JPH0655544A - 成形装置 - Google Patents

成形装置

Info

Publication number
JPH0655544A
JPH0655544A JP23653992A JP23653992A JPH0655544A JP H0655544 A JPH0655544 A JP H0655544A JP 23653992 A JP23653992 A JP 23653992A JP 23653992 A JP23653992 A JP 23653992A JP H0655544 A JPH0655544 A JP H0655544A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ejector pin
cavity
ejector
chase
pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23653992A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumi Sawazaki
和美 沢崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Apic Yamada Corp
Original Assignee
Apic Yamada Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Apic Yamada Corp filed Critical Apic Yamada Corp
Priority to JP23653992A priority Critical patent/JPH0655544A/ja
Publication of JPH0655544A publication Critical patent/JPH0655544A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形時のイジェクタピンのキャビティ空間内
への突入量を容易に小さくし得る成形装置を提供する。 【構成】 キャビティ36a、36bが凹設されたチェ
イス12a、12bと、一端がキャビティ36a、36
b内へ突出入可能であり、他端は空間38a、38b内
において移動量が規制される第1のエジェクタピンと、
第1のエジェクタピンを常時キャビティ36a、36b
と離反する方向へ付勢する付勢手段28c、28dと、
一端が空間38a、38b内へ突出入可能であり、空間
38a、38b内に突入した状態において第1のエジェ
クタピン34a、34bの他端と当接可能な第2のエジ
ェクタピン32a、32bと、第2のエジェクタピン3
2a、32bが空間38a、38b内へ突入した際には
第1のエジェクタピン34a、34bをキャビティ36
a、36b方向へ押動する駆動手段とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は成形装置に関し、一層詳
細には成形品をチェイスのキャビティから突き出すエジ
ェクタピンを具備する成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の成形装置について図8と共に説明
する。図5の状態は可動ベース100等が不図示の昇降
動機構によって上昇した状態であり、チェイス102、
104は型閉状態にある。この状態でキャビティ空間1
06内へ溶融樹脂が充填されて成形が行われる。成形
時、エジェクタピンプレート108はストッパ110の
下端がモールドベース112上の当接体114へ当接
し、下動が制限され、エジェクタピン116の先端は僅
かにキャビティ空間106内へ突入している。一方、エ
ジェクタピンプレート118はスプリング120の付勢
力により下方へ付勢されており、エジェクタピン122
の先端が僅かにキャビティ空間106内へ突入してい
る。樹脂成形終了後、成形品を取り出すため前記昇降動
機構が作動してベース100等が下降すると、チェイス
102、104は型開し、この型開動作に伴ってストッ
パ110の当接が解除され、エジェクタピンプレート1
08はスプリング124の付勢力によって下動し、エジ
ェクタピン116の先端はキャビティ空間106内に突
入する。一方、ベース100等が下降すると、ベース1
00の下方に固定されているエジェクタロッド(不図
示)がエジェクタピンプレート118と当接し、さらに
ベース100が下降してもスプリング120の付勢力に
抗してエジェクタピンプレート118は一定位置に留ま
るので。エジェクタピン122の先端はキャビティ空間
106内へ突入する。このエジェクタピン116、12
2のキャビティ空間106内への突入によって成形品を
チェイス102もしくは104から離型させることがで
きる(詳細は実開平2−44018号明細書参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の成形装置には次のような課題がある。成形時、チェ
イス102、104に開設されているエジェクタピン1
16、122挿通用の貫通孔内へ樹脂が侵入するのを防
止するため、上記のようにエジェクタピン116、12
2の先端は僅かにキャビティ空間106内に突入してい
る。この突入量は従来約0.05ミリメートルであった
が、近年パッケージ部の厚さが1ミリメートル程度の薄
型パッケージの半導体装置が要求されるようになってき
た。ところがパッケージ部の厚さが1ミリメートル程度
の薄型パッケージの場合、成形時のエジェクタピン11
6、122のキャビティ空間106内への突入量が0.
05ミリメートルでは、成形後、パッケージ部の当該部
分の耐久性が低下するため当該突入量を0.02〜0.
