JPH065503Y2 - ガラスが装着された扉 - Google Patents

ガラスが装着された扉

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JPH065503Y2
JPH065503Y2 JP18167787U JP18167787U JPH065503Y2 JP H065503 Y2 JPH065503 Y2 JP H065503Y2 JP 18167787 U JP18167787 U JP 18167787U JP 18167787 U JP18167787 U JP 18167787U JP H065503 Y2 JPH065503 Y2 JP H065503Y2
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JP
Japan
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glass
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shaped cross
opening
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JP18167787U
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JPH0186683U (ja
Inventor
喜久雄 信野
Original Assignee
近畿工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はガラスが装着された扉に関し、主として、集
合住宅用建物の玄関用扉として使用される。
(従来の技術) 集合住宅などにおける玄関用扉の多くは、防火性と防犯
性とを考慮して不燃性の金属材料を用いて作られてい
た。しかし、金属材料を用いて玄関用扉を作った場合、
採光性が悪くなって玄関が薄暗くなる欠点があった。
この欠点を解消するため、金属製扉にガラスを取り付け
たものとしては、例えば、実公昭59−7989号公報
に開示されたものが知られている。この公報に開示され
た構成では、表面板の開口部の高段部と低段部との間に
挿入された金属線入りガラス板は、裏面板側に形成され
る開口の中段部にビス止めされる押え縁により、室内側
への脱落を防止されていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、従来のガラス入り扉では、扉の表面板や
裏面板に化粧鋼板が用いられた場合、押え縁の開口側端
面に露出しているビス頭が化粧鋼板製扉の見場を著しく
損なう上に、ガラスを取り外す場合には押え縁を取り付
けているビスを緩めなければならないため、ガラスの取
り外しに手数のかかる不都合があった。
(問題点を解決するための手段) この考案は前記問題点を解決すべくなされたもので、
表面板の任意の位置にガラス嵌め込み用の第1開口部が
設けられ、裏面板の前記第1開口部と対応する位置に
は、その長さ方向の両端部を若干長くした第2開口部が
設けられ、前記第1及び第2開口部の内面の幅方向両
側には、断面S字状の第1受け部材が固着されて、コの
字状を向かい合わせたガラス取り付け溝が前記表面板の
側に形成されており、前記第1及び第2開口部の内面
の長さ方向両側には、断面Z字状の第2受け部材が、前
記表面板と裏面板の端部に整合する向きで前記表面板と
裏面板とに固着され、この第2受け部材には、前記裏
面板の方に向かって前記第2受け部材との間隔が狭くな
るとともに、前記第2受け部材の側に突出する係止突部
を有する断面Z字状の板ばね部材が固着され、この板
ばね部材には、前記係止突部と係合する係合穴を備えた
断面コの字状の押さえ部材が弾性的に保持されており、
前記ガラス取り付け溝に挿入されるガラスは、その周
囲に充填される充填部材により保持されている。
(作用) この考案は上記のように構成したので、板ばね部材に弾
性的に保持される押え部材は、板ばね部材を受け部材の
内面にねじ止めするねじの頭を室内側から見えないよう
にする。また、ガラス開口部の長手方向両端部に装着さ
れる押え部材は、板ばね部材の開口部の方に押圧したり
室内側の方に引き出すと、板ばね部材の開口部をばねの
付勢力に抗して押し拡げるから、押え部材の着脱はきわ
めて容易となり、ガラス開口部へのガラスの取り付け、
取り外しに要する手数を少なくする。
(実施例) 以下この考案の一実施例を図面に示す溶接型の扉につい
て説明する。第1図および第2図において、扉は金属板
を加工した表面板1と裏面板2とにより形成されてい
る。表面板1の任意の位置には、縦方向に一定細幅のガ
ラス嵌め込み用の開口部3が、その開口部3の全周辺部
をごくわずか内側に折り曲げるようにして設けられてい
る。表面板1の開口部3と対応する裏面板2の位置に
は、開口部3と幅は同じであるが、縦方向の寸法が開口
部3の両端部をそれぞれ若干長くしたガラス嵌め込み用
の開口部4が、その開口部4の全周辺部を扉の厚さの1
/2だけ内側に折り曲げて設けられている。
表面板1は、開口部3の幅方向両側の内面に、第2図に
示す如き配置で断面L字状の受け部材5、5が固着され
て、ガラス取り付け溝7の片側を形成している。これに
対し、裏面板2の開口部4の幅方向両側には、裏面板2
の内面と開口部4の折り曲げ部内面とにそれぞれ固着さ
れるとともに、前記各受け部材5に溶接により結合され
る断面コの字状の受け部材6が設けられていて、ガラス
取り付け溝7の幅方向の残り部分を形成している。溶接
されるL字状の受け部材5とコの字状の受け部材6の代
りに溶接後の形と同じであるS字状の受け部材を用いて
もよい。
また、表面板1は、開口部3の縦方向両側の内面に、第
1図に示す如く、縦方向のガラス取り付け溝7、7を形
成する断面L字状の受け部材8、8が固着されている。
これらの受け部材8、8は、裏面板2の開口部4の縦方
向両側の内面と開口部4の折り曲げ部内面の両方に固着
される断面L字状の受け部材9、9の先端部と突き合わ
せる形で溶接されている。この場合も、溶接されるL字
状の受け部材8、9の代りに溶接後の形と同じであるZ
字状の受け部材を用いてもよい。
10は表面板1側の受け部材8、8の表面にねじ止めさ
