JP2576563Y2 - テープ切れ誤検出防止機構付tab用試験装置 - Google Patents

テープ切れ誤検出防止機構付tab用試験装置

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JP2576563Y2
JP2576563Y2 JP1992093982U JP9398292U JP2576563Y2 JP 2576563 Y2 JP2576563 Y2 JP 2576563Y2 JP 1992093982 U JP1992093982 U JP 1992093982U JP 9398292 U JP9398292 U JP 9398292U JP 2576563 Y2 JP2576563 Y2 JP 2576563Y2
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tab
reel
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roller
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JP1992093982U
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裕之 牧下
行康 高野
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安藤電気株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はTAB用試験装置、よ
り具体的にはたとえばTABがリールにゆるく巻かれた
ことによりテンション機構の検出センサが誤動作してT
AB用試験装置が停止することを防止したTAB用試験
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】TABとは、例えば実願昭63-155847号
明細書にも記載されている通り、テープ状のフィルムに
半導体チップを形成したものである。このようなTAB
を試験するTAB試験装置の構成を図3により説明す
る。図3の21A、21B、22A、22Bはローラ、
1Aと1Bはリール、24Aと24Bはスプロケット、
25はTAB、26は測定部である。
【0003】図3の試験装置は、左右対称になってお
り、TAB25は右方向にも左方向にも搬送することが
できる。例えばリール1Aに試験前のTAB25を巻い
ておき、リール1Bに測定部26で測定が終わったTA
B25を巻き取る。スプロケット24A・24Bは、リ
ール1Aからリール1BまでTAB25を搬送する。
【0004】次に、図3のローラ21A部分の構成を図
4により説明する。TAB25を搬送し、位置決めをす
る場合、TAB25の屈曲や波打ちを無くすためにTA
B25にある程度の張力をかける。
【0005】図4の27Aはローラ案内、28Aはプー
リ、29Aはロープ、30Aは重りである。この構成に
より、ローラ21Aには絶えず重り30A分の張力が与
えられている。
【0006】このテンション機構を使用したTAB用試
験装置の構成を図5により説明する。図5の31A、3
2Aはセンサ、33Aはテープ切れ検出センサ、34A
はローラ21Aに取り付けられた検出板である。
【0007】リール1Aが固定され、24Aのスプロケ
ットにより右方向にTAB25が搬送されると、ローラ
21Aも追従し右方向へ移動し、検出板34Aがセンサ
31Aで検出される。この時リール1Aは、TAB25
を送り方向にTAB25の搬送速度より早い速度で回転
を始める。
【0008】図6は、図5からローラ21Aが左方向へ
移動した状態図である。図5からリール1Aが回転する
とローラ21AはTAB25の送りに関係なく左方向に
移動する。
【0009】図7は、図6からローラ21Aが更に左方
向へ移動した状態図である。図7の様に検出板34A
は、センサ32Aで検出されると、リール1AはTAB
25の送りに関係なく停止する。図7からTAB25を
搬送することにより、ローラ21Aは図5の状態になる
まで、右方向へ移動する。なお、図3〜図7を用いて説
明した上記内容は、この願出願人が先に出願した実願平
2-41356号明細書に記載され ている。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】図7に示す従来技術に
おいて、検出板34Aがセンサ32Aにより検出される
ことによりリール1Aは必ず停止するが、TAB25が
切れてしまうとローラ21Aは更に左方向へ移動するた
め、テープ切れ検出センサ33Aにより検出板34Aが
検出されて試験装置自体が停止する構造になっている。
【0011】 しかしながら従来技術では、リール1A
が停止したにも関わらず、TAB25が切れる以外にロ
ーラ21Aが左方向へ移動して、テープ切れセンサ33
が検出板34Aを検出してしまう状態が発生すること
がある。この状態をこの明細書では「テープ切れ誤検
出」と称し、以下に詳細に説明する。
【0012】図8は、リール回転ユニットの断面図であ
り、1はリール、2はリールシャフト、3はキー溝に入
