JPH0656227A - 帳票物流システム - Google Patents

帳票物流システム

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Publication number
JPH0656227A
JPH0656227A JP22923092A JP22923092A JPH0656227A JP H0656227 A JPH0656227 A JP H0656227A JP 22923092 A JP22923092 A JP 22923092A JP 22923092 A JP22923092 A JP 22923092A JP H0656227 A JPH0656227 A JP H0656227A
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JP
Japan
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branch
management device
paper
processing device
distribution system
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Application number
JP22923092A
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English (en)
Inventor
Shinichi Makitani
真一 牧谷
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 帳票の発行から配送に至るまでの作業をより
能率的に行うことができる帳票物流システムを提供す
る。 【構成】 複数の支社が担当する多数の顧客についての
情報が顧客情報管理装置20内に保管されている。統括
管理装置10が、所定の帳票発行計画に基づいて、各装
置へ作業指示を与えると、各装置は所定の作業を行い実
績を報告する。まず、顧客情報管理装置20は、発行す
る帳票に必要なデータを抽出したデータファイルを作
り、印字処理装置30に与える。用紙管理装置40は、
自動倉庫から必要な帳票用紙を搬出し、印字処理装置3
0に供給する。印字処理装置30は、この用紙にデータ
ファイルに基づく印字を行う。印字後の用紙は、事後処
理装置50において断裁され、各支社単位に区分けされ
て梱包される。梱包箱は、所定の配送用プラットホーム
61〜63に分配される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は帳票物流システム、特
に、複数の支社が担当する多数の顧客に対して、それぞ
れ帳票を発行してこれを送付するための帳票物流システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】生命保険会社や損害保険会社などは、各
地に支社を設置し、この支社ごとに多数の顧客に対する
保険業務を行っている(なお、支社は、支店、課支社、
など様々な名称で呼ばれており、更に、その下に代理店
が介在するのが一般的である。本明細書で「支社」とい
う文言は、支店、課支社、更には代理店をも含めた広い
意味で用いるものとする)。保険会社の重要な業務のひ
とつは、保険証券を始めとする種々の帳票の発行業務で
あり、近年では、コンピュータを利用した帳票の発行シ
ステムが導入されている。すなわち、全国の支社から集
められる多数の顧客情報を、データベースとしてコンピ
ュータで管理し、このデータベースから抽出した情報に
基づいて必要な保険証券の印字処理が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】顧客へのサービスの多
様化、高品質化、という要求から、保険の種類も増大
し、発行した帳票の配送先も細分化されるに至ってい
る。このため、帳票の発行および配送という作業の処理
量は飛躍的に増大している。上述したように、近年では
コンピュータを導入した合理化が図られているが、帳票
の発行から配送に至るまでの全工程では、まだ人手に負
うところが多く、作業者の労働負担は益々増える傾向に
ある。
【0004】そこで本発明は、帳票の発行から配送に至
るまでの作業をより能率的に行うことができる帳票物流
システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(1) 本願第1の発明は、複数の支社が担当する多数の
顧客についてそれぞれ帳票を発行し、これを送付するた
めの帳票物流システムにおいて、各顧客について必要な
情報をデータベースとして保持しこれを管理する機能を
もった顧客情報管理装置と、発行すべき帳票に応じた複
