JPH0655896B2 - オルガノポリシロキサン組成物 - Google Patents

オルガノポリシロキサン組成物

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JPH0655896B2
JPH0655896B2 JP1233398A JP23339889A JPH0655896B2 JP H0655896 B2 JPH0655896 B2 JP H0655896B2 JP 1233398 A JP1233398 A JP 1233398A JP 23339889 A JP23339889 A JP 23339889A JP H0655896 B2 JPH0655896 B2 JP H0655896B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、オルガノポリシロキサン組成物に関し、特に
室温において良好な長期保存安定性を有するオルガノポ
リシロキサン組成物に関する。
〔従来の技術〕
従来、ケイ素原子に結合した水素原子(Si−H)を有す
るオルガノハイドロジェンポリシロキサンと、ケイ素原
子に結合した脂肪族不飽和炭化水素基、例えば、ビニル
基(Si−Vi) を有するオルガノポリシロキサンとを含
有し、Si−H 結合のビニル基等への付加反応(ヒドロ
シリル化)を利用する硬化性オルガノポリシロキサン組
成物は周知である。このような組成物に種々の反応抑制
剤を配合し、室温付近の温度での硬化反応を抑制して長
期保存安定性を向上させるとともに、使用時には加熱に
よってヒドロシリル化反応を促進させて硬化させること
ができるオルガノポリシロキサン組成物が提案されてい
る。例えば、反応抑制剤としてアセチレン系化合物(米
国特許明細書第3,445,420 号)、スルホキシド化合物
(米国特許明細書第3,453,234 号)、またはハイドロパ
ーオキシド化合物(米国特許明細書第4,061,609 号)を
配合されたオルガノポリシロキサン組成物が提案されて
いる。しかし、オルガノポリシロキサン組成物が (H)
(R′)2SiO0.5単位(式中、2個のR′は同一または異な
る1価の炭化水素基である)を有するオルガノハイドロ
ジェンポリシロキサンを含有する場合には、上記の反応
抑制剤を配合しても、この (H)(R′)2SiO0.5単位の水素
原子と、ケイ素原子に結合した脂肪族不飽和炭化水素基
との室温付近におけるヒドロシリル化反応による硬化を
有効に抑制することができないため、オルガノポリシロ
キサン組成物の保存安定性が十分なものではなかった。
一方、オルガノハイドロジェンポリシロキサンの分子鎖
端末のケイ素原子に結合した水素原子と、ケイ素原子に
結合した脂肪族不飽和炭化水素基との室温付近における
ヒドロシリル化反応を抑制する反応抑制剤としてn−ブ
チルアミン、N,N−ジブチルアミノプロピルアミン、
N,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジアミン等
のアミン化合物を用いることが提案されている。
(米国特許明細書第4,584,361 号) 〔発明が解決しようとする課題〕 しかし、上記アミン化合物を (H)(R′)2SiO0.5単位を有
するオルガノハイドロジェンポリシロキサンを含有する
オルガノポリシロキサン組成物に配合しても、得られる
組成物の長期保存安定性は悪く、室温下に長期間にわた
って保存した後に硬化させようとすると硬化不良を生じ
るなどの問題があった。
そこで本発明の目的は、長期保存安定性に優れ、室温下
に長期間保存しても硬化不良を起こさず、硬化させると
きは加熱することにより急速に硬化させることができる
オルガノポリシロキサン組成物を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明者らは鋭意検討した
結果、反応抑制剤としてアミン化合物とアセチレンアル
コールを併用することにより、上記課題を解決できるこ
とを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、 (A) 下記平均組成式(IV): 〔式中、R6 はアルケニル基であり、R7 は置換または
非置換の1価炭化水素基であり(ただし、2個のR7
一緒になって低級アルキレン基を形成してもよい)、a
は0<a<3の数、bは0<b<3の数であり、ただし
0<a+b<4である〕 で表され、1分子中に含有されるケイ素原子に結合した
全有機基のうちの平均で0.05モル%以上がアルケニル基
