JP2537755B2 - 商業荷物の輸送方法及び当該方法に用いる出荷管理装置 - Google Patents
商業荷物の輸送方法及び当該方法に用いる出荷管理装置Info
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- JP2537755B2 JP2537755B2 JP6000677A JP67794A JP2537755B2 JP 2537755 B2 JP2537755 B2 JP 2537755B2 JP 6000677 A JP6000677 A JP 6000677A JP 67794 A JP67794 A JP 67794A JP 2537755 B2 JP2537755 B2 JP 2537755B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、荷送人及び運送会社の
負担を大幅に軽減できるとともに荷受けミスも皆無とな
すことができ、物流システムの合理化に貢献できる商業
荷物の輸送方法と、この輸送方法に用いる出荷管理装置
に関する。
負担を大幅に軽減できるとともに荷受けミスも皆無とな
すことができ、物流システムの合理化に貢献できる商業
荷物の輸送方法と、この輸送方法に用いる出荷管理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】商業荷物の輸送を運送会社に委託する際
には、送り状と荷札が必要である。荷送人は、各運送会
社から提供を受けた各社各様の送り状と荷札に必要事項
を書き込み、荷札は出荷荷物に貼付し、他方、送り状は
出荷荷物とともに運送会社の集荷担当者に手渡してい
る。送り状は荷送人と運送会社間の業務委託契約書に相
当するものであって極めて重要且つ不可欠なものであ
る。そして送り状は複写仕様となっており、その中の一
枚である送り状控に、集荷担当者の受領印が押印され、
この送り状控を受領したことで荷送人と運送会社との業
務委託契約が成立したと見做される。
には、送り状と荷札が必要である。荷送人は、各運送会
社から提供を受けた各社各様の送り状と荷札に必要事項
を書き込み、荷札は出荷荷物に貼付し、他方、送り状は
出荷荷物とともに運送会社の集荷担当者に手渡してい
る。送り状は荷送人と運送会社間の業務委託契約書に相
当するものであって極めて重要且つ不可欠なものであ
る。そして送り状は複写仕様となっており、その中の一
枚である送り状控に、集荷担当者の受領印が押印され、
この送り状控を受領したことで荷送人と運送会社との業
務委託契約が成立したと見做される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、単一の運送
会社のみを利用している場合は問題はないものの、複数
の運送会社を常時利用し、これら運送会社に対して定期
的に相当個数の荷物を出荷する荷送人にとっては、送り
状と荷札の発行業務が大きな負担となっている。
会社のみを利用している場合は問題はないものの、複数
の運送会社を常時利用し、これら運送会社に対して定期
的に相当個数の荷物を出荷する荷送人にとっては、送り
状と荷札の発行業務が大きな負担となっている。
【0004】例えば、定期的に大量出荷する荷送人で
は、送り状や荷札を手書きしていたのでは間に合わない
ことから、プリンターを用いて連続印字しているが、各
運送会社から提供される送り状用紙及び荷札用紙は、そ
の形状、大きさ、記載フォーマットが各社各様であり、
このため複数の運送会社を利用している場合は、各運送
会社の送り状用紙及び荷札用紙をセッティングしたプリ
ンターを、利用運送会社の数だけ並設する必要があり、
装置コストが馬鹿にならない。1台のプリンターを使用
し、用紙の掛け換えで対応することも不可能ではないも
のの現実的ではなく、このため利用運送会社のうちの主
たる運送会社の送り状及び荷札発行業務のみを機械印字
に任せ、他は手書きを併用しているのが実情であり、い
まだ送り状並びに荷札発行業務の煩雑さから解放されて
いない。
は、送り状や荷札を手書きしていたのでは間に合わない
ことから、プリンターを用いて連続印字しているが、各
運送会社から提供される送り状用紙及び荷札用紙は、そ
の形状、大きさ、記載フォーマットが各社各様であり、
このため複数の運送会社を利用している場合は、各運送
会社の送り状用紙及び荷札用紙をセッティングしたプリ
ンターを、利用運送会社の数だけ並設する必要があり、
装置コストが馬鹿にならない。1台のプリンターを使用
し、用紙の掛け換えで対応することも不可能ではないも
のの現実的ではなく、このため利用運送会社のうちの主
たる運送会社の送り状及び荷札発行業務のみを機械印字
に任せ、他は手書きを併用しているのが実情であり、い
まだ送り状並びに荷札発行業務の煩雑さから解放されて
いない。
【0005】また送り状Noと該当荷物の納品書Noと
を対応させるのに手間がかかり、荷受人からの問い合わ
せに即座に対応しづらい問題もある。即ち、送り状No
は荷物の取り間違えを防止するために同一運送会社内部
での重複使用を避けており、このため送り状Noは運送
会社の管理の下で運送会社が付している。したがって荷
送人が荷受人からの問い合わせに対応するためには、納
品書Noと送り状Noをキーボード入力によって紐付け
する必要があり、荷送人にとっては大きな負担であっ
た。
を対応させるのに手間がかかり、荷受人からの問い合わ
せに即座に対応しづらい問題もある。即ち、送り状No
は荷物の取り間違えを防止するために同一運送会社内部
での重複使用を避けており、このため送り状Noは運送
会社の管理の下で運送会社が付している。したがって荷
送人が荷受人からの問い合わせに対応するためには、納
品書Noと送り状Noをキーボード入力によって紐付け
する必要があり、荷送人にとっては大きな負担であっ
た。
【0006】一方、各社各様の送り状及び荷札を用いた
従来の荷受け方法は集荷担当者や運送会社にとっても負
担を強いていた。例えば従来は、運送会社の集荷担当者
が目検査で出荷荷物と送り状との照合を行っているため
に集荷に時間を要し、しかも照合ミスも発生しやすく、
他の運送会社の荷物を誤って持ち帰ることもあった。
従来の荷受け方法は集荷担当者や運送会社にとっても負
担を強いていた。例えば従来は、運送会社の集荷担当者
