JPH0655674A - チャック付テープ及びチャック付袋の製法 - Google Patents

チャック付テープ及びチャック付袋の製法

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JPH0655674A
JPH0655674A JP4234176A JP23417692A JPH0655674A JP H0655674 A JPH0655674 A JP H0655674A JP 4234176 A JP4234176 A JP 4234176A JP 23417692 A JP23417692 A JP 23417692A JP H0655674 A JPH0655674 A JP H0655674A
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JP
Japan
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tape
chuck
heat
bag
zipper
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Pending
Application number
JP4234176A
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English (en)
Inventor
Kenkichi Ito
謙吉 伊藤
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Highpolymer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 酸素バリアー性、遮光性などを目的としたラ
ミネートフィルムから製造されるチャック付袋であって
も効率よく生産できるチャック付テープの開発並びにそ
のチャック付テープを使用して遮光性、酸素バリアー性
に優れたチャック付袋の生産方法の開発。 【構成】 チャック付テープの咬合部(12,13)を、テ
ープ状フィルム(11)から一定間隔ごとに、一定区間除
去したチャック付テープ(10)および一定間隔ごとに、
一定区間の咬合部を除去したチャック付テープ(10
を、2枚の内面がヒートシール性を有するフィルムの内
面側にヒートシールし、チャック付テープ(10)に直交
するように、前記咬合部を除去した区間を中央にしてこ
れより幅広くヒートシール(30)を行い、次いで咬合部
を除去した区間の中央部でヒートシール部分を切断する
チャック付袋の製法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、口の開閉を自由に行う
ことができるチャック付袋に適したチャック付テープ並
びにチャック付袋の製法、特に酸素バリアー性、遮光性
を必要とするチャック付袋の製法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のチャック付袋の製造には、咬合部
を袋の生地に一体成形したものを袋の幅にヒートシー
ル、切断する形式のものと、チャック(雄、雌の咬合
部)を別々のテープ状フィルムに固着したチャック付テ
ープを袋の生地に接着(主として溶着)し、これを袋の
幅にヒートシール、切断して袋とする形式のものがあ
る。
【0003】近年に到って、このようなチャック付袋に
対しても酸素バリアー性、遮光性などが要求されるよう
になり、袋の生地としても単一材質のプラスチックフィ
ルムで袋の生地として要求されるヒートシール性、酸素
バリアー性、遮光性などの性質を備えたものがないた
め、アルミニウム箔、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
部分ケン化物などの遮光性及び/または酸素バリアー性
を有する箔またはフィルムと袋の内面にヒートシール性
を有するポリエチレン等とのラミネートも用いられるよ
うになってきた。
【0004】この場合チャック付テープを生地のラミネ
ートフィルムにヒートシールし、これを表裏がラミネー
トフィルムではさまれているチャック付テープ(チャッ
クの雄雌を咬合させた状態のまま)を生地と共に袋のサ
イドシールとしてヒートシールするが、チャック咬合部
以外はラミネートフィルムをヒートシールするだけで良
いのに対し、チャック咬合部はラミネートフィルム/テ
ープ/チャック雄部/チャック雌部/テープ/ラミネー
トフィルムと他の部分に比して数倍の厚さがあり、他の
部分より熱の供給量を多量にし、かつ加圧力も大とする
ことが必要となる。この部分をうまくヒートシールしな
いときは、接着不十分、ピンホール等のため酸素バリア
ー性を低下させる原因ともなる。
【0005】この対策として袋のサイドシールに先立
ち、チャック付フィルムの咬合部をあらかじめポイント
シール(咬合部を完全にあるいは予備的に熱圧着する)
した後、ヒートシール時の接着性を授けることも行われ
ている。
【0006】しかし、このような手段を採ったとしても
サイドシール時にチャックの雄雌の咬合部を構成する樹
脂がラミネートフィルムにはさまれ、流出するのである
から、ラミネートフィルムのヒートシールのために積層
されている樹脂はもちろん、酸素バリアー性、遮光性の
