JPH0655494A - カット装置 - Google Patents

カット装置

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Publication number
JPH0655494A
JPH0655494A JP23301692A JP23301692A JPH0655494A JP H0655494 A JPH0655494 A JP H0655494A JP 23301692 A JP23301692 A JP 23301692A JP 23301692 A JP23301692 A JP 23301692A JP H0655494 A JPH0655494 A JP H0655494A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutter
cutting
along
cut line
cutter holder
Prior art date
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Pending
Application number
JP23301692A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuya Sano
修也 佐野
Kazuhiko Nagao
和彦 長尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Temco Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyotsu Engineering and Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Toyotsu Engineering and Manufacturing Co Ltd filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP23301692A priority Critical patent/JPH0655494A/ja
Publication of JPH0655494A publication Critical patent/JPH0655494A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Control Of Cutting Processes (AREA)
  • Nonmetal Cutting Devices (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】比較的簡単な装置で所望形状に正確にシートを
カットする。 【構成】対象物とカッタホルダ3を所定のカット線に沿
って相対移動させるために倣いモデル1,9を用いる。
また移動軌跡とカット線のずれを小さく押えるために、
カッタをカッタホルダ3に回転可能とするとともに、カ
ット点を回転中心からオフセットする。これによるとカ
ッタには移動軌跡に沿った方向に回転させるモーメント
が作用してカット線と移動軌跡間のずれが小さくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】例えば、自動車のシート用表皮材
素材を所定のカット線に沿ってカットすることにより所
望の形状の表皮材とし、これを用いてシートが形成され
る。あるいは樹脂成形品の縁部を所定のカット線に沿っ
てカットすることにより、成形時に生じたバリやゲート
等の不要部を除去して所望の形状の成形品とする場合が
ある。本発明は、上記に例示した表皮材素材や樹脂成形
品といった対象物を所定のカット線に沿ってカットする
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】表皮用素材を所定のカット線に沿ってカ
ットする装置が特開昭63−165122号公報に開示
されている。この装置ではシリンダのストロークを制御
することによってカッタが所定のカット線に沿って動く
ようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、カッタの
移動軌跡をシリンダ等のアクチュエータで制御する方式
によると、カッタの位置精度の確保が難しく、充分な精
度を確保するためには高価で複雑な制御装置が必要とな
ってしまう。またカッタは切断方向に沿って一定の長さ
を有しているために、カッタの向きによってカット方向
が影響を受ける。このため単にカッタを所定の移動軌跡
に沿って動かすだけでは、実際のカット線が所定のもの
とならない。そこで本発明では、カッタの移動軌跡を単
純な機構で位置精度よく制御できるとともに、カッタの
移動軌跡と実際のカット線とのずれを小さくできるカッ
ト装置を開発することにした。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
対象物を所定のカット線に沿ってカットする装置であ
り、前記所定のカット線に対応する形状を規定する倣い
モデルと、カッタを保持するカッタホルダと、前記倣い
モデルに沿ってカッタホルダと対象物を相対移動させる
移動装置とを有し、前記カッタは前記カッタホルダに対
して回転可能に取付けられているとともに、前記カッタ
が前記カッタの回転中心からオフセットされていること
を特徴とするカット装置を創り出した。
【0005】
【作用】本装置によると、倣いモデルが用いられるため
に、複雑な制御機構を用いなくとも位置精度の良いカッ
タの移動軌跡を確保することができる。またカッタが回
転可能となっており、さらに回転中心からオフセットさ
れているために、カッタに常時カット線に沿った方向に
回転させるモーメントが作用し、移動軌跡と実際のカッ
ト線との間のずれが小さく押さえられる。
【0006】
【実施例】次に本発明を具現化した一実施例について説
明する。図5(a) は本実施例に係わるカット装置でカッ
トする対象物Sの一部を例示するものであり、成形用金
型から取り出された樹脂成形品である。この成形品Sは
所望の形状52の他に、成形時に生じることが避けられ
ないゲート56が一体に形成されている。本装置では本
体部52とゲート56との間を所定のカット線54に沿
ってカットすることによってゲート56を除去するもの
である。
【0007】なおこのカット線54はL,H,W軸から
明らかなように、3次元のカーブとなっている。ただし
後述の図5(b) のように、カット線54aが平面内に存
在しているような対象物も当然にカット可能である。
【0008】図1は、3次元のカット線に沿ってカット
する装置を一部分解した状態で示した図であり、ガイド
用リニアウェイ16,シリンダ12,W及びH方向用倣
いモデル9,L方向用倣いモデル1は図示しないフレー
ムに固定されている。そしてこのフレームには対象物S
の固定装置が取付けられており、対象物Sをフレームに
固定すると、対象物SとW及びH方向用倣いモデル9と
L方向用倣いモデル1が所定の位置関係に位置決めされ
る。
【0009】ガイド用リニアウェイ16にはスライド用
リニアウェイ15を介してスライダ11がスライド可能
となっている。スライダ11にはシリンダ12が取付け
られ、スライダ11はガイド用リニアウェイ16に沿っ
てスライドする。以後このスライド方向をH方向とす
る。スライダ11には垂直上方(これをW方向とする)
にガイドピン用ブッシュ10が固定されており、ここに
ガイドピン7がスライド可能に案内されている。ガイド
ピン7の上端にはフランジ6が固定されており、フラン
ジ6の他端下側にはW及びH方向用倣いモデル9の上縁
に沿って転動するローラ8が取付けられている。またフ
ランジ6の他端上側には、H,W方向のいずれとも直交