るキー、4はリールを固定するストッパ、5はリール幅
調整用のカラー、6はプレート、7は回転軸、8はガイ
ドシャフト、9はばねである。
【0013】プレート6は4本のガイドシャフト8を案
内として、ばね9により絶えずリール1をストッパ4方
向に押している。カラー5は、リール1の幅が変更され
た場合の調整用スペーサの役割をしていて、カラー5と
プレート6によりリール1をはさみこむ構成となってい
る。
【0014】 リールシャフト2は、モータ(図示せ
ず)に連結された回転軸7にさらに連結されている。キ
ー3はリール1のキー溝の案内となっており、リールシ
ャフト2が回転することにより、リール1を回転させ
る。
【0015】 次に、図7に戻り、テープ切れ誤検出の
発生状況を説明する。リール1Aが回転し、検出板34
Aがセンサ32Aにて検出されることにより、リール1
Aは停止するため、ローラ21Aも停止しようとする。
この状態でTAB25がリール1Aにゆるく巻かれてい
ると、ローラ21Aを停止させようとする力の反力(ロ
ーラ21Aが左へ移動しようとする力)がTAB25が
現状を維持しようとする力(ゆるく巻かれている状態を
保持しようとする力)より勝ってしまう。このため、T
AB25をリール1Aよりひきずり出してしまい、ロー
21Aは停止せず、さらに左へ移動する。
【0016】ここで、TAB25が20mmひきずり出され
ると、ローラ21Aはセンサ32Aよりさらに約10mm左
方向へ移動してしまう。センサ32Aとテープ切れ検出
センサ33A間が10mm以内であれば、検出板34Aはテ
ープ切れ検出センサ33Aにて検出されてしまい、テー
プ切れとなり試験装置は停止してしまう。
【0017】このような「テープ切れ誤検出」を避ける
ため、たとえばセンサ32Aとテープ切れ検出センサ3
3A間を伸ばすことが考えられるが、その分、装置自体
が大きくなってしまう。また、TAB25がリール1A
にゆるく巻かれる度合が把握できないため、センサ間寸
法を特定できないという欠点も生じる。したがって、セ
ンサ32Aとテープ切れ検出センサ33A間を単に伸ば
すだけでは従来技術の欠点を解決することはできなかっ
た。
【0018】この考案はこのような従来技術の欠点を解
消し、装置自体を大きくせずに「テープ切れ誤検出」の
防止を可能とするテープ切れ誤検出防止機構付TAB用
試験装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この考案は上述の課題を
解決するために、TAB25を測定後にリール1に巻き
取るTAB用試験装置は、TABを搬送するスプロケッ
ト24と、搬送されるTAB25をこの搬送される方向
と概ね反対の方向に所定の張力で引っ張ることによりT
AB25の屈曲、波打ちを解消するローラ21と、ロー
ラ21の移動方向を検出することによりTAB25が形
成されるフィイルム状のテープが切れたことを検出する
センサ33とを有する。そして、このTAB用試験装置
は、センサ33がローラ21を検出した時点でスプロケ
ット24を停止してリール1を逆回転し、これによりロ
ーラ21がセンサ33で検出されなくなった場合には通
常動作に復帰する。
【0020】
【作用】この考案によれば、検出板34Aがテープ切れ
検出センサ33Aにて検出された場合に即座に装置自体
を停止させず、一旦復帰動作をさせ、それでも復帰しな
い場合はテープ切れとしてTAB用試験装置の停止を行
う。また、復帰動作により復帰した場合は、実際にはテ
ープ切れが生じていないので、テープ切れ検出センサ3
3Aの誤検出として通常動作に戻す。
【0021】
【実施例】次に添付図面を参照してこの考案によるTA
B用試験装置の実施例を詳細に説明する。なお、図3〜
図8で説明した構成はこの実施例でも同様であり、重複
する説明はここでは省略する。
【0022】図1はこの考案によるテープ切れ誤検出防
止機構付TAB用試験装置の実施例を示す説明図であ
る。図1において、40はスプロケット24の回転・停
止や、リール1の正回転・逆回転・停止などを行う駆動
系である。また、42はセンサ31・32およびテープ
切れ検出センサ33より検出信号を入力し、これにより
駆動系40を制御する制御系である。
【0023】制御系42はまた、警報回路44に接続さ
れ、TAB25のテープ切れが検出されると、可聴信号
音または警報ランプなどの警報出力制御を行う。なお、
図1において、スプロケット24やセンサ31・32・
33の符号“A”または“B”を省いたのは、左半分と
右半分とどちらでも適用可能であるからである。
【0024】図2は図1に示したこの実施例の動作を示
すフローチャートである。図1、図2および図3を用い
てこの実施例の動作を説明する。なお、このフローチャ
ートは図4から図7のようにTAB25を左から右へ搬
送した場合の図3における左半分のものであり、この動
作例では図1も左半分として説明するが、右半分も同等
の処理を行うことができる。
【0025】まず、通常動作として、リール1Aの停止
状態で駆動系40によりスプロケット24A・24Bを
反時計方向に回転させ、TAB25を右へ搬送する。こ
のときローラ21Aも、ローラ21Aに取り付いている
検出板34Aがセンサ31Aにて検出されるまでは右へ
