JPH0656171U - 小型荷役車両の無負荷時エンジン回転数低下装置 - Google Patents

小型荷役車両の無負荷時エンジン回転数低下装置

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JPH0656171U
JPH0656171U JP7293U JP7293U JPH0656171U JP H0656171 U JPH0656171 U JP H0656171U JP 7293 U JP7293 U JP 7293U JP 7293 U JP7293 U JP 7293U JP H0656171 U JPH0656171 U JP H0656171U
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cargo handling
engine
traveling
switch
engine speed
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JP7293U
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Inventor
眞 佐々木
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東洋運搬機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型荷役車両に無負荷時のエンジン回転数を
低下させる機構を装備する。 【構成】 荷役装置のコントロールバルブ20のパイロ
ット回路21に、プレッシャスイッチ23を設ける。走
行レバー31a,31bの操作に応じて移動するリンク
45の位置を検出する走行スイッチ34a,34bを設
ける。各スイッチ23,34a,34bは、荷役装置,
走行装置が作動していないときにオンする。ディレース
イッチ51が作動して、設定時間経過後にストップモー
タ52が駆動する。作動杆53を介してケーブル45が
引っ張られ、エンジンコントロールレバー41は設定回
転数の位置まで戻される。エンジンの回転が低下する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ミニバックホー等の小型荷役車両において、荷役装置、走行装置が 作動していないときにエンジン回転数を自動的に下げる機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、省エネルギーの観点から自動車では、低燃費エンジンが開発されている 。また、油圧ショベル等の荷役車両においても、省エネルギーに関しての開発が 行われており、エネルギー需給構造改革投資促進税制取得条件の一つとして、荷 役装置や走行装置をともに作動させていない無負荷時に、所定のエンジン回転数 に自動的に下げる無負荷時エンジン回転数低下装置(以下、オートデセルと称す る)がある。
【0003】 このオートデセルは、大型の油圧ショベルに採用されており、車両に搭載され たマイクロコンピュータを用いてエンジンの制御が行われている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このように、オートデセルは大型油圧ショベルには適用されているが、ミニバ ックホー等の小型荷役車両では、コスト上の問題からオートデセルを採用してい なかった。
【0005】 本考案は、上記に鑑み、小型荷役車両に対して、低コストで無負荷時のエンジ ン回転数低下を行うことができるエンジン回転数低下装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案による課題解決手段は、図1の如く、荷役操作部が中立状態のときにオ ンする荷役スイッチ23と、走行操作部が中立状態のときにオンする走行スイッ チ34a,34bと、エンジンの回転数を可変する回転可変手段40と、荷役ス イッチ23および走行スイッチ34a,34bがともにオンのときエンジン回転 数を設定された回転数まで低下させるように回転可変手段40を作動させるエン ジン減速手段50とが設けられたものである。
【0007】
【作用】
上記課題解決手段において、エンジン運転中に荷役装置も走行装置も作動させ ていないとき、荷役操作部は中立状態となっており、荷役スイッチ23はオンす る。また、走行操作部も中立になっているので、走行スイッチ34a,34bは オンする。
【0008】 これによって、エンジン減速手段50のディレースイッチ51が作動して、し ばらく時間が経過してからストップモータ52が駆動される。
【0009】 ストップモータ52によって、回転可変手段40のエンジンコントロールレバ ー41は設定回転数の位置まで戻される。そして、エンジンは、作業時の回転数 より低い回転数で運転される。
【0010】 したがって、各操作部の中立状態をスイッチを用いて検出することによって、 人手をかけることなく自動的にエンジンの回転を下げることができ、省エネルギ ーを図ることができる。
【0011】
【実施例】
図1は本考案の一実施例を示す無負荷時エンジン回転数低下装置の電気回路図 、図2は非作動時のエンジン回転数低下装置の電気回路図、図3はミニバックホ ーの側面図、図4は荷役操作部の油圧回路図、図5は走行操作部の構成図、図6 はエンジンの回転可変手段の全体構成図、図7は作業時の回転可変手段の要部構 成図、図8は無負荷時の回転可変手段の要部構成図である。
【0012】 本実施例の小型荷役車両であるミニバックホーは、図3の如く、下部走行体1 と、下部走行体1上に縦軸周りに回転自在に支持された上部旋回体2と、上部旋 回体2上に設けられた運転席3と、上部旋回体2に装着された荷役装置と、下部 走行体1を走行させる走行装置とを備えている。
