JPH063973Y2 - クレセント受け取付部の気密装置 - Google Patents
クレセント受け取付部の気密装置Info
- Publication number
- JPH063973Y2 JPH063973Y2 JP1988010686U JP1068688U JPH063973Y2 JP H063973 Y2 JPH063973 Y2 JP H063973Y2 JP 1988010686 U JP1988010686 U JP 1988010686U JP 1068688 U JP1068688 U JP 1068688U JP H063973 Y2 JPH063973 Y2 JP H063973Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- frame
- crescent
- bead
- crescent receiver
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Wing Frames And Configurations (AREA)
- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、引違い式サッシや片引き式サッシに嵌挿する
障子におけるクレセント受け取付部の気密装置に関す
る。
障子におけるクレセント受け取付部の気密装置に関す
る。
周知の如く障子引違い式サッシにあっては、外障子の召
合框に内障子のクレセントと係止するクレセント受けを
取付け、片引き式サッシにあっては、嵌殺にした外障子
部の召合框に、内障子のクレセントと係止するクレセン
ト受けを取付けている。このクレセント受けを召合框に
取付ける手段として、実開昭60-15884号の如く召合框の
ガラス嵌合溝に設けた内向突縁の内、室内側突縁の一部
に切欠口を設け、この切欠口より召合框内にクレセント
受けの基部を挿入し、基部を召合框にビス止めすること
が知られている。又実開昭52-42198号や実公昭59-22213
号の如く召合框の内向突縁にタイト材を挿入係止してガ
ラスを挾持すると、実公昭56-15986号や実公昭58-36749
号の如く突縁とガラスの間にシーリング剤を充填固化
し、ガラスを保持するものも知られている。
合框に内障子のクレセントと係止するクレセント受けを
取付け、片引き式サッシにあっては、嵌殺にした外障子
部の召合框に、内障子のクレセントと係止するクレセン
ト受けを取付けている。このクレセント受けを召合框に
取付ける手段として、実開昭60-15884号の如く召合框の
ガラス嵌合溝に設けた内向突縁の内、室内側突縁の一部
に切欠口を設け、この切欠口より召合框内にクレセント
受けの基部を挿入し、基部を召合框にビス止めすること
が知られている。又実開昭52-42198号や実公昭59-22213
号の如く召合框の内向突縁にタイト材を挿入係止してガ
ラスを挾持すると、実公昭56-15986号や実公昭58-36749
号の如く突縁とガラスの間にシーリング剤を充填固化
し、ガラスを保持するものも知られている。
従来技術で述べた如く、召合框の室内側突縁にクレセン
ト受けの切欠口を設けても、内向突縁にタイト材を挿入
係止する前者においては、タイト材にて切欠口の一部が
塞がれるため、切欠口の隙間は少ないが、内向突縁とガ
ラスの間にシーリング剤を充填固化する後者において
は、切欠口が塞がれないので外観を損ねるし、断熱防音
も劣る問題点を有している。
ト受けの切欠口を設けても、内向突縁にタイト材を挿入
係止する前者においては、タイト材にて切欠口の一部が
塞がれるため、切欠口の隙間は少ないが、内向突縁とガ
ラスの間にシーリング剤を充填固化する後者において
は、切欠口が塞がれないので外観を損ねるし、断熱防音
も劣る問題点を有している。
本考案は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とする所は、シーリング
剤を用いたガラス保持であっても、クレセント受けの取
付用切欠口を完全に塞げるようにし、外観と断熱防音に
優れた気密装置を提供しようとするものである。
なされたものであり、その目的とする所は、シーリング
剤を用いたガラス保持であっても、クレセント受けの取
付用切欠口を完全に塞げるようにし、外観と断熱防音に
優れた気密装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本考案における気密装置
は、ガラス嵌合溝の先に内向突縁を有する召合框におい
て、召合框の室内側突縁に切欠口を設け、切欠口より召
合框内側壁の内側に沿ってクレセント受けの基板を挿入