が目検査で出荷荷物と送り状との照合を行っているため
に集荷に時間を要し、しかも照合ミスも発生しやすく、
他の運送会社の荷物を誤って持ち帰ることもあった。
【0007】また、荷札には荷物仕分け用の着店名、又
は着店コードを記載する欄が設けられているがこの着店
コードは荷受人の住所に基づいて各運送会社の集荷担当
者が荷受人の最寄りの自社営業所名又は営業所コードを
手書きにより記入しているため、集荷担当者に多くの負
担を強いるとともに、慣れない集荷担当者の場合は着店
コードを誤って記載することもあった。
は着店コードを記載する欄が設けられているがこの着店
コードは荷受人の住所に基づいて各運送会社の集荷担当
者が荷受人の最寄りの自社営業所名又は営業所コードを
手書きにより記入しているため、集荷担当者に多くの負
担を強いるとともに、慣れない集荷担当者の場合は着店
コードを誤って記載することもあった。
【0008】更に、運送会社の事務処理上の問題もあ
る。運送会社では運賃徴収や荷物管理の観点から、送り
状の記載内容を自社コンピュータに入力して管理してい
る。入力作業は光学読み取り装置の使用により相当程度
合理化してはいるものの、コード化されていない手書き
文字の認識率はいまだ完全とはいえず、相当数の伝票が
キーボードからの手入力作業に頼らざるを得ないのが実
情である。特に一両日中に着荷させるサービスが一般化
している昨今においては、この入力作業は基本的に集荷
翌日の朝迄に終える必要があり、運送会社にとって大き
な負担となっていた。
る。運送会社では運賃徴収や荷物管理の観点から、送り
状の記載内容を自社コンピュータに入力して管理してい
る。入力作業は光学読み取り装置の使用により相当程度
合理化してはいるものの、コード化されていない手書き
文字の認識率はいまだ完全とはいえず、相当数の伝票が
キーボードからの手入力作業に頼らざるを得ないのが実
情である。特に一両日中に着荷させるサービスが一般化
している昨今においては、この入力作業は基本的に集荷
翌日の朝迄に終える必要があり、運送会社にとって大き
な負担となっていた。
【0009】本発明はかかる現況に鑑みてなされたもの
であり、荷送人の負担を大幅に軽減できるとともに運送
会社にとっての負担も軽減でき、且つ荷受けミスもほと
んどなくすことが可能となる商業荷物の輸送方法とこの
方法に用いる出荷管理装置を提案せんとするものであ
る。
であり、荷送人の負担を大幅に軽減できるとともに運送
会社にとっての負担も軽減でき、且つ荷受けミスもほと
んどなくすことが可能となる商業荷物の輸送方法とこの
方法に用いる出荷管理装置を提案せんとするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明者は鋭意検討した結果、次の着想を得
た。先ず紙伝票としての送り状をなくし、送り状を電子
データファイルの形態で荷送人から運送会社に提供する
ことを思いついた。そして、送り状のデータフォーマッ
トは主要運送会社に共通のものとなすことにした。ま
た、荷札は送り状データを基にして荷送人が共通の用紙
を用いてプリンター印字するものとした。荷札は荷送
人、荷受人、個数及び運送会社が明記されているもので
あれば運送会社固有のものでなくても運送会社は取り扱
う慣例があり、したがって荷札の統一に問題はない。ま
た、荷札にはバーコードを印字し、このバーコードをハ
ンディターミナルで読み取ってコンピュータ内に取り込
むことにより、目検査に頼ることなくコンピュータ内で
出荷荷物と送り状データとの照合が行えるようにした。
また、荷札には着店コード又は着店名も同時印字するよ
うにした。
るため、本発明者は鋭意検討した結果、次の着想を得
た。先ず紙伝票としての送り状をなくし、送り状を電子
データファイルの形態で荷送人から運送会社に提供する
ことを思いついた。そして、送り状のデータフォーマッ
トは主要運送会社に共通のものとなすことにした。ま
た、荷札は送り状データを基にして荷送人が共通の用紙
を用いてプリンター印字するものとした。荷札は荷送
人、荷受人、個数及び運送会社が明記されているもので
あれば運送会社固有のものでなくても運送会社は取り扱
う慣例があり、したがって荷札の統一に問題はない。ま
た、荷札にはバーコードを印字し、このバーコードをハ
ンディターミナルで読み取ってコンピュータ内に取り込
むことにより、目検査に頼ることなくコンピュータ内で
出荷荷物と送り状データとの照合が行えるようにした。
また、荷札には着店コード又は着店名も同時印字するよ
うにした。
【0011】このような着想に基づいて完成された本発
明の商業荷物の輸送方法は、次の各工程から主として構
成される。 A)出荷荷物の納品書データに連動してあるいは連動せ
ずに荷送人が自社コンピュータ内に、主要運送会社に共
通するデータ仕様となした送り状データを作製する工
程。(送り状データ作製工程) B)荷送人情報、荷受人情報、運送会社名、着店コード
又は着店名、及び各運送会社が固有使用しているバーコ
ードを、前記送り状データに基づいて、主要運送会社に
共通する荷札用紙に打ち出して荷送人が荷札を作製する
工程。(荷札作製工程) C)打ち出した荷札を出荷荷物に貼付する工程。(荷札
貼付工程) D)荷送人の出荷管理部門において、運送会社の集荷担
当者が自社運送会社に委託された出荷荷物に貼付された
荷札のバーコード情報を読み取り、このデータと荷送人
のコンピュータに格納された該当送り状データとをコン
ピュータ内でデータ照合したうえ受取証明を荷送人に渡
す工程。(荷受け工程) E)荷送人のコンピュータ内の送り状データを通信回線
を通じて運送会社のアクセスポイントに送るか、あるい
は当該送り状データを記録した可搬性記録媒体を運送会
社の集荷担当者に出荷荷物と一緒に手渡す工程(送り状
データ送付工程) F)運送会社のアクセスポイントに荷送人から着信した
送り状データ、又は集荷担当者が出荷荷物と一緒に持ち
帰った可搬性記録媒体内に記録された送り状データを各
運送会社のコンピュータで読み取り、このデータに基づ
いて各運送会社が自社仕様の送り状を荷送人に代わって
印字発行する工程。(送り状発行工程) G)送り状と該当荷物を一体的に取扱いながら、各種輸
送経路を経て荷受人の手元に荷物を届けるとともにその
輸送過程を運送会社が自社発行した送り状によって追跡
