JPH0656323A - シート排紙装置 - Google Patents

シート排紙装置

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JPH0656323A
JPH0656323A JP4228076A JP22807692A JPH0656323A JP H0656323 A JPH0656323 A JP H0656323A JP 4228076 A JP4228076 A JP 4228076A JP 22807692 A JP22807692 A JP 22807692A JP H0656323 A JPH0656323 A JP H0656323A
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sheet
tray
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discharging
detecting
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Katsuto Kato
克人 加藤
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート排紙装置のシート排出時において、常
に最適なシートの排出スピード及び飛び量を得ることが
できるようにする。 【構成】画像形成装置で画像形成されて排出ローラ12
により30上に排出されるPは、第1、第2の検知セン
サ60,61より飛び量が検知される。この検知センサ
60,61の検知信号の条件に基づいて上記排出ローラ
(12)の回転数が変化される。これにより、排出され
るシート(P)に対する摺動抵抗が変化しても、常に最
適なシート排出スピード及び飛び量を得ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置で画像形
成後に排出されるシートを排出・収納するシート排紙装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像形成後のシートを分類・収
納するソータは、10ないし20段程度、またはそれ以
上の段のシート集積台(以下ビンという)が互いに所定
の間隔を有して隔置状態に設けられていて、画像形成装
置から一定間隔で連続して排出されるシートをベルトに
よる搬送手段または複数のローラ手段あるいはこれらを
組み合わせた搬送手段により、各所定のビンまで順次搬
送して送り込む構成となっている。
【0003】これらのソータとしては、一定の搬送パス
に対してシートを集積するビン群が移動する構成のビン
移動型ソータと、ビン群は固定状態に配設されている排
出ユニットが各ビンに対応したり、シートをフラッパ
(変更手段)により一定の主流パスから各ビンに送り込
む構成のビン固定型ソータとに分類されている。
【0004】ここで、従来から知られているビン移動型
ソータの構成を簡単に説明すると、シートが搬入されよ
うとする位置にビンが移動したときに、ビンの入り口が
広くなるようにビンを移動させる方法が知られている。
この種の装置としては、例えば特開昭56−78770
号公報、特開昭56−78769号公報、特開昭57−
4855号公報、特開昭57−4856号公報、特開昭
57−141357号公報に記載されている手段が知ら
れている。
【0005】これらにおける装置は、各ビンの入り口側
の端部に個々に取り付けられた1対のトラニオンを回転
ゼネバまたはリードカムによる拡開機構に係合させて、
シート搬入部において各ビン間隔を順次広げ、この動作
を拡開機構に順次積み重ねていくことにより、ビン群全
体の昇降を達成するという構成をとっている。
【0006】このシート分類装置の要部の一例を図29
に示す。複数のビンBa ,Bb ,Bc の各両端部にそれ
ぞれ設けられたトラニオン(以下ビンコロという)15
1a,151b,151cは左右1対のガイドレール1
52により昇降自在にガイドされ、かつその端部は左右
1対のリードカム153a,153bの溝カム面にそれ
ぞれ係合可能となっていて、リードカム153a,15
3bのA,D方向及びその逆方向への回転により昇降自
在となっている。ビンコロ151a,151bが図示の
ようにリードカムa,153bに位置することによりビ
ンBa ,Bb 間及びビンBb ,Bc 間が局部的に拡開し