であるオルガノポリシロキサン、 (B) 下記平均組成式(V): 〔式中、R8 は脂肪族不飽和炭化水素基ではない炭素原
子数1〜10の置換または非置換の1価炭化水素基であり
(ただし、2個のR8 が一緒になって低級アルキレン基
を形成してもよい)、cは0<c≦2の数、dは0<d
≦3の数であり、ただし0<c+d<4である〕 で表され、下記式(I): 〔式中、2個のR1 は同一でも異なってもよく、脂肪族
不飽和炭化水素基ではない置換または非置換の1価の炭
化水素基である〕 で表されるシロキシ単位を、1分子中に少なくとも2個
含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、 本成分の1分子中に含まれるケイ素原子に結合した水素
原子の数が、(A) 成分のオルガノポリシロキサンが有す
るアルケニル基1個当り、0.5 〜4.0 個となる量 (C) 白金族金属系触媒 (A) 成分に対して1ppm以上なる量、 (D) 一般式(II): (R2)2N−R4−N(R3)2 (II) 〔式中、2個のR2 は同一でも異なってもよく、炭素原
子数1〜4のアルキル基であり、2個のR3 はR2 と同
じかもしくは水素原子であり、R4 は炭素原子数2〜4
のアルキレン基である〕 および一般式(III): R5−NH2 (III) 〔式中、R5 は炭素原子数2〜4のアルキル基である〕 で表される化合物から選ばれる少なくとも1種のアミン
化合物 (C) 成分の白金族金属系触媒中の白金族金属原子1モル
に対して1〜20モルとなる量 並びに (E) アセチレンアルコール (C) 成分の白金族金属系触媒中の白金族金属原子1モル
に対して10モル以上となる量を含有してなるオルガノポ
リシロキサン組成物を提供するものである 本発明の組成物の(A) 成分であるオルガノポリシロキサ
ンは、下記平均組成式(IV): 〔式中、R6 はアルケニル基、好ましくは炭素原子数2
〜8のアルケニル基であり、例えば、ビニル基、アルリ
基、1−ブテニル基、1−ヘキセニル基等が挙げられ
る。R7 は置換または非置換の1価の炭化水素基である
か、あるいは2個のR7 が一緒になって低級アルキレン
基を形成する。この1価の炭化水素基としては、例え
ば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基、オクチル基等のアルキル基;シクロペン
チル基、シクロヘキシル基、シクロブチル基等のシクロ
アルキル基;フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフ
チル基等のアリール基;ベンジル基、フェニルエチル
基、フェニルプロピル基等のアラルキル基;あるいはこ
れらの炭化水素基に結合している水素原子の1部又は全
部が塩素、フッ素、臭素等のハロゲン原子、シアノ基等
で置換されてなる基、例えば、クロロメチル基、トリフ
ルオロプロピル基、クロロフェニル基、ジブロモフェニ
ル基、テトラクロロフェニル基、ジフルオロフェニル基
等のハロゲン化炭化水素基;β−シアノエチル基、γ−
シアノプロピル基、β−シアノプロピル基等のシアノア
ルキル基などを挙げることができ、また2個のR7 から
形成される低級アルキレン基としては、エチレン基、ト
リメチレン基、メチルメチレン基、テトラメチレン基、
ヘキサメチレン基等を挙げることができる。
また、aは0<a<3の数、bは0<b<3の数であ
り、ただし0<a+b<4である〕 で表される直鎖状、分岐状のオルガノポリシロキサン、
またはそれらの混合物からなるものである。
これらの平均組成式(IV)で表されるオルガノポリシロ
キサンは1種単独でまたは2種以上を組合わせて用いら
れる。
この(A) 成分のオルガノポリシロキサンは、1分子中に
含有されるケイ素原子に結合した全有機基のうちの平均
で0.05モル%以上、好ましくは0.1〜2モル%がアルケ
ニル基である。ケイ素原子に結合したアルケニル基が1
分子中のケイ素原子に結合した全有機基のうちの平均で
0.05モル%未満であると、得られる組成物が十分に硬化
せず、硬化してゲル状またはエラストマー状とならない
おそれがある。また、このアルケニル基は、分子鎖の途
中のケイ素原子または分子鎖末端のケイ素原子のいずれ
に結合していてもよいが、得られる組成物の硬化速度の
点で分子鎖末端のケイ素原子に結合していることが好ま
しい。
(A) 成分のオルガノポリシロキサンの粘度は、得られる
組成物を注型、ポッティング、コーティング、含浸、接
着等に使用する場合に、組成物が硬化前に適度な流動性
を有し、硬化後は安定した物理的特性を示すことができ