管理する工程。(輸送工程) H)荷受人に荷物を届けるとともに送り状荷受人の受領
証明をもらう工程。(着荷工程)
明の商業荷物の輸送方法は、次の各工程から主として構
成される。 A)出荷荷物の納品書データに連動してあるいは連動せ
ずに荷送人が自社コンピュータ内に、主要運送会社に共
通するデータ仕様となした送り状データを作製する工
程。(送り状データ作製工程) B)荷送人情報、荷受人情報、運送会社名、着店コード
又は着店名、及び各運送会社が固有使用しているバーコ
ードを、前記送り状データに基づいて、主要運送会社に
共通する荷札用紙に打ち出して荷送人が荷札を作製する
工程。(荷札作製工程) C)打ち出した荷札を出荷荷物に貼付する工程。(荷札
貼付工程) D)荷送人の出荷管理部門において、運送会社の集荷担
当者が自社運送会社に委託された出荷荷物に貼付された
荷札のバーコード情報を読み取り、このデータと荷送人
のコンピュータに格納された該当送り状データとをコン
ピュータ内でデータ照合したうえ受取証明を荷送人に渡
す工程。(荷受け工程) E)荷送人のコンピュータ内の送り状データを通信回線
を通じて運送会社のアクセスポイントに送るか、あるい
は当該送り状データを記録した可搬性記録媒体を運送会
社の集荷担当者に出荷荷物と一緒に手渡す工程(送り状
データ送付工程) F)運送会社のアクセスポイントに荷送人から着信した
送り状データ、又は集荷担当者が出荷荷物と一緒に持ち
帰った可搬性記録媒体内に記録された送り状データを各
運送会社のコンピュータで読み取り、このデータに基づ
いて各運送会社が自社仕様の送り状を荷送人に代わって
印字発行する工程。(送り状発行工程) G)送り状と該当荷物を一体的に取扱いながら、各種輸
送経路を経て荷受人の手元に荷物を届けるとともにその
輸送過程を運送会社が自社発行した送り状によって追跡
管理する工程。(輸送工程) H)荷受人に荷物を届けるとともに送り状荷受人の受領
証明をもらう工程。(着荷工程)
【0012】また、上記輸送方法において、荷送人が使
用する出荷管理装置は以下の装置群より主として構成さ
れる。 主要運送会社に共通するデータフォーマットの送り状
データを作製する荷送人側に設置されたコンピュータ本
体。 送り状データに基づき着店コード又は着店名、及びバ
ーコードを含む必要項目を共通の荷札用紙に印字して各
運送会社用の荷札を作製する荷送人側に設置された荷札
作製装置。 コンピュータ本体内の送り状データを通信回線を通じ
て運送会社のアクセスポイントに送信、又はコンピュー
タ本体内の送り状データを可搬性記録媒体に排出記録す
る荷送人側に設置された装置。 荷札に印字されたバーコードを読み取るとともに、読
み取ったバーコード情報をコンピュータ本体に入力する
バーコードリーダー付ハンディターミナル。 コンピュータ本体内にソフトウェアによって実現され
た前記バーコード情報と送り状データとを照合するプロ
グラム。
用する出荷管理装置は以下の装置群より主として構成さ
れる。 主要運送会社に共通するデータフォーマットの送り状
データを作製する荷送人側に設置されたコンピュータ本
体。 送り状データに基づき着店コード又は着店名、及びバ
ーコードを含む必要項目を共通の荷札用紙に印字して各
運送会社用の荷札を作製する荷送人側に設置された荷札
作製装置。 コンピュータ本体内の送り状データを通信回線を通じ
て運送会社のアクセスポイントに送信、又はコンピュー
タ本体内の送り状データを可搬性記録媒体に排出記録す
る荷送人側に設置された装置。 荷札に印字されたバーコードを読み取るとともに、読
み取ったバーコード情報をコンピュータ本体に入力する
バーコードリーダー付ハンディターミナル。 コンピュータ本体内にソフトウェアによって実現され
た前記バーコード情報と送り状データとを照合するプロ
グラム。
【0013】
【作用】本発明の商業荷物の輸送方法では、荷送人は送
り状を電子データファイルの形態で運送会社に渡す。電
子データファイルの渡し方としては、専用回線や一般公
衆回線を用いて運送会社のアクセスポイントにオンライ
ン送信する方法、あるいはフロッピーディスクやICカ
ード等の可搬性記録媒体により集荷担当者に荷物と一緒
に手渡す方法がある。また荷札は前記送り状データを基
にして全運送会社共通の荷札用紙に必要事項をプリント
アウトして作製し、これを荷物に貼付する。荷札には仕
分け時の指標となる着店コード又は着店名が同時に印字
されるので、運送会社の集荷担当者は着店コード又は着
店名を記入する必要はない。
り状を電子データファイルの形態で運送会社に渡す。電
子データファイルの渡し方としては、専用回線や一般公
衆回線を用いて運送会社のアクセスポイントにオンライ
ン送信する方法、あるいはフロッピーディスクやICカ
ード等の可搬性記録媒体により集荷担当者に荷物と一緒
に手渡す方法がある。また荷札は前記送り状データを基
にして全運送会社共通の荷札用紙に必要事項をプリント
アウトして作製し、これを荷物に貼付する。荷札には仕
分け時の指標となる着店コード又は着店名が同時に印字
されるので、運送会社の集荷担当者は着店コード又は着
店名を記入する必要はない。
【0014】運送会社の集荷担当者は、バーコードリー
ダーによって荷札に印字されたバーコード情報を読み取
り、この内容と送り状データとを荷送人の出荷管理装置
を借りて照合する。照合は出荷管理装置内部でデータ上
で行われるので高速且つ正確である。出荷荷物と送り状
データ相互が完全一致していることを確認したならば、
運送会社の集荷担当者は送り状データを一覧表形式でプ
リントアウトした書類に受領印を押印する等して、受領
証明を発行した後、荷物を運送会社の営業所に持ち帰
る。
ダーによって荷札に印字されたバーコード情報を読み取
り、この内容と送り状データとを荷送人の出荷管理装置
を借りて照合する。照合は出荷管理装置内部でデータ上
で行われるので高速且つ正確である。出荷荷物と送り状
データ相互が完全一致していることを確認したならば、
運送会社の集荷担当者は送り状データを一覧表形式でプ
リントアウトした書類に受領印を押印する等して、受領
証明を発行した後、荷物を運送会社の営業所に持ち帰
る。
【0015】営業所には運送会社のアクセスポイントか
ら、社内オンライン通信網を通じて送り状データが既に
着信しているか、あるいは集荷担当者が集荷荷物と一緒