03ミリメートル程度にする必要が生じた。しかし、エ
ジェクタピン116、122を駆動する前記駆動機構の
構成上、エジェクタピン116、122はエジェクタピ
ンプレート108、118、モールドベース112、1
13、チェイス102、104を挿通する長さが必要で
ある。そのため、長いエジェクタピン116、122は
必然的に長くなり、前記突入量を調整するのは非常に困
難であるという課題がある。従って、本発明は成形時の
イジェクタピンのキャビティ空間内への突入量を容易に
小さくし得る成形装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は次の構成を備える。すなわち、パーティング面
に樹脂成形用のキャビティが凹設されたチェイスと、該
チェイスが固定されたモールドベースと、前記チェイス
に挿通されると共に、一端が前記キャビティ内へ突出入
可能であり、他端は前記チェイスと前記モールドベース
との間に形成された空間内において移動量が規制される
第1のエジェクタピンと、前記空間内に配設され、前記
第1のエジェクタピンを常時前記キャビティと離反する
方向へ付勢する付勢手段と、前記モールドベースに挿通
されると共に、一端が前記空間内へ突出入可能であり、
前記空間内に突入した状態において前記第1のエジェク
タピンの他端と当接可能な第2のエジェクタピンと、前
記第2のエジェクタピンを前記空間内へ突出入させ、第
2のエジェクタピンが前記空間内へ突入した際には前記
付勢手段の付勢力に抗して前記第1のエジェクタピンを
前記キャビティ方向へ押動する駆動手段とを具備するこ
とを特徴とする。また、前記空間内において前記第1の
エジェクタピンの移動方向へ移動可能な可動ピンプレー
トを設け、前記第1のエジェクタピンは前記可動ピンプ
レートに挿通され、前記付勢手段は前記可動ピンプレー
トを常時付勢するようにしてもよい。また、前記第1の
エジェクタピンまたは前記可動ピンプレートを前記キャ
ビティと離反する方向へ移動させるリターン機構を設け
てもよい。
【0005】
【作用】作用について説明する。チェイスのキャビティ
内へ突入するのは第1のエジェクタピンであり、かつ第
1のエジェクタピンの移動量が規制の対象となる。第1
のエジェクタピンはチェイスとモールドベースとの間に
配設されるため、その長さは短くて済むため長さを高精
度に決めることが可能である。また、第1のエジェクタ
ピンの移動量はチェイスとモールベースとの間に形成さ
れる空間内で規制されるが、チェイスとモールベースは
高精度に加工可能であるため、第1のエジェクタピンの
突入量をより高精度に設定、調整可能となる。また、リ
ターン機構を設けると成形品を離型後、確実に第1のエ
ジェクタピンを成形前の位置へ戻すことができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について添付図
面と共に詳述する。 (第1実施例)図1は第1実施例のトランスファ成形装
置の概要を示した部分正面図である。図1において、1
0は可動ベースであり、不図示の昇降動機構により上下
動可能になっている。図1の状態は可動ベース10等が
前記昇降動機構によって上昇した状態である。12a、
12bは樹脂成形用のチェイスであり、図1の状態は型
閉状態である。チェイス12a、12bは可動ベース1
0の上下動により型開、型閉が行われる。チェイス12
a、12b内に固定されているインサート13a、13
bの各パーティング面には樹脂成形用のキャビティが凹
設されている。型閉状態において、両キャビティにより
形成されるキャビティ空間内へ溶融樹脂が充填すること
により成形が行われる。
【0007】14はモールドベースであり、下面にチェ
イス12aが固定されている。また、モールドベース1
4の下面にはストッパ16が垂設されている。18はモ
ールドベースであり、上面にチェイス12bが固定され
ている。また、モールドベース18の上面であって、ス
トッパ16と対向する位置に当接体20が立設されてい
る。22はエジェクタピンプレートであり、モールドベ
ース14上に立設されたガイドピン24aに沿って上下
動可能になっている。しかし、エジェクタピンプレート
22は、ガイドピン24aの上端に固定されているフラ
ンジ部26とエジェクタピンプレート22上面との間に
弾装されたコイルスプリング28aの付勢力により常時
下方へ付勢されている。
【0008】30はエジェクタピンプレートであり、モ
ールドベース18に垂設されたガイドピン24bに沿っ
て上下動可能になっている。しかし、エジェクタピンプ
レート30は、モールドベース18の下面とエジェクタ