ためのアルミニウム箔、酸素バリアー性樹脂フィルムも
影響を受け、しわの発生、箔やフィルムの破損などが避
けられず、せっかくの酸素バリアー性や遮光性を低下さ
せる原因となる。
【0007】この余分の樹脂の流れを防止し、かつこの
樹脂をあらかじめ除いておくため、チャック付テープの
ヒートシール部に対応する部分の咬合部をパンチをして
おく提案がある。
【0008】確かにこの提案の方法によるときはサイド
シール部の一部のチャック部の樹脂はテープ部分も含め
て除かれており、従ってヒートシール部に係る咬合部の
樹脂の逃げ場も設けられているため、申し分ない方法で
あるが、このパンチ孔があるため高速成形時に切断した
り、またパンチ孔がシャープであるため、生地フィルム
に傷をつけたり、小さな突起やエッジ部に引っかかった
りしてトラブルの原因となり易い問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、酸素バリア
ー性、遮光性などを目的としたラミネートフィルムから
製造されるチャック付袋であっても効率よく生産できる
チャック付テープの開発並びにそのチャック付テープを
使用して遮光性、酸素バリアー性に優れたチャック付袋
の生産方法の開発を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、チャック付テ
ープの咬合部を、テープ状フィルムから一定間隔ごと
に、一定区間除去したことを特徴とするチャック付テー
プおよび一定間隔ごとに、一定区間の咬合部を除去した
チャック付テープを、2枚の内面がヒートシール性を有
するフィルムの内面側にヒートシールし、チャック付テ
ープに直交するように、前記咬合部を除去した区間を中
央にしてこれより幅広くヒートシールを行い、次いで咬
合部を除去した区間の中央部でヒートシール部分を切断
することを特徴とするチャック付袋の製法を開発するこ
とにより上記の目的を達成した。
【0011】以下図面を参照して本発明を説明する。本
発明のチャック付テープは、図1に示すごとくテープ1
1のそれぞれに雄型のチャック12及び雌型のチャック
13を設けてあるものであり、通常のチャック付テープ
であって良いが、これの雄、雌のチャック部分を一定間
隔(チャック付袋の幅)において一定区間、通常は袋の
サイドシールしたヒートシール部30の幅の約同一幅か
ら1.8倍位(中央部で切断されるため袋としたときに
この一定区間の半分となる。そして少なくともヒートシ
ールの10%程度はチャック部分をシールすることが必
要。)のチャック部分を除去したものである。
【0012】このチャック部分を除去する手段は問わな
いが、雄、雌のチャック部分12,13を切り取る方
法、あるいはこの部分を加熱、圧縮して平坦なフィルム
状とするなどの方法がある。操作が簡単なため後者の手
法が便利である。これらの方法は、チャックの雄雌を咬
合した状態で行うことが好ましい。何れにしてもテープ
状フィルム11は孔を開けて強度を低下させないことが
重要である。
【0013】袋とするフィルムとしてはヒートシール性
のある単一材質のプラスチックフィルム(例えばポリエ
チレン、ポリプロピレン等)であっても良いが、本発明
のチャック付テープが好ましい相手とするフィルムは遮
光性、酸素バリアー性等を必要とするアルミニウム箔、
酸素バリアー性フィルム等とヒートシール性のあるポリ
オレフィンフィルムとのラミネートフィルム(ラミネー
ト法は問わない。)である。
【0014】これらのラミネートフィルム14に一定間
隔ごとに一定区間の咬合部を除去した前記のチャック付
テープを所定の位置にヒートシールする。
【0015】ヒートシールする方法は、図2または図3
に示すごとく咬合部を避け、テープ状フィルムとラミネ
ートフィルムのヒートシール性フィルム側をヒートシー
ラー21,21,22,22ではさみシールをする。
【0016】次にポイントシールとして、ラミネートフ
ィルム14に固着したチャック付テープ10のうち咬合
部16を除去した区間15を中央にして、これより幅広
くヒートシールの幅Lだけチャック付テープの部分を加
熱、圧着し、チャック付テープ上に除去されずに残って
いる咬合部をあらかじめつぶしておくことが好ましい。
(図4参照)
【0017】このつぶしは後で更に袋のサイドシールの
ヒートシールをするので完全でなくとも良いが、これを
することにより袋のサイドシールの際の過剰の加熱、圧
着をしなくとも他のサイドシールと同一条件でヒートシ
ールできるメリットがある。このポイントシールは絶対
的な要件とは言えないがこれをしないで直接サイドシー
ルをすると除去されない咬合部が残っている部分は厚み
が極度に厚く、ヒートシーラー23,23ではさむとき
はこの部分は圧着力(熱も)が集中し、他の部分は圧着
力(熱も)が不足するため、ヒートシールが不均一とな
るため、接着不十分となったり、ピンホールが発生し易
くなる。
【0018】チャック付テープを溶着したラミネートフ
ィルム14は、チャック付テープの咬合部を除去した区
間を中央にしてこれと直交する方向にこれより幅広くヒ
ートシーラー23,23によりヒートシールを行う。あ
らかじめポイントシールをしてあるときはこの幅はほぼ
同一とすることが好ましい。
【0019】更に図3においては内容物を底方向から充
填する場合のため、ヒートシーラー24,24にて袋の