に送り状データを記録した可搬性記録媒体を持ち帰って
いるので、これら送り状データを運送会社のコンピュー
タで読み取り、このデータに基づいて自社仕様の紙伝票
としての送り状をプリントアウトする。これ以降はこの
送り状が荷物と一体的に取り扱われ、従来公知の輸送経
路を通じて荷受人に荷物が届けられる。
ら、社内オンライン通信網を通じて送り状データが既に
着信しているか、あるいは集荷担当者が集荷荷物と一緒
に送り状データを記録した可搬性記録媒体を持ち帰って
いるので、これら送り状データを運送会社のコンピュー
タで読み取り、このデータに基づいて自社仕様の紙伝票
としての送り状をプリントアウトする。これ以降はこの
送り状が荷物と一体的に取り扱われ、従来公知の輸送経
路を通じて荷受人に荷物が届けられる。
【0016】
【実施例】次に本発明の詳細を添付の図面に基づき説明
する。図1は荷送人側に設置される出荷管理装置の概略
構成を示している。図例の出荷管理装置はコンピュータ
1、荷札作製装置2、バーコードリーダー付ハンディタ
ーミナル3、レーザプリンター4とから構成されてい
る。
する。図1は荷送人側に設置される出荷管理装置の概略
構成を示している。図例の出荷管理装置はコンピュータ
1、荷札作製装置2、バーコードリーダー付ハンディタ
ーミナル3、レーザプリンター4とから構成されてい
る。
【0017】コンピュータ1は主要運送会社に共通する
データフォーマットの送り状データを作製するためのも
のであり、ハード的には汎用パソコンや既設の経理用コ
ンピュータが利用できる。コンピュータ1内には送り状
データの基礎となる荷送人情報、荷受人情報、運送会社
名、着店コード又は着店名等のデータベースが構築され
ており、該当データを即座に呼び出せるようになってい
る。また、これら送り状データはコンピュータ1内部で
各荷物の納品書データと紐づけされており、荷受人から
の問い合わせに対して納品書Noから該当送り状Noを
即座にサーチして、運送会社に荷物の所在を確認できる
ようになっている。
データフォーマットの送り状データを作製するためのも
のであり、ハード的には汎用パソコンや既設の経理用コ
ンピュータが利用できる。コンピュータ1内には送り状
データの基礎となる荷送人情報、荷受人情報、運送会社
名、着店コード又は着店名等のデータベースが構築され
ており、該当データを即座に呼び出せるようになってい
る。また、これら送り状データはコンピュータ1内部で
各荷物の納品書データと紐づけされており、荷受人から
の問い合わせに対して納品書Noから該当送り状Noを
即座にサーチして、運送会社に荷物の所在を確認できる
ようになっている。
【0018】また、コンピュータ1内には荷札に印字す
るバーコード情報も格納されている。従来より紙伝票と
しての送り状にはバーコードが付されているが、本発明
ではこのバーコードを荷札に印字することによって、荷
札に付されたバーコードとコンピュータ1内の送り状デ
ータを照合することにより、荷物のチェックが行えるよ
うに工夫されている。送り状データ内で管理されるバー
コードデータと荷札に印字されるバーコードデータとは
完全一致させてもよいが、実際には荷札側のバーコード
データの末尾には枝番を付して荷物個数の管理を行う。
るバーコード情報も格納されている。従来より紙伝票と
しての送り状にはバーコードが付されているが、本発明
ではこのバーコードを荷札に印字することによって、荷
札に付されたバーコードとコンピュータ1内の送り状デ
ータを照合することにより、荷物のチェックが行えるよ
うに工夫されている。送り状データ内で管理されるバー
コードデータと荷札に印字されるバーコードデータとは
完全一致させてもよいが、実際には荷札側のバーコード
データの末尾には枝番を付して荷物個数の管理を行う。
【0019】バーコードには荷送人コード、運送会社の
コードや配達コード等が最低限含まれているが、その詳
細は各運送会社が独自に決めている。したがって、バー
コードの内容は運送会社によって各運送会社独自のルー
ルに基づいて変えなければならないが、コンピュータ1
内部には、各運送会社のバーコード作製ルールもテーブ
ル化して持っているのでバーコード印字に際して特に混
乱することはない。
コードや配達コード等が最低限含まれているが、その詳
細は各運送会社が独自に決めている。したがって、バー
コードの内容は運送会社によって各運送会社独自のルー
ルに基づいて変えなければならないが、コンピュータ1
内部には、各運送会社のバーコード作製ルールもテーブ
ル化して持っているのでバーコード印字に際して特に混
乱することはない。
【0020】コンピュータ1には、送り状データを電子
データファイルの形態で運送会社に送る手段も備えられ
ている。この手段としては、専用回線や一般公衆回線等
の通信回線を利用して、荷送人から運送会社のアクセス
ポイントにオンライン送信する方法を採用することが最
も好ましい。アクセスポイントは運送会社の地区本部で
あっても各営業所であってもよい。運送会社内部には既
に高度な情報通信網が整備されているから、運送会社の
アクセスポイントに送られた送り状データの取り扱いに
問題はなく、本システムの導入には障害はない。
データファイルの形態で運送会社に送る手段も備えられ
ている。この手段としては、専用回線や一般公衆回線等
の通信回線を利用して、荷送人から運送会社のアクセス
ポイントにオンライン送信する方法を採用することが最
も好ましい。アクセスポイントは運送会社の地区本部で
あっても各営業所であってもよい。運送会社内部には既
に高度な情報通信網が整備されているから、運送会社の
アクセスポイントに送られた送り状データの取り扱いに
問題はなく、本システムの導入には障害はない。
【0021】尚、荷送人側にオンライン送信設備が整備
していない場合は、フロッピーディスクやICカード等
の可搬性記録媒体を用いた送り状データの受渡しも考慮
される。図中1aとして示すものがこの送り状データを
フロッピーディスクに書き込むための増設フロッピーデ
ィスクドライブである。
していない場合は、フロッピーディスクやICカード等
の可搬性記録媒体を用いた送り状データの受渡しも考慮
される。図中1aとして示すものがこの送り状データを
フロッピーディスクに書き込むための増設フロッピーデ
ィスクドライブである。
【0022】またコンピュータ1内には後述するバーコ