ピンプレート30との間に弾装されたコイルスプリング
28bの付勢力により常時下方へ付勢されている。32
a、32bは第2のエジェクタピンである。第2のエジ
ェクタピンプレート30aは上端部がエジェクタピンプ
レート22に固定され、エジェクタピンプレート22を
挿通すると共に、下端部はモールドベース14内に進入
している。一方、第2のエジェクタピンプレート30b
は下端部がエジェクタピンプレート30に固定され、エ
ジェクタピンプレート30を挿通すると共に、上端部は
モールドベース18内に進入している。
【0009】第2のエジェクタピン32a、32bは図
1に不図示の第1のエジェクタピン(後述)と協動して
成形品をインサート13aまたは13b(インサート1
3a、13bを設けない場合はチェイス12aまたは1
2b)から突き出すが、その際に第2のエジェクタピン
32a、32bを駆動する機構について説明する。成形
時、図1の状態から明らかなように、エジェクタピンプ
レート22は、ストッパ16の下端が当接体20へ当接
し、下動が制限されている。一方、エジェクタピンプレ
ート30はコイルスプリング28bの付勢力により下方
へ付勢されている。従って、第2のエジェクタピン32
aは最上方に位置し、第2のエジェクタピン32bは最
下方に位置している。
【0010】樹脂成形終了後、成形品を取り出すため前
記昇降動機構が作動して可動ベース10等が下降する
と、チェイス12a、12bは型開し、この型開動作に
伴ってストッパ16の当接が解除され、エジェクタピン
プレート22はコイルスプリング28aの付勢力によっ
て下動し、第2のエジェクタピン32aはモールドベー
ス14に対して相対的に下動する。一方、可動ベース1
0等が下降すると、可動ベース10の下方に固定されて
いるエジェクタロッド(不図示)がエジェクタピンプレ
ート30と当接し、さらに可動ベース10等が下降して
もコイルスプリング28bの付勢力に抗してエジェクタ
ピンプレート30は一定位置に留まるので。第2のエジ
ェクタピン32bはモールドベース18に対して相対的
に上動する。この第2のエジェクタピン32a、32b
の相対的移動と、後述する第1のエジェクタピンとの協
動によって成形品をインサート13aもしくは13bか
ら離型させることができる構造になっている。この機構
が第2のエジェクタピン32a、32bと第1のエジェ
クタピンをキャビティ方向へ相対的に押動する駆動手段
を構成している。
【0011】次に図2と共に第1のエジェクタピン近傍
の構造について説明する。34a、34bは第1のエジ
ェクタピンである。第1のエジェクタピン34aはイン
サート13aに挿通されると共に、下端部がキャビティ
36a内へ突出入可能であり、上端部はインサート13
aとチェイス12aとの間に形成された空間38a内に
おいて上下方向の移動量が規制されている。一方、第1
のエジェクタピン34bはインサート13aに挿通され
ると共に、上端部がキャビティ36b内へ突出入可能で
あり、下端部はインサート13bとチェイス12bとの
間に形成された空間38b内において上下方向の移動量
が規制されている。図3に第1のエジェクタピン34a
(または34b)の斜視図を示す。空間38aは、チェ
イス12aに刻設された1本の溝40aと、溝40aに
対応してインサート13aに穿設されたの孔42aから
成る。溝40aはチェイス12aの一方の端面から他方
の端面まで連続して刻設されている。各空間38bは、
チェイス12bに刻設された1本の溝40bと、溝40
bに対応してインサート13bに穿設されたの孔42b
から成る。溝40bもチェイス12bの一方の端面から
他方の端面まで連続して刻設されている。
【0012】44a、44bは可動ピンプレートであ
る。可動ピンプレート44aは溝40a内に配設されて
いる。可動ピンプレート44a(または44b)の斜視
図を図4に示す。図4において、可動ピンプレート44
aの上面には凹溝46が刻設されると共に、凹溝46内
には第1のエジェクタピン34aを挿通する透孔48が
穿設されている。凹溝46の深さは、第1のエジェクタ
ピン34aの大径ヘッド部50(図3参照)の厚さと等
しく形成されている。
【0013】再び図2において、28c、28dは付勢
手段の一例であるコイルスプリングであり、空間38
a、38b内に配されると共に第1のエジェクタピン3
4a、34bに外嵌されている。コイルスプリング28
c、28dは、可動ピンプレート44a、44bをそれ
ぞれ常時キャビティ36a、36bと離反する方向へ付
勢し、その結果第1のエジェクタピン34a、34bを