数種類の用紙を収容する倉庫から、必要な用紙を搬出す
る搬出手段を有し、この用紙の在庫管理を行う機能をも
った用紙管理装置と、データベース内の情報に基づき、
倉庫から搬出された用紙に対して、帳票発行に必要な情
報の印字を行う印字処理装置と、印字処理が完了した用
紙に対して物理的な加工を施して個々の帳票を作成し、
作成した多数の帳票について各支社単位での梱包を行う
ための区分け処理を行う機能をもった事後処理装置と、
帳票の発行計画を示すデータに基づいて、上記各装置を
統括管理する統括管理装置と、を設けたものである。
【0006】(2) 本願第2の発明は、上述の第1の発
明に係る帳票物流システムにおいて、事後処理装置に、
作成された帳票を順次搬送する帳票搬送系と、この帳票
搬送系の経路上において各帳票に印字されている支社コ
ードを読み取る帳票コード読み取り部と、連続して搬送
されてくる帳票を支社コードが異なる箇所で仕分ける作
業を行う仕分け部と、を設けたものである。
【0007】(3) 本願第3の発明は、上述の第1の発
明に係る帳票物流システムにおいて、事後処理装置に、
各支社宛ての帳票を梱包した箱を順次搬送する梱包搬送
系と、この梱包搬送系の経路上において各箱に付されて
いる支社コードを読み取る梱包コード読み取り部と、連
続して搬送されてくる箱を支社コードに基づいて所定の
配送用プラットホームへ分配する分配部と、を設けたも
のである。
【0008】
【作 用】本発明に係る帳票物流システムでは、顧客情
報管理装置、印字処理装置、用紙管理装置、事後処理装
置、が有機的に結合され、システム全体は統括管理装置
によって管理される。すなわち、統括管理装置に帳票の
発行計画を示すデータを用意すれば、顧客情報管理装置
は、発行する帳票に必要な顧客情報をデータベースから
抽出し、これを印字処理装置に供給する。一方、必要な
用紙は用紙管理装置から印字処理装置に自動的に供給さ
れる。印字処理装置は、与えられた情報を与えられた用
紙に印字する処理を行う。こうして印字が行われた用紙
は、事後処理部において断裁加工などが施され個々の帳
票となる。しかも、こうして作成された多数の帳票に対
しては、各支社単位での梱包を行うために区分け処理が
成される。こうして、帳票の発行から配送に至るまでの
作業が効率的に行われる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示する実施例に基づいて説
明する。ここでは、本発明を損害保険会社における帳票
物流処理に適用した例を示す。図1は、この実施例の基
本構成を示すブロック図である。この帳票物流システム
の基本構成要素は、統括管理装置10、顧客情報管理装
置20、印字処理装置30、用紙管理装置40、事後処
理装置50であり、このシステムによって作成梱包され
た帳票は、配送用プラットホーム61〜63に送られ
る。なお、このブロック図において、実線は信号(情
報)の流れを示しており、破線は物品の流れを示してい
る。
【0010】統括管理装置10は、このシステム全体を
統括管理する仕事を実行するためのソフトウエアを備え
たコンピュータによって構成され、他の各装置に対して
作業指示を与えるとともに、他の各装置から作業実績の
報告を受ける機能を有する。顧客情報管理装置20は、
各顧客について必要な情報をデータベースとして保持し
これを管理する機能をもったコンピュータによって構成
される。印字処理装置30は、帳票の印字を行うための
高速プリンタと、この高速プリンタを制御するコンピュ
ータによって構成される。顧客情報管理装置20内のデ
ータベースから抽出されたデータファイルは、この印字
処理装置30内のコンピュータに与えられ、このデータ
ファイルに基づいた印字が実行される。用紙管理装置4
0は、帳票用紙を収容する倉庫から、必要な用紙を搬出
してこれを印字処理装置30に供給する自動搬出系と、
この自動搬出系を制御し用紙の在庫管理を行う機能をも
ったコンピュータとによって構成される。印字処理装置
30で印字が完了した帳票は、事後処理装置50へと送
られ、ここで事後処理が行われる。すなわち、印字処理
が完了した用紙に対して物理的な加工が施され個々の帳
票が作成され、作成された多数の帳票について各支社単
位での梱包を行うための区分け処理が行われる。
【0011】続いて、このシステムにおける具体的な帳
票発行処理を例にとって、各構成要素の動作を詳細に説
明する。このシステムは、複数の支社(課支社、支店、
代理店などを含む広い意味での支社)が担当する多数の
顧客についてそれぞれ帳票を発行し、これを送付する処
理を実行するためのものであり、この実施例では、損害
保険会社の本社が管轄する中央情報処理センターに設置
されているものとする。顧客情報管理装置20内のデー
タベースには、この保険会社の顧客のすべての情報が用
意される。ここでは、説明の便宜上、図2に示すような
