JPH0655928A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH0655928A
JPH0655928A JP4210525A JP21052592A JPH0655928A JP H0655928 A JPH0655928 A JP H0655928A JP 4210525 A JP4210525 A JP 4210525A JP 21052592 A JP21052592 A JP 21052592A JP H0655928 A JPH0655928 A JP H0655928A
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JP
Japan
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space
suction
discharge
short circuit
input shaft
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Application number
JP4210525A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Suzuki
鈴木  茂
Nobuaki Hoshino
伸明 星野
Takahisa Saka
高寿 坂
Kunifumi Gotou
邦文 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/32Cooling devices
    • B60H1/3204Cooling devices using compression
    • B60H1/3223Cooling devices using compression characterised by the arrangement or type of the compressor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24VCOLLECTION, PRODUCTION OR USE OF HEAT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F24V40/00Production or use of heat resulting from internal friction of moving fluids or from friction between fluids and moving bodies

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】暖房装置と冷房装置とを一体化して搭載性に優
れた車両用空調装置を提供する。 【構成】エンジンに連結された入力軸7に、ポンプ部P
とコンプレッサ部Qとが軸方向に隔壁板1により封止的
に隔てられて装着されている。ポンプ部Pには、吸入空
間及び吐出空間を連通する第1短絡通路が設けられてい
る。コンプレッサ部Qにも吸入室及び吐出室を連通する
第2短絡通路が設けられている。暖房運転時には、短絡
通路に設けられた制御弁の制御によりポンプ部Pの短絡
通路が閉鎖されるとともに、コンプレッサ部の短絡通路
が開放される。冷房運転時には制御弁の制御によりポン
プ部Pの短絡通路が開放されるとともに、コンプレッサ
部の短絡通路が閉鎖される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用空調装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な車両用暖房装置は、エン
ジンの冷却に供された高温の循環水をラジエータへ供給
して冷却するとともに、その一部をヒータにも供給し、
ヒータにおいて高温の循環水から空気への熱交換を図
り、車室内に温風を供給する構成のものである。ヒータ
を経た循環水は、ラジエータからの帰還循環水とともに
再びエンジンの冷却に供される。
【0003】しかし、この一般的な車両用暖房装置で
は、エンジンを冷却する循環水が高温にならなければ車
室内に温風を供給することができず、特に寒冷地等の比
較的低温環境下では、エンジンの始動から車室内の暖房
の実現までに長時間を要してしまう。そこで、エンジン