移動する(S200)。
【0026】次に、検出板34Aがセンサ31Aに検出
されると、その時点でこの検出情報が制御系42に通知
される(S202)。制御系42は、センサ31Aより
検出情報を入力すると、TAB25を送出するため駆動
系40を制御してリール1Aを時計方向に回転させ、T
AB25を送出する。このとき、ローラ21Aは検出板
34Aがセンサ32Aにて検出されるまで左へ移動する
(S204)。
【0027】次に、検出板34Aがセンサ32Aにて検
出されると、この検出情報が制御系42に通知される
(S206)。制御系42は、センサ32Aより検出情
報を入力すると、リール1Aの停止を駆動系40に命じ
る。これにより、リール1Aは停止し、ローラ21Aも
停止しようとする(S208)。
【0028】このとき、テープ切れが起きていない場合
でもローラ21Aが停止せず、センサ32より左方向に
移動することがある。このため、次に、この状態でテー
プ切れ検出センサ33Aが検出板34Aを検出している
かどうかを確認する。そして、テープ切れ検出センサ3
3Aの検出情報が制御系42に通知されていない場合に
は、制御系42は通常動作を続行する(S210)。ま
た、センサ33Aの検出情報が制御系42に通知された
場合は(S210)、制御系42は駆動系40を制御し
て、まずスプロケット4A、4Bを停止させ(S21
2)、その後リール1AをTAB5を巻き込む反時計方
向に逆回転させる(S214)。
【0029】ここで実際にTAB25が切れていると、
TAB25はリール1Aに巻きついてもローラ21Aは
その位置から移動しないため、テープ切れ検出センサ3
3Aは検出板34Aを検出したままの状態となる(S2
16)。制御系42はここで初めて装置を停止させ、警
報回路44に警報出力を命じ警報を発生させる(S21
8)。
【0030】逆に、TAB25がリール1Aにゆるく巻
かれていたために、テープ切れ検出センサ33Aが検出
板34Aを検出していると、TAB25を巻き込むこと
によりローラ21Aは右へ移動し、検出板34Aはテー
プ切れ検出センサ33Aより右方向に移動し、このセン
サ33Aで検出されなくなる。検出板34Aがセンサ3
3Aで検出されなくなった場合には、テープ切れ誤検出
として検出板34Aがセンサ32Aに検出されるまでリ
ール1Aを逆回転させる。そして、制御系42は検出し
た時点で通常動作に復帰させる。
【0031】
【考案の効果】この考案によれば、TABがリールにゆ
るく巻かれたことにより誤ってテープ切れ検出センサを
検出してしまったのか、または実際にテープが切れてし
まったのかを装置自体で認識し、誤検出の場合は自動で
復旧し、装置を無意味に停止することを防止することが
可能となる。また、リール1を回転させるリールシャフ
トとリールホブのガタによるテープ切れ検出センサの誤
検出の防止にも効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案によるTAB用試験装置の実施例を示
す説明図である。
【図2】図1の動作を説明するフローチャートである。
【図3】TAB用試験装置の構成図である。
【図4】図3のローラ21A部分の構成図である。
【図5】図4のテンション機構の構成図である。
【図6】図5からローラ21Aが左方向へ移動した状態
図である。
【図7】図6からローラ21Aが更に左方向へ移動した
状態図である。
【図8】リール回転ユニットの断面図である。
【符号の説明】 1 リール 21 ローラ 22 ローラ 24 スプロケット 25 TAB 31 センサ 32 センサ 33 テープ切れ検出センサ 34 検出板 40 駆動系 42 制御系 44 警報回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/60 321 H01L 21/60 311 H01L 21/66

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 TAB(25)を測定後にリール(1) に巻き
    取るTAB用試験装置において、 TABを搬送するスプロケット(24)と、 搬送されるTAB(25)をこの搬送される方向と概ね反対
    の方向に所定の張力で引っ張ることによりTAB(25)の
    屈曲、波打ちを解消するローラ(21)と、 ローラ(21)の移動方向を検出することによりTAB(25)
    が形成されるフィイルム状のテープが切れたことを検出
    するセンサ(33)とを有し、 センサ(33)がローラ(21)を検出した時点でスプロケット
    (24)を停止してリール(1) を逆回転し、これによりロー
    ラ(21)がセンサ(33)で検出されなくなった場合には通常
    動作に復帰することを特徴とするテープ切れ誤検出防止
    機構付TAB用試験装置。
JP1992093982U 1992-12-28 1992-12-28 テープ切れ誤検出防止機構付tab用試験装置 Expired - Lifetime JP2576563Y2 (ja)

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