て、本体の排出ローラ対155からのシートの受け入れ
を容易にしている。排出ローラ対155を駆動させる図
示しない駆動モータはその出力軸上に図示しないエンコ
ーダとフォトセンサを備えており、フォトセンサの出力
を駆動モータの図示しないモータドライバにフィードバ
ックすることによって駆動モータの回転数を制御し、シ
ートの排出速度を一定に保つようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、排出される
シートに対する摺動抵抗はシートが排出される際の枚数
によって異なる。
【0008】例えば、トレイとシートとの摩擦係数と、
シートとシートとの摩擦係数は異なるので、第1枚目の
シートがトレイ表面から受ける摺動抵抗と、第2枚目以
1のシートが、既に積載された最上位のシートから受け
る摺動抵抗とは異なる。
【0009】また図30に示すように、積載されたシー
トの枚数が少ないときと多いときとでは、排出されるシ
ートが排出される直前に積載されたシートに当接してい
る面積が異なる。
【0010】つまり、既に積載されたシートの枚数が多
い程、当接面積が大きいので、排出されるシートが受け
る摺動抵抗は大きくなる。また図31に示すように、排
出されるシートのカール量が大きい場合等は、既に積載
されたシートの枚数が多い程、排出されるシートが既に
積載されたシートに当接する際の角度θが大きくなるの
で、上記摺動抵抗は大きくなる。
【0011】よって、いくら排紙モータの速度を一定に
保っても、上記理由により排出されるシートの飛び量は
摺動抵抗に応じて変化してしまうので、図32に示すよ
うなシートの飛び過ぎによるシートの戻り不良(a) やシ
ートの飛び量が少ないために生じるシートの後端残り
(b) 等の積載不良が発生してしまう。
【0012】本発明は、常に最適なシートの排出スピー
ド及び飛び量を得ることができるシート排紙装置を提供
することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、シート(P)
を積載する少なくとも1つ以上のトレイ(30)と、該
トレイ(30)に排出されるシート(P)を検知する第
1の検知手段(60)と、該第1の検知手段(60)に
対して所定の間隔で配設されていて前記トレイ(30)
に排出されるシート(P)を検知する第2の検知手段
(61)と、前記トレイ(30)上にシートを排出する
排出ローラ(12)と、該排出ローラ(12)を駆動す
る駆動手段(50)と、該駆動手段(50)を制御する
制御手段(64)と、を有し、前記第1の検知手段(6
0)及び第2の検知手段(61)で検知された信号の条
件によって前記排出ローラ(12)の回転速度を変化さ
せることを特徴とする。
【0014】
【作用】画像形成装置で画像形成されてたシート(P)
は排出ローラ(12)によりトレイ(30)上に排出さ
れる。この排出されるシート(P)は、第1、第2の検
知手段により飛び量が検知される。この検知手段の検知
信号の条件に基づいて上記排出ローラ(12)の回転数
が変化される。
【0015】これにより、排出されるシート(P)に対
する摺動抵抗が変化しても、常に最適なシート排出スピ
ード及び飛び量を得ることができる。そして、従来装置
におけるシートの戻り不良シートの後端残り等の不具合
が解消されて信頼性の高いシート排紙装置を実現するこ
とができる。
【0016】なお、上述カッコ内の符号は図面を参照す
るために示すものであって本発明の構成をなんら限定す
るものではない。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図8に沿っ
て説明する。
【0018】本実施例のシート分類装置は、ソータ本体
ユニット1、ビンユニット2、スプールユニット3の3
つのユニットからなる。
【0019】ソータ本体ユニットは、下ガイド5を一体
的に構成した枠体4と、下ガイド5の対向位置に備えら
れた上ガイド6と、枠体4の前後の凹部に取付けられた
前側板7、後側板(図2)と、前記後側板7,8に各1
ケずつ軸9,10まわりに回転自在に取付けられたリー
ドカム11b,11aと、前後側板7,8に支持された
搬送ローラ対12を有する。
【0020】また、シート搬送路13のシート排出部近
傍には、シートPを検知する図示しない紙センサが備え
られており、該紙センサはフォトセンサとアクチュエー
タよりなる。本実施例においては、該紙センサによって
シートPの通過時間及びシートPの紙間を計測可能であ
