24……低温1次冷却材、25……
高温2次冷却材、26……低温2次冷却材、27……1
次カバーガス空間、28……2次カバーガス空間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仁田脇 武志 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 峯 雅夫 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 中尾 昇 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炉心および1次冷却系設備を設けた原子炉
    容器の外側に2次冷却系タンクを設け、2次冷却部系タ
    ンク内で前記原子炉容器外側の環状部分に2次冷却系循
    環ポンプと蒸気発生器とを配設した二重タンク型高速増
    殖炉において、前記蒸気発生器の給水で前記原子炉容器
    壁を冷却するために蒸気発生器の給水管の少なくとも一
    部を原子炉容器壁に対面させて配列することを特徴とす
    る二重タンク型高速増殖炉。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載の二重タンク
    型高速増殖炉において、前記蒸気発生器の給水管を、前
    記原子炉容器側に多く、前記2次冷却系タンク側に少な
    く配列することを特徴とする二重タンク型高速増殖炉。
JP61060581A 1986-03-20 1986-03-20 二重タンク型高速増殖炉 Expired - Lifetime JPH0656423B2 (ja)

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JPS62218891A JPS62218891A (ja) 1987-09-26
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JP3909700B2 (ja) 2003-03-04 2007-04-25 独立行政法人 日本原子力研究開発機構 原子炉容器の熱荷重緩和装置

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