の始動により比較的迅速に車室内の暖房を実現可能とす
べく、粘性流体継手をエンジンの冷却回路に接続した車
両用暖房装置も開発されている(特開平2−24682
3号公報)。この車両用暖房装置における粘性流体継手
は、ハウジングと、このハウジング内に支承されエンジ
ンの駆動力が電磁クラッチを介して伝達される入力軸
と、ハウジング内で入力軸に固定され多数かつ大面積の
壁からなるラビリンス溝が形成されたロータと、ハウジ
ングに固着されロータのラビリンス溝と所定間隙を有し
て嵌合するラビリンス溝が形成されたカバーとを有し、
ロータとカバーとの間にはシリコンオイル等の粘性流体
が封入され、カバーとハウジングとの間に封入された循
環水をエンジンの冷却装置に循環させたものである。こ
の粘性流体継手では、入力軸の回転によりロータが回転
すれば、粘性流体がロータとカバーとの相対回転の攪拌
及びせん断により発熱するため、この熱がカバーとハウ
ジングとの間に封入された循環水に伝達され、加熱され
た循環水がヒータにより車室内の暖房に供される。
【0004】また、従来の一般的な車両用冷房装置に供
される圧縮機として、エンジンの駆動力が電磁クラッチ
を介して伝達される入力軸と、側板により挟着されて密
封空域を形成するシリンダと、シリンダ内で入力軸に固
定されたロータと、ロータに嵌装されてほぼ半径方向に
出没可能な複数のベーンとを有するベーン型圧縮機が知
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年におけ
るエンジンの高出力等に伴いエンジンルーム内が高密集
化し、エンジンルーム内に収容される種々の部品の搭載
性が問題とされている。このため、従来のように暖房装
置及び冷房装置をエンジンルーム内に別々に搭載しよう
とすると、スペース面で制約を受け、その取付けが困難
となる。
【0006】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、暖房装置と冷房装置とを一体化して、エンジン
ルーム内の搭載性の向上に貢献する車両用空調装置を提
供することを解決すべき技術課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用空調装置
は、エンジンに連結された入力軸上に、ポンプ部とコン
プレッサ部とを隔壁板により軸方向に封止するよう配設
し、前記ポンプ部は、前記入力軸に取り付けられるとと
もに密封空間に収容された第1回転駆動体と、該密封空
間に封入された粘性流体と、該第1回転駆動体の回転に
基づき該粘性流体が吸入、吐出されるとともに絞りを介
して連通された吸入空間及び吐出空間と、該吸入空間及
び該吐出空間を連通する第1短絡通路と、該密封空間の
外域に設けられ該粘性流体の発生熱を循環水の温度上昇
に変換するウォータジャケットとを有し、前記コンプレ
ッサ部は、前記入力軸に取り付けられた第2回転駆動体
と、冷媒ガスを吸入、吐出する吸入室及び吐出室と、該
第2回転駆動体の回転に基づいて密封空域が容積変化す
ることにより形成され、該吸入室から該冷媒ガスを吸入
する吸入空域及び該冷媒ガスを圧縮して吐出室へ吐出す
る吐出空域と、該吸入室及び吐出室又は該吸入空域及び
吐出空域を連通する第2短絡通路とを有し、前記第1短
絡通路及び第2短絡通路には、各通路を択一的に開閉す
る制御弁が設けられていることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の車両用空調装置は、エンジンに連結さ
れた単一の入力軸にポンプ部とコンプレッサ部とがタン
デム式に装着されているので、従来のように暖房装置と
してのポンプと冷房装置としてのコンプレッサとを別々
に搭載することと比較して、車両搭載上有利となる。
【0009】本発明の車両用空調装置では、暖房時に、
制御弁の制御により、ポンプ部の第1短絡通路が閉鎖さ
れるとともにコンプレッサ部の第2短絡通路が開放され
る。これによりポンプ部では、入力軸の回転に伴う第1
回転駆動体の回転に基づき粘性流体が吸入空間から吐出
空間へと強制移送され、吸入空間と吐出空間との間に圧
力差が生じる。高圧となった吐出空間内の粘性流体は絞
りを経て低圧の吸入空間へと還流される。この際の粘性
流体の発生熱がウォータジャケットによって循環水の水
温上昇に変換される。加熱された循環水はヒータにより
車室内の暖房に供される。またコンプレッサ部では、第