り、検知された信号は、該ソータ本体ユニット1内のマ
イコンに伝達される。
【0021】後側板8には正逆転可能のシフトモータ1
4(図2、図3)が取付けられており、その駆動ギヤ列
15を介してプーリ11aと一体的に形成された傘歯ギ
ヤ16に伝達され、傘歯ギヤ16からベルト21を介し
てリードカム11aに駆動Fが伝達される。傘歯ギヤ1
6には貫通軸17の一端に固定された傘歯ギヤ18(図
2)が係合しており貫通軸17の他端に固定された傘歯
ギヤ19は、プーリと一体的に形成された傘歯ギヤ20
と係合している。傘歯ギヤ20はベルト22を介して、
リードカム11bと一体的に形成されたプーリ23bに
接続されている。以上のように構成された駆動伝達系に
より、シフトモータ14が正逆転すると、リードカム1
1(11a,11b)も正逆転する。
【0022】シフトモータ14の出力軸にクロック円板
24(図3)が固定されておりセンサホルダ26を介し
て、後側板8に保持されたフォトインタラプタ25によ
り、シフトモータ14の回転数、即ちリードカム11の
回転数を読み取ることができる。従って、ソータ本体ユ
ニット1の図示しないシフトモータ制御回路により、リ
ードカム11の回転数を自在に制御することができる。
【0023】更に、リードカム11bの下方同軸上に、
リードカム11の位置を検知するためのフラグ27が取
付けられており、フラグ27を読み取るためのフォトセ
ンサ28は、後側板8に固定されている。リードカム1
1は後述するように、平行部(約180°)を有してお
り、本実施例においてフラグ27は上記平行部に検知で
きるように180°の扇型形状をなしている。
【0024】次に、ビンユニット2について説明する。
ビンユニット2(図1)は搬送ローラ対12により排出
されたシートPを収納するビン30を10枚備えてい
る。ビン30は基端部の両端部にリードカム11の螺線
カム面と係合するトラニオン31を有し、その先端部に
はセパレータ34と係合する舌部35を備えている。ビ
ン30は、トラニオン31のガイドを有する前後支持板
36,37と、セパレータ34を一体的に構成したビン
フレーム38により保持されている。ビン30はトラニ
オン31と同軸上に図2に示す所定の外径を持つ支持部
39を備え、トラニオン31がリードカム11に係合し
ていないときのビン30同志の間隔は、支持部39と、
セパレータ34に所定のピッチで形成された溝40によ
って一定に保たれる。
【0025】支持板36,37のトラニオンガイド41
の下方には、下部ガイドピン42が固着されており、下
部ガイドピン42から所定の間隔をおいて上方に上部ガ
イドビン43がビス止めされている。上部ガイドピン4
3は取付け面が段カットされていてその取付け溝に沿っ
てスライドできるので上部ガイドピン43のビス止め位
置をずらすことにより間隔を調整できる。上記方法で、
間隔Lを調整することによって、リードカム11のすく
い部が、ビン30のトラニオン31をすくい上げる際
に、すくい部がトラニオン31の腹部に当たることなく
滑らかにすくい上げることが可能となる。
【0026】また、ビンフレーム38の手前側には、整
合基準部材44(図2)が固定されている。更に、各ビ
ン30にそれぞれ形成された切欠き45内には、全ビン
にわたって整合棒46が貫通している。整合棒46は、
軸47を中心に揺動可能なアーム48に支持されてい
る。アーム48は、その同軸上にアーム48の底部に形
成された扇形穴と係合する扇形ギヤ49が備えられてい
る。この扇形ギヤ49は、ビンフレーム38に取付けら
れた正逆可能なステッピングモータ50(図1)より駆
動を受ける。従って、ステッピングモータ50が正逆方
向に回転すると、整合棒46が矢印方向(図2)に揺動
し、各ビン30に収納されたシートPが整合基準部材4
4に押し付けられて整合する。
【0027】60は、発光LED60a及び受光LED
bにより構成された第1の紙検知センサであり、61は
発光LED61a及び受光LED61bにより構成され
た第2の紙検知センサである。紙検知センサ60,61
ともにビンユニット2内に備えられ、また各ビンの紙検
知センサ60,61に対応する位置には穴があいてお
り、第1の紙検知センサ60は、各ビンのポイントbよ
り距離L1 のポイントにあるシートの有無を検出でき、
第2の紙検知センサ61は同距離L2 のポイントにある
シートの有無を検出できるように構成されている。