保険証券データベースが顧客情報管理装置20内に用意
されているものとして以下の説明を続ける。この保険証
券データベースは、3種類の損害保険、すなわち、自動
車保険、火災保険、旅行保険、についての証券を発行す
るために必要なデータを集めたものであり、各損害保険
データは4つの支社、すなわち、青森支社、東京支社、
大阪支社、広島支社、のデータから構成されている。た
とえば、自動車保険の広島支社のデータとしては、図示
したように、鈴木一郎、田中二郎、佐藤三郎、…、とい
った広島支社が担当となる顧客についての保険契約ごと
にレコードが用意されており、各レコードは、証券番
号、契約者住所、契約日、車両登録番号、保険金額、
…、といったデータから構成されている。もちろん、こ
こに示す例は、説明の便宜上、簡単なモデルを示すもの
であり、実際にはより複雑なデータが用意されることに
なる。
【0012】さて、このシステムを動作させるには、ま
ず、統括管理装置10において、帳票の発行計画を作成
する必要がある。すなわち、顧客情報管理装置20内の
データベースに用意されている顧客データに基づいて、
どのような帳票を発行するかという計画を作成するので
ある。ここでは、簡単な例として、「契約日が平成4年
4月1日であるような保険についての保険証券を発行す
る」という計画を作成したものとする。このような計画
作成は、統括管理装置10を構成するコンピュータによ
って行われる。帳票の発行計画が作成されると、統括管
理装置10は各装置に対してそれぞれ作業指示を与え
る。まず、顧客情報管理装置20に対しては、計画実行
に必要なデータを抽出してデータファイルを作成するよ
う作業指示が与えられる。顧客情報管理装置20は、こ
の作業指示を受け、データベースを検索し、必要なデー
タの抽出を行う。上述の例では、契約日が平成4年4月
1日という条件に該当するレコードを検索して抽出する
ことになる。抽出されたデータは、データファイルとし
て出力される。この実施例では、データファイルは、磁
気テープの形式で顧客情報管理装置20から出力され、
この磁気テープを印字処理装置30内のコンピュータに
かけるという方法でデータファイルの受け渡しを行って
いるが、顧客情報管理装置20と印字処理装置30とを
オンライン接続してデータファイルを伝送するようにし
てもかまわない。
【0013】一方、統括管理装置10は印字処理装置3
0に対して、上述した保険証券発行のための印字作業を
行うよう指示を与える。印字処理装置30は、この印字
作業を行うために必要な帳票用紙を搬出するように、用
紙管理装置40に対して搬出指示を与える。用紙管理装
置40は、この搬出指示を受け、必要な用紙を倉庫から
自動的に搬出し、印字処理装置30まで搬送する。帳票
用紙は、発行すべき帳票の種類によってそれぞれ異な
り、この実施例では、自動車保険証券用の帳票用紙、火
災保険証券用の帳票用紙、旅行保険証券用の帳票用紙、
の3種類が、いずれも巻取紙の状態で倉庫に保管されて
いる。用紙管理装置40は、いわゆる自動倉庫としての
処理を実行する機能を有する。すなわち、倉庫内のどの
アドレス場所に、どの帳票用紙が、どれだけの巻取数だ
け収容されているかという在庫データを管理する機能を
もち、この倉庫に対する帳票用紙の搬入および搬出を行
う搬出入手段(たとえば、無人搬送車)を有する。した
がって、たとえば、印字処理装置30から自動車保険証
券用の帳票用紙を必要な本数だけ搬出するよう指示が与
えられると、必要な帳票用紙が無人搬送車などによって
倉庫から自動的に搬出され、印字処理装置30の高速プ
リンタの設置場所まで運ばれることになる。用紙管理装
置40内のコンピュータは、このような在庫データを、
統括管理装置10へ逐次報告する。統括管理装置10
は、この在庫報告に基づいて、必要があれば、新たな帳
票用紙を納入させるために、外部の業者に発注を行うた
めの処理を行うことができる。たとえば、「自動車保険
証券用の帳票用紙の在庫量がn本以下になった場合に
は、新たにm本を注文する」という手続きを予め登録し
ておけば、在庫が不足してきた場合に自動的に発注処理
を行うことが可能である。このような発注処理を行った
場合、統括管理装置10から用紙管理装置40に対し
て、入庫予定を示す情報が送られる。
【0014】こうして、印字処理装置30には、印字を
行う対象となる用紙と、印字内容を示すデータファイル
とが供給されることになり、印字処理装置30内の高速
プリンタによる印字が行われる。図3は、自動車保険証
券用の帳票用紙の一例を示す。前述のように、この実施
例では、帳票用紙は巻取紙の形態で用意されており、図
3にはその先端部分のみを示してある。通常、この用紙
の下地には、偽造防止用の複雑な紋様が印刷されてお
り、更に、図3に示すような書誌的事項に関する文字が
