JPH0655255U - テープ切れ誤検出防止機構付tab用試験装置 - Google Patents
テープ切れ誤検出防止機構付tab用試験装置Info
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- JPH0655255U JPH0655255U JP9398092U JP9398092U JPH0655255U JP H0655255 U JPH0655255 U JP H0655255U JP 9398092 U JP9398092 U JP 9398092U JP 9398092 U JP9398092 U JP 9398092U JP H0655255 U JPH0655255 U JP H0655255U
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- reel shaft
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 装置自体を大きくせずに「テープ切れ誤検
出」の防止を可能とするとともに、キー溝が長期間使用
しても変形・拡大しない信頼性および耐久性に優れたテ
ープ切れ誤検出防止機構付TAB用試験装置を提供する
こと。 【構成】 リールシャフト2のキー3とリールホブ12
のキー溝13とを連結してリール1を回転し、TAB2
5を測定後にリール1に巻き取るTAB用試験装置にお
いて、キー43はリールシャフト42内の弾性部材10
・11によりリールシャフト42の遠心方向に突出し、
キー43が弾性部材10・11により突出してキー溝1
3に挿入されると、遊びがない状態でキー溝13と結合
する。
出」の防止を可能とするとともに、キー溝が長期間使用
しても変形・拡大しない信頼性および耐久性に優れたテ
ープ切れ誤検出防止機構付TAB用試験装置を提供する
こと。 【構成】 リールシャフト2のキー3とリールホブ12
のキー溝13とを連結してリール1を回転し、TAB2
5を測定後にリール1に巻き取るTAB用試験装置にお
いて、キー43はリールシャフト42内の弾性部材10
・11によりリールシャフト42の遠心方向に突出し、
キー43が弾性部材10・11により突出してキー溝1
3に挿入されると、遊びがない状態でキー溝13と結合
する。
Description
【0001】
この考案はTAB用試験装置、より具体的にはTAB用オートハンドラにおい て、リールホブとリールシャフトの遊びによりテープ切れ検出センサが作動する ことを防止したTAB用試験装置に関する。
【0002】
TABとは、例えば実願昭63-155847号明細書にも記載されている通り、テー プ状のフィルムに半導体チップを形成したものである。このようなTABを試験 するTAB試験装置の構成を図9により説明する。図9の21A、21B、22 A、22Bはローラ、1A、1Bはリール、24A、24Bはスプロケット、2 5はTAB、26は測定部である。
【0003】 図9の試験装置は、左右対称になっており、TAB25は右方向にも左方向に も搬送することができる。例えばリール1Aに試験前のTAB25を巻いておき 、リール1Bに測定部26で測定が終わったTAB25を巻き取る。スプロケッ ト24A、24Bは、リール1Aからリール1BまでTAB25を搬送する。
【0004】 次に、図9のローラ21A部分の構成を図10により説明する。TAB25を 搬送し、位置決めをする場合、TAB25の屈曲や波打ちを無くすためにTAB 25にある程度の張力をかける。
【0005】 図10の27Aはローラ案内、28Aはプーリ、29Aはロープ、30Aは重 りである。この構成により、ローラ21Aには絶えず重り30A分の張力が与え られている。
【0006】 このテンション機構を使用したTAB用試験装置の構成を図11により説明す る。図11の31、32はセンサ、33はテープ切れ検出センサ、34はローラ 21Aに取り付けられた検出板である。
【0007】 リール1Aが固定され、24Aスプロケットにより右方向にTAB25が搬送 されると、ローラ21Aも追従し右方向へ移動し、検出板34がセンサ31で検 出される。この時リール1Aは、TAB25を送り方向にTAB25の搬送速度 より早い速度で回転を始める。
【0008】 図12は、図11からローラ21Aが左方向へ移動した状態図である。図11 からリール1Aが回転するとローラ21AはTAB25の送りに関係なく左方向 に移動する。
【0009】 図13は、図12からローラ21Aが更に左方向へ移動した状態図である。図 13の様に検出板34は、センサ32で検出されると、リール1AはTAB25 の送りに関係なく停止する。図13からTAB25を搬送することにより、ロー ラ21Aは図11の状態になるまで、右方向へ移動する。なお、図9〜図13を 用いて説明した上記内容は、本願出願人が先に出願した実願平2-41356号明細書 に 記載されている。
【0010】
図13に示す従来技術において、検出板34がセンサ32により検出されるこ とによりリール1Aは必ず停止するが、TAB25が切れてしまうとローラ21 Aは更に左方向へ移動するため、テープ切れ検出センサ33により検出板34が 検出されて試験装置自体が停止する構造になっている。
【0011】 しかしながら従来技術では、リール1Aが停止したにも関わらず、TAB25 が切れる以外にローラ21Aが左方向へ移動して、テープ切れセンサ33が検出 板34を検出してしまう状態が発生することがある。この状態をこの明細書では 「テープ切れ誤検出」と称し、以下に詳細に説明する。