【0028】本実施例においては、実験的に、高温多湿
環境を含む全環境でシートの飛び過ぎによるシートの戻
り不良が確実に起こらないポイントにL2 を設定してお
り、また、実験的に、上記環境で、シートの飛び量が少
ないために生じるシートの後端残りが確実に起こらない
ポイントにL1 を設定している。よって、シートの飛び
量をLとすると、L1 <L<L2 となるようにすれば、
上記不具合を解消することができる。次に、上記制御法
について具体的に説明する。
【0029】図8は紙検知センサ60,61から排紙モ
ータ63までの信号の流れを示すブロック図である。紙
検知センサ60,61によって検知された信号がソータ
内のCPU64に伝達され、CPU64から図示しない
排紙モータドライバ65に信号が出され、排紙モータド
ラム65から排紙モータ63に駆動信号が出され、排紙
モータ63が作動し、シートを排出する。
【0030】本実施例においては、排出ローラ12の回
転数は、搬送モータ63に単位時間内にかける電圧の時
間の長さを変化させることによって増減させる。図5〜
図6に、シート排出時の紙検知センサ60,61の出力
波形及びシートの状態図を示す。紙検知センサ60,6
1は、紙有時は信号1、紙無時は信号0を出力する。7
に排紙動作を表わすフローチャートを示す。
【0031】図5は、排紙時シートの飛び量が少なく、
シートの後端が紙検知センサ60,61を通過しなかっ
た場合で、これをパターン1とする。パターン1の場合
は、図7フローチャートに従い、排紙モータ63は予め
設定された適切量増速される。次に、図4は排紙時、シ
ートの飛び量が適切でシートの後端が紙検知センサ60
を通過し、かつ紙検知センサ61を通過しなかった場合
で、これをパターン2とする。
【0032】パターン2の場合は、図7のフローチャー
トに従い、排紙モータの速度は維持される。次に図6は
排紙時のシートの飛び量が多く、シートの後端が紙検知
センサ60,61を通過した場合で、これをパターン3
とする。
【0033】パターン3の場合は、図7フローチャート
に従い、排紙モータ63は予め設定された適切量減速さ
れる。本実施例においては、紙検知センサ60,61
は、整合棒46が排出されるシートを押圧しながら移動
する長手方向の領域に備えられているため、シート排出
後、かつシート整合前は紙検知センサ60,61は紙有
信号1を出力し、整合後は紙無信号0を出力する。従っ
て、シートの積載枚数が何枚になろうと連続的に、上記
制御を行うことができる。
【0034】また、本実施例においては、排出されるシ
ートのサイズに応じて紙検知センサ60,61が適切量
移動する構成をとっており、各サイズのシートに対応す
ることができる。よって上記制御法及び構成をとること
で排出されるシートに対する摺動抵抗が変化しても常に
望ましいシート排出速度及びシートの飛び量を得ること
ができ、従来の不具合を解消できる。
【0035】また、本実施例ではトレイ上のシートを検
出する位置に紙検知センサ60,61を備えたが、本発
明はこれに限定されるものでなく、排出ローラ12の下
流側であればどこに備えても、上記効果を有することは
言うまでもない。 〈他の実施例〉図9は、本発明の第2実施例を示す循環
式原稿自動送り装置の断面図である。
【0036】図9において、201は循環式原稿自動送
り装置であって、複写機202のプラテンガラス203
上に、原稿270を自動で送る。204は排紙補助台で
あって、プラテンガラス3上にセットされた原稿270
を、排紙するときに、原稿270の排紙方向先端を循環
式原稿自動送り装置に引っかかりなく、引き渡すもので
ある。211は原稿トレイであって、複写すべき原稿を
セットし、複写後も原稿トレイ211上に排出される。
【0037】212はリサイクルレバーであって、図示
しないリサイクルモータによって原稿270上に載置さ
れ、原稿270の後端がぬけるとリサイクルセンサ26
9によって、原稿のないことを検知する。213は透過
型の光センサで構成された原稿検知センサであって、原
稿270がセットされたことを検知する。215はシャ
ッタであって、通常は図示のように搬送路上に突出して
いるが、図示しないシャッタソレノイドによって搬送路
下に待避し、搬送路を開放する。
【0038】214は半月ローラであって、円周の一部
が切り欠いてあり、通常は図示のように搬送路下に待避
しているが、半月ローラ214た回転すると、切り欠き
のない部分によって原稿270を下流側へ送り込む。2