予め印刷されている。印字処理装置30における印字処
理は、顧客情報管理装置20から与えられるデータファ
イルに基づいて、各帳票固有のデータを印字する処理で
ある。具体的には、図3において、アンダーラインが引
かれた空白部分に、それぞれ特定の文字が印字されるこ
とになる。たとえば、証券番号の欄に「12345」、
支社コードの欄に「003」、契約者名の欄に「スズキ
イチロウ」、といった文字が印字される。図2に示すよ
うに、この実施例では、自動車保険のデータは4つの支
社ごとに分類されており、印字処理装置30は、この支
社ごとに順に帳票の印字を行ってゆく。具体的には、ま
ず、青森支社が担当する複数の顧客についての帳票が印
字され、続いて、東京支社、大阪支社、広島支社につい
ても同様の印字がなされる。こうして、自動車保険に関
する処理がすべて完了すると、続いて、火災保険に関す
る処理が行われる。すなわち、用紙管理装置40から火
災保険証券用の帳票用紙が自動的に供給され、各支社ご
とに順に火災保険証券が印字されてゆく。最後に、旅行
保険に関する処理が行われる。
【0015】こうして印字は完了したものの、帳票用紙
はまだ巻取紙の状態のままである。事後処理装置50
は、この巻取紙の状態の帳票用紙を、1枚ずつの証券に
なるように断裁し、これを仕分け、区分けし、梱包して
各配送用プラットホーム61〜63へ分配する機能を有
する。図4は、この事後処理装置50の具体的な構成例
を示すブロック図である。印字処理装置30から送られ
てきた印字後の帳票用紙は、断裁部51で個々の証券ご
とに断裁され、帳票コード読み取り部52を通って仕分
け部53で仕分けされ、更に区分け部54で区分けさ
れ、梱包部55で梱包され、梱包コード読み取り部56
を通って分配部57で分配され、各配送用プラットホー
ム61〜63へと搬送される。これら各部における処理
の理解を容易にするため、図4のブロック図では、各ブ
ロックの下に処理内容のイメージを表現した図を示し
た。断裁部51から仕分け部53に至る経路には、たと
えば、ベルトコンベヤなどの帳票搬送系が用意されてお
り、断裁部51で断裁された個々の帳票は、この帳票搬
送系によって、帳票コード読み取り部52から仕分け部
53へと搬送されてゆく。帳票コード読み取り部52
は、この個々の帳票に印字された支社コード(文字コー
ドであってもよいし、バーコードであってもよい)を光
学的に検知する機能を有し、読み取り結果は、仕分け部
53へ与えられる。仕分け部53は、この支社コードの
読み取り結果に基づいて、帳票の仕分けを行う機能を有
する。ここで、「仕分け」とは、連続して搬送されてく
る帳票を支社コードが異なる箇所で分ける作業を意味す
る。たとえば、図4において、パケットAは、「青森支
社」を示す支社コードが印字された帳票からなるパケッ
トであり、後続する「東京支社」を示す支社コードが印
字された帳票からなるパケットBとは、仕分けが行われ
て物理的に分離して搬送されてゆくことになる。後続す
る個々の帳票C〜Jに対しても、集積場所Pにおいて同
様の仕分けが行われる。
【0016】この仕分け処理は、具体的には、集積場所
Pまでの第1の搬送系と、集積場所Pから先の第2の搬
送系と、を分け、第1の搬送系で搬送されてきた個々の
帳票は、一時的に集積場所Pで集積されるようにしてお
き、仕分けを行う所定のタイミングで、この集積場所P
に集積されていたパケットをそのまま第2の搬送系に載
せて搬送できるような機構を設けておくようにすればよ
い。図示する例では、現在集積場所Pに蓄積されている
パケットBに、更に2枚の帳票C,Dが加わった時点で
仕分け処理を行えばよい。すなわち、帳票C,Dが加わ
ったタイミングで、集積場所Pのパケットを第2の搬送
系に載せるようにすればよい。同様に、大阪支社につい
ての帳票E,Fで1つのパケットが構成され、広島支社
についての帳票G,Hで1つのパケットが構成される。
ここまでは、自動車保険に関する帳票であったが、続い
て、火災保険に関する帳票が流れてくる。図の帳票I,
Jは、火災保険に関する青森支社の帳票である。これら
についても、全く同様に、各支社ごとに1つのパケット
が形成されるような仕分けが行われる。なお、仕分けさ
れた各パケットは、搬送系上で互いに物理的な距離をお
いていることによって、互いに分離された状態になって
いるが、仕分けをより確実にするために、各パケットご
とに帳票をクリップで止めたり、ステイプラーもしくは
ステッチャーで綴じたりする装置を付加してもよい。
【0017】仕分け部53において仕分けされたパケッ
トは、ベルトコンベヤなどの搬送系で区分け部54まで
搬送され、ここで区分けが行われる。ここでいう「区分
け」とは、各支社単位での梱包を行うための分類処理を
意味する。この区分け処理を、具体例で説明しよう。ま
ず、仕分け部53から搬送されてくるパケットを、順番