開口部をシールする形を示しているが、充填を開口部か
らするときは、ヒートシーラー24,24は袋の底部を
シールするように配置する。
【0020】またサイドシール用のヒートシーラー2
3,23と開口部または底部シール用のヒートシーラー
24,24はこの順序を逆にしても良い。
【0021】このようにしてサイドシールと開口部(ま
たは底部)のシールが終わった後、咬合部を除去した区
間の中心を通る線でサイドシール部分を切断することに
より、チャック付袋が製造される。(図5)
【0022】なおこのチャック付袋は内容物を底部(開
口部)から充填した後底部(開口部)をヒートシールす
ることにより用いられる。
【0023】
【作用】本発明においてはチャック付テープをラミネー
トフィルムに溶着して、遮光性及び/または酸素バリア
ー性のあるチャック付袋を製袋する場合、袋のサイドシ
ール(チャック部分を直交するシール部分)を行う際に
問題となるチャックの咬合部分の処理について、この咬
合部をヒートシールに先立ち、テープ状フィルムを傷つ
けずに除去することによりチャック付テープの強度を低
下させずに高速度製袋を可能とすると共に、サイドシー
ル部の加熱、圧着の不均一性を除去することによりサイ
ドシールの不完全、ピンホールの生成を大幅に減少させ
た。
【0024】
【発明の効果】本発明のチャック付テープはその咬合部
をあらかじめ一定間隔(チャック付袋の幅)ごとに、一
定区間(袋のサイドシールの幅〜1.8倍位)除去して
はあるが、テープ状フィルムはその影響を受けていない
のでテープそのものは強度が大であり、またパンチした
ときほどエッジは鋭くないので高速製袋においても全く
支障はない。特に加熱、圧縮して咬合部を除去すること
は容易であり、実用的である。
【0025】また該チャック付テープを用いてチャック
付袋を製袋するときは、遮光性及び/または酸素バリア
ー性のラミネートフィルムを使用したときでもサイドシ
ールに際して咬合部の余分の樹脂の流れによるこれらの
フィルムの特性を失わせることもなく、また高生産性で
サイドシールの接着が完全にできる優れた製法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】チャック付テープの断面図。
【図2】テープ状フィルムとフィルムのヒートシールの
断面概略図。
【図3】本発明のチャック付袋の製法の一例。
【図4】ポイントシールの概念図。
【図5】チャック付袋の一例(底部から充填用)。
【符号の説明】10 チャック付テープ 11 テープ状フィルム 12 チャック(雄) 13 チャック(雌) 14 ラミネートフィルム 15 咬合部除去部 16 咬合部 21 ヒートシーラー(チャック付テープ用) 22 ヒートシーラー(チャック付テープ用) 23 ヒートシーラー(サイドシール用) 24 ヒートシーラー(開口部用) 30 ヒートシール部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャック付テープの咬合部を、テープ状
    フィルムから一定間隔ごとに、一定区間除去したことを
    特徴とするチャック付テープ。
  2. 【請求項2】 一定間隔ごとに、一定区間の咬合部を除
    去したチャック付テープを、2枚の内面がヒートシール
    性を有するフィルムの内面側にヒートシールし、チャッ
    ク付テープに直交するように、前記咬合部を除去した区
    間を中央にしてこれより幅広くヒートシールを行い、次
    いで咬合部を除去した区間の中央部でヒートシール部分
    を切断することを特徴とするチャック付袋の製法。
JP4234176A 1992-08-10 1992-08-10 チャック付テープ及びチャック付袋の製法 Pending JPH0655674A (ja)

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JP4234176A Pending JPH0655674A (ja) 1992-08-10 1992-08-10 チャック付テープ及びチャック付袋の製法

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007526856A (ja) * 2003-07-10 2007-09-20 ニュー パック コリア カンパニー リミテッド コーナー開封形ジッパーパック
WO2011046141A1 (ja) 2009-10-14 2011-04-21 出光ユニテック株式会社 ジッパーテープ、ジッパーテープ付包装袋、ジッパーテープ付包装袋の製造方法およびその製造装置
JP2015016900A (ja) * 2013-07-12 2015-01-29 ニチバン株式会社 製袋充填包装方法及び製袋充填機
WO2016085162A1 (ko) * 2014-11-28 2016-06-02 주식회사 드림 지퍼 열접합 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62196131A (ja) * 1986-02-21 1987-08-29 日本特許管理株式会社 チヤツク付袋の製法

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