JPH0655594B2 - スキツドステアリング機構 - Google Patents

スキツドステアリング機構

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JPH0655594B2
JPH0655594B2 JP61135157A JP13515786A JPH0655594B2 JP H0655594 B2 JPH0655594 B2 JP H0655594B2 JP 61135157 A JP61135157 A JP 61135157A JP 13515786 A JP13515786 A JP 13515786A JP H0655594 B2 JPH0655594 B2 JP H0655594B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、走行装置用の変速装置において、該ミッショ
ンケース内に装着することにより、走行装置がスキッド
ステアリング(芯地旋回)を可能とする構造に関するも
のである。
(ロ)従来技術 従来から、建設機械等の如く狭い場所で旋回作業を行う
車輌において、スキッドステアリング機構を具備した変
速装置は公知とされているのである。
例えば、特開昭61−89175号公報や、実公昭39
−4007号公報や、特公昭53−4289号公報の如
くである。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、該従来の技術の如くスキッドステアリ
ングのために専用の変速装置を構成するのではなく、操
向クラッチ装置により左右の車軸の動力断接を行う操向
装置に、本発明のベベルギアによる逆転装置を付設する
ことにより、スキッドステアリングも可能な仕様に変更
するものである。
(ニ)問題を解決するための手段 本発明の目的は以上の如くであり、次に該目的を達成す
る為の構成を説明する。
油圧式操向クラッチ装置8L,8Rにより断接した後の
回転を、スキッド油圧クラッチ装置5を具備したスキッ
ドステアリング機構により、左右のファイナル減速軸6
L,6Rを逆回転可能とした構成において、前記スキッ
ドステアリング機構のスキッド油圧クラッチ装置5は、
ファイナル減速軸6L,6R上に配置する左右駆動ギア
1L,1Rの間の空間部に嵌装し、該スキッド油圧クラ
ッチ装置5の断接を行う圧油を、ミッションケースの外
部に配置したスキッド操向バルブ40から、スキッド油
圧クラッチ装置5を支持する軸内に穿設した油路を経路
して供給したものである。
(ホ)実施例 本発明の目的は以上の如くであり、次に添付の図面に示
した実施例の構成を説明する。
第1図は油圧クラッチ式変速装置を具備した変速装置に
おいて、本発明のスキッドステアリング機構を付設した
ものの後面断面図、第2図は同じくスキッドステアリン
グ機構部分の拡大後面断面図、第3図はギア摺動式変速
装置を具備した変速装置に、本発明のスキッドステアリ
ング機構を付設したものの後面断面図、第4図は同じく
拡大後面断面図、第5図は本発明のスキッドステアリン
グ機構用の油圧操作回路を示す図面、第6図は同じく電
気操作回路を示す図面である。
第1図,第2図の実施例について説明する。該実施例に
おいては、ミッションケースを左右の半割ケースML,
MRの中央密着接合により構成している。
入力軸25にエンジンからの回転がVベルトにより伝達
される。該入力軸25の突出端部上に、2組の油圧ポン
プP1,P2が配置されている。
また入力軸25とカウンター軸26との間に、ギア摺動
式の副変速装置が配置されている。該ギア摺動式の副変
速装置により変速後の回転を、油圧クラッチ軸27,2
8,29上の油圧クラッチ装置30a,30b,31,
32,33により、更に変速する主変速装置を配置して
いるのである。
油圧クラッチ装置30aが前進2速・4速と後進2速用
の油圧クラッチ装置、 油圧クラッチ装置30bが前進1速・3速と後進1速用
の油圧クラッチ装置、 油圧クラッチ装置31が前進3速・4速の油圧クラッチ
装置、 油圧クラッチ装置32が前進1速・2速用の油圧クラッ
チ装置、 油圧クラッチ装置33が後進1速・2速用の油圧クラッ