に並べると、自動車保険に関する帳票:青森J1(図の
パケットA),東京J2(図のパケットB+帳票C,
D),大阪J3(図の帳票E,F),広島J4(図の帳
票G,H),続いて、火災保険に関する帳票:青森K1
(図の帳票I,J),東京K2,大阪K3,広島K4,
最後に、旅行保険に関する帳票:青森R1,東京R2,
大阪R3,広島R4という順番になる。したがって、区
分け部54には、J1,J2,J3,J4,K1,K
2,K3,K4,R1,R2,R3,R4という順番で
合計12個のパケットが到着する。これらの帳票を各支
社に発送するには、たとえば、J1,K1,R1という
青森支社に関するパケットをひとまとめにして梱包する
のが好ましい。このような梱包のための分類を本明細書
では、「区分け」と呼ぶことにする。J1,J2,J
3,J4,K1,K2,K3,K4,R1,R2,R
3,R4という順番で搬送されてきた12個のパケット
は、区分け部54を通った後は、大パケット1(J1+
K1+R1)、大パケット2(J2+K2+R2)、大
パケット3(J3+K3+R3)、大パケット4(J4
+K4+R4)、という順に整理されることになる。
【0018】図4の区分け部54を示すブロックの下
に、この区分け部54の具体的な構成例を示してある。
この例では、区分け部54には、円盤状のトレイ54a
が用意されている。このトレイ54aは、図に矢印で示
すように、中心を軸として時計回りに回転する。トレイ
54aの上面は、4つの区画(青森、東京、大阪、広
島)に分けられており、各区画は、それぞれ帳票のパケ
ットを収容することができる。仕分け部53からの搬送
系の末端を、投入位置Qへ誘導しておけば、搬送されて
きたパケットを、トレイ54aのいずれかの区画に投入
することができる。このとき、各パケットの搬送間隔に
応じて、トレイ54aを回転してやれば、上述した区分
け処理を行うことができる。すなわち、各パケットの搬
送周期ごとに、トレイ54aを90°だけ回転すればよ
い。パケットJ1は区画青森へ投入され、パケットJ2
は区画東京へ投入され、パケットJ3は区画大阪へ投入
され、パケットJ4は区画広島へ投入され、パケットK
1は再び区画青森へ投入され、パケットK2は区画東京
へ投入され、パケットK3は区画大阪へ投入され、とい
う処理が順次行われてゆき、最終的に、区画青森には大
パケット1(J1+K1+R1)が、区画東京には大パ
ケット2(J2+K2+R2)が、区画大阪には大パケ
ット3(J3+K3+R3)が、区画広島には大パケッ
ト4(J4+K4+R4)が、それぞれ形成される。こ
の後、各区画ごとに、大パケットを梱包部55へと搬送
すればよい。
【0019】梱包部55は、搬送されてきた大パケット
を箱詰めし、梱包を行う装置である。このとき、梱包の
外装上に、送付先となる各支社の宛名ラベルを貼る処理
および支社コード(文字コードまたはバーコード)を印
字する処理も行われる。こうして作成された梱包箱55
aは、ベルトコンベヤなどの梱包搬送系によって梱包コ
ード読み取り部56から分配部57へと搬送されてゆ
く。梱包コード読み取り部56は、梱包箱55a上に印
字された支社コードを光学的に読み取る機能を有し、読
み取り結果は分配部57へ与えられる。分配部57から
先は、ベルトコンベヤが3本に分岐しており、分配部5
7は、読み取った支社コードに基づいて、搬送されてき
た梱包箱を配送用プラットホーム61〜63のいずれか
へ分配する。たとえば、青森支社のコードが付された梱
包箱は配送用プラットホーム61へ、東京支社のコード
が付された梱包箱は配送用プラットホーム62へ、大阪
支社あるいは広島支社のコードが付された梱包箱は配送
用プラットホーム63へ、と分配するような取決めに従
って分配が行われる。このような分配を行うようにすれ
ば、東北方面へ向かうトラックは、配送用プラットホー
ム61から青森支社向けの梱包箱を積み込むことがで
き、関東方面へ向かうトラックは、配送用プラットホー
ム62から東京支社向けの梱包箱を積み込むことがで
き、関西中国方面へ向かうトラックは、配送用プラット
ホーム63から大阪支社および広島支社向けの梱包箱を
積み込むことができる。
【0020】以上、本発明を図示する実施例に基づいて
説明したが、本発明はこの実施例のみに限定されるもの
ではなく、この他にも種々の態様で実施可能である。た
とえば、上述の実施例では、損害保険会社における保険
証券の発行処理に本発明を適用した例を説明したが、本
発明のシステムは、その他の分野にも広く適用できるも
のである。また、上述の実施例で示した事後処理装置5
0の構成は、一例として示したものであり、たとえば、
断裁の後に帳票を折り畳む処理、貼り着ける処理などを
付加してもかまわない。また、統括管理装置10には、
各装置からの実績が報告されるので、この実績に基づい