常時キャビティ36a、36bと離反する方向へ付勢す
る。
【0014】図1の第2のエジェクタピン32aが最上
方に位置し、第2のエジェクタピン32bが最下方に位
置している状態では、コイルスプリング28c、28d
の付勢力および可動ピンプレート44aと44bに設け
られているリターンピン(後述)により、可動ピンプレ
ート44aの上面および第1のエジェクタピン34aの
大径ヘッド部50の上面は溝40aの内上面に当接し、
この当接により上動が規制され、可動ピンプレート44
bの下面および第1のエジェクタピン34bの大径ヘッ
ド部50の下面は溝40bの内底面に当接して下動が規
制されている。この状態において、第1のエジェクタピ
ン34aの下端、および第1のエジェクタピン34bの
上端はそれぞれキャビティ36a、36b内へ0.02
ミリメートル程突入している。第1のエジェクタピン3
4a、34bの長さは第2のエジェクタピン32a、3
2bと比較してかなり短寸に形成されているので、高精
度に形成可能である。また、空間38a、38b、可動
ピンプレート44a、44bも高精度に形成可能なの
で、前記突入量の精度は比較的容易に向上させ得る。
【0015】なお、第2のエジェクタピン32aが最上
方に位置し、第2のエジェクタピン32bが最下方に位
置している状態では、第2のエジェクタピン32aの下
端は第1のエジェクタピン34aの大径ヘッド部50上
面へ単に当接し、第1のエジェクタピン34aには作用
していない。また、第2のエジェクタピン32bの上端
は第1のエジェクタピン34bの大径ヘッド部50下面
へ単に当接し、第1のエジェクタピン34bには作用し
ていない(図2参照)。本実施例では、第1のエジェク
タピン34aの先端面には、例えば半導体装置のパッケ
ージ部の特定位置、方向等を示すマークが凹凸形成され
ており、樹脂封止した際にパッケージ部上面に当該マー
クが表示可能になっている。
【0016】図2の状態では第1のエジェクタピン34
a、34bの先端がそれぞれキャビティ36a、36b
内へ0.02ミリメートル程突入し、その状態が保持さ
れている。この状態で樹脂成形が行われる。成形終了
後、前述の駆動機構により第2のエジェクタピン32
a、32bと第1のエジェクタピンをキャビティ36
a、36b方向へ相対的に押動すると、第2のエジェク
タピン32a、32bの先端は空間38a、38b内に
突入して第1のエジェクタピン34a、34bおよび可
動ピンプレート44a、44bをコイルスプリング28
c、28dの付勢力に抗してキャビティ36a、36b
方向へ相対的に押動する。その結果、第1のエジェクタ
ピン34a、34bの先端がキャビティ36a、36b
内へ深く突入して成形品を突き出すことが可能となる。
【0017】第2のエジェクタピン32a、32bの長
さは比較的長寸であるが、第2のエジェクタピン32
a、32bは、成形品の突き出し時以外は第1エジェク
タピン34a、34bのへ作用していないので、第1の
エジェクタピン34a、34bと比べ長さ精度は要求さ
れない。第2のエジェクタピン32a、32bは、第1
のエジェクタピン34a、34bを押動するだけの機能
を持ち、当該押動量についてはさほど精度は要求されな
いからである。
【0018】なお、樹脂成形時において、樹脂が第1の
エジェクタピン34a、34b外周の隙間に侵入するこ
とがある。その際、樹脂の持つ接着力により成形品突き
出し後、第1のエジェクタピン34a、34bおよび可
動ピンプレート44a、44bを図2に示す従前位置へ
確実に復帰しないことがある。これを防止するため本実
施例では、第1のエジェクタピン34a、34bおよび
可動ピンプレート44a、44bを前記従前位置へ確実
に復帰させるためのリターン機構が設けられている。リ
ターン機構の一例について図5(図2のA−A矢視方向
部分断面図)と共に説明する。52a、52bはリター
ンピンであり、それぞれ可動ピンプレート44a、44
bの一方の端部に固定されている。従って、リターンピ
ン52a、52bは可動ピンプレート44a、44bと
一体に上下動可能になっている。図5においてチェイス
12a、12bが型閉した状態を一点鎖線で示す。型閉
した状態ではリターンピン52aと52bの対向する端
面は当接しており、第1のエジェクタピン34a、34
b、・・・および可動ピンプレート44a、44bは互
いに最も離反した従前位置(図2に示す位置)へ強制的
に復帰させることができる。
【0019】(第2実施例)第2実施例について図6お
よび図7と共に説明する。なお、第1実施例と同一の部
材については図1および図2と同一の符号を付し、説明