17は給紙ローラであって、原稿270を更に下流へ送
り込む。216は分離ベルトであって、給紙ローラ21
7とオーバラップしており、原稿の給送方向と逆方向に
回転している。そして、複数の原稿270の最下部1枚
だけを給紙ローラ217によって給送し、残りを給送さ
せない。
【0039】219は駆動ローラであって、駆動モータ
262からの駆動によって、レジストローラ218との
間に原稿270を挟持、搬送する。225はレジストセ
ンサであって、透過型センサで構成され、原稿の有無を
検出する。207は搬送ベルトであって、ベルト駆動ロ
ーラ205と、従動ローラ206に巻かれ、テンション
がかけられている。更に、ベルト押えコロ208,20
9,210によって、プラテンガラス203に密着し、
ベルト駆動ローラ205からの駆動によって搬送ベルト
207が回転し、原稿270をプラテンガラス203に
定着させる。
【0040】ベルト駆動ローラ205は正転、逆転し、
原稿を給紙、排紙する。220,221はそれぞれ駆動
第1コロ、駆動第2コロであり、駆動ローラ219に押
圧されており、原稿を挟持、搬送する。224はフラッ
パであって、フラッパソレノイド(図示せず)によって
排紙時には図示の実線の位置にあり、また、原稿反転時
には点線の位置となって、搬送路を切り換える。222
は排紙ローラ、223は排紙コロであって、原稿270
を挟持し搬送し、トレイ211に排紙、積載するもので
ある。
【0041】260は、発光LED260a及び受光L
ED260bにより構成された第1の紙検知センサであ
り、261は発光LED261a及び受光LED261
bにより構成された第2の紙検知センサである。紙検知
センサ260,261共に、原稿トレイ211内に備え
られ、第1の紙検知センサ260は排出されるシートの
後端より距離L1 のポイントにあるシートの有無を検出
でき、第2の紙検知センサ261は同距離L2 のポイン
トにあるシートの有無を検出できるように構成されてい
る。
【0042】本実施例においても前記実施例と同様にL
1 ,L2 を設定しているので、上記構成及び前記実施例
と同様の制御をとることにより前記実施例と同等の効果
を得ることができる。
【0043】図10、図11は本発明の第3実施例を示
す画像形成装置の再給紙装置の断面図である。図10に
おいて、コピースタートボタンが押されることによって
光学系301が原稿読み取りを開始する。読み取られた
光学情報は、ミラー、レンズ等を介して感光ドラム30
2などの像担持体上に投影され潜像を形成する。潜像は
感光ドラム302の回転に従って現像部303へと達
し、ここにおいて現像され、更に転写部308において
転写シート上に転写される。
【0044】一方、転写シートは、給紙ローラ307な
どの給紙手段によって給紙された後、一旦レジストロー
ラ306に当接し、ループを形成することによって斜行
を正された後に感光ドラム302上の画像形成動作に同
期して転写部308へと送られる。該転写部308にお
いて感光ドラム302上のトナー像を転写された該転写
シートは搬送部304によって定着器305へ送られ、
該転写シート上のトナー像が定着される。
【0045】その後、該転写シートは、排紙ローラ31
8a,318bによって排紙トレイ317上へ排出され
る。また両面コピー(または多重コピー)が行われる場
合は、定着後の該転写シートはフラッパ309によっ
て、ベルト搬送部310へ送られ、排出ローラ対311
a,311bによって中間トレイ313へ排出される。
【0046】該中間トレイ313に排出積載された該転
写シートは再給紙ローラ314により再給紙され、垂直
搬送ローラ対319a,319b,319cによって該
レジストローラ306へ送られ、前記と同様のプロセス
で該転写シート上に画像形成が行われる。
【0047】図11に該中間トレイ313の詳細図を示
す。該転写シート316は、紙後端が排出ローラ対31
1a,311bを抜けた後、該中間トレイ313のシー
ト積載面313bに沿って該転写シート316の自重で
落下し、該中間トレイ313に対して突出自在に構成さ
れたシャッタ334に突き当って積載される。
【0048】360は発光LED260a及び受光LE
D360bにより構成された第1の紙検知センサであ
り、361は発光LED361a及び受光LED361
bにより構成された第2の紙検知センサである。紙検知
センサ360,361共に、原稿トレイ11内に備えら