【0012】 図5は、リール回転ユニットの断面図であり、1はリール、2はリールシャフ ト、3は図6で説明するリール1のセンター位置にあるリールホブ12のキー溝 13に入るキー、4はリールを固定するストッパ、5はリール幅調整用のカラー 、6はプレート、7は回転軸、8はガイドシャフト、9はばねである。
【0013】 プレート6は4本のガイドシャフト8を案内として、ばね9により絶えずリー ル1をストッパ4方向に押している。カラー5は、リール1の幅が変更された場 合の調整用スペーサの役割をしていて、カラー5とプレート6によりリール1を はさみこむ構成となっている。
【0014】 リールシャフト2は、モータ(図示せず)に連結された回転軸7にさらに連結 されている。キー3はリール1のキー溝13の案内となっており、リールシャフ ト2が回転することにより、リール1を回転させる。
【0015】 また、図6の様にリールシャフト2およびキー3は、リールホブ12およびキ ー溝13より多少小さめに作られる。反対にカラー5とプレート6の逃げ穴は、 リールホブ12より大きめに作られる。従って、キー3がキー溝13を押すこと により、リール1に回転を伝導する機構となっている。
【0016】 次に図6から図8を用いて、リールシャフト2とリール1の関係を述べる。ま ず、図6の状態からリールシャフト2が回転しても、図7に示すようにキー3が キー溝13の端面に接触するまではリール1は回転しない。一方、リールシャフ ト2の回転が停止しても、リール1は慣性力にてリールシャフト2の停止直後も 回転しようとするため、図8に示すようにキー溝13の反対側の端面がキー3に より当たるまで停止しない。
【0017】 このように、従来のTAB用試験装置のリール回転機構は、リールシャフト2 のキー3がリールホブ12のキー溝13に連結して、リール1が回転・停止する 。このような従来技術において、この図8に示すリールホブ12を1インチタイ プのものとした場合、回転中心から15mm位の位置でキー3とキー溝13のクリア ランスは約1mm程度発生する。
【0018】 次に、図13に戻り「テープ切れ誤検出」の発生状況を説明する。リール1A の外径が600 mmとすると、図8より計算するとリールシャフト2が停止してから 最外径に巻かれたTAB25は約20mm送り出されてしまい、ローラ21Aはセン サ32よりさらに約10mm左方向へ移動してしまう。
【0019】 センサ32とテープ切れ検出センサ33間が10mm以内であれば、検出板34は テープ切れ検出センサ33にて検出されてしまい「テープ切れ」となり試験装置 は、停止してしまう。
【0020】 従って、センサ32とテープ切れ検出センサ33間を伸ばせばよいことだが、 その分装置自体が大きくなってしまう。また、リールシャフト2がもっと細く、 例えば直径8mmタイプ、角柱径8mmタイプとした場合、リール材質は一般にアル ミニウムまたは合成樹脂製が用いられているため、長期間使用することによりキ ー溝13が変形・拡大することがあった。このような場合は、更にリールシャフ ト2の停止後のリール1AからTAB25の送り出し量が多くなるため、使用状 況に応じて更にセンサ間を伸ばさなければならないという問題があった。
【0021】 この考案はこのような従来技術の欠点を解消し、装置自体を大きくせずに「テ ープ切れ誤検出」の防止を可能とするテープ切れ誤検出防止機構付TAB用試験 装置を提供することを目的とする。
【0022】
この考案は上述の課題を解決するために、リールシャフト2のキー3とリール ホブ12のキー溝13とを連結してリール1を回転し、TAB25を測定後にリ ール1に巻き取るTAB用試験装置において、キー43はリールシャフト42内 の弾性部材10・11によりリールシャフト42の遠心方向に突出し、キー43 が弾性部材10・11により突出してキー溝13に挿入されると、遊びがない状 態でキー溝13と結合する。
【0023】
この考案によれば、弾性部材10・12によりキー43はキー溝13に遊びが ない状態で結合する。リールシャフト42が回転すると、リールシャフト42の 動力がリール1に伝達されて回転するとともに、キー43とキー溝13が遊びが ない状態で結合するためリールシャフト42の停止後リール1が回転すること無 く停止する。
【0024】
次に添付図面を参照してこの考案によるTAB用試験装置の実施例を詳細に説 明する。なお、この実施例においてリール回転ユニット以外の構造は従来技術と 同じであるため、重複する説明はここでは省略する。
【0025】 図1はこの考案によるテープ切れ誤検出防止機構付TAB用試験装置の実施例 を示すリール回転ユニットの断面図である。図1に示すように、この実施例では リールシャフト42に設けられたキー43は、ばね10およびばね11等の弾性 部材により保持されている。このため、図1の矢印100および102に示すよ うに、キー3またはリールシャフト42にはばね10・11の反力により互いに 逆方向の力が作用することになる。
【0026】 図2〜図4は、リールシャフト42、キー43、ばね10・11、リールホブ 12およびキー溝13のこの実施例における関係を図示した説明図である。これ ら図でも分かるように、キー43はキー溝13に挿入されるに従ってその幅が広 くなるような台形状の形状を有し、ばね10・11により挿入されていくと遊び のない状態でキー溝13に結合する。以下、この様子を順に説明する。
【0027】 図2の状態よりばね10・11の反力がキー43に作用し、キー溝13の入口 2点に接触して図3の状態となる。また、同様にばね10・11の反力がリール シャフト42に作用し、リールホブ12の底面に接して図4の状態となり、キー 43とキー溝13のクリアランスが無くなる。そして、リールシャフト42が回 転することにより、キー43とリールシャフト42がリール1をすきま無く回転 させることができる。