チ装置である。
走行変速制御バルブにより、油圧クラッチ装置30a,
30bの中の1組と、油圧クラッチ装置31,32,3
3の中の1組の2組を選択することにより前進4段・後
進2段の主変速を行うものである。
該油圧クラッチ式の主変速装置により変速後の回転が、
油圧クラッチ軸29上のギア34より操向軸12上の操
向クラッチギア13に伝達されるものである。また油圧
クラッチ軸29の突出端部には駐車ブレーキ装置24が
配置されている。
該操向軸12より下段の構成については、第2図の拡大
後面断面図の方が詳細に図示されているので、該第2図
に基づいて説明する。
第1図,第2図の実施例においては、操向軸12は操向
クラッチ軸と操向ブレーキ軸を兼用している。故に、該
操向軸12の上の中央部に油圧式操向クラッチ装置8
L,8Rを構成して、左右端と、ミッションケースの半
割ケースML,MRとの間に、左右の油圧式操向ブレー
キ装置9L,9Rを配置している。
油圧式操向クラッチ装置8L,8Rは、前述の操向クラ
ッチギア13の内径と操向軸12との間に構成されてお
り、油圧式操向クラッチ装置8L,8Rの接合により、
操向クラッチギア13の回転を左右の操向クラッチギア
11L,11Rに伝達すべく構成している。
油圧式操向ブレーキ装置9L,9Rは該操向クラッチギ
ア11L,11Rのボス部を、半割ケースML,MRに
固設したブレーキケースに押圧することにより制動すべ
く構成している。
操向クラッチギア11L,11Rがファイナル減速軸6
L,6R上の左右駆動ギア1L,1Rと噛合している。
以上のような全体構成において、本発明は、ファイナル
減速軸6L,6R上にスキッドステアリング機構を配置
したものである。
スキッドステアリング機構は左右ベベルギア3L,3R
と、該左右ベベルギア3L,3Rを連結するカウンター
ベベルギア2により構成している。左ベベルギア3L
は、ギア1Lの内側に隣接してファイナル減速軸6Lに
係合嵌装されており、右ベベルギア3Rはファイナル減
速軸6L上でギア1Rの内側に隣接して遊嵌されてい
る。
そして通常の状態では、左ベベルギア3Lとカウンター
ベベルギア2と右ベベルギア3Rは噛合状態で回転する
が、右ベベルギア3Rがファイナル減速軸6Lの上で遊
転しているので、他の軸やギアの回転には影響を与えな
い。しかし、右ベベルギア3Rとギア1Rの間に介装し
たスキッド油圧クラッチ装置5を接続することにより、
ファイナル減速軸6L,6Rを逆回転させるのである。
スキッド油圧クラッチ装置5は、ファイナル減速軸6R
の上に係合されたギア1Rと、ファイナル減速軸6Lの
上に遊嵌された右ベベルギア3Rとの間に介装されてい
る。
該スキッド油圧クラッチ装置5はスキッドピストン4に
より断接されるべく構成している。
10はスキッドピストン4の戻しバネである。
以上の如く構成したことにより、次のような作用を行う
ものである。
即ち、走行中において旋回半径の大きな旋回をする場合
には、2本の操向クラッチレバー(図示せず)の一方を
操作して後述する手動操向バルブ37L,37Rを切換
えて、まず左右の油圧式操向クラッチ装置8L,8Rを
切断することにより旋回操向するものである。
次に、走行中において旋回半径を小さくして、急旋回を
する必要のある場合には、操向クラッチレバーの傾動角
を大きくして、リリーフ弁56L,56Rのリリーフ圧
を高めて、油圧式操向ブレーキ装置9L,9Rの制動力
を上昇させる。
該油圧式操向クラッチ装置8L,8Rを切断した側に、
更に加えて油圧式操向ブレーキ装置9L,9Rを制動さ
せるのである。これにより、旋回半径を小さくした急旋
回ができるのである。
次に、もっと狭い場所で方向を変える必要のある場合に
は、スキッドステアリングを行うのである。この場合に
は、油圧式操向クラッチ装置8L,8Rの旋回方向側を
切断すると共に、同時にスキッド油圧クラッチ装置5を
接合することにより、該旋回側のクローラー装置は、停
止や制動するのではなく、逆転を始めるのである。
即ち、左方向の芯地旋回の場合、油圧式操向クラッチ装
置8Lを切断し、操向クラッチギア11R→ギア1R→
スキッド油圧クラッチ装置5→右ベベルギア3R→カウ