れ、第1の紙検知センサ360は排出されるシートの後
端より距離L1 のポイントにあるシートの有無を検出で
き、第2の紙検知センサ361は同距離L2 のポイント
にあるシートの有無を検出できるように構成されてい
る。
【0049】本実施例においても前実施例と同様にし
て、L1 ,L2 を設定しているので、上記構成及び前実
施例と同様の制御をとることにより前実施例と同等の効
果を得ることができる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、排紙トレイに排出され
るシートを検知する検知手段を少なくとも2つ以上設
け、上記検知手段により排出されるシートの飛び量を検
知することによって排出ローラの回転数を変化させたの
で、排出されるシートに対する摺動抵抗が変化しても、
常に最適なシートの排出スピードを及び飛び量を得るこ
とができる。そして、従来装置がもっていたシートの戻
り不良やシートの後端残りという不具合を解消すること
ができ、より高い信頼性を有するシート排紙装置を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第3の発明のシート排紙装置が適用されたシー
ト分類装置の縦断側面図。
【図2】同じくシート排紙装置及びトレイ部の平面図。
【図3】同じく駆動部の縦断側面図。
【図4】同じく排紙作用図。
【図5】同じく排紙作用図。
【図6】同じく排紙作用図。
【図7】同じく排紙動作のフローチャート。
【図8】同じく排紙制御のブロック図。
【図9】同じく第2の実施例に係る循環式自動原稿送り
装置の縦断側面図。
【図10】同じく第3の実施例に係る画像形成装置の縦
断側面図。
【図11】同じく排紙シートの検知手段部を示す縦断側
面図。
【図12】従来のシート排紙装置部の縦断側面図。
【図13】従来のシート排紙装置の排紙作用図。
【図14】従来のシート排紙装置の排紙作用図。
【図15】従来のシート排紙装置の排紙作用図。
【符号の説明】
12 排出ローラ(排出手段) 30 トレイ 44 シート当接部材 46 整合棒(押圧手段) 50 ステッピングモータ(駆動手段) 60 第1の検知センサ(第1の検知手段) 61 第2の検知センサ(第2の検知手段) 64 CPU(制御手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを積載する少なくとも1つ以上の
    トレイと、該トレイに排出されるシートを検知する第1
    の検知手段と、該前記第1の検知手段に対して所定の間
    隔で配設されていて前記トレイに排出されるシートを検
    知する第2の検知手段と、前記トレイ上にシートを排出
    する排出手段と、該排出手段を駆動する駆動手段と、該
    駆動手段を制御する制御手段と、を有し、 前記第1の検知手段及び第2の検知手段で検知された信
    号の条件によって前記1排出手段によるシート排出速度
    を変化させることを特徴とするシート排紙装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の検知手段を、前記第1の検知
    手段のシート進行方向下流側に配設したことを特徴とす
    る請求項1記載のシート排紙装置。
  3. 【請求項3】 前記トレイに排出されるシートの側縁部
    を押圧する押圧手段と、該押圧手段を駆動する駆動手段
    と、前記トレイ上に排出されたシートを挟むようにして
    前記押圧手段と対向位置に設けられ前記押圧手段により
    シートが押圧して当接される基準面を形成するシート当
    接部材とを有し、 前記押圧手段がシートを押圧して移動する長手方向領域
    に前記第1の検知手段と第2の検知手段とを配設したこ
    とを特徴する請求項2記載のシート排紙装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の検知手段と第2の検知手段と
    の間に、少なくとも一つ以上のシート検知手段を配設し
    たことを特徴とする請求項2記載のシート排紙装置。
  5. 【請求項5】 前記排出されるシートのサイズに応じ
    て、前記第1の検知手段及び第2の検知手段を移動させ
    ることを特徴とする請求項2記載のシート排紙装置。
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