し、この基板を内側壁に固定する一方、嵌合溝に嵌挿す
るガラスとクレセント受け基板の間に、少なくとも弾力
性と弾熱性のあるビードを圧入し、ビードの側面にて切
欠口を塞ぎ、ビード圧入部を除く内向突縁とガラスの間
にシーリング剤を充填固化し、外観と断熱防音を向上し
ようとするものである。
は、ガラス嵌合溝の先に内向突縁を有する召合框におい
て、召合框の室内側突縁に切欠口を設け、切欠口より召
合框内側壁の内側に沿ってクレセント受けの基板を挿入
し、この基板を内側壁に固定する一方、嵌合溝に嵌挿す
るガラスとクレセント受け基板の間に、少なくとも弾力
性と弾熱性のあるビードを圧入し、ビードの側面にて切
欠口を塞ぎ、ビード圧入部を除く内向突縁とガラスの間
にシーリング剤を充填固化し、外観と断熱防音を向上し
ようとするものである。
召合框の室内側突縁にクレセント受けの挿入用切欠口を
設けても、召合框内に挿入するクレセント受けの基板と
ガラスの間に、弾力と断熱性のあるビードが圧入され、
そのビード側面によって切欠口が塞がれると共に、ビー
ド圧入部を除く内向突縁とガラスの間にシーリング剤が
充填固化されるので、クレセント受け取付部の気密と断
熱防音が向上する。
設けても、召合框内に挿入するクレセント受けの基板と
ガラスの間に、弾力と断熱性のあるビードが圧入され、
そのビード側面によって切欠口が塞がれると共に、ビー
ド圧入部を除く内向突縁とガラスの間にシーリング剤が
充填固化されるので、クレセント受け取付部の気密と断
熱防音が向上する。
以下、本案気密装置の構造を実施例の図面により説明す
ると、1はサッシの室外側に嵌挿する外障子Aの召合
框、又は嵌殺に設けた外障子部の召合框で、召合框1は
内側壁1aと外側壁1b間の一端に端面壁1cを、中間部に端
面壁1cと平行する横壁1dを設け、横壁1dと端面壁1cの間
に中空部12を、その反対側にガラス嵌合溝2を形成し、
嵌合溝2の先、即ち内外側壁1a,1bの先に内向突縁2a,
2bを設けると共に、内側壁1aの室内側に煙返し11を設
け、軽金属材より押出し成形されるもので、室内側突縁
1aの中間部に切欠口3を穿設する。5は召合框1に取付
けるクレセント受けで、クレセント受け5は召合框1の
切欠口3より内側壁1aの内側に沿って挿入する基板5a
と、嵌合溝2の開口方向に向けて突出する延長板5b、及
び延長板5bの先より折返す鉋片5cから成り、鋼性の金属
板より作られ、基板5aに横長孔15を穿設するもので、召
合框1の切欠口3より内側壁1aに沿って挿入した基板5a
の横長孔15に、内側壁1aに設けた貫通孔4よりビスNを
螺入して固定するか、クレセント受け基板5aに裏金6を
当接し、内側壁1aの貫通孔4より基板横長孔15に挿入す
るビスNを裏金6まで螺入して固定する。7は召合框1
の嵌合溝2に嵌挿するガラスGと、召合框内側壁1aに固
定したクレセント受け基板5aの間に圧入するビードで、
ビード7はガラスGに面接する表面に接着層8を設け、
内側壁1aに接する裏面にクレセント受け5の固定ビス
N、又は裏金6が挿入する凹溝9を設け、ビード側面7a
が突縁2aと面一になるまで切欠口3に挿入し、切欠口3
より広い側面7aの一方に切込み17を入れ、切込み17に沿
ってビード7の一部がガラスGの厚さに応じて切離し可
能となり、接着層8に使用するまで剥離紙18を貼着す
る。Sは召合框嵌合溝2とこれに嵌挿するガラスGの隙
間に詰めるスペーサ、Cは召合框1の内向突縁2a,2bと
ガラスGの間に充填固化するシーリング剤で、シーリン
グ剤Cはビード7の圧入部を除く内向突縁2a,2bとガラ
スGの間に充填固化され、シーリング剤Cとしてシリコ
ンシーラントやポリサリファイト系樹脂が用いられる。
ると、1はサッシの室外側に嵌挿する外障子Aの召合
框、又は嵌殺に設けた外障子部の召合框で、召合框1は
内側壁1aと外側壁1b間の一端に端面壁1cを、中間部に端
面壁1cと平行する横壁1dを設け、横壁1dと端面壁1cの間
に中空部12を、その反対側にガラス嵌合溝2を形成し、
嵌合溝2の先、即ち内外側壁1a,1bの先に内向突縁2a,
2bを設けると共に、内側壁1aの室内側に煙返し11を設
け、軽金属材より押出し成形されるもので、室内側突縁
1aの中間部に切欠口3を穿設する。5は召合框1に取付
けるクレセント受けで、クレセント受け5は召合框1の
切欠口3より内側壁1aの内側に沿って挿入する基板5a
と、嵌合溝2の開口方向に向けて突出する延長板5b、及
び延長板5bの先より折返す鉋片5cから成り、鋼性の金属
板より作られ、基板5aに横長孔15を穿設するもので、召
合框1の切欠口3より内側壁1aに沿って挿入した基板5a