ンターベベルギア2→左ベベルギア3L→ファイナル減
速軸6Lと動力が伝達され、左側のファイナル減速軸6
Lは逆回転が伝えられるのである。右側のファイナル減
速軸6Rは操向クラッチギア11R→ギア1Rでもって
正回転となっている。
右方向の芯地旋回の場合、油圧式操向クラッチ装置8を
切断し、操向クラッチギア11L→ギア1L→ファイナ
ル減速軸6L→左ベベルギア3L→カウンターベベルギ
ア2→右ベベルギア3R→スキッド油圧クラッチ装置5
→ファイナル減速軸6Rと達され、右側のファイナル減
速軸6Rは逆回転が伝えられるのである。左側のファイ
ナル減速軸6Lは操向クラッチギア11L→ギア1Lで
もって正回転となっている。
以上のような構成において、スキッドステアリング機構
が必要ない場合には、ファイナル減速軸6L,6Rのみ
として、左右ベベルギア3L,3Rやスキッド油圧クラ
ッチ装置5やカウンターベベルギア2を取り外すことに
より、通常の変速装置に変えることができるのである。
この変換を容易にする為に、カウンターベベルギア支持
体7は、半割ケースMRの内面にボルトにより付設可能
に構成しているのである。
半割ケースML,MRによりミッションケースを構成し
ている場合には、半割ケースML,MRの合わせ面に、
カウンターベベルギア支持体7を取り付けることは困難
なのである。
次に第3図,第4図の実施例について説明する。
該実施例の場合には、一体形のミッションケースMの上
部側壁に、HST式変速装置Hが固設されている。該H
ST式変速装置Hにより前後進の無段変速を行い、これ
を主変速装置としているのである。
そしてHST式変速装置Hの回転を軸18,19間に構
成したギア摺動式副変速装置により、高低2段変速して
いるのである。
軸18上のギア20,21と軸19上のギア22,23
によりギア摺動式の副変速装置が構成されている。
該副変速装置の下方に、操向クラッチ軸16を配置し、
その下側に操向ブレーキ軸14を配置している。操向ク
ラッチ軸16の上には油圧式操向クラッチ装置8L,8
Rを配置し、ミッションケースMの外部突出端に駐車ブ
レーキ装置24を配置している。操向ブレーキ軸14は
ミッションケースMに固定された非回転軸であり、該操
向ブレーキ軸14の上に油圧式操向ブレーキ装置9L,
9Rを配置している。
該実施例においては、油圧式操向クラッチ装置8L,8
Rにより断接後の回転を操向クラッチギア11L,11
Rより、操向ブレーキギア41L,41Rに伝達してい
る。そして該ブレーキギア41L,41Rのボス部を油
圧式操向ブレーキ装置9L,9Rにより操作ブレーキ軸
14に係合断接することにより制動を行うものである。
次に操向ブレーキ軸14以下の構成について、第4図の
拡大後面断面図に基づいて詳細に説明する。
操向ブレーキ軸14の上の操向ブレーキギア41L,4
1Rを利用してファイナル減速軸6L,6Rに設けた左
右駆動ギア1L,1Rに噛合させている。ギア1Lと左
ベベルギア3Lが一体化されており、ギア1Rと右ベベ
ルギア3Rとはスキッド油圧クラッチ装置5により一体
化可能としている。本実施例の場合には、ギア1Lと左
ベベルギア3L、及び右ベベルギア3Rとギア1Rは、
ファイナル減速軸6L,6Rの上に遊嵌しているのであ
る。
そして芯地旋回する場合には、油圧式操向クラッチ装置
8L,8Rの切断に加えて、スキッド油圧クラッチ装置
5を接合する。
左方向への芯地旋回の場合には、油圧式操向クラッチ装
置8Lを切断して、操向ブレーキギア41R→ギア1R
→スキッド油圧クラッチ装置5→右ベベルギア3R→カ
ウンターベベルギア2→左ベベルギア3L→ギア1L→
操向ブレーキギア41L→ギア12L→ギア15L→フ
ァイナル減速軸6Lと逆転動力が伝達されて、左側のフ
ァイナル減速軸6Lが逆方向へ回転するのである。
ファイナル減速軸6Rは操向ブレーキギア41R→ギア
12R→ギア15Rにより正回転されている。
また右方向へ芯地旋回する場合には、油圧式操向クラッ
チ装置8Rを切断して、スキッド油圧クラッチ装置5を
直結することにより、操向ブレーキギア41L→ギア1
L→ベベルギア3L→カウンターベベルギア2→ベベル