する方向(以下L方向という)に向けたガイド用リニア
ウェイ5が取付けられている。
【0010】ガイド用リニアウェイ5にはスライド用リ
ニアウェイ4がL方向にスライド可能に案内されてお
り、このスライド用リニアウェイ4の一端にガイドピン
2が立設固定されている。このガイドピン2はL方向用
倣いモデル1の溝1aに沿って移動可能となっている。
スライド用リニアウェイ4の他端にはカッタホルダ3が
固定されている。
【0011】以上の構成を有することにより、シリンダ
12が進退することによってスライダ11がH方向に移
動し、ブッシュ10,ガイドピン7,フランジ6,リニ
アスライダ5,4を介してカッタホルダ3もH方向に移
動される。このとき、フランジ6はW及びH方向用倣い
モデル9に沿って上下動することからカッタホルダ3も
倣いモデル9に沿って上下動する。また同時にガイドピ
ン2がL方向用倣いモデル1の溝1aに案内されてL方
向に移動することから、スライド用リニアウェイ4を介
してカッタホルダ3もL方向に移動する。すなわちカッ
タホルダ3は、W方向にはW及びH方向用倣いモデル9
に沿って、L方向にはL方向用倣いモデル1に沿って動
きながらシリンダ12によってH方向に移動してゆくこ
とになる。このカッタホルダ3の3次元的移動軌跡が、
図5(a) に示したカット線54に丁度一致するように、
W及びH方向倣いモデル9の上縁とL方向用倣いモデル
1の溝1aの形状が規定されている。
【0012】この実施例では、W及びH方向用倣いモデ
ル9とL方向用倣いモデル1とによって、カット線54
に対応する形状を規定する倣いモデルが構成されてお
り、またシリンダ12の進退をカッタホルダ3に伝える
までの部材によってカッタホルダ3の移動装置が構成さ
れている。なおガイドピン7の下端はブラケット14を
介してシリンダ13に連結されており、シリンダ13は
ガイドピン7を常時下方に付勢している。これによりロ
ーラ8が倣いモデル9の上縁から浮きあがらないように
している。
【0013】図2(a) はカッタホルダ3とカッタ23を
拡大して示すものであり、カッタホルダ3にはL方向に
貫通孔が形成されている。カッタ23は円柱状の基部2
3bと刃先部23aとからなり、基部23bはカッタホ
ルダ3の貫通孔に貫挿されている。なお基部23bと貫
通孔との間には図示省略の軸受けが用いられており、カ
ッタ23は基部23bの中心軸23dのまわりに回転可
能となっている。
【0014】カッタホルダ3の後部には一対のフランジ
25が固定されており、フランジ25とカッタ23間に
は引張ばね24が差し渡されている。ばね24はカッタ
23の直径を挟んだ2個所に取付けられており、外力が
作用しない限りカッタ23の刃先部23aが水平となる
ように付勢している。なおこれは、この実施例ではカッ
タ23がほぼ水平に移動しながら(実際には倣いモデル
9に沿って上下動するものの大略は水平方向に動く)カ
ットしていくために水平に付勢しているのであり、仮に
カッタが大略垂直方向にカットしてゆく場合には垂直と
なるように付勢しておく。
【0015】図3(c) はカッタ23を刃先方向から見た
図であり、この実施例では刃先部23aのカット点23
cが回転中心23dから距離Lだけオフセットされてい
る。すなわち図3(b) のようにカット点23cが回転中
心23d上に位置しているわけでもなく、また図3(a)
のように刃先23aが回転中心23dを跨いでいるわけ
でもない。
【0016】さて、図3(c) のようにオフセットされて
いることによる作用を図4を参照して説明する。今H−
W平面内でカッタ23をカット線54aに沿って移動さ
せる場合を考える。このときA領域からB領域にさしか
かるときのように、カット線54aが上方に向きを変え
ると、カッタ23にはカッタホルダ3から上方に持上げ
る力Fが作用し、逆に刃先部23aには対象物のカット
面から下方に押し下げようとする反力fが作用する。こ
のためカッタ23には反時計方向のモーメントM、すな
わち刃先部23aを領域Bのカット線に沿った方向に回
転させるモーメントMが作用する。このモーメントMは
カッタ23の刃先部23aが領域Bのカット線に沿った
方向となるまで作用する。このためカッタ23は領域A
とBの間ですみやかに領域Bにおけるカット線に沿った
方向に回転する。
【0017】このため図6に例示するように、カッタホ
ルダ3の移動軌跡54に対して実際のカット線54cは
よく近似する。これに対して図示54bはオフセットし
ないカッタによる場合のカット線を示しており、移動軌
跡とカット線がずれてしまう。図3(a) または(b) によ
る場合には、カッタに対象物のカット面からの力が作用
してカット線を直進させようとする。このためカット線
と移動軌跡がずれ易く、またときにはカッタが折れてし
まうことが起こる。同様の現象が領域B→C,C→Dに
ついても生じる。本実施例のようにオフセットしておく
と、移動軌跡とカット線のずれがごく小さく押さえられ
る。
【0018】本実施例ではばね24によってカッタ23
の刃先部23aが常時H方向を向くように付勢されてい
る。このH方向はこの実施例の場合には大略のカット方
向であるために、カット中刃先角度があまり急激に変化
しないように作用する。すなわちスムースなカット線が
得られるように作用する。またカット開始前の刃先角度
を安定させることにもなり、カット開始点の位置精度の
向上が得られる。
【0019】さて以上の実施例は3次元のカット線に沿
ってカットする例を説明した。しかしながら図5(b) に
例示するように、カット線54aが平面内に存在する場
合もある。カット線54aが平面内にある場合には、図
1に示した装置からL方向への倣い移動のための機構を
除去できる。すなわちフランジ6に直接カッタホルダ3
を固定し、リニアウェイ4,5やL方向用倣いモデル1
等を排除することができる。このようにしたときの図が
図2(b) に示されており、このようにするとカッタホル
ダ3はH−W平面内で2次元的に移動することになる。
【0020】さて以上の実施例では、W及びH方向用倣
いモデル9とL方向用倣いモデル1の2つの倣いモデル
を複合させることによって、3次元的移動軌跡を規定す
る倣いモデルが形成されている。ただしこれにかわって
1つの立体モデルを用い、このモデルに3次元的案内カ
ーブを形成しておいてもよい。また他の変形例として、
カッタホルダ3をH−W平面内で移動させ、これに対し
てカッタ23をL方向に進退させてもよい。また当然の
ことであるが、カッタホルダ3の移動手段は他に様々な
機構を用いることができる。さらに他の変形としてはカ
ッタホルダ3を固定しておき、これに対して対象物Sの
側を倣いモデルに沿って移動させてもよい。このように
しても本発明は実施可能である。
【0021】
【発明の効果】本発明によると、対象物とカッタホルダ
が倣いモデルに沿って相対移動されるため、複雑で高価
な制御装置を用いなくとも必要な位置精度を確保でき
る。またカッタホルダに対してカッタが回転可能となっ
ているとともに、カット点が回転中心からオフセットさ
れているために、カッタの刃先部が常時移動軌跡に沿っ
た方向を向くようなモーメントが得られ、移動軌跡とカ
ット線のずれが小さく押さえられる。このようにして、
良質なカット作業が比較的簡単な構造で実施される。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例に係わるカット装置の一部分斜視図
【図2】(a) はカッタ部の詳細図 (b) は刃先部からみたカッタ部の詳細図
【図3】オフセットを示す図
【図4】オフセットによる作用を説明する図
【図5】対象物を示す図
【図6】カット線と移動軌跡の関係を示す図
【符号の説明】
1:L方向用倣いモデル 9:W及びH方向用倣いモデル 23:カッタ 3:カッタホルダ 12:シリンダ L:オフセット量