2短絡通路の開放により、吸入室と吐出室とが又は吸入
空域と吐出空域とが短絡しているので、入力軸の回転に
伴う第2回転駆動体の回転に基づいて冷媒ガスが圧縮、
吐出されることがなく、コンプレッサとしての機能を果
たさない。
【0010】一方、冷房時には、制御弁の制御により、
ポンプ部の第1短絡通路が開放されるとともにコンプレ
ッサ部の第2短絡通路が閉鎖される。これにより、ポン
プ部では、吸入空間と吐出空間とが短絡しているので、
ポンプ作用が無能化され、両空間の間で圧力差が生じる
ことがなく、ほとんど発熱しない。またコンプレッサ部
では、入力軸の回転に伴う第2回転駆動体の回転に基づ
き、吸入室から吸入空域に吸入された冷媒ガスが吐出空
域で圧縮され吐出室へ吐出されるので、通常のコンプレ
ッサとしての機能を果たす。
【0011】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図面を参
照しつつ説明する。なお、図1は本実施例の車両用空調
装置の縦断面図を示し、図2は図1のA−A線矢視断面
図、図3は図1のB−B線矢視断面図、図4は図1のC
−C線矢視断面図をそれぞれ示す。
【0012】この車両用空調装置では、図1に示すよう
に、隔壁板1の前端にフロントハウジング2がボルト4
(図2及び図3参照)により接合され、隔壁板2の後端
に図示しないボルトによりリヤハウジング3が接合され
ている。そして、フロントハウジング2内には内接歯車
ポンプ部Pが装備されるとともに、リヤハウジング3内
にはベーン式コンプレッサ部Qが装備されている。
【0013】図2に示すように、フロントハウジング2
内には円柱状の密封空間10aと、図3に示すように、
この密閉空間10aと同軸であってかつ面一の外周面を
もつ環状の密閉空間10bが形成されている。隔壁板1
及びフロントハウジング2には、図1に示すように、フ
ロントハウジング2の密封空間10aと軸心が偏在する
軸孔が貫設されており、この軸孔には軸封装置51、5
2及び軸受61を介して入力軸7が支承されている。入
力軸7は前端部が図示しないエンジンに電磁クラッチを
介して連結され、密封空間10a内では入力軸7に駆動
外歯歯車(本発明の第1回転駆動体をなす)11が固着
されている。なお、入力軸7の後端側は、後述する側板
21に貫設された軸孔に軸受け62を介して支承されて
いる。また、同密封空間10a内ではこの駆動外歯歯車
11と噛合する従動内歯歯車12が密封空間10aの周
壁との間に所定の環状遊隙Lを有して遊嵌され、駆動外
歯歯車11と従動内歯歯車12との非噛合域には隔壁板
1、フロントハウジング2に支持された仕切り板13が
介在されている。フロントハウジング2には、図3に示
すように、駆動外歯歯車11と従動内歯歯車12との噛
合部位軸方向外域に吸入空間Sと吐出空間Dとが形成さ
れ、吐出空間Dは密閉空間10bと連通路14によって
連通されている。
【0014】フロントハウジング2には、吐出空間Dと
吸入空間Sとの間に還流路(本発明の絞りに相当する)
15が形成されている。また、フロントハウジング2に
は、吐出空間Dと吸入空間Sとの間に第1短絡通路16
が形成され、この第1短絡通路16には電磁石によって
制御されて同第1短絡通路16を開閉する第1制御弁1
7が設けられている。なお、この第1短絡通路16の内
径は、上記還流路15の内径よりかなり大きく設定され
ている。そして、駆動外歯歯車11と従動内歯歯車12
と仕切り板13との間、吸入空間S、吐出空間D及び環
状遊隙L内にはオイルが充填されている。
【0015】また、上記密封空間10a、10bの外域
のフロントハウジング2内には、吸入ポート18、図示
しない吐出ポートに接続され互いに連通する複数本のウ
ォータジャケットWが形成されており、このウォータジ
ャケットWは図示しないヒータとウォータポンプを介し
て接続され、循環水の循環をなすように構成されてい
る。
【0016】図4に示すように、リヤハウジング3内に
は筒状のシリンダ20が収容固定され、このシリンダ2
0の両開口端は隔壁板1及び側板21により封塞され
て、内部にはほぼ楕円柱状のシリンダ室が形成されてい
る。シリンダ室内には入力軸7の後端部7aに固着され
た円柱状のロータ(本発明の第2回転駆動体をなす)2
2が回転可能に収容されており、該ロータ22の外周部
には、図4に示すように、回転対称に4個のベーン溝2
3が刻設されており、各ベーン溝23には4枚のベーン