は省略する。第2実施例は、チェイス12a、12bに
インサート13a、13bを設けず、チェイス12a、
12bのパーティング面に直接キャビティ36a、36
bが凹設されている。溝40a、40bはチェイス12
a、12bのモールドベース14、18側の面に刻設さ
れている。第2実施例における作用効果は第1実施例と
同じであり、リターン機構も設けることができる。以
上、本発明の好適な実施例について種々述べてきたが、
本発明は上述の実施例に限定されるのではなく、例え
ば、態様によっては可動ピンプレートを省略し、付勢手
段で直接第1のエジェクタピンを付勢してもよい等、発
明の精神を逸脱しない範囲でさらに多くの改変を施し得
るのはもちろんである。
【0020】
【発明の効果】本発明に係る成形装置を用いると、チェ
イスのキャビティ内へ突入するのは第1のエジェクタピ
ンであり、かつ第1のエジェクタピンの移動量が規制の
対象となる。第1のエジェクタピンはチェイスとモール
ドベースとの間に配設されるため、その長さは短くて済
むため長さを高精度に決めることが可能である。また、
第1のエジェクタピンの移動量はチェイスとモールベー
スとの間に形成される空間内で規制されるが、チェイス
とモールベースは高精度に加工可能であるため、第1の
エジェクタピンの突入量をより高精度に設定、調整可能
となり、成形時のイジェクタピンのキャビティ空間内へ
の突入量を容易に小さくでき、特に薄型パッケージの半
導体装置の場合、パッケージの耐久性を損なうことがな
い。また、リターン機構を設けると成形品を離型後、確
実に第1のエジェクタピンを成形前の位置へ戻すことが
できる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る成形装置の第1実施例の概略構造
を示した部分正面図。
【図2】第1実施例における第1のエジェクタピン近傍
の構造を示した部分断面図。
【図3】第1のエジェクタピンの斜視図。
【図4】可動ピンプレートの斜視図。
【図5】リターン機構を示した図2のA−A矢視方向部
分断面図。
【図6】第2実施例の概略構造を示した部分正面図。
【図7】第2実施例における第1のエジェクタピン近傍
の構造を示した部分断面図。
【図8】従来の成形装置の概略構造を示した部分正面
図。
【符号の説明】
12a、12b チェイス 14、18 モールドベース 28c、28d コイルスプリング 32a、32b 第2のエジェクタピン 34a、34b 第1のエジェクタピン 36a、36b キャビティ 38a、38b 空間 44a、44b 可動ピンプレート 52a、52b リターンピン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーティング面に樹脂成形用のキャビテ
    ィが凹設されたチェイスと、 該チェイスが固定されたモールドベースと、 前記チェイスに挿通されると共に、一端が前記キャビテ
    ィ内へ突出入可能であり、他端は前記チェイスと前記モ
    ールドベースとの間に形成された空間内において移動量
    が規制される第1のエジェクタピンと、 前記空間内に配設され、前記第1のエジェクタピンを常
    時前記キャビティと離反する方向へ付勢する付勢手段
    と、 前記モールドベースに挿通されると共に、一端が前記空
    間内へ突出入可能であり、前記空間内に突入した状態に
    おいて前記第1のエジェクタピンの他端と当接可能な第
    2のエジェクタピンと、 前記第2のエジェクタピンを前記空間内へ突出入させ、
    第2のエジェクタピンが前記空間内へ突入した際には前
    記付勢手段の付勢力に抗して前記第1のエジェクタピン
    を前記キャビティ方向へ押動する駆動手段とを具備する
    ことを特徴とする成形装置。
  2. 【請求項2】 前記空間内において前記第1のエジェク
    タピンの移動方向へ移動可能な可動ピンプレートを設
    け、 前記第1のエジェクタピンは前記可動ピンプレートに挿
    通され、 前記付勢手段は前記可動ピンプレートを常時付勢するこ
    とを特徴とする請求項1記載の成形装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のエジェクタピンを前記キャビ
    ティと離反する方向へ移動させるリターン機構を具備す
    ることを特徴とする請求項1記載の成形装置。
  4. 【請求項4】 前記可動ピンプレートを前記キャビティ
    と離反する方向へ移動させるリターン機構を具備するこ