【0013】 荷役装置は、上部旋回体2に第一軸4周りに回動自在に支持された第一ブーム 5、第二ブーム6、第三ブーム7と、第三ブーム7に第二軸8周りに回動自在に 支持されたアーム9と、アーム9に第三軸10周りに回動自在に支持されたバケ ット11とを備えている。
【0014】 また、バケット11、アーム9、第三ブーム7は、第二ブーム6と平行に図示 されない裏側のロッドで平行四辺形を有するリンク構造で、車体と平行して左右 に移動できるよう第一ブーム5に縦軸12周りに回動自在に第二ブーム6が支持 され、第二ブーム6に縦軸13周りに回動自在に第三ブーム7が支持されている 。
【0015】 そして、第一ブーム5、第二ブーム6、第三ブーム7、アーム9、バケット1 1に対してブームシリンダ14、アームシリンダ15、バケットシリンダ16、 オフセットシリンダ17が設けられ、油圧回路によって圧油が供給され、各シリ ンダ14,15,16,17が作動し、第一ブーム5、第二ブーム6、第三ブー ム7、アーム9、バケット11が回動される。なお、図3中、18はブレード、 19は左右一対のクローラベルトである。
【0016】 荷役装置の各シリンダ14,15,16,17は、荷役操作部により油圧ポン プからの圧油を供給され、荷役操作部はパイロット油圧方式がとられている。
【0017】 荷役操作部は、図4に示すように、各シリンダ14,15,16,17への圧 油供給を切換えるコントロールバルブ20と、コントロールバルブ20をパイロ ット回路21を介して作動させるパイロットバルブ22a,22bと、パイロッ トバルブ操作用レバー(図示せず)とからなる。
【0018】 そして、パイロット回路21には、荷役操作部が中立状態のときにオンする荷 役スイッチとしてのプレッシャスイッチ23が取付られており、パイロットバル ブ22a,22bが作動してパイロット回路21に一定以上の圧力がかかってい ると、プレッシャスイッチ23はオフになる。なお、図4中、24はパイロット 用油圧ポンプ、25はシャトル弁、26はタンクである。
【0019】 また、走行装置は、クローラベルト19を回転駆動する油圧モータを備え、走 行操作部により左右のクローラベルト19は独立して回転する。
【0020】 走行操作部は、図5に示すように、油圧モータを駆動制御する左右のクローラ ベルト19に対応したコントロールバルブ30a,30bと、コントロールバル ブ30a,30bを切換える左右一対の走行レバー31a,31bとからなる。
【0021】 走行レバー31a,31bは、運転席3内に軸32a,32b周りに揺動自在 に支持されており、走行レバー31a,31bの下端が、コントロールバルブ3 0a,30bに対してリンク33a,33bにより接続されている。そして、走 行レバー31a,31bの中立状態を検出する走行スイッチ34a,34bが設 けられている。走行スイッチ34a,34bは、走行レバー31a,31bの動 きに連動するリンク33a,33bの途中に装着された移動片35の切欠36に 係脱されることによりオンオフされ、走行レバー31a,31bが中立のときオ ンする。
【0022】 なお、油圧ポンプ,油圧モータ等は、エンジンによって駆動され、エンジンの 回転数を可変する回転可変手段40が設けられている。
【0023】 回転可変手段40は、図6の如く、エンジンの出力調整を行うエンジンコント ロールレバー41と、エンジンコントロールレバー41を操作するエンジン出力 操作レバー42とを備えている。
【0024】 エンジン出力操作レバー42は、運転席3内に軸43周りに揺動自在に支持さ れ、エンジンコントロールレバー41は、エンジンに軸44周りに回動自在に支 持されている。エンジン出力操作レバー42の下端とエンジンコントロールレバ ー41の先端とは、ケーブル45を介して接続され、ケーブル45はケーブルク ランプ46により車体に支持されている。そして、エンジン出力操作レバー42 を図6の右方向に倒すことにより、ケーブル45は左方向に移動して、エンジン 回転数が高くなる。
【0025】 そして、本実施例のオートデセルは、図1の如く、荷役操作部が中立状態のと きにオンするプレッシャスイッチ23と、走行操作部が中立状態のときにオンす る走行スイッチ34a,34bと、エンジンの回転数を可変する回転可変手段4 0と、プレッシャスイッチ23および走行スイッチ34a,34bがともにオン のときエンジン回転数を設定された回転数まで低下させるように回転可変手段4 0を作動させるエンジン減速手段50とが設けらている。
【0026】 エンジン減速手段50は、プレッシャスイッチ23および走行スイッチ34a ,34bがともにオンしたとき作動するディレースイッチ51と、ディレースイ ッチ51の作動から設定時間後にエンジンコントロールレバー41をエンジン回 転数を低下させる方向に移動させるストップモータ52とを備えている。
【0027】 ストップモータ52は、マグネットモータをギヤ減速したものが用いられ、図 6に示すように、ケーブル45の途中に取付られた作動杆53を軸54周りに揺 動させることにより、エンジンコントロールレバー41を回動させる。また、作 動杆53には、元の状態に復帰させるためのばね55が取付られている。
【0028】 そして、走行スイッチ34a,34b、プレッシャスイッチ23、ディレース イッチ51は直列に接続されており、各スイッチ34a,34b,23のオンに よりディレースイッチ51のコイル51aが励磁され、リレー51bが切り換わ る。
【0029】 ディレースイッチ51の端子aはストップモータ52の端子P1、端子bは端 子P2、端子dは端子Aにそれぞれ接続されている。また、、ストップモータ5 2の端子Bは電源のプラス端子に接続されている。なお、オートデセルのエンジ ン回転数は、作動杆53に対して軸54の位置を変えてリンク比を変えることに より設定できる。