る点で、通常、25℃で50〜100000cPであることが好まし
い。
(A) 成分のオルガノポリシロキサンの具体例としては、
例えば、下記式: (ここで、l、m、o、p及びqは、それぞれ正の整数
を示す) 等で表されるものが挙げられる。
本発明の組成物の(B) 成分であるオルガノハイドロジェ
ンポリシロキサンは前記式(I)で表されるシロキシ単
位を1分子中に少なくとも2個含有するものであり、下
記平均組成式(V): 〔式中、R8 は脂肪族不飽和炭化水素基ではない炭素原
子数1〜10の置換または非置換の1価の炭化水素基であ
るか、あるいは2個のR8 が一緒になって低級アルキレ
ン基を形成するものであり、例えば、前記式(IV)にお
いてR7 について例示したものと同じものを挙げること
ができる。cは0<c≦2の数、dは0<d≦3の数で
あり、ただし0<c+d<4である〕 で表され、例えば直鎖状、分岐状のものが挙げられる。
本発明において、これらの式(V)で表される(B) のオ
ルガノハイドロジェンポリシロキサンは、1種単独でも
2種以上を組合わせても用いられる。
この(B) 成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサン
の直鎖状のものとして、例えば、下記一般式(VI): 〔式中、R8 は前記と同じである。また、rは正の整
数、sは0または正の整数である〕 で表されるものが挙げられる。
また、(B) 成分の分岐源としては、R1SiO3/2単位、SiO2
単位、 等が挙げられる。
(B) 成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、
合成の容易さの点で25℃での粘度が1000cP以下のものが
好ましい。
本発明の組成物中の(B) 成分の配合割合は、得られる組
成物の硬化物の耐熱性、機械的強度等の物理的性質が良
好であり、硬化時に発泡しない点から、(B) 成分の1分
子中に含まれるケイ素原子に結合した水素原子の数が、
(A) 成分のオルガノポリシロキサンが有するアルケニル
基1個当り、0.5 〜4.0 個であり、さらに0.8 〜1.5 個
となる割合であるのが好ましい。
本発明の組成物の(C) 成分である白金属金属系触媒とし
ては、例えば、白金、塩化白金酸、白金−オレフィン錯
体、白金−アルコール錯体、白金の配位化合物等が挙げ
られる。
本発明の組成物における(C) 成分の配合割合は、得られ
る組成物の硬化性が良好である点から、(A) 成分に対し
て1ppm 以上であり、特に3〜100ppmの割合が好まし
い。
本発明の組成物の(D) 成分であるアミン化合物は、前記
式(II)および(III)で表される化合物から選ばれる
少なくとも1種である。式(II)または(III)におい
て、2個のR2 は同一でも異なってもよく、炭素原子数
1〜4のアルキル基であり、2個のR3 は同一でも異な
ってもよく、R2 について定義のとおりかもしくは水素
原子であり、R4 は炭素原子数2〜4のアルキレン基で
ある。
この(D) 成分のアミン化合物の具体例として、例えば、
N,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジアミン、
N,N−ジメチルエチレンジアミン、N,N−ジエチル
エチレンジアミン、N,N−ジブチルエチレンジアミ
ン、N,N−ジブチル−1,3−プロパンジアミン、
N,N−ジメチル−1,3−プロパンジアミン、N,
N,N′,N′−テトラエチルエチレンジアミン、N,
N−ジブチル−1,4−ブタンジアミン等が挙げられ
る。これらのうちで、N,N,N′,N′−テトラメチ
ルエチレンジアミンが好ましい。
本発明の組成物における(D) 成分の配合割合は、(C) 成
分の白金族金属系触媒の触媒作用を適度に抑制し、得ら
れる組成物の長期安定性が良好で保存中に硬化せずまた
硬化時の硬化性が良好である点から、(C) 成分の白金族
金属系触媒中の白金族金属原子1モルに対して1モル以
上、好ましくは2〜20モルとなる割合が好ましい。
本発明の組成物の (E)成分であるアセチレンアルコール
は、分子内にアセチレン結合を有する不飽和アルコール
であり、例えば、米国特許第3,445,420 号明細書に記載
のものが挙げられる。このアセチレンアルコールの具体
例として、3−メチル−1−ブチン−3−オール、3−
フェニル−1−ブチン−3−オール、1−エチニル−1
−シクロヘキサノール、3,5−ジメチル−1−ヘキシ
ン−3−オール、3−メチル−ペンチン−3−オール等
が挙げられる。