    とを特徴とする請求項2記載の成形装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のエジェクタピンは前記第2の
    エジェクタピンより短寸に形成されていることを特徴と
    する請求項1、2、3または4記載の成形装置。
JP23653992A 1992-08-11 1992-08-11 成形装置 Pending JPH0655544A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23653992A JPH0655544A (ja) 1992-08-11 1992-08-11 成形装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23653992A JPH0655544A (ja) 1992-08-11 1992-08-11 成形装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0655544A true JPH0655544A (ja) 1994-03-01

Family

ID=17002176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23653992A Pending JPH0655544A (ja) 1992-08-11 1992-08-11 成形装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0655544A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7251853B2 (en) 2003-07-29 2007-08-07 Samsung Gwangju Electronics Co., Ltd. Robot cleaner having floor-disinfecting function
EP3760407A1 (de) * 2019-07-02 2021-01-06 Motherson Innovations Company Limited Spritzgusswerkzeug zum herstellen von spritzgussteilen

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7251853B2 (en) 2003-07-29 2007-08-07 Samsung Gwangju Electronics Co., Ltd. Robot cleaner having floor-disinfecting function
EP3760407A1 (de) * 2019-07-02 2021-01-06 Motherson Innovations Company Limited Spritzgusswerkzeug zum herstellen von spritzgussteilen

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0139865B2 (ja)
JPH0655544A (ja) 成形装置
CN214353964U (zh) 用于生产汽车零部件的注塑模架
JPS5944979B2 (ja) 射出成形用金型
JP2671356B2 (ja) 成形装置
KR102027476B1 (ko) 성형품의 변형 방지를 위한 상측 이젝팅 구조를 갖는 다이캐스팅 금형
JPH06262629A (ja) 成形用金型
JPH037310A (ja) 成形品突き出し装置
JP2003205531A (ja) 成形金型
CN219768983U (zh) 一种防撞顶针模具
JPH068287A (ja) 金型装置
JP3304453B2 (ja) 樹脂封止装置の成形品の離型機構
CN217395570U (zh) 一种提升使用强度的模具
CN111601694B (zh) 注射成型用模具
CN219153604U (zh) 一种二次顶出模具
JPH08258092A (ja) 射出成形装置
JPS632201Y2 (ja)
CN216267286U (zh) 模具
JP2538487Y2 (ja) ディスクテーブル成形用金型
CN221336557U (zh) 二次顶出压铸模具
CN217047351U (zh) 用于注塑模具的顶出机构
KR890003073Y1 (ko) 금형의 이젝트 조기 귀환장치
JP3296185B2 (ja) パイロットピン付成形金型
JPH08142131A (ja) 射出成形金型
JPS6224497Y2 (ja)