ードリーダー付ハンディターミナル3によって読み取ら
れたバーコードデータと送り状データとをコンピュータ
1内部でデータ照合できるソフトウェアが組み込まれて
いる。
ードリーダー付ハンディターミナル3によって読み取ら
れたバーコードデータと送り状データとをコンピュータ
1内部でデータ照合できるソフトウェアが組み込まれて
いる。
【0023】荷札作製装置2は、コンピュータ1内の送
り状データに基づき、荷受人の住所&会社名、荷送人の
住所&会社名、運送会社名、着店コード又は着店名、及
びバーコード等を荷札用紙2bに印字して荷札2aを作
製する装置である。本実施例ではサーマルプリンターを
用いることによって、バーコードの鮮明印字と高速印字
を可能にしている。本荷札作製装置2に装着される荷札
用紙2bは、裏面に粘着剤と離型紙を積層した構成であ
り、全運送会社に対して共通の用紙を使用し、且つ荷札
の記載パターンも全運送会社に共通のものを使用してい
る。尚、白紙の共通用紙を用い、各運送会社から要請さ
れた記載パターンに応じて荷札を印字することも適宜採
用できる。
り状データに基づき、荷受人の住所&会社名、荷送人の
住所&会社名、運送会社名、着店コード又は着店名、及
びバーコード等を荷札用紙2bに印字して荷札2aを作
製する装置である。本実施例ではサーマルプリンターを
用いることによって、バーコードの鮮明印字と高速印字
を可能にしている。本荷札作製装置2に装着される荷札
用紙2bは、裏面に粘着剤と離型紙を積層した構成であ
り、全運送会社に対して共通の用紙を使用し、且つ荷札
の記載パターンも全運送会社に共通のものを使用してい
る。尚、白紙の共通用紙を用い、各運送会社から要請さ
れた記載パターンに応じて荷札を印字することも適宜採
用できる。
【0024】バーコードリーダー付ハンディターミナル
3は、運送会社の集荷担当者が、荷札に印字されたバー
コードを読み取るためのものである。図例のバーコード
リーダー付ハンディターミナル3には数値や記号等の補
助入力を行うためのキー入力部3aが備えられている。
バーコードリーダー付ハンディターミナル3で読み取ら
れたデータはコンピュータ1に入力されるが、この入力
方法としては、例えばバーコードリーダー付ハンディタ
ーミナル3とコンピュータ1とを長尺ケーブルによって
接続する方法、図例の如くハンディターミナル3側に接
続端子3bを取り付け、必要に応じて当該接続端子3b
をコンピュータ1に接続する方法、ハンディターミナル
3に発信装置を内蔵せて電波又は赤外線等によりコンピ
ュータ1に送信する方法等が考慮される。これらいずれ
の態様を選択するかは、出荷管理装置の設置場所にも関
係し、例えば出荷管理装置が出荷荷物の集積所に設置さ
れる場合は有線であってもよいが、出荷管理装置が出荷
荷物の集積所から離れたオフィス等に設置される場合は
接続端子方式や無線方式が好ましい。
3は、運送会社の集荷担当者が、荷札に印字されたバー
コードを読み取るためのものである。図例のバーコード
リーダー付ハンディターミナル3には数値や記号等の補
助入力を行うためのキー入力部3aが備えられている。
バーコードリーダー付ハンディターミナル3で読み取ら
れたデータはコンピュータ1に入力されるが、この入力
方法としては、例えばバーコードリーダー付ハンディタ
ーミナル3とコンピュータ1とを長尺ケーブルによって
接続する方法、図例の如くハンディターミナル3側に接
続端子3bを取り付け、必要に応じて当該接続端子3b
をコンピュータ1に接続する方法、ハンディターミナル
3に発信装置を内蔵せて電波又は赤外線等によりコンピ
ュータ1に送信する方法等が考慮される。これらいずれ
の態様を選択するかは、出荷管理装置の設置場所にも関
係し、例えば出荷管理装置が出荷荷物の集積所に設置さ
れる場合は有線であってもよいが、出荷管理装置が出荷
荷物の集積所から離れたオフィス等に設置される場合は
接続端子方式や無線方式が好ましい。
【0025】レーザプリンター4は送り状データのハー
ドコピーを運送会社毎にプリントアウトしたり、その他
集計表をプリントアウトするものである。送り状データ
は運送会社毎に出荷荷物の明細が一覧表形式でプリント
アウトされ、この一覧表形式の日報には、運送会社の集
荷担当者の受領印捺印欄が設けられている。
ドコピーを運送会社毎にプリントアウトしたり、その他
集計表をプリントアウトするものである。送り状データ
は運送会社毎に出荷荷物の明細が一覧表形式でプリント
アウトされ、この一覧表形式の日報には、運送会社の集
荷担当者の受領印捺印欄が設けられている。
【0026】このような、出荷管理装置を用いて実現さ
れる本発明の輸送方法の概略は図2、図3で示される。
以下、各工程を説明する。 <送り状データ作製工程>(図2(A)) 荷送人のコンピュータ1内部で送り状データが作製され
る。送り状データは単一のデータフォーマットが用いら
れ、このデータフォーマットは主要運送会社の全てに共
通となっている。送り状データはコンピュータ1内部に
おいて納品書データと紐づけされており、納品書Noか
ら該当荷物の送り状Noを即座にサーチしたり、その反
対作業も可能となっている。更にこれらデータは売掛管
理プログラム等の経理プログラムとも連動しており資金
決済まで一括管理できるようになっている。
れる本発明の輸送方法の概略は図2、図3で示される。
以下、各工程を説明する。 <送り状データ作製工程>(図2(A)) 荷送人のコンピュータ1内部で送り状データが作製され
る。送り状データは単一のデータフォーマットが用いら
れ、このデータフォーマットは主要運送会社の全てに共
通となっている。送り状データはコンピュータ1内部に
おいて納品書データと紐づけされており、納品書Noか
ら該当荷物の送り状Noを即座にサーチしたり、その反
対作業も可能となっている。更にこれらデータは売掛管
理プログラム等の経理プログラムとも連動しており資金
決済まで一括管理できるようになっている。
【0027】<荷札作製工程>(図2(B)) 荷札2aが荷札作製装置2によって作製される。荷札2
aは運送会社の区別なく全運送会社に対して共通の荷札
用紙2bが用いられる。荷札用紙2bは連続用紙であ
り、用紙には図4で示されるように、荷受人情報記載欄
10、荷送人情報記載欄11、運送会社名記載欄12、