ギア3R→スキッド油圧クラッチ装置5→ギア1R→操
向ブレーキギア41R→ギア12R→ギア15R→ファ
イナル減速軸6Rと逆回転が伝達されるものである。フ
ァイナル減速軸6Rは操向ブレーキギア41R→ギア1
2R→ギア15Rにより正回転されている。
該作用によりスキッドステアリングが可能となったもの
である。
スキッドステアリングを行う場合において、油圧式操向
クラッチ装置8L,8Rを切断した際に、後述の油圧回
路によって油圧式操向ブレーキ装置9L,9Rによる制
動を無くしている。
第3図,第4図の実施例の場合には、ミッションケース
Mは一体形であるので、中央に合わせ面がないことか
ら、ミッションケースMの壁面にカウンターベベルギア
支持体17を挿入する穴を開口して、該部分に挿入した
カウンターベベルギア支持体17によりカウンターベベ
ルギア2を支持している。
左右ベベルギア3L,3Rと左右駆動ギア1L,1R
は、ファイナル減速軸6L,6Rの上に支持しているの
である。ファイナル減速軸6L,6R自体はスキッドス
テアリング機構が無い場合にも必要な部品であるので、
スキッドステアリング機構としては左右ベベルギア3
L,3R、左右駆動ギア1L,1R、スキッド油圧クラ
ッチ装置5、カウンターベベルギア2、カウンターベベ
ルギア支持体17を余分に付設するだけで、芯地旋回可
能な変速装置とすることが出来たものである。
次に第5図の油圧回路に基づいて、本発明の油圧操作系
統を説明する。
操向の操作を行うバルブとしては、操向センサー48
L,48Rからの信号に基づいて操向を行う自動操向バ
ルブ36が配置されている。該自動操向バルブ36がソ
レノイドaまたはbの励磁で操向の位置に切り替わる
と、操向ブレーキバルブ38L,38Rの一方をパイロ
ット油圧で切換えると同時に、操向クラッチバルブ42
L,42Rの一方を押圧切換して、油圧式操向クラッチ
装置8L,8Rの一方を切断し、油圧式操向ブレーキ装
置9L,9Rの一方を制動するのである。
これに対して、手動操向バルブ37L,37Rの操作に
よる場合には、操向クラッチバルブ42L,42Rを切
換えて、油圧式操向クラッチ装置8L,8Rの断接も行
うと共に、操向ブレーキバルブ38L,38Rを通過し
て油圧式操向ブレーキ装置9L,9Rを制動させるもの
である。
スキッド油圧クラッチ装置5を接合させて芯地旋回をす
る場合には、油圧式操向クラッチ装置8L,8Rの一方
を切断する際に、油圧式操向ブレーキ装置9L,9Rの
一方が制動状態になろうとするも、スキッド操向バルブ
40方向へ行く圧油の一部をパイロット油圧として導い
て圧力が発生すると二重噛合状態が発生するので、スキ
ッド操向バルブ40よりの吐出油を導いて、油圧式操向
ブレーキ装置6L,9Rの制動を解除する制動解除バル
ブ39L,39Rを、操向ブレーキバルブ38L,38
Rと油圧式操向ブレーキ装置9L,9Rの間に配置して
いるのである。
またスキッド操向バルブ40とスキッド油圧クラッチ装
置5の間には、スキッド油圧クラッチ装置5の接合を徐
々に行う絞り装置43を介装しているのである。
次に第6図の電気操作回路について説明する。ソレノイ
ドa,bは自動操向バルブ36を切換えるソレノイドで
あり、ソレノイドBはスキッド操向バルブ40を芯地旋
回に切換えるソレノイドである。
自動操向の場合には、自動操向スイッチ47をONにす
ると左右の操向センサー48L,48RのON・OFF
信号により、ソレノイドa,bが切り替わり自動操向が
行われるのである。
次に手動操向でありながら、わずかな角度の操向を行う
微調整操向用スイッチ46L,46Rが設けられてお
り、該微調整操向用スイッチ46L,46Rによって
も、ソレノイドa,bをON・OFFできるのである。
更に本発明のスキッドステアリング機構を作動させる芯
地旋回スイッチ50が設けられており、オペレーターが
操作し易い位置に取付け、芯地旋回を行う際に、左芯地
旋回「L」、右芯地旋回「R」位置に選択操作するので
ある。該芯地旋回スイッチ50は2個個のスイッチが連
動されており、一方はソレノイドa,bを切換え、他方
はスキッド操向バルブ40のソレノイドBをON・OF