本発明の組成物における(E) 成分の配合割合は、得られ
る組成物の硬化速度、保存安定性などの点から、(C) 成
分の白金族金属系触媒中の白金族金属原子1モルに対し
て10モル以上であり、特に50モル以上となる割合が好ま
しい。
本発明の組成物は、以上の(A) 、(B) 、(C) 、(D) およ
び(E) 成分の他に、さらにジメチルハイドロジェンシロ
キシ単位 (CH3)2(H)SiO0.5を1分子中に1個のみ含有す
るオルガノポリシロキサンか、あるいはメチルハイドロ
ジェンシロキシサン単位 (CH3)(H)SiOを1分子中に1個
のみ含有するオルガノポリシロキサンや、分子鎖末端に
前記式(I)で表されるシロキシ単位を含有しないオル
ガノハイドロジェンポリシロキサンを、本発明の効果を
損なわない程度に適宜配合することもできる。
また、本発明の組成物には、その流れ性、組成物の硬化
物の硬さ等も調節もしくは改質するために、ジメチルポ
リシロキサン等のシリコーンオイルまたは生ゴムなどを
配合してもよい。また、用途に応じて無機質充填剤を配
合して機械的強度を調節することもできる。用いられる
無機質充填剤としては、例えば、煙霧質シリカ、シリカ
エアロゲル、沈澱シリカ、粉砕石炭、けいそう土、酸化
鉄、酸化亜鉛、酸化チタン、炭酸カルシウム、炭酸マグ
ネシウム、炭酸亜鉛、アルミア、窒化アルミニウム、ボ
ロンナイトライド、銀粉、カーボンブラック、グラファ
イト、グラッシーカーボン等が挙げられる。着色等のた
めに、種々の染料、例えば、アントラキノン系染料、ア
ゾ系染料等を配合することもできる。
〔実施例〕
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を詳細に説明す
る。以下において、「部」は「重量部」を示す。
実施例1 ジメチルシロキサン単位95モル、ジメチルビニルシロキ
ン単位0.7 モル%、トリメチルシロキシ単位1.3 モル%
およびモノメチルシロキシサン単位3モル%からなり、
25℃における粘度が1000cPであるオルガノポリシロキサ
ン50部、ジメチルシロキサン単位94.5モル%、トリメチ
ルシロキシ単位2.5 モル%およびモノメチルシロキサン
単位3モル%からなり、25℃における粘度が800 cpであ
るオルガノポリシロキサン50部、ケイ素原子に結合した
水素原子の含有量が約0.068 重量%である、末端がジメ
チルハイドロジェンシロキシ単位で封鎖されたジメチル
ポリシロキサン5.5 部、塩化白金酸−ビニルシロキサン
錯体(白金含有量:1重量%)0.05部、テトラメチルエ
チレンジアミン0.0006部および1−エチニル−1−シク
ロヘキサノール0.003 部を均一に混合して組成物を得
た。
得られた組成物を、150 ℃で60分間加熱して硬化させ、
透明なゲル状物を得た。このゲル状物の針入度を1/4
スケールの針入度計で測定した。また、配合直後の組成
物の120 ℃における硬化性と、配合後室温で6ケ月間保
存した後の組成物の硬化性を下記の方法で測定し、並び
に保存安定性を評価した。結果を表1に示す。
硬化性 レオペキシアナライザー(岩本製作所(株)製、RPX-70
5)を用いて、温度120 ℃、振り角4゜、周波数0.1Hz
、スウィートタイム30分の条件でトルクを測定し、ス
ウィートタイム30分後のトルクを最大値(フルトルク)
としたときの、硬化開始からフルトルクの90%のトルク
になるまでの時間(T90)を測定して硬化性の指標とし
た。
また、配合後、室温で6ケ月間保存した後の組成物の硬
化性(T90′)を測定した。
保存安定性 配合後、室温で6ケ月間保存した後の組成物の粘度の増
加を観察した。
実施例2 1−エチニル−1−シクロヘキサノールの配合料を0.03
部に変更した以外は、実施例1と同様にして組成物を得
た。
得られた組成物の針入度、配合直後の組成物の120 ℃に
おける硬化性(T90)、および配合後室温で6ケ月間保
存した後の組成物の硬化性(T90′)を測定し、並びに
保存安定性を評価した。結果を表1に示す。
実施例3 1−エチニル−1−シクロヘキサノールの配合料を0.06
部に変更した以外は、実施例1と同様にして組成物を得
た。
得られた組成物の針入度、配合直後の組成物の120 ℃に
おける硬化性(T90)、および配合後室温で6ケ月間保
存した後の組成物の硬化性(T90′)を測定し、並びに
保存安定性を評価した。結果を表1に示す。
実施例4 1−エチニル−1−シクロヘキサノールの代わりに3−
メチル−1−ブチン−3−オール0.02部を使用した以外
は、実施例1の同様にして組成物を得た。
得られた組成物の針入度、配合直後の組成物の120 ℃に