コメント記載欄13、問合番号記載欄14、荷物個数記
載欄15、荷物連番記載欄16及び着店コード記載欄1
7が予め印刷されている。そしてこの用紙の該当箇所に
送り状データを参照して必要事項をプリントアウトし、
図5で示すような荷札2aを得る。問合番号記載欄14
には図示するようにバーコードが印字される。図例のも
のでは着店コード記載欄17は縦向きとしているが横向
きにしても良く、また他の記載欄の配置も適宜設定され
る。尚、着店コード記載欄17にも短いバーコードが印
字されているが、これは着店コード(図例のものでは5
11)をバーコード化したものであり、運送会社内での
仕分け時にこのバーコードを読むことにより、仕分け作
業の一層の合理化がはかれるようになっている。しかし
ながら、このバーコードは設けない場合もある。各記載
欄は図示するように予め印刷しておくことが好ましいこ
とはいうまでもないが、白紙の荷札用紙2bに各運送会
社固有の記載パターンを印字することも可能である。
aは運送会社の区別なく全運送会社に対して共通の荷札
用紙2bが用いられる。荷札用紙2bは連続用紙であ
り、用紙には図4で示されるように、荷受人情報記載欄
10、荷送人情報記載欄11、運送会社名記載欄12、
コメント記載欄13、問合番号記載欄14、荷物個数記
載欄15、荷物連番記載欄16及び着店コード記載欄1
7が予め印刷されている。そしてこの用紙の該当箇所に
送り状データを参照して必要事項をプリントアウトし、
図5で示すような荷札2aを得る。問合番号記載欄14
には図示するようにバーコードが印字される。図例のも
のでは着店コード記載欄17は縦向きとしているが横向
きにしても良く、また他の記載欄の配置も適宜設定され
る。尚、着店コード記載欄17にも短いバーコードが印
字されているが、これは着店コード(図例のものでは5
11)をバーコード化したものであり、運送会社内での
仕分け時にこのバーコードを読むことにより、仕分け作
業の一層の合理化がはかれるようになっている。しかし
ながら、このバーコードは設けない場合もある。各記載
欄は図示するように予め印刷しておくことが好ましいこ
とはいうまでもないが、白紙の荷札用紙2bに各運送会
社固有の記載パターンを印字することも可能である。
【0028】<荷札貼付工程>(図2(C)) 打ち出した荷札を出荷する荷物5に貼付する工程であり
従来と同様である。
従来と同様である。
【0029】<荷受け工程>(図2(D)) 運送会社の集荷担当者(ドライバー)が荷送人の荷物の
集積所において、自社運送会社に委託された荷物5と送
り状データの内容とを照合し、完全一致していれば受領
証明を発行する工程である。荷物5のチェックはバーコ
ードリーダー付ハンディターミナル3を用いて荷札2a
の問合番号記載欄14に付されたバーコードを読み取る
ことによって行い、読み取ったデータはコンピュータ1
に入力して、コンピュータ1のメモリー上で送り状デー
タとの照合を行う。照合作業はコンピュータ1内部にお
いてデータ上で行われるから高速且つ正確である。照合
の結果、完全一致していれば、レーザプリンター4で該
当運送会社に預けた荷物の明細一覧を日報形式でプリン
トアウトし、この日報に設けられた受領印押印箇所に運
送会社の集荷担当者の印をもらう。
集積所において、自社運送会社に委託された荷物5と送
り状データの内容とを照合し、完全一致していれば受領
証明を発行する工程である。荷物5のチェックはバーコ
ードリーダー付ハンディターミナル3を用いて荷札2a
の問合番号記載欄14に付されたバーコードを読み取る
ことによって行い、読み取ったデータはコンピュータ1
に入力して、コンピュータ1のメモリー上で送り状デー
タとの照合を行う。照合作業はコンピュータ1内部にお
いてデータ上で行われるから高速且つ正確である。照合
の結果、完全一致していれば、レーザプリンター4で該
当運送会社に預けた荷物の明細一覧を日報形式でプリン
トアウトし、この日報に設けられた受領印押印箇所に運
送会社の集荷担当者の印をもらう。
【0030】<送り状データ送付工程>(図2(E)) 運送会社の集荷担当者によって確認された送り状データ
を運送会社に送るか、あるいは集荷担当者に手渡す工程
である。通信回線を用いて送信する場合、送り状データ
は運送会社のアクセスポイントに送り、アクセスポイン
トから運送会社の社内オンライン通信網を通じて集荷営
業所に転送する。そして集荷担当者が荷物を営業所に持
ち帰ったときには、既に送り状データは営業所に届いて
いる。また、通信回線を用いることなく送り状データを
記録したフロッピーディスクやICカード等の可搬性記
録媒体6を集荷担当者に荷物5と一緒に手渡す場合もあ
る。
を運送会社に送るか、あるいは集荷担当者に手渡す工程
である。通信回線を用いて送信する場合、送り状データ
は運送会社のアクセスポイントに送り、アクセスポイン
トから運送会社の社内オンライン通信網を通じて集荷営
業所に転送する。そして集荷担当者が荷物を営業所に持
ち帰ったときには、既に送り状データは営業所に届いて
いる。また、通信回線を用いることなく送り状データを
記録したフロッピーディスクやICカード等の可搬性記
録媒体6を集荷担当者に荷物5と一緒に手渡す場合もあ
る。
【0031】ここまでが、荷送人の設備内で行われる処
理工程であり、これ以降は運送会社内部の処理工程と荷
受人に荷物を送り届ける工程である。
理工程であり、これ以降は運送会社内部の処理工程と荷
受人に荷物を送り届ける工程である。
【0032】<送り状発行工程>(図3(A)) 運送会社の営業所に通信回線を通じて着信した送り状デ
ータ、又は集荷担当者が荷物とともに持ち帰った可搬性
記録媒体6内に記録された送り状データを各運送会社の
コンピュータ7によって読み取り、このデータに基づい
て紙伝票としての複写仕様の送り状8を運送会社のプリ
ンターによって印字発行する。送り状8の仕様は各運送
会社固有のものであり、当然のことながらこの送り状に
は荷送人に渡す受領証や運賃請求伝票は含まれておら
ず、その複写枚数はコスト低減の観点から最低限に止め
られている。以上工程が、本願固有の工程であり、以下
工程は従来工程と同じである。
ータ、又は集荷担当者が荷物とともに持ち帰った可搬性
記録媒体6内に記録された送り状データを各運送会社の
コンピュータ7によって読み取り、このデータに基づい