Fするものである。通常は中立位置に復帰して、自動操
向バルブ36または手動操向バルブ37L,37R又は
微調整操向用スイッチ46L,46Rによる操作を可能
としている。手動操向バルブ37L,37Rを操作した
場合には、手動操向スイッチ45がOFFとなり、芯地
旋回スイッチ50や微調整操向用スイッチ46L,46
Rや自動操向バルブ36による操向を不可能として、二
重噛合状態の発生を阻止しているのである。
(ヘ)発明の効果 本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏
するものである。
第1に、スキッド油圧クラッチ装置5を、ファイナル減
速軸6L,6Rの間に配置したことにより、ミッション
ケースの幅を広くする必要がなく、作業機本体のミッシ
ョンケース取付部の幅は、従来のスキッドステアリング
機構が無いミッションケースの幅と同じにすることが出
来た。
第2に、スキッドステアリング機構を構成するクラッチ
装置を油圧クラッチとしたことにより、外部に配置した
スキッド操向バルブ40を操作することにより、簡単に
切換操作することが出来るので、スキッド操向バルブ4
0の配置を遠隔操作状態に配置することが簡単にできる
ので、操縦席においてスキッドステアリング操作を行う
ことが出来るのである。
第3に、従来の如く、クラッチ体の摺動をシフターによ
り摺動するのではなくて、スキッド油圧クラッチ装置5
の支持軸内に穿設した油路からの圧油により操作するの
で、操作力を小さくすることが出来たのである。
第4に、スキッドステアリング機構のスキッド油圧クラ
ッチ装置5は、ファイナル減速軸6L,6R上に配置す
る左右駆動ギア1L,1Rの間の空間部に嵌装するだけ
で、スキッドステアリングを行えるようになるので、農
業機械や建設機械等において、クラッチ・ブレーキ断接
による操向しかできなかったものでも、本機構を後付け
することにより簡単にスキッドステアリングが可能とな
るのである。また、スキッドステアリング機構を、従来
から有るファイナル減速軸6L,6Rの間に自由に構成
することが出来るので、スキッドステアリング機構を構
成したものと、しないものにおいて基本の操向装置は同
じものを用いることができ、兼用部品を増やして、コス
トを下げることが出来たものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は油圧クラッチ式変速装置を具備した変送装置に
おいて、本発明のスキッドステアリング機構を付設した
ものの後面断面図、第2図は同じくスキッドステアリン
グ機構部分の拡大後面断面図、第3図はギア摺動式変速
装置を具備した変速装置に本発明のスキッドステアリン
グ機構を付設したものの後面断面図、第4図は同じく拡
大後面断面図、第5図は本発明のスキッドステアリング
機構用の油圧操作回路を示す図面、第6図は同じく電気
操作回路を示す図面である。 1L,1R……左右駆動ギア 2……カウンターベベルギア 3L,3R……左右ベベルギア 5……スキッド油圧クラッチ装置 6……ファイナル減速軸 7……カウンターベベルギア支持体 8L,8R……油圧式操向クラッチ装置 9L,9R……油圧式操向ブレーキ装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧式操向クラッチ装置8L,8Rにより
    断接した後の回転を、スキッド油圧クラッチ装置5を具
    備したスキッドステアリング機構により、左右のファイ
    ナル減速軸6L,6Rを逆回転可能とした構成におい
    て、前記スキッドステアリング機構のスキッド油圧クラ
    ッチ装置5は、ファイナル減速軸6L,6R上に配置す
    る左右駆動ギア1L,1Rの間の空間部に嵌装し、該ス
    キッド油圧クラッチ装置5の断接を行う圧油を、ミッシ
    ョンケースの外部に配置したスキッド操向バルブ40か
    ら、スキッド油圧クラッチ装置5を支持する軸内に穿設
    した油路を経路して供給したことを特徴とするスキッド
    ステアリング機構。
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