て、各作業の進捗状況を示す表などを作成し、各装置の
コンピュータによってこの表をディスプレイ表示させる
ようにすれば、各装置の作業者は、帳票発行処理および
物流処理の全体的な進行状況を把握することができ便利
である。更に、上述の実施例では、顧客情報管理装置2
0、印字処理装置30、用紙管理装置40は、それぞれ
独立したコンピュータを備えているが、これらの各装置
を、統括管理装置10を構成するコンピュータによって
直接制御させるようにしてもかまわない。また、上述の
実施例では巻取状の帳票用紙を用いた例を示したが、帳
票用紙はジグザグに折り畳まれた状態のものを用いても
かまわない。
【0021】
【発明の効果】以上のとおり本発明に係る帳票物流シス
テムによれば、データベースから抽出したデータに基づ
いて、自動倉庫から搬出された帳票用紙に印字を行い、
これを各支社単位で梱包する区分け処理を行うようにし
たため、帳票の発行から配送に至るまでの作業が効率的
に行われるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る帳票物流システムの基本構成を示
すブロック図である。
【図2】図1に示すシステムにおける顧客情報管理装置
20内に用意されたデータベースの一例を示す図であ
る。
【図3】図1に示すシステムにおける用紙管理装置40
内に用意された帳票用紙の一例を示す図である。
【図4】図1に示すシステムにおける事後処理装置50
の具体的な構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10…統括管理装置 20…顧客情報管理装置 30…印字処理装置 40…用紙管理装置 50…事後処理装置 51…断裁部 52…帳票コード読み取り部 53…仕分け部 54…区分け部 54a…トレイ 55…梱包部 55a…梱包箱 56…梱包コード読み取り部 57…分配部 61〜63…配送用プラットホーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の支社が担当する多数の顧客につい
    てそれぞれ帳票を発行し、これを送付するための帳票物
    流システムであって、 各顧客について必要な情報をデータベースとして保持し
    これを管理する機能をもった顧客情報管理装置と、 発行すべき帳票に応じた複数種類の用紙を収容する倉庫
    から、必要な用紙を搬出する搬出手段を有し、この用紙
    の在庫管理を行う機能をもった用紙管理装置と、 前記データベース内の情報に基づき、前記倉庫から搬出
    された用紙に対して、帳票発行に必要な情報の印字を行
    う印字処理装置と、 印字処理が完了した用紙に対して物理的な加工を施して
    個々の帳票を作成し、作成した多数の帳票について各支
    社単位での梱包を行うための区分け処理を行う機能をも
    った事後処理装置と、 帳票の発行計画を示すデータに基づいて、前記各装置を
    統括管理する統括管理装置と、 を備えることを特徴とする帳票物流システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の帳票物流システムにお
    いて、 事後処理装置が、作成された帳票を順次搬送する帳票搬
    送系と、この帳票搬送系の経路上において各帳票に印字
    されている支社コードを読み取る帳票コード読み取り部
    と、連続して搬送されてくる帳票を支社コードが異なる
    箇所で仕分ける作業を行う仕分け部と、を有することを
    特徴とする帳票物流システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の帳票物流システムにお
    いて、 事後処理装置が、各支社宛ての帳票を梱包した箱を順次
    搬送する梱包搬送系と、この梱包搬送系の経路上におい
    て各箱に付されている支社コードを読み取る梱包コード
    読み取り部と、連続して搬送されてくる箱を支社コード
    に基づいて所定の配送用プラットホームへ分配する分配
    部と、を有することを特徴とする帳票物流システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003036108A (ja) * 2001-07-26 2003-02-07 Dainippon Printing Co Ltd 事後処理装置管理システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003036108A (ja) * 2001-07-26 2003-02-07 Dainippon Printing Co Ltd 事後処理装置管理システム

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