おける硬化性(T90)、および配合後室温で6ケ月間保
存した後の組成物の硬化性(T90′)を測定し、並びに
保存安定性を評価した。結果を表1に示す。
実施例5 テトラメチルエチレンジアミンを使用せず、n-ブチルア
ミンを0.0038部使用した以外は実施例1と同様にして組
成物を得た。
得られた組成物の針入度、配合直後の組成物の120 ℃に
おける硬化性(T90)、および配合後室温で1ケ月間保
存した後の組成物の硬化性(T90′)を測定し、並びに
保存安定性を評価した。結果を表2に示す。
比較例1 1−エチニル−1−シクロヘキサノールを使用しない以
外は実施例1と同様にして組成物を得た。
得られた組成物の針入度、配合直後の組成物の120 ℃に
おける硬化性(T90)、および配合後室温で6ケ月間保
存した後の組成物の硬化性(T90′)を測定し、並びに
保存安定性を評価した。結果を表1に示す。
比較例2 テトラメチルエチレンジアミンを使用せず、1−エチニ
ル−1−シクロヘキサノールの配合量を0.03部に変更し
た以外は実施例1と同様にして組成物を得た。
得られた組成物の針入度、配合直後の組成物の120 ℃に
おける硬化性(T90)、および配合後室温で6ケ月間保
存した後の組成物の硬化性(T90′)を測定し、並びに
保存安定性を評価した。結果を表1に示す。
比較例3 1−エチニル−1−シクロヘキサノールを使用しない以
外は実施例5と同様にして組成物を得た。
得られた組成物の針入度、配合直後の組成物の120 ℃に
おける硬化性(T90)、および配合後室温で1ケ月間保
存した後の組成物の硬化性(T90′)を測定し、並びに
保存安定性を評価した。結果を表2に示す。
〔発明の効果〕 本発明のオルガノポリシロキサン組成物は、長期保存安
定性に優れ、室温下に長期間保存しても良好な安定性を
示し、硬化させるときは加熱することにより急速に硬化
させることができ、実用上の価値が大きい。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A) 下記平均組成式(IV): 〔式中、R6 はアルケニル基であり、R7 は置換または
    非置換の1価炭化水素基であり(ただし、2個のR7
    一緒になって低級アルキレン基を形成してもよい)、a
    は0<a<3の数、bは0<b<3の数であり、ただし
    0<a+b<4である〕 で表され、1分子中に含有されるケイ素原子に結合した
    全有機基のうちの平均で0.05モル%以上がアルケニル基
    であるオルガノポリシロキサン、 (B) 下記平均組成式(V): 〔式中、R8 は脂肪族不飽和炭化水素基ではない炭素原
    子数1〜10の置換または非置換の1価炭化水素基であり
    (ただし、2個のR8 が一緒になって低級アルキレン基
    を形成してもよい)、cは0<c≦2の数、dは0<d
    ≦3の数であり、ただし0<c+d<4である〕 で表され、下記式(I): 〔式中、2個のR1 は同一でも異なってもよく、脂肪族
    不飽和炭化水素基ではない置換または非置換の1価の炭
    化水素基である〕 で表されるシロキシ単位を、1分子中に少なくとも2個
    含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、 本成分の1分子中に含まれるケイ素原子に結合した水素
    原子の数が、(A) 成分のオルガノポリシロキサンが有す
    るアルケニル基1個当り、0.5 〜4.0 個となる量 (C) 白金族金属系触媒 (A) 成分に対して1ppm以上となる量、 (D) 一般式(II): (R2)2N−R4−N(R3)2 (II) 〔式中、2個のR2 は同一でも異なってもよく、炭素原
    子数1〜4のアルキル基であり、2個のR3 はR2 と同
    じかもしくは水素原子であり、R4 は炭素原子数2〜4
    のアルキレン基である〕 および一般式(III): R5−NH2 (III) 〔式中、R5 は炭素原子数2〜4のアルキル基である〕 で表される化合物から選ばれる少なくとも1種のアミン
    化合物 (C) 成分の白金族金属系触媒中の白金族金属原子1モル
    に対して1〜20モルとなる量 並びに (E) アセチレンアルコール (C) 成分の白金族金属系触媒中の白金族金属原子1モル
    に対して10モル以上となる量を含有してなるオルガノポ
    リシロキサン組成物。
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