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物を所定のカット線に沿ってカット
    する装置であり、 前記所定のカット線に対応する形状を規定する倣いモデ
    ルと、 カッタを保持するカッタホルダと、 前記倣いモデルに沿って、前記カッタホルダと前記対象
    物を相対移動させる移動装置とを有し、 前記カッタは前記カッタホルダに対して回転可能に取付
    けられているとともに、 前記カッタが前記カッタの回転中心からオフセットされ
    ていることを特徴とするカット装置。
JP23301692A 1992-08-07 1992-08-07 カット装置 Pending JPH0655494A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23301692A JPH0655494A (ja) 1992-08-07 1992-08-07 カット装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23301692A JPH0655494A (ja) 1992-08-07 1992-08-07 カット装置

Publications (1)

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JPH0655494A true JPH0655494A (ja) 1994-03-01

Family

ID=16948495

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JP23301692A Pending JPH0655494A (ja) 1992-08-07 1992-08-07 カット装置

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JP (1) JPH0655494A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002326192A (ja) * 2001-04-27 2002-11-12 Namx Co Ltd 生地切断方法及び生地切断装置
WO2022107192A1 (ja) * 2020-11-17 2022-05-27 スターテクノ株式会社 ワーク加工装置及びそのワーク加工装置を備えた超音波加工装置
WO2022107201A1 (ja) * 2020-11-17 2022-05-27 スターテクノ株式会社 ワーク加工装置及びそのワーク加工装置を備えた超音波加工装置

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