24がそれぞれ放射方向に出没可能に保持されている。
またロータ22の外周面は、ほぼ楕円状のシリンダ室の
短軸側の内周面と所定の微小間隙を容して封止的に嵌合
せしめられている。そして、隣合う2枚のベーン24、
24、ロータ22の外周面、シリンダ20の内周面、隔
壁板1及び側板21の内周面によって囲まれる4個の密
封空域が形成されている。なお、密封空域は、ロータ2
2の回転方向における上記ロータ22とシリンダ内周面
との嵌合領域の前方側が低圧雰囲気の吸入空域25aと
され、ロータ22の回転方向における上記ロータ22と
シリンダ内周面との嵌合領域の後方側が高圧雰囲気の吐
出空域25bとされている。
【0017】隔壁板1には吸入ポート40に接続された
吸入室41が形成され、この吸入室41はシリンダ20
の所定の回転角位置に穿設された吸入通路26及び吸入
口27を介して吸入空域25aと連通されている。ま
た、吐出空域25bは他の所定の回転角位置において吐
出口28を介して吐出室29と連通され、吐出室29は
図示しない連通孔を介して、側板21とリアハウジング
3との間に形成された油分離室30と連通されている。
そして、シリンダ20には、上記嵌合領域を挟んで隣合
う吸入空域25a及び吐出空域25bにそれぞれ連通さ
れた吸入口27と吐出口28とを連通する第2短絡通路
31が形成され、この第2短絡通路31にも上記第1制
御弁17と同様に電磁石によって制御される第2制御弁
32が設けられている。
【0018】本実施例の車両用空調装置では、電磁クラ
ッチのONによりエンジンの回転が入力軸7に伝達され
る。そして、暖房運転時には、第1制御弁17の制御に
より第1短絡通路16が閉鎖されるとともに第2制御弁
32の制御により第2短絡通路31が開放される。この
ため、ポンプ部Pが正常に機能し、コンプレッサ部Qが
機能しない。
【0019】すなわち、エンジンの回転が入力軸7に伝
達されれば、図2及び図3に示すように、密閉空間10
a内において駆動外歯歯車11と従動内歯歯車12とが
回転する。これにより、駆動外歯歯車11と従動内歯歯
車12とはオイルを吸入空間Sから吐出空間Dへと強制
移送し、オイルに圧力差を生じさせる。高圧となった吐
出空間D内のオイルは還流路15を経て低圧の吸入空間
Sへと還流される。この高圧となって内部エネルギーが
上昇したオイルが狭小の還流路15を移動する際のせん
断により発熱する。また、オイルは、駆動外歯歯車11
と従動内歯歯車12と仕切り板13との間で攪拌かつせ
ん断される際にも発熱する。さらに、吐出空間Dの高圧
化により連通路14を経て環状遊隙Lも高圧化されるの
で、オイルは、環状遊隙L内において、高圧化で内部エ
ネルギーが上昇された状態でせん断されるとともに、環
状遊隙Lが従動内歯歯車12の外周を均等に包んでいる
ため均等にせん断される。このため、オイルは効果的か
つ均等に発熱する。そして、上記したようなオイルの発
生熱は、フロントハウジング2を介してウォータジャケ
ットW内の循環水の水温上昇に変換される。加熱された
循環水はヒータにより車室内の暖房に供される。
【0020】なお、吐出空間Dの圧力の上限を規制する
ために、吐出空間Dと吸入空間Sとの圧力差が設定値を
超えたときに両空間を連通させるようなリリーフ弁機構
を設けることもできる。また、コンプレッサ部Qにおい
ては、上記したように吸入空域25aと吐出空域25b
とを短絡する第2短絡通路31が開放されているので、
入力軸7の回転によりロータ22が回転しても、吐出空
域25bで冷媒ガスが圧縮、吐出されることがなく、コ
ンプレッサとしての機能を果たさない。
【0021】一方、冷房運転時には、第1制御弁17の
制御により第1短絡通路16が開放されるとともに第2
制御弁32の制御により第2短絡通路31が閉鎖され
る。このため、ポンプ部Pが機能せず、コンプレッサ部
Qが正常に機能する。すなわち、ポンプ部Pでは、エン
ジンの回転が入力軸7に伝達されて駆動外歯歯車11と
従動内歯歯車12とが回転しても、上記したような吸入
空間Sと吐出空間Dとの間で圧力差が生じることがな
く、ほとんど発熱しない。
【0022】またコンプレッサ部では、図4において、
入力軸7の回転に伴いロータ22が回転すると、吸入空
域25aは容積が増大し、吐出空域25bは容積が減少
する。これに伴い、吸入空域25aは吸入通路26及び
吸入口27を介して吸入室41から冷媒ガスを吸入し、