【0030】 上記構成において、荷役作業を行うときは、パイロット操作用レバーの操作に よりパイロットバルブ22a,22bを介してコントロールバルブが切り換わり 、ブーム、アーム、バケット、旋回が動作される。このとき、パイロット回路2 1には圧油が流れているので、シャトル弁25が作動し、プレッシャスイッチ2 3はオフしている。
【0031】 また、走行するときは、走行レバー31a,31bの両方あるいはどちらか一 方を操作することにより、コントロールバルブ30a,30bが切り換わり、ク ローラベルト19が回転して、直進あるいは換向する。このとき、リンク33a ,33bが移動して、走行スイッチ34a,34bは移動片35の切欠36から ずれ、走行スイッチ34a,34bはオフとなる。
【0032】 このように、荷役装置や走行装置が作動しているとき、エンジン出力を大きく するため、エンジン出力操作レバー42によりケーブル45は図7に示すように 、左方向に引っ張られ、エンジンコントロールレバー41が作動して、エンジン 回転数は高くなっている。
【0033】 次に、エンジン運転中に荷役装置も走行装置も作動させていないとき、パイロ ット回路21には圧油が流れていないので、プレッシャスイッチ23はオンする 。また、走行レバー31a,31bは中立になっているので、走行スイッチ34 a,34bは移動片35の切欠36に嵌まり、オンする。
【0034】 これによって、ディレースイッチ51のコイル51aが励磁され、リレー51 bが切り換わり、ディレースイッチ51が作動する。そして、設定時間(本実施 例では5秒)経過後に、ストップモータ52が駆動される。
【0035】 ストップモータ52によって、図8に示すように、作動杆53は時計回りに回 動され、これに伴ってケーブル45が右方向に移動して、エンジンコントロール レバー41は設定回転数の位置まで戻される。そして、エンジンは、作業時の回 転数より低い回転数で運転される。
【0036】 したがって、各操作部の中立状態をスイッチを用いて検出することによって、 人手をかけることなく自動的にエンジンの回転を下げることができ、省エネルギ ーを図ることができる。
【0037】 しかも、コストをかけることができない小型荷役車両に対して、安価な構成で オートデセルを組み込むことが可能となる。
【0038】 なお、本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、本考案の範囲内で上 記実施例に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。
【0039】 プレッシャスイッチあるいは走行スイッチは、本実施例のものに限らず、直接 それぞれのレバー位置を検出するスイッチとしてもよい。
【0040】 また、エンジン回転数の設定は、ストップモータの作動量を変えることにより 行ってもよい。
【0041】
【考案の効果】
以上の説明から明らかな通り、本考案によると、荷役装置および走行装置が作 動していないときの各操作部の中立状態をスイッチを用いて検出することによっ て、人手をかけることなく自動的にエンジンの回転を下げることができ、省エネ ルギーを図ることができる。
【0042】 しかも、コストをかけることができない小型荷役車両に対して、スイッチでオ ンオフするといった安価な構成にすることで、エンジン回転数低下装置を装備す ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す無負荷時エンジン回転
数低下装置の電気回路図
【図2】非作動時のエンジン回転数低下装置の電気回路
【図3】ミニバックホーの側面図
【図4】荷役操作部の油圧回路図
【図5】走行操作部の構成図
【図6】エンジンの回転可変手段の全体構成図
【図7】作業時の回転可変手段の要部構成図
【図8】無負荷時の回転可変手段の要部構成図
【符号の説明】
21 パイロット回路 23 プレッシャスイッチ 31a,31b 走行レバー 34a,34b 走行スイッチ 40 回転可変手段 41 エンジンコントロールレバー 50 エンジン減速手段 51 ディレースイッチ 52 ストップモータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷役装置と、走行装置と、荷役装置を作
    動させる荷役操作部と、走行装置を作動させる走行操作
    部と、荷役装置および走行装置に駆動力を与えるエンジ
    ンとを備えた小型荷役車両において、荷役操作部が中立
    状態のときにオンする荷役スイッチと、走行操作部が中
    立状態のときにオンする走行スイッチと、エンジンの回
    転数を可変する回転可変手段と、荷役スイッチおよび走
    行スイッチがともにオンのときエンジン回転数を設定さ
    れた回転数まで低下させるように回転可変手段を作動さ
    せるエンジン減速手段とが設けられたことを特徴とする
    小型荷役車両の無負荷時エンジン回転数低下装置。
JP7293U 1993-01-06 1993-01-06 小型荷役車両の無負荷時エンジン回転数低下装置 Withdrawn JPH0656171U (ja)

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JPH0656171U true JPH0656171U (ja) 1994-08-05

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19970508