の横長孔15に、内側壁1aに設けた貫通孔4よりビスNを
螺入して固定するか、クレセント受け基板5aに裏金6を
当接し、内側壁1aの貫通孔4より基板横長孔15に挿入す
るビスNを裏金6まで螺入して固定する。7は召合框1
の嵌合溝2に嵌挿するガラスGと、召合框内側壁1aに固
定したクレセント受け基板5aの間に圧入するビードで、
ビード7はガラスGに面接する表面に接着層8を設け、
内側壁1aに接する裏面にクレセント受け5の固定ビス
N、又は裏金6が挿入する凹溝9を設け、ビード側面7a
が突縁2aと面一になるまで切欠口3に挿入し、切欠口3
より広い側面7aの一方に切込み17を入れ、切込み17に沿
ってビード7の一部がガラスGの厚さに応じて切離し可
能となり、接着層8に使用するまで剥離紙18を貼着す
る。Sは召合框嵌合溝2とこれに嵌挿するガラスGの隙
間に詰めるスペーサ、Cは召合框1の内向突縁2a,2bと
ガラスGの間に充填固化するシーリング剤で、シーリン
グ剤Cはビード7の圧入部を除く内向突縁2a,2bとガラ
スGの間に充填固化され、シーリング剤Cとしてシリコ
ンシーラントやポリサリファイト系樹脂が用いられる。
本案の気密装置は上述のとおり構成されているので、次
に記載する効果を奏する。
に記載する効果を奏する。
召合框の室内側突縁にクレセント受けの挿入用切欠口を
設けても、召合框嵌合溝に挿入したガラスと、切欠口よ
り内側壁に沿って挿入したクレセント受け基板の間に、
弾力と断熱性を有したビードが圧入され、そのビード側
面にて切欠口が塞がれるため、クレセント受け取付部の
外観が向上すると共に、内向突縁とガラスの間に充填固
化するシーリング剤によって、クレセント受け取付部の
断熱防音効果も向上する。
設けても、召合框嵌合溝に挿入したガラスと、切欠口よ
り内側壁に沿って挿入したクレセント受け基板の間に、
弾力と断熱性を有したビードが圧入され、そのビード側
面にて切欠口が塞がれるため、クレセント受け取付部の
外観が向上すると共に、内向突縁とガラスの間に充填固
化するシーリング剤によって、クレセント受け取付部の
断熱防音効果も向上する。
第1図は本案気密装置の要部構造を示すクレセント取付
部の横断面図、第2図乃至第5図はクレセント受けと気
密装置の取付工程図、第6図は召合框の斜視図、第7図
はガラス嵌合部の横断面図、第8図は類例クレセント受
けの取付例を示す横断面図、第9図はクレセント受けの
斜視図、第10図はビードの斜視図である。 A…外障子、C…シーリング剤、G…ガラス、S…スペ
ーサ、1…召合框、1a…内側壁、1b…外側壁、2a,2b…
内向突縁、2…嵌合溝、3…切欠口、5…クレセント受
け、5a…基板、5b…延長板、15…横長孔、6…裏金、7
…ビード、8…接着層、18…剥離紙、9…凹溝、7a…側
面、17…切込み、N…ビス
部の横断面図、第2図乃至第5図はクレセント受けと気
密装置の取付工程図、第6図は召合框の斜視図、第7図
はガラス嵌合部の横断面図、第8図は類例クレセント受
けの取付例を示す横断面図、第9図はクレセント受けの
斜視図、第10図はビードの斜視図である。 A…外障子、C…シーリング剤、G…ガラス、S…スペ
ーサ、1…召合框、1a…内側壁、1b…外側壁、2a,2b…
内向突縁、2…嵌合溝、3…切欠口、5…クレセント受
け、5a…基板、5b…延長板、15…横長孔、6…裏金、7
…ビード、8…接着層、18…剥離紙、9…凹溝、7a…側
面、17…切込み、N…ビス
Claims (1)
- 【請求項1】ガラス嵌合溝(2)の先に内向突縁(2a,2B)を
有する召合框(1)において、召合框の室内側突縁(2a)
に切欠口(3)を設け、切欠口より召合框内側壁(1a)の
内側に沿ってクレセント受け(5)の基板(5a)が挿入さ
れ、この基板が内側壁に固定される一方、嵌合溝に嵌挿
するガラス(G)とクレセント受け基板の間に、少なく
とも弾力性と弾熱性のあるビード(7)を圧入し、ビー
ドの側面(7a)にて切欠口を塞ぎ、ビード圧入部を除く内
向突縁とガラスの間にシーリング剤(C)を充填固化す
るクレセント受け取付部の気密装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988010686U JPH063973Y2 (ja) | 1988-01-28 | 1988-01-28 | クレセント受け取付部の気密装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988010686U JPH063973Y2 (ja) | 1988-01-28 | 1988-01-28 | クレセント受け取付部の気密装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01114779U JPH01114779U (ja) | 1989-08-02 |