吐出空域25bは圧縮した冷媒ガスを吐出口28を介し
て吐出室29へ吐出する。
【0023】このように本実施例の車両用空調装置は、
暖房装置としての機能を果たすポンプ部Pと冷房装置と
しての機能を果たすコンプレッサ部Qとが単一の入力軸
7にタンデム式に装着されているので、車両搭載性に極
めて優れたものとなり、かつ製造コストの低廉化が可能
となる。また、エンジンの回転を入力軸7に伝達させる
ために用いる電磁クラッチが1個で済むので、部品数の
低減によるコスト低減も図れる。
【0024】なお、本実施例の車両用空調装置では、ポ
ンプ部Pに内接歯車式のポンプ機構を作用したが、外接
歯車式のポンプ機構やベーン式のポンプ機構等も採用す
ることが可能である。また、コンプレッサ部Qに、ピス
トン式のコンプレッサ機構等を採用することも可能であ
る。さらに、ポンプ部Pにおける第1短絡通路16を開
閉する第1制御弁17と、コンプレッサ部Qにおける第
2短絡通路31を開閉する第2制御弁32とを一体構造
とすることも可能である。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の車両用空
調装置では、暖房装置としての機能を果たすポンプ部と
冷房装置としての機能を果たすコンプレッサ部とが単一
の入力軸にタンデム式に装着されているので、車両搭載
性に極めて優れたものとなり、かつ製造コストの低廉化
が可能となる。また、エンジンの回転を入力軸に伝達さ
せるために用いる電磁クラッチが1個で済むので、部品
数の低減によるコスト低減も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の車両用空調装置を示す縦断面図であ
る。
【図2】実施例の車両用空調装置を示し、図1のA−A
矢視横断面図である。
【図3】実施例の車両用空調装置を示し、図1のB−B
矢視横断面図である。
【図4】実施例の車両用空調装置を示し、図1のC−C
矢視横断面図である。
【符号の説明】
7…入力軸 11…駆動外歯歯車(第1回転
駆動体) 10a…密閉空間 S…吸入空間 D…
吐出空間 16…第1短絡通路 17…第1制御弁 W…
ウォータジャケット 22…ロータ(第2回転駆動体) 25
a…吸入空域 25b…吐出空域 41…吸入室 29
…吐出室 31…第2短絡通路 32…第2制御弁
フロントページの続き (72)発明者 後藤 邦文 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンに連結された入力軸上に、ポンプ
    部とコンプレッサ部とを隔壁板により軸方向に封止する
    よう配設し、 前記ポンプ部は、前記入力軸に取り付けられるとともに
    密封空間に収容された第1回転駆動体と、該密封空間に
    封入された粘性流体と、該第1回転駆動体の回転に基づ
    き該粘性流体が吸入、吐出されるとともに絞りを介して
    連通された吸入空間及び吐出空間と、該吸入空間と該吐
    出空間とを連通する第1短絡通路と、該密封空間の外域
    に設けられ該粘性流体の発生熱を循環水の温度上昇に変
    換するウォータジャケットとを有し、 前記コンプレッサ部は、前記入力軸に取り付けられた第
    2回転駆動体と、冷媒ガスを吸入、吐出する吸入室及び
    吐出室と、該第2回転駆動体の回転に基づいて密封空域
    が容積変化することにより形成され、該吸入室から該冷
    媒ガスを吸入する吸入空域及び該冷媒ガスを圧縮して吐
    出室へ吐出する吐出空域と、該吸入室及び吐出室又は該
    吸入空域及び吐出空域とを連通する第2短絡通路とを有
    し、 前記第1短絡通路及び第2短絡通路には、各通路を択一
    的に開閉する制御弁が設けられていることを特徴とする
    車両用空調装置。
JP4210525A 1992-08-06 1992-08-06 車両用空調装置 Pending JPH0655928A (ja)

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DE4325890A DE4325890C2 (de) 1992-08-06 1993-08-02 Kraftfahrzeug-Klimaanlage

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