れる断面Z字状の板ばね部材で、この板ばね部材10
は、第3図の右側に位置する裏面板2の方向に向かって
裏面板2の折り曲げ部との間隙11が狭くなるように形
成されたのち、最先端部は前記間隙11を広くする方向
に折り曲げられており、その折り曲げ部より手前側に受
け部材9の側に突出する係止突部10aが設けられてい
る。
裏面板2の開口部4の縦方向両端部と各板ばね部材10
との間の間隙11、11には、押し込まれたときに板ば
ね部材10の係止突部10aと係合する係合穴12aを
備えた断面コの字状の押え部材12が弾性的に保持され
ている。板ばね部材10と係合しない押え部材12の他
の一辺は、表面板1の開口部3での折り曲げ部と対向す
る位置にくるように寸法が定められている。
表面板1の開口部3の内側に形成されたガラス取り付け
溝7には、開口部3の幅や長さ方向寸法より幅と長さと
がそれぞれ若干大きい金属線入りのガラス13が、その
下端をセッテイングブロック14上に載せた状態で挿入
され、ガラス取り付け溝7の空間部に充填されたパテそ
の他の充填部材15により保持されている。
この実施例のものは上記のように構成されているので、
表面板1と裏面板2とによって形成された扉に金属線入
りのガラス13を装着して採光性を改善する場合にも、
板ばね部材10に弾性的に保持される断面コの字状の押
え部材12により、板ばね部材10やこれを受け部材8
にねじ止めしているねじを室内側から見えないようにし
て見場を良くすることができる。
しかも、押え部材12の装着は、断面コの字状の一辺を
板ばね部材10が形成する間隙11の部分に沿って押圧
するだけでよく、押圧された押え部材12は、板ばね部
材10の間隙11の部分をばねの付勢力に抗して押し拡
げながら進み、係合穴12aの部分に弾性的に係合され
る板ばね部材10の係止突部10aにより、その位置に
保持される。また、上記動作と逆に、押え部材12に室
内側の方へ引っ張る力を作用させると、係止突部10a
が係合穴12aの周辺部によって係合穴12aから押し
出されるから、押え部材12の取り外しはきわめて容易
となる。
押え部材12の着脱がきわめて容易になると、従来のよ
うにねじを用いていた場合に比べてガラス13の取り付
け、取り外しに要する手数を少なくすることができる。
上記実施例では、扉の縦方向に細幅のガラス嵌め込み用
の開口部を設ける場合について説明したが、ガラス嵌め
込み用の開口部は扉の幅方向に設けてもよく、この場
合、押え部材は開口部の長手方向(扉の幅方向)両端部
に弾性的に取り付けられる。なお、この実施例のもの
は、溶接型の扉に限定されるものではなく、接着型の扉
にも適用し得ることは勿論である。
(考案の効果) この考案のガラスが装着された扉によれば、次のような
すぐれた作用効果を奏する。
(1)板ばね部材に弾性的に保持される断面コの字状の押
え部材は、板ばね部材とこの板ばね部材を受け部材に取
り付けているねじとを室内側から見えないようにするか
ら、表面板と裏面板とを備えた金属製の扉にガラスを装
着した場合の扉の見場を著しく良くすることができる。
(2)板ばね部材に弾性的に係合保持される押え部材は、
板ばね部材に対する着脱がきわめて容易であるから、金
属製の扉へのガラスの取り付け、取り外しは、従来のね
じを用いて行なう場合に比べて、少ない手数で素早く行
なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の縦断面図、第2図は同横
断面図、第3図は板ばね部材取り付け部の詳細を示す断
面図、第4図は板ばね部材の平面図、第5図は板ばね部
材と押え部材の弾性係合状態を示す断面図である。 1……表面板、2……裏面板、3……表面板の開口部、
4……裏面板の開口部、5、8、9……断面L字状の受
け部材、6……断面コの字状の受け部材、7……ガラス
取り付け溝、5と6の結合体……断面S字状の受け部
材、8と9の結合体……断面Z字状の受け部材、10…
…断面Z字状の板ばね部材、10a……係止突部、11
……間隙、12……断面コの字状の押え部材、12a…
…係合穴、13……ガラス、15……充填部材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面板の任意の位置にガラス嵌め込み用の
    第1開口部(3)が設けられ、 裏面板の前記第1開口部と対応する位置には、その長さ
    方向の両端部を若干長くした第2開口部(4)が設けら
    れ、 前記第1及び第2開口部の内面の幅方向両側には、断面
    S字状の第1受け部材(5,6)が固着されて、コの字状を
    向かい合わせたガラス取り付け溝(7)が前記表面板の側
    に形成されており、 前記第1及び第2開口部の内面の長さ方向両側には、断
    面Z字状の第2受け部材(8,9)が、前記表面板と裏面板
    の端部に整合する向きで前記表面板と裏面板とに固着さ
    れ、 この第2受け部材には、前記裏面板の方に向かって前記
    第2受け部材との間隔が狭くなるとともに、前記第2受
    け部材の側に突出する係止突部(10a)を有する断面Z字
    状の板ばね部材(10)が固着され、 この板ばね部材には、前記係止突部と係合する係合穴(1
    2a)を備えた断面コの字状の押さえ部材(12)が弾性的に
    保持されており、 前記ガラス取り付け溝(7)に挿入されるガラスは、その
    周囲に充填される充填部材により保持されていることを
    特徴とするガラスが装着された扉。
  2. 【請求項2】断面S字状の前記第1受け部材は、断面L
    字状の受け部材と、断面コの字状の受け部材とが溶接に
    より結合されてなる実用新案登録請求の範囲第1項記載
    のガラスが装着された扉。
  3. 【請求項3】断面Z字状の前記第2受け部材は、2つの
    L字状の受け部材が溶接により結合されてなる実用新案
    登録請求の範囲第1項または第2項記載のガラスが装着
    された扉。
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JPH0186683U JPH0186683U (ja) 1989-06-08
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