JPH063973Y2 true JPH063973Y2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=31218566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988010686U Expired - Lifetime JPH063973Y2 (ja) | 1988-01-28 | 1988-01-28 | クレセント受け取付部の気密装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH063973Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007132040A (ja) * | 2005-11-09 | 2007-05-31 | Fujisash Co | 複合窓の排水構造 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4694949B2 (ja) * | 2005-11-09 | 2011-06-08 | 不二サッシ株式会社 | 複合窓 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS445757Y1 (ja) * | 1966-03-15 | 1969-03-01 | ||
JPS5836749U (ja) * | 1981-09-02 | 1983-03-10 | キヤノン株式会社 | 現像装置 |
-
1988
- 1988-01-28 JP JP1988010686U patent/JPH063973Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS445757Y1 (ja) * | 1966-03-15 | 1969-03-01 | ||
JPS5836749U (ja) * | 1981-09-02 | 1983-03-10 | キヤノン株式会社 | 現像装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007132040A (ja) * | 2005-11-09 | 2007-05-31 | Fujisash Co | 複合窓の排水構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01114779U (ja) | 1989-08-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH063973Y2 (ja) | クレセント受け取付部の気密装置 | |
JP3930749B2 (ja) | 見切材および見切材の取付構造 | |
JP2663374B2 (ja) | 複合窓サッシの縦枠連結構造 | |
JPS6319501Y2 (ja) | ||
JP2546281Y2 (ja) | クレセント受け取付部のグレイジング材 | |
JPH065503Y2 (ja) | ガラスが装着された扉 | |
JP3815009B2 (ja) | 二部材の連結装置 | |
JP3177614B2 (ja) | 扉の取付構造 | |
JPS6011260Y2 (ja) | 出窓 | |
JPH0637195Y2 (ja) | 建築用開口部の防火枠構造 | |
JP2663375B2 (ja) | 複合窓サッシの縦枠連結構造 | |
JP3227558B2 (ja) | 持ち出し式サッシにおける縦枠と下枠の連結構造 | |
JPS5853432Y2 (ja) | 窓枠 | |
JPH0616010Y2 (ja) | 障子框 | |
JP2605956Y2 (ja) | ズレ防止付ドアウエザーストリップ | |
JPH0629433Y2 (ja) | 玄関ドア等の外枠の取付具付化粧額縁 | |
JP2698788B2 (ja) | 複合窓サッシの縦枠連結構造 | |
JPS6329599Y2 (ja) | ||
JP3629669B2 (ja) | 戸当枠 | |
JP2732223B2 (ja) | 建築用分割方立 | |
JP2948520B2 (ja) | 乾式目地ガスケット、及びその取付構造 | |
JPS6310066Y2 (ja) | ||
JPH0322411Y2 (ja) | ||
JPS6328943Y2 (ja) | ||
JPH0715992Y2 (ja) | 連窓用障子 |