て紙伝票としての複写仕様の送り状8を運送会社のプリ
ンターによって印字発行する。送り状8の仕様は各運送
会社固有のものであり、当然のことながらこの送り状に
は荷送人に渡す受領証や運賃請求伝票は含まれておら
ず、その複写枚数はコスト低減の観点から最低限に止め
られている。以上工程が、本願固有の工程であり、以下
工程は従来工程と同じである。
【0033】<輸送工程>(図3(B)) 送り状8と荷物5を一体的に取扱いながら、各種輸送経
路を経て荷受人の手元に荷物5を届けるとともにその輸
送過程を運送会社が自社発行した送り状8によって追跡
管理する。
路を経て荷受人の手元に荷物5を届けるとともにその輸
送過程を運送会社が自社発行した送り状8によって追跡
管理する。
【0034】<着荷工程>(図3(C)) H)荷受人に荷物5を届けるとともに送り状8に荷受人
の受領証明をもらう。
の受領証明をもらう。
【0035】
【発明の効果】本発明は、従来のように各運送会社固有
の送り状を荷送人が発行することをやめて、荷送人は主
要運送会社に共通のデータフォーマットとなした送り状
データを通信回線、又は可搬性記録媒体によって運送会
社に送り、各運送会社がこの送り状データに基づいて荷
送人に代わって自社仕様の送り状を発行することとな
し、且つ荷札は主要運送会社に共通する荷札用紙を用い
て印字し、更にその荷札には着店コード又は着店名、及
びバーコードも同時印字することにした。このような工
夫をした結果、荷送人は複数の運送会社を利用する際の
送り状形式の相違による問題、例えば送り状発行を機械
化する際に各運送会社の専用用紙をセッティングしたプ
リンターが複数台必要となる問題や、手書きを併用せざ
るを得なかったという煩わしさが解消できる。
の送り状を荷送人が発行することをやめて、荷送人は主
要運送会社に共通のデータフォーマットとなした送り状
データを通信回線、又は可搬性記録媒体によって運送会
社に送り、各運送会社がこの送り状データに基づいて荷
送人に代わって自社仕様の送り状を発行することとな
し、且つ荷札は主要運送会社に共通する荷札用紙を用い
て印字し、更にその荷札には着店コード又は着店名、及
びバーコードも同時印字することにした。このような工
夫をした結果、荷送人は複数の運送会社を利用する際の
送り状形式の相違による問題、例えば送り状発行を機械
化する際に各運送会社の専用用紙をセッティングしたプ
リンターが複数台必要となる問題や、手書きを併用せざ
るを得なかったという煩わしさが解消できる。
【0036】また、送り状をデータの形でコンピュータ
上に作製するものであるから、コンピュータ上で送り状
データと納品書データをリンクすることが容易で、荷受
人からの出荷状況の問い合わせに対して納品書Noに基
づく荷物の追跡が可能となる。
上に作製するものであるから、コンピュータ上で送り状
データと納品書データをリンクすることが容易で、荷受
人からの出荷状況の問い合わせに対して納品書Noに基
づく荷物の追跡が可能となる。
【0037】また、運送会社の集荷担当者は、出荷荷物
に貼付されている荷札のバーコードをバーコードリーダ
ーで読み取って、このデータを出荷管理装置の内部で送
り状データとデータ上で照合するだけで、出荷荷物の受
け取り確認ができるので、従来のように、慌ただしい集
荷作業のなかで目検査により出荷荷物と送り状との照合
を行う必要がなくなり、集荷ミスを大幅に減らせるとと
もに集荷作業の時間短縮もはかれる。更に、荷札には着
店コードが既に印字されているから、従来のように集荷
担当者が自分で着店コードを記入する必要がなくなり、
集荷担当者の負担も軽減される。
に貼付されている荷札のバーコードをバーコードリーダ
ーで読み取って、このデータを出荷管理装置の内部で送
り状データとデータ上で照合するだけで、出荷荷物の受
け取り確認ができるので、従来のように、慌ただしい集
荷作業のなかで目検査により出荷荷物と送り状との照合
を行う必要がなくなり、集荷ミスを大幅に減らせるとと
もに集荷作業の時間短縮もはかれる。更に、荷札には着
店コードが既に印字されているから、従来のように集荷
担当者が自分で着店コードを記入する必要がなくなり、
集荷担当者の負担も軽減される。
【0038】更に運送会社は、送り状をデータ形式で荷
送人からもらえることから、従来のように運送会社内部
で紙伝票としての送り状を基にして送り状データを自社
コンピュータに入力する必要がなくなり、日本全国翌日
着荷サービスを行う上での運送会社内部での事務作業が
大幅に軽減できる。
送人からもらえることから、従来のように運送会社内部
で紙伝票としての送り状を基にして送り状データを自社
コンピュータに入力する必要がなくなり、日本全国翌日
着荷サービスを行う上での運送会社内部での事務作業が
大幅に軽減できる。
【図1】 本発明の出荷管理装置の全体構成を示す説明
図
図
【図2】 本発明方法において、荷送人の設備内で処理
される工程を示す説明図
される工程を示す説明図
【図3】 本発明方法において、運送会社に荷物を委託
された後の工程を示す説明図
された後の工程を示す説明図
【図4】 印字前の荷札の一例を示す説明図。
【図5】 印字後の荷札の一例を示す説明図。
1 コンピュータ 1a 増設フロッピーディスクドライブ 2 荷札作製装置 2a 荷札 2b 荷札用紙 3 バーコードリーダー付ハンディターミナル 3a キー入力部 3b 接続
端子 4 レーザプリンター 5 荷物 6 可搬性記録媒体 7 コンピ
ュータ 8 送り状 10 荷受人情報記載欄 11 荷送
人情報記載欄 12 運送会社名記載欄 13 コメ
ント記載欄 14 問合番号記載欄 15 荷物
個数記載欄 16 荷物連番記載欄 17 着店コード記載欄
端子 4 レーザプリンター 5 荷物 6 可搬性記録媒体 7 コンピ
ュータ 8 送り状 10 荷受人情報記載欄 11 荷送
人情報記載欄 12 運送会社名記載欄 13 コメ
ント記載欄 14 問合番号記載欄 15 荷物
個数記載欄 16 荷物連番記載欄 17 着店コード記載欄
Claims (2)
- 【請求項1】 荷送人から出荷された商業荷物を荷物の
種類又は届け先等に応じて複数の運送会社に振り分けて
各運送会社の集荷担当者に渡し、各運送会社がこれら荷
物を自社の運輸機構を通じて荷受人に送り届ける商業荷