【0028】 従ってこの実施例では図6〜図8で説明した従来技術のようにキー3とキー溝 13とに遊びが生じないため、図13の状態で検出板34がセンサ32により検 出されると同時にリール1Aは停止する様になり”テープ切れ誤検出”を防止す ることが可能となる。
【0029】 なお、この実施例ではキー43とキー溝13は図2〜図4に示した形状とした が、この考案は特にこれに限定されるものではなく、キー溝13の形状もキー4 3の形状に合わせて互いの側面が密着する形状であってもよい。また、キー43 を押す弾性部材をこの実施例ではばねとしたが、キー43を押すものであれば特 にこれに限定されるものではなく、圧縮空気などでもよい。
【0030】
この考案によれば、リールシャフトとリールホブの遊びに関係なくリールシャ フトの停止を行うことができるため、テンション機構における「テープ切れ誤検 出」を防止することができる。また、リールホブおよびキー溝には直接負荷をか けないため、リールを長期間に渡って使用しても磨耗、変形がなく耐久性の向上 を図ることが可能となる。
【図1】この考案によるリールシャフトとリールホブの
すきまを吸収する機構を付加したリール回転ユニットの
構成図である。
すきまを吸収する機構を付加したリール回転ユニットの
構成図である。
【図2】この考案によるリールシャフトとリールホブの
すきまを吸収する過程を示した説明図である。
すきまを吸収する過程を示した説明図である。
【図3】この考案によるリールシャフトとリールホブの
すきまを吸収する過程を示した説明図である。
すきまを吸収する過程を示した説明図である。
【図4】この考案によるリールシャフトとリールホブの
すきまを吸収する過程を示した説明図である。
すきまを吸収する過程を示した説明図である。
【図5】従来技術によるリール回転ユニットの構成図で
ある。
ある。
【図6】従来技術によるリールシャフトの回転に対する
リールホブの追従状態を示した説明図である。
リールホブの追従状態を示した説明図である。
【図7】従来技術によるリールシャフトの回転に対する
リールホブの追従状態を示した説明図である。
リールホブの追従状態を示した説明図である。
【図8】従来技術によるリールシャフトの回転に対する
リールホブの追従状態を示した説明図である。
リールホブの追従状態を示した説明図である。
【図9】従来技術によるTAB用試験装置の構成図であ
る。
る。
【図10】図9におけるテンション機構の構成図であ
る。
る。
【図11】図10のテンション機構の動作説明図であ
る。
る。
【図12】図11からローラ21Aが左方向へ移動した
状態図である。
状態図である。
【図13】図12からローラ21Aが更に左方向へ移動
した状態図である。
した状態図である。
1 リール 4 ストッパ 5 カラー 6 プレート 7 回転軸 8 ガイドシャフト 9〜11 ばね 12 リールホブ 13 キー溝 42 リールシャフト 43 キー
Claims (1)
- 【請求項1】 リールシャフト(2) のキー(3) とリール
ホブ(12)のキー溝(13)とを連結してリール(1) を回転
し、TAB(25)を測定後にリール(1) に巻き取るTAB
用試験装置において、 キー(43)はリールシャフト(42)内の弾性部材(10・11) に
よりリールシャフト(42)の遠心方向に突出し、キー(43)
が弾性部材(10・11) により突出してキー溝(13)に挿入さ
れると、遊びがない状態でキー溝(13)と結合することを
特徴とするテープ切れ誤検出防止機構付TAB用試験装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992093980U JP2576562Y2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | テープ切れ誤検出防止機構付tab用試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992093980U JP2576562Y2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | テープ切れ誤検出防止機構付tab用試験装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0655255U true JPH0655255U (ja) | 1994-07-26 |
JP2576562Y2 JP2576562Y2 (ja) | 1998-07-16 |
Family
ID=14097556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992093980U Expired - Lifetime JP2576562Y2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | テープ切れ誤検出防止機構付tab用試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2576562Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP1992093980U patent/JP2576562Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2576562Y2 (ja) | 1998-07-16 |
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