物の輸送方法において、その工程が、 出荷荷物の納品書データに連動してあるいは連動せずに
荷送人が自社コンピュータ内に、主要運送会社に共通す
るデータ仕様となした送り状データを作製する工程と、 荷送人情報、荷受人情報、運送会社名、着店コード又は
着店名、及び各運送会社が固有使用しているバーコード
を、前記送り状データに基づいて、主要運送会社に共通
する荷札用紙に打ち出して荷送人が荷札を作製する工程
と、 打ち出した荷札を出荷荷物に貼付する工程と、 荷送人の出荷管理部門において、運送会社の集荷担当者
が自社運送会社に委託された出荷荷物に貼付された荷札
のバーコード情報を読み取り、このデータと荷送人のコ
ンピュータに格納された該当送り状データとをコンピュ
ータ内でデータ照合したうえ受取証明を荷送人に渡す工
程と、 荷送人のコンピュータ内の送り状データを通信回線を通
じて運送会社のアクセスポイントに送るか、あるいは送
り状データを記録した可搬性記録媒体を運送会社の集荷
担当者に出荷荷物と一緒に手渡す工程と、 運送会社のアクセスポイントに荷送人から着信した送り
状データ、又は集荷担当者が出荷荷物と一緒に持ち帰っ
た可搬性記録媒体内に記録された送り状データを各運送
会社のコンピュータで読み取り、このデータに基づいて
各運送会社が自社仕様の送り状を荷送人に代わって印字
発行する工程と、 この送り状と該当荷物を一体的に取扱いながら、各種輸
送経路を経て荷受人の手元に荷物を届けるとともにその
輸送過程を運送会社が自社発行した送り状によって追跡
管理する工程と、 荷受人に荷物を届けるとともに送り状に荷受人の受領証
明をもらう工程と、 を主たる工程となした商業荷物の輸送方法。 - 【請求項2】 主要運送会社に共通するデータフォーマ
ットの送り状データを作製する荷送人側に設置されたコ
ンピュータ本体と、 当該送り状データに基づき着店コード又は着店名、及び
バーコードを含む必要項目を共通の荷札用紙に印字して
各運送会社用の荷札を作製する荷送人側に設置された荷
札作製装置と、 前記コンピュータ本体内の送り状データを通信回線を通
じて運送会社のアクセスポイントに送信、又はコンピュ
ータ本体内の送り状データを可搬性記録媒体に排出記録
する荷送人側に設置された装置と、 荷札に印字されたバーコードを読み取るとともに、読み
取ったバーコード情報をコンピュータ本体に入力するバ
ーコードリーダー付ハンディターミナルと、 前記コンピュータ本体内にソフトウェアによって実現さ
れた前記バーコード情報と送り状データとを照合する手
段と、 を備えた出荷管理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6000677A JP2537755B2 (ja) | 1994-01-10 | 1994-01-10 | 商業荷物の輸送方法及び当該方法に用いる出荷管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6000677A JP2537755B2 (ja) | 1994-01-10 | 1994-01-10 | 商業荷物の輸送方法及び当該方法に用いる出荷管理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07196140A JPH07196140A (ja) | 1995-08-01 |
JP2537755B2 true JP2537755B2 (ja) | 1996-09-25 |
Family
ID=11480386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6000677A Expired - Lifetime JP2537755B2 (ja) | 1994-01-10 | 1994-01-10 | 商業荷物の輸送方法及び当該方法に用いる出荷管理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2537755B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19824323B4 (de) * | 1998-06-02 | 2004-01-29 | Mvs-Imci Maschinen- Und Verpackungs-Service Gmbh | Verfahren zur Überwachung des Durchgangs einer Gruppe unabhängiger Objekte durch einen Durchgangsbereich sowie Überwachungssystem |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56113609A (en) * | 1980-02-08 | 1981-09-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Processor for merchandize circulation data |
JPH0223112A (ja) * | 1988-07-12 | 1990-01-25 | Sony Corp | 運送貨物の流通管理システム |
JPH02152646A (ja) * | 1988-11-25 | 1990-06-12 | Daifuku Co Ltd | 梱包検品設備 |
US5038283A (en) * | 1989-04-13 | 1991-08-06 | Panduit Corp. | Shipping method |
JPH03143824A (ja) * | 1989-10-27 | 1991-06-19 | Daifuku Co Ltd | 商品配送設備 |
-
1994
- 1994-01-10 JP JP6000677A patent/JP2537755B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07196140A (ja) | 1995-08-01 |
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Legal Events
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